JP3468392B2 - 梱包兼用ごみ箱 - Google Patents
梱包兼用ごみ箱Info
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- JP3468392B2 JP3468392B2 JP2746196A JP2746196A JP3468392B2 JP 3468392 B2 JP3468392 B2 JP 3468392B2 JP 2746196 A JP2746196 A JP 2746196A JP 2746196 A JP2746196 A JP 2746196A JP 3468392 B2 JP3468392 B2 JP 3468392B2
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- Japan
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- box
- ashtray
- garbage
- cleaning tool
- packing
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/10—Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion
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- Refuse Receptacles (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、品物の梱包がで
きる梱包用の箱となると共に、ごみ類等を入れることが
できるごみ入れ用の箱ともなる梱包兼用ごみ箱に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来では、品物を運搬する際に使用され
た使用済みの空の梱包箱を単なるごみ箱代わりにしてご
み入れに転用することが日常でごく一般的に行われてい
る。これは、品物を保護しながら運搬するものとして使
用し、又は、一度に複数個の品物を同時に梱包して運搬
するものとして使用する梱包箱を使用済みで使い捨てる
ことなく、前記目的を成し終えた梱包箱の他の使い道を
広げるためになされる自然発生的な生活の知恵であっ
て、ごく普通に多用されているのが現状となっている。 【0003】ところで、建築業においても、品物を建築
現場へ搬出した後に使用済みの梱包箱を上記と同様に単
なるごみ箱として再利用することがある。このことは、
上記理由を含むと共に、建築現場内に設置する既製のご
み箱へごみ類を捨てに行くことに時間を要し且つ面倒で
あることに起因している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、単なる箱型からなる使用済みの梱包箱は、ご
み入れに転用してごみ箱となるが、資材片、包装物、飲
食物の空き箱や缶類、煙草の灰や吸殻、等のごみ類が多
く生じ易い建築現場においては、ごみ類を収容するごみ
箱としは機能性に乏しく扱い難いものとなっている。例
えば、使用済みの梱包箱をごみ箱とした場合、加工する
などの手を加えることなく簡単にごみ入れができて便利
なものとなるが、ごみ類を一度に寄せ集める際に使用す
る箒や塵取り等を取付ける部分がないので、これら箒や
塵取り等を転用したごみ箱と一体にして掃除作業を行い
易くすることが出来ないことや、直接的に煙草の灰や吸
殻を落として捨てることが出来ない等の改良すべき諸点
がある。 【0005】そこで、使用済みの梱包箱であっても機能
性が高く扱い易いごみ箱となる工夫が提案されて実用化
が望まれている。 【0006】この発明は、上記要望に応えるため、梱包
用の箱をごみ入れ用の箱に転用した際に、ごみ類の寄せ
集めが容易にできて扱い易くなると共に、従来では行え
なかった直接的な煙草の灰落としや吸殻落としを行える
機能をもたせた梱包兼用ごみ箱を提供することを目的と
する。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段とするところは、平坦状に展開された厚紙材を箱
型に組み立てることによって上蓋のある梱包用の箱が形
成され、この梱包用の箱の上蓋には切り離して組み立て
できる塵取りが型取りされると共に、所定の側面には引
き起こして組み立てできる灰皿受け及び掃除具受けが型
取られ、これら塵取り、灰皿受け、掃除具受けを組み立
てることによってごみ入れ用の箱が形成されて前記塵取
りや別途用意する箒等の掃除具が前記掃除具受けに出し
入れ自在で、且つ、前記灰皿受けに別途用意する灰皿の
取付けが着脱自在に行えることにある。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図に基づいて説明する。 【0009】梱包兼用ごみ箱1(以下、単に箱1と略称
する)は、例えば、図1及び図2に示すように、平坦状
に展開された緩衝作用の高い所謂ダンボール紙等の厚紙
材を箱型に組み立てることによって形成されるもので、
切り離し可能な上蓋2を有する背面部3、一方の側面部
4、正面部5、他方の側面部6が一方の端から順次に側
部折り目7を介して連結されたものである。そして、そ
の上蓋2には切り離して組み立てができる塵取り8が型
取られ、一方の側面部4には引き起こして組み立てがで
きる灰皿受け9が型取られ、他方の側面部6には引き起
こして組み立てができる掃除具受け10が型取られてい
る。 【0010】また、必要に応じて、背面部3及び正面部
5には上方の想像線で大囲いする部分に「安全+第一」
や「整理整頓」等の安全性に関する標語11が表示さ
れ、下方の小囲いする部分には社名及び社名マーク並び
に模様12等が表示されている。これによって、安全性
について注意するように呼びかけられると共に、箱1の
提供者が明確になされる。 【0011】このように成型される箱1は、囲い状とな
るように各側部折り目7で折り曲げて他方の側面部6の
端片6aを背面部3の端に止着し、且つ、それぞれの折
り返し底13を底部折り目14を境にして内方に折って
塞ぐことによって品物を梱包する梱包用の箱1が形成さ
れる。この状態では品物の梱包を行える型にあり、使用
の際には、箱1内に品物を入れて両側面部4、6の折り
返し蓋15を内方へ折り曲げ且つ上蓋2で箱1内部を塞
ぎ、テープ類等で上蓋2が容易に開蓋しないように止め
る。 【0012】一方、ごみ入れ用の箱1に転用する場合に
は、上蓋2を上蓋部折り目16に沿って切り離すと共
に、各折り返し蓋15を蓋部折り目17に沿って取り除
き、又は、折り曲げて各側面部4、6に当接し、図3乃
至図5に示すように、上方を開口してごみ入れ口18を
形成すると共に、一方の側面部4から灰皿受け9を起こ
して組み立て、他方の側面部6から掃除具受け10を起
こして組み立てるようにする。 【0013】そして、図6に詳細するように、上蓋2か
ら塵取り8を型取りに沿って切り離して折り目8aに沿
って組み立てることによって、ごみ受け板8bの両端か
ら側部8cが立上がって略コの字型となると共に、ごみ
受け板8bの掃き入れ口8dと相対向する側の端縁に連
結される手持ち部分且つごみの落ちこぼれを防止する握
持部8eが、側部端8c上に被さって係止片8fに係止
したものである。尚、簡便のために握持部8eは両側部
8cに単にテープ類で止めるようにしても差し支えな
い。 【0014】上記灰皿受け9は、図7に詳細するよう
に、引き起こし状態で上方側に灰皿Aの上部が振れない
ように支える支持輪9aを有し、且つ、その下方側には
灰皿Aの底を受ける底受け9bを有するもので、これら
支持輪9aと底受け9bとが連結帯9cで連結されたも
のである。灰皿Aを灰皿受け9に取付ける場合は、灰皿
Aの底を支持輪9a内に通しながら底受け9b上に着脱
自在に載せるようにする。 【0015】また、灰皿Aとしては、灰皿受け9に取付
けられるものであれば限定されないが、例えば、図8に
示すように、コスト削減及び容易に捨てられることから
予め用意する缶切り等で上蓋部分を切除開口して捨て口
とした飲料用の空き缶等を利用するのが好ましい。この
場合、この灰皿Aの外周面には、灰皿シール19を張り
つけるのが望ましい。主に、想像線で上段側の小囲いす
る部分に「吸殻入れ」や「灰皿」等の品目19aが表示
されると共に、中段側の大囲いする部分に「火の用心」
や「消し忘れ注意」等の防災に関する標語19bが表示
され、下段側の小囲いする部分に社名及び社名マーク並
びに模様19cが表示されたものであって、喫煙者に火
の後始末に対しての心配りを高めるような教示を行って
防災を呼びかけるように配慮するものである。このよう
に廃棄物としての飲料用の空き缶等を灰皿1にすること
によって、既製の灰皿Aの使う必要がなくなる。 【0016】上記掃除具受け10は、図9に詳細するよ
うに、上方の両側部折り目7付近に略長方形に型取りさ
れて下部を支点にして開放する一対の支持腕10aの先
端が、同様に下部を支点に開放して塵取り8や箒B等の
掃除具20を受ける受け板10bの係止片10cに係止
且つ支持して組み立てられたものである。掃除具20を
掃除具受け10内に納める場合には、受け板10bに沿
わせた状態で塵取り8を入れると共に、箒B等をこの塵
取り8上に当てがう等して出し入れ自在にすればよい。 【0017】尚、箱1の成型としては、上記展開した状
態のものに限定されず、例えば、図10及び図11に示
すように、ごく一般的に使用される梱包用の箱1、即
ち、予め上蓋2が分離し、それぞれ折り返し蓋15及び
底13を有する背面部3、一方の側面部4、正面部5、
他方の側面部6が側部折り目7を介して連結されたもの
であってもい。以下、それ以外の上記と同様な構成部分
についての説明は省略するが、要するに、上蓋2及び底
13を有する箱型となるものであれば形状は何でもよ
い。 【0018】このようにして組み立てられた箱1は、掃
除具受け10から取り出した掃除具20でごみ類を拾い
集めて箱1内に捨てることが可能となり、また、灰皿受
け9に取付けられた灰皿A内へ煙草の灰及び吸殻落とし
ができるようになる。尚、灰皿受け9及び掃除具受け1
0を引き起こすことによって、型取ったところの開き口
からごみ類の零れ落ちを完全に防止することから、別途
用意する網材や厚紙材からなる板紙を両側部内面に添え
るようにしてもよい。また、箱1内に図示しない底板を
別途設けて底部分を補強するようにしてもよい。 【0019】このように使用される箱1は、箱1内がご
み類で一杯になれば箱1ごと処分するか、又は、箱1を
傾けてごみ類のみを処分すればよい。灰皿Aも同様に、
灰皿Aごと処分するか、又は、煙草の吸殻、灰のみを処
分すればよい。 【0020】また、取り扱い上、箱1内に水分を含むご
み類や飲料水が零れる恐れのある缶ジュース類を捨てる
場合には、図12に示すように、予め箱1内に取り出し
できるごみ袋21を添えてもよい。これによって、箱1
の水浸しによる床濡れが防止でると共に、部材自身の破
損の防止にもつながる。また、ごみ類を捨てるときに
は、箱1ごと処分する必要がなくなり、ごみ袋21のみ
を処理すれば良いので扱い易くなる。更には、ごみ袋2
1によって箱1内が保護されるので、ごみ類の付着が防
止されて長期使用による悪臭の発生が防がれ、常に清潔
に保たれて衛生的となる。 【0021】以上説明したように、この箱1は品物の梱
包機能とごみ入れ機能を兼ね備えるものであるが、その
一使用例を次に示すことにする。例えば、建設業におい
て、必要個数分を用意した箱1を上記したように梱包用
の箱1となるように組み立て、それぞれ品物を梱包して
建築現場へ搬出し、現場へ搬入された後にこれら箱1か
ら品物を取り出して上記したようにごみ入れ用の箱1に
転用し、都合の良い場所に散在してごみ捨て場にすれば
よい。これによって、既製のごみ箱を設置する必要がな
くなると共に、ごみ捨て場が身近になって便利なものと
なる。 【0022】 【発明の効果】この発明に係る梱包兼用ごみ箱による
と、品物を梱包して持ち運びを行える梱包用の箱を、灰
皿及び掃除具の取付けが可能なごみ類を入れる機能性の
高いごみ入れ用の箱に転用することができる。これによ
って、既製のごみ箱の設置を省略でき、至る所に数多く
散在できてごみ捨て場が身近なものとなって便利とな
る。そして、箱内に直接的に煙草の灰や吸殻を捨てるこ
とができ、且つ、ごみ類の寄せ集めが容易となって掃除
作業を行い易くなる。
きる梱包用の箱となると共に、ごみ類等を入れることが
できるごみ入れ用の箱ともなる梱包兼用ごみ箱に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来では、品物を運搬する際に使用され
た使用済みの空の梱包箱を単なるごみ箱代わりにしてご
み入れに転用することが日常でごく一般的に行われてい
る。これは、品物を保護しながら運搬するものとして使
用し、又は、一度に複数個の品物を同時に梱包して運搬
するものとして使用する梱包箱を使用済みで使い捨てる
ことなく、前記目的を成し終えた梱包箱の他の使い道を
広げるためになされる自然発生的な生活の知恵であっ
て、ごく普通に多用されているのが現状となっている。 【0003】ところで、建築業においても、品物を建築
現場へ搬出した後に使用済みの梱包箱を上記と同様に単
なるごみ箱として再利用することがある。このことは、
上記理由を含むと共に、建築現場内に設置する既製のご
み箱へごみ類を捨てに行くことに時間を要し且つ面倒で
あることに起因している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、単なる箱型からなる使用済みの梱包箱は、ご
み入れに転用してごみ箱となるが、資材片、包装物、飲
食物の空き箱や缶類、煙草の灰や吸殻、等のごみ類が多
く生じ易い建築現場においては、ごみ類を収容するごみ
箱としは機能性に乏しく扱い難いものとなっている。例
えば、使用済みの梱包箱をごみ箱とした場合、加工する
などの手を加えることなく簡単にごみ入れができて便利
なものとなるが、ごみ類を一度に寄せ集める際に使用す
る箒や塵取り等を取付ける部分がないので、これら箒や
塵取り等を転用したごみ箱と一体にして掃除作業を行い
易くすることが出来ないことや、直接的に煙草の灰や吸
殻を落として捨てることが出来ない等の改良すべき諸点
がある。 【0005】そこで、使用済みの梱包箱であっても機能
性が高く扱い易いごみ箱となる工夫が提案されて実用化
が望まれている。 【0006】この発明は、上記要望に応えるため、梱包
用の箱をごみ入れ用の箱に転用した際に、ごみ類の寄せ
集めが容易にできて扱い易くなると共に、従来では行え
なかった直接的な煙草の灰落としや吸殻落としを行える
機能をもたせた梱包兼用ごみ箱を提供することを目的と
する。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段とするところは、平坦状に展開された厚紙材を箱
型に組み立てることによって上蓋のある梱包用の箱が形
成され、この梱包用の箱の上蓋には切り離して組み立て
できる塵取りが型取りされると共に、所定の側面には引
き起こして組み立てできる灰皿受け及び掃除具受けが型
取られ、これら塵取り、灰皿受け、掃除具受けを組み立
てることによってごみ入れ用の箱が形成されて前記塵取
りや別途用意する箒等の掃除具が前記掃除具受けに出し
入れ自在で、且つ、前記灰皿受けに別途用意する灰皿の
取付けが着脱自在に行えることにある。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図に基づいて説明する。 【0009】梱包兼用ごみ箱1(以下、単に箱1と略称
する)は、例えば、図1及び図2に示すように、平坦状
に展開された緩衝作用の高い所謂ダンボール紙等の厚紙
材を箱型に組み立てることによって形成されるもので、
切り離し可能な上蓋2を有する背面部3、一方の側面部
4、正面部5、他方の側面部6が一方の端から順次に側
部折り目7を介して連結されたものである。そして、そ
の上蓋2には切り離して組み立てができる塵取り8が型
取られ、一方の側面部4には引き起こして組み立てがで
きる灰皿受け9が型取られ、他方の側面部6には引き起
こして組み立てができる掃除具受け10が型取られてい
る。 【0010】また、必要に応じて、背面部3及び正面部
5には上方の想像線で大囲いする部分に「安全+第一」
や「整理整頓」等の安全性に関する標語11が表示さ
れ、下方の小囲いする部分には社名及び社名マーク並び
に模様12等が表示されている。これによって、安全性
について注意するように呼びかけられると共に、箱1の
提供者が明確になされる。 【0011】このように成型される箱1は、囲い状とな
るように各側部折り目7で折り曲げて他方の側面部6の
端片6aを背面部3の端に止着し、且つ、それぞれの折
り返し底13を底部折り目14を境にして内方に折って
塞ぐことによって品物を梱包する梱包用の箱1が形成さ
れる。この状態では品物の梱包を行える型にあり、使用
の際には、箱1内に品物を入れて両側面部4、6の折り
返し蓋15を内方へ折り曲げ且つ上蓋2で箱1内部を塞
ぎ、テープ類等で上蓋2が容易に開蓋しないように止め
る。 【0012】一方、ごみ入れ用の箱1に転用する場合に
は、上蓋2を上蓋部折り目16に沿って切り離すと共
に、各折り返し蓋15を蓋部折り目17に沿って取り除
き、又は、折り曲げて各側面部4、6に当接し、図3乃
至図5に示すように、上方を開口してごみ入れ口18を
形成すると共に、一方の側面部4から灰皿受け9を起こ
して組み立て、他方の側面部6から掃除具受け10を起
こして組み立てるようにする。 【0013】そして、図6に詳細するように、上蓋2か
ら塵取り8を型取りに沿って切り離して折り目8aに沿
って組み立てることによって、ごみ受け板8bの両端か
ら側部8cが立上がって略コの字型となると共に、ごみ
受け板8bの掃き入れ口8dと相対向する側の端縁に連
結される手持ち部分且つごみの落ちこぼれを防止する握
持部8eが、側部端8c上に被さって係止片8fに係止
したものである。尚、簡便のために握持部8eは両側部
8cに単にテープ類で止めるようにしても差し支えな
い。 【0014】上記灰皿受け9は、図7に詳細するよう
に、引き起こし状態で上方側に灰皿Aの上部が振れない
ように支える支持輪9aを有し、且つ、その下方側には
灰皿Aの底を受ける底受け9bを有するもので、これら
支持輪9aと底受け9bとが連結帯9cで連結されたも
のである。灰皿Aを灰皿受け9に取付ける場合は、灰皿
Aの底を支持輪9a内に通しながら底受け9b上に着脱
自在に載せるようにする。 【0015】また、灰皿Aとしては、灰皿受け9に取付
けられるものであれば限定されないが、例えば、図8に
示すように、コスト削減及び容易に捨てられることから
予め用意する缶切り等で上蓋部分を切除開口して捨て口
とした飲料用の空き缶等を利用するのが好ましい。この
場合、この灰皿Aの外周面には、灰皿シール19を張り
つけるのが望ましい。主に、想像線で上段側の小囲いす
る部分に「吸殻入れ」や「灰皿」等の品目19aが表示
されると共に、中段側の大囲いする部分に「火の用心」
や「消し忘れ注意」等の防災に関する標語19bが表示
され、下段側の小囲いする部分に社名及び社名マーク並
びに模様19cが表示されたものであって、喫煙者に火
の後始末に対しての心配りを高めるような教示を行って
防災を呼びかけるように配慮するものである。このよう
に廃棄物としての飲料用の空き缶等を灰皿1にすること
によって、既製の灰皿Aの使う必要がなくなる。 【0016】上記掃除具受け10は、図9に詳細するよ
うに、上方の両側部折り目7付近に略長方形に型取りさ
れて下部を支点にして開放する一対の支持腕10aの先
端が、同様に下部を支点に開放して塵取り8や箒B等の
掃除具20を受ける受け板10bの係止片10cに係止
且つ支持して組み立てられたものである。掃除具20を
掃除具受け10内に納める場合には、受け板10bに沿
わせた状態で塵取り8を入れると共に、箒B等をこの塵
取り8上に当てがう等して出し入れ自在にすればよい。 【0017】尚、箱1の成型としては、上記展開した状
態のものに限定されず、例えば、図10及び図11に示
すように、ごく一般的に使用される梱包用の箱1、即
ち、予め上蓋2が分離し、それぞれ折り返し蓋15及び
底13を有する背面部3、一方の側面部4、正面部5、
他方の側面部6が側部折り目7を介して連結されたもの
であってもい。以下、それ以外の上記と同様な構成部分
についての説明は省略するが、要するに、上蓋2及び底
13を有する箱型となるものであれば形状は何でもよ
い。 【0018】このようにして組み立てられた箱1は、掃
除具受け10から取り出した掃除具20でごみ類を拾い
集めて箱1内に捨てることが可能となり、また、灰皿受
け9に取付けられた灰皿A内へ煙草の灰及び吸殻落とし
ができるようになる。尚、灰皿受け9及び掃除具受け1
0を引き起こすことによって、型取ったところの開き口
からごみ類の零れ落ちを完全に防止することから、別途
用意する網材や厚紙材からなる板紙を両側部内面に添え
るようにしてもよい。また、箱1内に図示しない底板を
別途設けて底部分を補強するようにしてもよい。 【0019】このように使用される箱1は、箱1内がご
み類で一杯になれば箱1ごと処分するか、又は、箱1を
傾けてごみ類のみを処分すればよい。灰皿Aも同様に、
灰皿Aごと処分するか、又は、煙草の吸殻、灰のみを処
分すればよい。 【0020】また、取り扱い上、箱1内に水分を含むご
み類や飲料水が零れる恐れのある缶ジュース類を捨てる
場合には、図12に示すように、予め箱1内に取り出し
できるごみ袋21を添えてもよい。これによって、箱1
の水浸しによる床濡れが防止でると共に、部材自身の破
損の防止にもつながる。また、ごみ類を捨てるときに
は、箱1ごと処分する必要がなくなり、ごみ袋21のみ
を処理すれば良いので扱い易くなる。更には、ごみ袋2
1によって箱1内が保護されるので、ごみ類の付着が防
止されて長期使用による悪臭の発生が防がれ、常に清潔
に保たれて衛生的となる。 【0021】以上説明したように、この箱1は品物の梱
包機能とごみ入れ機能を兼ね備えるものであるが、その
一使用例を次に示すことにする。例えば、建設業におい
て、必要個数分を用意した箱1を上記したように梱包用
の箱1となるように組み立て、それぞれ品物を梱包して
建築現場へ搬出し、現場へ搬入された後にこれら箱1か
ら品物を取り出して上記したようにごみ入れ用の箱1に
転用し、都合の良い場所に散在してごみ捨て場にすれば
よい。これによって、既製のごみ箱を設置する必要がな
くなると共に、ごみ捨て場が身近になって便利なものと
なる。 【0022】 【発明の効果】この発明に係る梱包兼用ごみ箱による
と、品物を梱包して持ち運びを行える梱包用の箱を、灰
皿及び掃除具の取付けが可能なごみ類を入れる機能性の
高いごみ入れ用の箱に転用することができる。これによ
って、既製のごみ箱の設置を省略でき、至る所に数多く
散在できてごみ捨て場が身近なものとなって便利とな
る。そして、箱内に直接的に煙草の灰や吸殻を捨てるこ
とができ、且つ、ごみ類の寄せ集めが容易となって掃除
作業を行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一態様を示す梱包用の箱の展
開図。 【図2】図1の組み立て斜視図。 【図3】図2の梱包用の箱をごみ入れ用の箱に転用した
一方の側部側斜視図。 【図4】図2の梱包用の箱をごみ入れ用の箱に転用した
他方の側部側斜視図。 【図5】図3及び図4に共通の展開図。 【図6】組み立てた塵取りの斜視図。 【図7】灰皿受けを詳細に示す一部省略した斜視図。 【図8】空き缶からなる灰皿の外観正面及び灰皿シール
の詳細図。 【図9】掃除具受けを詳細に示す一部省略した斜視図。 【図10】この発明の実施の他の一態様を示す展開図。 【図11】図10の組み立て斜視図。 【図12】箱内にごみ袋を添えた状態を示す斜視図。 【符号の説明】 1 梱包兼用ごみ箱 2 上蓋 8 塵取り 9 灰皿受け 10 掃除具受け 20 掃除具 A 灰皿 B 箒
開図。 【図2】図1の組み立て斜視図。 【図3】図2の梱包用の箱をごみ入れ用の箱に転用した
一方の側部側斜視図。 【図4】図2の梱包用の箱をごみ入れ用の箱に転用した
他方の側部側斜視図。 【図5】図3及び図4に共通の展開図。 【図6】組み立てた塵取りの斜視図。 【図7】灰皿受けを詳細に示す一部省略した斜視図。 【図8】空き缶からなる灰皿の外観正面及び灰皿シール
の詳細図。 【図9】掃除具受けを詳細に示す一部省略した斜視図。 【図10】この発明の実施の他の一態様を示す展開図。 【図11】図10の組み立て斜視図。 【図12】箱内にごみ袋を添えた状態を示す斜視図。 【符号の説明】 1 梱包兼用ごみ箱 2 上蓋 8 塵取り 9 灰皿受け 10 掃除具受け 20 掃除具 A 灰皿 B 箒
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 平坦状に展開された厚紙材を箱型に組み
立てることによって上蓋のある梱包用の箱が形成され、
この梱包用の箱の上蓋には切り離して組み立てできる塵
取りが型取りされると共に、所定の側面には引き起こし
て組み立てできる灰皿受け及び掃除具受けが型取られ、
これら塵取り、灰皿受け、掃除具受けを組み立てること
によってごみ入れ用の箱が形成されて前記塵取りや別途
用意する箒等の掃除具が前記掃除具受けに出し入れ自在
で、且つ、前記灰皿受けに別途用意する灰皿の取付けが
着脱自在に行えることを特徴とする梱包兼用ごみ箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2746196A JP3468392B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 梱包兼用ごみ箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2746196A JP3468392B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 梱包兼用ごみ箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221125A JPH09221125A (ja) | 1997-08-26 |
JP3468392B2 true JP3468392B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
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