JP3460432B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3460432B2
JP3460432B2 JP05646096A JP5646096A JP3460432B2 JP 3460432 B2 JP3460432 B2 JP 3460432B2 JP 05646096 A JP05646096 A JP 05646096A JP 5646096 A JP5646096 A JP 5646096A JP 3460432 B2 JP3460432 B2 JP 3460432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンターなどの画像形成装置の画像安定化制御に関す
る。 【0002】 【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において作
成される画像の多くはべた部あるいはハーフトーン部で
あり、これらの画像を同一の入力データに対して再現性
良く定まった色や濃度で出力することが要求されてい
る。しかし、電子写真プロセスの感光体特性、現像特性
および帯電特性の変化により、色や濃度が変化し、画像
の安定性は損なわれる。また、デジタル画像形成装置に
おいて、階調は一般に種々の網点やライン等の組み合わ
せで表現され、画像の変動は、同一の入力データに対す
る印字面積率の変動、単位面積当りの現像量の変動の結
果として発生する。このような画像変動に対応するた
め、自動濃度検出と自動濃度制御により、現像バイアス
電位、感光体表面電位、レーザ露光量などの調整をし、
画像の安定化を図っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、電子写真方式
の画像形成装置において、通常、普通紙用に形成されて
いる画像を、材質の異なる転写材、例えば厚紙やOHP
シートに転写させようとすると、電界強度が低下するこ
とにより、文字の中抜けやトナーの飛び散りが発生す
る。また、厚紙やOHPシートの上の画像の定着におい
ては、熱効率が低下しオフセットがかかる。また、OH
Pシートに定着された画像はドットのエッジにおける光
散乱が大きく透光性が悪くなる。 【0004】本発明の目的は、転写材の材質の違いによ
らず安定した画像を出力できる画像形成装置を提供する
ことである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、電子写真プロセスにより転写材上に画像を形成す
る画像形成装置において、転写材を識別する転写材設定
手段と、画像形成動作に所定のプロセスパラメータを用
いて感光体上に作成された基準トナー像の付着量を測定
する測定手段と、転写材設定手段により設定された転写
材の種類と測定手段により測定された付着量とに応じ
て、感光体上のトナー付着量を安定化するように画像形
成手段のプロセスパラメータを設定する作像条件設定手
段とを備える。これにより、識別された転写材に対応し
て現像バイアス電位、感光体表面電位などのプロセスパ
ラメータが調整され、目標の感光体上付着量が得られ画
像安定化が図れる。転写材に適正な付着量では、トナー
層の厚さも適正なものとなる。転写においては電界強度
の低下も小さくなる。定着においては、転写したトナー
量も適正であるため、熱効率の低下は小さくなり、転写
したトナー層も平滑化される。さらに、複数の転写材に
ついてこの複数の転写材上に同等なトナー像を形成する
プロセスパラメータについて相互の対応をあらかじめ定
めたオフセットテーブルを備え、上記の作像条件設定手
段は、転写材設定手段により新たな転写材が識別された
ときに、識別前に設定されていたプロセスパラメータに
対応した、新たな転写材のためのプロセスパラメータを
オフセットテーブルを参照して設定する。これにより、
設定が簡略化できる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。 (a) フルカラープリンターの構成 図1は、本発明の実施形態に係るプリンターを示す。有
機光導電材料(OPC)を表面に塗布した像担持体として
の感光体10が、矢印A方向に回転自在に設けられてい
る。また、感光体10の周囲には、その回転方向にそっ
て、順次、帯電ブラシ12、レーザー露光装置14、現
像装置16、中間転写部材18、クリーナーユニット2
0が配置されている。この複写機では、感光体10は、
矢印A方向に回転し、帯電ブラシ12の放電により一定
電位に帯電される。その後、レーザー露光装置14によ
り画像情報に応じて感光体10の表面にレーザービーム
が照射され、帯電領域に静電潜像が形成される。次に、
静電潜像は現像部に搬送され、ここで現像装置16から
トナーが供給されてトナー像として顕像化される。フル
カラープリンターの場合、以上の行程がイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの4種の現像装置16によ
って、順次繰り返される。感光体10に顕像化されたト
ナー像は転写部に搬送され、ここでトナーと逆極性の電
圧が印加されている中間転写部材18に転写される。4
色のトナー像は中間転写部材18上で色重ねされ、多色
像化される。多色像化されたトナー像は、最終転写部材
(図示せず)によって転写材に静電的に転写され、定着装
置(図示せず)に運ばれ、定着装置により転写材に定着さ
れる。また、中間転写部で転写されず、感光体10上に
残留したトナーはクリーナーユニット20に回収され
る。なお、帯電電源22は、帯電ブラシ12に電圧を印
加し、現像バイアス電源24は、現像装置16に現像バ
イアス電位を印加する。また、イメージセンサー26
が、感光体上のトナー像28の濃度を検出するために設
けられる。プリンター制御部30は、帯電電源22と現
像バイアス電源24を制御する。また、プリンター制御
部30は、イメージセンサー26から測定値を得る。操
作パネル32は、プリンター制御部30に接続され、各
種条件の設定や表示を行なう。 【0007】図2は、操作パネル32を示す。本プリン
ターでは、通常の転写材を用いた通常モードの他に、O
HPモードや厚紙モードを設ける。通常モードとは、通
常の転写材(普通紙)を用いるモードである。OHPモ
ードとは、OHP用紙を用いるモードである。厚紙モー
ドとは、厚紙を用いるモードである。ユーザーは、操作
パネルに設けたOHPキー40または厚紙キー42を用
いてOHPモードまたは厚紙モードを指定できる。な
お、以下の説明においては厚紙モードの説明は省略する
が、OHPモードと同様に処理すればよい。なお、操作
パネル30には、用紙サイズを指定するキー44、オン
ラインを指定するキー46、各種情報を表示する表示装
置48などが設けられる。 【0008】(b) 電子写真プロセス 出力画像の濃度、階調特性は感光体の感度特性、現像特
性および帯電電位Vo、現像バイアス電位VB、静電潜像
の減衰後の電位Vsの設定により決定される。フルカラ
ー画像形成装置においては、基本的に出力画像が入力さ
れたデータに対し、常に同等の色や濃度になるように画
像の安定化が求められる。画像の安定化について述べる
前に、電子写真プロセスの概略を説明する。図1におい
て、感光体10に対向して設置された帯電ブラシ12に
は帯電電源22により負の帯電電圧Vcが印加されてい
る。帯電電圧Vcにより、感光体表面電位はVoに帯電さ
れる。VoはVcに比例した値であるので、感光体の表面
電位Voは帯電電圧Vcによって制御できる。レーザー露
光装置14からのレーザ露光によって感光体を露光する
と、帯電された感光体10の電位が低下して、表面電位
がVoから静電潜像の減衰電位Vsへ遷移する。最大の露
光された表面の電位はViとなる。また、減衰電位V
sは、同じ露光量であっても表面電位Voが変化するにつ
れ変化する。 【0009】現像装置16には、現像バイアス電源24
により現像バイアス電位VBが与えられている。露光さ
れた感光体10の静電潜像が現像位置にくると、減衰電
位Vsと現像バイアス電位VBの値に応じて、現像装置1
6の現像ローラー上に搬送され負に帯電されたトナーが
感光体10の上に付着する。減衰電位Vsが現像バイア
ス電位VBよりも低電位となると、トナーによる潜像の
現像が行われトナー像を形成する。現像されるトナー付
着量は、現像電位差ΔV=|VB−Vs|が大きいほど多
い。 【0010】(c) 基準トナー像の検出を用いた画像安定
化制御 電子写真プロセスは、使用環境や耐久度合に応じて、主
に現像特性と感光体特性が変化するので、画像を再現性
良く安定させるためにはこれらの特性変動を予め補償す
る必要がある。そこで、通常の画像形成動作前に、感光
体の非画像領域に標準作像条件で基準トナー像28を作
成し、この基準トナー像28をイメージセンサー26で
検出し、この検出値に応じて現像バイアスVBや表面電
位Vo等を調整し、画像を安定化させる。この安定化制
御においては、感光体上の付着量を変化させる場合に
は、現像バイアス電位VBを調整するだけでよいが、こ
のときドットの面積率が変化するため、色の階調性が変
化してしまうことになる。そのため、感光体表面電位V
oも合わせて調整しなければならない。本実施形態の安
定化制御の特徴は、以下に説明するように、使用する転
写材に応じて、現像バイアス電位VBと感光体表面電位
oを調整して感光体上トナー付着量を制御することで
ある。これにより、転写材の種類を問わずに、所望の濃
度の画像を得ることができる。 【0011】本フルカラープリンターにおいて、階調は
網点構成のバリエーションにて表現される。従って、画
像の安定性を妨げる色や濃度の変動の要因の1つは、網
点像を構成するドットサイズの変動による印字面積率の
変化である。印字面積率が増えるにつれ、画像濃度は濃
くなる。変動の要因のもう1つは、網点像を構成するド
ット内に現像されたトナーの量の変動という高さ方向の
変化である。ドットサイズが同じでも、現像されたトナ
ーの量が多いものほど画像は濃くなる。このドット内に
現像されるトナー量の変化は、べた像の現像量の変化と
同調して発生する。従って、画像を安定化し再現性良く
階調を表現するには、印字面積率の変動という2次元の
変化と現像量の変化という3次元の変化とを検出して安
定した画像が得られるように制御しなければならない。 【0012】図3は、網点像の面積率とべた像の現像量
という2つの異なる要素を検出するためのイメージセン
サー26の構成を示す。イメージセンサー26は、基準
トナー像28を照射するLED260と基準トナー像か
らの反射光を検出する2個のフォトセンサー262、2
64からなる。第1のフォトセンサー262は、LED
260と感光体10の法線と対称の位置に設置し、網点
の面積率の検出のために用いる。また、第2のフォトセ
ンサー264は、感光体表面の法線に関してLED26
0の側に設置し、べた像の現像量の検出のために用い
る。なお、図4と図5は、イメージセンサー26にて検
出する基準トナー像280、282を図式的に示す。第
1の基準トナー像280は、所定寸法のハーフトーンの
網点で構成された基準網点像であり、第2の基準トナー
像282は、所定寸法の基準べた像である。 【0013】先ず、第1のフォトセンサー262を用い
た網点像の面積率の検出について説明する。通常の画像
形成動作前に感光体10の非画像領域の表面にハーフト
ーン濃度(たとえば最大濃度の1/2)の網点で構成さ
れた基準網点像280(図4)を所定の標準作像条件で
現像し作成する。この基準網点像280がイメージセン
サー26を通過する際、イメージセンサー内のLED2
60を点灯させ、基準網点像280からの反射光量を、
感光体10の法線に対しLED260と対称の位置に設
置したフォトセンサー262にて検出する。LED26
0から入射された光は、トナーの付着していない感光体
表面においては散乱されにくく、多くは正反射される。
しかし、光は、トナーの表面においては散乱され、正反
射方向への光は少なくなる。つまり、感光体10の法線
に対してLED260と対称の位置に設置されたフォト
センサー262で検出される光量の大部分は、基準網点
像280のトナーの付着していない感光体表面からの正
反射光である。従って、電子写真プロセスの特性変動に
よって基準網点像280のドットサイズが変動すると、
トナーが付着せず露出している感光体表面の面積が変動
し、LED260からの反射光量も変化するので、ドッ
トサイズの変動をフォトセンサー262にて検出でき
る。 【0014】一方、べた像の現像量の検出については、
感光体表面に全露光された基準べた像282(図5)を
所定の作像条件で作成し、現像されたトナーの現像量を
第2のフォトセンサー262で測定する。網点像の面積
率の検出に用いた第1のフォトセンサー262は、べた
像の現像量の検出に使用できない。第2のフォトセンサ
ー264は、LED260と感光体法線のなす角の内側
のLED260に寄った位置に設置する。これにより、
第2のフォトセンサー264において、LED260か
らの反射光の正反射成分が入射することなく、付着量に
相関関係のある散乱光のみが検出され、べた像の現像量
が検出できる。 【0015】次に、画像安定化制御についてセンシトメ
トリ図を参照して説明する。図6は、現像バイアス電位
Bを変化させたときの画像の変化を表すセンシトメト
リ図である。センシトメトリ図には、潜像の露光量分
布、感光体特性、現像特性および出力画像濃度分布が、
露光量、表面電位Vs、出力画像濃度(ID)および位
置を関数として表される。いま現像バイアス電位VB
B1からVB2に上げると(現像特性においてI→II)、感
光体10の減衰電位の飽和値Viと現像バイアス電位VB
との差(現像電圧)が大きくなるので(感光体特性)、
べた像現像量を多くすることができる(出力画像濃度分
布)。また、現像が開始される電位も上昇し、潜像のす
その方まで現像が行われるので(潜像の露光量分布)、
ドットのサイズも大きくすることができる。また、図7
は、現像バイアス電位VBの代わりに、感光体表面電位
oを変化させたとき(III→IV)の画像の変化を表すセン
シトメトリである。感光体表面電位VoをVo1からVo2
に下げると(感光体特性)、現像が開始される電位にな
るために必要な露光量が少なくなるので、潜像のすその
方まで現像が行われてドットのサイズは大きくなる(潜
像の露光量分布)。一方、表面電位Voが変わることに
よって減衰電位の飽和値Viはそれほど変化しないので
(感光体特性と現像特性)、べた像の現像量は変化しな
い(出力画像の濃度分布)。また、レーザー露光装置1
4の光量を上げることによってもこれと同じ変化が得ら
れる。以上のことから、所望の濃度の画像を得るため、
イメージセンサー28により検出された基準網点像28
0と基準べた像282の濃度レベルに応じて、べた画像
の現像量は、現像バイアス電位VBを調整し、網点面積
率は、感光体表面電位Vo、現像バイアス電位VBまたは
レーザ露光量を調整する。本フルカラープリンターにお
いては、画像濃度の制御において、網点面積率は感光体
表面電位Voを調整する。 【0016】表1〜表4は、プリンター制御部30が画
像安定化制御において用いるテーブルである。表1と表
2は、転写材識別信号が通常モードである場合に用いら
れる。表1は、基準べた像の濃度レベルに応じて選択さ
れる現像バイアス電位設定値VBと感光体表面電位基準
値のテーブルであり、表2は、基準網点像の濃度レベル
に応じて設定される感光体表面電位Voのテーブルであ
る。また、表3と表4は、転写材識別信号がOHPモー
ドである場合に用いられる。表3は、基準べた像の濃度
レベルに応じて選択される現像バイアス電位設定値VB
と感光体表面電位基準値のテーブルであり、表4は、基
準網点像の濃度レベルに応じて設定される感光体表面電
位Voのテーブルである。表1と表3において、イメー
ジセンサー26により検出された基準べた像の現像量に
対応して、現像バイアス電位VBと表面電位基準値が定
められる。また、表2と表4において、この表面電位基
準値に基づいて作成された基準網点像の濃度の変化に対
応して表面電位調整値が定められ、表面電位Voが設定
される。 【0017】 【表1】 【0018】 【表2】 【0019】 【表3】【0020】 【表4】 【0021】図8は、プリンター制御部30の画像安定
化制御における電子写真プロセスパラメータ設定のフロ
ーである。まず、転写材が何であるかを識別するために
転写材識別信号を検出する(ステップS10)。これ
は、操作パネル32(図2)においてキー40により設
定される。次に、所定の現像バイアス電位VBと感光体
表面電位Voを設定して感光体の非画像領域に基準べた
像を印字し、その濃度の検出をイメージセンサー26に
より行い(ステップS12)、どの濃度レベルに現像量
があるかを判断する。その結果に応じて、表1(通常モ
ード)または表3(OHPモード)を用いて現像バイア
ス電位VBを決定する。表1と表3は、それぞれ、通常
モードとOHPモードにおける、基準べた像の濃度レベ
ルに応じて選択される現像バイアス電位設定値VBと感
光体表面電位基準値のテーブルである。さらに、この決
定した値に現像バイアス電位VBを設定し(ステップS
14)、この現像バイアス電位VBのレベルに応じて設
定されている所定の感光体表面電位Voにて基準網点像
を作成させ、その像の濃度の検出をイメージセンサー2
6により行い(ステップS16)、基準網点像がどの濃
度レベルにあるかを判断する。そして、その結果に応じ
て、表2(通常モード)または表4(OHPモード)を
用いて感光体表面電位Voを決定する(ステップS1
8)。表2と表4は、それぞれ、通常モードとOHPモ
ードにおいて、基準網点像の濃度レベルに応じて設定さ
れる感光体表面電位Voのテーブルである。上述の電子
写真プロセスパラメータ設定を各色(シアン、マゼン
タ、イエローおよびブラック)について行う。また、新
たな転写材識別信号を受信するたびに(すなわち転写材
が変わるたびに)、この設定動作を行う。その後、この
設定された電子写真プロセスパラメータに基づき、画像
形成動作が行われる。 【0022】図9は、オフセットテーブル(表5と表
6)を用いて現像バイアス電位VBと感光体表面電位Vo
を決定するプリンタ制御部30のフローを示す。ここ
に、表5は、通常モードとOHPモードにおける現像バ
イアス電位VBのオフセットテーブルであり、表6は、
通常モードとOHPモードにおける感光体表面電位Vo
のオフセットテーブルである。この変形例においては、
起動時に、図8のフローを1回行って、現像バイアス電
位VBと感光体表面電位Voを決定している。その後、表
5(現像バイアス電位VB)と表6(感光体表面電位
o)の2つのテーブルを用いて、たとえば、OHPモ
ードになると、現像バイアス電位VBと感光体表面電位
oは、通常モードにおける現像バイアス電位VBと感光
体表面電位Voを基に決定される。逆に、通常モードに
なると、現像バイアス電位VBと感光体表面電位Voは、
OHPモードにおける現像バイアス電位VBと感光体表
面電位Voを基に決定される。すなわち、このフローを
用いて、新たな転写材識別信号を受信するたびに(すな
わち転写材が変わるたびに)(ステップS100)、オ
フセットテーブル(表5、表6)によって、転写材に対
応した新たな現像バイアス電位VBと感光体表面電位Vo
を一意的に決定する(ステップS102)。この設定で
は、簡単なオフセットテーブルを用いるため、適正な値
とは多少の誤差が生じる。しかし、図8の設定動作を再
度行う手間が省けるという利点がある。 【0023】 【表5】【0024】 【表6】 【0025】なお、上述の実施形態では、転写材は、操
作パネル32において手動で選択したが、通常の転写材
と材質の異なる転写材を自動的に識別するようにしても
よい。OHPシートは透明であるので、転写材が透明で
あることを光センサーにより光学的に検出することによ
り、OHPシートが検出できる。また、厚紙は、転写材
の厚さを測定して検出できる。たとえば、厚さ測定値が
基準値を越える場合に厚紙であると決定すればよい。 【0026】 【発明の効果】本発明によって、通常の転写材と材質の
異なる転写材、例えば厚紙やOHPシートに対しても、
文字の中抜けやトナーの飛び散りが解消される。また、
OHPシートでは画像の透光性の良い安定した画像を出
力することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 プリンターの要部の図式的な断面図である。 【図2】 操作パネルの平面図である。 【図3】 イメージセンサーの正面図である。 【図4】 基準網点像のトナー像を図式的に示す図であ
る。 【図5】 基準べた像のトナー像を図式的に示す図であ
る。 【図6】 現像バイアス電位VBを変化させたときの画
像の変化を表すセンシトメトリ図である。 【図7】 感光体表面電位Voを変化させたときの画像
の変化を表すセンシトメトリ図である。 【図8】 画像安定化制御の第1のフローチャートであ
る。 【図9】 画像安定化制御の第2のフローチャートであ
る。 【符号の説明】 10 感光体、 12 帯電ブラシ、 16 現像装
置、 26 イメージセンサー、 30 プリンタ制御
部、 32 操作パネル、 40 OHPキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−179172(JP,A) 特開 平5−11552(JP,A) 特開 平7−209948(JP,A) 特開 平5−80625(JP,A) 特開 平4−80771(JP,A) 特開 平6−342231(JP,A) 特開 平5−313453(JP,A) 特開 平6−51551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/08 - 15/08 507 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子写真プロセスにより転写材上に画像
    を形成する画像形成装置において、 転写材を識別する転写材設定手段と、画像形成動作前に
    所定のプロセスパラメータを用いて感光体上に作成され
    た基準トナー像の付着量を測定する測定手段と、 複数の転写材についてこの複数の転写材上に同等なトナ
    ー像を形成するプロセスパラメータについて相互の対応
    をあらかじめ定めたオフセットテーブルと、 転写材設定手段により設定された転写材の種類と測定手
    段により測定された付着量とに応じて、感光体上のトナ
    ー付着量を安定化するように画像形成手段のプロセスパ
    ラメータを設定し、転写材設定手段により新たな転写材
    が識別されたときに、識別前に設定されていたプロセス
    パラメータに対応した、新たな転写材のためのプロセス
    パラメータを前記オフセットテーブルを参照して設定す
    る作像条件設定手段とを備える画像形成装置。
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