JP3462598B2 - ヒートシンク付レーザダイオードアレイ - Google Patents

ヒートシンク付レーザダイオードアレイ

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JP3462598B2
JP3462598B2 JP27356594A JP27356594A JP3462598B2 JP 3462598 B2 JP3462598 B2 JP 3462598B2 JP 27356594 A JP27356594 A JP 27356594A JP 27356594 A JP27356594 A JP 27356594A JP 3462598 B2 JP3462598 B2 JP 3462598B2
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博文 宮島
武司 神崎
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、水冷構造を有するヒー
トシンクを備えるヒートシンク付レーザダイオードアレ
イに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のヒートシンクとしては、
例えば、図2に示す高出力LD(レーザーダイオード)
アレイ用のヒートシンクがある。ここで、同図(a)は
このヒートシンクの断面図、同図(b)は平面図を示し
ている。このLDアレイ用ヒートシンクには、LD発振
波長の動的な変動を抑えることはもちろんのこと、出射
されたレーザビームの空間的なばらつきを最小限に抑制
する機能を果たすことが必要とされる。 【0003】このため、このヒートシンクではLDアレ
イの放熱を円滑に行うために水冷構造が備えられてい
る。つまり、放熱体1には上面水路2aと下面水路2b
との2層構造をした水路2が設けられている。この水路
2の注入口3から取り込まれた冷却水は上面水路2aに
おいて広げられる。広げられた冷却水はLDアレイ4を
一様に冷却し、冷却後、下面水路2bを通って排出口5
に戻される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヒートシンク構造においては、水路2が上面水路2
aと下面水路2bとの2層で構成されているため、放熱
体1の厚さを薄くするには限度があった。従って、大出
力のLDアレイを効率的に冷却するため、ヒートシンク
を積み重ねてスタック構造を構成する場合、積み重ねら
れるヒートシンク数にも制限が生じる。 【0005】また、注入口3と排出口5とがヒートシン
ク内で非対称に配置され、上面水路2aと下面水路2b
とはヒートシンク内で厚み方向において非対称に構成さ
れている。従って、上面水路2aを流れる低温の冷却水
と下面水路2bを流れる温度上昇した冷却水とによって
ヒートシンク内に形成される温度分布は、不均一な温度
勾配を生じる。よって、LDアレイ4から奪い取られた
熱は放熱体1から外気へ効率良く放熱されない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解消するためになされたものであり、本発明による
ヒートシンク付レーザダイオードアレイは、発熱体に接
触させられる放熱体、及びこの放熱体に形成されて発熱
体を冷却するための冷却水が流される水路を有するヒー
トシンクと、ヒートシンクの放熱体上に発熱体として載
置されるレーザダイオードアレイとを備え、水路は、同
じ面内に互いに隣接するように並設された第1の水路及
び第2の水路を有し、第1の水路の吸入口と第2の水路
の排出口とが放熱体の第1の辺側の所定位置で隣接し、
かつ、第1の水路の排出口と第2の水路の吸入口とが第
1の辺側の所定位置で隣接して、第1の水路と第2の水
路とに流される冷却水の向きが相違するように構成さ
れ、第1の辺に対向する第2の辺側にある第1の水路及
び第2の水路の所定部分はそれぞれ屈曲部として形成さ
れ、レーザダイオードアレイは、屈曲部の近傍となる放
熱体上の所定位置に載置されていることを特徴とする。 【0007】 【0008】 【作用】水路が複数並設され、しかも、隣接する各水路
に流される冷却水の向きが相違しているため、低温の冷
却水が流れる水路に隣接して温度が上昇した冷却水が流
れる水路が存在する。 【0009】また、水路が屈曲している部分において冷
却水は乱流を生じ、水路内を流れる冷却水の温度分布は
水路内において均一になる。 【0010】また、水路が同じ面内に形成されるため、
放熱体の厚みは薄くなる。 【0011】 【実施例】図1は本発明の一実施例によるヒートシンク
を示しており、同図(a)はこのヒートシンクの断面
図、同図(b)は平面図を表している。 【0012】放熱体11には1つの層つまり同じ面内に
2つの水路12,13が並設されている。各水路12,
13には冷却水が取り入れられる吸入口12a,13a
と冷却水が排出される排出口12b,13bとが設けら
れている。一方の水路12,13の吸入口12a,13
aは他方の水路13,12の排出口13b,12bに隣
接しており、吸入口12a,13aおよび排出口12
b,13bは左右対称に配置されている。冷却水が流れ
る水路12,13自体も、吸入口12a,13aから排
出口12b,13bまで並設されており、左右対称に配
置されている。また、水路12,13には屈曲部12
c,13cが形成されており、各水路12,13はこの
屈曲部12c,13cにおいて屈曲している。発熱体で
あるLDアレイ14は、この屈曲部12c,13cの上
方部分の放熱体11に接触して載置されている。 【0013】このような構成において、各水路12,1
3の注入口12a,13aに冷却水が注入される。注入
された冷却水は各水路12,13に導かれて排出口12
b,13bまで流され、排出される。この冷却水の通水
によってLDアレイ14の発熱は奪われ、奪われた熱は
放熱体11から外気へ放出される。 【0014】本実施例によるヒートシンクでは、水路1
2,13が2つ並設され、しかも、隣接する各水路1
2,13に流される冷却水の向きは相違している。ま
た、注入口12a,13aからLDアレイ14下の屈曲
部12c,13cに至るまでの冷却水は、未だ発熱体か
ら熱を奪っておらず、低温状態にある。また、LDアレ
イ14下の屈曲部12c,13cから排出口12b,1
3bまでの冷却水は、発熱体から熱を奪って温度が上昇
した状態にある。よって、本実施例によるヒートシンク
では、注入口12aから屈曲部12cに至るまでの低温
の冷却水が流れる水路12に隣接し、屈曲部13cから
排出口13bまでの温度上昇した冷却水が流れる水路1
3が存在する。また、同様に、注入口13aから屈曲部
13cに至るまでの低温の冷却水が流れる水路13に隣
接し、屈曲部12cから排出口12bまでの温度上昇し
た冷却水が流れる水路12が存在する。従って、隣接す
る各水路12,13は相互に熱を授受し合い、水路1
2,13が設けられた面方向における放熱体11の空間
的な温度分布のばらつきは最小限に抑制される。よっ
て、従来のヒートシンクのように不均一な温度勾配を生
じなくなる。このため、LDアレイ14から奪い取られ
た熱は放熱体11の全表面から効率良く外気へ放出され
るようになり、ヒートシンクによる熱交換の効率は向上
する。 【0015】また、各水路12,13の屈曲部12c,
13cにおいて、冷却水の層流は抑えられ、この屈曲部
12c,13cに乱流が生じる。よって、従来のように
ただ単に冷却水が流されている場合には、LDアレイ1
4に近い側の水路内壁に沿って流れる上層部の冷却水だ
けが主としてLDアレイ14から熱を奪っていたが、本
実施例ではこの乱流が生じることによって層流が揉ま
れ、従来熱を奪う作用をしなかった下層部を流れる低温
の冷却水もLDアレイ14に近い側の水路内壁に接する
ようになる。従って、各水路12,13の下層部を流れ
る冷却水も冷却作用を果たすようになり、各水路12,
13内を流れる冷却水の温度分布はこの屈曲部12c,
13cによって均一にさせられる。このため、冷却水は
LDアレイ14からより効率的に熱を奪うようになり、
ヒートシンクの熱交換の効率はさらに向上する。この結
果、LDの発振波長のばらつきを最小限に抑制すること
が可能になる。 【0016】また、各水路12,13は同じ面内に形成
されているため、放熱体11の厚みは薄くなる。このた
め、ヒートシンクを積層してスタック構造化しても、従
来より多くのヒートシンクを積み重ねることが可能とな
り、大出力化の際におけるヒートシンクの実装密度を高
くすることが可能となる。よって、放熱量の大きなLD
アレイであっても効率良く冷却することが可能となる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
路が複数並設され、しかも、隣接する各水路に流される
冷却水の向きは相違しているため、低温の冷却水が流れ
る水路に隣接して温度が上昇した冷却水が流れる水路が
存在する。従って、隣接する各水路は相互に熱を授受し
合い、水路が複数設けられた面方向における放熱体の空
間的な温度分布のばらつきは最小限に抑制され、不均一
な温度勾配を生じなくなる。このため、発熱体から奪い
取られた熱は放熱体の全表面から効率良く外気へ放出さ
れる。 【0018】また、水路が屈曲している部分において冷
却水は乱流を生じ、水路内を流れる冷却水の温度分布は
水路内において均一になる。このため、冷却水は発熱体
からより効率的に熱を奪うようになり、ヒートシンクの
熱交換の効率は向上する。 【0019】また、水路が同じ面内に形成されるため、
放熱体の厚みは薄くなる。このため、ヒートシンクを積
層してスタック構造化しても、従来より多くのヒートシ
ンクを積み重ねることが可能となり、放熱量の大きな発
熱体であっても効率良く冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例によるヒートシンクを示す図
である。 【図2】従来のヒートシンクを示す図である。 【符号の説明】 11…放熱体、12,13…水路、12a,13a…注
入口、12b,13b…排出口、14…LDアレイ。
フロントページの続き (72)発明者 宮島 博文 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (72)発明者 神崎 武司 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (72)発明者 菅 博文 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−297891(JP,A) 特開 昭64−19755(JP,A) 実開 平1−63142(JP,U) 実開 昭61−127384(JP,U) 特表 平6−508911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/20 H01L 23/473

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 発熱体に接触させられる放熱体、及びこ
    の放熱体に形成されて前記発熱体を冷却するための冷却
    水が流される水路を有するヒートシンクと、 前記ヒートシンクの前記放熱体上に前記発熱体として載
    置されるレーザダイオードアレイとを備え、 前記水路は、同じ面内に互いに隣接するように並設され
    た第1の水路及び第2の水路を有し、前記第1の水路の
    吸入口と前記第2の水路の排出口とが前記放熱体の第1
    の辺側の所定位置で隣接し、かつ、前記第1の水路の排
    出口と前記第2の水路の吸入口とが前記第1の辺側の所
    定位置で隣接して、前記第1の水路と前記第2の水路と
    に流される冷却水の向きが相違するように構成され、 前記第1の辺に対向する第2の辺側にある前記第1の水
    路及び前記第2の水路の所定部分はそれぞれ屈曲部とし
    て形成され、前記レーザダイオードアレイは、前記屈曲
    部の近傍となる前記放熱体上の所定位置に載置されてい
    ることを特徴とするヒートシンク付レーザダイオードア
    レイ。
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CN107809879B (zh) * 2016-09-09 2020-04-03 深圳联品激光技术有限公司 一种散热机构及具有热源的设备

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