JP3463056B2 - ブラインドの上下別羽根変向装置 - Google Patents

ブラインドの上下別羽根変向装置

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JP3463056B2
JP3463056B2 JP35547093A JP35547093A JP3463056B2 JP 3463056 B2 JP3463056 B2 JP 3463056B2 JP 35547093 A JP35547093 A JP 35547093A JP 35547093 A JP35547093 A JP 35547093A JP 3463056 B2 JP3463056 B2 JP 3463056B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ベネシアンブラインド
の各羽根の傾斜角度を、任意の高さを境として上下別に
変向できることを特徴としたブラインドの上下別羽根変
向装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ベネシアンブラインドは、建物の窓の内
面側に上げ下げ自在に設置し、かつ横方向に並んだ多数
の羽根の傾斜を任意の角度に傾斜しながら、日よけ、目
かくし、防暑等の役目を果たしている。このベネシアン
ブラインドは、上部枠、羽根、羽根保持用横糸、下部
板、巻き下げ巻き上げのための昇降紐、角度調節紐等を
備えており、昇降紐を操作して下部板と共に各羽根を巻
き下げ、巻き上げ、また角度調節紐により各羽根の傾斜
角度を調整しながら室内への太陽光線を遮蔽し、また、
外部からの透視を防ぎながら居住者のプライバシイを保
護している。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
巻き下げたベネシアンブラインドの各羽根は、角度調整
紐を操作して傾斜角度を変向した場合に、各羽根は一斉
に同一方向に傾斜変向し、、任意の高さ位置を境いとし
て、例えば上部側を平行状態に保持しながら下部側のみ
で太陽光線を遮光すれば良い場合でも、羽根全体が同一
方向に傾斜して遮光することとなり、このために屋内の
照度が低下して昼間でも点灯が必要となり、余分な電灯
経費が必要となる等の問題があった。 【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、巻き下げたベネシアンブラ
インドの羽根を、任意の高さ位置で上下別に角度変向で
きることにより、一部の羽根で太陽光線を遮蔽し、或は
外部からの透視を防ぎながら他の羽根では太陽光線を遮
蔽することなく、間接光等として屋内に取入れることが
でき、屋内の照度の低下を防止できることを特徴とした
ブラインドの上下別羽根変向装置を提供することにあ
る。 【0005】 【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、上部枠12と下部板14との間に所定
の間隙をおいて上下に層状に配置された複数の羽根16
と、これらの羽根16を層状に保持すべく前記上部枠1
2と下部板14に縦方向に並列渡設され、かつ内側にこ
れら複数の羽根16を挟装状態に配置しつつ上下の間隙
を保持する保持部18を有し、更にどちらかを引張作動
させることによりこれらの羽根16の角度を任意角度に
傾斜させ得る第1、第2角度調節紐20a、20bを有
し、前記各羽根16にはその中央部に孔26を備えると
共に、前記下部板14には脱係孔28が穿孔され、これ
らの羽根16の孔26及び前記下部板14の脱係孔28
を貫通し必要時に下部板14を上昇駆動させる昇降紐3
0が設けられ、該昇降紐30の前記脱係孔28への係止
状態と自由挿通状態を任意に形成し得る脱係部32が設
けられ、また、前記第1、第2角度調節紐20a、20
bであって各羽根16の間隙には係止部材34が設けら
れると共に、前記昇降紐30には該係止部材34に係脱
自在に係着し得る係止受け部材36が固定され、前記脱
係孔28に対して昇降紐30を自由挿通状態にして前記
係止部材34を係止受け部材36に係着させた状態で前
記昇降紐30を上昇させ、この状態で該係着部より上方
部分の各羽根角度を任意の方向に設定することにより各
羽根16の傾斜角度を上下別に変更させることを特徴と
するブラインドの上下別羽根変向装置10から構成され
る。 【0006】 【作用】本発明に係るブラインドの上下別羽根変向装置
により、各羽根を上下別に角度変向させる場合には、例
えば、下部板の脱係孔の脱係部による昇降紐の係止受け
部材の係止を解除し、その後で昇降紐を上昇させて係止
受け部材を所定の高さ位置まで上昇させる。次に、第
1、第2角度調節紐を回動させて各羽根を傾斜させる。 【0007】この羽根の傾斜によって第1、第2角度調
節紐は双方共に昇降紐に接近し、係止受け部材の両側の
係止部材が係止受け部材の上下位置に接近する。そし
て、昇降紐を上昇させ、係止受け部材に、例えば第1角
度調節紐側の係止部材を係着して後、該係止部材を係止
受け部材と共に上下隣合う羽根の一つの間隔程度引上げ
ると第1、第2角度調節紐の双方に弛みができる。この
状態で係止受け部材の上下位置の各羽根は傾斜状態をそ
のまま保持している。 【0008】そこで、第1、第2角度調節紐を前回とは
逆方向に回動させると係止受け部材から上方側の各羽根
が略水平に変向される。このとき、第1角度調整紐の弛
みが増加され、また第2角度調整紐の弛みは減少し、係
止受け部材よりも下方側の各羽根は以前の傾斜状態をそ
のまま保持することとなる。 【0009】更に、第1、第2角度調節紐の逆方向の回
動を継続させると、第2角度調整紐の弛みがなくなり、
係止受け部材から上方側の各羽根は下方側の各羽根と逆
方向に傾斜し、また、係止受け部材から下方側の各羽根
は傾斜角度が緩傾斜に変位し、ここにおいて、係止受け
部材から上方側の各羽根と下方側の各羽根とを相互に逆
向きに傾斜した状態に保持できることとなる。 【0010】また、初めに昇降紐を上昇させて係止受け
部材を所定の高さ位置まで上昇させた後で、前記第1、
第2角度調節紐の回動方向と逆向きに回動させた場合
は、前記各操作において各羽根は逆方向に傾斜し、同じ
く上方側を水平方向に変向させたり、上方側の各羽根と
下方側の各羽根とを相互に逆向きに傾斜した状態に操作
できることとなる。羽根を元の状態に復帰させるときに
は、昇降紐を下降させて係止受け部材を係止部材から脱
係させて下部板の下方へ下降させ、脱係部で係止受け部
材を係止すると元の状態に復帰する。 【0011】従って、本発明のブラインドの上下別羽根
変向装置においては、巻下げた各羽根を、任意の高さ位
置で上下別に角度変向できることとなり、一部の羽根で
太陽光線を遮蔽したり、或は外部からの透視を防ぎなが
ら他の羽根では太陽光線を遮蔽することなく、間接光等
として屋内に取入れることができ、屋内の照度の低下を
防止できることとなる。 【0012】 【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例を説明する。図1には、本発明の実施例に係るブライ
ンドの上下別羽根変向装置10が示されている。図にお
いて、ブラインドの上下別羽根変向装置10は、上部枠
12と下部板14との間に所定の間隙をおいて上下に層
状に配置された複数の羽根16と、これらの羽根16を
層状に保持すべく前記上部枠12と下部板14に縦方向
に並列渡設され、かつ内側にこれら複数の羽根16を挟
装状態に配置しつつ上下の間隙を保持する保持部18を
有し、更にどちらかを引張作動させることによりこれら
の羽根16の角度を任意角度に傾斜させ得る第1、第2
角度調節紐20a、20b有している。 【0013】上部枠12は、細長い中空の箱枠から形成
され、この上部枠12内には図示しない巻込み部が設け
られ、この巻込み部を連動回転させるための角度調整棒
22が上部枠12の端部寄りの下面に垂下されている。
この上部枠12の左右両端寄りの下面に、各々第1、第
2角度調節紐20a、20bが垂下され、この第1、第
2角度調節紐20a、20bの下端に下部板14が吊支
されている。 【0014】そして、第1、第2角度調節紐20a、2
0bの上端部は 上部枠12内の巻込み部に相互に巻込
み方向が逆向きになるように巻込まれ、角度調整棒22
を正回転、または逆回転させると、第1角度調節紐20
aが巻上げされると共に第2角度調節紐20bは巻戻さ
れ、或は、第1角度調節紐20aが巻戻されると共に第
2角度調節紐20bは巻上げされる。これにより、第
1、第2角度調節紐20a、20b内に配置された各保
持部18に載着された各羽根16の傾斜角を自由に変向
できる。 【0015】下部板14は、中実板、または薄い中空板
体に形成されている。羽根16の保持部18は、第1、
第2角度調節紐20a、20bに、上下間隔をおいて略
水平に結着された保持紐24から成る。実施例におい
て、2本の保持紐24が第1、第2角度調節紐20a、
20bに結着されているが、必ずしも2本の保持紐24
に限ることなく、1本の保持紐でもよい。羽根16は、
薄葉長板に形成され、左右両端寄りの第1、第2角度調
節紐20a、20b内の各保持紐24に載着されてい
る。 【0016】この左右両端寄りの第1、第2角度調節紐
20a、20b内において、各羽根16にはその中央部
に孔26、26が開孔されると共に、下部板14には脱
係孔28、28が穿孔されている。図1に示す様に、右
側の第1、第2角度調節紐20a、20b内において、
これらの羽根16の孔26及び下部板14の脱係孔28
を貫通して必要時に下部板を上昇駆動させる昇降紐30
が設けられ、更に左側の第1、第2角度調節紐20a、
20b内においても、羽根16の孔26及び下部板14
の脱係孔28を貫通し必要時に下部板を上昇駆動させる
昇降紐30が設けられている。この左右2本の昇降紐3
0、30の上端部は、前記上部枠12内から角度調整棒
22の近傍位置へ通係された後で下方へ垂下され、下部
板14の脱係孔28、28へそれぞれループ状に周回連
結されている。 【0017】下部板14には、前記昇降紐30の前記脱
係孔28への係止状態と自由挿通状態を任意に形成し得
る脱係部32が設けられ、また、前記第1、第2の角度
調節20a、20bであって各羽根16の上下間隔には
係止部材34が設けられると共に、前記昇降紐30、3
0には該係止部材34に係脱自在に係着し得る係止受け
部材36が固定されている。 【0018】図2、図3に示す様に、昇降紐30に固定
された係止受け部材36は、羽根16の孔26及び下部
板14の脱係孔28を通過可能な卵形に形成され、この
卵形の係止受け部材36に縦方向に開孔された中心孔に
昇降紐30が貫通され、接着剤等で固定されている。ま
た、係止受け部材36は、係止部材34から脱係したと
きに自からの重みで下降できる程度の重みを有してい
る。図3に示す様に、脱係部32は、下部板14に開孔
された脱係孔28の上面縁部にピン38で枢着された長
板状の掛止板40を備えており、この掛止板40の長辺
縁に昇降紐30に接摺する切欠溝42が開溝されてい
る。 【0019】これにより、係止受け部材36を下部板1
4の下方側に移動させた状態で掛止板40の切欠溝42
を昇降紐30に係合させて昇降紐30を上昇させると、
卵形の係止受け部材36が掛止板40に係止されて下部
板14は羽根16を上面に受着しながら昇降紐30と共
に上昇する。その後で昇降紐30を下降させると下部板
14は掛止板40が掛止受け部材36に受着された状態
で下降する。また、掛止板40をピン38を中心に回動
して切欠溝42を昇降紐30から脱係させた後で昇降紐
30を上昇させると、係止受け部材36は下部板14の
脱係孔28及び各羽根16の孔26を通過しつつ上昇
し、各羽根16と下部板14は第1、第2角度調節紐2
0a、20b内とその下端にそのまま保持される。 【0020】図4に示す様に、係止部材34は、前記係
止受け部材36に係着し得る爪44と、この爪44の基
部側に第1、第2角度調節紐20a、20bに固定する
ための割り環46とを備えている。そして、保持紐24
に載着された各羽根16の上下間隔の羽根16の下面寄
り位置で係止部材34の爪44が昇降紐30に向かう様
に割り環46が各第1、第2角度調節紐20a、20b
に固定されている。 【0021】これにより、前記脱係孔28に対して昇降
紐30を自由挿通状態にして前記係止受け部材36を昇
降紐30により任意の高さまで上昇させ、第1、第2角
度調節紐20a、20bに固定しているいずれかの係止
部材34に係止受け部材36を係着させた状態で昇降紐
30を上昇させ、この状態で該係着部分より上方部分の
各羽根16の角度を任意の方向に設定することにより各
羽根16の傾斜角度を上下別に変更できることとなる。
なお、係止受け部材36に磁石を設け、係止部材34の
爪44の内面側に金属片を設けて相互に吸着させてもよ
い。 【0022】また、前記係止部材34を保持紐24に自
由に移動しながら係止受け部材36に係着し得るように
設けてもよい。このときには、第1、第2角度調節紐2
0a、20bを回動して保持紐24を傾斜させて係止部
材34をいずれかの角度調節紐側へ摺動させ、その後で
横紐を角度調節紐の回動で水平に戻し、昇降紐で係止受
け部材36を任意の高さ位置に上昇させ、再び横紐を角
度調節紐の回動で逆方向に傾斜させて係止部材34を摺
動させつつ係止受け部材36に係着させる。この後で昇
降紐で係止受け部材36を上昇させて角度調整紐に弛み
を発生させる。 【0023】次に、本発明の実施例に係るブラインドの
上下別羽根変向装置10の作用を説明する。本発明のブ
ラインドの上下別羽根変向装置10においては、図1に
示す左右の昇降紐30、30の係止受け部材36、36
を下部板14の下面側へ下降させ、掛止板40、40の
切欠溝42を昇降紐30、30に係着させて昇降紐3
0、30を係止受け部材36、36と共に上昇させると
下部板14は各羽根16を受着しつつ上部枠12へ向け
上昇する。この状態で昇降紐30、30を下降させると
各羽根16を保持部18に保持させつつ下部板14は第
1、第2角度調節紐20a、20bの下端まで下降して
停止する。その状態で角度調整棒22を操作しながら第
1角度調節紐20aを巻上げ、第2角度調節紐20bを
巻下げるように回動させると各羽根16は全体的に、第
1角度調節紐20a側が上昇した状態に傾斜しつつ太陽
光線を遮蔽し、また、逆に第1角度調節紐20aを巻下
げ、第2角度調節紐20bを巻上げるように回動させる
と各羽根16は同じく全体的に第1角度調節紐20a側
が下降した状態に傾斜する。 【0024】そこで、各羽根16を上下別に角度変向さ
せる場合には、板14の脱係孔28の上面側の脱係部3
2の掛止板40を回動して昇降紐30の係止受け部材3
6の係止を解除し、その後で昇降紐30を所定の高さ位
置まで上昇させる。次に、角度調整棒22を操作して第
1角度調節紐20aを図6(a)に示す矢印イ方向に向
け上昇させ、同時に第2角度調節紐20bを矢印ロ方向
に向けて下降する様に回動させて各羽根16を傾斜させ
る。 【0025】この羽根の傾斜によって第1、第2角度調
節紐20a、20bは双方共に昇降紐30に接近し、係
止受け部材36の両側の係止部材34、34が係止受け
部材36の上下位置に接近する。そして、昇降紐30を
上昇させ、係止受け部材36に、例えば第1角度調節紐
20a側の係止部材34を係着して後、該係止部材34
を係止受け部材36と共に上下隣合う羽根16の一つの
間隔程度引上げると第1、第2角度調節紐20a、20
bの双方に弛みTができる。この状態で係止受け部材3
6の上下側の各羽根16は傾斜状態をそのまま保持して
いる。 【0026】そこで、図6(b)に示す様に、第1、第
2角度調節紐20a、20bを前回とは逆方向に、第1
角度調節紐20aを矢印ハ方向へ下降させ、第2角度調
節紐20bを矢印ニ方向へ上昇する様に回動させると係
止受け部材36から上方側の各羽根16が略水平に変向
される。このとき、第1角度調整紐20aの弛みTが増
加され、また第2角度調整紐20bの弛みTは減少し、
係止受け部材36よりも下方側の各羽根16は以前の傾
斜状態をそのまま保持することとなる。 【0027】更に、第1、第2角度調節紐20a、20
bの逆方向の回動を継続させると、第2角度調整紐20
bの弛みTがなくなり、係止受け部材36から上方側の
各羽根16は下方側の各羽根16と逆方向に傾斜し、ま
た、係止受け部材36から下方側の各羽根36は傾斜角
度が緩傾斜に変位する。ここにおいて、係止受け部材3
6から上方側の各羽根16と下方側の各羽根16とを相
互に逆向きに傾斜した状態に保持できることとなる。 【0028】また、初めに昇降紐を上昇させて係止受け
部材36を所定の高さ位置まで上昇させた後で、前記第
1、第2角度調節紐20a、20bの回動方向と逆向き
に回動させた場合は、前記各操作において各羽根16は
逆方向に傾斜し、同じく上方側を水平方向に変向させた
り、上方側の各羽根と下方側の各羽根とを相互に逆向き
に傾斜した状態に操作できることとなる。羽根を元の状
態に復帰させるときには、昇降紐30を下降させて係止
受け部材36を係止部材34から脱係させて下部板14
の下方へ下降させ、脱係部32で係止受け部材36を係
止すると元の状態に復帰する。 【0029】従って、本発明のブラインドの上下別羽根
変向装置10においては、巻下げたベネシアンブライン
ドの各羽根を、任意の高さ位置で上下別に角度変向でき
ることとなり、一部の羽根で太陽光線を遮蔽したり、或
は外部からの透視を防ぎながら他の羽根では太陽光線を
遮蔽することなく、間接光等として室内に取入れること
ができ、室内の照度の低下を防止できることとなり、照
明灯を余分に点灯させる様な経費を節約できる。尚、本
発明は、前記実施例に限ることなく、本発明の技術思想
を損なわない程度に機能構成を変向したものも本発明に
含まれることは言うまでもない。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るブ
ラインドの上下別羽根変向装置によれば、上部枠と下部
板との間に所定の間隙をおいて上下に層状に配置された
複数の羽根と、これらの羽根を層状に保持すべく前記上
部枠と下部板に縦方向に並列渡設され、かつ内側にこれ
ら複数の羽根を挟装状態に配置しつつ上下の間隙を保持
する保持部を有し、更にどちらかを引張作動させること
によりこれらの羽根の角度を任意角度に傾斜させ得る第
1、第2角度調節紐を有し、前記各羽根にはその中央部
に孔を備えると共に、前記下部板には脱係孔が穿孔さ
れ、これらの羽根の孔及び前記下部板の脱係孔を貫通し
必要時に下部板を上昇駆動させる昇降紐が設けられ、該
昇降紐の前記脱係孔への係止状態と自由挿通状態を任意
に形成し得る脱係部が設けられ、また、前記第1、第2
の角度調節であって各羽根の間隙には係止部材が設けら
れると共に、前記昇降紐には該係止部材に係脱自在に係
着し得る係止受け部材が固定され、前記脱係孔に対して
昇降紐を自由挿通状態にして前記係止部材を係止受け部
材に係着させた状態で前記昇降紐を上昇させ、この状態
で該係着部より上方部分の各羽根角度を任意の方向に設
定することにより各羽根の傾斜角度を上下別に変更させ
ることを特徴とすることにより、巻下げたベネシアンブ
ラインドの各羽根を、任意の高さ位置で上下別に角度変
向できることとなり、一部の羽根で太陽光線を遮蔽した
り、或は外部からの透視を防ぎながら他の羽根では太陽
光線を遮蔽することなく、間接光等として屋内に取入れ
ることができ、屋内の照度の低下を防止できることとな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係るブラインドの上下別羽根
変向装置の斜視図である。 【図2】係止受け部材に係止部材が係着した状態を示し
た斜視図である。 【図3】下部板の脱係部を昇降紐に係着した状態を示し
た一部拡大斜視図である。 【図4】係止部材を示した拡大斜視図である。 【図5】任意の高さ位置に係止受け部材を上昇させ、第
1、第2角度調節紐を巻上げ、巻下げて羽根を傾斜させ
たときの係止受け部材と係止部材との対応関係を示した
斜視図である。 【図6】各羽根を傾斜させた状態から昇降紐を上昇させ
て係止受け部材に係着した係止部材の上昇で第1、第2
角度調節紐に弛みが発生した状態と、この弛みを利用し
て第1、第2角度調節紐を逆回動させて係止受け部材か
ら上方側の各羽根を水平に変向させた状態を示した説明
図である。 【符号の説明】 10 ブラインドの上下別羽根変向装置 12 上部枠 14 下部板 16 羽根 20a 第1角度調節紐 20b 第2角度調節紐 26 孔 28 脱係孔 30 昇降紐 32 脱係孔 34 係止部材 36 係止受け部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部枠と下部板との間に所定の間隙にお
    いて上下に層状に配置された複数の羽根と、 これらの羽根を層状に保持すべく前記上部枠と下部板に
    縦方向に並列渡設され、かつ内側にこれら複数の羽根を
    挟装状態に配置しつつ上下の間隙を保持する保持部を有
    し、更にどちらかを引張作動させることによりこれらの
    羽根の角度を任意角度に傾斜させ得る第1、第2角度調
    節紐を有し、 前記各羽根にはその中央部に孔を備えると共に、前記下
    部板には脱係孔が穿孔され、 これらの羽根の孔及び前記下部板の脱係孔を貫通し必要
    時に下部板を上昇駆動させる昇降紐が設けられ、 該昇降紐の前記脱係孔への係止状態と自由挿通状態を任
    意に形成し得る脱係部が設けられ、 また、前記第1、第2角度調節紐であって角羽根の間隙
    には係止部材が設けられると共に、前記昇降紐には該係
    止部材に係脱自在に係着し得る係止受け部材が固定さ
    れ、 前記脱係孔に対して昇降紐を自由挿通状態にして前記係
    止部材を係止受け部材に係着させた状態で前記昇降紐を
    上昇させ、この状態で該係着部より上方部分の各羽根角
    度を任意の方向に設定することにより各羽根の傾斜角度
    を上下別に変更させることを特徴とするブラインドの上
    下別羽根変向装置。
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