JP3459725B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP3459725B2 JP10006896A JP10006896A JP3459725B2 JP 3459725 B2 JP3459725 B2 JP 3459725B2 JP 10006896 A JP10006896 A JP 10006896A JP 10006896 A JP10006896 A JP 10006896A JP 3459725 B2 JP3459725 B2 JP 3459725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを2値
あるいは多値に量子化する画像処理装置及びその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置、ディジタ
ル複写機、インクジェットプリンタ、レーザビームプリ
ンタ等の画像処理装置において、擬似中間調処理方式と
して誤差拡散法、平均濃度近似法や平均濃度保存法が提
案されている。
【0003】これらの内、誤差拡散法は、例えば、文献
R.FLOYD & L.STEINBERG,"AN ADAPTIVE ALGORITHM FOR
SPATIAL GRAY SCALE",SID 75 DIGEST,PP36-37に開示さ
ているように、注目画素の多値画像データを2値化し、
この2値化レベルと2値化前の多値画像データとの誤差
に所定の重み付けをして、それを注目画素の近傍の画素
のデータに加算するものである。
【0004】平均濃度近似法は、例えば、特願平3−6
6873号公報に記載されているように、注目画素近傍
の既に2値化された2値データを使用して注目画素を黒
または白に2値化した際のそれぞれの近傍画素との重み
付け平均値を求め、この2つの平均値の平均をしきい値
として注目画素の画像データを2値化するものである。
【0005】また、平均濃度保存法は、例えば、特開平
2−210959号〜特開平2−210963号、特開
平2−285770,2−285771,2−2857
73号公報に記述されているように、基本的には、注目
画素近傍の既に2値化された2値データを使用して、注
目画素近傍の重み付け平均濃度を求め、注目画素の画像
データと比較する。そして、その比較結果の大小により
注目画素を2値化し、さらに、2値化時に発生した誤差
を、まだ2値化していない近傍画素に拡散させるもので
ある。日経エレクトロニクス 1992.5.25(No.555) pp203
-214には、平均濃度保存法における誤差を近隣画素に分
配する際の分配率を乱数により切り換えたり、処理を軽
くするために分配率を一定にする技術が掲載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、例えば、2値化時に発生する誤差を近傍
画素に拡散させるために、誤差拡散法では乗算と除算が
必要である。また、平均濃度近似法では、2値化時に発
生する誤差を近傍画素に分配しないため、その処理は簡
単であるが、濃度を保存できないため、高品位の画質を
得ることができないという問題がある。
【0007】また、平均濃度保存法では、乱数により誤
差分配率を切り換えることにより、誤差分配による誤差
伝搬が発生し難く、画質の劣化を防止できる特徴はある
が、その反面、乱数発生の処理が重く、専用のハードウ
ェアが必要である。また、誤差の分配率を一定にすると
処理の軽減は可能であるが、画質に誤差分配の影響がで
るため、高品位の2値化画像を得ることができないとい
う問題がある。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的をするところは、量子化時に発生する誤
差の近傍画素への分配率を乱数により決定する場合と同
等の画像を確保しつつ、乱数発生による場合と比較し
て、大幅に処理を軽減、高速化し、専用ハードウェアを
不要にする画像処理装置及びその方法を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像データを2値あるいは多値に量子化
する画像処理装置において、前記量子化された所定領域
の画像データの平均濃度値を求める手段と、前記平均濃
度値に基づき、注目画素の画素データを量子化する手段
と、前記注目画素の画素データを量子化する際に発生す
る誤差を求める手段と、前記誤差を量子化前の複数の
記注目画素の隣接画素に分配する分配率を、前記注目画
素の画素値に、既に量子化された画素の量子化時に前記
注目画素に分配されてきた誤差値を加算した画素値に基
づいて決定する前処理手段と、前記前処理手段により得
られた結果に基づいて前記分配率を切り換える手段とを
備える。又、画像データを2値あるいは多値に量子化す
る画像処理装置において、前記量子化された所定領域の
画像データの平均濃度値を求める手段と、前記平均濃度
値に基づき、注目画素の画素データを量子化する手段
と、前記注目画素の画素データを量子化する際に発生す
る誤差を求める手段と、所定の画素値のパリティーを算
出する前処理手段と、前記前処理手段により算出された
パリティーが偶数か奇数かに基づいて、前記誤差を量子
化前の複数の前記注目画素の近隣画素に分配する分配率
を切り換える手段とを備える。 又、画像データを2値あ
るいは多値に量子化する画像処理装置において、前記量
子化された所定領域の画像データの平均濃度値を求める
手段と、前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素デー
タを量子化する手段と、前記注目画素の画素データを量
子化する際に発生する誤差を求める手段と、所定の画素
値が偶数か奇数かを判定する前処理手段と、前記前処理
手段により判定された前記所定の画素値が偶数か奇数か
に基づいて、前記誤差を量子化前の複数の前記注目画素
の近隣画素に分配する分配率を切り換える手段とを備え
る。 又、画像データを2値あるいは多値に量子化する画
像処理方法において、前記量子化された所定領域の画像
データの平均濃度値を求める工程と、前記平均濃度値に
基づき、注目画素の画素データを量子化する工程と、前
記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤差
を求める工程と、前記誤差を量子化前の複数 の前記注目
画素の隣接画素に分配する分配率を、前記注目画素の画
素値に、既に量子化された画素の量子化時に前記注目画
素に分配されてきた誤差値を加算した画素値に基づいて
決定する前処理工程と、前記前処理工程により得られた
結果に基づいて前記分配率を切り換える工程とを備え
る。 又、画像データを2値あるいは多値に量子化する画
像処理方法において、前記量子化された所定領域の画像
データの平均濃度値を求める工程と、前記平均濃度値に
基づき、注目画素の画素データを量子化する工程と、前
記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤差
を求める工程と、所定の画素値のパリティーを算出する
前処理工程と、前記前処理工程により算出されたパリテ
ィーが偶数か奇数かに基づいて、前記誤差を量子化前の
複数の前記注目画素の近隣画素に分配する分配率を切り
換える工程とを備える。 又、画像データを2値あるいは
多値に量子化する画像処理方法において、前記量子化さ
れた所定領域の画像データの平均濃度値を求める工程
と、前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを
量子化する工程と、前記注目画素の画素データを量子化
する際に発生する誤差を求める工程と、所定の画素値が
偶数か奇数かを判定する前処理工程と、前記前処理工程
により判定された前記所定の画素値が偶数か奇数かに基
づいて、前記誤差を量子化前の複数の前記注目画素の近
隣画素に分配する分配率を切り換える工程とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係る画像処
理装置の構成を示すブロック図である。同図において、
画像読み取り部109は、CCDセンサ102、アナロ
グ信号処理部103等により構成され、レンズ101を
介してCCDセンサ102に結像された原稿画像が、C
CDセンサ102によりR(Red),G(Gree
n),B(Blue)のアナログ電気信号に変換され
る。そして、変換された画像情報は、アナログ信号処理
部103に入力され、そこで、R,G,Bの各色毎にサ
ンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行なわれた
後、アナログ・デジタル変換(A/D変換)される。
【0012】このようにデジタル化されたフルカラー信
号は、画像処理部104に入力される。画像処理部10
4では、シェーディング補正、色補正、γ補正等の読み
取り系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ
強調、その他、後述する前処理や加工等が行なわれ、そ
の結果がプリンタ部105に出力される。
【0013】プリンタ部105は、例えば、不図示のレ
ーザ等からなる露光制御部、画像形成部、転写紙の搬送
制御部等により構成され、入力された画像信号が転写紙
上に画像として記録される。
【0014】図1に示すCPU回路部110は、CPU
106、ROM107、RAM108等により構成さ
れ、画像読み取り部109、画像処理部104、プリン
タ部105等を制御し、本装置のシーケンスを統括的に
制御する。
【0015】図2は、本実施の形態に係る量子化対象画
像及び量子化処理の概要を説明するための図である。同
図において、10は、量子化を行なう対象画像全体を示
す量子化対象画像、20は、現在、量子化しようとして
いる量子化対象画素である。また、30は、既に量子化
を終了した量子化済み画像領域、40は、これから量子
化を行なう未量子化画像領域である。また、50は、平
均濃度算出対象の量子化済み領域、60は、量子化対象
画素20の量子化時に発生する誤差を分配する誤差分配
画素1、70は誤差分配画素2である。
【0016】図3は、現在、量子化を行なおうとしてい
る量子化対象画素20近傍の画像領域である量子化対象
近傍画像を示す図である。同図において、300は、既
に量子化が終了している領域で、平均濃度算出に必要な
画像領域である。
【0017】図4は、重み係数及び誤差分配マトリック
スを示す図である。同図において、400は、量子化対
象画素20を量子化する際の平均濃度算出対象領域の重
み係数マトリックスであり、60,70は、量子化時に
発生する誤差を分配する誤差分配マトリックスである。
【0018】上記の構成において、図2に示すように、
量子化済み画像領域30まで量子化が終了し、今、図3
のA*(i,j)20を量子化しようとしている量子化対象
画素とする。ここで、近傍の平均濃度算出対象の量子化
済み領域50に対して、平均濃度算出対象領域の重み係
数マトリックスをかけることにより、量子化対象画素A
*(i,j)20の平均濃度を算出する。
【0019】次に、量子化対象画素A*(i,j)20の値
と平均濃度とを比較し、A*(i,j)≧平均濃度ならば、
A*(i,j)20を‘1’に量子化し、A*(i,j)<平均濃
度ならば、‘0’に量子化する。そして、この量子化時
に発生する誤差を、誤差分配画素1(60)及び誤差分
配画素2(70)に分配する。ここでは、このときの誤
差分配率を量子化対象画素A*(i,j)20の値より求
め、この値に基づいて2つの画素への誤差分配率を切り
換えるように動作する。
【0020】図5,図6は、本実施の形態に係る画像処
理手順を示すフローチャートである。
【0021】図5において、先ず、ステップS101
で、量子化対象画素A*(i,j)20の平均濃度GAVを計
算する。次のステップS102では、既に量子化済みの
画素の量子化時に発生する誤差から分配された誤差値と
量子化対象画素の値とを加算した値と、平均濃度GAVの
値との差分を計算することにより、誤差ΔEを算出す
る。
【0022】ステップS103では、ステップS102
で求めたΔEを評価し、ΔE≧0ならば、ステップS1
04に進んで‘1’に量子化する。しかし、ΔE<0な
らば、ステップS105に進み、‘0’に量子化する。
そして、ステップS106では、誤差ΔEの分配率を決
定するために必要な値を前処理手段で求め、続くステッ
プS107で、前処理手段で求めた値に基づいて誤差分
配率を決定して、誤差分配する。
【0023】次に、上記のステップS106、ステップ
S107での処理に関して、その詳細を以下に述べる。
【0024】図6は、上記の前処理手段及び誤差分配率
切換手段の詳細処理を示すフローチャートである。同図
のステップS201では、量子化対象画素A*(i,j)2
0のパリティを計算する。続くステップS202で、上
記のステップS201で計算したパリティをチェック
し、それが偶数パリティならば、ステップS203に進
み、第1の誤差分配率で誤差分配の計算を行ない、誤差
分配対象画素1(60)に誤差E1、誤差分配対象画素
2(70)に誤差E2を分配する。
【0025】また、ステップS202で、パリティが奇
数パリティであると判定された場合には、ステップS2
04で、第2の誤差分配率で誤差分配の計算を行ない、
誤差分配対象画素1(60)に誤差E1、誤差分配対象
画素2(70)に誤差E2を分配する。
【0026】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、量子化対象画素のパリティを計算し、その結果をも
とに、量子化時に発生する誤差の分配を行なうことで、
乱数発生による処理と比較して、特別なハードウェアを
必要とせずに、非常に高速な誤差分配計算ができ、さら
に、同等品質の誤差分配が可能である。
【0027】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。以下、上記実施の形態の変形例について説明す
る。 <変形例1>本変形例では、上記の実施の形態に係る前
処理手段と誤差分配率切換手段に関して、前処理手段で
切換判定用に求める判定値として、量子化対象画素A*
(i,j)20の値が偶数あるいは奇数であるかを判定値と
して使用する。
【0028】図7は、本変形例に係る前処理手段及び誤
差切換手段の処理手順を示すフローチャートである。同
図において、ステップS301で、量子化対象画素A*
(i,j)20が偶数あるいは奇数の判定を行なう。この量
子化対象画素が偶数ならば、ステップS302で、第1
の誤差分配率で誤差を計算し、誤差分配を行なう。しか
し、それが奇数ならば、ステップS303で、第2の誤
差分配率で誤差を計算し、誤差分配を行なう。
【0029】このように、量子化対象画素の画素値の偶
数、奇数を判定値として使用することで、演算も必要な
く、高速な誤差分配量の計算ができる。 <変形例2>本変形例では、上記の実施の形態に係る前
処理手段と誤差分配率切換手段に関して、前処理手段で
切換判定用に求める判定値として、量子化対象画素A*
(i,j)20の値と、既に量子化された画素から分配され
る誤差とを加算した値のパリティを判定値として使用す
る。
【0030】図8は、本変形例に係る前処理手段及び誤
差切換手段の処理を説明するフローチャートである。同
図のステップS401では、量子化対象画素A*(i,j)
20の値及び量子化済み画素から分配されてくる誤差の
加算値のパリティを計算する。続くステップS402
で、このパリティが偶数パリティか否かの判定を行な
い、それが偶数パロティであると判定されると、ステッ
プS403で、第1の誤差分配率で誤差計算を行ない、
誤差分配する。
【0031】しかし、パリティが奇数パリティならば、
ステップS404で第2の誤差分配率で誤差計算を行な
い、誤差分配する。
【0032】このように本変形例によれば、画素値と分
配されてきた誤差値のパリティを判定値として使用する
ことで、比較的簡単な演算で高速な誤差分配量を計算で
きる。 <変形例3>本変形例では、上記の実施の形態に係る前
処理手段と誤差分配率切換手段に関して、前処理手段で
切換判定用に求める判定値として、量子化対象画素A*
(i,j)20の近傍の画素値の重み付け平均値のパリティ
を使用する。
【0033】図9は、本変形例に係る前処理手段及び誤
差切換手段の処理手順を示すフローチャートである。同
図のステップS501では、量子化対象画素A*(i,j)
20の値及び近傍画素の値の重み付き平均値のパリティ
を計算する。ステップS502での判定で、そのパリテ
ィが偶数パリティの場合、ステップS503で第1の誤
差分配率で誤差計算を行ない、誤差分配する。
【0034】しかし、そのパリティが奇数パリティなら
ば、ステップS504で第2の誤差分配率で誤差計算を
行ない、誤差分配する。
【0035】このように、量子化対象画素及びその近傍
の画素値とから判定値を求めることで、その判定値が特
定の画像のパターンに影響され難く、また、比較的簡単
な演算で高速な誤差分配量を計算できる。
【0036】なお、本発明は、上記の判定値及び判定方
式でなくとも、量子化対象画素の近傍の画素の値に関連
した値であれば、別の判定値及び判定方式であってもよ
い。
【0037】また、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0038】本発明の目的は、上述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(または、CPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し、実行することによっても達成されることは言うま
でもない。
【0039】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、上述した実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。プログラムコードを
供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピデ
ィスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディス
ク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性の
メモリカード,ROM等を用いることができる。
【0040】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0041】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって、上述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
注目画素の近隣画素への誤差の分配率を、注目画素値に
分配された誤差値を加算した画素値に基づいて、又所定
の画素値のパリティーあるいは画素値が偶数か奇数か
基づいて切り換えることにより、特別なハードウエアな
しに簡単な演算で誤差の分配率を決定できるので、高速
な誤差分配が可能となり、ひいては、安価で高速、かつ
高品位な画質を得ることができる。
【0043】また、他の発明によれば、特別なデータを
使用せず、かつ、誤差の分配率を決定する複雑な処理を
行なわずに、前処理にて求められた判定値に基づいて、
あらかじめ決められた誤差の分配率を切り換えること
で、高速な誤差分配、及び高品位な画質の獲得が可能と
なる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る量子化対象画像及び量子化処
理の概要を説明するための図である。
【図3】量子化対象近傍画像を示す図である。
【図4】重み係数及び誤差分配マトリックスを示す図で
ある。
【図5】実施の形態に係る画像処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態に係る画像処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】変形例1に係る前処理手段及び誤差切換手段の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】変形例2に係る前処理手段及び誤差切換手段の
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】変形例3に係る前処理手段及び誤差切換手段の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,20 量子化対象画像 30 量子化済み画像領域 40 未量子化画像領域 50,300 平均濃度算出対象の量子化済み領域 60 誤差分配画素1 70 誤差分配画素2 400 平均濃度算出対象領域の重み係数マトリックス

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理装置において、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める手段と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する手段と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める手段と、 前記誤差を量子化前の複数の前記注目画素の隣接画素に
    分配する分配率を、前記注目画素の画素値に、既に量子
    化された画素の量子化時に前記注目画素に分配されてき
    た誤差値を加算した画素値に基づいて決定する前処理手
    段と、 前記前処理手段により得られた結果に基づいて前記分配
    率を切り換える手段とを備えることを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理装置において、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める手段と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する手段と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める手段と、 所定の画素値のパリティーを算出する前処理手段と、 前記前処理手段により算出されたパリティーが偶数か奇
    数かに基づいて、前記誤差を量子化前の複数の前記注目
    画素の近隣画素に分配する分配率を切り換える手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理装置において、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める手段と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する手段と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める手段と、 所定の画素値が偶数か奇数かを判定する前処理手段と、 前記前処理手段により判定された前記所定の画素値が偶
    数か奇数かに基づいて、前記誤差を量子化前の複数の前
    記注目画素の近隣画素に分配する分配率を切り換える手
    段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記前処理手段は、前記所定の画素値と
    して、前記注目画素の画素値を用いることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記前処理手段は、前記所定の画素値と
    して、前記注目画素の画素値に、既に量子化された画素
    量子化時に前記注目画素に分配されてきた誤差値を加
    算した画素値を用いることを特徴とする請求項2又は3
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記前処理手段は、前記所定の画素値
    して、前記注目画素の既に量子化された複数の近傍画素
    の画素値の重み付き平均値を用いることを特徴とする請
    求項2又は3に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理方法において、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める工程と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する工程と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める工程と、 前記誤差を量子化前の複数の前記注目画素の隣接画素に
    分配する分配率を、前記注目画素の画素値に、既に量子
    化された画素の量子化時に前記注目画素に分配されてき
    た誤差値を加算した画素値に基づいて決定する前処理工
    程と、 前記前処理工程により得られた結果に基づいて前記分配
    率を切り換える工程とを備えることを特徴とする画像処
    理方法。
  8. 【請求項8】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理方法において、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める工程と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する工程と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める工程と、 所定の画素値のパリティーを算出する前処理工程と、 前記前処理工程により算出されたパリティーが偶数か奇
    数かに基づいて、前記誤差を量子化前の複数の前記注目
    画素の近隣画素に分配する分配率を切り換える工程とを
    備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像データを2値あるいは多値に量子化
    する画像処理方法に おいて、 前記量子化された所定領域の画像データの平均濃度値を
    求める工程と、 前記平均濃度値に基づき、注目画素の画素データを量子
    化する工程と、 前記注目画素の画素データを量子化する際に発生する誤
    差を求める工程と、 所定の画素値が偶数か奇数かを判定する前処理工程と、 前記前処理工程により判定された前記所定の画素値が偶
    数か奇数かに基づいて、前記誤差を量子化前の複数の前
    記注目画素の近隣画素に分配する分配率を切り換える工
    程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記前処理工程は、前記所定の画素
    値として、前記注目画素の画素値を用いることを特徴と
    する請求項8又は9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記前処理工程は、前記所定の画素
    値として、前記注目画素の画素値に、既に量子化された
    画素の量子化時に前記注目画素に分配されてきた誤差値
    を加算した画素値を用いることを特徴とする請求項8又
    は9に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記前処理工程は、前記所定の画素
    として、前記注目画素の既に量子化された複数の近傍
    画素の画素値の重み付き平均値を用いることを特徴とす
    る請求項8又は9に記載の画像処理方法。
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