JP3466190B2 - コードレス電話 - Google Patents

コードレス電話

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JP3466190B2
JP3466190B2 JP51363794A JP51363794A JP3466190B2 JP 3466190 B2 JP3466190 B2 JP 3466190B2 JP 51363794 A JP51363794 A JP 51363794A JP 51363794 A JP51363794 A JP 51363794A JP 3466190 B2 JP3466190 B2 JP 3466190B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、請求範囲１の上位概念によるコードレス電
話から出発する。
コードレス電話は、公知（ドイツ特許公開第3337358
号公報）であり、それによると、移動局への給電用電池
の有効寿命を延ばすことができ、少なくとも、第１回目
の始動操作以前、各コードレス電話のベース局と移動局
によって、コードレス電話網用に設けられた全数ｎの無
線チャンネルのうち、経験から空きの状態が明らかなｍ
以下の数の、各無線チャンネルを取決めて、記憶され
る。この場合、ベース局と移動局の受信部は、等しい長
さの休止期間によって遮断される特定の試験ないし走査
検出時間の間だけスイッチオンされ、この休止期間内
で、受信部は、一つにまとめられたｍ本の無線チャンネ
ルの塞／空状態を検査する。本発明の目的は、公知コー
ドレス電話を改良して、更に、その移動局の電力消費を
できる限り少なくし、その際、この電力消費状態を、個
別に選択可能であるようにし、そのようにして、電池の
有効寿命およひ移動局の作動時間が延長されるようにす
ることにある。
この目的は、請求範囲１の要件を有するコードレス電
話によって達成される。これにより得られる効果は、検
査されるべき無線チャンネルを可変的に制限することに
よって、コードレス電話のユーザが、このユーザの移動
局の電池が、完全に充電された後、どのくらいの期間、
作動され得るのか、自分で決定できることである。コー
ドレス電話を特に有利に構成して、ｍ本の比較的少数の
無線チャンネルを、移動局のマイクロプロセッサに、こ
の移動局のキーを介して入力することができる。このよ
うにして、ｍ本の無線チャンネルの選択に要する技術的
コストを、特に低くし続けることができる。
本発明の実施例については、以下、詳細に記述し、か
つ、複数の図を用いて図面にて示されている。
第１図は、ある移動局の電力消費を、時間の関数とし
て、所定の異なった数の、走査検出されるべき無線チャ
ンネルで示す図、 第2A図は、ベース局と、その上に載置された移動局と
を有するコードレス電話を示す図、 第2B図は、第2A図の移動局の側面図である。
第１図によると、コードレス電話ST（第2A図）の移動
局MSは、走査検出開始時間ts1でｎ本の無線チャンネル
の順次連続走査検出を開始する。走査検出は、開始チャ
ンネルSKと共に開始し、この開始チャンネルSKは、ベー
ス局BSおよび関連の移動局MSに知られており、かつ、識
別番号によって指示され、同じ数学的選択（ダイヤリン
グ）方法が、ベース局BSおよび移動局MSに使われるよう
にされている。例えば、ｎ＝80本の無線チャンネルが、
コードレス電話ネットワークに属しているならば、移動
局は、ｎ本の無線チャンネルの走査検出時間の総数に相
応する走査検出用時間Tsc80を要求する。この形式の走
査検出によると、Ｉ・ｔの最大電力消費量になり、従っ
て、移動局MSの電池AK（第2B図）にとって最小の有効寿
命となる。ｎ本の無線チャンネルの全てが塞がっている
ならば、走査検出用時間Tsc80に続いて、節電の理由か
ら設けられた時点ts2までの休止期間後、別の走査検出
用時間Tsc80が繰り返され、その際、開始チャンネルSK
により開始される。２つの走査検出開始時間ts1およびt
s2の間の時間は、走査検出間隔TSWと呼ばれる。走査検
出間隔は、移動局MSが、通話要求の場合、空きの無線チ
ャンネルを見付けるか、または、ベース局BSからのコー
ルの場合、当該移動局に向けられたコールの無線チャン
ネルを見付けるまで、繰り返される。
走査検出用時間Tsc80の代わりに、コードレス電話の
ユーザは、比較的短い走査検出時間を選択することもで
き、例えば、走査検出時間TSC5は、５本の無線チャンネ
ルだけしかカバーしておらず、走査検出開始ー時間TS3
で開始チャンネルK37と共に開始する。移動局MSが、走
査検出時間TSC5中、無線チャンネルの全てが空いている
ことを確認すると、ベース局BSから移動局MSへの接続要
求はないと想定し得る。それ故、移動局は、即座に、電
池AKをそれ以上負荷させずに、ホールド状態（非負荷状
態）にすることができる。他方、５つの無線チャンネル
全てが、移動局MSにとって重要でない情報で塞がってい
るならば、移動局MSは、次の５つの無線チャンネルを走
査検出し始め、その際、開始チャンネルK42と共に開始
する。また、ｍ本の無線チャンネルが塞がっているなら
ば、移動局MSは、次の５つの無線チャンネル、等を走査
検出する。しかし、ｍ本の全ての無線チャンネルが塞が
っている（これは、せいぜい一時的な現象である）とい
うことは、極めて現実的ではないので、概して、空きの
無線チャンネルは、かなり早い時期に、例えば、最初の
５つの無線チャンネルの内に直ぐに見付けられる。ｎ本
の全ての無線チャンネルの走査検出のように、等しい長
さの走査検出間隔TSWにも拘らず、実際には、明らかな
節電効果が生じる。このことにより、一方では、電池の
有効寿命をかなり延長することができ、それは、移動局
MSがベース局BSから離れている場合、例えば、同じ電池
容量で、約50時間の動作可能期間（スタンバイ期間）か
ら200時間以上のスタンバイ期間にすることができる。
例えば、50時間の変わらないスタンバイ期間では、比較
的小さな容量の電池を使うことができ、そのことは一層
有利な価格と一層少ない重量という利点を有している。
比較的小さな容量の電池AKを使用する代わりに、必要
ならば、いくらかの節電を、走査検出間隔TSWを短縮す
るのに利用することができ（TSW参照）、その結果、ｍ
本の無線チャンネルが比較的短い時間間隔で走査検出さ
れる。つまり、ベース局BSと移動局MSとの接続を形成す
る場合、および、移動局MSとベース局BSとの接続を形成
する場合、応答時間をかなり短縮することができるので
ある。
コードレス電話STに必要なプログラムは、移動局MS
（第2B図）のマイクロプロセッサ回路MPに記憶されてい
る。ユーザは、走査検出されるべきｍ本の数の無線チャ
ンネルを、いずれにせよ設けられるキーボードTAを介し
て入力することができ、その際、ユーザは、例えば、自
分の事務所への重要な呼び出しを予期される期間は、他
の期間よりも長くなるように、ｍの数を選択する。
走査検出期間TSWが、短縮されるべきならば（第１図
での走査検出時間TSW1参照）、ユーザは、例えば、複数
ステップに分けられた各走査検出間隔のうちの一つを、
キーボードTAを用いて、選択することができる。このた
めに必要なプログラムは、また、移動局MSのマイクロプ
ロセッサ回路MPに記憶されている。ベース局BSと移動局
MSとの接続形成、および、移動局MSとベース局BSとの接
続形成を加速するその他の方法は、繰り返される走査検
出中、走査検出されるべき無線チャンネル数を増やすこ
とである。例えば、m1＝５だけの無線チャンネルが、最
初の走査検出中、カバーされるならば、例えば、m2＝10
の無線チャンネルを、最初に繰り返される走査検出のた
めに選択することができ、m3＝15の無線チャンネルを、
第２の繰り返される走査検出のために選択することがで
きる。これらの数m1,m2,m3は、また、マイクロプロセッ
サ回路MPに入力され、その中に、移動局MS（第2B図参
照）のキーTAを介して記憶される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ベース局（BS）と移動局（MS）とを有して
    おり、前記移動局は、ｍ本の無線チャンネルを順次連続
    的に走査検出し、その際、ｍはｎよりも小さく、かつ、
    ｎは、コードレス電話網に属する全無線チャンネル数で
    ある、コードレス電話において、移動局（MS）は、手段
    （TA,MP）を有しており、該手段により、前記移動局（M
    S）を、いつでも、自由に選択可能な、比較的小さな数
    ｍの、走査検出されるべき無線チャンネルに切換えるこ
    とができ、前記走査検出は、前記ベース局（BS）および
    前記移動局（MS）に対して同じ識別番号から特定された
    同一個別開始チャンネル（SK）を用いて開始され、前記
    走査検出は、最初のｍ本の無線チャンネルが塞がってい
    る場合、次のｍ本の無線チャンネルの走査検出が続けら
    れることを特徴とするコードレス電話。
  2. 【請求項２】数ｍは、移動局のマイクロプロセッサ回路
    （MP）に、前記移動局（MS）のキー（TA）を介して入力
    され得る請求の範囲１記載のコードレス電話。
  3. 【請求項３】開始チャンネル（SK）は、識別番号から導
    出され、前記識別番号は、ベース局（BS）と移動局（M
    S）に該当していて、同じ数学的方法に従って計算さ
    れ、かつ、前記両局に知られている請求の範囲１または
    ２記載のコードレス電話。
  4. 【請求項４】走査検出期間（TSW,TSW1）の持続時間は、
    移動局のマイクロプロセッサ回路（MP）に、前記移動局
    （MS）のキー（TA）を介して入力することができる請求
    の範囲１から３までの１記載のコードレス電話。
  5. 【請求項５】少数の無線チャンネルは、最初の走査検出
    の間、カバーされており、増大する数（m1＜m2＜m3）の
    無線チャンネルは、第２および後続の走査検出の間、カ
    バーされており、前記無線チャンネルの前記数（m1,m2,
    m3）は、移動局（MS）のマイクロプロセッサ回路（MP）
    に、キー（TA）を介して入力することができる請求の範
    囲１から４までの１記載のコードレス電話。
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