JP3462108B2 - 競泳水着 - Google Patents

競泳水着

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JP3462108B2
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    • A41WEARING APPAREL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競泳水着に関する
ものであり、水着表面に撥水部分を設けることによって
水中での表面摩擦抵抗を削減するとともに、非撥水部分
を設けることにより水抜け性を有する競泳水着に関す
る。
【0002】
【従来の技術】競泳水着に最も求められる機能は、競泳
時に生ずる水着の水中での表面摩擦抵抗をいかに削減す
るかにあり、従来、水着の表面摩擦抵抗を削減する技術
が種々提案されている。
【0003】例えば水着を形成する生地の表裏両面に撥
水加工を施す技術が実開昭56−23612号に開示さ
れており、生地の表面に撥水性皮膜を被覆し、裏面は親
水性とする技術が実開昭60−13913号に開示され
ている。
【0004】また、競泳時に受ける水の抵抗を速やかに
逃がす目的で、水着着用時の体長方向に細巾の凹状部ま
たは凸状部を設けたことを特徴とする水着が実公昭63
−39206号に開示されており、競泳時の水着表面の
整流効果を目的として非通水性シートを水着の開口部に
隣接した部位に張り合わせた水着が実公平5−3800
6号に開示されている。
【0005】さらに、水着の生地自体の速乾性を向上さ
せる目的で、生地の裏側にシリコーン系撥水剤等をスト
ライプ状にプリントした編地を水着等に用いる技術が実
開平6−79786号に開示されている。
【0006】さらに、生地表面の摩擦抵抗を削減し、水
抜け性も確保する目的で、生地表面に撥水部分と非撥水
部分を設ける技術が特開平8−311751号、特開平
9−49107号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来から
競泳水着は、様々な改良を加えられてきたものである
が、以下のように解決すべき問題点があった。生地表面
に撥水部と非撥水部を設ける技術において、撥水部と非
撥水部をストライプ状に設けることで抵抗減少効果が大
きいことが明らかであった。また、撥水面積を多くする
ことで摩擦抵抗減少の効果は増大するが、逆に水着内に
浸入した水の水抜け性が低下し、着用抵抗が増大する傾
向にあった。そのため、ストライプ状の撥水部の幅を広
くし、非撥水部分の占める面積比を小さくすると、摩擦
抵抗現象の効果が水抜け性の低下による着用抵抗の増加
によって相殺され、相対的に抵抗が増大してしまうとい
う問題点があった。そこで、撥水部と非撥水部を単純な
ストライプ状に設ける場合、摩擦抵抗減少の効果と水抜
け性低下による着用抵抗増加の効果を比較考量し、撥水
部と非撥水部の面積比率が、50:50にするのが最も
効率的であった。
【0008】また、撥水面積を増やす為に、ストライプ
状の非撥水部にストライプ方向に断続的に撥水部を設
け、所謂、梯子状に撥水部を形成した場合、撥水面積の
増加による抵抗減少効果はあるものの、梯子状撥水部の
横木に相当する部分が水泳時に水の流れに直交する為、
摩擦抵抗現象効果が小さいといった問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る競泳水着は、伸縮性を有する生地から
なる競泳水着であって、該水着表面の少なくとも一部分
に、連続的に撥水加工を施した連続撥水部分と、撥水加
工を施した撥水部と撥水加工を施していない非撥水部と
を断続的に形成した断続撥水部分とが、実質的に体長方
向に平行なストライプ状に形成された撥水領域を設け
た。このように断続撥水部分を設けることによって、水
抜け性を確保しながら撥水部分を相対的に増やすことが
でき、摩擦抵抗を低減させることができる。
【0010】水抜け性を確保する手段として、非撥水部
を設けるが、上記の通り撥水部と非撥水部を単純にスト
ライプ状に形成した場合、撥水面積が70%を超えると
水泳時の水抜け性が悪くなり、着用抵抗が増加してしま
う。
【0011】そこで、いわゆる格子状に撥水加工を施
し、連続撥水部分と断続撥水部分とが体長方向に平行な
ストライプ状を形成すると、撥水面積が同じ場合、単純
なストライプに比べ水泳時の水抜け性が向上することが
判明した。これは、非撥水部面積が同じ場合に個々の非
撥水部分の水の流れの方向に対する幅(水流に直交する
長さ)が水抜け性に寄与することによるものである。こ
れは、単純なストライプ状の非撥水部分の場合、撥水部
分を流れる水流の流水圧力によって、水抜けが阻害され
てしまうのに対し、いわゆる梯子状に撥水加工を施した
場合、個々の非撥水部分の水の流れの方向に対する幅
(水流に直交する長さ)が水抜け性に寄与するため、良
好な水抜け性を確保できるものと考えられる。
【0012】しかしながら、このような格子状に撥水加
工を施した場合、撥水部と非撥水部の境界線が水流に直
交しているために摩擦抵抗減少効果が小さく、生地表面
の摩擦抵抗は単純なストライプ状のものに比べ大きい為
実用的ではない。そこで、本発明における形状にするこ
とで、撥水部と非撥水部の境界線が水流に直交すること
なく、撥水部を増やすことにより摩擦抵抗減少効果を確
保しながら、水泳時の効率的な水抜け性を実現し、着用
時の流水抵抗を減少させることが出来る。ここで、前記
断続撥水部分の撥水部が前記連続撥水部分と少なくとも
一部分で連結されているものであっても、前記断続撥水
部分の撥水部が前記連続撥水部分と連結されていないも
のであってもどちらでも良い。
【0013】本発明に係る水着において、水着全体にわ
たって連続撥水部分と断続撥水部分から成るストライプ
を水着着用時に体長方向に延びるように配置するが、該
ストライプを水着着用時に体長方向に対して所望の角度
で延びるように配置した領域で構成することも可能であ
る。その際、水着の一部分を上記ストライプ状に形成
し、その他の部分を全表面に撥水加工を施した領域で構
成することも可能である。さらに前記3つの領域、すな
わち、ストライプが体長方向に延びる領域、全表面に撥
水部分が設けられている領域及びストライプが体長方向
に対して所望の角度で延びる領域が一枚の水着に混在し
ていても良い。前記3つの領域の水着内での配置位置、
個数は用いる競泳水着の要件、すなわち競技者の体型、
使用条件等によって任意に選定することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係わる競泳用水着の実施
の形態について説明する。本発明に係る競泳用水着は、
伸縮性を有する生地を用いることにより人体にフィット
させることができる。本発明に係る競泳用水着に用いら
れる生地の素材としては、ポリアミド系、ポリエステル
系、ポリプロピレン系などの合成繊維マルチフィラメン
ト糸条、または、これらの合成繊維マルチフィラメント
糸条とポリウレタン弾性糸条の交編、あるいは交織より
なる編物、織物を用いることが出来る。特に競泳用水着
は動きやすさが重要視される場合も多く、素材形態とし
ては合成繊維マルチフィラメント糸条とポリウレタン弾
性糸条の交編による編物がより好ましい。また、この編
物形態としては、丸編地であるシングル丸編地、ダブル
丸編地、経編地である、トリコット地、ラッセル地のい
ずれも用いることができるが、動きやすさに影響するス
トレッチ性、生地薄さ等の観点からトリコット地がより
好ましい。これを通常の染色加工法により、染色仕上げ
して、次加工である撥水加工用の生地とする。
【0015】本発明に係る競泳水着に用いられる撥水剤
としては、シリコーン系撥水剤、フッ素系撥水剤等従来
から用いられていた各種撥水処理剤の中から適宜選択す
ることができる。また、本発明に係わる競泳水着の撥水
部分に用いられる処理剤は、撥水剤という名称に拘泥す
るものではなく、水着の水中の表面摩擦抵抗を実質的に
低減するものであればどの様な処理剤でもよく、例え
ば、プリント剤、シーリング剤といった名称のものでも
よい。
【0016】生地表面に前記撥水剤を連続撥水部分と断
続撥水部分に分けてストライプ状に付着させる方法とし
ては、一般的に工業化されているプリント処方が好適で
あり、用いられる装置としては、ローラー捺染機、オー
トスクリーン捺染機、ハンドスクリーン捺染機等から適
宜選択されるものである。
【0017】生地への撥水剤の塗布量は、基布の目付、
厚さ、撥水加工面積、及び撥水剤の種類などにより異な
るが、5〜20g/m2が好ましい。なお、前記撥水部分
は水着の表面に設けられていることが重要であり、そこ
で他の処理剤を生地表面上に連続部分と断続部分をスト
ライプ状に設け、そのストライプ上に更に撥水剤を付与
するという方法を採用しても良い。
【0018】撥水剤を生地表面に付着させた後に、撥水
剤を生地に固着させる架橋反応促進を目的とする熱処理
などの後処理を通常の撥水加工に準じて行うと好まし
い。この架橋反応促進を目的とする熱処理加工は通常の
ピンテンター等を用いて行うことができる。
【0019】本発明に係わる競泳水着の生地表面は、表
面摩擦抵抗を低減させるために平滑である方が抵抗低減
効果は大きい。このため、上記撥水加工を施す前、又は
後に撥水加工を施す側の生地表面を平滑化させる加工を
行うことが好ましい。ここでいう平滑化加工とは、編地
表面におけるループによる凹凸形状などを熱や圧力など
により押しつぶすなどして、表面を該加工処理前よりも
滑らかに変化させる加工手段のことをいう。なかでも、
加工安定性と生産性の観点から、平滑化加工の具体的手
段としてはカレンダー加工が好ましい。
【0020】その加工機としては通常の加熱ロールとペ
ーパーロール、またはコットンロールよりなるカレンダ
ー加工機、あるいは板状物を用いたカレンダー加工を用
いることができ、加熱金属ロールを用いる場合は鏡面ロ
ールであることが好ましい。なお、競泳水着用の編地と
して用いる場合、例えばカレンダー加工条件は、編地の
幅100〜220cmに対して、線圧で1〜60t程度
とし、ロール温度は130〜250℃程度で行うことが
好ましい。
【0021】また、他の平滑化加工としては、加熱金属
ロールと皮ベルトを有する転写プリント機を利用して行
うことも出来る。これら平滑化加工の条件は、編地の種
類、表面凹凸感、風合いなどにより適宜設定すれば良
い。
【0022】つぎに本発明に係わる競泳水着の撥水部分
の構成について、実施の形態を説明する。本発明に係わ
る撥水部分は、体長方向に延びるストライプ状に連続撥
水部分及び断続撥水部分を設けることにより、撥水剤の
有する水に濡れた時に水をはじく水切性を利用して水着
の水中での表面摩擦抵抗の低減に直接寄与せしめると共
に、競泳時における生地表面からの水の侵入を減らし、
又、水着内に侵入した水を水着と人体との間に滞留する
事無く非撥水部分より水着の外側に速やかに排出させる
のに役立つ。
【0023】前記連続撥水部分と断続撥水部分は、水着
表面に実質的に体長方向、好ましくは競泳競技中の水流
方向に延びるストライプ状に設けられることが必要であ
る。すなわち、前記ストライプの方向は、人体に沿って
流れる水流の方向に基づいて規定されることを要し、そ
の観点から前身頃部分及び後身頃部においてはほぼ体長
方向にストライプが配される。一方、人体の脇腹部や隆
起部に対応する部位については、競技時の水流の方向を
考慮し、前記ストライプの方向を体長方向に対して所定
の角度を設けて選定することがより好ましい。
【0024】また、図2に示すように、前記撥水部の形
状はその上縁及び下縁が、それぞれ前記連続撥水部分の
左縁及び右縁と−60〜60度の角度を有して連なって
いることが水中での表面摩擦抵抗の低減及び効率的な水
抜け性の確保の為に好適である。なお、本発明において
上記角度の計り方は、図5に示すように連続撥水部分の
左右両縁部から時計回りに0゜〜−60゜、反時計回り
0゜〜60゜とする。
【0025】前記断続撥水部の形状は、具体的には、図
3に示すような形状が好適である。すなわち、図3の
(イ)に示す形状は、断続撥水部分に設けられた撥水部
の上縁及び下縁が、隣接する連続撥水部分の左右両縁と
それぞれ−60〜60度の角度を有した、いわゆる鱗状
である。
【0026】図3の(ロ)に示す形状は、断続撥水部分
に設けられた撥水部の上縁及び下縁が、隣接する連続撥
水部分の左右両縁とそれぞれ−60〜60度の角度を有
した、いわゆる鱗状であって(イ)に示す形状を上下反
対にしたものである。
【0027】図3の(ハ)に示す形状は、断続撥水部分
に設けられた撥水部の上縁が隣接する連続撥水部分の左
右両縁とそれぞれ−60〜60度の角度を有し、下縁が
隣接する連続撥水部分の左右両縁と60〜−60度の角
度を有した形状であって、いわゆる鼓状の撥水部といわ
ゆる紡錘状の非撥水部とが交互に連なったものである。
【0028】図3の(ニ)に示す形状は、断続撥水部分
に設けられた撥水部の上縁が隣接する連続撥水部分の左
右両縁とそれぞれ60〜−60度の角度を有し、下縁が
隣接する連続撥水部分の左右両縁と60〜−60度の角
度を有した形状であって、いわゆる紡錘状の撥水部とい
わゆる鼓状の非撥水部が交互に連なったものである。
【0029】図3の(ホ)に示す形状は、断続撥水部分
に設けられた撥水部の上縁及び下縁が、隣接する連続撥
水部分の左右両縁とそれぞれ−60度の角度を有した、
平行四辺形状である。
【0030】図3の(ヘ)に示す形状は、断続撥水部分
に設けられた撥水部の上縁及び下縁が、隣接する連続撥
水部分の左右両縁とそれぞれ60度の角度を有した、平
行四辺形状であって(ホ)に示す形状を左右反対にした
ものである。
【0031】後述の実施例で詳述するように水着表面の
水の流れを阻害するような配置では、水中での表面摩擦
抵抗の十分な低減及び効率的な水抜け性の確保に役立た
ず好ましくない。
【0032】前記連続撥水部分及び断続撥水部分の幅
は、水着の抵抗低減効果の観点及び製造技術的な観点か
らみて1mm〜50mmの範囲内で任意に定めることが可能
であるが、作用効果の観点から見て最も好ましい範囲は
5mm〜15mmである。すなわち、水着の作製時には縫製
作業を伴う。したがって撥水部分の幅が50mm以上であ
ると、デザインによって連続撥水部分同士もしくは断続
撥水部分同士が縫い合わされる場合を生じ、その結果撥
水性及び水抜け性に無視することができない程度にムラ
部分を作ることになり、水着全体としての抵抗低減効果
上好ましくない。一方、連続撥水部分及び断続撥水部分
の幅が1mm以下であると、プリント処方による撥水加工
を行う場合、安定して1mm以下の幅の撥水部分及び非撥
水部分を維持して生産することが困難となり、結果的に
目詰まり部分を生じてしまい水抜け性上好ましくない。
なお、水抜け性、生産効率上の観点から考えると、前記
連続撥水部分の幅と断続撥水部分の幅が同一またはそれ
に近い比率であることが好ましい。
【0033】また、図4の(イ)に示すように、断続撥
水部分の撥水部は、隣接する連続撥水部分と連結されて
いるが、図4の(ロ)に示すように、水抜け性を更に向
上させる目的で、断続撥水部分の撥水部が隣接する連続
撥水部分と連結されていない形状とすることもできる。
【0034】このように形成された撥水部分の面積は、
連続撥水部分と断続撥水部分がストライプ状に形成され
ている領域において70〜90%にすることが好まし
い。すなわち、撥水部分の面積が90%以上になると、
開口部から侵入した水が、水着の外側に抜けにくくな
り、水着が膨らんだり、はためいたりすることによって
抵抗が増えてしまうこととなる。一方、撥水部分の面積
が70%以下になると、水抜け性が単純な撥水部と非撥
水部のストライプを形成した水着と大差なく、狙いとす
る効果に劣るものとなってしまうからである。
【0035】
【実施例】次に本発明に係る競泳水着の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に本発明に係る競泳水着の一
例を示し、図1(A)は前面図、図1(B)は背面図で
ある。図1に示す競泳水着1において、(A)で示す前
身頃及び(B)で示す後身頃は、共にその表面に図中Y
1−Y2で示す体長方向に実質的に沿ってストライプ状
に連続撥水部分2と断続撥水部分3が設けられている
(但し連続撥水部分2と断続撥水部分3は図1中で模式
的に示したものであり、その図中の幅は実際の幅とは異
なる)。
【0036】本実施例に係る競泳水着には、図2に示す
いわゆる鱗状の形状に撥水加工が施されている。図2に
示すように、断続撥水部分3は、撥水部3aと非撥水部
3bとからなり、中心線3cに対し左右対称であって、
撥水部3aの上縁3dは、連続撥水部分2の左縁2aと
45度、その右縁2bと−45度の角度を有しており、
かつ、撥水部3aの下縁3eは、連続撥水部分2の左縁
2aと55度、その右縁2bと−55度の角度を有して
いる。本実施例に係る競泳水着のストライプの巾は、連
続撥水部分2が8mmと断続撥水部分3が10mmとし
た。
【0037】競泳水着の製造に際しては、ストライプ状
に連続撥水部分と断続撥水部分とを形成するよう撥水加
工を付与した生地から前身頃及び後身頃を裁断し、側部
1a、肩部1b及び股下1cを縫製する。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る競泳水着は、水着表面に撥
水部分を拡大することにより水中での表面摩擦抵抗を削
減するとともに、良好な水抜け性を有する水着を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る競泳用水着の前面図(A)及び背
面図(B)である。
【図2】本発明に係る撥水加工部の拡大図である。
【図3】本発明に係る撥水加工部の形状の実施例を示し
た図である。
【図4】本発明に係る撥水加工部の形状の他の実施例を
示した図である。
【図5】本発明における角度の計り方を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 競泳水着 1a 側部 1b 肩部 1c 股下 2 連続撥水部分 2a 左縁 2b 右縁 3 断続撥水部分 3a 撥水部 3b 非撥水部 3c 中心線 3d 上縁 3e 下縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 一樹 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番 35号 美津濃株式会社内 (72)発明者 丹羽 氏輝 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ 株式会社 瀬田工場内 (72)発明者 木下 勝弘 大阪府大阪市中央区中之島3丁目3番3 号 東レ株式会社 大阪事業場内 (56)参考文献 特開 平9−49107(JP,A) 特開 昭55−26423(JP,A) 実開 昭56−23612(JP,U) 実開 昭60−13913(JP,U) 実開 平6−79786(JP,U) 特公 平6−34324(JP,B2) 実公 昭48−39376(JP,Y1) 特許2514120(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 7/00,31/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有する生地からなる競泳水着で
    あって、該水着表面の少なくとも一部分に、連続的に撥
    水加工を施した連続撥水部分と、撥水加工を施した撥水
    部と撥水加工を施していない非撥水部とを断続的に形成
    した断続撥水部とが、体長方向に平行なストライプ状に
    形成された撥水領域を有することを特徴とする競泳水
    着。
  2. 【請求項2】 前記競泳水着において、前記撥水領域の
    面積に占める撥水部分の面積の比率が70〜90%であ
    ることを特徴とする請求項に記載の競泳水着。
  3. 【請求項3】 前記断続撥水部分の撥水部が前記連続撥
    水部分と少なくとも一部分で連結されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の競泳水着。
  4. 【請求項4】 前記断続撥水部分の撥水部が前記連続撥
    水部分と連結されていないことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の競泳水着。
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