JP3460094B2 - Icパッケージ検査用ソケットの電極部形成方法 - Google Patents

Icパッケージ検査用ソケットの電極部形成方法

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JP3460094B2 JP02236394A JP2236394A JP3460094B2 JP 3460094 B2 JP3460094 B2 JP 3460094B2 JP 02236394 A JP02236394 A JP 02236394A JP 2236394 A JP2236394 A JP 2236394A JP 3460094 B2 JP3460094 B2 JP 3460094B2
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIC(集積回路)パッケ
ージを収納して回路検査を行うためのソケットにおける
リードとの電極部の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICはパッケージ後、その端子リードに
プローブを立てて回路検査が行われるが、近年、集積回
路は小形高密度化し、リード数が増加すると共にリード
ピッチが狭くなり、回路検査が行い難くなる傾向にあ
る。このため、回路検査が効率的に行え、また、リード
ピッチを拡大して検査が容易に行えるようにするため、
検査用ソケットが用いられるようになってきている。
【0003】この検査用ソケットとしては、図6のよう
に、ヒンジ結合されたソケット本体20とカバー21と
からなるケース体につくられ、絶縁性フィルム1上に形
設された銅パターン2を内装させた検査用ソケットAが
ある。この銅パターン2は、図7のように、絶縁性フィ
ルム1上の中央部に電極部箇所2aを揃え、周辺部に放
射状に延伸し、その外側端部2bにおいて相互間隔が大
となるように、パターン印刷の手法で形成され、枠体2
2に固定保持されている。
【0004】この銅パターン2はソケット本体20の所
定中央位置に配設され、弾性体23と押え枠24とで挾
持される形に固定されると共に、各外側端部2bはソケ
ット本体20を貫通するピン25により、検査用ソケッ
トAの外部と導通できるようにされている。
【0005】そして、図9に示したような、樹脂封止部
aから多数のリードbを突出するICパッケージCを、
図6の前記ソケット本体20の所定中央位置に収めてカ
バー21を閉じることにより、カバー21の突出する押
圧部21aによりリードbを押圧でき、図10のよう
に、ICパッケージCのリードbを、その被覆はんだ層
cを介して銅パターン2の電極部箇所2aに圧接でき、
前記検査用ソケットAの外部に突出するピン25によ
り、このICパッケージCの回路検査が行えるようにさ
れている。
【0006】また、検査用ソケットとしては、上記のよ
うな銅パターン2を内装するもののほか、図8のよう
に、弾性のある銅合金でつくられたコンタクトピン26
を内装する検査用ソケットBもある。このコンタクトピ
ン26は上面を平滑にした電極相当部26aと弾性を利
かせる湾曲部26bとソケット本体27への取付部26
cとソケット本体27を貫通して先端を突出させるピン
部26dとを一体にしたものに形成されており、検査し
ようとするICパッケージCのリードピッチと同間隔に
仕切り壁27aを介在して電極相当部26aが並設され
るように取付部26cとピン部26dとでソケット本体
27に圧入嵌合させて固定してある。なお、コンタクト
ピン26は取付部26cにおけるピン部26dの位置を
変えた2種類のものを用意し、ソケット本体27への固
定に際し、ピン部26dの位置が千鳥配置になるように
し、ソケット本体27外部に突出したピン部間間隔を拡
大できるようにしてある。そして、ICパッケージCを
セットしカバー 28を閉じることにより、このカバー
28の押圧部28aでICパッケージCのリードbをコ
ンタクトピン26の電極相当部26aに圧接でき、外部
に突出したピン部26dにより効率的にICパッケージ
Cの回路検査が行えるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】なお、ICパッケージ
のリードには金めっきを施されたものもあり、この場合
には、検査用ソケットはその押圧力を適宜に強くし、前
記リードと前記検査用ソケットの電極相当部とを圧着さ
せるだけで十分な接続導通が行われるものであるが、銅
パターンの例を示した図10のように、前記ICパッケ
ージCのリードbに被覆はんだ層cが施されている場合
においては、通常、この被覆はんだ層cの表面には空気
酸化により薄い非導電性の酸化被覆(図略)が形成され
てしまうので、前記金めっきを施されたリードの場合の
ように、圧着させるのみでは、リードbと電極相当部2
aとを接続導通させることはできず、被覆はんだ層c表
面の酸化被膜を破壊できるように、十分に強い圧縮力を
作用させると共に両者間を摺動させるいわゆるワイピン
グ動作を行わせなければならないという問題があり、ま
た、この圧着摺動が十分に行われない場合には製品の性
能評価が正しく行われないため回路検査に手間取ること
が屡ある等の問題があった。
【0008】以上の状況に鑑み、本発明は、製品のIC
パッケージを検査用ソケットに収納した際、比較的軽い
押圧力でICパッケージリードの被覆はんだ層表面の酸
化被膜を破壊でき、検査用ソケットの電極部箇所との接
続が簡単に且つ確実に行われて製品の正しい評価が行え
るように、検査用ソケットにおける電極部に、酸化被膜
を破壊し得る多数の微小エッジを備える面を効率よく形
成するための方法の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明は、ICパッケージのリー
ドと接続する電極部を備え、前記ICパッケージを収納
して、該ICパッケージの回路検査が行なえるようにし
た検査用ソケットにおける前記電極部の形成方法であっ
て、前記電極部は、電源陰極側に接続して陰極とし、電
源陽極側に接続する陽極板と共に、めっき槽の金属めっ
き浴中に浸漬し、該めっき槽中にはエッジを有する多数
の超硬質粒を投入し、金属めっき浴を攪拌しながら電気
めっき処理をすることにより、前記電極部に金属の電着
と共に前記超硬質粒を固着させ、前記電着金属によって
エッジを有する多数の前記超硬質粒が頭部を露出して植
設状態に固定させた後、前記電極部に金めっき処理を行
い、超硬質粒が頭部を露出させた状態で前記電着金属の
表面に金めっき層を形成させたことを特徴とするICパ
ッケージ検査用ソケットの電極部形成方法を提案するも
のである。また、請求項2に記載の本発明は請求項1
に記載のICパッケージ検査用ソケットの電極部形成方
法であって、前記電極部が絶縁性フィルム上に形設した
銅パターンの電極部の場合であって、前記銅パターンに
マスキング剤を施し、フォトマスクを用いる露光手段と
現像手段とにより、前記銅パターンの電極部のみを露出
させた後、前記電極部は、電源陰極側に接続して陰極と
し、電源陽極側に接続する陽極板と共にめっき槽の金属
めっき浴中に浸漬し、該めっき槽中にはエッジを有する
多数の超硬質粒を投入し、金属めっき浴を攪拌しながら
電気めっき処理をすることにより、前記電極部に金属の
電着と共に前記超硬質粒を固着させ、前記電着金属によ
ってエッジを有する多数の前記超硬質粒が頭部を露出し
て植設状態に固定させた後、前記電極部に金めっき処理
を行い、超硬質粒が頭部を露出させた状態で前記電着金
属の表面に金めっき層を形成させたことを特徴とする
さらに、請求項3に記載の本発明は請求項1に記載の
ICパッケージ検査用ソケットの電極部形成方法であっ
て、前記電極部がコンタクトピンの電極部の場合であっ
て、マスキング剤を用いて前記電極部のみを露出させ
前記電極部は、電源陰極側に接続して陰極とし、電
源陽極側に接続する陽極板と共にめっき槽の金属めっき
浴中に浸漬し、該めっき槽中にはエッジを有する多数の
超硬質粒 を投入し、金属めっき浴を攪拌しながら電気め
っき処理をすることにより、前記電極部に金属の電着と
共に前記超硬質粒を固着させ、前記電着金属によってエ
ッジを有する多数の前記超硬質粒が頭部を露出して植設
状態に固定された後、前記電極部に金めっき処理を行
い、超硬質粒が頭部を露出させた状態で前記電着金属の
表面に金めっき層を形成させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】銅パターンを内装する検査用ソケットにおいて
は、銅パターンはパターン印刷の手法により絶縁性フィ
ルム上に形設できる。次いで、この銅パターン上に絶縁
性のフォトレジストによるマスキング剤を施し、各銅パ
ターンの電極部を指示するフォトマスクを介して感光さ
せ、さらに、現像液による現像処理により、各銅パター
ンの接続部のみを露出させることができる。次に、めっ
き槽のめっき浴中に、ダイヤモンド粒等超硬質粒を懸濁
させ、前記銅パターンを陰極とし、ニッケル等電解金属
を陽極とする複合電気めっき手段により電解金属が超硬
質粒と共に、銅パターンの露出部即ち電極部上に電着
し、エッジを有する多数の超硬質粒が電着金属によって
銅パターン電極部上に頭部を露出した状態で植設され
る。この後、通常の電気金めっき処理を行うことによ
り、超硬質粒を植設し且つ最上層を金めっき層とする導
電性にすぐれた電極部を形成できる。
【0011】コンタクトピンを内装する検査用ソケット
においては、コンタクトピンをマスキング剤で被って電
極部のみを露出させ、このコンタクトピンを陰極とし、
ニッケル等電解金属を陽極としてめっき浴中にダイヤモ
ンド等超硬質粒を懸濁させる複合電気めっき手段によ
り、電着金属によって超硬質粒をコンタクトピンの電極
部上に植設させることができる。この後、通常の電気金
めっき処理を行うことにより超硬質粒を植設し且つ最上
層を金めっき層とする電着金属めっきによる電極部を形
成できる。
【0012】電極部における超硬質粒の密度は電気めっ
きにおける電流密度、めっき時間、超硬質粒投入量、懸
濁方法、めっき浴組成によりコントロールできる。
【0013】この銅パターンまたはコンタクトピンを検
査用ソケットのソケット本体の所定個所に取り付け、I
Cパッケージを収納し、カバーを閉じて押圧することに
よって、銅パターンまたはコンタクトピンの電極部に植
設したエッジを有する多数の超硬質粒はICパッケージ
のリードと接触し、そのエッジを利かせて被覆はんだ層
表面の酸化被膜を破砕し或は剥離させ、リードの被覆は
んだ層と銅パターンまたはコンタクトピン上の電着金属
とを超硬質粒の食い込み状態で接続させるので、従来の
ように被覆はんだ層に強い圧縮力を作用させて摺動させ
る必要なく、比較的軽い押圧力でリードと銅パターンま
たはコンタクトピンとを簡単に且つ確実に導通させるこ
とができる。また、リードの被覆はんだ層と銅パターン
またはコンタクトピンとの接続は単なる圧接なので検査
後のICパッケージの取り外しも容易である。
【0014】前記超硬質粒としては、ダイヤモンド、ア
ルミナ(Al2 3 )、窒化ボロン(BN)、立方晶系
窒化ボロン(CBN)、チタンカーバイド(TiC)、
カーボランダム(SiC)等が利用でき、導電性物質で
あることを条件としない。
【0015】
【実施例】以下、実施例による図面により、本発明の検
査用ソケットの銅パターン電極部及びコンタクトピン電
極部の形成方法について説明する。図1及び図2は、本
発明の銅パターン電極部形成方法の工程を説明する銅パ
ターンの要部断面図、図3は図1の形成方法によって形
成された銅パターンの電極部を示す部分拡大斜視図、図
4は図3の銅パターンとICパッケージのリードとの接
続状況を示す要部断面図であり、図5は本発明の方法に
より電極部を形成したコンタクトピンとICパッケージ
との接続状況を示す要部拡大断面図である。
【0016】銅パターンの場合、図1(a)に示したよ
うな、絶縁性フィルム1上に形設した銅パターン2を処
理対象とする。この銅パターン2は所定数の細線の集合
体として形成され、引っ張り強さの大きい絶縁性フィル
ムの上に蒸着、貼着等任意の手段で銅箔を固定した後、
フォトレジストを塗布してパターン印刷し、次いで、現
象処理とエッチング処理によって感光レジストと不要銅
箔部を除去した後、残存フォトレジストを剥離除去する
ことによって得られている。この銅パターンは所定型式
のICパッケージに合わせてつくられている。即ち、図
7により前記したように、そのICパッケージCのリー
ドb位置に対応して細線状の銅パターン2が、先端の電
極部個所2aにおいて同じピッチで並設され、周辺の外
側端部2bにおいて拡大されたピッチを有するように配
置され、この外側端部2bにはピン25(図6)を接合
させてある。
【0017】このように絶縁性フィルム1上につくられ
た銅パターン2の上に、図1(b)のように、マスキン
グ剤としてフォトレジスト3を塗布し、フォトマスク4
で覆い、光源5により紫外線を照射して露光処理を行
う。このフォトマスク4は、銅パターン2の先端部にお
いて、リードbと接続させようとする小面積の電極部個
所2aを特定するように作成されている。従って、露光
処理の後、現像液により変質フォトレジスト3aを除去
することにより、図1(c)のように銅パターン2の電
極部個所2aを露出させることができる。
【0018】次に、この銅パターン2を複合電気めっき
処理に供する。銅パターン2は、所定の前処理により表
面の油脂分や汚れ等を除去した後、電源陰極側6に接続
して図1(d)のように陰極として電源陽極側7に接
続する陽極板8と共にめっき槽9のニッケル、クロー
ム、銅あるいは亜鉛等の金属めっき浴10中に浸漬す
る。めっき槽9中にダイヤモンド粒等超硬質粒11を投
入し、金属めっき浴10を攪拌機12により攪拌しなが
ら複合電気めっき処理をすることにより、露出している
銅パターン2の電極部箇所2aに金属の電着と共に超硬
質粒11が固着し、図2(a)のように電着金属13に
よってエッジを有する多数の超硬質粒11が頭部を露
出して植設状態に固定された電極部14が形成される。
【0019】この複合電気めっきは、例えば、陽極板と
してニッケル板を用い、硫酸ニッケル 250〜500
g/l好ましくは280g/l、塩化ニッケル 40〜
80g/l好ましくは45g/l、硼酸30〜70g/
l好ましくは40g/l、光沢剤(商品名 サモライト
N−11及び22)22ml/lのニッケルめっき浴を
用い、粒径1〜20ミクロン好ましくは3〜6ミクロン
の超硬質粒を20〜150ct/l好ましくは80ct
/lを投入して懸濁させ、電流密度1〜5A/dm2
ましくは1.5A/dm2 において10〜60分好まし
くは20分処理することにより良好に行われる。
【0020】さらに、電着金属13によって超硬質粒1
1を植設させた銅パターン2は別のめっき槽においてシ
アン化金浴による通常の金めっきを行い、図2(b)の
ように、超硬質粒を露出させた状態で電着金属13の表
面に金めっき層15を形成させ、銅パターン2の導電性
を向上させる。
【0021】次いで、残存するマスキング剤のフォトレ
ジスト3を剥離除去することにより、図2(c)及び図
3に示したように、絶縁性フィルム1上の各銅パターン
2の先端部に、電着金属13により超硬質粒11を露出
状態に植設し、電着金属13部分は金めっき層15を重
ねてなる小面積の電極部14を形設することができる。
【0022】このようにつくられた銅パターン2は、そ
の周辺を成型プラスチック枠体で保持された後、検査用
ソケットAに嵌入固定される。そして、検査時、適合型
式のICパッケージCを中央所定位置にセットすること
により(図6参照)、ICパッケージCのリードbは前
記電極部14の超硬質粒11に接触することになる。
【0023】次いで、検査用ソケットAのカバー21を
閉じると、図4に示したように、ICパッケージCのリ
ードbはカバー21の押圧部21aによって押圧され、
銅パターン2の電極部14の超硬質粒11がそのエッジ
を利かせて被覆はんだ層cの表面の酸化被膜(図略)を
破砕し或は剥離して、被覆はんだ層c乃至リードb内に
喰い込み、被覆はんだ層cと銅パターン2の金めっき層
15とを接触させるので、リードbと銅パターン2は導
通することになる。従って、検査用ソケットAのソケッ
ト本体20から外部に突出したピン25を利用して、I
CパッケージCの回路検査が容易に且つ確実に行える。
【0024】コンタクトピン26の場合、所定の形状に
形成されたコンタクトピン26を処理対象とし、脱脂洗
浄の後、電極相当部26a上面とめっき電源に接続する
ピン部26dを除き、全面にマスキング剤を塗布し、絶
縁性治具に保持して陰極とし、電極相当部26a上面を
陽極に対向させる状態でめっき槽にセットし、前記銅パ
ターン2の場合と同様にして複合電気めっきを行うこと
により、電着金属16によってエッジを有する多数の超
硬質粒17を植設させ、さらに電気金めっきを行うこと
により電着金属16に金めっき層18を重ねた電極部1
9を形設することができる。めっき終了後、マスキング
剤は溶剤によって容易に除去できる。
【0025】めっき処理を終了したコンタクトピン26
は検査用ソケットBに取り付けて固定する。そして、検
査時、適合型式のICパッケージCを検査用ソケットB
の中央所定位置にセットすることにより(図7参照)、
ICパッケージCのリードbは前記電極部19の超硬質
粒17に接触することになる。この状態で検査用ソケッ
トBのカバー28を閉じると、図5に示すように、押圧
部28aによりICパッケージCのリードbが押圧さ
れ、コンタクトピン26の電極部19の超硬質粒17が
そのエッジによりリードbの被覆はんだ層c表面の酸化
被膜を破砕し、或は剥離して被覆はんだ層c乃至リード
b内に食い込み、被覆はんだ層cとコンタクトピン26
の金めっき層18とを接触させるので、リードbとコン
タクトピン26は導通することになる。従って、検査用
ソケットBのソケット本体27から外部に突出したピン
部26dを利用して、ICパッケージCの回路検査が容
易に且つ確実に行える。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、2、3に記載の本発明の形成方法によれば、検査用
ソケットの銅パターンまたはコンタクトピンの、ICパ
ッケージのリードとの接触位置に、小面積の電極部を露
出させ、この個所に複合電気めっき手法により電解金属
と共に、超硬質粒を析出させ、好ましくはさらに、電着
金属の上に金めっき層を重ねるようにしたので、検査用
ソケットへのICパッケージのセット時に、リードのは
んだ層表面の酸化被膜が電極部に植設されたエッジを有
する多数の超硬質粒により比較的軽い押圧力でICパッ
ケージリードの被覆はんだ層表面の酸化被膜を破壊でき
ると共に、検査用ソケットの銅パターンまたはコンタク
トピンの電極部箇所とはんだ層との接触が容易に行わ
れ、且つ確実に行われて製品の正しい評価が行えるよう
に、検査用ソケットにおける電極部に、酸化被膜を破壊
し得る多数の微小エッジを備える面が効率よく形成でき
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査用ソケットの電極部形成方法の処
理工程を説明する銅パターンの要部断面図で、(a)は
処理前、(b)はフォトレジスト塗布後の露光処理時、
(c)は現像処理後、(d)は複合電気めっき処理時、
をそれぞれ示す図である。
【図2】図1に引き続く処理工程を説明する銅パターン
の要部断面図で、(a)は複合電気めっき後、(b)は
電気金めっき後、(c)はフォトレジスト剥離処理後
を、それぞれ示す図である。
【図3】図1及び図2の方法によって形成された銅パタ
ーンの電極部を示す部分拡大斜視図である。
【図4】図3の銅パターンとICパッケージのリードと
の接続状況を示す要部拡大断面図である。
【図5】本発明の方法により電極部を形成したコンタク
トピンとICパッケージとの接続状況を示す要部拡大断
面図である。
【図6】銅パターンを備えてICパッケージを収納した
従来の検査用ソケットの断面図である。
【図7】図6の検査用ソケットにおける銅パターンの平
面図である。
【図8】コンタクトピンを備えてICパッケージを収納
した従来の検査用ソケットの断面図である。
【図9】ICパッケージの拡大斜視図である。
【図10】従来の検査ソケットにおける銅パターンとI
Cパッケージのリードとの接続状況を示す要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
A 検査用ソケット B 検査用ソケット C ICパッケージ b リード c 被覆はんだ層 1 絶縁性フィルム 2 銅パターン 3 フォトレジスト 4 フォトマスク 5 光源 8 陽極板 9 めっき槽 10 金属めっき浴 11 超硬質粒 13 電着金属 14 電極部 15 金めっき層 16 電着金属 17 超硬質粒 18 金めっき層 19 電極部 26 コンタクトピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/34 501 H05K 3/34 501A (56)参考文献 特開 平5−304229(JP,A) 特開 平4−126314(JP,A) 特開 昭57−94599(JP,A) 特開 昭52−4434(JP,A) 実開 平7−34590(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76 H01R 13/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICパッケージのリードと接続する電極
    部を備え、前記ICパッケージを収納して、該ICパッ
    ケージの回路検査を行う検査用ソケットにおける前記電
    極部の形成方法であって、前記電極部は、電源陰極側に接続して陰極とし、電源陽
    極側に接続する陽極板と共に、めっき槽の金属めっき浴
    中に浸漬し、該めっき槽中にはエッジを有する多数の超
    硬質粒を投入し、金属めっき浴を攪拌しながら電気めっ
    き処理をすることにより、前記電極部に金属の電着と共
    に前記超硬質粒を固着させ、前記電着金属によってエッ
    ジを有する多数の前記超硬質粒が頭部を露出して植設状
    態に固定させた後、前記電極部に金めっき処理を行い、
    超硬質粒が頭部を露出させた状態で前記電着金属の表面
    に金めっき層を形成させた ことを特徴とするICパッケ
    ージ検査用ソケットの電極部形成方法。
  2. 【請求項2】 前記電極部が絶縁性フィルム上に形設し
    た銅パターンの電極部の場合であって、 前記銅パターンにマスキング剤を施し、フォトマスクを
    用いる露光手段と現像手段とにより、前記銅パターンの
    電極部のみを露出させた後、前記電極部は、電源陰極側
    に接続して陰極とし、電源陽極側に接続する陽極板と共
    にめっき槽の金属めっき浴中に浸漬し、該めっき槽中に
    はエッジを有する多数の超硬質粒を投入し、金属めっき
    浴を攪拌しながら電気めっき処理をすることにより、前
    記電極部に金属の電着と共に前記超硬質粒を固着させ、
    前記電着金属によってエッジを有する多数の前記超硬質
    粒が頭部を露出して植設状態に固定させた後、前記電極
    部に金めっき処理を行い、超硬質粒が頭部を露出させた
    状態で前記電着金属の表面に金めっき層を形成させた
    とを特徴とする請求項1に記載のICパッケージ検査用
    ソケットの電極部形成方法。
  3. 【請求項3】 前記電極部がコンタクトピンの電極部の
    場合であって、 マスキング剤を用いて前記電極部のみを露出させた後
    前記電極部は、電源陰極側に接続して陰極とし、電源陽
    極側に接続する陽極板と共にめっき槽の金属めっき浴中
    に浸漬し、該めっき槽中にはエッジを有する多数の超硬
    質粒を投入し、金属めっき浴を攪拌しながら電気めっき
    処理をすることにより、前記電極部に金 属の電着と共に
    前記超硬質粒を固着させ、前記電着金属によってエッジ
    を有する多数の前記超硬質粒が頭部を露出して植設状態
    に固定された後、前記電極部に金めっき処理を行い、超
    硬質粒が頭部を露出させた状態で前記電着金属の表面に
    金めっき層を形成させたことを特徴とする請求項1に記
    載のICパッケージ検査用ソケットの電極部形成方法。
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