JP3466884B2 - フィルタバンク回路 - Google Patents

フィルタバンク回路

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JP3466884B2
JP3466884B2 JP25435897A JP25435897A JP3466884B2 JP 3466884 B2 JP3466884 B2 JP 3466884B2 JP 25435897 A JP25435897 A JP 25435897A JP 25435897 A JP25435897 A JP 25435897A JP 3466884 B2 JP3466884 B2 JP 3466884B2
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光男 山口
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東洋通信機株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はフィルタバンク回路
に関し、特に製造コスト低減の手段に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、短波周波数を用いた通信(以
下、短波通信と記す)は、短波特有のフェージング現象
により通信品質が短い周期で変動するため、衛星通信の
ように定常的に品質のよい通信が利用できるようになっ
た今日においては、利用価値が無いように思われてい
る。しかし、短波通信は電波の電離層反射を利用するの
で、衛星を使用することなく長距離通信が実現できる唯
一の周波数帯であり、しかも衛星通信に比べて設備コス
トが安価であるので、例えば、海外邦人向けの短波放送
や船舶向け気象放送などに現在でも使用されている。 【0003】図2は短波放送設備における送信出力段の基本
構成例を示す機能ブロック図である。この図に示す送信
出力段は、出力側にローパスフィルタ21が接続された電
力増幅器22と、前記ローパスフィルタ21に接続されたア
ンテナ23とから構成される。 【0004】電力増幅器22から出力される信号は、所望信号
以外に増幅器の非線形特性と増幅器内部で発生する雑音
とのため高調波成分を含むスプリアス信号(不要信号)が
多く、この出力信号をこのまま空中線23から放射すると
高レベルのスプリアス信号が所望信号とともに送信され
ることになり、混信等の障害を引き起こす。従って、第
2図に示すように電力増幅器22の出力側にローパスフィ
ルタ21を設置して、スプリアス信号を除去するようにし
ている。実際の短波通信おいては、通常、各通信チャネ
ルに対応して周波数特性の異なる10個程度のフィルタ
が必要となり、使用する周波数(通信チャネル)に応じて
フィルタを切り替えて使用する。このように周波数特性
の異なる多数のフィルタ群を配置し、必要なフィルタを
切替選択して使用する回路をフィルタバンク回路と称す
る。 【0005】第3図は、従来のフィルタバンク回路の構成例
を示す機能ブロック図である。この図に示すフィルタバ
ンク回路は、2つの出力端子31、32と共通端子33とを有
する複数のリレーK1、K2、K3、・・・Knを前記片方の出力
端子31を介して線路L31、L32、L33、・・・・L3nにより並列
に接続すると共に前記他方の出力端子32全てを接地した
第1のリレー群と、同様に2つの出力端子31、32と共通端
子33とを有する複数のリレーK1'、K2'、K3'、・・・・Kn'を
前記片方の出力端子31を介して線路L31'、L32'、L33'、
・・・・L3n'により並列に接続すると共に前記他方の出力端
子32全てを接地した第2のリレー群とを備え、前記配列
順が同じリレー、例えば、K1とK1'、K2とK2'、の共通端
子33間にそれぞれローパスフィルタFL1、FL2、FL3、・・・
FLnが接続されている。 【0006】このフィルタバンク回路は、上述した電力増幅
器22から出力された短波周波数帯の信号が入力端子40に
入力すると、後述する各リレーの制御によりスプリアス
信号を最も効果的に抑圧するフィルタを選択し、このフ
ィルタを用いてスプリアス信号を除去し出力端子50から
所望信号のみを出力する。 【0007】例えば、フィルタFL3を選択する場合の動作に
ついて説明すると、フィルタバンク回路は、リレーK3、
K3'の共通端子33と片方の出力端子31とを接続するが、
他のリレーは共通端子33と他方の出力端子32とを接続す
るようにする。従って、入力端子40に入力する信号は、
線路L36、L35、リレーK3、フィルタFL3、リレーK3'、線
路L35'、L36'を経由して出力端子50に導出されるので、
フィルタFL3によりスプリアス信号が除去される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような従来のフィルタバンク回路においては以下に示す
ような問題点があった。つまり、上述したフィルタFL3
が選択される例を用いて説明すれば、選択されないフィ
ルタに接続される線路L31、L32、L33、L34、L37、L38、
・・・L3nとL31'、L32'、L33'、L34'、L37'、L38'、・・・L3
n'とが所望信号が伝送される線路L36、L35とL35'、L36'
とに対して終端開放のスタブ線路(容量線路)となり、こ
の結果、フィルタFL3にスタブ線路による容量が付加さ
れフィルタFL3の減衰特性が設計値からずれる問題があ
った。このため、製造の段階において各フィルタの減衰
特性を再調整する必要が生じ、製造工数が大幅に増大し
てコスト上昇の原因となる等問題であった。本発明は、
上述した従来のフィルタバンク回路に関する問題を解決
するためになされたもので、フィルタ切替に伴うスタブ
線路により付加的に発生する容量を無くし、もって製造
時におけるフィルタ減衰特性の再調整が不要なフィルタ
バンク回路を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明に係わるフィルタバンク回路の請求項1記載
の発明は、共通端子と2つの出力端子とを有する複数の
切替手段を後段の切替手段の共通端子と前段の切替手段
の一方の出力端子とが導通するように直列接続すると共
に最後尾に接続された切替手段の一方の出力端子を接地
した第1の切替手段群と、該第1の切替手段群と同一の
構成とした第2の切替手段群とを備え、前記第1の切替
手段群の切替手段と第2の切替手段群の切替手段とをフ
ィルタ手段を介して、それぞれの他方の出力端子同士を
接続し、前記第1の切替手段群及び第2の切替手段群の
先頭に配列された切替手段の共通端子を入出力端子とし
たものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
フィルタバンク回路の実施の形態例を示す機能ブロック
図である。この例に示すフィルタバンク回路は、2つの
出力端子31、32と共通端子33とを有する複数のリレーK
1、K2、K3、・・・Knを前記共通端子33と片方の出力端子32
とを介して線路L2、L3、L4、・・・Lnにより直列に接続す
ると共に最後尾に接続するリレーKnの片方の端子32を接
地した第1のリレー群と、同様に2つの出力端子31、32と
共通端子33とを有する複数のリレーK1'、K2'、K3'、・・・
Kn'を前記共通端子33と片方の出力端子32とを介して線
路L2'、L3'、L4'、・・・Ln'により直列に接続すると共に
最後尾に接続するリレーKn'の片方の端子32を接地した
第2のリレー群とを備え、例えば、K1とK1'、K2とK2'、
の他方の出力端子31間にそれぞれローパスフィルタFL
1、FL2、FL3、・・・FLnを接続する。また、信号の入出力
は第1番目に配列するリレーK1とK1'の共通端子33に接続
する線路L1とL1'とから行うようにする。 【0011】この図に示すフィルタバンク回路は、上述した
電力増幅器22から出力された短波周波数帯の信号を線路
L1の端に設けた入力端子10に入力すると、後述する各リ
レーの制御によりスプリアス信号を最も効果的に抑圧す
るフィルタを選択し、このフィルタを用いてスプリアス
信号を除去し線路L1'の端に設けた出力端子11から所望
信号のみを出力する。 【0012】例えば、フィルタFL3を選択する場合の動作に
ついて説明すると、フィルタバンク回路は、リレーK3、
K3'の共通端子33と片方の出力端子31とを接続するが、
他のリレーは共通端子33と一方の出力端子32とを接続す
るようにする。従って、入力端子10に入力する信号は、
線路L1、リレーK1、線路L2、リレーK2、線路L3、リレー
K3、フィルタFL3、リレーK3'、線路L3'、リレーK2、線
路L2'、リレーK1'、線路L1'を経由して出力端子11に導
出されるので、フィルタFL3によりスプリアス信号が除
去される。 【0013】このとき、本発明に係わるフィルタバンク回路
において、選択されないフィルタに接続された線路は、
上述した所望信号を伝送するフィルタFL3に係わる線路
からリレーK3とK3'とにより切り離されると共に、直列
接続の最後尾に接続したリレーKn、Kn'の一方の出力端
子32を接地するようにしているため、リレーK3とK3'に
おける共通端子33と出力端子32とのアイソレーション特
性が悪く信号がL4とL4'以下の線路に漏洩しても、終端
開放のスタブ線路とならない。従って、スタブ線路によ
る付加的な容量は発生しないので、スタブ線路容量によ
るフィルタFL3の減衰特性が設計値からずれる問題を防
止することができる。 【0014】なお、各フィルタをカットオフ周波数の低い順
に配列するようにしておけば、フィルタFL1とFL2とはFL
3よりもカットオフ周波数が低いので、リレーの共通端
子33と出力端子31との間のアイソレーション特性が悪く
信号がFL1とFL2とを経由して出力端子11に漏洩してもFL
3の減衰特性を乱すことがない。 【0015】以上、フィルタFL3を選択する場合について説
明したが、他のいずれのフィルタを選択しても、上述し
た理由によりスタブ線路による容量が発生することは無
い。 【0016】以上説明した本発明の実施の形態例において
は、切替手段としてリレーを用いた構成について述べた
が、切替手段としては、この他にPINダイオード等の半
導体素子を用いてもよい。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上説明したように直列に接続
したリレー等の切替手段からなる第1の切替手段群及び
第2の切替手段群と、フィルタ手段とを用いてフィルタ
バンク回路を構成するので、選択されないフィルタ手段
に接続される線路がスタブ線路となって不要な容量を発
生することを防止でき、従って、スタブ線路容量のため
に必要であった製造時における各フィルタ特性の再調整
が不要となり、製造コストを低減したフィルタバンク回
路を実現する上で著効を奏す。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わるフィルタバンク回路の実施の形
態例を示す機能ブロック図 【図2】短波放送設備における送信部の基本構成例を示
す機能ブロック図 【図3】従来のフィルタバンク回路の構成例を示す機能
ブロック図 【符号の説明】 FL1、FL2、FL3、・・・・FLn ・・ローパスフィルタ K1、K2、K3、・・・・Kn ・・第1のリレー群を構成するリレ
ー K1'、K2'、K3'、・・・・Kn' ・・第2のリレー群を構成する
リレー L1、L2、L3、・・・・Ln ・・第1のリレー群を構成する線路 L1'、L2'、L3'、・・・・Ln' ・・第2のリレー群を構成する
線路 10・・入力端子 11・・出力端子 31、32・・リレーの出力端子 33・・リレーの共通端子

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】共通端子と2つの出力端子とを有する複数
    の切替手段を後段の切替手段の共通端子と前段の切替手
    段の一方の出力端子とが導通するように直列接続すると
    共に最後尾に接続された切替手段の一方の出力端子を接
    地した第1の切替手段群と、該第1の切替手段群と同一
    の構成とした第2の切替手段群とを備え、前記第1の切
    替手段群の切替手段と第2の切替手段群の切替手段とを
    フィルタ手段を介して、それぞれの他方の出力端子同士
    を接続し、前記第1の切替手段群及び第2の切替手段群
    の先頭に配列された切替手段の共通端子を入出力端子と
    したことを特徴とするフィルタバンク回路。
JP25435897A 1997-09-03 1997-09-03 フィルタバンク回路 Expired - Lifetime JP3466884B2 (ja)

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