JP3470782B2 - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

Info

Publication number
JP3470782B2
JP3470782B2 JP01841696A JP1841696A JP3470782B2 JP 3470782 B2 JP3470782 B2 JP 3470782B2 JP 01841696 A JP01841696 A JP 01841696A JP 1841696 A JP1841696 A JP 1841696A JP 3470782 B2 JP3470782 B2 JP 3470782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
search
keywords
association
keyword
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01841696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09190451A (ja
Inventor
肖史 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP01841696A priority Critical patent/JP3470782B2/ja
Publication of JPH09190451A publication Critical patent/JPH09190451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470782B2 publication Critical patent/JP3470782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検索式から文書等
の情報検索対象を検索する情報検索装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、例えば、特開
平6−259480号公報に示すように、検索式が表現
している集合に含まれる検索対象の数が、ある閾値以上
になるまで、検索範囲が広くなるように検索式を変更
し、ある閾値以上になったら、その時点での検索式が表
現している集合に含まれる検索対象を全て出力するよう
構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データベー
スは多くの検索対象を記憶している。検索対象には、そ
の情報を象徴するいくつかの付加キーワードが付けられ
ており、それらの付加キーワードが何であるかにより、
検索式が表現している集合に含まれる検索対象が定ま
る。また、検索者は、個々の検索対象にどの付加キーワ
ードが付けられているかを知らずに、検索式を決定す
る。
【0004】上記のように、従来技術では、検索式が表
現している集合に含まれる検索対象を全て出力する。そ
して、検索者は、個々の検索対象にどの付加キーワード
が付けられているかを知らずに検索式を決定するため、
検索者が検索式で意図しなかった検索対象を出力すると
いう問題点があった。また、検索式が表現している集合
に含まれる検索対象の数がある閾値以上になると、その
集合が、検索者が検索式で意図しなかった検索対象が既
に出力されているため、検索者が検索式で意図した他の
検索対象は出力しないという問題点があった。更に、装
置が応答に要する時間が長いという問題点があった。
【0005】このような点から、検索者が検索式で意図
した検索対象を正確に出力することのできる情報検索装
置の実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈請求項1の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、その検索式が表現している集合に含まれる複数の検
索対象を判定する検索実行部と、連想元キーワードに連
想可能と定義した連想先キーワードを対応させると共に
連想先キーワードに対し連想可能性レベルを数値化して
成る連想価を付与している連想辞書と、検索式に含まれ
る入力キーワードを連想元キーワードとし、検索対象に
付加された付加キーワードを連想先キーワードとして連
想辞書から対応する連想価を判定し、連想価を検索対象
に優先度として付与する検索対象比較部と、判定された
各検索対象を、優先度に従って出力する出力部とを備え
たことを特徴とするものである。
【0007】〈請求項2の構成〉 請求項2の発明は、請求項1記載の情報検索装置におい
て、検索対象に対して、連想価を優先度として付加す
優先度付加部を備えたことを特徴とするものである。
【0008】〈請求項1、2の説明〉 検索者が入力部より検索式を入力すると、検索実行部
は、その検索式に基づき、データベースを検索し、検索
した複数の検索対象を判定する。検索対象比較部は、検
索式に含まれる入力キーワードと、検索実行部によって
検索し出力された検索対象に付加されている付加キーワ
ードを連想辞書の連想元及び連想先のキーワードに対応
させて連想価を求め、検索対象の優先度を計算する。出
力部は、例えば、優先度がある閾値より高い検索対象を
出力する。従って、検索者が検索式で意図しなかった検
索対象を出力しないようにできる。
【0009】〈請求項3の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、その検索式が表現している集合に含まれる複数の検
索対象を判定する検索実行部と、検索式に含まれる入力
キーワードの集合と判定した検索対象に付加された付加
キーワードの集合とから、それぞれ検索実行部の検索に
影響を及ぼさない入力キーワード及び付加キーワードを
選択するキーワード選択部と、連想元キーワードの集合
に連想可能と定義した連想先キーワードの集合を対応さ
せると共に連想先キーワードの集合に対し連想可能性レ
ベルを数値化して成る連想価を付与している連想辞書
と、選択された入力キーワードの集合を連想元キーワー
ドの集合とし、選択された付加キーワードの集合を連想
先キーワードの集合として連想辞書から対応する連想価
を判定し、連想価を検索対象に優先度として付与する優
先度付加部と、判定された各検索対象を、優先度に従っ
て出力する出力部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】〈請求項3の説明〉 検索者が入力部より検索式を入力すると、検索実行部
は、その検索式に基づき、データベースを検索し、検索
した複数の検索対象を判定する。検索対象比較部におけ
るキーワード選択部は、検索実行部での検索の結果に影
響を及ぼさない入力キーワードの集合と付加キーワード
の集合を選択する。優先度付加部は、キーワード選択部
で選択された入力キーワードの集合付加キーワードの
集合とに対応させて連想価を、連想辞書を用いて求める
と共に、この連想価を、検索式が表現している集合に含
まれる検索対象に対して、優先度として付ける。出力部
は、例えば、優先度がある閾値より高い検索対象を出力
する。
【0011】従って、請求項1、2の発明に対して、よ
り適切な連想度を示す優先度を付けることができるた
め、検索者が検索式で意図しなかった検索対象を出力し
ないようにできるという効果を更に大きなものとするこ
とができる。
【0012】〈請求項4の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、その検索式が表現している集合に含まれる複数の検
索対象を判定する検索実行部と、各連想元キーワードに
連想可能と定義した連想先キーワードを対応させると共
に連想先キーワードに対し連想可能性レベルを数値化
て成る連想価を付与している連想辞書と、検索式に含ま
れる複数の入力キーワードをそれぞれ各連想元キーワー
ドとし、検索対象に付加された複数の付加キーワードを
各連想先キーワードとして連想辞書から対応する各連想
価を判定し、複数の連想価から優先度を計算する優先度
計算部と、優先度を検索対象に付与する優先度付加部
と、判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
出力部とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】〈請求項4の説明〉 請求項4の発明は、請求項1の発明が入力キーワードの
集合から付加キーワードの集合に対する連想価を用いて
優先度を付けるのに対し、入力キーワード、付加キーワ
ードが複数あった場合に、各々のキーワード毎に連想価
を求め、これらの連想価に基づいて優先度を付けるよう
にしたものである。
【0014】検索者が入力部より検索式を入力すると、
検索実行部は、その検索式に基づき、データベースを検
索し、検索した検索対象を判定する。優先度計算部
は、複数の入力キーワード付加キーワードに対する各
連想価から優先度を計算し、優先度付加部は、検索対
に優先度計算部で求めた優先度を付ける。出力部は、
例えば、優先度がある閾値より高い検索対象を出力す
る。
【0015】従って、請求項1、2の発明に対して、連
想辞書が同じ数の連想価を記憶しているとすると、より
適切な優先度を付けることができるため、検索者が検索
式で意図しなかった検索対象を出力しないようにできる
という効果を更に大きなものとすることができる。
【0016】〈請求項5の構成〉本発明は、 請求項4記載の情報検索装置において、判定
した複数の連想価を記憶するキャッシュメモリを備えた
ことを特徴とするものである。
【0017】〈請求項5の説明〉 請求項5の発明は、更に、連想価を記憶するためのキャ
ッシュメモリを設けたものである。これにより、優先度
計算部は、求める連想価がキャッシュメモリに記憶され
ていた場合は、その連想価に基づき優先度を計算する。
従って、請求項4における各連想価探索処理を高速化す
ることができる。
【0018】〈請求項6の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、少なくとも一以上のキーワ
ードを含む各連想元キーワードに連想可能と定義した連
想先キーワードを対応させると共に各連想先キーワード
に対し連想可能性レベルを数値化して成る連想価を付与
している連想辞書と、検索式に含まれる複数の入力キー
ワードの組合せを設定するキーワード集合計算部と、組
み合わせた入力キーワード及び各入力キーワードをそれ
ぞれ各連想元キーワードとし、検索対象に付加された複
数の付加キーワードを各連想先キーワードとして連想辞
書から対応する各連想価を判定し、複数の連想価から優
先度を計算する優先度計算部と、優先度を検索対象に付
与する優先度付加部と、判定された各検索対象を、優先
度に従って出力する出力部とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0019】〈請求項6の説明〉 請求項6の発明は、請求項4、5の発明が各々の入力キ
ーワード各々の付加キーワードに対する連想価を用い
て優先度を付けるのに対し、入力キーワードの集合の部
分集合付加キーワードの集合の部分集合に対する連想
価を求め、これらの連想価に基づいて優先度を付けるよ
うにしたものである。
【0020】検索者が入力部より検索式を入力すると、
検索実行部は、その検索式に基づき、データベースを検
索し、検索した検索対象を判定する。キーワード集合
計算部は、入力キーワードの集合の部分集合と、付加キ
ーワードの集合の部分集合とを求める。優先度計算部
は、入力キーワードの集合の部分集合付加キーワード
の集合の部分集合に対する連想価から優先度を計算し、
優先度付加部は、検索式が表現している入力キーワード
集合に含まれる検索対象に対して、優先度計算部で求
めた優先度を付ける。出力部は、例えば、優先度がある
閾値より高い検索対象を出力する。
【0021】連想価は、一つの入力キーワードと一つの
付加キーワードに対する連想レベルのみで表現するより
も、入力キーワードの集合と付加キーワードの集合に対
する連想レベルで表現する方が連想度が大きい。従っ
て、請求項4、5の発明に対して、連想辞書が同じ数の
連想価を記憶しているとすると、より適切な優先度を付
けることができるため、検索者が検索式で意図した検索
対象を正確に出力できるという効果を更に大きなものと
することができる。
【0022】〈請求項7の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、少なくとも一以上のキーワ
ードを含む各連想元キーワードに連想可能と定義した連
想先キーワードを対応させると共に各連想先キーワード
に対し連想可能性レベルを数値化して成る連想価を付与
している連想辞書と、検索式に含まれる複数の入力キー
ワードの組合せを設定すると共に検索対象に付加された
複数の付加キーワードの組合せを設定するキーワード集
合計算部と、組合せた入力キーワード及び各入力キーワ
ードをそれぞれ各連想元キーワードとし、組合せた付加
キーワード及び各付加キーワードを各連想先キーワード
として連想辞書からから対応する各連想価を判定し、複
数の連想価から優先度を計算する優先度計算部と、優先
度を検索対象に付与する優先度付加部と、判定された各
検索対象を、優先度に従って出力する出力部とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0023】〈請求項7の説明〉 請求項7の発明は、キーワード集合計算部が複数の入力
及び付加キーワードをそれぞれ組合せる点を特徴として
いる。従って、入力及び付加キーワードに対応する連想
元及び連想先のキーワードが連想辞書に記憶されていな
かった場合でも、異なる組合せの入力及び付加キーワー
を適宜設定することによって、連想価を計算すること
ができる。
【0024】〈請求項8の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、各連想元キーワードに連想
可能と定義した連想先キーワードを対応させると共に各
連想先キーワードに対し連想可能性レベルを数値化して
成る連想価を付与している連想辞書と、検索式に含まれ
る入力キーワードを連想元キーワードとし、検索対象に
付加された付加キーワードを連想先キーワードとして連
想辞書から対応する連想価を判定し、連想辞書において
連想元キーワードと連想先キーワードが対応していない
場合連想先キーワードと同一の他の連想元キーワードを
判定し、他の連想元キーワードを始点として他のキーワ
ードを連結させて付加キーワードと同一の他の連想先キ
ーワードの有無を判定し、他の連想先キーワードが有る
と少なくとも連想先キーワードに付されている連想価を
判定する規則連結部と、判定した連想価から優先度を計
算する優先度計算部と、優先度を検索対象に付与する優
先度付加部と、判定された各検索対象を、優先度に従っ
て出力する出力部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0025】〈請求項9の構成〉本発明は、 請求項8記載の情報検索装置において、優先
度計算部は、他の連想先キーワードの連想価から設定値
を減算した上で優先度を計算することを特徴とするもの
である。
【0026】〈請求項8、9の説明〉 請求項8、9の発明は、検索者があるキーワードからあ
るキーワードを連想する度合いは、その連想価であると
いう規則を一つ以上連結して連想価を判定し、その連想
価を用いて、検索式が表現している集合に含まれる検索
対象に対して、優先度を計算して付けることを特徴とし
ている。
【0027】検索者が入力部より検索式を入力すると、
検索実行部は、その検索式に基づき、データベースを検
索し、検索した検索対象を判定する。規則連結部は、
キーワードから連想元及び連想先キーワードを一つ以
上連結することにより連想価を判定する。そして、優先
度計算部は、連結によって得た連想価と規則連結部での
連結結果に基づき優先度を計算する。優先度付加部は、
検索式が表現している集合に含まれる検索対象に対し
て、優先度計算部で求めた優先度を付ける。出力部は、
例えば、優先度がある閾値より高い検索対象を出力す
る。
【0028】従って、連想辞書が記憶している一対一の
連想元キーワードと連想先キーワードに入力及び付加キ
ーワードが対応していなくても適切な優先度を付けるこ
とができる。
【0029】〈請求項10の構成〉本発明は、 請求項8記載の情報検索装置において、規則
連結部は、連結すべきキーワード数を閾値として保持す
ることを特徴とするものである。
【0030】〈請求項10の説明〉 請求項10の発明では、優先度計算部は、連結させて得
た連想価の連想レベルが低いため、設定値を減算する。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】〈請求項11の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、各複数の連想元キーワード
に連想可能と定義した複数の連想先キーワードを対応さ
せると共に各複数の連想先キーワードに対し連想可能性
レベルを数値化して成る連想価を付与している連想辞書
と、キーワード毎に同義語が格納されている同義語辞書
と、検索式に含まれる複数の入力キーワードに対し同義
語辞書から同義語を判定し、同義語を組み合わせて少な
くとも一以上の他の複数の入力キーワードを生成すると
共に、検索対象に付加された複数の付加キーワードに対
し同義語辞書から同義語を判定し、同義語を組み合わせ
て少なくとも一以上の他の複数の付加キーワードを生成
し、複数の入力キーワード及び複数の付加キーワードの
対応組と他の複数の入力キーワード及び他の複数の付加
キーワードの対応組のいずれかが連想辞書の複数の連想
元キーワード及び対応する複数の連想先キーワードと一
致すると、複数の連想先キーワードに付与した連想価を
判定する連想価補完部と、連想価から優先度を計算し
て、検索対象に優先度を付ける優先度付加部と、判定さ
れた各検索対象を、優先度に従って出力する出力部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0037】〈請求項11の説明〉 請求項11の発明は、入力キーワードの集合S1から入力
キーワードのうち、いくつかを同義語に置換したキーワ
ードの集合S1’を一つ以上得、付加キーワードの集合S2
から付加キーワードのうち、いくつかを同義語に置換し
たキーワードの集合S2’を一つ以上得、連想価を、S1’
S2’に対応する連想元及び連想先キーワードの連想価
として求めるよう構成した点を特徴としている。従っ
て、連想辞書が同義語でキーワードを記憶している場合
でも、より適切な優先度を付けることができる。
【0038】〈請求項12の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、複数の連想元キーワードに
連想可能と定義した複数の連想先キーワードを対応させ
ると共に各複数の連想先キーワードに対し連想可能性レ
ベルを数値化して成る連想価を付与している連想辞書
と、キーワード毎に類義語及びその類義レベルを示す類
義度が格納されている類義語辞書と、検索式に含まれる
複数の入力キーワードを連想元キーワードとし、検索対
象に付加された複数の付加キーワードを連想先キーワー
ドとして連想辞書から対応する連想価を判定し、連想辞
書中に対応するキーワードが存在しない場合、複数の入
力キーワードに対し類義語辞書から類義語を判定し、類
義語を組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の入力
キーワードを生成すると共に、複数の付加キーワードに
対し類義語辞書から類義語を判定し、類義語を組み合わ
せて少なくとも一以上の他の複数の付加キーワードを生
成し、他の複数の入力キーワード及び他の複数の付加キ
ーワードが連想辞書の複数の連想元キーワード及び対応
する複数の連想先キーワードと一致すると、複数の連想
先キーワードに付与した連想価を判定する連想価合成部
と、連想価及び類義度から優先度を計算して検索対象に
優先度を付ける優先度付加部と、判定された各検索対象
を、優先度に従って出力する出力部とを備えたことを特
徴とするものである。
【0039】〈請求項12の説明〉 請求項12の発明は、入力キーワードの集合S1から入力
キーワードのうち、いくつかを類義語に置換したキーワ
ードの集合S1’と、付加キーワードの集合S2から付加キ
ーワードのうち、いくつかを類義語に置換したキーワー
ドの集合S2’を、類義度と共に得、S1’とS2’に対する
連想元及び連想先のキーワードから連想度を判定する
うにした点を特徴としている。従って、連想辞書が類義
語でキーワードを記憶している場合でも、より適切な優
先度を付けることができる。
【0040】〈請求項13の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、複数の連想元キーワードに
連想可能と定義した複数の連想先キーワードを対応させ
ると共に各複数の連想先キーワードに対し連想可能性レ
ベルを数値化して成る連想価を付与している連想辞書
と、キーワード毎に類義語及びその類義レベルを示す類
義度が格納されている類義語辞書と、検索式に含まれる
複数の入力キーワードを連想元キーワードとし、検索対
象に付加された複数の付加キーワードを連想先キーワー
ドとして連想辞書から対応する連想価を判定し、連想辞
書中に対応するキーワードが存在しない場合、複数の入
力キーワードに対し類義語辞書から類義語を判定し、類
義語を組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の入力
キーワードを生成すると共に、複数の付加キーワードに
対し類義語辞書から類義語を判定し、類義語を組み合わ
せて少なくとも一以上の他の複数の付加キーワードを生
成し、他の複数の入力キーワード及び他の複数の付加キ
ーワードが連想辞書の複数の連想元キーワード及び対応
する複数の連想先キーワードと一致すると、複数の連想
先キーワードに付与した連想価を判定する連想価合成部
と、キーワード毎に同義語が格納されている同義語辞書
と、他の複数の入力キーワード及び他の複数の付加キー
ワードが連想辞書中の連想元及び連想先キーワードと不
一致の場合、他の複数の入力キーワード及び他の複数の
付加キーワードに対し同義語辞書から同義語を判定し、
同義語を組み合わせて少なくとも一以上の更に他の複数
の入力キーワードと他の複数の付加キーワードをそれぞ
れ生成し、他の複数の入力キーワード及び他の複数の付
加キーワードが連想辞書の複数の連想元キーワード及び
対応する複数の連想先キーワードと一致すると、連想先
キーワードに付与した連想価を判定する連想価補完部
と、いずれかの連想価及び類義度から優先度を計算して
検索対象に優先度を付ける優先度付加部と、判定された
各検索対象を、優先度に従って出力する出力部とを備え
たことを特徴とするものである。
【0041】〈請求項13の説明〉 請求項13の発明は、入力キーワードの集合(第1のキ
ーワードの集合)S1からその入力キーワードのうち、い
くつかを類義語に置換したキーワードの集合(第1の置
換キーワードの集合)S1’と、付加キーワードの集合
(第2のキーワードの集合)S2から、付加キーワードの
うち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合
(第2の置換キーワードの集合)S2’を得る。そして、
連想辞書に対応するキーワードが存在しない場合、
に、S1’のキーワードのうち、いくつかを同義語に置換
したキーワードの集合(第3のキーワードの集合)S1”
と、S2’のキーワードのうち、いくつかを同義語に置換
したキーワードの集合(第4のキーワードの集合)S2”
を得る。
【0042】従って、入力キーワード等が連想辞書のキ
ーワードと対応しなくても類義語及び同義語を利用して
より適切な優先度を付けることができる。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】〈請求項14の構成〉 本発明は、検索式を入力するための入力部と、検索対象
を記憶するデータベースと、入力部より入力された検索
式に基づき、データベースの検索対象への検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる複数の検索対
象を判定する検索実行部と、複数の検索対象を二つ以上
に分割する検索結果分割部と、検索結果分割部で分割さ
れた各検索対象群を分配処理する処理分配部と、連想元
キーワードに連想可能と定義した連想先キーワードを対
応させると共に連想先キーワードに対し連想可能性レベ
ルを数値化して成る連想価を付与している連想辞書と、
各検索対象群毎に設けられ、検索式に含まれる入力キー
ワードを連想元キーワードとし、検索対象群に含まれる
検索対象に付加された付加キーワードを連想先キーワー
ドとして連想辞書から対応する連想価を判定し、連想価
を検索対象に優先度として付与する複数の検索対象比較
部と、判定された各検索対象を、優先度に従って出力す
る出力部とを備えたことを特徴とするものである。
【0052】〈請求項14の説明〉 請求項14の発明は、検索結果分割部が二つ以上の検索
対象群に分割し、更に、処理分配部が、検索対象群を
それぞれの検索対象比較部に分配する。従って、検索対
象比較処理並列に実行できるので、装置が検索者に応
答を終了するまでの時間を短くできるという効果が得る
ことができる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の情報検索装置は、次のよ
うな原理により構成されているものである。即ち、検索
者の意図する検索対象であるほど、検索式に含まれるキ
ーワードである入力キーワードから、その検索対象の付
加キーワードが連想されやすいという傾向がある。この
傾向の強さを表す数値を、連想価と呼ぶ。従って、連想
価を用いると、検索式が表現している集合に含まれる検
索対象に対して、検索者が意図する検索対象ほど、高い
数値である優先度を計算し付けることができ、この優先
度に基づいた検索対象を出力することにより、検索者が
意図する検索対象を出力することができる。
【0054】また、連想という人間の思考における現象
においては、例えば、キーワードの集合Aからはキーワ
ードの集合Bを連想し、キーワードの集合Bからはキー
ワードの集合Cを連想するなら、キーワードの集合Aか
らはキーワードの集合Cも連想する等という現象があ
る。こういった現象に着目すると、ある連想価から他の
連想価を計算できる。また、同義や類義といった言語的
な知識は、連想等の人間の思考における現象に深く関係
するので、連想価の計算に利用できる。例えば、キーワ
ードAとキーワードA’が同義語であり、キーワードA
からキーワードBへの連想価がVなら、キーワードA’
からキーワードBへの連想価もVである。
【0055】本発明は、このような原理により、入力キ
ーワードから付加キーワードへの連想価と、同義や類義
といった言語的な知識を用いて、検索式が表現している
集合に含まれる検索対象に対して、検索者が意図する検
索対象ほど、高い数値である優先度を計算し付けること
により、検索者が検索式で意図しなかった検索対象を出
力しないようにすることと、意図が明確になるように検
索式を変更してから、前述のように、検索対象に対し
て、優先度を計算し付けることにより、検索者が検索式
で意図した検索対象を出力するようにすることと、優先
度の計算を分割して実行することにより、装置が応答に
要する時間を短くするようにしたものである。
【0056】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて
詳細に説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は、本発明の情報検索装置における具体例
1の構成図である。図中、101は、検索者が検索式を
入力するための入力部、102は、データベース103
の検索対象への検索を実行し、検索式が表現している集
合に含まれる検索対象を出力する検索実行部、103
は、文書等の検索対象を記憶しているデータベース、1
04は、入力キーワードの集合から付加キーワードの集
合への連想価を、検索式が表現している集合に含まれる
検索対象に対して、検索者が意図する検索対象ほど高い
数値である優先度として付ける検索対象比較部、105
は、検索実行部102で出力された検索対象に対して、
検索対象比較部104で付与した優先度に従って検索対
象を出力する出力部である。
【0057】入力部101へ入力される検索式は、以下
の説明では、ブール代数で表現された検索式とするが、
述語論理や関係データベースへの入力で用いられるSQ
L(Structured Query Language )等の他の表現方法に
より表現された検索式であってもよい。
【0058】図2は、検索対象比較部104の構成を示
す図である。図中、201は、入力キーワードの集合か
ら付加キーワードへの集合への連想価を連想辞書202
を用いて求めると共に、この連想価を、検索式が表現し
ている集合に含まれる検索対象に対して、優先度として
付ける優先度付加部、202は、あるキーワードの集合
からあるキーワードの集合への連想価を記憶する連想辞
書である。
【0059】図3は、連想辞書202の具体例を示す図
である。例えば、キーワードの集合(連想元キーワード
集合){“コンピュータ”,“ワープロ”}から、キー
ワードの集合(連想先キーワード集合){“コンピュー
タ”,“アウトラインフォント”}への連想価は400
である。また、ある連想元キーワード集合から同じ連想
先キーワード集合への連想価は連想辞書の記憶容量を節
約するために記憶せず、その連想価は100であるとし
ている。
【0060】〈動作〉図4は、具体例1の処理フローチ
ャートである。先ず、ステップ401において、検索実
行部102が、データベース103に対する検索を実行
し、検索式が表現している集合に含まれる検索対象を得
る。ステップ402では、検索対象比較部104が、入
力キーワードの集合から付加キーワードへの集合への連
想価を、検索式が表現している集合に含まれる検索対象
に対して、優先度として付ける(検索対象比較処理)。
ステップ403において、出力部105が優先度に従っ
て検索対象を出力する。例えば、優先度がある閾値より
高い検索対象を出力する。
【0061】図5は、ステップ402における処理(検
索対象比較処理)のフローチャートである。先ず、ステ
ップ501において、検索対象を一つずつ用いるステッ
プ504まで続く繰り返し処理を開始する。ステップ5
02において、入力キーワードの集合から付加キーワー
ドの集合への連想価を得る(全連想価探索処理)。ステ
ップ503において、連想価を優先度とすることによ
り、連想価から優先度を得る。
【0062】図6は、ステップ502における処理(全
連想価探索処理)のフローチャートである。先ず、ステ
ップ601において、連想辞書202にアクセスして、
連想辞書202が入力キーワードの集合から付加キーワ
ードの集合への連想価を記憶しているなら、連想価を得
て終了し、記憶していないならばステップ602へ進
む。ステップ602では、入力キーワードの集合から付
加キーワードの集合への連想価をゼロとする。
【0063】上述した具体例1の動作の一例を以下に簡
単に示す。先ず、検索者は「コンピュータやワープロに
ついての一般的な情報」を意図して、検索式“コンピュ
ータorワープロ”を入力したとする。また、データベー
ス103には、内容がDTP(DeskTopPublishing)であり、
付加キーワードが“コンピュータ”と“アウトラインフ
ォント”である文献1と、内容が超高速演算であり付加
キーワードが“コンピュータ”と“マルチプロセッサ”
である文献2があるとする。文献1は検索者が意図する
検索対象であるが、文献2はそうではない。ステップ4
01において、検索対象として文献1と2を得る。ステ
ップ402において、文献1と文献2の優先度を得る。
【0064】図7は、ステップ502で得る連想価を示
す図である。図示のように、文献1の優先度は400、
文献2の優先度は0となる。ステップ403において、
出力する検索対象の優先度の閾値が300であるとする
と、検索者が意図する検索対象である文献1のみを出力
する。
【0065】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、入力キーワードの集合から付加キーワードへの集合
への連想価を、検索式が表現している集合に含まれる検
索対象に対して、検索者が意図する検索対象ほど、高い
数値である優先度として付けるので、検索者が検索式で
意図しなかった検索対象を出力しないようにできるとい
う効果が得ることができる。
【0066】《具体例2》 〈構成〉具体例2の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じであるため、図1を
援用して説明する。
【0067】具体例2において、検索対象比較部104
は、検索実行部102での検索の結果に影響を及ぼさな
い入力キーワードの集合と付加キーワードの集合を選択
し、その入力キーワードの集合からその付加キーワード
への集合への連想価を、検索式が表現している集合に含
まれる検索対象に対して、検索者が意図する検索対象ほ
ど、高い数値である優先度として付けるよう構成されて
いる。
【0068】図8は、具体例2における検索対象比較部
104の内部構成を示す図である。図中、801は、キ
ーワード選択部802で選択された入力キーワードの集
合から付加キーワードへの集合への連想価を、連想辞書
803を用いて求めると共に、この連想価を、検索式が
表現している集合に含まれる検索対象に対して、検索者
が意図する検索対象ほど高い数値である優先度として付
ける優先度付加部、802は、検索実行部102での検
索の結果に影響を及ぼさない入力キーワードの集合と付
加キーワードの集合を選択するキーワード選択部、80
3は、あるキーワードの集合からあるキーワードの集合
への連想価を記憶する連想辞書である。
【0069】ここで、ある検索式がある検索対象を集合
に含むとして、その検索式からある入力キーワードを除
いたとしても検索式が同じ検索対象を含むなら、その入
力キーワードは、検索実行部102での検索の結果に影
響を及ぼさない入力キーワードである。また、その検索
対象からある付加キーワードを除いたとしても検索式が
同じ検索対象を含むなら、その付加キーワードは、検索
実行部102での検索の結果に影響を及ぼさない付加キ
ーワードである。
【0070】ところで、検索式が表現している集合に含
まれる検索対象の間には、その検索式の集合に含まれる
という共通性がある。そこで、優先度の差が大きく現れ
るようにするためには、先の共通性に影響を及ぼさな
い、つまり、検索実行部102での検索の結果に影響を
及ぼさない入力キーワードの集合と付加キーワードの集
合を用いるのが良い。本具体例の検索対象比較部104
は、このような検索対象比較処理を行うものである。
【0071】〈動作〉具体例2の動作は、具体例1にお
けるステップ402(検索対象比較処理)以外は同じで
ある。そして、具体例2の検索対象比較処理は、具体例
1の検索対象比較処理と比べて、具体例1のステップ5
02(全連想価探索処理)の直前にキーワード選択処理
を行う点以外は同じである。
【0072】図9は、具体例2の検索対象比較処理のフ
ローチャートである。ステップ902において、検索実
行部102での検索の結果に影響を及ぼさない入力キー
ワードの集合と付加キーワードの集合を選択する(キー
ワード選択処理)。このステップ以外の動作は具体例1
と同様であるため、その説明は省略する。
【0073】具体例2の動作の一例を以下に簡単に示
す。文献1に関する繰り返し処理では、キーワード選択
処理で、検索実行部102での検索の結果に影響を及ぼ
さない入力キーワードの集合と付加キーワードの集合と
して、それぞれ、{“ワープロ”}と{“アウトライン
フォント”}を選択する。文献2に関する繰り返し処理
では、それぞれ、{“ワープロ”}と{“マルチプロセ
ッサ”}を選択する。
【0074】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、検索実行部102での検索の結果に影響を及ぼさな
い入力キーワードの集合と付加キーワードの集合を選択
し、その入力キーワードの集合からその付加キーワード
への集合への連想価を優先度とするので、入力キーワー
ドの集合から付加キーワードへの集合への連想価を優先
度とする場合(具体例1)と比較して、より適切な優先
度を付けることができ、その結果、検索者が検索式で意
図しなかった検索対象を出力しないようにできるという
更に大きな効果を得ることができる。
【0075】《具体例3》 〈構成〉具体例3の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じであるため、ここで
も図1を援用して説明する。具体例3の検索対象比較部
104は、各々の入力キーワードから各々の付加キーワ
ードへの連想価を用いて、検索式が表現している集合に
含まれる検索対象に対して、検索者が意図する検索対象
ほど、高い数値である優先度を計算して付けることを特
徴としている。
【0076】図10は、具体例3における検索対象比較
部104の内部構成を示す図である。図中、1001
は、検索式が表現している集合に含まれる検索対象に対
して、優先度計算部1002で求めた優先度に基づき、
検索者が意図する検索対象ほど高い数値である優先度を
付ける優先度付加部、1002は、各々の入力キーワー
ドから各々の付加キーワードへの連想価から優先度を計
算する優先度計算部、1003は、あるキーワードから
あるキーワードへの連想価を記憶する連想辞書である。
【0077】図11は、連想辞書1003の具体例を示
す図である。例えば、キーワード(連想元キーワード)
“コンピュータ”から、キーワード(連想先キーワー
ド)“アウトラインフォント”への連想価は60であ
る。
【0078】〈動作〉具体例3の動作は、具体例1にお
けるステップ502(全連想価探索処理)とステップ5
03以外は同じである。
【0079】図12は、具体例3の全連想価探索処理の
フローチャートである。先ず、ステップ1201におい
て、入力キーワードK1を一つずつ用いるステップ120
5まで続く繰り返し処理を開始する。次に、ステップ1
202において、付加キーワードK2を一つずつ用いるス
テップ1204まで続く繰り返し処理を開始する。ステ
ップ1203において、入力キーワードK1から付加キー
ワードK2への連想価を得る(各連想価探索処理)。
【0080】図13は、ステップ1203における処理
(各連想価探索処理)のフローチャートである。先ず、
ステップ1301において、連想辞書1003にアクセ
スして、連想辞書1003が入力キーワードK1から付加
キーワードK2への連想価を記憶しているなら、連想価を
得て終了し、記憶していないならばステップ1302へ
進む。ステップ1302では、入力キーワードK1から付
加キーワードK2への連想価をゼロとする。尚、ステップ
503においては、連想価から優先度を計算する。この
計算では、例えば、否定演算子が結合している入力キー
ワードとある付加キーワードとの連想価の符合は反転さ
せるなどの処理を行ってから、得られた連想価の総和を
優先度とするといった方法により計算を行う。
【0081】具体例3の動作の例を以下に簡単に示す。
図5に示すステップ501からステップ504までの繰
り返し処理で、先ず、一つ目の検索対象である文献1に
関して処理を行う。
【0082】図14は、文献1に関して、ステップ50
2で得る連想価を示す図である。ステップ503におい
て、文献1の優先度は、100+60+90+95=3
45となる。同様に、二つ目の検索対象である文献2の
優先度は、100+70+90+0=260となる。
【0083】また、上記具体例3において、ある入力キ
ーワードからある付加キーワードへの連想価を得る処理
(各連想価探索処理)を高速化するために、検索対象比
較部104に、連想価のキャッシュメモリを設けること
により、連想価を、連想辞書1003からではなく、連
想価のキャッシュメモリから求めることも実施可能であ
る。
【0084】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、各々の入力キーワードから各々の付加キーワードへ
の連想価を用いて、検索式が表現している集合に含まれ
る検索対象に対して、検索者が意図する検索対象ほど、
高い数値である優先度を計算するため、具体例1のよう
に、連想辞書202に記憶されている入力キーワードの
集合から付加キーワードの集合への連想価を優先度とす
る場合と比較して、連想辞書1003が同じ数の連想価
を記憶しているとすると、より適切な優先度を付けるこ
とができ、検索者が検索式で意図しなかった検索対象を
出力しないようにできるという効果をより一層得ること
ができる。
【0085】《具体例4》 〈構成〉具体例4の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じである。具体例4の
検索対象比較部104は、入力キーワードの集合の部分
集合から付加キーワードの集合の部分集合への連想価を
用いて、検索式が表現している集合に含まれる検索対象
に対して、検索者が意図する検索対象ほど、高い数値で
ある優先度を計算して付けるよう構成されている。
【0086】図15は、具体例4における検索対象比較
部104の内部構成図である。図中、1501は、検索
式が表現している集合に含まれる検索対象に対して、優
先度計算部1502で計算した優先度に基づき、検索者
が意図する検索対象ほど高い数値である優先度を付ける
優先度付加部、1502は、キーワード集合計算部15
03で計算された入力キーワードの集合の部分集合から
付加キーワードの集合の部分集合への連想価を連想辞書
1504に基づいて求め、この連想価から優先度を計算
する優先度計算部、1503は、ある集合の部分集合を
計算するキーワード集合計算部、1504は、あるキー
ワードの集合からあるキーワードの集合への連想価を記
憶する連想辞書である。
【0087】〈動作〉具体例4の動作は、具体例1にお
けるステップ402(検索対象比較処理)以外は同じで
ある。
【0088】図16は、具体例4の検索対象比較処理の
フローチャートである。先ず、ステップ1601におい
て、入力キーワードの集合のべき集合を計算する。ステ
ップ1602において、検索対象を一つずつ用いるステ
ップ1605まで続く繰り返し処理を開始する。ステッ
プ1603において、入力キーワードの集合の部分集合
と付加キーワードの集合の部分集合の組合せ毎に、連想
辞書1504から連想価を得る(全連想価探索処理)。
ステップ1504において、具体例3の動作と同様の方
法により、連想価から優先度を計算する。
【0089】図17は、ステップ1603における処理
(全連想価探索処理)のフローチャートである。先ず、
ステップ1701において、付加キーワードの集合のべ
き集合を計算する。ステップ1702において、入力キ
ーワードの集合の部分集合S1のうち、空集合以外を一つ
ずつ用いるステップ1706まで続く繰り返し処理を開
始する。ステップ1703において、付加キーワードの
集合の部分集合S2のうち、空集合以外を一つずつ用いる
ステップ1705まで続く繰り返し処理を開始する。ス
テップ1704において、S1からS2への連想価を得る
(各連想価探索処理)。
【0090】図18は、ステップ1704における処理
(各連想価探索処理)のフローチャートである。先ず、
ステップ1801において、連想辞書1504にアクセ
スして、連想辞書1504がS1からS2への連想価を記憶
しているなら、連想価を得て終了し、記憶していないな
らばステップ1802へ進む。ステップ1802では、
S1からS2への連想価をゼロとする。
【0091】具体例4の動作の一例を以下に簡単に示
す。図19は、連想辞書1504が記憶している連想価
の一例を示す。上記のステップ1601において、入力
キーワードの集合{“コンピュータ”,“ワープロ”}
のべき集合{{“コンピュータ”,“ワープロ”},
{“コンピュータ”},{“ワープロ”},{}}を得
る。ステップ1602からステップ1605までの繰り
返し処理で、先ず、一つ目の検索対象である文献1に関
する処理を行う。
【0092】図20は、ステップ1603で得る連想価
を示す図である。ステップ1604において、優先度
は、180+100+90=370となる。同様に、二
つ目の検索対象である文献2の優先度は、100+70
+90=260となる。
【0093】また、上記具体例4において、キーワード
集合計算部1503が、ある集合の部分集合を計算する
のではなく、ある集合の要素の全て、あるいはいくつか
を要素とする集合を計算すれば、入力キーワードの集合
の要素の全てあるいはいくつかを含むキーワードの集合
から、付加キーワードの集合の要素の全てあるいはいく
つかを含む集合への連想価を用いて優先度を計算するこ
とも実施可能である。これにより、例えば、ある集合の
部分集合の連想価が連想辞書1504が記憶されていな
い場合でも、その集合の要素の全てあるいはいくつかを
含むキーワードの集合を適宜設定することにより、その
連想価を計算することができる。
【0094】〈効果〉連想価の表現力は、あるキーワー
ドからあるキーワードへの連想価のみで表現するより
も、あるキーワードの集合からあるキーワードの集合へ
の連想価で表現するほうが大きい。従って、具体例4に
よれば、入力キーワードの集合の部分集合から付加キー
ワードの集合への部分集合への連想価を用いて優先度を
計算するので、ある入力キーワードからある付加キーワ
ードへの連想価のみから優先度を計算する場合(具体例
3)に比べて、連想辞書が同じ数の連想価を記憶してい
るとすると、より適切な優先度を付けることができ、検
索者が検索式で意図しなかった検索対象を出力しないよ
うにできるという効果が得ることができる。
【0095】《具体例5》 〈構成〉具体例5の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じである。具体例5に
おいては、検索対象比較部104は、検索者があるキー
ワードからあるキーワードを連想する度合いは、その連
想価であるという規則を一つ以上連結して連想価を計算
し、その連想価を用いて、検索式が表現している集合に
含まれる検索対象に対して、検索者が意図する検索対象
ほど、高い数値である優先度を計算して付ける。
【0096】図21は、具体例5における検索対象比較
部104の内部構成図である。図中、2101は、検索
式が表現している集合に含まれる検索対象に対して、優
先度計算部2102で求めた優先度に基づき、検索者が
意図する検索対象ほど高い数値である優先度を付ける優
先度付加部、2102は、規則連結部2103での連結
結果と、連想辞書2104の連想価に基づき、入力キー
ワードから付加キーワードへの連想価から優先度を計算
する優先度計算部、2103は、検索者があるキーワー
ドからあるキーワードを連想する度合いはその連想価で
あるという規則を一つ以上連結することにより、連想価
を計算する規則連結部、2104は、あるキーワードか
らあるキーワードへの連想価を記憶する連想辞書であ
る。
【0097】ここで、検索者があるキーワードからある
キーワードを連想する度合いはその連想価であるという
規則を一つ以上連結すると、節点がキーワードであり、
弧が連想されるという関係であり、弧には一つの連想価
が対応する有向グラフが形成される。
【0098】〈動作〉具体例5の動作は、具体例3にお
けるステップ1203(各連想価探索処理)以外は同じ
である。
【0099】図22は、具体例5の各連想価探索処理の
フローチャートである。先ず、ステップ2201におい
て、キーワードの連鎖の弧の数を1から一つずつある閾
値まで増やしながら行うステップ2203まで続く繰り
返し処理を開始する。ステップ2202において、その
弧の数で、入力キーワードK1から付加キーワードK2への
規則の連結が可能かを判定し、可能ならステップ220
5へ進み、不可能ならステップ2203へ進む。ここ
で、K1からK2への規則の連結が可能であるとは、連想辞
書2104に記憶されている規則を用いて、K1が始点で
ありK2が終点である有向グラフが形成可能なことであ
る。また、この連結は縦型探索や横型探索等のよく知ら
れたアルゴリズムにより行う。ステップ2204におい
て、K1からK2への連想価をゼロとする。ステップ220
5において、形成した有向グラフから、K1からK2への連
想価を計算する。この計算は、例えば、K1からK2への連
想価を、有向グラフにおいて、K1からK2へ到達するまで
に通過する弧に対応している連想価の最小値から、ある
値を引いた値とする等の方法により計算する。
【0100】具体例5の動作の一例を以下に簡単に示
す。図23は、連想辞書2104が記憶している連想価
の一例である。入力キーワード“コンピュータ”から、
付加キーワード“アウトラインフォント”への連想価を
求めるとする。ステップ2201において、キーワード
の連鎖の弧の数を1とする。ステップ2202におい
て、弧の数が1では、連想辞書2104は連想元キーワ
ードが“コンピュータ”であり、連想先キーワードが
“アウトラインフォント”である規則を記憶していない
ので、“コンピュータ”から“アウトラインフォント”
への連結は不可能であり、ステップ2203へ進む。閾
値を5とすると、ステップ2201に進み、弧の数を2
とする。ステップ2202において、弧の数が2では、
“コンピュータ”が始点であり、“アウトラインフォン
ト”が終点である有向グラフが形成でき、連結可能であ
り、ステップ2205へ進む。
【0101】図24は、その有向グラフを示す図であ
る。ステップ2205において、連想価の最小値から引
く値を20とすると、“コンピュータ”から“アウトラ
インフォント”への連想価は、min(90,95)−
20=70となる。
【0102】また、上記具体例5において、より適切な
連想価を得るために、入力キーワードK1から付加キーワ
ードK2への規則の連結が可能であっても、規則を連結す
る処理を、弧の数がある閾値となるまで続け、一つ以上
の有向グラフから計算されるそれぞれの連想価の最大値
あるいは平均値等を、入力キーワードK1から付加キーワ
ードK2への連想価とすることも実施可能である。
【0103】また、上記具体例5において、更により適
切な連想価を得るために、入力キーワードK1から付加キ
ーワードK2への規則の連結が可能であっても、ある節点
に、連想辞書2104が記憶している同じ節点を始点と
する規則を全て連結するまで続け、一つ以上の有向グラ
フから計算されるそれぞれの連想価の最大値あるいは平
均値等を、入力キーワードK1から付加キーワードK2への
連想価とすることも実施可能である。即ち、同じ節点を
始点とする有向グラフが複数あった場合は、それぞれの
有向グラフから連想価を計算するようにしてもよい。
【0104】〈効果〉以上のように、具体例5によれ
ば、検索者があるキーワードからあるキーワードを連想
する度合いはその連想価であるという規則を一つ以上、
連結して、連想価を計算するので、連想辞書が記憶して
いるある入力キーワードからある付加キーワードへの連
想価のみから優先度を計算して付ける場合(具体例3)
と比較して、連想辞書が同じ数の連想価を記憶している
とすると、より適切な優先度を付けることができ、検索
者が検索式で意図しなかった検索対象を出力しないよう
にできるという効果を更に大きいものとすることができ
る。
【0105】《具体例6》 〈構成〉具体例6の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じである。具体例6の
検索対象比較部104は、検索者があるキーワードの集
合からあるキーワードの集合を連想する度合いはその連
想価であるという規則を一つ以上連結して連想価を計算
し、その連想価を用いて、検索式が表現している集合に
含まれる検索対象に対して、検索者が意図する検索対象
にほど、高い数値である優先度を計算して付ける。
【0106】具体例6における検索対象比較部104の
内部構成は、あるキーワードからあるキーワードへの連
想価を記憶する連想辞書と、ある集合の部分集合を計算
するキーワード集合計算部と、検索者があるキーワード
からあるキーワードを連想する度合いはその連想価であ
るという規則を一つ以上、連結することにより、連想価
を計算する規則連結部と、連想辞書の連想価とキーワー
ド集合計算部で求めた部分集合と規則連結部での連結結
果とに基づき、入力キーワードの集合の部分集合から付
加キーワードの集合の部分集合への連想価を求め、この
連想価から優先度を計算する優先度計算部と、検索式が
表現している集合に含まれる検索対象に対して、優先度
計算部で求めた優先度に基づき、検索者が意図する検索
対象ほど高い数値である優先度を付ける優先度付加部と
からなるものである。
【0107】〈動作〉具体例6の動作は、具体例4にお
けるステップ1704(各連想価探索処理)以外は同じ
である。具体例6の各連想価探索処理は、具体例5にお
ける各連想価探索処理のステップ2202において、入
力キーワードK1から付加キーワードK2への規則の連結が
可能かを判定する代わりに、入力キーワードの集合の部
分集合S1から付加キーワードの集合の部分集合S2への規
則の連結が可能かを判定するものである。
【0108】図25は、ある入力キーワードの集合の部
分集合S1からある付加キーワードの集合の部分集合S2へ
の規則を連結して得る有向グラフを示す図である。この
場合、S1からS2への連想価は、min(V1,V2,V
3)−const等として求める。
【0109】また、上記具体例6において、より適切な
連想価を得るために、入力キーワードの集合の部分集合
S1から付加キーワードの集合の部分集合S2への規則の連
結において用いる規則を、更に、具体例4の全連想価探
索処理により得ることも実施可能である。
【0110】図26は、その具体例6の変形例の説明図
である。この図は、キーワード集合Aからキーワード集
合Bへを、集合Aの部分集合A1から集合Bの部分集合
B1への連想価と、集合Aの部分集合A2から集合Bの
部分集合B2への連想価を用いて連結して得る有向グラ
フを示す図である。この場合、集合Aから集合Bへの連
想価は、V1+V2等として求める。
【0111】〈効果〉以上のように、具体例6によれ
ば、検索者があるキーワードの集合からあるキーワード
の集合を連想する度合いはその連想価であるという規則
を一つ以上連結して連想価を計算し、かつ、入力キーワ
ードの集合の部分集合から付加キーワードの集合の部分
集合への連想価から優先度を計算するので、連想辞書が
記憶しているある入力キーワードの集合から、ある付加
キーワードの集合への連想価のみから優先度を計算して
付ける場合(具体例4)と比較して、連想辞書が同じ数
の連想価を記憶しているとすると、より適切な優先度を
付けることができ、検索者が検索式で意図しなかった検
索対象を出力しないようにできるという効果を一層大き
なものとすることができる。
【0112】《具体例7》 〈構成〉具体例7の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じである。具体例7の
検索対象比較部104は、同義語辞書を用いて、入力キ
ーワードの集合S1から入力キーワードのうち、いくつか
を同義語に置換したキーワードの集合S1' を一つ以上
得、付加キーワードの集合S2から付加キーワードのう
ち、いくつかを同義語に置換したキーワードの集合S2'
を一つ以上得、入力キーワードの集合S1から付加キーワ
ードの集合S2への連想価を、キーワードの集合S1' から
キーワードの集合S2' への連想価として求めて、検索式
が表現している集合に含まれる検索対象に対して、検索
者が意図する検索対象ほど、高い数値である優先度とし
て付ける。
【0113】図27は、具体例7における検索対象比較
部の内部構成図である。図中、2701は、連想辞書2
703の連想価と連想価補完部2702での連想価に基
づき、入力キーワードの集合から付加キーワードの集合
への連想価を求め、この連想価から優先度を計算して、
検索式が表現している集合に含まれる検索対象に対し
て、検索者が意図する検索対象ほど高い数値である優先
度を付ける優先度付加部、2702は、同義語辞書27
04に基づき、入力キーワードの集合S1から入力キーワ
ードのうちいくつかを同義語に置換したキーワードの集
合S1’を一つ以上得、付加キーワードの集合S2から付加
キーワードのうちいくつかを同義語に置換したキーワー
ドの集合S2’を一つ以上得、入力キーワードの集合S1か
ら付加キーワードの集合S2への連想価を、キーワードの
集合S1’からキーワードの集合S2’への連想価とする連
想価補完部、2703は、あるキーワードの集合からあ
るキーワードの集合への連想価を記憶する連想辞書、2
704は、同義語であるキーワードのリストを記憶する
同義語辞書である。
【0114】図28は、同義語辞書2704の具体例を
示す図である。例えば、“コンピュータ”,“計算
機”,“電算機”は同義語である。また、あるキーワー
ドに同義語が存在しないことは、そのキーワードを含む
同義語のリストを記憶しないことにより表現する。例え
ば、図28では、“アウトラインフォント”を含むリス
トを記憶していないので、“アウトラインフォント”の
同義語が存在しない。
【0115】〈動作〉具体例7の動作は、具体例1の動
作におけるステップ502の全連想価探索処理のみが異
なる。
【0116】図29は、具体例7の全連想価探索処理の
フローチャートである。先ず、ステップ2901におい
て、同義語辞書2704にアクセスして、入力キーワー
ドの集合S1から入力キーワードのうち、いくつかを同義
語に置換したキーワードの集合S1’を一つ以上得、付加
キーワードの集合S2から付加キーワードのうち、いくつ
かを同義語に置換したキーワードの集合S2’を一つ以上
得る。ここで、S1はS1’のうちの一つであり、S2はS2’
のうちの一つである。ステップ2902において、S1’
を一つずつ用いるステップ2906まで続く繰り返し処
理を開始する。この繰り返し処理で最初に用いるS1’
は、S1とする。ステップ2903において、S2’を一つ
ずつ用いるステップ2905まで続く繰り返し処理を開
始する。この繰り返し処理で最初に用いるS2’は、S2と
する。ステップ2904において、連想辞書2703に
アクセスして、連想辞書2703がS1’からS2’への連
想価を記憶しているならステップ2908へ進み、記憶
していないならステップ2905へ進む。ステップ29
07においては、S1からS2への連想価をゼロとする。ス
テップ2908においては、S1’からS2’への連想価
を、S1からS2への連想価とする。
【0117】具体例7の動作の一例を以下に簡単に示
す。図30は、連想辞書2703が記憶している連想価
の一例である。ここで、S1={“コンピュータ”,“ワ
ープロ”}から、S2={“コンピュータ”,“アウトラ
インフォント”}への連想価を求めるとする。ステップ
2901において、S1’として、S1および{“計算
機”,“ワープロ”},{“電算機”,“ワープロ”}
を得、S2’として、S2および{“計算機”,“アウトラ
インフォント”},{“電算機”,“アウトラインフォ
ント”}を得る。ステップ2902からステップ290
6まで続く繰り返し処理で、S1’={“計算機”,“ワ
ープロ”}であり、S2’={“計算機”,“アウトライ
ンフォント”}である時に、連想辞書2703がS1’か
らS2’への連想価を記憶している。ステップ2908
で、S1={“コンピュータ”,“ワープロ”}から、S2
={“コンピュータ”,“アウトラインフォント”}へ
の連想価を、S1’={“計算機”,“ワープロ”}か
ら、S2’={“計算機”,“アウトラインフォント”}
への連想価(400)とする。
【0118】また、上記具体例7は、具体例3の検索対
象比較部104において、あるキーワードからあるキー
ワードへの連想価を、前者のキーワードの同義語から後
者のキーワードの同義語への連想価として、優先度を計
算することも実施可能である。
【0119】〈効果〉以上のように、具体例7によれ
ば、入力キーワードの集合S1から入力キーワードのう
ち、いくつかを同義語に置換したキーワードの集合S1’
を一つ以上得、付加キーワードの集合S2から付加キーワ
ードのうち、いくつかを同義語に置換したキーワードの
集合S2’を一つ以上得、S1からS2への連想価を、S1’か
らS2’への連想価として求めるよう構成したため、そう
しない場合(具体例1)と比較して、連想辞書2703
が同じ数の連想価を記憶しているとすると、より適切な
優先度を付けることができ、検索者が検索式で意図しな
かった検索対象を出力しないようにできるという効果を
更に大きなものとすることができる。
【0120】《具体例8》 〈構成〉具体例8の構成は、具体例1における検索対象
比較部104の内部構成以外は同じである。具体例8の
検索対象比較部104は、類義語辞書を用いて、入力キ
ーワードの集合S1から入力キーワードのうち、いくつか
を類義語に置換したキーワードの集合S1’と、付加キー
ワードの集合S2から付加キーワードのうち、いくつかを
類義語に置換したキーワードの集合S2’を、置換前後の
各キーワードの類義度(総合的類義度)がなるべく大き
いように得、S1からS2への連想価を、S1’からS2’への
連想価と、置換前後のキーワードの類義度から求めて、
検索式が表現している集合に含まれる検索対象に対し
て、検索者が意図する検索対象ほど、高い数値である優
先度として付ける。
【0121】図31は、具体例8における検索対象比較
部の内部構成図である。図中、3101は、連想価合成
部3102での連想価に基づき、入力キーワードの集合
から付加キーワードの集合への連想価を求め、この連想
価から優先度を計算して、検索式が表現している集合に
含まれる検索対象に対して、検索者が意図する検索対象
ほど高い数値である優先度を付ける優先度付加部、31
02は、連想辞書3103および類義語辞書3104に
基づき、入力キーワードの集合S1から入力キーワードの
うちいくつかを類義語に置換したキーワードの集合S1’
と、付加キーワードの集合S2から付加キーワードのうち
いくつかを類義語に置換したキーワードの集合S2’を、
置換前後の各キーワードの類義度がなるべく大きいよう
に得、入力キーワードの集合S1から付加キーワードの集
合S2への連想価を、キーワードの集合S1’からキーワー
ドの集合S2’への連想価と置換前後のキーワードの類義
度から求める連想価合成部、3103は、あるキーワー
ドの集合からあるキーワードの集合への連想価を記憶す
る連想辞書、3104は、キーワードの類義度を記憶す
る類義語辞書である。
【0122】図32は、類義語辞書3204の具体例を
示す図である。図に示すように、例えば、“コンピュー
タ”と“情報処理システム”の類義度は0.9である。
【0123】〈動作〉具体例8の動作は、具体例1の動
作におけるステップ502の全連想価探索処理のみが異
なる。
【0124】図33は、具体例8の全連想価探索処理の
フローチャートである。先ず、ステップ3301におい
て、総合的類義度を、ある閾値まで下げながら行うステ
ップ3304まで続く繰り返し処理を開始する。総合的
類義度は、置換前後のキーワード間の類義度の値の範囲
が0以上1以下であるとすると、全ての類義度を掛け合
わせた値とするといった方法により計算する。ステップ
3302において、類義語辞書3104にアクセスし
て、S1からS1’と、S2からS2’を、総合的類義度がその
時の値の近傍になるように求める。ここで、最初にS1’
を得る時にはS1を得、最初にS2’を得る時にはS2を得
る。ステップ3303において、連想辞書3103がS
1’からS2’への連想価を記憶しているならステップ3
306へ進み、記憶していないならステップ3304へ
進む。ステップ3305では、S1からS2への連想価をゼ
ロとする。ステップ3306において、S1からS2への連
想価を、S1’からS2’への連想価と、置換前後のキーワ
ードの類義度から計算される値とする。この計算は、例
えば、S1からS2への連想価を、S1’からS2’への連想価
とその総合的類義度を掛け合わせた値にとする等の方法
により計算する。
【0125】具体例8の動作の一例を以下に簡単に示
す。図34は、連想辞書3103が記憶している連想価
の一例である。ここで、S1={“コンピュータ”,“ワ
ープロ”}から、S2={“コンピュータ”,“アウトラ
インフォント”}への連想価を求めるとする。ステップ
3301からステップ3304までの繰り返し処理の1
回目では総合的類義度を1として、S1’としてS1を、S
2’としてS2を得る。連想辞書3103は、S1からS2へ
の連想価を記憶していない。繰り返し処理の2回目では
総合的類義度を0.8として、総合的類義度が、0.8
1(=0.9×0.9)であるS1’として{“情報処理
システム”,“ワープロ”}をS2’として、{“情報処
理システム”,“アウトラインフォント”}を得る。ス
テップ3306において、S1からS2への連想価を、35
0(S1’からS2’への連想価)×0.81(その総合的
類義度)=283.5とする。
【0126】また、具体例8は、具体例3の検索対象比
較部において、K1のキーワードの類義語K1’と、K2のキ
ーワードの類義語K2’を各キーワードの類義度(総合的
類義度)がなるべく大きいように得、K1からK2への連想
価を、K1’からK2’への連想価とキーワードの類義度か
ら求め、優先度を計算することも実施可能である。
【0127】また、類義語辞書3104からは、入力キ
ーワードと付加キーワードの類義語のみを得るのではな
く、入力キーワードと付加キーワードの類義語の更に類
義語を得ることも実施可能である。
【0128】〈効果〉以上のように、具体例8によれ
ば、入力キーワードの集合S1から入力キーワードのう
ち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合S1’
と、付加キーワードの集合S2から付加キーワードのう
ち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合S2’
を、置換前後の各キーワードの類義度(総合的類義度)
がなるべく大きいように得、S1からS2への連想価を、S
1’からS2’への連想価と置換前後のキーワードの類義
度から求めるようにしたので、そうしない場合(具体例
1)と比較して、連想辞書3103が同じ数の連想価を
記憶しているとすると、より適切な優先度を付けること
ができ、検索者が検索式で意図しなかった検索対象を出
力しないようにできるという効果をより大きなものとす
ることができる。
【0129】《具体例9》 〈構成〉具体例9の構成は、入力キーワードの集合(第
1のキーワードの集合)S1からその入力キーワードのう
ち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合(第
1の置換キーワードの集合)S1’と、付加キーワードの
集合(第2のキーワードの集合)S2から、付加キーワー
ドのうち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集
合(第2の置換キーワードの集合)S2’を、置換前後の
各キーワードの類義度(総合的類義度)がなるべく大き
いように得、更に、S1’のキーワードのうち、いくつか
を同義語に置換したキーワードの集合(第3のキーワー
ドの集合)S1”と、S2’のキーワードのうち、いくつか
を同義語に置換したキーワードの集合(第4のキーワー
ドの集合)S2”と得、入力キーワードの集合S1から付加
キーワードの集合S2への連想価を、第3の置換キーワー
ドの集合S1”から第4の置換キーワードの集合S2”への
連想価から計算して求めるようにしたものである。即
ち、具体例9は、具体例8における検索対象比較部10
4に、連想価補完部と同義語辞書を追加した構成であ
る。
【0130】図35は、具体例9における検索対象比較
部の構成図である。図中、3501は、連想価合成部3
502および連想価補完部3503での連想価に基づ
き、入力キーワードの集合から付加キーワードの集合へ
の連想価を求め、この連想価から優先度を計算して、検
索式が表現している集合に含まれる検索対象に対して、
検索者が意図する検索対象ほど高い数値である優先度を
付ける優先度付加部、3502は、連想辞書3504お
よび類義語辞書3506に基づき、第1のキーワードの
集合からそのキーワードのうちいくつかを類義語に置換
した第1の置換キーワードの集合と、第2のキーワード
の集合からそのキーワードのうちいくつかを類義語に置
換した第2の置換キーワードの集合を、置換前後の各キ
ーワードの類義度がなるべく大きいように得、第1のキ
ーワードの集合から第2のキーワードの集合への連想価
を、第1の置換キーワードの集合から第2の置換キーワ
ードの集合への連想価と置換前後のキーワードの類義度
から求める連想価合成部、3503は、第1の置換キー
ワードの集合からそのキーワードのうちいくつかを同義
語に置換した第3の置換キーワードの集合と、第2の置
換キーワードの集合からそのキーワードのうちいくつか
を同義語に置換した第4の置換キーワードの集合を一つ
以上得、第1のキーワードの集合から第2のキーワード
の集合への連想価を、第3の置換キーワードの集合から
第4の置換キーワードの集合への連想価とする連想価補
完部、3504はあるキーワードの集合からあるキーワ
ードの集合への連想価を記憶する連想辞書、3505
は、同義語であるキーワードのリストを記憶する同義語
辞書、3506は、キーワードの類義度を記憶する類義
語辞書である。
【0131】〈動作〉具体例9の動作が具体例8の動作
と異なるのは、具体例8におけるステップ3303の動
作のみである。具体例9においては、ステップ3303
では、入力キーワードの集合S1’から置換後、付加キー
ワードの集合S2’への連想価を、具体例7の全連想価探
索処理により求める。その連想価がゼロでないならばス
テップ3306へ進み、ゼロならステップ3304へ進
む。
【0132】〈効果〉以上のように、具体例9によれ
ば、入力キーワードの集合S1から入力キーワードのう
ち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合S1’
と、付加キーワードの集合S2から、付加キーワードのう
ち、いくつかを類義語に置換したキーワードの集合S2’
を、置換前後の各キーワードの類義度(総合的類義度)
がなるべく大きいように得、更に、S1’のキーワードの
うち、いくつかを同義語に置換したキーワードの集合S
1”と、S2’のキーワードのうち、いくつかを同義語に
置換したキーワードの集合S2”と得、S1からS2への連想
価を、S1”からS2”への連想価から計算して求めるよう
にしたので、そうしない場合(具体例7)と比較して、
連想辞書3504が同じ数の連想価を記憶しているとす
ると、より適切な優先度を付けることができ、検索者が
検索式で意図しなかった検索対象を出力しないようにで
きるという効果をより大きなものとすることができる。
【0133】《具体例10》 〈構成〉具体例10の構成は、具体例1の構成に対し
て、検索者が入力した検索式を、意図が曖昧な検索式で
ある場合に意図が明確な検索式に変換する検索式変更部
を追加した構成である。
【0134】図36は、具体例10の構成図である。図
中、3602は検索式変更部であり、この検索式変更部
3602が、検索者が入力した検索式を、意図が曖昧な
検索式である場合に意図が明確な検索式に変換する機能
を有するものである。また、この検索式変更部3602
における、検索者が入力した検索式を検索者の意図がよ
り明確に表現された検索式に変換する方法としては、例
えば、丸山宏,渡辺日出雄 “ビットベクトルによる単
語間の意味の近さの近似法” 情報処理学会第36回(昭
和63年前期)全国大会3U-9等に示されている方法を用い
ることができる。この方法は、検索者の意図が曖昧なキ
ーワードを、そのキーワードとの意味的距離が近く、か
つ、意図が明確なキーワードに置換することにより、意
図を明確にする方法である。尚、他の各構成、入力部3
601、検索実行部3603〜出力部3606は、具体
例1における入力部101、検索実行部102〜出力部
105の構成と同様である。
【0135】〈動作〉具体例10の動作は、具体例1の
動作と異なるのは、具体例1におけるステップ401に
おいて、データベースを検索する直前に、検索式を変更
する点のみである。
【0136】図37は、具体例10のフローチャートで
ある。即ち、図示のフローチャートにおいて、ステップ
3702〜3704は、図4に示した具体例1のフロー
チャートにおけるステップ401〜403と同様であ
る。また、ステップ3701は、上記の検索式変更部3
602が、検索者が入力した検索式が、意図が曖昧な検
索式であった場合に、意図が明確な検索式に変換する処
理である。
【0137】また、上記具体例10において、意図が明
確な検索式が、集合に含む個々の検索対象に対して、優
先度を付けるためには、意図が曖昧な検索式が含む入力
キーワードの集合ではなく、検索式変更部3602が出
力する意図が明確な検索式が含む入力キーワードの集合
を用いるほうが、より適切な優先度を付けることができ
る。検索対象比較部3605において、意図が曖昧な検
索式が含む入力キーワードの集合ではなく、検索式変更
部3602が出力する意図が明確な検索式が含む入力キ
ーワードの集合を用いることも実施可能である。
【0138】また、検索者の意図する検索対象を漏れる
ことなく出力するために、検索式変更部3602が、意
図が明確な検索式を一つ以上出力し、それらの検索式が
表現している集合に含まれる検索対象に対して、優先度
を付けることも実施可能である。
【0139】〈効果〉以上のように、具体例10によれ
ば、検索者が入力した検索式を、意図が曖昧な検索式で
ある場合に、意図が明確な検索式に変換するよう構成し
たので、そうしない場合(具体例1から具体例9)と比
較して、検索者が検索式で意図しなかった検索対象を出
力しないようにできるという効果と、検索者が検索式で
意図した検索対象を出力するようにできるという効果が
得ることができる。
【0140】《具体例11》 〈構成〉具体例11の構成は、上述した具体例10の構
成に対して、意図が明確な検索式が表現している集合に
含まれる検索対象に対して、検索式変更部が出力する変
換後の検索式の優先度と、検索対象比較部が出力する検
索対象の優先度との両方を反映した優先度(総合的優先
度)を付ける総合的優先度計算部を追加した構成であ
る。
【0141】図38は、具体例11の構成図である。図
中、3806は、検索式変更部3802が出力する変換
後の検索式に対する優先度と、検索対象比較部3805
が出力する検索対象に対する優先度の両方を反映した総
合的優先度を付ける総合的優先度計算部である。尚、入
力部3801〜検索対象比較部3805、出力部380
7は、具体例10における入力部3601〜検索対象比
較部3605、出力部3606と同様である。
【0142】〈動作〉具体例11の動作は、具体例10
のステップ3704における検索対象比較処理の直後
に、総合的優先度を計算し、この総合的優先度に従って
検索対象を出力する点が異なっている。
【0143】図39は、具体例11のフローチャートで
ある。ステップ3901〜3903は、具体例10にお
けるステップ3701〜3703と同様である。また、
ステップ3904における総合的優先度の計算は、例え
ば、総合的優先度を、変換後の検索式の優先度と検索対
象の優先度を足し合わせた値とする等の方法により計算
する。そして、ステップ3905では、ステップ390
4で求めた総合的優先度による検索対象を出力する。
【0144】また、上記具体例11において、検索式変
更部3802が、意図が明確な検索式とその優先度の組
合せを一つ以上出力し、総合的優先度計算部3806
が、それらの検索式が表現している集合に含まれる検索
対象に対して、総合優先度を付けることも実施可能であ
る。
【0145】〈効果〉以上のように、具体例11によれ
ば、意図が明確な検索式が表現している集合に含まれる
検索対象に対して、検索式変更部3802が出力する変
換後の検索式の優先度と検索対象比較部3805が出力
する検索対象の優先度の両方を反映した優先度(総合的
優先度)を付けるよう構成したので、そうしない場合
(具体例1から具体例10)と比較して、検索者が検索
式で意図しなかった検索対象を出力しないようにできる
という効果と、検索者が検索式で意図した検索対象を出
力するようにできるという効果を得ることができる。
【0146】《具体例12》 〈構成〉具体例12の構成は、具体例1の構成に対し
て、検索式が表現している集合に含まれる検索対象を、
一つ以上の集合に分割する検索結果分割部を追加した構
成である。
【0147】図40は、具体例12の構成図である。図
中、4004は、上記検索結果分割部である。また、入
力部4001〜データベース4003および検索対象比
較部4005、出力部4006は、具体例1における入
力部101〜データベース103および検索対象比較部
104、出力部105と同様である。
【0148】〈動作〉図41は、具体例12のフローチ
ャートである。先ず、ステップ4101において、デー
タベース検索を実行し、検索式が表現している集合に含
まれる検索対象を得る。次に、ステップ4102におい
て、検索式が表現している集合に含まれる検索対象を、
一つ以上の集合に分割する。この検索対象の一つ以上の
集合への分割は、例えば、検索対象の数により集合の数
を決め、それぞれの集合が含む検索対象を無作為に選び
出す方法等により行う。ステップ4103において、検
索対象の集合を一つずつ用いるステップ4106まで続
く繰り返し処理を開始する。ステップ4104におい
て、処理中の検索対象の集合に対して検索対象比較処理
を実行する。ステップ4105において、優先度に従っ
て検索対象を出力する。
【0149】〈効果〉以上のように、具体例12によれ
ば、検索式が表現している集合に含まれる検索対象を、
一つ以上の集合に分割し、それぞれの検索対象の集合毎
に、検索対象比較処理を実行し、優先度に従って検索対
象を出力するので、そうしない場合(具体例1から具体
例11)と比較して、装置が検索者に応答を開始するま
での時間を短くできるという効果が得ることができる。
【0150】《具体例13》 〈構成〉具体例13の構成は、具体例12の構成に対し
て、検索結果分割部が分割した検索対象の一つ以上の集
合毎の検索対象比較処理を、一つ以上の検索対象比較部
に割り当てる処理分配部、および、並列に動作する一つ
以上の検索対象比較部を追加した構成である。
【0151】図42は、具体例13の構成図である。図
中、4205は、検索結果分割部4204で分割された
検索対象集合毎に検索対象比較処理を分配する処理分配
部、4206−1〜4206−Nは、処理分配部420
5で分配された検索対象比較処理を、それぞれが並列に
実行し、入力キーワードから付加キーワードへの連想価
を用いて、検索式が表現している集合に含まれる検索対
象に対して、検索者が意図する検索対象ほど、高い数値
である優先度を付ける検索対象比較部である。尚、他の
各構成である入力部4201〜検索結果分割部4204
および出力部4207は、具体例12における入力部4
001〜検索結果分割部4004および出力部4006
と同様の構成である。
【0152】〈動作〉具体例13の動作が具体例12の
動作と異なるのは、具体例12におけるステップ410
2で検索結果を分割した直後に、検索対象の一つ以上の
集合毎の検索対象比較処理を、一つ以上の検索対象比較
部4206−1〜4206−Nに割り当てる点、およ
び、ステップ4103からステップ4106までの繰り
返し処理を、各検索対象比較部4206−1〜4206
−Nが並列に動作する点が異なる。
【0153】図43は、具体例13のフローチャートで
ある。即ち、ステップ4301〜ステップ4302で、
データベース4203を検索した後、検索結果分割部4
204が検索結果を分割する。そして、ステップ430
3において、処理分配部4205が検索対象比較部42
06−1〜4206−Nに対して処理を分配し、ステッ
プ4304で、検索対象の集合を一つずつ用いるステッ
プ4307まで続く繰り返し処理を開始する。ステップ
4305において、処理中の検索対象の集合に対して検
索対象比較処理を実行する。ステップ4306におい
て、優先度に従って検索対象を出力する。
【0154】〈効果〉以上のように、具体例13によれ
ば、検索結果分割部4204が分割した検索対象の一つ
以上の集合毎の検索対象比較処理を、一つ以上の検索対
象比較部4206−1〜4206−Nに割り当て、更
に、検索対象比較処理を並列に実行するので、そうしな
い場合(具体例1から具体例12)と比較して、装置が
検索者に応答を終了するまでの時間を短くできるという
効果が得ることができる。
【0155】尚、上記具体例1から具体例13では、検
索対象を文書としたが、これに限定されるものではな
く、音声や画像といった種々の検索対象に適用が可能で
ある。また、これら具体例では、検索者が検索式を入力
する情報検索装置として説明したが、データベースを検
索する処理を何らかの形で行う情報処理装置の一部とし
て利用することにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報検索装置における具体例1の構成
図である。
【図2】本発明の情報検索装置の具体例1における検索
対象比較部の構成図である。
【図3】本発明の情報検索装置の具体例1における連想
辞書の説明図である。
【図4】本発明の情報検索装置における具体例1のフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の情報検索装置における具体例1の検索
対象比較処理のフローチャートである。
【図6】本発明の情報検索装置における具体例1の全連
想価探索処理のフローチャートである。
【図7】本発明の情報検索装置における具体例1の連想
価の説明図である。
【図8】本発明の情報検索装置の具体例2における検索
対象比較部の構成図である。
【図9】本発明の情報検索装置における具体例1の検索
対象処理のフローチャートである。
【図10】本発明の情報検索装置の具体例3における検
索対象比較部の構成図である。
【図11】本発明の情報検索装置の具体例3における連
想辞書の説明図である。
【図12】本発明の情報検索装置の具体例3における全
連想価探索処理のフローチャートである。
【図13】本発明の情報検索装置の具体例3における各
連想価探索処理のフローチャートである。
【図14】本発明の情報検索装置の具体例3における連
想価の説明図である。
【図15】本発明の情報検索装置の具体例4における検
索対象比較部の構成図である。
【図16】本発明の情報検索装置における具体例4の検
索対象比較処理のフローチャートである。
【図17】本発明の情報検索装置における具体例4の全
連想価探索処理のフローチャートである。
【図18】本発明の情報検索装置における具体例4の各
連想価探索処理のフローチャートである。
【図19】本発明の情報検索装置の具体例4における連
想価の説明図である。
【図20】本発明の情報検索装置の具体例4のステップ
1603で得る連想価の説明図である。
【図21】本発明の情報検索装置の具体例5における検
索対象比較部の構成図である。
【図22】本発明の情報検索装置の具体例5における各
連想価探索処理のフローチャートである。
【図23】本発明の情報検索装置の具体例5における連
想価の説明図である。
【図24】本発明の情報検索装置の具体例5における有
向グラフを示す図である。
【図25】本発明の情報検索装置の具体例6における有
向グラフを示す図である。
【図26】本発明の情報検索装置の具体例6の変形例に
おける有向グラフを示す図である。
【図27】本発明の情報検索装置の具体例7における検
索対象比較部の構成図である。
【図28】本発明の情報検索装置の具体例7における同
義語辞書の説明図である。
【図29】本発明の情報検索装置の具体例7における全
連想価探索処理のフローチャートである。
【図30】本発明の情報検索装置の具体例7における連
想価の説明図である。
【図31】本発明の情報検索装置の具体例8における検
索対象比較部の構成図である。
【図32】本発明の情報検索装置の具体例8における類
義語辞書の説明図である。
【図33】本発明の情報検索装置の具体例8における全
連想価探索処理のフローチャートである。
【図34】本発明の情報検索装置の具体例8における連
想価の説明図である。
【図35】本発明の情報検索装置の具体例9における検
索対象比較部の構成図である。
【図36】本発明の情報検索装置における具体例10の
構成図である。
【図37】本発明の情報検索装置における具体例10の
処理フローチャートである。
【図38】本発明の情報検索装置における具体例11の
構成図である。
【図39】本発明の情報検索装置における具体例11の
処理フローチャートである。
【図40】本発明の情報検索装置における具体例12の
構成図である。
【図41】本発明の情報検索装置における具体例12の
処理フローチャートである。
【図42】本発明の情報検索装置における具体例13の
構成図である。
【図43】本発明の情報検索装置における具体例13の
処理フローチャートである。
【符号の説明】
101、3601、3801、4001、4201 入
力部 102、3603、3803、4002、4202 検
索実行部 103、3604、3804、4003、4203 デ
ータベース 104、3605、3805、4005、4206−1
〜N 検索対象比較部 105、3606、3807、4006、4207 出
力部 201、801、1001、1501、2101、27
01、3101、3501 優先度付加部 202、803、1003、1504、2104、27
03、3103、3504 連想辞書 802 キーワード選択部 1002、1502、2102 優先度計算部 1503 キーワード集合計算部 2103 規則連結部 2702、3503 連想価補完部 2704、3505 同義語辞書 3102、3502 連想価合成部 3104、3506 類義語辞書 3602、3802 検索式変更部 3806 総合的優先度計算部 4004、4204 検索結果分割部 4205 処理分配部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−325091(JP,A) 特開 平7−262217(JP,A) 特開 平7−110818(JP,A) 特開 平7−129593(JP,A) 特開 平7−152771(JP,A) 特開 平6−282574(JP,A) 鳥居肖史,意味解析機能を備えたWW W検索システム,情報処理学会研究報告 (96−DBS−109),1996年 7月26 日,第96巻,第68号,第275〜280頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 連想元キーワードに連想可能と定義した連想先キーワー
    ドを対応させると共に該連想先キーワードに対し連想可
    能性レベルを数値化して成る連想価を付与している連想
    辞書と、 前記検索式に含まれる入力キーワードを前記連想元キー
    ワードとし、前記検索対象に付加された付加キーワード
    を前記連想先キーワードとして前記連想辞書から対応す
    る連想価を判定し、該連想価を前記検索対象に優先度と
    して付与する検索対象比較部と、 前記判定された各検索対象を、前記優先度に従って出力
    する出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報検索装置において、 前記各検索対象に対して、前記連想価を優先度として付
    加する優先度付加部を備えたことを特徴とする情報検索
    装置。
  3. 【請求項3】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 前記検索式に含まれる入力キーワードの集合と前記判定
    した検索対象に付加された付加キーワードの集合とか
    ら、それぞれ前記検索実行部の検索に影響を及ぼさない
    入力キーワード及び付加キーワードを選択するキーワー
    ド選択部と、 連想元キーワードの集合に連想可能と定義した連想先キ
    ーワードの集合を対応させると共に該連想先キーワード
    の集合に対し連想可能性レベルを数値化して成る連想価
    を付与している連想辞書と、 前記選択された入力キーワードの集合を前記連想元キー
    ワードの集合とし、前記選択された付加キーワードの集
    合を前記連想先キーワードの集合として前記連想辞書か
    ら対応する連想価を判定し、該連想価を前記検索対象に
    優先度として付与する優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  4. 【請求項4】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 各連想元キーワードに連想可能と定義した連想先キーワ
    ードを対応させると共に該連想先キーワードに対し連想
    可能性レベルを数値化して成る連想価を付与している連
    想辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードをそれぞれ
    前記各連想元キーワードとし、前記検索対象に付加され
    た複数の付加キーワードを前記各連想先キーワードとし
    て前記連想辞書から対応する各連想価を判定し、該複数
    の連想価から優先度を計算する優先度計算部と、 該優先度を前記検索対象に付与する優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報検索装置において、 前記判定した複数の連想価を記憶するキャッシュメモリ
    を備えたことを特徴とする情報検索装置。
  6. 【請求項6】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 少なくとも一以上のキーワードを含む各連想元キーワー
    ドに連想可能と定義した連想先キーワードを対応させる
    と共に該各連想先キーワードに対し連想可能性レベルを
    数値化して成る連想価を付与している連想辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードの組合せを
    設定するキーワード集合計算部と、 前記組み合わせた入力キーワード及び各入力キーワード
    をそれぞれ前記各連想元キーワードとし、前記検索対象
    に付加された複数の付加キーワードを前記各連想先キー
    ワードとして前記連想辞書から対応する各連想価を判定
    し、該複数の連想価から優先度を計算する優先度計算部
    と、 該優先度を前記検索対象に付与する優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  7. 【請求項7】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 少なくとも一以上のキーワードを含む各連想元キーワー
    ドに連想可能と定義した連想先キーワードを対応させる
    と共に該各連想先キーワードに対し連想可能性レベルを
    数値化して成る連想価を付与している連想辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードの組合せを
    設定すると共に前記検索対象に付加された複数の付加キ
    ーワードの組合せを設定するキーワード集合計算部と、 前記組合せた入力キーワード及び各入力キーワードをそ
    れぞれ前記各連想元キーワードとし、前記組合せた付加
    キーワード及び各付加キーワードを前記各連想先キーワ
    ードとして前記連想辞書からから対応する各連想価を判
    定し、該複数の連想価から優先度を計算する優先度計算
    部と、 該優先度を前記検索対象に付与する優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  8. 【請求項8】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 各連想元キーワードに連想可能と定義した連想先キーワ
    ードを対応させると共に該各連想先キーワードに対し連
    想可能性レベルを数値化して成る連想価を付与している
    連想辞書と、 前記検索式に含まれる入力キーワードを前記連想元キー
    ワードとし、前記検索対象に付加された付加キーワード
    を前記連想先キーワードとして前記連想辞書から対応す
    る連想価を判定し、該連想辞書において前記連想元キー
    ワードと前記連想先キーワードが対応していない場合該
    連想先キーワードと同一の他の連想元キーワードを判定
    し、該他の連想元キーワードを始点として他のキーワー
    ドを連結させて前記付加キーワードと同一の他の連想先
    キーワードの有無を判定し、該他の連想先キーワードが
    有ると少なくとも該連想先キーワードに付されている連
    想価を判定する規則連結部と、 前記判定した連想価から優先度を計算する優先度計算部
    と、 該優先度を前記検索対象に付与する優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の情報検索装置において、 前記規則連結部は、連結すべきキーワード数を閾値とし
    て保持することを特徴とする情報検索装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の情報検索装置におい
    て、 前記優先度計算部は、前記他の連想先キーワードの連想
    価から設定値を減算した上で優先度を計算することを特
    徴とする情報検索装置。
  11. 【請求項11】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 各複数の連想元キーワードに連想可能と定義した複数の
    連想先キーワードを対応させると共に該各複数の連想先
    キーワードに対し連想可能性レベルを数値化して成る連
    想価を付与している連想辞書と、 キーワード毎に同義語が格納されている同義語辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードに対し前記
    同義語辞書から同義語を判定し、該同義語を組み合わせ
    て少なくとも一以上の他の複数の入力キーワードを生成
    すると共に、前記検索対象に付加された複数の付加キー
    ワードに対し前記同義語辞書から同義語を判定し、該同
    義語を組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の付加
    キーワードを生成し、複数の入力キーワード及び複数の
    付加キーワードの対応組と前記他の複数の入力キーワー
    ド及び前記他の複数の付加キーワードの対応組のいずれ
    かが前記連想辞書の複数の連想元キーワード及び対応す
    る複数の連想先キーワードと一致すると、該複数の連想
    先キーワードに付与した前記連想価を判定する連想価補
    完部と、 該連想価から優先度を計算して、検索対象に優先度を付
    ける優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  12. 【請求項12】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 複数の連想元キーワードに連想可能と定義した複数の連
    想先キーワードを対応させると共に該各複数の連想先キ
    ーワードに対し連想可能性レベルを数値化して成る連想
    価を付与している連想辞書と、 キーワード毎に類義語及びその類義レベルを示す類義度
    が格納されている類義語辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードを前記連想
    元キーワードとし、前記検索対象に付加された複数の付
    加キーワードを前記連想先キーワードとして前記連想辞
    書から対応する連想価を判定し、該連想辞書中に対応す
    るキーワードが存在しない場合、前記複数の入力キーワ
    ードに対し前記類義語辞書から類義語を判定し、該類義
    語を組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の入力キ
    ーワードを生成すると共に、前記複数の付加キーワード
    に対し前記類義語辞書から類義語を判定し、該類義語を
    組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の付加キーワ
    ードを生成し、該他の複数の入力キーワード及び他の複
    数の付加キーワードが前記連想辞書の複数の連想元キー
    ワード及び対応する複数の連想先キーワードと一致する
    と、該複数の連想先キーワードに付与した前記連想価を
    判定する連想価合成部と、 該連想価及び前記類義度から優先度を計算して検索対象
    に優先度を付ける優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  13. 【請求項13】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 複数の連想元キーワードに連想可能と定義した複数の連
    想先キーワードを対応させると共に該各複数の連想先キ
    ーワードに対し連想可能性レベルを数値化して成る連想
    価を付与している連想辞書と、 キーワード毎に類義語及びその類義レベルを示す類義度
    が格納されている類義語辞書と、 前記検索式に含まれる複数の入力キーワードを前記連想
    元キーワードとし、前記検索対象に付加された複数の付
    加キーワードを前記連想先キーワードとして前記連想辞
    書から対応する連想価を判定し、該連想辞書中に対応す
    るキーワードが存在しない場合、前記複数の入力キーワ
    ードに対し前記類義語辞書から類義語を判定し、該類義
    語を組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の入力キ
    ーワードを生成すると共に、前記複数の付加キーワード
    に対し前記類義語辞書から類義語を判定し、該類義語を
    組み合わせて少なくとも一以上の他の複数の付加キーワ
    ードを生成し、該他の複数の入力キーワード及び他の複
    数の付加キーワードが前記連想辞書の複数の連想元キー
    ワード及び対応する複数の連想先キーワードと一致する
    と、該複数の連想先キーワードに付与した前記連想価を
    判定する連想価合成部と、 キーワード毎に同義語が格納されている同義語辞書と、 前記他の複数の入力キーワード及び他の複数の付加キー
    ワードが前記連想辞書中の連想元及び連想先キーワード
    と不一致の場合、前記他の複数の入力キーワード及び他
    の複数の付加キーワードに対し前記同義語辞書から同義
    語を判定し、該同義語を組み合わせて少なくとも一以上
    の更に他の複数の入力キーワードと他の複数の付加キー
    ワードをそれぞれ生成し、該他の複数の入力キーワード
    及び他の複数の付加キーワードが前記連想辞書の複数の
    連想元キーワード及び対応する複数の連想先キーワード
    と一致すると、該連想先キーワードに付与した前記連想
    価を判定する連想価補完部と、 いずれかの連想価及び前記類義度から優先度を計算して
    検索対象に優先度を付ける優先度付加部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  14. 【請求項14】 検索式を入力するための入力部と、 検索対象を記憶するデータベースと、 前記入力部より入力された検索式に基づき、前記データ
    ベースの検索対象への検索を実行し、当該検索式が表現
    している集合に含まれる複数の検索対象を判定する検索
    実行部と、 該複数の検索対象を二つ以上に分割する検索結果分割部
    と、 前記検索結果分割部で分割された各検索対象群を分配処
    理する処理分配部と、 連想元キーワードに連想可能と定義した連想先キーワー
    ドを対応させると共に該連想先キーワードに対し連想可
    能性レベルを数値化して成る連想価を付与している連想
    辞書と、 前記各検索対象群毎に設けられ、前記検索式に含まれる
    入力キーワードを前記連想元キーワードとし、前記検索
    対象群に含まれる検索対象に付加された付加キーワード
    を前記連想先キーワードとして前記連想辞書から対応す
    る連想価を判定し、該連想価を前記検索対象に優先度と
    して付与する複数の検索対象比較部と、 前記判定された各検索対象を、優先度に従って出力する
    出力部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
JP01841696A 1996-01-09 1996-01-09 情報検索装置 Expired - Fee Related JP3470782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01841696A JP3470782B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 情報検索装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01841696A JP3470782B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 情報検索装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09190451A JPH09190451A (ja) 1997-07-22
JP3470782B2 true JP3470782B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=11971063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01841696A Expired - Fee Related JP3470782B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 情報検索装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470782B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493705B1 (en) 1998-09-30 2002-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Information search apparatus and method, and computer readable memory
JP3779935B2 (ja) * 2002-04-23 2006-05-31 株式会社ジャストシステム 文書検索装置、文書検索方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
WO2006046390A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 情報検索装置
JP5122795B2 (ja) * 2006-11-28 2013-01-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 検索システムおよび検索方法
JP2008250498A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Canon Inc 情報処理装置および情報処理方法
US8583633B2 (en) 2007-11-30 2013-11-12 Ebay Inc. Using reputation measures to improve search relevance
CN115017871B (zh) * 2022-06-10 2023-04-07 上海美嘉林软件科技股份有限公司 一种文件档案内容的替换显示方法和显示系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06282574A (ja) * 1993-03-24 1994-10-07 Toshiba Corp 類似検索装置
JPH06325091A (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 類似度評価型データベース検索装置
JP3469302B2 (ja) * 1993-09-08 2003-11-25 株式会社東芝 テキスト選定装置
JPH07110818A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Mitsubishi Electric Corp データベースシステム
JP3315781B2 (ja) * 1993-11-30 2002-08-19 株式会社東芝 利用者情報管理装置、情報フィルタ、情報分類装置、情報再生装置、情報検索装置及び仮名漢字変換装置
JPH07262217A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Fuji Xerox Co Ltd テキスト検索装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
鳥居肖史,意味解析機能を備えたWWW検索システム,情報処理学会研究報告(96−DBS−109),1996年 7月26日,第96巻,第68号,第275〜280頁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09190451A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5995962A (en) Sort system for merging database entries
JP3195752B2 (ja) 検索装置
JP3470782B2 (ja) 情報検索装置
Feddoul Semantics-driven Keyword Search over Knowledge Graphs.
Fotouhi et al. Optimal secondary storage access sequence for performing relational join
Witter et al. Downdating the latent semantic indexing model for conceptual information retrieval
JP3163141B2 (ja) リレーショナルデータベース処理装置および処理方法
JP3418876B2 (ja) データ・ベース検索装置および方法
JP3123836B2 (ja) テキスト型データベース装置
JPH04152468A (ja) 文書検索装置
JP2850952B2 (ja) 文書検索方法および装置
US6260037B1 (en) Method and computer program product for implementing skip key processing for database grouping queries involving aggregate operations by using one or more indices
JPH02129756A (ja) 単語照合装置
JP2821213B2 (ja) データベースのマッチング方法
US20090063454A1 (en) Vortex searching
Plachouras et al. The Static Absorbing Model for the Web.
JP3019286B2 (ja) 文書検索装置
CN115828924B (zh) 自然语言语义理解方法及装置
JP2639804B2 (ja) データベース検索装置
CN112597268B (zh) 一种面向云环境密文检索效率优化的检索过滤阈值选取方法
JP2988304B2 (ja) 文字列管理装置
JPH07210565A (ja) 情報検索方法及び装置
JP2715981B2 (ja) 検索結果評価装置
Hu et al. Research on Computing Word Similarity in Pre-Qin Classics Language Network Oriented to Digital Humanities
CN117034946A (zh) 一种中文文本语义解析与重构系统

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees