JP3472743B2 - 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン - Google Patents

接着剤カートリッジと接着剤押出ガン

Info

Publication number
JP3472743B2
JP3472743B2 JP2000121375A JP2000121375A JP3472743B2 JP 3472743 B2 JP3472743 B2 JP 3472743B2 JP 2000121375 A JP2000121375 A JP 2000121375A JP 2000121375 A JP2000121375 A JP 2000121375A JP 3472743 B2 JP3472743 B2 JP 3472743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
cartridge
latch
piston
trigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000121375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001300352A (ja
Inventor
忠樹 山▲崎▼
Original Assignee
忠樹 山▲崎▼
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 忠樹 山▲崎▼ filed Critical 忠樹 山▲崎▼
Priority to JP2000121375A priority Critical patent/JP3472743B2/ja
Publication of JP2001300352A publication Critical patent/JP2001300352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3472743B2 publication Critical patent/JP3472743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/00583Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes the container for the material to be dispensed being deformable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/01Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/015Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with pneumatically or hydraulically actuated piston or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築分野
で使用される木工用接着剤の取扱いについて、必要時に
必要量だけ適宜使用可能で、再充填により繰り返し使用
可能な接着剤カートリッジと、圧縮してノズルから接着
剤を押出可能にした接着剤カートリッジを用いた接着剤
押出ガンとに関する。 【0002】 【従来の技術】接着剤は、現在多様な分野で様々な利用
がなされており、建築分野も例外ではない。この建築分
野では、基本的には使い捨てのノズル一体型容器に充填
された接着剤を用いる。使用時にあたっては、ノズル先
端を切り開いてから、容器を手絞りで押圧し、ノズルか
ら接着剤を搾り出す。建築分野では大量に接着剤が用い
られるので、供給態様=使用態様とすることで、コスト
の低減と利用に際する手間を省略したのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】確かに、従来のノズル
一体型容器に充填した接着剤の使用態様は簡便ではある
が、接着剤の残量が減ってくると容器は絞りにくくな
り、残量が1/3以下になると途端に使い勝手が悪くな
っていた。また、残量が少なくなると、不使用時に置い
た容器の姿勢によって接着剤が偏ってしまい、いざ使用
する時には接着剤がなかなかノズルから出てこない、と
いった事態も起きてしまっていた。更に、天井面等、上
方に向けて接着剤を搾り出そうとしても、残量が少なけ
れば難しく、作業効率を低下させていた。そこで、こう
した従来容器にまつわる欠点を克服する新しい容器を用
いた接着剤の供給を考え、この新しい容器を用いて、残
量にかかわりなく、どのような方向にも必要量の接着剤
を押し出せる接着剤押出具を提供すべく、検討した。 【0004】 【課題を解決するための手段】検討の結果、まず新しい
容器として開発したものが、ノズルと、このノズルを着
脱自在に取り付ける蛇腹状容器とからなり、この蛇腹状
容器を圧縮することでノズルから前記圧縮量に応じた接
着剤を押出可能にした接着剤カートリッジである。蛇腹
状容器は、従来の容器に比べて絞りやすく、また搾り出
し方向も特定でき、機械化に適している。蛇腹を押しつ
ぶすことで圧縮できれば蛇腹状容器の素材は問わない
が、接着剤に対する耐薬品性を備えた樹脂材料が適して
いる。また、蛇腹状容器に対してノズルを着脱自在とし
たので、空になった蛇腹状容器からノズルを取り外して
適宜接着剤を補充し、接着剤カートリッジとして再生利
用できる。これにより、容器にかかるコストを低減でき
るし、従来廃棄していた容器によるゴミ問題も解消でき
る。 【0005】本発明では、上記接着剤カートリッジを利
用して、圧縮してノズルから接着剤を押出可能にした接
着剤カートリッジと、この接着剤カートリッジを装着す
るカートリッジケースと、このカートリッジケースに設
けたグリップと、突出方向に付勢して前記グリップに設
けた引き金と、この引き金を引くと作動する接着剤カー
トリッジの圧縮手段とからなる接着剤押出ガンを開発し
た。既述したように、本発明の接着剤カートリッジは搾
り出し方向が特定できるので、前記方向の圧縮手段を備
えた接着剤押出ガンの利用が容易である。 【0006】接着剤押出ガンの圧縮手段は、(1)カート
リッジケース内を平行に移動するピストンと、引き金に
設けたラッチ突起と、ピストンから接着剤の押出方向に
延ばして折り返したラッチベルトとから構成し、ラッチ
突起は引き金の引き方向にのみラッチベルトと係合可能
で、引いた引き金のラッチ突起に係合してラッチベルト
が引かれると、このラッチベルトの引き量に応じて前方
へ移動するピストンが接着剤カートリッジを圧縮して接
着剤を押し出す手動式と、(2)カートリッジケース内を
平行に移動するピストンと、このピストンの裏側に加圧
媒体を送り込む媒体供給手段と、引き金に設けた前記媒
体供給手段の作動スイッチとから構成し、ピストンはカ
ートリッジケース内面にシール性をもって摺接し、引い
た引き金が作動スイッチを押して媒体供給手段を作動さ
せると、この媒体供給手段の作動時間に応じてピストン
の裏側へ加圧媒体が供給され、この加圧媒体が発揮する
圧力によって前方へ移動するピストンが接着剤カートリ
ッジを圧縮して接着剤を押し出す動力式とを示すことが
できる。本発明において、カートリッジケースをシリン
ダとみなし、このカートリッジケース内を往復する構成
要素として「ピストン」の語を用いる。 【0007】上記各圧縮手段は、いずれもカートリッジ
ケース内に納めた接着剤カートリッジを、接着剤の押出
方向(接着剤カートリッジのノズルのある方向)へ平行移
動させるピストンにより圧縮する。手動式圧縮手段(上
記(1))と動力式圧縮手段(上記(2))との違いは、このピ
ストンの移動手段にある。いずれにあっても、カートリ
ッジケースは、(a)ピストンにより圧縮できるように接
着剤カートリッジを保持する働きと、(b)外部からの衝
撃等から接着剤カートリッジを保護する働きとを有す
る。カートリッジケース内へ接着剤カートリッジを収納
しやすくするため、接着剤カートリッジ前面を支持する
対向面を、カートリッジケースと着脱自在にしておくと
よい。この対向面はノズル相当範囲だけ開口してき、残
る面とピストンとにより、接着剤カートリッジを挟んで
圧縮することになる。 【0008】手動式圧縮手段(上記(1))は、引き金によ
り一方向(引き方向)へラッチベルトを引き、ピストンが
接着剤カートリッジを圧縮(通常、ノズルと反対面=カ
ートリッジ底を押して圧縮)し、接着剤を押し出す。ピ
ストンは、ラッチベルトに引っ張られるという機械的な
操作により移動するので、カートリッジケース内面に対
する気密性は必要ない。一般に、ピストンの移動方向
と、引き金を引く方向とは逆向きになる。このため、本
発明では、ピストンから接着剤の押出方向に延ばしたラ
ッチベルトを、一度折り返して引き金のラッチ突起に係
合する。引っ張ったラッチベルトは、接着剤押出ガンの
外へ端部を突出させてもよいが、グリップ内に適宜引き
込むと邪魔にならない。引き金は、指を放せば初期位置
へ自動的に復帰するように、バネ等で付勢しておくとよ
い。これにより、繰返して引き金を引き、連続的にラッ
チベルトを引くことができるので、連続的に接着剤を押
し出すことができる。 【0009】動力式圧縮手段(上記(2))は、引き金によ
り媒体供給手段を作動させて、カートリッジケース内面
とピストンピストン裏側とで囲まれる空間へ加圧媒体を
送り込むことで、ピストンが接着剤カートリッジを圧縮
(通常、ノズルと反対面=カートリッジ底を押して圧縮)
し、接着剤を押し出す。ピストンは、加圧媒体の圧力に
より移動するので、カートリッジケース内面に対して圧
力が逃げないように一定のシール性を有するが、ピスト
ンに圧力が加わればいいので、厳密なシール性は必要な
い。加圧媒体は、水又は空気が適しているが、水は重
く、シール性を完全にしないと漏れ出して問題となるの
で、空気が好ましい。媒体供給手段は、直接的に加圧媒
体を送り込むポンプであってもよいが、現実的にカート
リッジケースに取り付けることを考えれば、外部に配し
たポンプからの供給ホースに介在させる開閉弁をグリッ
プ内に設け、この開閉弁を引き金で作動又は非作動にす
る構成がよい。引き金は、指を放せば初期位置へ自動的
に復帰するように、バネ等で付勢しておくとよい。手動
式圧縮手段と異なり、動力式圧縮手段では、引き金を引
いている間は接着剤を押し出すことができ、指を放せば
接着剤の押出が止まるようになっている。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明に基づく
接着剤カートリッジ1の一例を表した側面図、図2は手
動式圧縮手段を用いた接着剤押出ガン2の断面図、図3
は同接着剤押出ガン2の端面(ピストン3に対する前対
向面4)を取り外して接着剤カートリッジ1をカートリ
ッジケース5内へ収納する段階を表した図2相当断面
図、図4は同接着剤押出ガン2の端面(ピストン3に対
する前対向面4)を取りつけた段階を表した図2相当断
面図、図5は引き金6を引いて接着剤を押し出している
段階を表した図2相当断面図で、図6は動力式圧縮手段
を用いた接着剤押出ガン7の図2相当断面図である。 【0011】本例の接着剤カートリッジ1は、図1に見
られるように、蛇腹状容器8に雄ネジを刻設した補給口
9を設け、この補給口9に雌ネジを刻設したコーンノズ
ル10を着脱自在にした構造である。コーンノズル10は、
一番最初に接着剤カートリッジ1を集荷する際に、蛇腹
状容器8から接着剤がこぼれでないように、先端を閉塞
しており、使用時に先端を切除するようにしている。ま
た、別途先端を開放したコーンノズル10を、使用時にあ
たって交換して蛇腹状容器8に取り付けてもよい。本例
の接着剤カートリッジ1は、蛇腹状容器8及びコーンノ
ズル10共に柔軟性のある合成樹脂から構成している。 【0012】本例は手動式圧縮手段を用いた接着剤押出
ガン2の例であり、図2に見られるように、図1に示し
た接着剤カートリッジ1を収納するカートリッジケース
5に持ち手であるグリップ11を取り付けた外観を有し、
グリップ11の根元に引き金6を設けている。カートリッ
ジケース5は、メンテナンス及び接着剤カートリッジ1
の収納取出口を兼ねて、ケース本体12に対する前後対向
面4,13をそれぞれ着脱自在にしている。ケース本体12
及び前後対向面4,13は金属製、グリップ11は樹脂製又
は金属製である。各対向面4,13は、ケース本体12端面
に設けた雄ネジと螺合する雌ネジを刻設し、周面には緩
衝材29を捲回している。前対向面4は、接着剤カートリ
ッジ1のコーンノズル10を突出する開口部14を有してい
る。引き金6は樹脂製で、グリップ11内に弾支した板バ
ネ15により、通常突出方向に付勢している。 【0013】手動式圧縮手段は、カートリッジケース5
のケース本体12内を平行に移動するピストン3と、引き
金6に設けたラッチ突起16と、ピストン3から接着剤の
押出方向に延ばして折り返したラッチベルト17とから構
成している。ピストン3は、カートリッジ底のほぼ全面
を押圧する平面部18と、ケース本体12に設けた接着剤押
出方向のレール溝19に摺接する摺動部20とからなり、一
体成形による樹脂製である。摺動部20は、横向きの断面
H形で、レール溝19の対向する縁を挟むようにしてピス
トン3の平行移動を実現している。 【0014】本例の手動式圧縮手段では、上記構成に加
えて、折り返したラッチベルト17を添わせるローラ案内
部21をケース本体12に設け、グリップ11の根元には補助
プレート22を抜き差し自在に設けている。この補助プレ
ート22は、グリップ内へ引き込むラッチベルト17の移動
範囲を制限し、引き金6のラッチ突起16とラッチベルト
17との係合や、グリップ11内へ引き込んだラッチベルト
17を係止しておく保持突起部23とラッチベルト17との係
合を、それぞれ十分にする。接着剤カートリッジ1を取
出して交換する場合等、ピストン3を後対向面13に向け
て後退させる際には、補助プレート22を引き抜いてラッ
チベルト17の移動を自由にする。 【0015】ラッチベルト17及びラッチ突起16は、側面
から見て一方に傾斜面、他方に垂直面(係合面)を形成し
た非対称な山形からなり、引き金6を引く方向にしか係
合できないようにしている。つまり、引き金6を引けば
ラッチ突起16に係合してラッチベルト17はグリップ11内
へ引き込まれるが、板バネ15により押されて引き金6が
初期位置に復帰する際には、ラッチベルト17はラッチ突
起16に係合することなく、引き込まれた状態を維持す
る。ラッチベルト17の引き量は、ピストン3が前方へ移
動する量に等しく、引き金6が引かれる度にピストン3
が前方へ移動してカートリッジ底を押して接着剤カート
リッジ1を圧縮し、接着剤を押し出すことになる。 【0016】使用手順は次の通りである。まず、図3に
見られるように、前対向面4を取り外し、ピストン3に
カートリッジ底を当接させるように、ケース本体12内へ
接着剤カートリッジ1を挿入する。ピストン3が前方に
位置していいれば、接着剤カートリッジ1の挿入によっ
てラッチベルト17はグリップ11から引出されるので、接
着剤カートリッジ1の挿入段階では補助プレート22を外
しておき、ラッチベルト17の自由度を確保しておく。図
3から明らかなように、補助プレート22がないために、
グリップ11の根元には大きな隙間が形成され、ラッチベ
ルト17が引き金6のラッチ突起16に係合することなく、
ピストン3の後退に合わせてグリップ11内から引出すこ
とができる。 【0017】接着剤カートリッジ1のケース本体12内へ
の挿入が終われば、図4に見られるように、前対向面4
をケース本体12に螺合して取り付け、合わせて補助プレ
ート22をグリップ11の根元に差し込んで、ラッチベルト
17の移動範囲を制限する。コーンノズル10の先端は、使
用前に切除する。この状態から引き金6を引くと、引き
金6のラッチ突起16がラッチベルト17に係合してグリッ
プ11内へ引き込み、このラッチベルト17の引き量に応じ
てピストン3が前進し、接着剤カートリッジ1の蛇腹状
容器8を前対向面4とピストン3とで挟んで圧縮し、コ
ーンノズル10先端から接着剤が押し出される。 【0018】引き金6は突出方向に付勢されており、指
による引きがなくなれば、初期位置へ復帰する。このと
き、ラッチ突起16とラッチベルト17とは係合することが
なく、またラッチベルト17は保持突起部23に係合してい
るので、ラッチベルト17が引出されることはなく、ピス
トン3は前進位置を維持する。これにより、接着剤の残
量に合わせて蛇腹状容器8が容積を減らし、その減った
容積を維持できる。このため、接着剤押出ガン2を上下
左右の何れの方向に向けても、引き金6を引くだけで、
必ず接着剤を押し出すことができる。そして、再び引き
金6を引けばラッチベルト17は引き込まれ、ピストン3
はラッチベルト17の引き量に応じて再び前進する。この
ように、引き金6を引くことを繰返せば、徐々に蛇腹状
容器8を圧縮して、無駄なく接着剤を押し出すことがで
きる。 【0019】接着剤を使い切ったり、作業者の要望によ
り、適宜前対向面4を外し、補助プレート22をグリップ
11の根元から引き抜いて、接着剤カートリッジ1を取り
外し、別の接着剤を封入した接着剤カートリッジ1に交
換したり、残量の減った接着剤カートリッジ1に接着剤
を補給できる。新しい接着剤カートリッジ1や補給した
接着剤カートリッジ1は、上述の図2〜図5の手順を経
て、使用可能となる。このように、本発明では、接着剤
カートリッジ1に補給して再利用可能であるため、極め
て運用コストを低減できる。 【0020】引き金の引きに応じたピストンの前進とピ
ストンが前進位置とを維持できれば、圧縮手段は動力式
でも構わない。そこで、図6に見られるように、ケース
本体12内面にシール性を有するピストン24の裏側へ圧縮
空気を供給し、この圧縮空気の圧力によってピストン24
を前進させてもよい。ピストン24のシール性は、周縁に
取り付けたゴムパッキン25による。本例は、接着剤押出
ガン2とは別途設けた圧縮空気供給装置(図示略)から供
給パイプ26を通じて送られてくる圧縮空気を、引き金6
により開閉弁27を操作して、ピストン24の裏側へ供給又
は停止する。引き金6は、開閉弁27に弾支したバネ30に
より、初期状態に向けて付勢している。手動式圧縮手段
と違い、圧縮空気によるピストン24の前進は強力なの
で、接着剤押出ガン2を上方(例えば天井)に向けて接着
剤を押し出すのも容易になる利点がある。ピストン24
は、後対向面13に設けた空気孔28を開いて圧縮空気を放
出することで、後退させることができる。 【0021】 【発明の効果】本発明は、第1に、再利用可能な接着剤
カートリッジを提供する。この接着剤カートリッジは、
ノズルを取り外して接着剤を補給することによって、繰
り返し使用可能になっている。また、基本的には、次に
示す接着剤押出ガンに用いることを前提としているが、
従来同様、作業者が自ら絞るようにして蛇腹状容器を圧
縮し、使用することもできる。このように、本発明の接
着剤カートリッジは、従来における作業性と互換性を維
持しながら、再利用可能な接着剤の供給形態を実現する
のである。 【0022】第2に、上記接着剤カートリッジを利用す
れば、接着剤カートリッジ内の接着剤の残量にかかわり
なく、どのような方向にも必要量の接着剤を押し出せる
接着剤押出ガンを容易に提供できるようになる。カート
リッジケースに設けたグリップは、接着剤押出ガンの取
扱い性を改善する。また、接着剤の残量に合わせて接着
剤カートリッジの容積が減少し、その状態を維持しなが
ら次の接着剤の押出ができるため、従来は難しかった上
方への接着剤の押出も可能となる。このように、本発明
は接着剤の供給形態と使用形態を改善し、接着剤を使用
する作業性を改善するのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に基づく接着剤カートリッジの一例を表
した側面図である。 【図2】手動式圧縮手段を用いた接着剤押出ガンの断面
図である。 【図3】同接着剤押出ガンの前対向面を取り外して接着
剤カートリッジをカートリッジケース内へ収納する段階
の図2相当断面図である。 【図4】同接着剤押出ガンの前対向面を取りつけた段階
の図2相当断面図である。 【図5】引き金を引いて接着剤を押し出している段階の
図2相当断面図である。 【図6】動力式圧縮手段を用いた接着剤押出ガンの図2
相当断面図である。 【符号の説明】 1 接着剤カートリッジ 2 手動式圧縮手段を用いた接着剤押出ガン 3 ピストン 5 カートリッジケース 6 引き金 7 動力式圧縮手段を用いた接着剤押出ガン 8 蛇腹状容器 9 補給口 10 コーンノズル 11 グリップ 16 ラッチ突起 17 ラッチベルト 24 シール性を有するピストン 27 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/00 - 1/36 B05C 5/00 - 5/04 B65D 83/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧縮してノズルから接着剤を押出可能に
    した接着剤カートリッジをカートリッジケースに装着
    し、該カートリッジケースに設けたグリップから突出方
    向に付勢して設けた引き金を引くと作動する圧縮手段に
    より前記接着剤カートリッジを圧縮してノズルから前記
    圧縮量に応じた接着剤を押し出す接着剤押出ガンにおい
    て、圧縮手段は、カートリッジケース内を平行に移動す
    るピストンと、引き金に設けたラッチ突起と、ピストン
    から接着剤の押出方向に延ばして折り返してグリップ内
    へ引き込むラッチベルトと、カートリッジケースに設
    け、折り返したラッチベルトを添わせるローラ案内部
    と、グリップの根元へ抜き差し自在に設け、ラッチベル
    トの移動範囲を制限する補助プレートとからなり、ラッ
    チ突起は引き金の引き方向にのみラッチベルトと係合可
    能で、引いた引き金のラッチ突起に係合してラッチベル
    トが引かれてグリップ内へ引き込まれると、該ラッチベ
    ルトの引き量に応じて前方へ移動するピストンが接着剤
    カートリッジを圧縮して接着剤を押し出すことを特徴と
    する接着剤押出ガン
JP2000121375A 2000-04-21 2000-04-21 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン Expired - Fee Related JP3472743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121375A JP3472743B2 (ja) 2000-04-21 2000-04-21 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121375A JP3472743B2 (ja) 2000-04-21 2000-04-21 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001300352A JP2001300352A (ja) 2001-10-30
JP3472743B2 true JP3472743B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18632034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000121375A Expired - Fee Related JP3472743B2 (ja) 2000-04-21 2000-04-21 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3472743B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175382A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nippon Building Giken Kk 二液型塗布剤塗布装置
JP6634558B1 (ja) * 2019-03-26 2020-01-22 株式会社ホリ・コン カートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法
KR102223082B1 (ko) * 2019-10-02 2021-03-03 장상훈 접힘식 실리콘 용기 및 이를 이용한 실리콘 자동 투입기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001300352A (ja) 2001-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10343183B2 (en) Glue gun
EP2083892A2 (en) Piston, and handheld dispenser including a piston
JP3472743B2 (ja) 接着剤カートリッジと接着剤押出ガン
JP3990737B2 (ja) フィルムパック用押出し機構
WO1997032156A1 (en) Hand grease gun with lever-operated piston pump and tubular grease supply reservoir
US5368206A (en) Dispensing apparatus for pasty substances
US20230404329A1 (en) Pressure System Solution Dispenser
US7631790B2 (en) Fluid dispensing accessory
JP3650624B2 (ja) コーキングガン及びアフターフロー防止カートリッジ
JP4647132B2 (ja) フィルムパック用押出し機構
US11780668B1 (en) Pressure system solution dispenser
KR100655623B1 (ko) 공기압축식치약짜개
HU212081B (en) Process for blending and injecting of adhesive consisting of two components in heel of frameworks mechanically stabilized with angular or t-union
JP3973015B2 (ja) 容器
JP2863017B2 (ja) 押出ガン用カートリッジ容器とノズルとの接合構造
JPS6018107A (ja) 液状化粧品容器
US12060215B2 (en) Sausage package dispensing nozzle system, device and method
JP2018127781A (ja) 流動性補修材注入器
US20240351772A1 (en) Piercing nozzle system, device and method
JP2022521403A (ja) 2成分組織接着剤用塗布具
JP2003211296A (ja) 容器の減容圧縮装置
ITRM990035U1 (it) Cartuccia per ingrassatore manuale con pompa di grasso azionata a leva.
JP2023546056A (ja) 適用装置及び適用装置の製造方法
JP3300626B2 (ja) 2液反応硬化型材料の塗布装置用ノズル部
JPS5834184Y2 (ja) コ−キングガン

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees