JP3468471B2 - 水圧サーボ弁 - Google Patents

水圧サーボ弁

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JP3468471B2 JP09570693A JP9570693A JP3468471B2 JP 3468471 B2 JP3468471 B2 JP 3468471B2 JP 09570693 A JP09570693 A JP 09570693A JP 9570693 A JP9570693 A JP 9570693A JP 3468471 B2 JP3468471 B2 JP 3468471B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、スリーブ及びスプール
を内蔵し、これらの部材により流体切換ポートを構成
し、かつ、作動流体が水である水圧サーボ弁に関する。 【0002】 【従来の技術】水圧サーボ弁は種々知られており、例え
ば図2に示すものが公知である。 【0003】図2において、プラスチック材等の不錆材
からなる弁本体1Aには、スリーブ2が形成されてい
る。そのスリーブ2内には、プラスチック材等の不錆材
からなるスプール11が、両端を一対の静圧軸受15
a、15bによりスリーブ2に対し非接触に支持され、
左右のばね室3a、3b内に介装されたばね4によりセ
ンタリングされている。 【0004】また、ばね室3a、3bに接続された管路
6a、6bは弁本体1Aに形成された中央室8内に突出
され、それらの突出端部には、それぞれノズル7a、7
bが形成されている。これらノズル7a、7bの間に
は、隙間Dが形成され、その隙間Dには、弁本体1Aに
固設されたトルクモータ9のフラッパ10がノズル7
a、7bにわずかの隙間を設けて挿通され、これらノズ
ル7a、7b及びフラッパ10によりノズル・フラッパ
部NFが構成されている。 【0005】このように構成され、圧水PSはポンプポ
ートPからスリーブ2内に入り、通路A1、A2の2路
に分岐されて静圧軸受15a、15bの図示しない4個
の絞り部から図示しないポケットに噴出し、スプール1
1を浮上させてスリーブ2に対し非接触に支持してい
る。なお、図中の符号16は水圧サーボ弁で切換え制御
される負荷である。 【0006】このように水圧サーボ弁は、静圧軸受15
a、15bを用いて、スプール11とスリーブ2とを非
接触で支持するように構成されている。従って、従来の
油圧サーボ弁に比べ、スプール11とスリーブ2との間
の隙間hが大きいため、内部漏れL(圧液の一部が仕事
せずに直接戻りの流れとなる(図3参照))が大きいと
う欠点がある。 【0007】これを低減するにはスプール・スリーブ間
の隙間hを小さくする方法が最も簡単で効果的である。
しかしながら、これまでの水圧サーボ弁は静圧軸受15
a、15bを通過した流体をノズル・フラッパ部NFに
導き、スプール11を駆動するための背圧制御に用いる
ことを特徴としており、内部漏れ低減のために隙間hを
小さくすると、ノズル・フラッパ部NFへ導かれる流体
の流量までが少なくなり、ノズル・フラッパ部NFの特
性が大きく変化する(図4、図5参照)。すなわち、同
一のノズル径を用いてスプール・スリーブの隙間hを小
さくすると距離Xnに対するノズル背圧Pnの勾配が大
きくなり、僅かなフラッパ変位でノズル背圧Pnが大き
く変化する。この勾配が大きいとノズル・フラッパ部N
Fの応答性は良くなるが、逆に安定性が悪くなり、サー
ボ弁が振動する原因となることがある。なお、図4にお
いて、 dn:ノズル7a、7bのノズル径 Xn:ノズル7a、7bとフラッパ10との間のノズル
・フラッパ間距離 Pn:ノズル7a、7bのノズル背圧 Qn:ノズル7a、7bからの流量 である。 【0008】また、静圧軸受効果を出すためには、フラ
ッパ中立位置におけるノズル背圧(Pno)をある程度
高く保つ必要があり、この時、ノズル・フラッパ間距離
Xnoが非常に小さくなり(数10μm)、ノズル・フ
ラッパ部NFに高い製作精度が要求され、製作が難しい
という問題を生じる。また、隙間hを小さくした場合、
これに応じてノズル径dnも変えれば原理的には隙間h
によらず同じノズル・フラッパ特性を得ることが可能で
あるが、その場合、ノズル径dnがかなり小さくなり、
やはり、製作上の問題や耐コンタミの問題が生じる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの欠点
を除去するためになされたもので、これまでの静圧軸受
部の他に、別のオリフィスを設け、これらの両者を通過
する流体をノズル・フラッパ部に導き利用して常に最適
なノズル・フラッパ特性を得ることができる水圧サーボ
弁を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、スリー
ブ(2)とスプール(11)とノズル・フラッパ部(N
F)とを有し、作動流体が水である水圧サーボ弁におい
て、ポンプポート(P)からの通路(12a、12b)
は静圧軸受(15a、15b)への流れ(B1、B2)
と絞り(13a、13b)を通過してノズル(7a、7
b)に至る管路(6a、6b)への流れ(C1、C2)
とに分岐させ、前記管路(6a、6b)はスリーブ
(2)の両端のばね室(3a、3b)に接続されてい
る。 【0011】上記絞りは、ポンプポートを静圧軸受に導
く通路と、静圧軸受を通過した流れをノズル・フラッパ
部に導く通路に連通する連通部に設けたオリフィスで構
成するのが好ましい。 【0012】 【作用】上記のように構成された水圧サーボ弁において
は、静圧軸受を通過した流れとポンプポートからの静圧
軸受に流れる前の水が絞りを通過した後合流されてノズ
ル・フラッパ部に導かれる。したがって、スプール・ス
リーブ間の隙間を小さくしても、最適なノズル・フラッ
パ特性を得ることができる。 【0013】 【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 【0014】なお、図1において、図2に対応する部分
については、同じ符号を付して重複説明を省略する。 【0015】図1において、本体1に接続され分岐され
て静圧軸受15a,15bに至る通路12a、12b
は、絞りであるインレットオリフィス13a、13bを
介して管路6a、6bにそれぞれ連通されている。 【0016】次に作用について説明する。 【0017】圧水PSは、ポンプポートPから通路12
a、12bの2路に分岐して流れ、静圧軸受15a、1
5bへの流れB1、B2と、インレットオリフィス13
a、13bを通過して管路6a、6bへの流れC1、C
2とに分岐される。前記流れB1、B2は静圧軸受効果
によりスプール11とスリーブ2とを非接触状態に保持
し、管路6a、6bに流れる。この管路6a、6bに入
った流れB1、B2にインレットオリフィス13a、1
3bを通過した流れC1、C2が合流してノズル・フラ
ッパ部NFに導かれる。 【0018】したがって、スプール・スリーブ間隙間h
を小さくすることができ、それにより静圧軸受15a、
15bを介してノズル・フラッパ部NFに導かれる水量
が少くても、インレットオリフィス13a、13bの口
径を変えることにより、ノズル・フラッパ部NFへの流
量を適量に保持し、常に最適なノズル・フラッパ特性を
得ることができる。 【0019】 【発明の効果】本発明は、水圧サーボ弁においてノズル
・フラッパ部に導かれる流路が静圧軸受部からの流れと
インレットオリフィスを介する流れの二つから成る構造
としたことによって、水圧サーボ弁の特徴である静圧軸
受による自動調心作用をもたせつつ、内部漏れ流量を減
らす為にスプールとスリーブとの半径方向の隙間を小さ
くしてもノズル・フラッパ部の特性を任意に変更できる
ため、水圧サーボ弁の性能を最適に調整できる効果を生
じた。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す側断面図。 【図2】従来の水圧サーボ弁の一例を示す側断面図。 【図3】図2の漏れを説明する図面。 【図4】ノズル・フラッパ部の詳細を示す図面。 【図5】スプール・スリーブ間の隙間がノズル・フラッ
パ間距離−ノズル背圧勾配に及ぼす影響を説明する図
面。 【符号の説明】 A1、A2・・・通路 B1、B2・・・静圧軸受への流れ C1、C2・・・管路への流れ NF・・・ノズル・フラッパ部 P・・・ポンプポート PS・・・圧水 1、1A・・・本体 2・・・スリーブ 3a、3b・・・ばね室 4・・・ばね 6a、6b・・・管路 7a、7b・・・ノズル 8・・・中央室 9・・・トルクモータ 10・・・フラッパ 11・・・スプール 12a、12b・・・通路 13a、13b・・・インレットオリフィス 15a、15b・・・静圧軸受 16・・・負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信田 昌男 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 宮川 新平 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 浦田 暎三 東京都町田市小川二丁目18番18号 (56)参考文献 特開 平4−191506(JP,A) 特開 平4−258514(JP,A) 実開 昭50−96895(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 13/043

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 スリーブ(2)とスプール(11)とノ
    ズル・フラッパ部(NF)とを有し、作動流体が水であ
    る水圧サーボ弁において、ポンプポート(P)からの通
    路(12a、12b)は静圧軸受(15a、15b)へ
    の流れ(B1、B2)と絞り(13a、13b)を通過
    してノズル(7a、7b)に至る管路(6a、6b)へ
    の流れ(C1、C2)とに分岐させ、前記管路(6a、
    6b)はスリーブ(2)の両端のばね室(3a、3b)
    に接続されていることを特徴とする水圧サーボ弁。
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