JP3462401B2 - 電気化学検出器 - Google Patents

電気化学検出器

Info

Publication number
JP3462401B2
JP3462401B2 JP29331998A JP29331998A JP3462401B2 JP 3462401 B2 JP3462401 B2 JP 3462401B2 JP 29331998 A JP29331998 A JP 29331998A JP 29331998 A JP29331998 A JP 29331998A JP 3462401 B2 JP3462401 B2 JP 3462401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
sample solution
electrochemical detector
sample
working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29331998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000121590A (ja
Inventor
孝 森本
雅夫 森田
修 丹羽
勉 堀内
慶一 鳥光
僚二 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP29331998A priority Critical patent/JP3462401B2/ja
Publication of JP2000121590A publication Critical patent/JP2000121590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3462401B2 publication Critical patent/JP3462401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローインジェク
ション分析や液体クロマトグラフィー等に使用する電気
化学検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡便で感度の高い方法としてフローイン
ジェクション分析や液体クロマトグラフィー等において
広く利用されている電気化学検出法においては、電気化
学反応を起こす作用電極、試料溶液の電位を一定にする
参照電極、作用電極に電流を流す対向電極等を試料溶液
に接触させて試料の分析を実施する。
【0003】フローインジェクション分析や液体クロマ
トグラフィーにおいては、キャリア液あるいは溶離液の
リザーバー、送液ポンプ、試料のインジェクター、液体
クロマトグラフィーの場合には更に分離のためのカラム
等を細管で連接し、試料の流出口に電気化学検出器を配
置し、試料をインジェクターから注入し、流出口に到達
したキャリア液あるいは溶離液に混入された試料と作用
電極との間の電気化学反応に起因する電流を電気化学検
出器によってモニターすることにより試料の分析を行
う。
【0004】図6は、従来の電気化学検出器の例を示す
図である。図において、(a)は従来の電気化学検出器
を説明するための分解図、(b)は1個の作用電極が表
面に形成されたディスクの平面図、(c)は2個の作用
電極が表面に形成されたディスクの平面図をそれぞれ示
す。
【0005】従来の電気化学検出器の本体である治具2
6には、試料溶液を流入させる入口30(図において
は、治具26の背面に隠れている)と、治具26内部の
中心部に設けられ、入口30と連通している第1の孔3
1と、第1の孔31を囲んで第1の孔31の外側に設け
られた第1の孔31と同心の環状の溝32と、環状の溝
32内に設けられた第2の孔33と、第2の孔33と連
通し、試料溶液を排出させる出口34とが設けられてい
る。
【0006】このような従来の電気化学検出器を使用し
て試料の分析を行う場合には、図の(b)に示すような
1個の作用電極22が表面に形成されたディスク21、
または図の(c)に示すような2個の作用電極24が表
面に形成されたディスク23を、図の(a)に示すよう
に、直径が環状の溝32の外径に合致する円形の開口3
5が中心部に設けられたガスケット25を介し、円形の
開口35と環状の溝32とを一致させて治具26に装着
する。次いで、試料溶液を入口30から流入させ、第1
の孔31、環状の溝32、第2の孔33を経て、出口3
4から排出させる。その際、円形の開口35内に位置す
る作用電極22または作用電極24と試料溶液とが接触
することによって作用電極と試料との間で起こる電気化
学反応による電流をモニターすることにより試料の分析
を行う。なお、図6(a)における27は参照電極、2
8は対向電極を示す。
【0007】電気化学検出法においては、作用電極に対
してある一定の電位を印加して計測するので、その電位
よりも低いレドックス電位を有する還元体の試料、ある
いはその電位より高いレドックス電位を有する酸化体の
試料のみが、電気化学反応を起こし、結果として検出さ
れる。したがって、レドックス電位の異なる複数の物質
を同時に検出するためには、複数の電極を用意し異なる
電位を印加する必要がある。
【0008】このような電気化学検出器の一つとして、
微小間隔を隔てて平行に配設した2枚の平板の一方の表
面に複数の作用電極を設け、各作用電極に異なる電位を
印加して、2枚の平板の間に試料溶液を流す構造の薄層
型のフローセル検出器が知られている。
【0009】また、電気化学検出器の直前で細管を分岐
し、それぞれに電気化学検出器を接続して別々に検出す
る方法が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
気化学検出器のうち、2枚の平板の一方の表面に複数の
作用電極を設け、各作用電極に異なる電位を印加するフ
ローセル検出器においては、各作用電極上を流れる試料
の量が不均等となることにより測定値にバラツキが生
じ、また、ある作用電極上を流れる試料が、他の作用電
極上にも混入して流れることにより、試料中の各物質の
成分比が乱され、試料中に本来含まれている物質量に対
応する測定値が得られなくなるという問題があった。
【0011】また、電気化学検出器の直前にT字管やY
字管を挿入して細管を分岐し、それぞれに電気化学検出
器を接続して別々に検出する場合には、試料溶液のデッ
ドボリュームが増えるので応答が遅くなり、分離が悪く
なり、再現性が悪くなる等の問題があった。
【0012】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、複数の作用電極の各作用電極上を流れる試
料溶液の量が不均等となったり試料溶液が互いに混入す
ることがなく、電気化学検出器の直前で細管を分岐し
て、それぞれに電気化学検出器を接続して別々に検出す
る必要のない、電気化学検出器を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の電気化学検出器においては、試料溶液を流通
させる流路と、参照電極及び対向電極並に複数の作用電
極とを含んでなる電気化学検出器において、上記参照電
極と上記対向電極と上記作用電極とを含む電極パタンを
設けた第1基板と、上記流路のための溝パタンが形成さ
れた第2基板とが、上記試料溶液と上記参照電極との接
触領域及び上記試料溶液と上記対向電極との接触領域並
びに上記試料溶液と上記作用電極との接触領域に開口部
を有する層間絶縁膜を介して互いに接合され、上記流路
を分岐し、分岐した各上記流路を流通する上記試料溶液
が、それぞれ上記複数の作用電極の1つのみに接するよ
うにした。
【0014】この場合、上記流路は上記試料溶液が均等
に配分されるように分岐する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電気化学検
出器の電極パタンを示す平面図である。
【0016】本発明に係る電気化学検出器の製造工程に
おいては、まず、図1に示すような、2つの作用電極
3、4と、参照電極5と、対向電極6とを含む電極パタ
ンを、第1基板1の表面に形成する。各電極の表面積は
50mm程度、膜厚は100nm程度とする。電極の
材料としては炭素、白金、金などを用いることができ
る。また、参照電極5の表面には銀メッキを施す。第1
基板1の材料としては、表面を酸化したSiウエハ、P
yrex(登録商標)ウエハ、または石英ウエハを用い
ることができる。
【0017】次に、電極パタンが形成された第1基板1
の表面に、図2に示すような層間絶縁膜7を形成する。
層間絶縁膜7の、各電極のパッド領域及び試料溶液と電
極との接触領域に該当する個所には、開口部8、9、1
0を設ける。
【0018】図3は、本発明に係る電気化学検出器の第
2基板を示す平面図である。
【0019】第2基板2の表面には、図3に示すような
平面形状の溝パタン11を形成する。この溝パタン11
は、試料溶液を流通させる流路となるものであり、図に
示すように分岐されている。溝パタン11は、幅0.4
mm、深さ30μm程度に形成する。第2基板2の材料
としてPyrexウエハを用いると、フッ酸を用いたエ
ッチングによって、溝パタン11を形成することができ
る。エッチングマスクとしてCVD(化学的気相成長
法)で形成したSi膜、W膜またはTiN膜を用いる
と、ピンホールを生じることなく溝パタン11を形成す
ることができる。
【0020】次に、溝パタン11が形成された第2基板
2の表面に、更に図4に示すような、幅0.4mm、深
さ0.4mmの2の溝、すなわち入口側の溝12と出
口側の溝13とを、ダイシングソーを用いて形成する。
【0021】次に、電極パタンと層間絶縁膜7とが形成
された第1基板1の表面と、溝パタン11と溝12、1
3とが形成された第2基板の表面とを、図5に示すよう
に位置合わせして互いに接合する。その際、外径が0.
4mm以下の2本の細管、すなわち導入細管14と排出
細管15とを、溝12内と溝13内とに、それぞれ接着
剤を用いて固定する。導入細管14は分離カラムに接続
してフローセルの導入口となるものであり、排出細管1
5はフローセルの排出口となるものである。
【0022】以上の工程により、互いに対称的に配設さ
れた2つの作用電極3、4と、単一の導入細管14から
各作用電極3、4へ均等に分流して試料溶液が流入する
互いに対称的に配設された2つの密閉された流路とを有
する、薄層型フローセルを有する電気化学検出器を得る
ことが可能となる。
【0023】本発明の電気化学検出器においては、各作
用電極上を流れる試料溶液の量を均等にすることができ
るので、測定値のバラツキを小さくすることができる。
また、分岐された各流路を流れる試料溶液はそれぞれ1
つの作用電極のみと接するので、1つの作用電極上を流
れる試料が、他の作用電極上に混入することはなく、試
料中の各物質の成分比が乱され、試料中に本来含まれて
いる物質量に対応する測定値が得られなくなるというこ
とはない。また、電気化学検出器の前でT字管やY字管
を挿入して細管を分岐することはないので、試料溶液の
デッドボリュームが増えて応答が遅くなったり、分離が
悪くなってり、再現性が悪くなることはない。従って、
複数の作用電極に異なる電位を印加し、レドックス電位
の異なる物質を同時に等しい応答特性で検出することが
できる。
【0024】さらに、流路を構成する溝パタンは微細加
工技術を用いて作製できるので、細管をT字管やY字管
により分岐した場合に比べて格段に再現性がよい。
【0025】なお、上記実施の形態においては、第1基
板1の表面上に図1に示す電極パタンと図2に示す開口
部8、9、10を設けた層間絶縁膜7とを形成し、第2
基板2の表面上に図3に示す溝パタン11と図4に示す
溝12、13とを形成したが、第1基板に形成する電極
パタン及び層間絶縁膜の開口部の数及び形状、第2基板
に形成する溝パタン及び溝の数及び形状は、これらの数
及び形状に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範
囲内で種々に変更可能である。
【0026】
【実施例】(実施例1)上記実施の形態において説明し
た本願発明の電気化学検出器を用いて次のような実験を
行った。
【0027】2つの作用電極に、グルコース酸化酵素と
ラクテート酸化酵素とをそれぞれ固定した。固定する際
には西洋ワサビペルオキシターゼ(HRP)を含むオス
ミウム−ポリビニルピリジン誘導体(Osポリマー)
(バイオアナリティカルシステムズ(Bioanalytical Sy
stems、BAS)社製)を最初に作用電極表面に塗布し乾燥
させた。続いてグルコース酸化酵素を牛血清アルブミン
と混合し、グルタルアルデヒドで架橋して一方の作用電
極表面に塗布し乾燥させることにより固定した。また、
ラクテート酸化酵素をコラーゲンと塩化ナトリウムとリ
ン酸緩衝液と混合し、もう一方の作用電極表面に塗布し
乾燥させることにより固定した。
【0028】本願発明の電気化学検出器をシリンジポン
プに接続し、電極の端子をデュアルアンペロメトリック
検出器(BAS製、LC-4C)の対応する端子に接続した。2
つの作用電極にそれぞれ0Vの電位を印加して、グルコ
ース1mM、ラクテート100μMを含む生理食塩水を
2μL/分の流速で流したところ、20秒後にグルコー
ス酸化酵素を固定した電極では120nA、ラクテート
酸化酵素を固定した電極では11.6nAとそれぞれの
濃度に応じた電流が観測された。
【0029】(比較例1)実施例1の実験結果と比較す
るため、2つの作用電極が分離していない従来の構造の
電気化学検出器を作製し、実施例1と同様にグルコース
酸化酵素とラクテート酸化酵素とを固定化し、同様の実
験を行った。その結果、グルコース酸化酵素を固定化し
た電極では119nAと実施例2とほぼ同じ応答を示し
たのに対し、ラクテート酸化酵素を固定化した電極にお
いては13.4nAと電流値が高くなった。これは、濃
度の高いグルコースが酸化酵素で分解された際に生成さ
れる過酸化水素がラクテート酸化酵素を固定化した電極
へも1部流れ込み、検出されたためである。このよう
に、流路が分離されていないと、他の電極での反応の影
響を受けることになる。
【0030】(実施例2)上記実施の形態において説明
した本願発明の電気化学検出器の作用電極を炭素で形成
し、実施例1と同様にシリンジポンプおよびデュアルア
ンペロメトリック検出器に接続し、次のような実験を行
った。
【0031】一方の作用電極の電圧を0.5Vに、他方
の作用電極の電圧を0.8Vに設定し、100μMのド
ーパミンと50μMのメタネフリンとの混合溶液を2μ
L/分の流速で流したところ、0.5Vを印加した電極
では23nA、0.8Vを印加した電極では31nAの
電流が観測された。
【0032】(実施例3)実施例1で使用した本願発明
の電気化学検出器を用いて次のような実験を行った。
【0033】一方の作用電極にはアスコルビン酸酸化酵
素を固定し、他方の作用電極は酵素を含まない固定化膜
で被覆した。アスコルビン酸酸化酵素を固定する際に
は、アスコルビン酸酸化酵素を牛血清アルブミンと混合
しグルタルアルデヒドで架橋した。次に、アスコルビン
酸(ビタミンC)をpH7のリン酸緩衝液に溶解した標
準溶液を調製し、2つの電極に0.4Vの電位を印加し
て実施例1と同様にシリンジポンプに接続し応答を観測
した。流す溶液を緩衝液からアスコルビン酸溶液に変え
ると、アスコルビン酸酸化酵素を含まない膜で覆われた
電極(A電極)ではアスコルビン酸の酸化により電流が
増加した。これに対し、アスコルビン酸酸化酵素を含む
膜で覆われた電極(B電極)においてはアスコルビン酸
が電極に到達する前に全て酸化され、電気化学的に不活
性となるため、電流にほとんど変化はなかった。表1に
アスコルビン酸の濃度と観測された電流値を示す。
【0034】
【表1】
【0035】この結果、2つの作用電極における電流の
差は測定したアスコルビン酸の濃度に比例することがわ
かった。
【0036】次に、レモン果汁をpH7のリン酸緩衝液
で10倍に希釈して同様の実験を行った。酵素を含んだ
膜で覆われた電極での応答電流は0.0187μA、酵
素を含まない膜で覆われた電極での応答電流は0.77
1μAとなり、この差から、用いた希釈前の試料には約
2.7mmol/Lのアスコルビン酸が含まれているこ
とがわかった。レモン果汁を用いた場合、酵素を含んだ
膜で覆われた電極での電流が増加しているが、これはレ
モン果汁に含まれる他の電気化学活性を有する成分が反
応したことによるものであり、この反応は酵素を含まな
い膜で覆われた電極においても同様に起きており、2つ
の応答電流値の差から、アスコルビン酸のみによる応答
を得ることができる。
【0037】次に、ラットの脳細胞をシャーレに15日
間培養し、細胞外液をサンプリングして応答を測定した
ところ、A電極では0.018μA、B電極では0.0
067μAの電流が観測された。その後100mmol
/Lの塩化カリウムにて細胞を刺激した直後の細胞外液
をサンプリングし、同様に応答を記録したところ、A電
極では0.086μA、B電極では0.11μAの電流
が観測された。刺激後に応答電流が増加しているのは、
刺激により神経細胞からカテコールアミン類などの電気
化学的に活性な神経伝達物質が放出されたためである。
アスコルビン酸の濃度はA電極とB電極の応答の差から
得られ、ほとんど同じであることが分かった。このこと
からも、本願発明の電気化学検出器を用いれば他の電気
化学的に活性な妨害物質が共存しても、アスコルビン酸
を選択的に検出できることがわかった。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電気
化学検出器においては、流路と参照電極と対向電極と作
用電極とを、互いに表面が接合された複数の基板の接合
面に設け、流路を分岐し、分岐した各流路を流れる試料
溶液は、それぞれ複数の作用電極の1つのみに接するの
で、1つの作用電極上を流れる試料が、他の作用電極上
に混入することはなく、試料中の各物質の成分比が乱さ
れ、試料中に本来含まれている物質量に対応する測定値
が得られなくなるということはないという効果がある。
【0039】また、各作用電極上を流れる試料溶液の量
を均等にすることができるので、測定値のバラツキを小
さくすることができるという効果がある。
【0040】また、基板の接合面に分岐した流路を設け
るので、流路を構成する溝パタン等を微細加工技術を用
いて作製することが可能であり、再現性が向上するとい
う効果がある。
【0041】また、電気化学検出器の直前にT字管やY
字管を挿入して細管を分岐する必要がないので、試料溶
液のデッドボリュームが増えて応答が遅くなったり、分
離が悪くなったり、分流の再現性が悪くなることはない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気化学検出器の電極パタンを示
す平面図である。
【図2】本発明に係る電気化学検出器の層間絶縁膜を示
す平面図である。
【図3】本発明に係る電気化学検出器の第2基板を示す
平面図である。
【図4】本発明に係る電気化学検出器の第2基板に形成
する溝を示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図5】本発明に係る電気化学検出器の第1基板と第2
基板とを組合せて接合した状態を示す平面透視図(a)
と断面透視図(b)である。
【図6】従来の電気化学検出器の例を示す図である。
【符号の説明】
1…第1基板 2…第2基板 3、4…作用電極 5…参照電極 6…対向電極 7…層間絶縁膜 8、9、10…開口部 11…溝パタン 12、13…溝 14…導入細管 15…排出細管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 勉 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 鳥光 慶一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 栗田 僚二 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロ ジ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−279153(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料溶液を流通させる流路と、参照電極及
    び対向電極並に複数の作用電極とを含んでなる電気化学
    検出器において、上記参照電極と上記対向電極と上記作
    用電極とを含む電極パタンを設けた第1基板と、上記流
    路のための溝パタンが形成された第2基板とが、上記試
    料溶液と上記参照電極との接触領域及び上記試料溶液と
    上記対向電極との接触領域並びに上記試料溶液と上記作
    用電極との接触領域に開口部を有する層間絶縁膜を介し
    て互いに接合され、上記流路を分岐し、分岐した各上記
    流路を流通する上記試料溶液が、それぞれ上記複数の作
    用電極の1つのみに接するようにしたことを特徴とする
    電気化学検出器。
  2. 【請求項2】上記流路は上記試料溶液が均等に配分され
    るように分岐することを特徴とする請求項1に記載する
    電気化学検出器。
JP29331998A 1998-10-15 1998-10-15 電気化学検出器 Expired - Lifetime JP3462401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29331998A JP3462401B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 電気化学検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29331998A JP3462401B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 電気化学検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000121590A JP2000121590A (ja) 2000-04-28
JP3462401B2 true JP3462401B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=17793301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29331998A Expired - Lifetime JP3462401B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 電気化学検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3462401B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2285536T3 (es) * 2003-10-31 2007-11-16 Lifescan Scotland Ltd Metodo para reducir el efecto de una corriente de interferencia directa en una tira de ensayo electroquimica.
KR101768382B1 (ko) * 2016-07-04 2017-08-17 숙명여자대학교산학협력단 단일 세포의 전기화학적 검출 키트

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000121590A (ja) 2000-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2474912C (en) Electrochemical biosensor strip for analysis of liquid samples
US7022218B2 (en) Biosensor with interdigitated electrodes
USRE41264E1 (en) Biosensor with peroxidase enzyme
RU2262890C2 (ru) Электрохимический способ и устройства, предназначенные для применения при определении концентраций исследуемых веществ с поправкой на гематокритное число
EP0359831A1 (en) Biosensor and process for its production
JPH11352093A (ja) バイオセンサ
KR20030096453A (ko) 화학 전지
JPH0617889B2 (ja) 生物化学センサ
CA2485650A1 (en) Biosenser having electrode for determining the rate of flow of a fluid
JPH01114746A (ja) バイオセンサ
US7648624B2 (en) Oxygen sensor
JP3515908B2 (ja) 微少量オンラインバイオセンサー及びその製造方法
Urban et al. Performance of integrated glucose and lactate thin-film microbiosensors for clinical analysers
JP3462401B2 (ja) 電気化学検出器
JP2000266717A (ja) ヒスタミン計測用微小電極およびヒスタミン計測用センサ
CA1307826C (en) Enzyme electrode
JP3462418B2 (ja) 集積型バイオセンサおよびその製造方法
JP2002181757A (ja) バイオセンサおよび基質の測定方法
JPH1038844A (ja) オンラインバイオセンサー
JP3973657B2 (ja) 連続分離検出チップ
RU2696499C1 (ru) Биосенсор для одновременного определения глюкозы и лактата в крови
JP3902156B2 (ja) オンラインカテコールアミンセンシングデバイス
JP2001103994A (ja) グルタミン酸センサ及びその製造方法
YAMAUCHI et al. Screening of a stable cholesterol oxidase for the fabrication of microbiosensor of cholesterol by the embodiment of cholesterol oxidase and a platinized platinum electrode
JPH0340824B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term