JP3461616B2 - S1信号検出装置 - Google Patents
S1信号検出装置Info
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Description
信連合−電気通信標準課)の勧告するV.22bisモ
デムが通信速度を設定するために発信するS1信号の検
出装置に関する。
デムは公衆電話網あるいは2線式ポイント・ツ−・ポイ
ント専用回線での2400bps全二重通信を行うため
のモデムである。また勧告V.22モデムは公衆電話網
あるいは2線式専用回線を使用して1200pbsの全
二重通信を可能とするモデムである。これら両モデムは
パソコンデータ通信として広く用いられている。V.2
2bisモデムは相手モデムがV.22bisモデムの
ときは2400bpsで通信を行い、V.22モデムの
ときは1200bpsで通信を行う。このためV.22
bisモデムは相手と接続する際に相手がV.22bi
sモデムであるか否かを識別する識別信号としてS1信
号を発信し、または相手からのS1信号の受信を行い、
S1信号を受信したときは相手側はV.22bisモデ
ムであるので2400bpsの通信速度とし、S1信号
を受信できないときは相手側はV.22モデムであると
して1200bpsの通信速度で通信をする。
bpsにおけるスクランブルされない「00」,「1
1」の繰り返しダイビット・パターンである。これはア
イパターン上では「00」は第象限の45°線上に、
「11」は第4象限の45°線上に表される。図5は送
信側のS1信号送信アイパターンである。「00」はA
点、「11」はB点であり、原点を通る45°線上、実
軸に対して対称位置にA点とB点が交互に表される。図
6は受信側のS1信号受信アイパターンである。A点,
B点が共に実軸に近づき、両者の間隔が狭くなって、区
別つきにくくなっている。これは通信開始の初期の段階
では回路の歪み除去が十分なされないためで、この歪み
が時間と共に取り除かれると、図5に示した送信側と同
じアイパターンとなる。
象限にA点が、第4象限にB点が交互にN回受信される
のを確認することにより行う。しかし図6に示すように
A点とB点が接近してくるとA点とB点が交互に表され
る回数を計数することができなくなり、S1信号を検知
できない。S1信号を検知できないと通信を行う両者が
V.22bisモデムを有し、2400bpsで通信で
きるにもかかわらず、相手がV.22モデムであるとし
て1200bpsの通信速度で通信を行うことになる。
もので、S1信号を確実に検知できるS1信号検出装置
を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、V.22bisモデムが通信速度
を設定するために出力する00と11の繰り返し信号で
あるS1信号を入力する入力手段と、アイパターン上の
第1象限に00を原点からのベクトルAとして表し、第
4象限に11を原点からのベクトルBとして表し、ベク
トルAとベクトルBのベクトル和Msの先端が所定領域
内に存在することを検知する検知手段と、該検知手段の
検知回数を計数して所定回になるとS1信号と判定する
判定手段とを具備する。
を通り第1象限に引かれた45°の線と、原点を通り第
4象限に引かれた45°の線とで囲まれる実軸を含む側
の範囲であるとする。
にベクトルAまたはベクトルBの先端を通りアイパター
ンの虚軸に平行に引いた線より右側の範囲である。
ベクトルAとして表し、11点を原点からのベクトルB
として表し、このベクトル和Msの先端位置を検出す
る。Msの先端の移動は00点,11点の表示よりゆる
やかであるので、Msの先端を容易に検知することがで
きる。このためMsの先端が所定領域内か否かおよび出
現回数も容易に検出できる。
を通り、第1象限、第4象限をそれぞれ通る45°線に
囲まれ、実軸を含む側とすることにより、ベクトルMs
の先端を確実に検出することができる。
先端はベクトルAとベクトルBのベクトル和であること
から、請求項2の所定領域内で、さらにベクトルAまた
はベクトルBを通りアイパターンの虚軸に平行に引いた
線より右側に表される。
する。
である。ワイヤ切換部1は通信に応じ2線式と4線式の
切り換えを行う。アナログストリップフィルタ2は12
00Hzと2400Hzの受信周波数を選択する働きを
する。自動ゲインコントローラ3は受信した信号のゲイ
ンを自動調整する。アナログデジタル変換器4はアナロ
グデータをデジタルデータに変換する。受信データに乗
算器5aでキャリア周波数ωのcos ωt を乗じ、ロール
オフフィルタ6aを通すと受信データのアイパターン上
のX座標が得られ、乗算器5bでsin ωt を乗じロール
オフフィルタ6bを通すと受信データのアイパターン上
のY座標が得られる。ロールオフフィルタ6a,6bは
ローパスフィルタの働きをする。判定器7は受信データ
のアイパターン上のデータを得てS1信号を検出する。
sモデム装置の場合の接続手順を示す。接続モデムは発
呼側を示し、応答モデムは着呼側を示す。接続モデムは
線路へ接続された後、Aで示すようにCED(被呼端末
識別信号)を送出後、Bで示す1200bpsのスクラ
ンブルされない2進「1」の連続信号を出力する。接続
モデムはこのBの信号を検出してCで示すS1信号を出
力する。S1信号は100±3msの間の1200bp
sにおけるスクランブルされない「00」と「11」の
繰り返しダイビット・パターンの信号である。応答モデ
ムはこのS1信号を検知すると、Dで示すようにS1信
号を送出する。接続モデムがこのS1を検知することに
より、両モデム共相手側がV.22bisモデムである
ことを認識する。S1信号を送出した後は両モデム共
E,Fに示すように1200bpsのスクランブルされ
た2進「1」を出力した後、G,Hに示すように通信速
度として設定する2400bpsのスクランブルされた
2進「1」を送出、その後データ通信を開始する。な
お、応答モデムがV.22モデムの場合は、DでS1信
号は送出せずFで示す信号を送出した後1200bps
でデータ通信に入る。また接続モデムもEで示す信号を
送出後、1200bpsでデータ通信に入る。このよう
にS1信号によって相手側がV.22bisモデムか否
かを調べ、S1信号を送出しなければV.22モデムと
して1200bpsの通信速度で通信に入り、S1信号
を送出すればV.22bisモデムであるとして240
0bpsの通信速度でデータ通信に入る。このためS1
信号を正確に検出する必要がある。
る範囲について説明する図である。S1信号は00と1
1の繰り返し信号で、図5で説明したように送信側では
00はアイパターンの第1象限の45°線上、11は第
4象限の45°線上で互いに実軸に対して対称位置とな
るが、受信側では図6で説明したように互いに実軸に近
づいてくる。本発明では信号00を第1象限に原点から
のベクトルAで表し、信号11を第4象限に原点からの
ベクトルBで表し、ベクトルAとBのベクトル和Msの
先端が所定領域に連続してN回受信されることを確認す
る。所定領域として第1象限、第4象限のそれぞれに引
いた45°線の実軸側とする。なお、ベクトル和Msは
計算上は実軸上となるが、実際には激しく変動してお
り、実軸上では検知できない。またベクトル和Msは、
ベクトルA,ベクトルBよりも大きくなることからベク
トルA,またはBを通り虚軸に平行に引いた線Fより右
側となる。図3に示す斜線範囲はこのようにして定めた
範囲を示す。
る。図4はS1信号検出フロー図である。図1に示す判
定器7では信号00を表すベクトルAと、信号11を表
すベクトルBとのベクトル和Msを求め、予め設定され
た図3に示す判定領域内にベクトル和Msの先端が含ま
れているか調べ、判定領域内にベクトル和の先端が表れ
る回数を判定器7内に設けたカウンタで計数し、所定の
回数N以上検知すると、S1信号を検知したと判定す
る。ベクトルAとベクトルBは交互に受信されるので、
前回の受信信号をベクトルAとするとこれを記憶してお
き、今回の受信信号Bを受信したとき、ベクトル和Ms
をとる。
ウンタを「0」に初期化する(S2)。次に先の受信信
号をベクトルAとして記憶し、今回の受信信号のベクト
ルBとベクトル和Msを生成する(S3)。このベクト
ル和Msの先端が図3で示した領域内にあるか判定し
(S4)、領域内の場合カウンタを1進める(S5)。
カウンタが所定数Nであるか調べ(S6)、Nでなけれ
ばS3〜S5を繰り返す。カウンタが所定数Nとなった
とき(S6)、S1信号を検知したと判定する(S
7)。所定数Nとしては、数十回程度であり、実験的に
定めればよい。なお、N回は連続して計数される回数で
ある。これによりホワイトノイズと区別できる。
は、S1信号を構成するアイパターン上の2つの受信点
のベクトル和をとり、そのベクトル和の先端が所定領域
内に連続して所定回表されることを検知するようにした
ので、S1信号を確実に検知することができる。また所
定領域をアイパターンの実軸を中心として原点を通り第
1象限で45°、第4象限で45°の線に囲まれる範囲
に限定することにより、S1信号の検出が容易になる。
置の場合の接続手順図
す図
Claims (3)
- 【請求項1】 V.22bisモデムが通信速度を設定
するために出力する00と11の繰り返し信号であるS
1信号を入力する入力手段と、アイパターン上の第1象
限に00を原点からのベクトルAとして表し、第4象限
に11を原点からのベクトルBとして表し、ベクトルA
とベクトルBのベクトル和Msの先端が所定領域内に存
在することを検知する検知手段と、該検知手段の検知回
数を計数して所定回になるとS1信号と判定する判定手
段とを具備するS1信号検出装置。 - 【請求項2】 前記所定領域が原点を通り第1象限に引
かれた45°の線と、原点を通り第4象限に引かれた4
5°の線とで囲まれる実軸を含む側の範囲であることを
特徴とする請求項1記載のS1信号検出装置。 - 【請求項3】 前記所定領域はさらにベクトルAまたは
ベクトルBの先端を通りアイパターンの虚軸に平行に引
いた線より右側の範囲であることを特徴とする請求項2
記載のS1信号検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09066195A JP3461616B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | S1信号検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09066195A JP3461616B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | S1信号検出装置 |
Publications (2)
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JPH08288978A JPH08288978A (ja) | 1996-11-01 |
JP3461616B2 true JP3461616B2 (ja) | 2003-10-27 |
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ID=14004725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09066195A Expired - Fee Related JP3461616B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | S1信号検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3461616B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP09066195A patent/JP3461616B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08288978A (ja) | 1996-11-01 |
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