JP3470905B2 - 多列コルゲートフィン成形装置 - Google Patents
多列コルゲートフィン成形装置Info
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Description
ルゲートフィンを製造するコルゲートフィン成形装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ラジエータ等の熱交換器に使用さ
れるコルゲートフィンは、例えば特開平3−24322
2号公報に開示されるようなコルゲートフィン成形装置
で製造されているが、昨今では、コルゲートフィンを一
度に2枚宛製造することのできる所謂多列コルゲートフ
ィン成形装置が知られている。 【0003】図4はこの種の多列コルゲートフィン成形
装置の側面図、図5はその平面図を示し、従来の多列コ
ルゲートフィン成形装置は、アルミニウム製のフィン材
1を巻き付けたロールからフィン材1を引き出し、これ
を上切断リング3aと下切断リング3bからなるスリッ
トロール3で2枚に切断した後、上下一対の歯車状コル
ゲートカッター5に供給してここで2枚のフィン材1を
夫々2列の波型凹凸状のコルゲートフィン7,8に成形
し、その後、歯車状送出しロール9で各コルゲートフィ
ン7,8を圧縮してフィンピッチを出し、そして、コル
ゲートフィン切断装置でコルゲートフィン7,8を夫々
所定の寸法に切断して、同一形状のコルゲートフィンを
一度に2枚宛製造するようになっている。 【0004】又、スリットロール3の上流側には、従来
と同様のテンション装置11が配置されており、当該テ
ンション装置11でフィン材1をその移動と直交する方
向へ押圧することによりフィン材1の摩擦抵抗を高め
て、コルゲートフィン7,8の成形高さを調整するよう
になっている。尚、図5中、13はフィン通路の両側に
配置されたガイドである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】然し、従来、送出しロ
ール9に送り込まれるコルゲートフィン7,8は、フィ
ン通路上を上下に激しく振動し乍ら移動している。そし
て、コルゲートフィン7,8の搬送速度が毎分60メー
トルを越えると、その振動で2列のコルゲートフィン
7,8の内側端部7a,8aが互いに重なり合って送出
しロール9に送り込まれてしまい、送出しロール9によ
る正確なピッチ決めができなくなる虞があった。 【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、送出しロールに送り込まれるコルゲートフィンの重
なりを防止して、コルゲートフィンを正確にピッチ決め
することのできる多列コルゲートフィン成形装置を提供
することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明は、ロールから引き出された1枚のフィン材
を2枚に切断するスリットロールと、当該スリットロー
ルの下流側に配置され、切断された2枚のフィン材を夫
々波型凹凸状のコルゲートフィンに成形する上下一対の
歯車状コルゲートカッターと、当該歯車状コルゲートカ
ッターの下流側に配置され、成形された2列のコルゲー
トフィンを夫々圧縮してフィンピッチを出す上下一対の
歯車状送出しロールとを備えた多列コルゲートフィン成
形装置に於て、上記送出しロールの上流側と下流側のコ
ルゲートフィンの通路の中央に、コルゲートフィンの進
行方向に沿って2列のコルゲートフィンを左右に分離さ
せる仕切部材を架設すると共に、送出しロールの外周
に、当該仕切部材を介在させる溝を設けたことを特徴と
する。 【0008】 【作用】本発明によれば、従来と同様、フィン材はスリ
ットロールで2枚に切断された後、コルゲートカッター
で波型凹凸状の2列のコルゲートフィンに成形されて送
出しロールでピッチ決めがなされる。 【0009】そして、送出しロールに送り込まれるコル
ゲートフィンは、通路上を上下に激しく振動し乍ら走行
しているが、仕切部材がコルゲートフィンを送出しロー
ルの直前で左右に分離させて、送出しロールに送り込ま
れるコルゲートフィンの内側端部の重なり合いを防止す
る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。尚、発明部分を除く構成については図4以
下の従来例と同様の構成とされているため、ここではそ
れらについての説明は省略し、専ら発明部分について説
明する。そして、上記従来例と同一のものは同一符号を
以って表示する。 【0011】図1及び図2に於て、15,17は送出し
ロール19を挟んでその上流側と下流側に配置されたコ
ルゲートフィン7,8の通路で、当該通路15,17上
を、コルゲートカッター5で成形された2列のコルゲー
トフィン7,8が矢印方向へ搬送されるようになってい
る。 【0012】又、図中、21はコルゲートカッター5側
の端部が鋭角に成形された断面略矩形状の仕切部材21
で、当該仕切部材21は、通路15上を上下に振動し乍
ら移動するコルゲートフィン7,8を送出しロール19
の直前で左右に分離させて、送出しロール19に送り込
まれるコルゲートフィン7,8の内側端部7a,8aの
重なり合いを防止するものである。 【0013】図1及び図2に示すように仕切部材21
は、コルゲートフィン7の進行方向に沿って両通路1
5,17の端部側中央に設けられた取付溝23,25間
に架設されている。そして、振動し乍ら通路15,17
上を移動する2列のコルゲートフィン7,8を当該仕切
部材21で左右に分離させるため、図2及び図3に示す
ように仕切部材21は、通路15,17の上面15a,
17aから上方へ突出するように取付溝23,25内に
取り付けられている。 【0014】一方、図1及び図3に示すように本実施例
に於ける上下一対の歯車状の送出しロール19の外周に
は、当該送出しロール19の上流側と下流側との間に架
設された仕切部材21を介在させる溝27が設けられて
おり、当該溝27によって送出しロール17の歯が左右
に分割されている。 【0015】本実施例はこのように構成されているか
ら、従来と同様、ロールから引き出されたフィン材1は
スリットロール3で2枚に切断された後、コルゲートカ
ッター5で波型凹凸状の2列のコルゲートフィン7,8
に成形されて送出しロール19でピッチ決めがなされ
る。 【0016】そして、送出しロール19に送り込まれる
コルゲートフィン7,8は、通路15上を上下に激しく
振動し乍ら走行しているが、上記仕切部材21がコルゲ
ートフィン7,8を送出しロール19の直前で左右に分
離させて、送出しロール19に送り込まれるコルゲート
フィン7,8の内側端部7a,8aの重なり合いを防止
することとなる。 【0017】従って、コルゲートフィン7,8の搬送速
度が毎分60メートルを越えても、2列のコルゲートフ
ィン7,8の内側端部7a,8aが互いに重なり合って
送出しロール19に送り込まれてしまうことがなくなる
ので、本実施例によれば、従来に比し送出しロール19
による正確なピッチ決めが可能となった。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る多列コ
ルゲートフィン成形装置によれば、送出しロールに送り
込まれる2列のコルゲートフィンの搬送速度が中高速と
なっても、コルゲートフィンの内側端部が互いに重なり
合って送出しロールに送り込まれてしまうことがなくな
るので、従来に比し送出しロールによる正確なピッチ決
めが可能である。
ン成形装置の要部平面図である。 【図2】請求項1の一実施例に係る多列コルゲートフィ
ン成形装置の要部側面図である。 【図3】図1のIII − III線断面図である。 【図4】従来の多列コルゲートフィン成形装置の側面図
である。 【図5】図4に示す多列コルゲートフィン成形装置の平
面図である。 【符号の説明】 1 フィン材 5 コルゲートカッター 7,8 コルゲートフィン 15,17 通路 19 送出しロール 21 仕切部材 23,25 取付溝 27 溝
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロールから引き出された1枚のフィン材
(1)を2枚に切断するスリットロール(3)と、当該
スリットロール(3)の下流側に配置され、切断された
2枚のフィン材(1)を夫々波型凹凸状のコルゲートフ
ィン(7,8)に成形する上下一対の歯車状コルゲート
カッター(5)と、当該歯車状コルゲートカッター
(5)の下流側に配置され、成形された2列のコルゲー
トフィン(7,8)を夫々圧縮してフィンピッチを出す
上下一対の歯車状送出しロール(19)とを備えた多列
コルゲートフィン成形装置に於て、上記送出しロール(19)の上流側と下流側のコルゲー
トフィン(7,8)の通路(15,17)の中央に、コ
ルゲートフィン(7,8)の進行方向に沿って2列のコ
ルゲートフィン(7,8)を左右に分離させる仕切部材
(21)を架設す ると共に、送出しロール(19)の外
周に、当該仕切部材(21)を介在させる溝(27)を
設けたことを特徴とする多列コルゲートフィン成形装
置。
Priority Applications (1)
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JP26625092A JP3470905B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 多列コルゲートフィン成形装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26625092A JP3470905B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 多列コルゲートフィン成形装置 |
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Family Applications (1)
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JP26625092A Expired - Fee Related JP3470905B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 多列コルゲートフィン成形装置 |
Country Status (1)
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-
1992
- 1992-10-05 JP JP26625092A patent/JP3470905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06114455A (ja) | 1994-04-26 |
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