JP3470270B2 - バルーンカテーテルにおける潤滑性被膜の選択的配置 - Google Patents

バルーンカテーテルにおける潤滑性被膜の選択的配置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、血管形成のためのバルーンカテーテル(時
々、拡延カテーテルと記載される)に関するものであ
る。
発明の背景 血管形成(angioplasty)は、血管系における狭窄を
開口するための有用且つ効果的な方法として認識され始
めた。血管形成の最も広汎な使用形態においては、バル
ーンカテーテルは、バルーン(これは、カテーテルシャ
フトの遠位端に保持されている)が狭窄部又は病巣(す
なわち管閉塞部)を横切って配置されるまで、血管系を
通って案内される。バルーンは次いで閉塞部に押圧さ
れ、閉塞部は基本的に、管の内壁に対して押圧されるこ
とにより再成形され、その結果、管は抑制された流れを
開放する。
バルーンカテーテルには種々の種類がある。一つの種
類は、案内ワイヤーを介して供給され〔すなわち、“ワ
イヤー誘導(over−the−wire)”カテーテル〕、そし
て別の種類は、それ自体案内ワイヤーとして役立つ〔す
なわち、“固定ワイヤー(fixed−wire)”カテーテ
ル〕。これらの二つの基本型の変形も、いわゆる“急速
変換(rapid exchange)”型の“インナーレス(innerl
ess)カテーテル”などとして発展した。本文中で使用
するように、用語“バルーンカテーテル(balloon cath
eter)”は、血管形成を行うためのバルーンを持つ種々
の種類の血管形成カテーテルの全てを含む意味がある。
バルーンカテーテルは、異なる内腔設計のような広汎な
種々の内部構造を有していてもよく、それには、少なく
とも三つの基本型がある:三重内腔,二重内腔及び同軸
内腔。内部構造の全ての変化及び設計変化は、本文中で
は用語“バルーンカテーテル”の使用により包含される
ことを意味する。
経皮的内腔内外冠状血管形成(percutaneous translu
minal coronary angioplasty;PTCA)において使用され
た場合には、バルーンカテーテルは代表的には、案内カ
テーテルを介して大動脈のような予め選択された管位置
に前駆される。透視を使用しながら、外科医はバルーン
が狭窄部又は閉塞部を横切って配置されるまでカテーテ
ルを操作する。既に指摘された如く、これは案内ワイヤ
ー(これを介してカテーテルは移動されるか、或いは
又、特別な設計に応じて、カテーテルはそれ自体を案内
ワイヤーとして動き得る)の使用を含み得る。閉塞部へ
の案内カテーテルを通る及び管を通るバルーンカテーテ
ルの操作は、バルーンカテーテルに多数の異なる特長を
有することを要求する。
前記特長の一つは、血管形成を行うための予め選択さ
れた管位置までの、血管系内の時々曲がりくねった通路
を通るカテーテルの移動を容易にするための、カテーテ
ル及びバルーンの外側表面を覆う潤滑性被膜の使用であ
る。前記潤滑性被膜の広汎な変化は、外科的処置などに
関連して体内に挿入可能なカテーテル及び他の装置の使
用において一般的になった。用語“潤滑性被膜”の使用
に関して、前記被膜の全てが本文中に含まれることが意
図されている。前記被膜の例は、シリコーン及び最も好
ましくは親水性被膜を含むヒドロゲル又は、例えば、ビ
ニルポリマー及び非架橋ヒドロゲルなどである。ポリエ
チレンオキシド(PEO)は好ましいヒドロゲルである。
好ましいビニルポリマーは、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート(NPG)である。このような組成物は、本
願と共に継続中のアメリカ合衆国特許願第07/809889号
(これは、本願と同一の出願人によって提出され、そし
てこれは参考文献として本文中に記載されている)の明
細書中に一層詳しく開示されている。
前記被膜は、被膜中に恒久的に捕捉され得るか又はそ
こから体内に浸出し得る薬剤のような特定の薬剤を含む
ことも知られていた。例えば、前記態様においてヘパリ
ンが使用された。ヘパリンは、血液中の血餅の生成を阻
害するためにしばしば使用される薬剤として良く知られ
ている。再び、用語“潤滑性被膜”は、全ての前記変形
を含むことを意味する。
用語“スイカの種蒔き(watermelon seeding)”は、
人差し指と親指との間でスイカの種を押圧する場合に起
こる通常経験される現象(この結果、通常、スイカの種
が飛ぶ)に関するものである。それ故、前記専門用語
は、潤滑されたバルーンが閉塞部を横切って配置され次
いで膨張された状況において起こるであろう潜在的な問
題を適切に述べている。膨張したバルーンにより閉塞部
に対して付与される増大した圧力の結果、増大した圧力
を開放するために閉塞部に沿ってバルーンが摺動するの
で、管内における一方向又は他方向へのバルーンの予期
しない移動が起こるかもしれない。この予期しない移動
は、外科医により好ましくないと考えられるかもしれな
い。それ故、通常の移動のためには高い潤滑性が望まし
いけれども、バルーンの膨張に伴うバルーンの予期しな
い移動を避けるために、定位置にバルーンを停止又は位
置決めする手段を与えることも望ましい。
発明の要約 これは、バルーンボディの少なくとも大部分は未被覆
又は低摺動性であり、そして相対的に高潤滑性の被膜
が、バルーンからカテーテルシャフトの近位端に近位方
向に伸びて、カテーテルシャフトの少なくとも大部分に
設けられているバルーンカテーテルの潤滑性被膜の選択
的配置を介して、本発明により達成される。
通常はこの際、“スイカの種蒔き”を避け且つ血管形
成を行うための位置にバルーンを良好に停止させるため
に、本発明は潤滑性被膜(類)の配置の改良を意図す
る。これは、“差別化被覆”又は“選択的潤滑化”の如
く本文中で表現され得ることにより行われる。これによ
り、カテーテルの潤滑性は選択的に設計され且つ設けら
れ、そしてカテーテルシャフト(すなわち、カテーテル
の実質的に全て)が通常、バルーンの通常の潤滑性より
も高い潤滑性を示すように、予め決定された如く配置さ
れるということが意味される。簡単に言うと、カテーテ
ルはバルーンよりも相対的に一層摺動し易い。本発明の
重要な特長は、未被覆又は低摺動性のバルーン或いはカ
テーテルの残部に対するその部分にあることが判る。
このような配置は、多数の方法で行われる。例えば、
一態様において、潤滑性被膜は実質的にカテーテル全体
にわたって(すなわち、バルーンに対すること以外は従
来技術において行われた如く)与えられてよい。前記態
様において、バルーンは如何なる潤滑性被膜も全く含ま
ない。
より好ましい態様において、カテーテルシャフト及び
バルーンは、共に潤滑的に被覆されているが、しかし、
バルーンの被膜はカテーテルシャフトの被膜よりも低潤
滑性又は低摺動性である。前記例において、カテーテル
シャフトに対しては上述の如きPEO組成物が、他方、バ
ルーンに対してはシリコーン被膜が配置されるというよ
うに、二つの異なる被膜が使用されてよい。このような
配置は、本発明の好ましい態様を成す。
他の変形においては、PEOの異なる組成物がシャフト
及びバルーンに対して使用されてよい。イソプロピルア
ルコール及び水中のPEO及びNPGを含む上述のPEO組成物
において、PEO含有率の量的変化は組成物の最終的な潤
滑性に影響を及ぼす;PEOの高いパーセンテージは、高い
潤滑性を示す。それ故、本発明の目的(すなわち、カテ
ーテルにおける“差別的”及び“選択的”潤滑性)を更
に達成するために、カテーテルシャフトに対しては相対
的に高いパーセンテージのPEO組成物を使用し、そし
て、バルーンに対しては相対的に低いパーセンテージの
組成物を使用してよい。勿論、他の組成物も本方法にお
いて用いてよい。
別の好ましい態様は、被覆されたカテーテルシャフ
ト,被覆されたバルーンコーン及び遠位カテーテル先端
に伸びている少なくともバルーンの遠位ウエストの被膜
からなり、バルーンボディの中央部は全く被膜を有しな
いか又は低潤滑性である。
加えて及び更に好ましくは、近位及び遠位の両バルー
ンコーンも、カテーテルシャフト又は少なくとも遠位コ
ーンと同様に被覆されている。本発明において、バルー
ンボディの中央部は未被覆であるか又は相対的に低潤滑
性の被膜で被覆されている。
図面の簡単な説明 本発明の詳細な説明は、図面に記載された特定の例に
関して後記本文中に記載されているが、ここで: 図1は、膨張に先立ってバルーンが管内で閉塞部を横
切って配置されているバルーンカテーテルを示す略図で
あり、 図2は、閉塞部において膨張されたバルーンを有する
図1の配置されたバルーンカテーテルを示す略図であ
り、 図3は、代表的なバルーンカテーテルを示す略図であ
り、 図4は、本発明の一つの好ましい態様で被覆されたカ
テーテルバルーンの基本的な構造を示す略図である。
発明の詳細な説明 ここで図1及び2を参照すると、上述の“スイカの種
蒔き”効果に関する記載は、一層容易に理解されるであ
ろう。図1及び2は、案内ワイヤー12(これを介して、
カテーテルは管14内を閉塞部16の位置まで移動する)を
有するワイヤー誘導型の、一般的に10で示されるバルー
ンカテーテルを示す。図から明らかな如く、膨張されな
い状態で、バルーン18は閉塞部16を横切って配置されて
いる(図1参照)。膨張に際して(図2参照)、バルー
ンは拡大し且つ閉塞部16を押圧するので、カテーテルが
固定位置に保持されない場合には、“スイカの種蒔き”
効果が起こる可能性がある。図2に示される如く、カテ
ーテルが固定位置に保持される場合には、拡大したバル
ーンは閉塞部16を押圧し、管を開口するために管14の内
壁に対して閉塞部16を成形する。本発明に関して既に記
載された如く、閉塞部16に接触して示されているバルー
ン18の表面は、それを閉塞部に係止する場合に“錨”効
果を与えるために、未被覆であることが最も良く、又は
カテーテルよりも低潤滑性の被膜で被覆されることが好
ましい。このことは、図3及び4に関して、下記本文中
に一層充分に記載されている。
図3は、カテーテルにおける種々の上述の設計変形の
何れかを含んでよい代表的なバルーンカテーテルを示
す。本発明を理解する目的のためには、カテーテル10
は、一般的に18で示されるバルーン,遠位先端20,シャ
フト22及び一般的に24で示されるマニホールド部を含む
ということを覚えておくことのみが重要である。シャフ
ト22は、近位端部分26及び遠位端部分25(これは、バル
ーン18に結合している)からなる。
図4から明らかな如く、バルーン18はボディ部分30,
近位コーン部分36,近位ウエスト部分38及び遠位ウエス
ト部分34と一緒になった遠位コーン部分32を含む。
本文中で意図された如く、カテーテルの潤滑性被膜の
選択的配置の一態様において、被膜は、近位コーン36
(所望による)を覆って伸び、近位方向においてシャフ
ト22の近位端部分26までシャフト22を覆い、それ故、シ
ャフト22の大部分を覆う40として示される。図3及び4
に最も良く示されている如く、被膜40も所望により、遠
位コーン部分32,遠位ウエスト部分34及びカテーテルの
遠位先端20に含まれる。バルーンの中央部30は、未被覆
であるか又は低潤滑性の組成物で被覆されるかの何れか
である。
バルーンカテーテル及び潤滑性被膜に関する従来技術
において知られている如く、被膜は比較的薄く、且つ必
要ではないが、好ましくは、カテーテルボディ表面に結
合しているであろう。シリコーンは、非結合性潤滑材の
例である。最初に述べたPEOベースの被膜は、結合性潤
滑材の例である。図において、被膜の相対的な厚さは判
り易くするために非常に誇張されている。しかしなが
ら、従来技術の普通の実務においては、前記被膜は名目
的には20〜50μm又はそれより小さな程度の厚さであっ
てよく、そして、含まれる被膜の種類及び特に望まれる
被膜の選択的配置に応じて、種々の方法で用いられるで
あろう。
例えば、種々のポリマー状の親水性被膜の場合には、
バルーンのボディ部分が摺動性の親水性被膜で被覆され
ることを妨げるために、弾性マスクを用いると都合が良
いことが判った。前記マスクは、好ましい形態において
は、加工中のマスクの位置を保持するためにバルーンを
取り巻く僅かな干渉フィットを与えるために、寸法決め
された熱収縮性ポリオレフィンである。一つの好ましい
態様においては、マスクされた領域の未被覆長さは、バ
ルーンのボディ部分の中心で且つボディ部分の外周表面
を取り巻いている約1.6cm(約5/8インチ)である。この
ような配置は、図4に示されている。勿論、バルーンの
ボディ全体が未被覆のままであってもよいし、そして又
は、カテーテルの中央よりも相対的に低潤滑性の被膜を
用いて被覆されていることも好ましい。
ポリマー被覆操作の完了において、未被覆のバルーン
ボディ部分を暴露するために、マスクは次いで除去され
る。このような配置において、シャフトとバルーンコー
ンとウエスト(これらは被覆操作中は未被覆である)と
は、カテーテルの残部に配置されたものと同一の摺動性
の親水性被膜を用いて被覆される。既に知られている如
く、前記被膜は代表的には溶液の形態でカテーテルの表
面に塗布され、これは乾燥され、次いで通常は短時間の
加熱又は紫外線照射により乾燥される。
カテーテルにおける被膜の選択的配置を行う一手段は
油(これは、未被覆で残るであろうことを望まれている
領域にわたって広げられていてよい)のような離型剤の
使用を含む。被膜の硬化後、この領域を次いで、油を塗
った領域から被膜を単に剥離することにより暴露する。
更に所望により、被膜を硬化する前に、被膜の一部分を
バルーンから洗浄除去しても又は拭い落としてもよい。
別の方法は、例えば紫外線遮蔽物を使用して、未被覆で
残すべきバルーンの領域の被膜を変性することである。
本発明の最後の選択的被膜配置は、最初に低摺動性で
相性の被膜を用いてバルーン及びできれば更にカテーテ
ルも被覆し、次いでマスキングし、所望の高摺動性の被
膜を塗布し、次いで普通に行うか又は、これらの逆に行
われてもよい。
本発明は、伸展性(compliant)型のバルーンに対し
ても及び非伸展性(non−compliant)型のバルーンに対
しても等しく適用可能である。バルーンの材料における
広汎な変化は良く知られており、そのうちの幾つかを二
三挙げると、エチレン/ビニルアセテートコポリマー、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン/ポリオレ
フィンコポリマー及び高密度ポリエチレンが含まれる。
マスキング材は、最も都合良くは、特にバルーンに適
するように寸法決めされ且つその上に配置されたマンド
レル状の熱収縮性ポリエチレンである。被膜は、高分子
量の可溶性ポリマー例えばPEOと、イソプロピルアルコ
ール中の紫外線硬化性ジアクリレートと、微量の紫外線
吸収剤を含む水とからなっていてよい。被覆溶液をカテ
ーテル装置の選択された領域に塗布し、これらを次いで
紫外線チャンバーに通し、酸素を除去し、紫外線に暴露
し、次いで除く。マスクを除去し、如何なる滴りも除く
ために、前記領域を水浴を用いて超音波洗浄する。バル
ーンの未被覆部分はそのままの状態で放置されるか又
は、例えばシリコーン若しくは低いパーセンテージのヒ
ドロゲル含有率を有するポリマー被膜のような低潤滑性
の被膜を塗布する。他の塗布方法は、当業者に知られて
いるであろう。
本発明は多くの異なる形態で実施可能であり、これら
は図中に示されており、且つ本発明の特定の好ましい態
様は本文中に詳細に記載されている。本開示は、本発明
の原理の例示であり、そして説明された特定の態様に本
発明を限定することを意図するものではない。
本開示は、本発明の好ましく且つ互換性の態様の記載
を示す。当業者は、本文中に記載された特定の態様と等
価な他の態様(これは、本書に添付された請求項により
表現することが意図されている)を認識し得るであろ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリー,ジェイムズ アメリカ合衆国,ミネソタ 55369,メ ープル グローブ,69ス アヴェニュー ノース 12100 (72)発明者 ダッガン,ロジャー アメリカ合衆国,テネシー 38104,メ ンフィス,サウス マックレーン ブー ルヴァード 14,アパートメント #14 (56)参考文献 特開 平6−169995(JP,A) 特開 昭61−279256(JP,A) 特開 平3−284265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 25/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフト及び該シャフトに接続されたバル
    ーンを含み、該バルーンは近位端部分,遠位端部分及び
    中央部分を有する種類のバルーンカテーテルにおいて、
    前記バルーンカテーテルは第一の潤滑手段および第二の
    潤滑手段を含み、前記第一の潤滑手段は、シャフトに潤
    滑性被膜を与えるために設けられ且つ配置され、前記バ
    ルーンカテーテルに結合され且つ少なくともバルーンの
    一部分に対してよりもシャフトの大部分に対して相対的
    に高潤滑性を与えるために設けられ且つ配置されてお
    り、更に前記第二の潤滑手段は、少なくともバルーンの
    一部分に潤滑性被膜を与えるために設けられ且つ配置さ
    れ、そして前記バルーンの前記潤滑性被膜はシャフトの
    潤滑性被膜よりも低潤滑性であるバルーンカテーテル。
  2. 【請求項2】前記バルーンの少なくとも一部分は未被覆
    である請求項1記載のカテーテル。
  3. 【請求項3】前記バルーンの前記中央部分が未被覆であ
    る請求項2記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】前記バルーンの前記遠位端部分に潤滑性被
    膜を更に含む請求項3記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】バルーンの前記近位端部分も叉潤滑性被膜
    を含む請求項4記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】高潤滑性の被膜がポリエチレンオキシド組
    成物からなる請求項1記載のカテーテル。
  7. 【請求項7】低潤滑性の被膜がシリコーンからなる請求
    項1記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】低潤滑性の被膜がバルーンの前記中央部分
    にのみ存在する請求項1記載のカテーテル。
  9. 【請求項9】近位端部及び遠位端部を有するシャフト,
    中央部分及び対向する端部を有し更に各端部にコーン及
    びウエストを有するバルーンを含む種類のバルーンカテ
    ーテルであって、前記バルーンカテーテルは更に、遠位
    先端部分,表面領域並びにこれらの表面領域に接続され
    た潤滑性被膜を含む種類のバルーンカテーテルにおい
    て、前記カテーテルの表面領域の高潤滑性の被膜及び相
    対的に低潤滑性の被膜の配置が予め決定されており、前
    記シャフトはバルーンからシャフトの近位端に伸びてい
    るシャフトの大部分の長さに結合された相対的に高潤滑
    性の被膜が与えられており、前記バルーンの両コーンは
    遠位先端部分と同様に相対的に高潤滑性の被膜が与えら
    れており、そしてバルーンボディの少なくとも大部分
    は、前記高潤滑性の被膜よりも相対的に低潤滑性の潤滑
    性被膜によって被覆されているカテーテル。
  10. 【請求項10】前記高潤滑性の被膜がポリエチレンオキ
    シド組成物からなる請求項9記載のカテーテル。
  11. 【請求項11】前記低潤滑性の被膜がシリコーンからな
    る請求項9記載のカテーテル。
  12. 【請求項12】近位端部及び遠位端部を有するシャフ
    ト,中央部分及び対向する端部を有し、更に各端部にコ
    ーン及びウエストを有するバルーンを含む種類のバルー
    ンカテーテルであって、前記バルーンカテーテルは更
    に、遠位先端部分、表面領域並びにこれらの表面領域に
    接続された潤滑性被膜を含む種類のバルーンカテーテル
    において、前記カテーテルの前記表面領域の高潤滑性の
    被膜及び相対的に低潤滑性の被膜の配置が予め決定され
    ており、その結果、前記シャフトはバルーンからシャフ
    トの近位端に伸びているシャフトの大部分の長さに結合
    された相対的に高潤滑性の被膜が与えられており、そし
    てバルーンボディ全体が未被覆であるカテーテル。
  13. 【請求項13】前記バルーンボディ全体が低潤滑性の被
    膜で被覆されている請求項9記載のカテーテル。
  14. 【請求項14】前記バルーンボディの前記中央部分が未
    被覆である請求項9記載のカテーテル。
  15. 【請求項15】前記バルーンボディの前記中央部分のみ
    が低潤滑性の被膜で被覆されている請求項9記載のカテ
    ーテル。
  16. 【請求項16】前記シャフトの前記近位端部分が未被覆
    である請求項9記載のカテーテル。
  17. 【請求項17】前記バルーンの少なくとも遠位ウエスト
    も高潤滑性の被膜で被覆されている請求項9記載のカテ
    ーテル。
  18. 【請求項18】前記バルーンの近位ウエストに同一の高
    潤滑性の被膜を含む請求項17記載のカテーテル。
  19. 【請求項19】前記遠位コーンのみが高潤滑性の被膜で
    被覆されている請求項9記載のカテーテル。
  20. 【請求項20】前記バルーンの前記中央部分が未被覆で
    ある請求項19記載のカテーテル。
  21. 【請求項21】前記バルーンの前記中央部分が低潤滑性
    の被膜で被覆されている請求項19記載のカテーテル。
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