JP3472962B2 - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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JP3472962B2
JP3472962B2 JP2001076066A JP2001076066A JP3472962B2 JP 3472962 B2 JP3472962 B2 JP 3472962B2 JP 2001076066 A JP2001076066 A JP 2001076066A JP 2001076066 A JP2001076066 A JP 2001076066A JP 3472962 B2 JP3472962 B2 JP 3472962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー、トナー担持
体、トナー供給部材、トナー層厚規制部材よりなる現像
方式に関する。更に詳しくは、トナー担持体、トナー母
粒子、外添剤の帯電列の関係に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691に示されているカールソンプロセスを基
本として、これまでに多数の方法が提案されている。一
般には光導電性物質を用いた感光体上に静電気的潜像を
形成し、次に該潜像に‘トナー’と呼ばれる微粉末を選
択的に付着させ、現像を行い、該潜像を顕像化する。こ
の顕像化したトナーを必要に応じて紙などの転写材に転
写した後、熱及び圧力、または溶剤蒸気などにより定着
し画像形成物を得るものである。
【0003】感光体上の静電気的潜像をトナーにより、
可視像化する現像方法としては乾式現像方式、液体現像
方式に大別でき、さらに乾式現像方式としてはキャリア
を使用する二成分現像方式として磁気ブラシ現像法、カ
スケード現像法などが知られている。また、一成分現像
方式としては、ジャンピング現像法、FEED現像法、
磁気ブラシ現像法などが知られている。また、上記静電
潜像を可視像化するトナーとしては、マイナストナーま
たはプラストナーが使用され、現像方式としては正転現
像、反転現像方式が用いられている。
【0004】特に、トナー担持体上にトナーを規制部材
により薄層形成し、潜像担持体にトナーを搬送し、潜像
を可視像化する現像方法としては、特公昭52−364
14号、特開昭57−114163号、特開昭54−4
3027号、特開昭55−18656号等に種々の方法
が開示されている。
【0005】これら上記現像方法は2成分現像方式のよ
うなキャリア粒子を使用しない為、トナー担持体、層厚
規制部材、供給部材によりトナーに効率的に電荷を付与
しなければならない。この問題を解決するために、これ
までに種々の提案がなされている。例えば、特公昭51
−36070号では摩擦帯電列に関してトナーから隔た
ったドクターブレードを用いる。特公平4−6953で
は非磁性スリーブの材質をトナーの摩擦帯電列よりも遠
くに離れているものを用いる。特開昭60−45272
では現像剤との摩擦帯電列を考慮した帯電部材を担持体
表面と層形成部材に塗布する。特開昭61−23927
2では流動化補助剤として、層厚規制部材の帯電系列
上、摩擦帯電が行わない程度に近接したものを用いる等
の提案がなされている。
【0006】また、トナーの外添剤に関しては、トナー
に流動性を与え、高画質の画像を形成するために、シリ
カを用いる事が広く行われている。しかし、この外添剤
に関しても、種々の改良提案が出されている。例えば、
特公昭54−16219号、特開昭55−159450
号、特開昭61−277964号等に、ジメチルジクロ
ルシラン、ヘキサメチルジシラン、シリコーンオイルで
シリカを疎水化処理したマイナス帯電性トナーが開示さ
れている。また、特開昭55−79454にフッ化カー
ボン基を有する有機酸で表面処理し、摩擦帯電列を変化
させてフィルミングを防止した現像剤が開示されてい
る。また、特公昭63−62740号、特開平4−14
5448号に外添剤の付着状態を規定したトナーが開示
されている。しかし、従来はトナー担持体とトナーの帯
電列の関係、外添剤の表面処理等だけであり、上記方法
だけでは非画像部へのトナー付着、つまり地カブリを減
少させる事が困難であるという問題点がある。更に経時
変化、及び環境変化にも弱く、安定して地カブリのない
高画質な画像を提供する事が困難であるという問題点を
有している。しかし、この様な問題点については、原因
が未だ解明されてはいない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決する為に、鋭意研究を行った結果、カブリと
帯電列の間に大きな相関がある事を見い出したものであ
る。
【0008】そして、その目的とするところは、非画像
部へのトナー付着、つまり地カブリを生じない現像方法
を提供する事である。また、別の目的は長期連続使用に
おいても地カブリ等の画像劣化が生じない、耐久性に優
れた現像方法を提供する事である。更に、別の目的は、
高温高湿、低温低湿環境下においても安定した高画質の
画像を長期に渡って提供する事を目的にする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー担持体
を用いてトナー母粒子に対して0.8〜5wt%の外添
剤を該トナー母粒子表面に含有させたマイナストナーを
潜像担持体に移送し、前記潜像担持体上の静電潜像を可
視像化する形式の現像方法において、前記トナー担持
体、トナー母粒子及び外添剤の帯電列の関係がプラス側
から順にトナー母粒子、トナー担持体、外添剤からなる
事を特徴とする。
【0010】また、別の本発明は、上記本発明とは逆極
性のプラストナーに関し、トナー担持体を用いてトナー
母粒子に対して0.8〜5wt%の外添剤を該トナー母
粒子表面に含有させたプラストナーを潜像担持体に移送
し、前記潜像担持体上の静電潜像を可視像化する形式の
現像方法において、前記トナー担持体、トナー母粒子及
び外添剤の帯電列の関係がマイナス側から順にトナー母
粒子、トナー担持体、外添剤からなる事を特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0012】図面に基づき本発明を説明する。本発明の
マイナストナーとは、潜像担持体上の静電潜像が顕像化
される領域(以下、画像部)において、潜像担持体画像
部とトナー担持体の間の電界の方向が、潜像担持体から
トナー担持体に向くときに、トナー担持体上のトナーが
潜像担持体上の画像部に移動し、静電潜像を顕像化する
トナーである。以下、マイナストナーを用いる場合につ
いて説明する。図1(a)は本発明の第1の帯電列の関
係を示したものである。図1(b)及び(c)はトナー
担持体1、外添剤2、トナー母粒子3の現像装置内での
帯電極性の関係を模式的に示したものである。この図1
(b)に示すように、外添剤2がトナー母粒子3から離
れてトナー担持体1表面に付着した場合、図1(a)の
関係より、トナー母粒子3はトナー担持体1表面の外添
剤2と接触してマイナスに帯電され、電界Nにより、潜
像担持体11上の画像部に移動し、潜像を顕像化するの
に用いられる。逆にトナー担持体1表面の外添剤2はプ
ラスに帯電する。よってトナー母粒子3は地カブリの原
因となるプラスには帯電されず、潜像担持体11上の潜
像を顕像化する正規のトナーとして用いられる。また、
図1(c)に示すように、トナー担持体1に外添剤2が
付着しない場合、図1(a)の関係より、トナー担持体
1と接触する外添剤2及びトナー母粒子3はマイナスに
帯電され、図1(b)と同様に潜像担持体11上の潜像
を顕像化するのに用いられる。以上のようにトナー担持
体1、トナー母粒子3、外添剤2の帯電列の関係を図1
(a)の順になるように部材を構成する事によって、外
添剤2のトナー担持体1表面への付着の如何に係わら
ず、プラスに帯電するトナー母粒子3は発生しない。よ
って、非画像部への不要トナーの付着、つまり地カブリ
を無くす事ができる。
【0013】次に、本発明の第2の帯電列の関係を説明
する。図2(a)は第2の帯電列の関係を示したもので
ある。また、図2(b)はトナー担持体1、外添剤2、
トナー母粒子3の現像装置内での帯電極性の関係を模式
的に示したものである。図2(c)は図2(b)を説明
するための比較例を模式的に示したものである。この場
合、図2(b)に示すように、トナー担持体1に外添剤
2が付着しない場合、図2(a)の関係より、トナー担
持体1と接触する外添剤2及びトナー担持体3はマイナ
スに帯電され、電界Nにより、潜像担持体11上の画像
部に移動し、潜像を顕像化するのに用いられる。よって
プラスに帯電するトナー母粒子3は発生せず、地カブリ
を無くす事ができる。しかし、図2(c)に示すよう
に、外添剤2がトナー担持体1表面に付着すると、この
外添剤2と接触したトナー母粒子3がプラスに帯電さ
れ、非画像部での電界Pにより、潜像担持体11上の非
画像部に移動し、地カブリが生じてしまう。従って、本
発明の第2の帯電列の関係では、外添剤2がトナー担持
体1と付着しない事が好ましい。
【0014】次に、本発明の第3の帯電列の関係につい
て説明する。第3の帯電列の関係は、上記、第1及び第
2の帯電列の関係と比較して、トナー母粒子3の帯電列
がトナー担持体1の帯電列よりもプラス側にある事が異
なる。この関係では上記第1及び第2の帯電列の関係か
ら、プラスに帯電するトナー母粒子3が発生し、好まし
くない事が予想されるが、検討を重ねた結果、第3の帯
電列の関係であっても良好な特性が得られる事が判明し
た。 図3(a)は本発明の第3の帯電列の関係を示し
ている。また、図3(b)はトナー担持体1、外添剤
2、トナー母粒子3の現像装置内での帯電極性の関係を
模式的に示したものである。図3(c)は本発明の比較
例を模式的に示したものである。図3(b)に示すよう
に、トナー担持体1に外添剤2が付着しない場合、図3
(a)の関係より、トナー担持体1と接触する外添剤2
はマイナスに帯電され、電界Nにより、潜像担持体11
上の画像部に移動し、潜像を顕像化するのに用いられ
る。よってプラスに帯電するトナー母粒子3は発生せ
ず、地カブリを無くす事ができる。この様に、トナー母
粒子3の帯電列がトナー担持体1の帯電列よりもプラス
側にある場合、外添剤2の帯電列はトナー担持体1の帯
電列よりもマイナス側にある事が必要である。しかし、
図3(c)に示すように、外添剤2によるトナー母粒子
3表面の被覆率が小さい場合には、トナー母粒子3はト
ナー担持体1と接触しやすくなりプラストナーとなっ
て、非画像部での電界Pにより、潜像担持体上の非画像
部に移動し、地カブリが生じてしまう。以上より、本発
明の第3の帯電列の関係、つまり、トナー担持体1の帯
電列よりも、プラス側にあるトナー母粒子3を用いて
も、前記トナー担持体1よりもマイナス側にある外添剤
3をトナー母粒子3表面に含有させる事により、トナー
母粒子がプラスに帯電する事ができ、地カブリを低下さ
せる事ができる。また、トナー担持体1表面の外添剤2
の被覆率を高める事により、更に、トナー母粒子3がプ
ラスに帯電する事を抑え、地カブリを無くす事ができる
ので好ましい。
【0015】次に、本発明の静電潜像を可視像化するト
ナーがプラストナーの場合について説明する。本発明の
プラストナーとは、潜像担持体上の静電潜像が顕像化さ
れる領域(以下、画像部)において、潜像担持体画像部
とトナー担持体の間の電界の方向が、トナー担持体から
潜像担持体に向くときに、トナー担持体上のトナーが潜
像担持体上の画像部に移動し、静電潜像を顕像化するト
ナーである。本発明の第4の帯電列の関係について説明
する。図4は図1に示す第1の帯電列の関係がプラスト
ナーの場合である。図4(a)は本発明の第4の帯電列
の関係を示したものである。図4(b)及び(c)はト
ナー担持体1、外添剤2、トナー母粒子3の現像装置内
での帯電極性の関係を模式的に示したものである。この
図4(b)に示すようにトナー担持体1表面に外添剤2
が付着した場合、図4(a)の関係より、トナー母粒子
3はトナー担持体1表面の外添剤2と接触してプラスに
帯電され、電界Nにより、潜像担持体11上の画像部に
移動し、潜像を顕像化するのに用いられる。逆にトナー
担持体11表面の外添剤2はプラスに帯電する。よって
トナー母粒子3は地カブリの原因となるマイナスには帯
電されず、潜像担持体11上の潜像を顕像化するのに用
いられる。また、図4(c)に示すように、トナー担持
体1に外添剤2が付着しない場合、図4(a)の関係よ
り、トナー担持体1と接触する外添剤2及びトナー母粒
子3はプラスに帯電され、図4(b)と同様に潜像担持
体11上の潜像を顕像化するのに用いられる。以上のよ
うにトナー担持体1、トナー母粒子3、外添剤2の帯電
列の関係を図4(a)の順になるように部材を構成する
事によって、外添剤2のトナー担持体1表面への付着の
如何に係わらず、マイナスに帯電するトナー母粒子3は
発生しない。よって、非画像部への不要トナーの付着、
つまり地カブリを無くす事ができる。
【0016】次に、本発明の第5の帯電列の関係を説明
する。図5は図2に示す第2の帯電列の関係がプラスト
ナーの場合である。図5(a)は第5の帯電列の関係を
示したものである。また、図5(b)はトナー担持体
1、外添剤2、トナー母粒子3の現像装置内での帯電極
性の関係を模式的に示したものである。図5(c)は図
5(b)を説明するための比較例を模式的に示したもの
である。この場合、図5(b)に示すように、トナー担
持体1に外添剤2が付着しない場合、図5(a)の関係
より、トナー担持体1と接触する外添剤2及びトナー担
持体3はプラスに帯電され、電界Nにより、潜像担持体
11上の画像部に移動し、潜像を顕像化するのに用いら
れる。よって、マイナスに帯電するトナー母粒子3は発
生せず、地カブリを無くす事ができる。しかし、図5
(c)に示すように、外添剤2がトナー担持体1表面に
付着すると、この外添剤2と接触したトナー母粒子3が
マイナスに帯電され、非画像部での電界Pにより、潜像
担持体11上の非画像部に移動し、地カブリが生じてし
まう。従って、本発明の第5の帯電列の関係では、外添
剤2がトナー担持体1と付着しない事が好ましい。
【0017】次に、本発明の第6の帯電列の関係につい
て説明する。図6は図3に示す第3の帯電列の関係がプ
ラストナーの場合である。第6の帯電列の関係は、上
記、第4及び第5の帯電列の関係と比較して、トナー母
粒子3の帯電列がトナー担持体1の帯電列よりもマイナ
ス側にある事が異なる。この関係では上記第4及び第5
の帯電列の関係から、マイナスに帯電するトナー母粒子
3が発生し、好ましくない事が予想されるが、検討を重
ねた結果、第6の帯電列の関係であっても良好な特性が
得られる事が判明した。 図6(a)は本発明の第6の
帯電列の関係を示している。また、図6(b)はトナー
担持体1、外添剤2、トナー母粒子3の現像装置内での
帯電極性の関係を模式的に示したものである。図6
(c)は本発明の比較例を模式的に示したものである。
図6(b)に示すように、トナー担持体1に外添剤2が
付着しない場合、図6(a)の関係より、トナー担持体
1と接触する外添剤2はプラスに帯電され、電界Nによ
り、潜像担持体11上の画像部に移動し、潜像を顕像化
するのに用いられる。よってマイナスに帯電するトナー
母粒子3は発生せず、地カブリを無くす事ができる。こ
の様に、トナー母粒子3の帯電列がトナー担持体1の帯
電列よりもマイナス側にある場合、外添剤2の帯電列は
トナー担持体1の帯電列よりもプラス側にある事が必要
である。しかし、図6(c)に示すように、外添剤2に
よるトナー母粒子3表面の被覆率が小さい場合には、ト
ナー母粒子3はトナー担持体1と接触しやすくなりマイ
ナス帯電トナーとなって、非画像部での電界Pにより、
潜像担持体11上の非画像部に移動し、地カブリが生じ
てしまう。以上より、本発明の第6の帯電列の関係、つ
まり、トナー担持体1の帯電列よりも、マイナス側にあ
るトナー母粒子3を用いても、前記トナー担持体1より
もプラス側にある外添剤3をトナー母粒子3表面に含有
させる事により、トナー母粒子3がマイナスに帯電する
ことを抑える事ができ、地カブリを低下させる事ができ
る。また、トナー担持体1表面の外添剤2の被覆率を高
める事により、更に、トナー母粒子3がマイナスに帯電
することを抑え、地カブリを無くす事ができるので好ま
しい。
【0018】次に、本発明の第1から第6の帯電列の関
係にあるトナー担持体1、トナー母粒子3、外添剤2か
らなる現像方法を用いた一実施例の画像形成装置の断面
概観図を図7に示す。図7において、潜像担持体11
は、導電性の支持部12の上に有機または無機の光導電
性を有する感光層13を形成したものである。この潜像
担持体11に対して、コロナ帯電器や帯電ローラ等の帯
電器14にて感光層13を所定の電位に帯電する。こう
して潜像担持体11を帯電させた後、レーザーやLED
等の光源15から出た光を、複数のレンズ及びポリゴン
スキャナーを用いた走査光学系やファイバーアレーを用
いた等倍結像光学系等の結像光学系16を通して感光層
13に画像に応じて選択的に光照射し、潜像担持体11
上に電位コントラストを得て静電潜像パターンを形成す
る。一方、現像装置17はトナー18を搬送し現像する
ものであって、トナー18を供給する供給部材19はシ
ャフト20の外周に発泡部材21が同心円状に配設した
もので、トナー18を搬送するトナー担持体22は、シ
ャフト23の外周に導電性の弾性体24を同心円状に配
設したもので、供給部材19によりトナー担持体22近
傍に供給されたトナー18をトナー担持体22上に保持
し、非磁性または磁性の金属や樹脂で構成される板状の
規制部材25で適量に薄層規制し、トナー担持体22を
回転させて薄層のトナー18を搬送し現像部に供給する
ものである。トナー担持体22は潜像担持体11に対し
て所定の圧力で押圧されており、潜像担持体11とトナ
ー担持体22とが接触する現像部にトナー18が搬送さ
れると、潜像担持体11の電位コントラスト及び現像バ
イアス印加手段26による現像電界に応じて帯電したト
ナー18が潜像担持体11に転移し静電潜像パターンが
顕像化される。この時、トナー18の帯電極性により、
反転現像または正転現像を行うように現像バイアスを印
加する。尚、シール部材27が現像装置17の開口部に
配設され、シール部材27をトナー担持体22に対して
軽く接触させることにより、現像後のトナーの落下や現
像装置17の内部からのトナーの飛散を防止している。
さらに、潜像担持体11上に現像されたトナー18は、
潜像担持体11に対してバネ等の弾性体に懸架され数g
f/mm程度の軽荷重で圧接された転写ローラーや転写
ベルト等の転写部材28に、電圧を印加して記録材29
上に転写される。記録材29上に転写されたトナーは、
熱や圧力により記録材29に定着され所望の画像が得ら
れる。転写終了後、図には記していないが、潜像担持体
11は回転してクリーニング装置により潜像担持体11
上に付着した転写残りトナーや異物を除去し、除電装置
により潜像担持体11上の不要な電荷を除去した後、再
び帯電されて上記のプロセスを繰り返して画像を連続形
成する。クリーニングで回収されたトナーを再び現像装
置17へ送り込みトナーのリサイクルを行っても良い。
【0019】以下に、上述の図7の画像形成装置を用い
た実験例を示し、本発明を詳細に説明する。
【0020】(実験例1)本発明の第1の帯電列の関
係、具体的には、本発明の図1(a)及び(b)の帯電
列の関係及びトナー担持体表面に外添剤が付着している
場合のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子についての
実験例を示す。トナー担持体として、表1に示す4種類
のものを用いた。
【0021】
【表1】
【0022】また、表2に上記トナー担持体の特性を示
す。
【0023】
【表2】
【0024】トナー担持体は外径20φ、長さ230m
mのものを用いた。また、抵抗はトナー担持体を平板の
電極上に載せ、両端に500g、合計1kgの荷重をか
けた状態で1μAの電流を流したときの電圧より求め
た。また、表面粗さは走査型レーザー顕微鏡(レーザー
テック社製)により求めた。また、供給部材としては平
均セル径300μm、セル密度4個/mm、抵抗107
Ωcnm、のウレタンスポンジローラを用い、層厚規制
部材として厚さ0.2mmのステンレス製金属ブレード
を用いた。
【0025】次に、本実験例1で用いたトナーについて
説明する。トナー組成を以下に示す。 ポリエステル樹脂 88wt% ポリプロピレンワックス 5wt% 負帯電性電荷制御剤 1wt% カーボンブラック 6wt% 上記組成の原料を使用し、スクリュウ押出機で混練し、
粗粉砕する。次にジエット粉砕機で微粉砕し、分級して
体積平均粒径9μmのトナー母粒子Aを作製した。
【0026】次に、ヘンシェルミキサーを用いて粒径
0.016μmの外添剤aを0.8wt%トナー母粒子
の表面に含有させたトナーAaを作製した。ヘンシェル
ミキサーによる混合条件は2000rpm−10sec
で行った。外添剤aは乾式法シリカにジメチルシリコー
ンオイルを表面処理したものを用いた。外添剤の疎水化
率は60%以上であった。またトナー抵抗は5×1017
Ωcmであった。また、上記材料の帯電列を求めた。測
定は試料同士を軽く接触させ、摩擦させて表面電位計に
より極性を調べ帯電列を決定した。この時、外添剤、ト
ナー母粒子は加圧錠剤成型機によりペレットにしたもの
を用い、各試料の帯電列を求めた。帯電列の結果を図8
に示す。図8より外添剤aはトナー母粒子Aよりプラス
側にあり、かつトナー担持体は4種類とも外添剤aより
プラス側にある。また、ステンレス製金属ブレードから
なる規制部材、及びウレタンスポンジからなる供給部材
は外添剤aよりプラス側にある事が解る。この様に、規
制部材、及び供給部材を外添剤及びトナー母粒子よりも
プラス側にする事により、規制部材、供給部材の接触に
より、外添剤、トナー母粒子をマイナスに帯電する事が
できる。従って、規制部材及び供給部材によるプラス帯
電トナーの発生を抑える事ができる。
【0027】次に上記、トナー担持体(A、B、C、
D)、トナー、供給部材、層厚規制部材を用いて、上記
図7に示す画像形成装置により、画像を形成した。この
時の潜像担持体はマイナス帯電用のものを用い、表面電
位がマイナス600Vになるようにした。また、トナー
担持体と潜像担持体の間に印加する現像バイアスはマイ
ナス250Vで行った。画像は全白(印字しない)、黒
ベタ、テストパターンを順に印字させ、画像を評価し
た。特に、全白印字における潜像担持体上の付着トナー
の量を測定し、カブリトナー量とした。測定はテープ
(3M社製、スコッチメンディングテープ810)に感
光体上のカブリトナーを付着させ、電子天秤により、付
着前後の重量を測定し、その差をカブリトナー量とし
た。結果を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】上記のように潜像担持体上のカブリトナー
量は0.01mg/cm2以下であった。更に、全白印字及び
テストパターン印字を行った記録材上を光学顕微鏡によ
り観察したところカブリは殆ど無く、高品質な画像を形
成する事ができた。また、10000枚のランニング印
字を行っても最後まで安定して、初期と同等のカブリの
無い良好な画像を形成する事ができた。また、同様な試
験を35℃〜65%の高温高湿下及び10℃〜15%の
低温低湿下において行ったが、著しい画質劣化はなく、
安定して良好な画像を形成する事ができた。そして、1
0000枚ランニング印字後、トナー担持体表面を目視
観察及び顕微鏡観察したところ、上記4種類のトナー担
持体の表面が、白色の微粉体で覆われている事が観察さ
れた。更に、トナー担持体表面を覆っていた白色の微粉
体をX線マイクロアナライザーにより分析した結果、使
用したシリカである事が判明した。以上、実験例1の結
果より、外添剤がトナー担持体表面に付着していても、
図1に示すように、帯電列の関係がプラスの順からトナ
ー担持体、外添剤、トナー母粒子であるなら、カブリの
無い良好な画像を形成する事ができる。
【0030】(実験例2)次に、図1(c)に示す場合
の実験例を示す。
【0031】トナー担持体として本実験例では表面にお
けるタック性が極めて少ないもの、つまり外添剤が付着
しにくい材質のものを用いた。表4に本実験例で用いた
トナー担持体の材質を示す。
【0032】
【表4】
【0033】また、表5に特性を示す。
【0034】
【表5】
【0035】また、供給部材、層厚規制部材は実験例1
と同様なものを用いた。またトナー母粒子A、外添剤a
も実験例1と同じものを用いた。尚、本実験例で用いた
部材の帯電列を図8に示す。また、画像形成、画像評価
についても、実験例1と同様に行った。その結果、実験
例1と同様に良好な画像を形成する事ができた。潜像担
持体上のカブリトナー量を表6に示す。
【0036】
【表6】
【0037】また、実験例1と同様にランニング試験
後、トナー担持体表面を観察したところ、実験例1とは
異なり白色の外添剤の付着は観察されなかった。この様
に、外添剤aが付着しにくいトナー担持体Eを用いる事
によって、図1(c)に示すように、図1の帯電列の関
係がプラスの順にトナー担持体、外添剤、トナー母粒子
からなる事により、カブリの無い良好な画像を形成する
事ができる。
【0038】(比較例1)次に本発明の第1の帯電列の
関係を説明した実験例1の比較例として図9に示す帯電
列関係にある場合を説明する。外添剤としてアミノシラ
ン処理を行った外添剤bを用い、実験例1と同様にトナ
ー母粒子Aに外添剤bを含有させトナーAbを作製し
た。次に実験例1と同様に画像形成を行い、潜像担持体
上のカブリトナー量を調べた。結果を表7に示す。
【0039】
【表7】
【0040】以上より、トナー担持体の帯電列よりもプ
ラス側にある外添剤を使用すると、カブリトナー量が著
しく増加し、画質も著しく劣悪になることが明かとなっ
た。これは、トナーAbがトナー担持体と接触する事に
よりプラスになる確率が増加する事によるものであると
考えられる。つまり、帯電列の関係がプラス側から順に
外添剤、トナー担持体、トナー母粒子からなるものはカ
ブリが増加し好ましくない。
【0041】(実験例3)次に、本発明の第2の帯電列
の関係、具体的には、本発明の図2(a)及び(b)の
帯電列の関係及びトナー担持体表面に外添剤が付着して
いない場合のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子につ
いての実験例を示す。本実験例ではトナー担持体Eを用
いた。本実験例ではヘキサメチルジシラザンで表面処理
した外添剤cを用い、実験例1と同様に外添剤cをトナ
ー母粒子Aに含有させ、トナーAcとした。本実験例に
使用した部材の帯電列を図10に示す。図10より明ら
かなように、外添剤cよりもプラス側にトナー母粒子A
が位置している事がわかる。次に、実験例1と同様に画
像を形成したところ、実験例1と同様に良好な画像を形
成する事ができた。潜像担持体上のカブリトナー量を表
8に示す。
【0042】
【表8】
【0043】また、実験例1と同様にトナー担持体表面
を観察したところ、実験例2と同様に白色の外添剤の付
着は観察されなかった。以上より、外添剤が付着しにく
いトナー担持体を用いれば、実験例2からも明らかなよ
うに外添剤をトナー母粒子よりもマイナス側にあるもの
を使用する事ができる。つまり、外添剤のトナー担持体
表面への付着がなければ、帯電列の関係は、プラス側か
ら順に、トナー担持体、トナー母粒子、外添剤からなる
事により、良好な画像を形成する事ができる。
【0044】(実験例4)本実験例では、実験例3の使
用した外添剤cの替わりに、ジメチルジクロルシランで
表面処理した外添剤を用いた。帯電列は、外添剤cより
もややプラス側であった。その他は実験例3と同様にし
て、画像形成、画像評価を行った結果、実験例3と同様
な、良好な画像を形成する事ができた。
【0045】(比較例2)次に、本発明の第2の帯電列
の関係を説明した実験例3の比較例として図11に示す
帯電列の関係にある場合を説明する。
【0046】実験例1のトナー担持体A、B、C、Dと
実験例3の外添剤cとトナー母粒子AからなるトナーA
cを用い、実験例3と同様に画像形成を行った。結果を
表9に示す。
【0047】
【表9】
【0048】この様に、実験例3よりも潜像担持体上の
カブリトナー量が多く、良好な画像を形成する事ができ
なかった。また、実験例3と同様にトナー担持体表面を
観察したところ実施例1と同様に白色の外添剤が付着し
ている事が観察され、分析の結果、使用した外添剤であ
る事が判明した。これは、外添剤cがトナー担持体表面
に付着し、トナー母粒子Aをプラス帯電させる事が原因
であると考えられる。つまり、外添剤がトナー担持体表
面に付着する場合、帯電列の関係がプラスの順からトナ
ー担持体、トナー母粒子、外添剤からなる事は、カブリ
が増加し好ましくない。
【0049】(実験例5)次に、本発明の第3の帯電列
の関係、具体的には図3(a)、(b)、(c)の帯電
列の関係及びトナー母粒子表面の外添剤量の影響につい
ての実験例を示す。トナー担持体としては表10に示す
ものを用いた。
【0050】
【表10】
【0051】また、表11に特性を示す。
【0052】
【表11】
【0053】また、トナーは外添剤cとトナー母粒子A
からなるトナーAcを用いた。その他の供給部材、層厚
規制部材は実験例1と同様なものを用いた。本実験例に
使用した部材の帯電列を図12に示す。図より明らかな
ように本実験例ではトナー母粒子Aはトナー担持体Fと
接触するとプラスになり易い。従って、外添剤の含有率
を高める必要がある。本実施例では外添剤量を0.3w
t%、0.5wt%、0.8wt%について行った。結
果を図13に示す。図13から明らかなように外添剤量
が0.3wt%では初期及びランニングにおいても多少
カブリがあり、除々にカブリは増加しているが、概ね良
好な画質を形成する事ができた。また、外添剤量が0.
5wt%では初期は良く、ランニングを行うと僅かにカ
ブリが増えるが、良好な画質を形成する事ができた。更
に、外添剤量0.8wt%では初期、ランニングともカ
ブリはなく、良好な画質を形成する事ができた。また、
実験例1と同様に、トナー担持体表面を観察したとこ
ろ、白色の外添剤の付着は無かった。従って、外添剤量
としては0.5wt%以上が望ましく、より好ましくは
0.8wt%以上がよい。この様に帯電列がトナー担持
体の帯電列よりプラス側にあるトナー母粒子を用いて
も、外添剤の種類(トナー担持体よりマイナスである
事)、外添剤量を最適化する事によりカブリのない良好
な画像を形成する事ができる事がわかった。つまり、帯
電列の関係がプラス側から順にトナー母粒子、トナー担
持体、外添剤からなる事が好ましい。
【0054】次に、プラストナーによる、第4、第5、
第6の帯電列の関係についての実験例を説明する。
【0055】(実験例6)本発明の第4の帯電列の関
係、具体的には、本発明の図4(a)及び(b)の帯電
列の関係及びトナー担持体表面に外添剤が付着している
場合のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子についての
実験例を示す。
【0056】トナー担持体として、表12に示す2種類
のものを用いた。
【0057】
【表12】
【0058】また、表13に上記トナー担持体の特性を
示す。
【0059】
【表13】
【0060】また、供給部材、及び層厚規制部材として
は実験例1と同様なものを用いた。次に、本実験例5で
用いたトナーについて説明する。トナー組成を以下に示
す。 スチレンアクリル樹脂 88wt% ポリプロピレンワックス 5wt% 正帯電性電荷制御剤 1wt% カーボンブラック 6wt% 上記組成の原料を使用し、実験例1と同様に、体積平均
粒径9μmのトナー母粒子Bを作製した。
【0061】次に、外添剤としてアミノシラン処理を行
った外添剤bを用い、実験例1と同様にトナー母粒子B
に外添剤bを含有させトナーBbを作製した。またトナ
ー抵抗は5×1017Ωcmであった。また、実験例1と
同様にして試料の帯電列を求めた。帯電列の結果を図1
4に示す。図14より外添剤bはトナー母粒子Bよりマ
イナス側にあり、かつトナー担持体は2種類とも外添剤
bよりマイナス側にある。また、ステンレス製金属ブレ
ードからなる規制部材、及びウレタンスポンジからなる
供給部材は外添剤bよりマイナス側にある事が解る。こ
の様に、規制部材、及び供給部材を外添剤及びトナー母
粒子よりもマイナス側にする事により、規制部材、供給
部材の接触により、外添剤、トナー母粒子をプラスに帯
電する事ができる。従って、規制部材及び供給部材によ
るマイナス帯電トナーの発生を抑える事ができる。
【0062】次に上記、トナー担持体(G、H)、トナ
ー、供給部材、層厚規制部材を用いて、実験例1と同様
にして、画像を形成した。但し、この時の潜像担持体は
プラス帯電用のものを用い、表面電位がプラス600V
になるようにした。また、トナー担持体と潜像担持体の
間に印加する現像バイアスはプラス250Vで行った。
また、画像評価も実験例1と同様に行った。結果を表1
4に示す。
【0063】
【表14】
【0064】上記のように潜像担持体上のカブリトナー
量は0.01mg/cm2以下であった。更に、白ベタ印字及
びテストパターン印字を行った記録材上を光学顕微鏡に
より観察したところカブリは殆ど無く、高品質な画像を
形成する事ができた。また、30000枚のランニング
印字を行っても最後まで安定して、初期と同等のカブリ
の無い良好な画像を形成する事ができた。また、同様な
試験を35℃〜65%の高温高湿下及び10℃〜15%
の低温低湿下において行ったが、著しい画質劣化はな
く、安定して良好な画像を形成する事ができた。そし
て、10000枚ランニング印字後、トナー担持体表面
を目視観察及び顕微鏡観察したところ、上記2種類のト
ナー担持体の表面が、白色の外添剤で覆われている事が
観察された。更に、トナー担持体表面を覆っていた白色
の微粉体をX線マイクロアナライザーにより分析した結
果、使用したシリカである事が判明した。以上、実験例
6の結果より、外添剤がトナー担持体表面に付着してい
ても、図4に示すように、帯電列の関係がマイナス側の
順からトナー担持体、外添剤、トナー母粒子であるな
ら、カブリの無い良好な画像を形成する事ができる。
【0065】(実験例7)次に、図4(c)に示す場合
の実験例を示す。トナー担持体として実験例5で用いた
トナー担持体F、つまり外添剤が付着しにくい材質のも
のを用いた。また、供給部材、層厚規制部材は実験例6
と同様なものを用いた。またトナー母粒子B、外添剤b
も実験例6と同じものを用いた。また、画像形成、画像
評価についても、実験例6と同様に行った。その結果、
実験例6と同様に良好な画像を形成する事ができた。潜
像担持体上のカブリトナー量を表15に示す。
【0066】
【表15】
【0067】また、実験例6と同様にランニング試験
後、トナー担持体表面を観察したところ、実験例6とは
異なり白色の外添剤の付着は観察されなかった。この様
に、外添剤bが付着しにくいトナー担持体Fを用いる事
によって、図4(c)に示すように、図4の帯電列の関
係がマイナス側の順にトナー担持体、外添剤、トナー母
粒子からなる事により、カブリの無い良好な画像を形成
する事ができる。
【0068】(比較例3)次に本発明の第4の帯電列の
関係を説明した実験例6の比較例として図15に示す帯
電列関係にある場合を説明する。外添剤としてヘキサメ
チルジシランで処理を行った外添剤cを用い、実験例6
と同様にトナー母粒子Bに外添剤cを含有させトナーB
cを作製した。次に実験例6と同様に画像形成を行い、
潜像担持体上のカブリトナー量を調べた。結果を表16
に示す。
【0069】
【表16】
【0070】以上より、トナー担持体の帯電列よりもマ
イナス側にある外添剤を使用すると、カブリトナー量が
著しく増加し、画質も著しく劣悪になることが明かとな
った。これは、トナーBcがトナー担持体と接触する事
によりマイナスになる確率が増加する事によるものであ
ると考えられる。つまり、帯電列の関係がマイナス側か
ら順に外添剤、トナー担持体、トナー母粒子からなるも
のはカブリが増加し好ましくない。
【0071】(実験例8)次に、本発明の第5の帯電列
の関係、具体的には、本発明の図5(a)及び(b)の
帯電列の関係及びトナー担持体表面に外添剤が付着して
いない場合のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子につ
いての実験例を示す。本実験例ではトナー担持体Fを用
いた。また、本実験例では、粒径0.013μmのアル
ミナ微粉体をアミノシランとオクチルシランで表面処理
した外添剤dを用いた。また、実験例6と同様に外添剤
dをトナー母粒子Bに含有させ、トナーBdとした。本
実験例に使用した部材の帯電列を図16に示す。図16
より明らかなように、外添剤dよりもマイナス側にトナ
ー母粒子Bが位置している事がわかる。次に、実験例6
と同様に画像を形成したところ、実験例6と同様に良好
な画像を形成する事ができた。潜像担持体上のカブリト
ナー量を表17に示す。
【0072】
【表17】
【0073】また、実験例6と同様にトナー担持体表面
を観察したところ、実験例7と同様に白色の外添剤の付
着は観察されなかった。以上より、外添剤が付着しにく
いトナー担持体を用いれば、本実験例8からも明らかな
ように外添剤をトナー母粒子よりもプラス側にあるもの
を使用する事ができる。つまり、外添剤のトナー担持体
表面への付着がなければ、帯電列の関係は、マイナス側
から順に、トナー担持体、トナー母粒子、外添剤からな
る事により、良好な画像を形成する事ができる。
【0074】(実験例9)本実験例では、実験例8の外
添剤dの替わりに、平均粒径0.021μmの二酸化チ
タン微粒子にアミノシラン及びオクチルシラン処理を行
った外添剤を用いた。この外添剤の帯電列は外添剤dよ
りもややマイナス側であった。その他は実験例8と同様
に行った結果、実施例8と同様な良好な画像を形成する
事ができた。
【0075】(比較例4)次に、本発明の第5の帯電列
の関係を説明した実験例8の比較例として図17に示す
帯電列の関係にある場合を説明する。
【0076】実験例6のトナー担持体G、Hと実験例8
の外添剤dとトナー母粒子BからなるトナーBdを用
い、実験例8と同様に画像形成を行った。結果を表18
に示す。
【0077】
【表18】
【0078】この様に、実験例8よりも潜像担持体上の
カブリトナー量が多く、良好な画像を形成する事ができ
なかった。また、実験例8と同様にトナー担持体表面を
観察したところ実施例6と同様に白色の微粉末が付着し
ている事が観察され、分析の結果、使用した外添剤であ
る事が判明した。これは、外添剤dがトナー担持体表面
に付着し、トナー母粒子Bをマイナス帯電させる事が原
因であると考えられる。つまり、外添剤がトナー担持体
表面に付着する場合、帯電列の関係がマイナスの順から
トナー担持体、トナー母粒子、外添剤からなる事は、カ
ブリが増加し好ましくない。
【0079】(実験例10)次に、本発明の第6の帯電
列の関係、具体的には図6(a)、(b)、(c)の帯
電列の関係及びトナー母粒子表面の外添剤量の影響につ
いての実験例を示す。
【0080】トナー担持体としてはEを用いた。また、
トナーは外添剤dとトナー母粒子BからなるトナーBd
を用いた。その他の供給部材、層厚規制部材は実験例6
と同様なものを用いた。本実験例に使用した部材の帯電
列を図18に示す。図より明らかなように本実験例では
トナー母粒子Bはトナー担持体Eと接触するとマイナス
になり易い。従って、外添剤の含有率を高める必要があ
る。本実験例では実験例5と同様に外添剤量を0.3w
t%、0.5wt%、0.8wt%について行った。そ
の結果、実験例5と同様な結果となった。従って、外添
剤量としては0.5wt%以上が望ましく、より好まし
くは0.8wt%以上がよい。この様に帯電列がトナー
担持体の帯電列よりマイナス側にあるトナー母粒子を用
いても、外添剤の種類(トナー担持体よりプラスである
事)、外添剤量を最適化する事によりカブリのない良好
な画像を形成する事ができる事がわかった。つまり、帯
電列の関係がマイナス側から順にトナー母粒子、トナー
担持体、外添剤からなる事により、良好な画像を形成す
る事ができる。
【0081】以上、反転現像の場合について説明した
が、正規現像の場合にも本発明を適用する事ができる。
【0082】また、外添剤、トナー母粒子、トナー担持
体の関係について説明を行ったが、トナー母粒子とトナ
ーの帯電列はほぼ同じ位置にあり、前述した実験例のト
ナー母粒子をトナーに置き換えても、同様な効果があっ
た。
【0083】尚、本発明に用いるトナー支持体22とし
ては、磁性、非磁性、導電性、絶縁性、金属、ゴム、樹
脂等、トナー支持体として形成できるものならば全て用
いる事ができる。例えば、材質的にはアルミニウム、ニ
ッケル、ステンレス等の金属、天然ゴム、シリコンゴ
ム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ネオプレンゴム、NBR等のゴム、スチロール樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン
樹脂、メタクリル樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂を用いる
事ができる。また、形態としては非弾性体、弾性体、単
層、多層、フィルム、ローラ等全てのものを用いる事が
できる。
【0084】また、本発明に用いる供給部材19及び層
厚規制部材25としては、トナー担持体22と同様に全
ての材質、形態のものを用いる事ができる。
【0085】更に、本発明に用いるトナー18としては
一般の混練粉砕法、スプレードライ法、重合法によって
作製された粒径5〜20μmのものを使用することがで
きる。
【0086】トナー組成としては特に限定されるもので
はなく、一般的なものを使用することができる。例え
ば、結着用樹脂としては、ポリスチレン及び共重合体、
例えば、水素添加スチレン樹脂、スチレン・イソブチレ
ン共重合体、ABS樹脂、ASA樹脂、AS樹脂,AA
S樹脂、ACS樹脂、AES樹脂、スチレン・Pクロロ
スチレン共重合体、スチレン・プロピレン共重合体、ス
チレン・ブタジエン架橋ポリマー、スチレン・ブタジエ
ン・塩素化パラフィン共重合体、スチレン・アリル・ア
ルコール共重合体、スチレン・ブタジエンゴムエマルジ
ョン、スチレン・マレイン酸エステル共重合体、スチレ
ン・イソブチレン共重合体、スチレン・無水マレイン酸
共重合体、アクリレート系樹脂あるいはメタアクリレー
ト系樹脂及びその共重合体、スチレン・アクリル系樹脂
及びその共重合体、例えば、スチレン・アクリル共重合
体、スチレン・ジエチルアミノ・エチルメタアクリレー
ト共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン・メチルメタアクリレート共重合
体、スチレン・nーブチルメタアクリレート共重合体、
スチレン・ジエチルアミノ・エチルメタアクリレート共
重合体、スチレン・メチルメタアクリレート・n−ブチ
ルアクリレート共重合体、スチレン・メチルメタアクリ
レート・ブチルアリレート・N−(エトキシメチル)ア
クリルアミド共重合体、スチレン・グリシジルメタアク
リレート共重合体、スチレン・ブタジエン・ジメチル・
アミノエチルメタアクリレート共重合体、スチレン・ア
クリル酸エステル・マレイン酸エステル共重合体、スチ
レン・メタアクリル酸メチル・アクリル酸2ーエチルヘ
キシル共重合体、スチレン・n−ブチルアリレート・エ
チルグリコールメタアクリレート共重合体、スチレン・
n−ブチルメタアクリレート・アクリル酸共重合体、ス
チレン・n−ブチルメタアクリレート・無水マレイン酸
共重合体、スチレン・ブチルアクリレート・イソブチル
マレイン酸ハーフエステル・ジビニルベンゼン共重合
体、ポリエステル及びその共重合体、ポリエチレン及び
その共重合体、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリプ
ロピレン及びその共重合体、フッソ樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリビニールアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂などを一種類あるいは、二種
類以上ブレンドしたものを使用する事ができる。
【0087】着色剤としてはカーボンブラック、スピリ
ットブラック、ニグロシンなどの黒色染・顔料を使用す
る。カラー用としては、フタロシアニン、ローダミンB
レーキ、ソーラピュアイエロー8G、キナクリドン、ポ
リタングストリン酸、インダスレンブルー、スルホンア
ミド誘導体などの染料を使用することができる。更に、
分散剤として、金属石鹸、ポリエチレングリコールな
ど、帯電制御剤として、電子受容性の有機錯体、塩素化
ポリエステル、ニトロフニン酸、第4級アンモニウム
塩、ピリジニル塩などを添加することができる。磁性剤
としては結着樹脂1に分散したときに化学的に安定であ
り、粒径5μm以下の微粒子が好ましい。例としては、
Fe、Co、Ni、Cr、Mnの金属粉、Fe34、F
23、Cr 23、フェライトなどの金属酸化物、マン
ガンと銅を含む合金など熱処理によって強磁性を示す合
金などを用いる事ができ、予めカップリング剤等の予備
処理を施しても構わない。また、離型剤としてポリプロ
ピレンワックス、ポリエチレンワックス等を添加する事
もできる。更に、その他の添加剤として、ステアリン酸
亜鉛、酸化亜鉛、酸化セリウム等を用いる事ができる。
また、外添剤としては種種のものを使用する事ができ
る。例えばシリカ、アルミナ、酸化チタンなどの金属酸
化物、及びこれらの複合酸化物等の無機微粒子や、アク
リル微粒子等の有機物微粒子を用いる事ができる。ま
た、これらの表面処理剤として、シラン系カップリング
剤、チタネート系カップリング剤、フッ素含有シランカ
ップリング剤、シリコーンオイル等を用いる事ができ
る。上記処理剤で処理された外添剤の疎水化率は従来の
メタノール法によるもので60%以上のものが好まし
い。これ以下であると、高温高湿下において、水分の吸
着により摩擦帯電電荷の低下が生じ好ましくない。ま
た、外添剤の粒径としては0.001〜1μmである事
が好ましい。外添剤添加量としてはトナー母粒子に対し
て0.1〜5wt%である事が好ましい。また、本発明
に用いるトナーの体積抵抗は1017Ωcm以上が好まし
い。但し、抵抗の測定方法はトナーを厚さ0.5mmの
ペレットに圧粉成形し、上下に電極を載せ、1Kg/c
2の荷重を印加した状態で電圧250Vを印加したと
きの電流値を求め、体積抵抗値に換算した。測定は窒素
雰囲気に置換した乾燥デシケータ内で行った。
【0088】更に尚、上述の実施例においては、地カブ
リが発生しやすい一成分圧接現像方式について説明を行
ったが、本発明はこれらに限定されるものではなく、別
の現像方法、例えば非磁性非接触現像方式、磁性接触現
像方式磁性非接触現像方式、等に応用しても同様に地カ
ブリを低減することができる。
【0089】また、上述の実施例では外添剤が1種類の
ものについて説明を行ったが、外添剤は2種類以上のも
のを混合したものについても本発明を適用する事ができ
る。つまり、トナー担持体への付着性により、外添剤の
混合物の帯電列を適用する場合、あるいは混合物中のそ
れぞれの外添剤の帯電列を適用する場合があり、これら
を考慮して外添剤を選択することにより地カブリを低減
することができる。
【0090】以上、実施例を述べたが、本発明は以上の
実施例に限定されるものではない。広く電子写真プロセ
スを用いた画像形成装置に応用することができ、特にプ
リンターや複写機やファクシミリやディスプレーに応用
すれば有効である。
【0091】
【発明の効果】以上本発明によれば、マイナストナーを
用いる現像方法の構成部材であるトナー担持体、トナー
母粒子、外添剤の帯電列関係がプラス側から順に (1) トナー担持体、外添剤、トナー母粒子からなる事。 (2) トナー担持体、トナー母粒子、外添剤からなり、か
つ、外添剤とトナー担持体の付着性がない事。 (3) トナー母粒子、トナー担持体、外添剤からなり、か
つ外添剤の被覆率が高く、かつ外添剤とトナー担持体の
付着性がない事。 また、プラストナーを用いる現像方法の場合、トナー担
持体、外添剤、トナー母粒子の帯電列関係がマイナス側
から順に (1) トナー担持体、外添剤、トナー母粒子からなる事。 (2) トナー担持体、トナー母粒子、外添剤からなり、か
つ、外添剤とトナー担持体の付着性がない事。 (3) トナー母粒子、トナー担持体、外添剤からなり、か
つ外添剤の被覆率が高く、かつ外添剤とトナー担持体の
付着性がない事。 以上より、逆極性トナーの発生を抑える事ができ、カブ
リによる画質劣化がなく、高品質な画像を形成できると
いう効果を有する。また、経時変化、環境変化に対して
も安定してカブリのない高品質な画像を形成できるとい
う効果を有する。また、本発明を用いる事により、材料
選択巾が広がり、種種の材料を用いて、比較的容易にカ
ブリのない良好な画像を形成する事ができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明のマイナストナーによる現像
方法に用いる第1のトナー担持体、外添剤、トナー母粒
子の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持
体表面に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は
外添剤がトナー担持体表面に付着した場合の帯電極性を
示す図。
【図2】 (a)は本発明のマイナストナーによる現像
方法に用いる第2のトナー担持体、外添剤、トナー母粒
子の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持
体表面に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は
(b)の比較として、外添剤がトナー担持体表面に付着
した場合の帯電極性を示す図。
【図3】 (a)は本発明のマイナストナーによる現像
方法に用いる第3のトナー担持体、外添剤、トナー母粒
子の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持
体上に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は
(b)の比較として、外添剤の被覆率が低い場合の帯電
極性を示す図。
【図4】 (a)は本発明のプラストナーによる現像方
法に用いる第4のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子
の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持体
表面に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は外
添剤がトナー担持体表面に付着した場合の帯電極性を示
す図。
【図5】 (a)は本発明のプラストナーによる現像方
法に用いる第5のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子
の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持体
表面に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は
(b)の比較として、外添剤がトナー担持体表面に付着
した場合の帯電極性を示す図。
【図6】 (a)は本発明のプラストナーによる現像方
法に用いる第6のトナー担持体、外添剤、トナー母粒子
の帯電列関係を示す図、(b)は外添剤がトナー担持体
上に付着しない場合の帯電極性を示す図、(c)は
(b)の比較として、外添剤の被覆率が低い場合の帯電
極性を示す図。
【図7】 本発明の実施例で用いた現像方法からなる一
画像形成装置の断面概観図。
【図8】 本発明の実験例1、2に用いた部材の帯電列
関係を示す図。
【図9】 本発明の比較例1に用いた部材の帯電列関係
を示す図。。
【図10】 本発明の実験例3に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図11】 本発明の比較例2に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図12】 本発明の実験例5に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図13】 本発明の実験例5の印字枚数とカブリ量の
関係を示す図。
【図14】 本発明の実験例6に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図15】 本発明の比較例3に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図16】 本発明の実験例8に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図17】 本発明の比較例4に用いた部材の帯電列関
係を示す図。
【図18】 本発明の実験例10に用いた部材の帯電列
関係を示す図。
【符号の説明】
1 トナー担持体 2 外添剤 3 トナー母粒子 11 潜像担持体 12 導電性の支持部 13 感光層 14 帯電器 15 光源 16 結像光学系 17 現像装置 18 トナー 19 供給部材 20 シャフト 21 発泡部材 22 トナー担持体 23 シャフト 24 弾性体 25 規制部材 26 現像バイアス印加手段 27 シール部材 28 転写器 29 記録紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 9/08 374 G03G 15/08 507L (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 501 G03G 15/08 504 G03G 15/08 507 G03G 9/08 371 G03G 9/08 374

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー担持体を用いてトナー母粒子に対
    して0.8〜5wt%の外添剤を該トナー母粒子表面に
    含有させたマイナストナーを潜像担持体に移送し、前記
    潜像担持体上の静電潜像を可視像化する形式の現像方法
    において、前記トナー担持体、トナー母粒子及び外添剤
    の帯電列の関係がプラス側から順にトナー母粒子、トナ
    ー担持体、外添剤からなる事を特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 外添剤がヘキサメチルジシラザンで処理
    された微粉体である事を特徴とする請求項1記載の現像
    方法。
  3. 【請求項3】 トナー担持体表面がフッ素化合物からな
    る事を特徴とする請求項1記載の現像方法。
  4. 【請求項4】 供給部材の帯電列が前記トナー母粒子の
    帯電列よりもプラス側である事を特徴とする請求項1記
    載の現像方法。
  5. 【請求項5】 層厚規制部材の帯電列が前記トナー母粒
    子の帯電列よりもプラス側である事を特徴とする請求項
    1記載の現像方法。
  6. 【請求項6】 トナー担持体を用いてトナー母粒子に対
    して0.8〜5wt%の外添剤を該トナー母粒子表面に
    含有させたプラストナーを潜像担持体に移送し、前記潜
    像担持体上の静電潜像を可視像化する形式の現像方法に
    おいて、前記トナー担持体、トナー母粒子及び外添剤の
    帯電列の関係がマイナス側から順にトナー母粒子、トナ
    ー担持体、外添剤からなる事を特徴とする現像方法。
  7. 【請求項7】 外添剤が酸化アルミニウム微粉体である
    事を特徴とする請求項6記載の現像方法。
  8. 【請求項8】 外添剤がアミノシラン及びオクチルシラ
    ンで処理された微粉体である事を特徴とする請求項6記
    載の現像方法。
  9. 【請求項9】 トナー担持体表面がナイロンからなる事
    を特徴とする請求項6記載の現像方法。
  10. 【請求項10】 供給部材の帯電列が前記トナー母粒子
    の帯電列よりもマイナス側である事を特徴とする請求項
    6記載の現像方法。
  11. 【請求項11】 層厚規制部材の帯電列が前記トナー母
    粒子の帯電列よりもマイナス側である事を特徴とする請
    求項6記載の現像方法。
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