JP3463853B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に、通話情報及び文字情報の発着信を分かり易く表示
できる装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、従来一般に使用されているPH
S(パーソナル・ハンディホン・システム)において、
通話情報の発着信時には、LEDを点滅させたり、点灯
させたりして、視覚的に発着信を分かるようにしてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような
場合、例えば、親しい人からの通話要求であったり、重
要な取引先からの通話要求であったり、また、文字デー
タによるデータの着信であったりする場合があり、それ
らがどのような情報の着信かが一目で分かるれば極めて
便利である。 【0004】また、電車等の着信音を消しておかなけれ
ばならないような状況下においては、このような機能が
特に望まれている。 【0005】そこで、本発明は、このような要望に答え
るべく、特定の相手先かそうでない相手からの情報着信
か、或いは、文字情報による情報着信かに応じて発光部
を色替えして表示させる共に、しかも、その表示場所を
最も見やすい送受信アンテナを通じて見ることができる
ようにした装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の装置は、上記課
題を解決するために、以下の手段よりなる。即ち、 【0007】予め特定人の電話番号を登録する記憶部
と、通話情報を送受信する送受信部と、前記通話情報を
送受信するアンテナと、前記通話情報の受信時に発光す
る発光部と、前記受信時に前記発光部を発光させるよう
制御する制御部とを具備し、前記発光部を複数色発光の
発光素子で構成し、その発射光をアンテナ筐体透光部を
通じて外部に発光させるよう構成すると共に、前記通話
情報の着信時に、前記制御部において、前記特定人から
の着信か、それ以外の相手からの着信かを判別し、その
判別結果に応じて前記発光部の発光色を異ならせて発光
させるよう制御する電話装置において、 前記送受信部
は、通話情報に加えて、文字情報を送受信する送受信部
であって、送信時に、前記制御部において、前記文字情
報の送信か、通話情報の送信かを判別して、その判別結
果に応じて発光部を異なった発光色で発光させるよう制
御すると共に、前記文字情報及び通話情報が送信相手に
着信した際、これを検出して発光部の発光状態を変化
せるように制御することを特徴とする電話装置。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、好ま
しい実施例により説明する。図1は、本発明の一実施例
に係るPHSの概略ブロック図である。同図において、
1はダイヤル番号ボタン、送信及び受信用ボタン、文字
情報送信(Pメール)モードや、相手先ダイヤル番号を
登録したりするための各種の設定ボタン等が設けられた
キー操作部、2は相手先の電話番号や相手先から送信さ
れるPメールの内容等を表示させるための液晶ディスプ
レイ、3は所定のプログラムによって装置全体の制御等
を行うための制御部、4は前記キー操作部1の操作によ
って予め親しい人や大事な取引先等の電話番号を記憶し
ておくための記憶保持部、5は発光部6を駆動するため
の発光駆動部、前記発光部6は赤色及び緑色の2個のL
EDで構成され、これらの発射光は、その構造を図示は
していないがアンテナ9に導かれ、アンテナ9の図示し
ない筐体透光部を通じて外部に発光されるようになって
いる。そして、7はベルを駆動するためのベル駆動部
で、8は着信音用のベルである。 【0014】また、10は、送信時において、送話器1
1からのアナログ信号をデジタル信号に変換して時分割
多重の所定のデータ列への生成及び変調や、キー操作部
1におけるPメール送信モードの設定によりPメールで
あることを示すフラグの付加や、そのPメールの送信モ
ードを示すフラグの付加処理をしたり、受信時におい
て、前記とは逆に復調処理等をして受話器12にアナロ
グ音声信号を供給したり、液晶ディスプレイ2に文字情
報等を表示させたり、或いは、所定のプロトコル処理を
行う周知の音声タイミング処理・プロトコル制御部で、
13は変復調部、14は増幅部である。本実施例のPH
Sは概略以上のように構成されいるものである。 【0015】次に、このように構成されたPHSの送受
信の概略的な動作につき説明する。まず、相手先との送
信操作を行う場合には、キー操作部1内の送信ボタンを
操作して、例えば、表示部2により相手先ダイヤル番号
を確認しながら入力をする。これにより、このダイヤル
信号は、制御部3を介して音声タイミング処理・プロト
コル制御部10に入力されて、通話要求信号等が付加さ
れて時分割多重処理等により所定のデータ列にされると
共に変調され、変復調回部13において更に高周波に変
調されて、増幅器14で増幅された後、アンテナ9を通
じて最寄りの基地局及び交換局へと送信され、この交換
局において送信されてきたデータ列に送信元のダイヤル
番号が追加されて相手先のPHSに送信されるようにな
っている。 【0016】次に、着信側の動作につき説明する。尚、
ここで、説明の便宜上、着信側のPHSも図1と同一構
成となっているため、説明の便宜上、相手先のPHSも
同図を用いて説明する。 【0017】交換局より送信された情報は、アンテ9よ
り順次各構成部を介し、制御部3に通話要求信号として
入来し、この制御部3において、詳細に後述する本発明
の要部となる制御処理をして、発光駆動部5を駆動させ
て、発光部6内の所定色のLEDを発光させると共に、
ベル駆動部7がON状態にされている場合には、ベル8
を鳴らし、送信元のダイヤル番号を液晶ディスプレイ2
に表示させるようにしている。そして、この後、着信側
がキー操作部1の受信ボタンを操作することによって、
相手との通話回線が形成されて互いの通話が可能とな
る。 【0018】また、Pメールにより文字情報を送信した
い場合には、Pメール送信モード用ボタンを選択し、キ
ー操作部1から文字情報を入力し、その後、Pメールを
どのような送信モードで送信するかの選択をする。即
ち、相手先PHSに情報が着信した時、相手先の呼び出
し方を選択するモードで、例えば、自動切断モードとす
るか、通話継続モードとするかのモード選択を行うよう
になっている。そして、この後、送信ボタンを押して情
報の送信を行う。これにより、その情報が制御部3を介
して音声タイミング処理・プロトコル制御部10に供給
され、ここで、前記の通話情報の送信の場合に準じた周
知の処理が行われると共に、Pメール送信であることを
示すフラグとその送信モードを示すフラグが付加され
て、変復調部13、増幅器14及びアンテナ9を介して
最寄りの基地局及び交換局へと送信される。途中、交換
局では、送信者のダイヤル番号が付加されて相手先のP
HSに送信される。 【0019】相手先PHSでは、前記の場合とは逆の経
路を辿って、周知の復調処理等が行われた後、制御部3
において、このPメール着信を検出し、発光部6に前記
の通話情報の着信時とは異なった色の発光を行わせると
共に、後述する送信モードに応じた点灯を行わせる。こ
れと同時に、このPメールの受信を検出した場合には、
制御部3から送信元に対して、Pメール受領を示す信号
が返送される。本実施例のPHSは、概略以上のような
動作するようになっている。 【0020】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照しながら、本願発明の要旨である制御部3内の処理プ
ログラムによる制御方法につき説明する。図2は発信時
の制御フローであり、図3は着信時の制御フローであ
る。まず、発信時の制御フローにつき説明する。まず、
キー操作部1で通話モードを選択してダイヤル操作を行
ったり、Pメール送信モードを選択して、文字情報の送
信操作を行ったりすると、ステップS1において通常の
通話かPメール送信かの判断が行われる。この判断は前
記キー操作部1からのモード選択ボタンの入力信号を検
出することにより行われる。 【0021】この検出の結果、通話モードであると判断
した場合、制御部3から発光駆動部5に赤色点滅用の駆
動信号を供給して、発光部6内の赤色LEDを点滅させ
るように制御する。 【0022】また、ステップS1において、制御部3の
入力信号がPメール送信モード選択ボタンからの入力信
号であると判断した場合には、今度は、赤色及び緑色の
LEDを点滅させるよう駆動信号を発光駆動部5に供給
して、赤色及び緑色のLEDを同時に点滅させる。この
結果、アンテナ9からは前記の2色が混合されてオレン
ジ光として見ることができる。 【0023】そして、これらの点滅状態は、通話モード
を選択した場合には、相手PHSから受話信号が送られ
て来てから、即ち、互いの通話回線が形成されてから、
点滅状態から点灯状態に変わり、約2秒間後、消灯状態
にされる。また、Pメール送信モードの場合には、相手
PHSからデータ受領を示す信号が送信されてから、前
記と同様の表示制御が行われる。 【0024】従って、送信者は、通話情報の送信と文字
情報の送信とを識別して正常に送信が行われていること
をアンテナを見るだけで即座に確認できると共に、点滅
状態から点灯状態に変わったことで、相手との通話回線
が形成されたことや、文字情報が相手先に正常に送信さ
れたことを即座に確認できる。 【0025】次に、着信時の制御フローにつき説明す
る。通話情報及びPメール情報のいずれかが着信する
と、ステップ10において、通話情報の着信かPメール
情報の着信かの検出が行われる。情報中にPメールを示
すフラグがない場合には通話情報と判断し、通話情報と
判断した場合には、ステップ11に移行し、ここで、特
定者からの通話か否かがチェックされる。即ち、本実施
例のPHSには、前述したように、記憶部4に親しい人
や大事な取引先等のダイヤル番号を予め記憶しておくこ
とができ、ここで、交換局において付加されて電送され
てきた送信元のダイヤル番号と、記憶部4に予め記憶さ
れているダイヤル番号とが逐次比較される。 【0026】比較の結果、一致するダイヤル番号があっ
た場合には、緑色のLEDを点滅駆動させると共に、ベ
ルドライバ7がON状態にされている場合にはベル音を
鳴らすように制御する(ステップS12)。また、一致
するデータがない場合には、赤色のLEDを点滅させる
と共に、設定状態に応じてベルを鳴らすように制御する
(ステップS13)。 【0027】また、一方、前記のステップS10で、着
信データ中にPメールを示すフラグがあった場合には、
赤色及び緑色のLEDを同時に点滅させると共に、設定
状態に応じてベルを鳴らすように制御する。(ステップ
S14)。 【0028】そして、これらの点滅は、通話情報の入来
である場合には、受信ボタンを押すことにより消灯及び
消音される(ステップS15)。 【0029】また、Pメール着信の場合には、更に、ス
テップS16に進み、ここで、自動切断モードである
か、通話継続モードであるかの送信モードの判別が行わ
れる。データ中に自動切断モードのフラグを検出した場
合には、LEDを約5秒点滅させると共に設定状態に応
じてベルを鳴らし、受信文字情報のみを表示させた後、
消灯及び消音状態にする(ステップS17)。 【0030】また、この時、通話継続モードのフラグを
検出した場合には、前記ステップS15に移行し、受話
ボタンが操作されるまで点滅及び設定状態に応じてベル
音が鳴らされることになる。 【0031】従って、本実施例のPHSによれば、送信
時には、前述したようにLEDの点滅状態によって通話
か文字情報の送信かの識別及び送信状態の確認と、相手
先への情報の到着状態の確認とができると共に、着信時
には、LEDの色によって通話か文字情報の送信かの識
別確認ができ、更に、通話情報の着信時には、すでに登
録されている親しい人か、取引先等の特定人からの受信
であるか、或いは、それ以外の人からの通話情報である
かを一目で識別できる効果があるものである。 【0032】また、特に、LEDの発射光をアンテナ筐
体透光部を介して発光させるようにしているので、非常
に目立ち易く、電車等のベル音を消音状態させているよ
うな時には、アンテナ部だけを外部から確認できるよう
に収納しておけば良く、極めて便利である。 【0033】なお、上記実施例では、PHSを例にして
説明したが通常の携帯用の電話機に適用しても良く、ま
た、上記の例では、特に、携帯用を意識して説明した
が、それに限らず、一般家庭に備え付けられた電話機に
も適用できることは勿論である。 【0034】更には、上記実施例では、予め、LEDの
色と送信情報の種別との関係を固定した関係で説明した
が、LEDの色と識別させたい送信情報の種別との関係
を使用者の所望に応じて後から変更できるようにしても
良い。例えば、特定人1からの通話を赤色、特定人2か
らの通話を緑色、特定人3からの通話をオレンジ色と言
うように、人によって色を異ならせるようにしても良
い。この場合には、制御部の制御プログラムを変更し、
予め特定人1,2,3を記憶部に記憶しておき、特定人
からの通話時に送信されてきたダイヤル番号とを比較検
出することにより、それに対応設定したLEDを点滅さ
せるようにすれば良い。 【0035】また、前記特定人を識別表示させたい場合
において、図3のステップS12において、緑色のLE
Dを発光させてアンテナ部から特定人からの通話情報で
あることを表示させると共に、透光性のダイヤル番号ボ
タンを利用して、特定人1,2,3を対応づけるように
して、特定人に応じたダイヤル番号を同色或いは他の色
で識別させるように制御プログラムを変更しても良い。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置によ
れば、通話要求と文字情報の着信との識別ができ、しか
も、どの特定人からの通話要求であるかも識別でき、極
めて便利である。特に、相手先に正常に情報が送信され
たかが確認でき、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すPHSの概略ブロック
図である。 【図2】本発明の実施例に係る送信時の制御フローであ
る。 【図3】本発明の実施例に係る着信時の制御フローであ
る。 【符号の説明】 1 キー操作部、 2 液晶ディスプレイ 3 制御部 4 記憶保持部 5 発光駆動部 6 発光部 7 ベル駆動部 8 ベル 9 アンテナ 10 音声タイミング処理・プロトコル制御部 11 送話器 12 受話器 13 変復調部 14 増幅部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−265413(JP,A) 特開 平9−51374(JP,A) 特開 平8−274865(JP,A) 特開 平5−244061(JP,A) 特開 平7−74820(JP,A) 特開 平5−110653(JP,A) 特開 平6−204910(JP,A) 登録実用新案3007220(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 11/00 302 H04Q 7/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】予め特定人の電話番号を登録する記憶部
    と、通話情報を送受信する送受信部と、前記通話情報を
    送受信するアンテナと、前記通話情報の受信時に発光す
    る発光部と、前記受信時に前記発光部を発光させるよう
    制御する制御部とを具備し、 前記発光部を複数色発光の発光素子で構成し、その発射
    光をアンテナ筐体透光部を通じて外部に発光させるよう
    構成すると共に、前記通話情報の着信時に、前記制御部
    において、前記特定人からの着信か、それ以外の相手か
    らの着信かを判別し、その判別結果に応じて前記発光部
    の発光色を異ならせて発光させるよう制御する電話装置
    において、 前記送受信部は、通話情報に加えて、文字情報を送受信
    する送受信部であって、送信時に、前記制御部におい
    て、前記文字情報の送信か、通話情報の送信かを判別し
    て、その判別結果に応じて発光部を異なった発光色で発
    光させるよう制御すると共に、前記文字情報及び通話情
    報が送信相手に着信した際、これを検出して発光部の発
    光状態を変化 させるように制御することを特徴とする電
    話装置。
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