JP3463536B2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP3463536B2
JP3463536B2 JP27642397A JP27642397A JP3463536B2 JP 3463536 B2 JP3463536 B2 JP 3463536B2 JP 27642397 A JP27642397 A JP 27642397A JP 27642397 A JP27642397 A JP 27642397A JP 3463536 B2 JP3463536 B2 JP 3463536B2
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潤太郎 鈴木
幹夫 新田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力センサ100を図10に示
す。
【0003】支持部材としての金属製のケース1、相手
方部材2の取付部3にネジ込んで取り付けるネジ部4
と、このネジ部4をねじ込む際に締め付けるための締め
付け部5を有する。締め付け部5の内部には、センサ本
体収納部として凹部6が形成されている。
【0004】ケース1の軸心に沿って貫通孔としての圧
力導入孔7が穿設されている。この圧力導入孔7は、一
端がネジ部4先端部の中央部に開口し、他端は凹部6の
底部8の中央部に開口している。
【0005】凹部6の底部8の中央部の圧力導入孔7の
開口の周囲には段部9が設けられており、断面略コの字
形の金属製のダイアフラム10の開口縁のフランジ11
が段部9に嵌合する。ダイアフラム10はフランジ11
部分を全周的に溶接することによって、ケース1に固定
されている。
【0006】ダイアフラム10は、図11(a)に示す
ように、上部12が薄肉に形成されており、上部12の
下面が圧力導入孔7に臨む感圧面13をなし、上部12
の上面14には絶縁層を介して歪ゲージ15が配設され
ている。
【0007】図11(a)に示すように、ダイアフラム
10の上面14に配設された歪ゲージ15は、内径側の
第1ゲージ151及び第2ゲージ152と、外径側の第
3ゲージ153及び第4ゲージ154とからなり、この
4つのゲージ151,152,153,154は図11
(b)に示すようなブリッジ回路16を構成している。
【0008】感圧面13が圧力導入孔7に導入された流
体の圧力を受け、この圧力による感圧面13の変形を歪
ゲージ15の出力変化として取り出す。
【0009】ダイアフラム10の上面14の外径側に
は、略環状の回路基板17が、上面14とほぼ同一面を
なすように設けられている。回路基板17の外周は凹部
6の内周に設けられた段部18に固定されている。この
回路基板17の下面には、歪ゲージ15の出力を増幅す
るための増幅器等の電子部品(図示せず)が実装されて
おり、配線が回路基板17の上面に設けられている。
【0010】回路基板17と凹部6の底面との間には、
電子部品を保護する等のために、ポッティング剤19が
充填されている。
【0011】回路基板17の上部には、蓋状の金属製プ
レート20が設けられている。このプレート20は、外
周をケース1内周の段部21に配置されている。
【0012】プレート20には貫通コンデンサ22が設
けられており、この貫通コンデンサ22を介して回路基
板17からの出力を取り出す。
【0013】プレート20の上部には、蓋状のコネクタ
部23が装着される。コネクタ部23は、ケース1端面
の内径側に設けられたかしめ部24に、コネクタ部23
外周のフランジ25を嵌合させてかしめることにより、
固定されている。
【0014】プレート20の外縁とコネクタ部23外周
のフランジ25との間にはOリング26が装着される。
【0015】コネクタ部23は樹脂製で、頂部には略直
方体のコネクタ27が設けられている。コネクタ27の
コネクタピン29に対しては、回路基板17から出力を
取り出すピン28が貫通コンデンサ22を介して接続さ
れている。そして、コネクタ27から圧力センサ100
外に出力を取り出している。
【0016】尚、コスト的には不利な面もあるが、コネ
クタピン29とピン28との間を、一旦フレキシブル回
路により接続することにより、コネクタ27と回路基板
17との接続する際の作業性(ハンダ付け作業)や組み
立て性を向上することも可能である。
【0017】この種の圧力センサ100のネジによる取
付は通常管理された締め付けトルクにて、締め付け部5
を締め付けて取り付けられる。締め付けトルクを規格値
以下で締め付けた場合には、負荷圧力に対して圧力セン
サ100のケース1の素材に伸びが発生し、相手方部材
取付部3との間に隙間が生じる。この隙間にOリング3
0が噛み込まれ、繰り返しの脈動圧力負荷によってOリ
ング30が破断し、漏れが発生してしまう。このため、
特に、高圧測定用圧力センサについては、このような高
圧測定時のシール不良による漏れが生じることのないよ
うに、高い締め付けトルクにて締め付けている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高い締
め付けトルクにて締め付けているので、ケース1には大
きな締め付け応力が発生することにより、圧力センサ1
00の各構成部品へその影響を与えてしまうという問題
となる。
【0019】例えば、500kg・f/cm2 (49M
Pa)用圧力センサ(ネジM18×1.5)を規格トル
ク(T=10kg・f・m)で取り付けた場合に発生す
る軸力Fは、 T=0.2Fd より (d:ねじ呼び径) F=T/0.2d=10×102 /0.2×1.8 =2780kg・f よって、取付部3からの応力Sは、 S=F/A=2780/144.5 =19.2kg・f/mm2 となり、ケース座面31に非常に大きな応力がかかって
いる。その結果、この応力が、圧力センサケース1を変
形させ、さらにダイアフラム10の変形を引き起こし
て、ダイアフラム10上に配設した歪ゲージ15に影響
を及ぼすことにより、オフセットドリフトをもたらして
いる。
【0020】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
締め付け力によるダイアフラムへの応力を緩和して、オ
フセットドリフトを低減することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、中空のセンサ本体収納部と、この
センサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底部を
対向圧接させて固定する固定手段と、前記センサ本体収
納部の底部に開口する貫通孔と、この貫通孔に臨んで前
記センサ本体収納部の底部に装着されると共に、開口側
には感圧面が設けられ、該感圧面の反対側には歪ゲージ
が設けられるダイアフラムと、を備え、前記貫通孔に導
入された流体の圧力を前記感圧面によって感知し、該圧
力による前記感圧面の変形を前記歪ゲージの出力変化と
して検出する圧力センサにおいて、前記センサ本体収納
部の底部の前記ダイアフラムより外径側に、軸方向の肉
厚が薄肉となる薄肉部を設けたことを特徴とする。
【0022】これによると、圧力センサを相手方部材の
取付部に固定する際に、座面の受圧側であるセンサ本体
収納部の底部が相手方部材の取付部から荷重を受ける
が、このセンサ本体収納部の底部のダイアフラムより外
径側に、軸方向の肉厚が薄肉となる薄肉部を設けたた
め、締め付け部を高トルクで締め付けても、剛性の低下
した薄肉部の変形によって、相手方部材の取付部からの
荷重による応力が吸収されるので、締め付け時の応力の
影響がダイアフラムに伝播しない。従って、無負荷時の
ダイアフラムの変形を抑制し、圧力センサのオフセット
ドリフトを低減することができる。
【0023】また、前記薄肉部が前記ダイアフラムを取
り囲む環状の溝であることを特徴とする。
【0024】これによると、薄肉部を切削加工又は鍛造
加工により容易に形成することができる。従って、容易
に圧力センサのオフセットドリフトを低減することがで
きる。
【0025】また、中空のセンサ本体収納部と、このセ
ンサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底部を対
向圧接させて固定する固定手段と、前記センサ本体収納
部の底部に開口する貫通孔と、この貫通孔に臨んで前記
センサ本体収納部の底部に装着されると共に、開口側に
は感圧面が設けられ、該感圧面の反対側には歪ゲージが
設けられるダイアフラムと、を備え、前記貫通孔に導入
された流体の圧力を前記感圧面によって感知し、該圧力
による前記感圧面の変形を前記歪ゲージの出力変化とし
て検出する圧力センサにおいて、前記センサ本体収納部
の底部におけるダイアフラムの取り付け部の周囲に、環
状の溝を設けたことを特徴とする圧力センサ。
【0026】これによると、環状の溝により圧力センサ
固定時の応力がダイアフラムへ伝播することを防止する
ことが可能となる。
【0027】また、前記センサ本体収納部を相手方部材
の取付部にねじ込んで取り付けるための固定手段として
のネジ部と、該ネジ部の頭部側に設けられ該ネジ部をね
じ込む際に締め付けるための締め付け部とを有する支持
部材を有し、この支持部材の締め付け部内に、前記中空
のセンサ本体収納部が備えられていることも好適であ
る。
【0028】これによると、センサ本体収納部と固定手
段としてのネジ部を支持部材として一体的に備えること
が可能となる。
【0029】また、前記固定手段は、前記センサ本体収
納部に設けられたフランジ部と、このフランジ部を前記
相手方部材の取付部に対し締結する締結手段を備えるこ
とも好適である。
【0030】これによると、締結手段がフランジ部を相
手方部材の取付部に対して締結するので、センサ本体収
納部への固定の際に発生する撓み応力を低下させること
が可能となる。
【0031】また、前記溝の底部の軸方向の肉厚が、内
径側から外径側へ向けて次第に厚肉となることを特徴と
する。
【0032】このようにすれば、溝の底部は内径側にお
いて、より薄肉となっているため、この剛性が低下した
内径側の変形によって締め付け時の応力が吸収されて、
この応力の影響がダイアフラムに伝播せず、圧力センサ
のオフセットドリフトを低減することができる。さら
に、溝の底部は外径側において、より厚肉となっている
ため、ケースの剛性が高められて、締め付け時の応力に
よるケースの変形が抑制される。従って、センサ本体収
納部に収納されている回路基板等の部品が、ケースの変
形によって損傷することもない。
【0033】尚、溝の底部の肉厚を内径側から外径側へ
向けて次第に厚肉にすると、旋盤で溝を切削加工する時
にバイトに角度をもたせることができるので、切削抵抗
が少なくなり、刃の持ちがよく、加工性が高い。
【0034】さらに、前記溝の底面と前記底部の相手方
部材の取り付け部に対し対向圧接させる面とのなす角度
が10°〜50°であることを特徴とする。
【0035】ここで、対向圧接させる面はネジ部または
フランジ部の座面に対応しており、この対向圧接させる
面において相手方部材の取付部からの荷重を直接受け
る。
【0036】溝の底面に傾斜を持たせることにより、溝
の底部の軸方向の肉厚を内径側から外径側へ向けて次第
に厚肉とすることができる。この場合、溝の底面と、締
め付け部の対向圧接させる面とのなす角度を小さくする
と、ケースの剛性が低下するので、ダイアフラムの無負
荷時の変形が抑制され、オフセットドリフトが低減され
るものの、ケースの変形によってケース内のセンサ本体
収納部に備えられた回路基板等の部品が損傷するおそれ
がある。また、溝の底面と対向圧接させる面とのなす角
度を大きくすると外径側でケースの剛性が高まるので、
センサ本体収納部に備えられた回路基板等の部品を損傷
するおそれはないが、オフセットドリフトが拡大してし
まう。従って、溝の底面と対向圧接させる面とのなす角
度は10°〜50°の領域で選択することが望ましい。
【0037】また、前記溝の断面形状を凹曲断面とする
ことを特徴とする。
【0038】このようにすることで、溝の断面形状によ
る局部的な応力集中を低減し、また溝を鍛造加工により
容易に形成することが可能となる。
【0039】前記溝に、径方向に延びるリブを設けたこ
とを特徴とする。
【0040】このようにすれば、ケースの剛性が高めら
れて、締め付け時の応力によるケースの変形が抑制され
る。従って、センサ本体収納部に収納されている回路基
板等の部品が、ケースの変形によって損傷することもな
い。
【0041】溝の内径側の底面部近傍から外径側側面に
までわたるリブを周方向に等配することが望ましいが、
リブの形状・配置等はこれに限られるものではない。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0043】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る圧力センサPS1のケース41周辺の
概略構成を示す断面図である。
【0044】プレート,コネクタ部の構造については、
従来例と同様なので説明を省略し、ケース41及びダイ
アフラム10周辺について説明する。
【0045】従来例と同様の構成については同様の符号
を用いる。
【0046】本実施形態に係る圧力センサPS1も従来
例と同様に、支持部材としてのケース41の締め付け部
5と固定手段としてのネジ部4が一体構成となっている
ものであり、締め付け部5を締め付けることにより、ネ
ジ部4を相手方部材2の取付部3にねじ込むようになっ
ている。
【0047】本実施形態では、ダイアフラム10の外径
側の凹部6の底部8に環状の溝42を設けている。溝底
部43は径方向に一定の肉厚となっており、溝底面43
0は径方向に平坦に形成されている。
【0048】このように、凹部6の底部8に溝42を設
けることにより、凹部6の底部8が薄肉になり剛性が低
下する。従って、締め付け時の応力がケース座面31に
かかった場合に、薄肉の溝底部43が撓むことにより、
この応力を吸収しダイアフラム10への応力を緩和する
ことができる。すなわち、締め付け時の応力に起因する
ダイアフラム10の撓みによるオフセットドリフトの発
生を低減することができる。
【0049】なお、このような溝42は切削または鍛造
加工によって容易に製造することができる。
【0050】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る圧力センサPS2のケース51周辺の
概略構成を示す断面図である。
【0051】従来例及び第1の実施形態と同様の構成を
有する部分については同様の符号を付して説明を省略す
る。
【0052】本実施形態では、凹部6の底部8に、溝底
部53が内径側から外径側に向けて次第に厚肉となる環
状の溝52を設けている。
【0053】第1の実施形態で説明したように、径方向
に平坦な溝42を凹部6の底部8に設けることによっ
て、オフセットドリフトの発生を低減することができ
る。しかし、溝底部43の肉厚によっては、剛性が不足
してしまい、締め付けトルクによって取付部3からケー
ス41にかかる応力によるケース41の変形,締め付け
トルクによるケース41のねじれ等が発生し、回路基板
17が割れる等の不具合が発生するおそれがある。
【0054】本実施形態に係る圧力センサPS2では、
締め付け時の応力がケース座面31にかかった場合に、
溝底部53のうち特に薄肉の内径部531のみが撓むこ
とによって応力を吸収し、第1の実施形態に係る圧力セ
ンサと同様に、ダイアフラム10への応力の影響を緩和
することができる。加えて、本実施形態に係る圧力セン
サでは、溝底部53を内径側から外径側へ向けて次第に
厚肉に形成しているため、この厚肉の外径部532によ
ってケース51の剛性が高くなって形状が保持され、回
路基板17が割れる等の不具合が発生することはない。
すなわち、本実施形態に係る圧力センサPS2では、ダ
イアフラム10にかかる応力を緩和させてオフセットド
リフトを低減するとともにケース51の剛性を高めるこ
とができる。
【0055】図3に溝底部53の底面530と軸に直交
する座面31とがなす角度αとダイアフラム10にかか
る応力及び回路基板17の伸びとの関係についてFEM
解析を行った結果を示す。
【0056】図3からわかるように、ダイアフラム上面
14の外側の歪みゲージ部(153,154)付近にか
かる応力(■)及びダイアフラム上面14の内側の歪み
ゲージ部(151,152)付近にかかる応力(□)
は、ともに溝底部53の角度αが50°以下になると溝
なしの場合の応力を下回っているので、オフセットドリ
フトが低減されている。また、溝底部53の角度αを増
すにつれて回路基板17の伸び(△)は減少しており、
ケース51の剛性が高くなっている。実際には、溝底部
53の角度αが10°以上であれば、回路基板17の変
形は対処可能であり、この領域では回路基板17が破損
することはない。
【0057】このような溝52は、第1の実施形態と同
様に切削及び鍛造加工によって形成できるが、溝底部5
3に角度を設けると旋盤での切削加工時にバイトに角度
をもたせることができるので、切削抵抗が少なくなり、
刃の持ちがよく、加工性が高い。
【0058】従って、溝底部53の角度αは10°〜5
0°の領域から適宜設定することができるが、ケース5
1の剛性、加工性、ダイアフラムへの影響等のバランス
を考慮すると20°〜30°程度が望ましい。但し、溝
底部53の角度αは、これに限られるものではない。
【0059】図4は、本実施の形態における圧力センサ
PS2の溝底部53の角度αを0°,15°,30°,
45°と変化させたものの締め付けトルク(横軸(kgf・
m ))に対する出力変動(縦軸(%FS))の関係を求
めた実験結果のグラフ図である。尚、丸形プロットは溝
のない従来技術による圧力センサ100のデータであ
る。
【0060】この実験結果によると、溝を形成した圧力
センサ(PS2)では10(kgf・m)までの締め付けト
ルクに対しては−0.2(%FS)程度までの出力変動
となっているのに対して、従来技術による圧力センサ1
00では−0.35(%FS)程度までの出力変動が発
生したことが確認され、溝形成の効果が確認された。
【0061】図5は、溝底部53の角度αを30°に設
定すると共に、内径部531の軸方向の厚み(最も薄い
部分の厚み)が溝なしのものの50(%)+/−7
(%)の厚みとなるように設定したサンプルの締め付け
トルク(横軸(kgf・m ))に対する出力変動(縦軸(%
FS))の関係を求めた実験結果のグラフ図である。
【0062】両サンプルの出力変動の結果はほとんど同
じであり、内径部531の軸方向の厚みを溝なしのもの
の50(%)+/−7(%)程度の厚みとする限りにお
いては十分な効果が得られ、溝形成の効果が確認され
た。
【0063】(第3の実施形態)図6(a)は第3の実
施形態に係る圧力センサPS3のダイアフラムを装着し
たケースの上面図(但し、回路基板は省略されてい
る。)であり、図6(b)は図6(a)のA−A断面図
(但し、回路基板は省略されている。)である。
【0064】従来例及び第1の実施形態と同様の構成を
有する部分については同様の符号を付して説明を省略す
る。
【0065】本実施形態に係る圧力センサPS3のケー
ス61では、凹部6の底部8に環状の溝62を設け、こ
の溝62の平坦な溝底部63に、径方向に延び、外径方
向に次第に厚肉となる断面三角形状のリブ64を周方向
に等配している。
【0066】このような溝62を設けることにより、締
め付け時の応力がケース座面31にかかった場合に、ダ
イアフラム10への応力の影響を緩和し、オフセットド
リフトを低減することができる。さらに、溝62の溝底
部63にリブ64を設けたので、ケース61の剛性が高
められ、回路基板(図示せず)17が割れる等の不具合
が発生することはない。
【0067】リブ64の上面641と軸に直交する座面
31とのなす角度βは第2の実施形態における溝底部5
3の角度αと同様に10°〜50°の領域から適宜設定
することができるが、ケース61の剛性,加工性,ダイ
アフラムへの影響等のバランスを考慮すると20°〜3
0°程度に設定することが望ましい。
【0068】本実施形態では、断面三角形状のリブ64
を周方向に6つ等配しているが、リブの形状,数及び配
置等についてはこれに限られるものではない。
【0069】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態に係る圧力センサPS4のケース71の概略
構成を示す半断面図である。
【0070】従来例及び第1の実施形態と同様の構成を
有する部分については同様の符号を付して説明を省略す
る。
【0071】本実施形態に係る圧力センサPS4のケー
ス71では、凹部6の底部8に、溝底部723が内径側
から外径側に向けて次第に厚肉となる段付の溝72を設
けている。
【0072】このような段付の溝72を設けることによ
り、締め付け時の応力がケース座面31にかかった場合
に、溝底部723のうち薄肉部を有する凹曲断面の内径
部731が変形して応力を吸収して、ダイアフラム10
への応力の影響を緩和し、オフセットドリフトを低減す
ることができる。
【0073】さらに、溝底部723のうち厚肉の外径部
732がケース71の剛性を高めて、回路基板17が割
れる等の不具合が発生することはない。
【0074】本実施の形態では、段付の溝72は座面3
1に平行な段が3つ形成されているが、段数、段の形状
等はこれらに限られるものではない。
【0075】(第5の実施形態)図8は、本発明の第5
の実施形態に係る圧力センサPS5のケース81の概略
構成を示す半断面図である。
【0076】従来例及び第1の実施形態と同様の構成を
有する部分については同様の符号を付して説明を省略す
る。
【0077】本実施形態に係る圧力センサPS5のケー
ス81では、凹部6の断面形状をダイアフラム10を接
合するマウント部82から凹曲断面で締め付け部5まで
つながるような溝83として構成している。
【0078】このような凹曲断面の溝83を設けること
により、締め付け時の応力がケース座面31にかかった
場合に、溝83の底部の凹曲断面が局部的な応力集中を
低減し、また溝83を鍛造加工により形成する場合の加
工性を向上することが可能となる。
【0079】(第6の実施形態)図9は、本発明を適用
した圧力センサPS6,PS7,PS8を示す図であ
り、上述した圧力センサPS1〜PS5とは異なる固定
手段を備えたものである。但し、この実施の形態におけ
る各圧力センサのダイアフラムや溝の構成は、上記され
た圧力センサPS1〜PS5と同様の構成であるが、ダ
イアフラムをカバーするケースの形状及び構成が、用途
や目的に合わせて変更されている。
【0080】図9(a)の圧力センサPS6において
は、ケース91下部に固定手段としての円盤状のフラン
ジ部92を備え、ケース91を通る大きさの貫通穴を備
えた別構成としての六角ナット状の締結手段としての固
定具93により、フランジ部92を押える構成としてい
る。
【0081】この構成では、フランジ部92が固定具9
3により押圧されると共に、圧力センサPS1〜PS5
のように直接締め付け時の回転トルクが加わる構成では
ないので、ケース91に対して加わる撓み応力や回転ト
ルクの発生を抑えることを可能としている。従って、ダ
イアフラム10への応力の影響を緩和し、オフセットド
リフトをより低減することができる。
【0082】図9(b)の圧力センサPS7において
は、ケース94の下部に固定手段としてのひし形形状の
フランジ部95を備え、締結手段としてのボルトにより
相手部材に取り付けられている。この構成においても、
ダイアフラム10への応力の影響を緩和し、オフセット
ドリフトをより低減することができる。
【0083】図9(c)の圧力センサPS8において
は、ケース96の下部に円盤状のフランジ97を備え別
体構成のひし形押え部材98により、フランジ部97を
押えている。この構成においても、ダイアフラム10へ
の応力の影響を緩和し、オフセットドリフトをより低減
することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明によると、圧力センサを相手方部
材の取付部に固定する際に、センサ本体収納部の底部の
ダイアフラムより外径側に備えられた軸方向の肉厚が薄
肉となる薄肉部または溝により、締め付け時の応力の影
響をダイアフラムに伝播させない。従って、無負荷時の
ダイアフラムの変形を抑制し、圧力センサのオフセット
ドリフトを低減することができる。
【0085】固定手段としてのネジ部と、中空のセンサ
本体収納部が備えられている締め付け部とを有する支持
部材によると、センサ本体収納部と固定手段としてのネ
ジ部を支持部材として一体的に備えることが可能とな
る。
【0086】また、前記固定手段は、前記センサ本体収
納部に設けられたフランジ部と、このフランジ部を前記
相手方部材の取付部に対し締結する締結手段を備えるこ
とにより、締結手段がフランジ部を相手方部材の取付部
に対して締結するので、センサ本体収納部への固定の際
に発生する撓み応力を低下可能とする。
【0087】切削加工又は鍛造加工によって薄肉部また
は溝を容易に形成することが可能となる。
【0088】溝の底部の肉厚を変えることにより、締め
付け時の応力をダイアフラムに伝播させず、ケースの剛
性を高めて締め付け時の応力によるケースの変形が抑制
される。従って、オフセットドリフトの低減及びケース
の変形によるセンサ本体収納部に収納されている回路基
板等の部品の損傷を防止する。
【0089】また、溝の底部の肉厚を内径側から外径側
へ向けて次第に厚肉にすると、旋盤で溝を切削加工する
時にバイトに角度をもたせることができるので、切削抵
抗が少なくなり、刃の持ちがよく、加工性が高い。
【0090】溝の底面の角度を所定の値に設定すること
で、オフセットドリフトの低減と締め付け時のケースの
変形の抑制をバランスよく実現することができる。
【0091】
【0092】溝に、径方向に延びるリブを設けることに
より、ケースの剛性が高められて、締め付け時の応力に
よるケースの変形が抑制される。従って、センサ本体収
納部に収納されている回路基板等の部品が、ケースの変
形によって損傷することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧力セ
ンサのケース周辺の概略構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施形態に係る圧力セ
ンサのケース周辺の概略構成を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の第2の実施形態に係る圧力セ
ンサの溝底部の角度とダイアフラムにかかる応力及び回
路基板の伸びとの関係のFEM解析の結果を示すグラフ
である。
【図4】図4は、圧力センサの締め付けトルクと出力変
動の関係を示すグラフ図であり、サンプルは溝のないも
のと溝の底面の角度を変更した複数のものである。
【図5】図5は、圧力センサの締め付けトルクと出力変
動の関係を示すグラフ図であり、サンプルは溝の底面の
角度を30°に設定し、内径部の最も薄い部分の厚みを
変更したものである。
【図6】図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係る
圧力センサのケースの概略構成を示す上面図である。図
6(b)は、図6(a)のA−A断面図である。
【図7】図7は、本発明の第4の実施形態に係る圧力セ
ンサの概略構成を示す半断面図である。
【図8】図8は、本発明の第5の実施形態に係る圧力セ
ンサの概略構成を示す断面図である。
【図9】図9は、本発明の第6の実施形態に係る圧力セ
ンサの概略構成を示す断面図である。
【図10】図10は、従来技術に係る圧力センサ全体の
概略構成を示す断面図である。
【図11】図11(a)は、従来技術に係る圧力センサ
のダイアフラムの概略構成を示す断面図である。図11
(b)は、従来技術に係る圧力センサのダイアフラム上
に配設された歪ゲージのブリッジ回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,41,51,61,71,81,91,94,96
ケース 2 相手方部材 3 取付部 4 ネジ部 5 締め付け部 6 凹部 7 圧力導入孔 8 底部 10 ダイアフラム 11 フランジ 12 上部 13 感圧面 14 上面 15 歪ゲージ 16 ブリッジ回路 17 回路基板 18 段部 19 ポッティング剤 20 プレート 21 段部 22 貫通コンデンサ 23 コネクタ部 24 かしめ部 25 フランジ 26 Oリング 27 コネクタ 28 ピン 29 コネクタピン 30 Oリング 31 座面 42,52,62,72,83 溝 43,53,63,723 溝底部 430,530 溝底面 531 内径部 532 外径部 64 リブ 641 リブ上面 731 内径部 732 外径部 82 マウント部 PS1,PS2,PS3,PS4,PS5 圧力センサ PS6,PS7,PS8 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−93756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 9/04 101 G01L 19/00 101

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空のセンサ本体収納部と、 このセンサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底
    部を対向圧接させて固定する固定手段と、 前記センサ本体収納部の底部に開口する貫通孔と、 この貫通孔に臨んで前記センサ本体収納部の底部に装着
    されると共に、開口側には感圧面が設けられ、該感圧面
    の反対側には歪ゲージが設けられるダイアフラムと、 を備え、前記貫通孔に導入された流体の圧力を前記感圧
    面によって感知し、該圧力による前記感圧面の変形を前
    記歪ゲージの出力変化として検出する圧力センサにおい
    て、 前記センサ本体収納部の底部の前記ダイアフラムより外
    径側に、該ダイアフラムを取り囲み、該底部の相手方部
    材の取付部に対し対向圧接させる面に対して、軸方向の
    肉厚が薄肉となる環状の溝を設け、 前記溝の底部の軸方向の肉厚が、前記センサ本体収納部
    の底部の相手方部材の取付部に対し対向圧接させる面に
    対して、内径側から外径側へ向けて次第に厚肉となるこ
    とを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】中空のセンサ本体収納部と、 このセンサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底
    部を対向圧接させて固定する固定手段と、 前記センサ本体収納部の底部に開口する貫通孔と、 この貫通孔に臨んで前記センサ本体収納部の底部に直接
    装着されると共に、開口側には感圧面が設けられ、該感
    圧面の反対側には歪ゲージが設けられるダイアフラム
    と、 を備え、前記貫通孔に導入された流体の圧力を前記感圧
    面によって感知し、該圧力による前記感圧面の変形を前
    記歪ゲージの出力変化として検出する圧力センサにおい
    て、 前記センサ本体収納部の底部の前記ダイアフラムより外
    径側に、該ダイアフラムを取り囲み、該底部の相手方部
    材の取付部に対し対向圧接させる面に対して、軸方向の
    肉厚が薄肉となる環状の溝を設け、 前記溝の底部の軸方向の肉厚が、前記センサ本体収納部
    の底部の相手方部材の取付部に対し対向圧接させる面に
    対して、内径側から外径側へ向けて次第に厚肉となるこ
    とを特徴とする圧力センサ。
  3. 【請求項3】前記溝の底面と前記底部の相手方部材の取
    り付け部に対し対向圧接させる面とのなす角度が10°
    〜50°であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の圧力センサ。
  4. 【請求項4】前記センサ本体収納部を相手方部材の取付
    部にねじ込んで取り付けるための固定手段としてのネジ
    部と、該ネジ部の頭部側に設けられ該ネジ部をねじ込む
    際に締め付けるための締め付け部とを有する支持部材を
    有し、この支持部材の締め付け部内に、前記中空のセン
    サ本体収納部が備えられていることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  5. 【請求項5】前記固定手段は、前記センサ本体収納部に
    設けられたフランジ部と、このフランジ部を前記相手方
    部材の取付部に対し締結する締結手段を備えることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の圧力セ
    ンサ。
  6. 【請求項6】中空のセンサ本体収納部と、 このセンサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底
    部を対向圧接させて固定する固定手段と、 前記センサ本体収納部の底部に開口する貫通孔と、 この貫通孔に臨んで前記センサ本体収納部の底部に装着
    されると共に、開口側には感圧面が設けられ、該感圧面
    の反対側には歪ゲージが設けられるダイアフラムと、 を備え、前記貫通孔に導入された流体の圧力を前記感圧
    面によって感知し、該圧力による前記感圧面の変形を前
    記歪ゲージの出力変化として検出する圧力センサにおい
    て、 前記センサ本体収納部の底部の前記ダイアフラムより外
    径側に、該ダイアフラムを取り囲み、軸方向の肉厚が薄
    肉となる環状の溝を設け、 前記溝に、径方向に延びるリブを設けたことを特徴とす
    る圧力センサ。
  7. 【請求項7】中空のセンサ本体収納部と、 このセンサ本体収納部を相手方部材の取付部に対し、底
    部を対向圧接させて固定する固定手段と、 前記センサ本体収納部の底部に開口する貫通孔と、 この貫通孔に臨んで前記センサ本体収納部の底部に装着
    されると共に、開口側には感圧面が設けられ、該感圧面
    の反対側には歪ゲージが設けられるダイアフラムと、 を備え、前記貫通孔に導入された流体の圧力を前記感圧
    面によって感知し、該圧力による前記感圧面の変形を前
    記歪ゲージの出力変化として検出する圧力センサにおい
    て、 前記センサ本体収納部の底部におけるダイアフラムの取
    り付け部の周囲に、環状の溝を設け、 前記溝に、径方向に延びるリブを設けたことを特徴とす
    る圧力センサ。
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