JP3459414B2 - データム機能付きクランプ装置 - Google Patents
データム機能付きクランプ装置Info
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- JP3459414B2 JP3459414B2 JP2002192816A JP2002192816A JP3459414B2 JP 3459414 B2 JP3459414 B2 JP 3459414B2 JP 2002192816 A JP2002192816 A JP 2002192816A JP 2002192816 A JP2002192816 A JP 2002192816A JP 3459414 B2 JP3459414 B2 JP 3459414B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データム機能付
きクランプ装置に関し、より詳しくいえば、マシニング
センタのテーブル等の基準部材にワークパレット等の可
動部材を精密に心合わせした状態で固定する装置に関す
る。
きクランプ装置に関し、より詳しくいえば、マシニング
センタのテーブル等の基準部材にワークパレット等の可
動部材を精密に心合わせした状態で固定する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプ装置には、従来では、
特開平11−10468号公報に記載されたものがあ
る。その従来技術は次のように構成されている。即ち、
基準部材の支持面に形成した嵌合用ストレート穴に、可
動部材に固定した引き込みニップルのフランジを嵌入し
て、これにより、上記ストレート穴の軸心と上記の引き
込みニップルの軸心とを合致させ、その後、上記の引き
込みニップルを引っ張って上記の基準部材に可動部材を
固定するようになっている。
特開平11−10468号公報に記載されたものがあ
る。その従来技術は次のように構成されている。即ち、
基準部材の支持面に形成した嵌合用ストレート穴に、可
動部材に固定した引き込みニップルのフランジを嵌入し
て、これにより、上記ストレート穴の軸心と上記の引き
込みニップルの軸心とを合致させ、その後、上記の引き
込みニップルを引っ張って上記の基準部材に可動部材を
固定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では次の問題があった。即ち、前記の基準部材
に前記の可動部材をスムーズに装着するには、前記の嵌
合用ストレート穴と前記のフランジとの間に直径方向の
嵌合隙間が要求されるので、その嵌合隙間の存在によっ
て上記の両部材の心合わせの精度が低くなるのである。
本発明の目的は、基準部材に可動部材をスムーズに装着
できると共にこれら両部材の心合わせを精密に行えるよ
うにすることにある。
従来技術では次の問題があった。即ち、前記の基準部材
に前記の可動部材をスムーズに装着するには、前記の嵌
合用ストレート穴と前記のフランジとの間に直径方向の
嵌合隙間が要求されるので、その嵌合隙間の存在によっ
て上記の両部材の心合わせの精度が低くなるのである。
本発明の目的は、基準部材に可動部材をスムーズに装着
できると共にこれら両部材の心合わせを精密に行えるよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1から図4に示すよ
うに、データム機能付きクランプ装置を次のように構成
した。即ち、基準部材Rに可動部材Mを心合わせして上
記の基準部材Rの支持面Sに上記の可動部材Mの被支持
面Tを固定するようにしたデータム機能付きクランプ装
置であって、上記の可動部材Mの上記の被支持面Tにソ
ケット穴11を開口させて、そのソケット穴11に位置
決め孔12と係止孔13とを開口端から順に形成し、上
記ソケット穴11へ挿入される環状のプラグ部分21を
上記の基準部材Rから突設させ、上記プラグ部分21と
上記の位置決め孔12との間に、直径方向へ拡大および
縮小されるシャトル部材23を配置し、そのシャトル部
材23の内周面をストレート面27によって構成すると
共に同上シャトル部材23の外周面をテーパ面28によ
って構成し、上記のストレート面27を前記プラグ部分
21に軸心方向へ移動自在に支持し、上記のテーパ面2
8を、前記の係止孔13へ向けてすぼまるように形成す
ると共に前記の位置決め孔12にテーパ係合させ、上記
シャトル部材23を弾性部材24によって上記のテーパ
係合を緊密にする方向へ付勢し、上記のプラグ部分21
の筒孔21aにプルロッド31を軸心方向へ移動自在に
挿入して、そのプルロッド31の外周空間に、半径方向
の外方の係合位置Xと半径方向の内方の係合解除位置Y
とに移動される係合具34を配置し、上記の基準部材R
に設けた駆動手段Dによって上記プルロッド31を基端
方向へクランプ駆動することにより、そのプルロッド3
1の出力部36が上記の係合具34を上記の係合位置X
へ切り換えて前記の係止孔13へ係合させて、前記の可
動部材Mを前記の基準部材Rへ向けて移動させ、同上の
駆動手段Dによって上記プルロッド31を先端方向へア
ンクランプ駆動することにより、同上の係合具34が係
合解除位置Yへ切り換わるのを許容するものである。
め、請求項1の発明は、例えば、図1から図4に示すよ
うに、データム機能付きクランプ装置を次のように構成
した。即ち、基準部材Rに可動部材Mを心合わせして上
記の基準部材Rの支持面Sに上記の可動部材Mの被支持
面Tを固定するようにしたデータム機能付きクランプ装
置であって、上記の可動部材Mの上記の被支持面Tにソ
ケット穴11を開口させて、そのソケット穴11に位置
決め孔12と係止孔13とを開口端から順に形成し、上
記ソケット穴11へ挿入される環状のプラグ部分21を
上記の基準部材Rから突設させ、上記プラグ部分21と
上記の位置決め孔12との間に、直径方向へ拡大および
縮小されるシャトル部材23を配置し、そのシャトル部
材23の内周面をストレート面27によって構成すると
共に同上シャトル部材23の外周面をテーパ面28によ
って構成し、上記のストレート面27を前記プラグ部分
21に軸心方向へ移動自在に支持し、上記のテーパ面2
8を、前記の係止孔13へ向けてすぼまるように形成す
ると共に前記の位置決め孔12にテーパ係合させ、上記
シャトル部材23を弾性部材24によって上記のテーパ
係合を緊密にする方向へ付勢し、上記のプラグ部分21
の筒孔21aにプルロッド31を軸心方向へ移動自在に
挿入して、そのプルロッド31の外周空間に、半径方向
の外方の係合位置Xと半径方向の内方の係合解除位置Y
とに移動される係合具34を配置し、上記の基準部材R
に設けた駆動手段Dによって上記プルロッド31を基端
方向へクランプ駆動することにより、そのプルロッド3
1の出力部36が上記の係合具34を上記の係合位置X
へ切り換えて前記の係止孔13へ係合させて、前記の可
動部材Mを前記の基準部材Rへ向けて移動させ、同上の
駆動手段Dによって上記プルロッド31を先端方向へア
ンクランプ駆動することにより、同上の係合具34が係
合解除位置Yへ切り換わるのを許容するものである。
【0005】上記の請求項1の発明は次の作用効果を奏
する。基準部材に可動部材をクランプするときには、ま
ず、シャトル部材のテーパ面のガイド作用によって上記
の可動部材が自動的に調心移動されて、その可動部材の
位置決め孔の軸心が上記の基準部材のプラグ部分の軸心
に精密に合致する。次いで、上記シャトル部材が弾性部
材を圧縮して軸心方向へ移動し、上記の可動部材の被支
持面が上記の基準部材の支持面によって受け止められ
る。このため、上記の可動部材は、上記シャトル部材の
テーパ面を介してプラグ部分によって拘束されると共に
上記の支持面によっても拘束される。その結果、その可
動部材を基準部材に精密かつ強力に位置決め固定でき
る。本発明によれば、シャトル部材のテーパ面によって
可動部材を調心ガイドできるので、その可動部材を基準
部材にスムーズに装着できる。また、本発明は、前記の
従来例とは異なり、連結される部材間に直径方向の嵌合
隙間を無くすことができるので、上記の基準部材と可動
部材とを高精度で心合わせできる。そのうえ、駆動手段
を設けた基準部材にプラグ部分を設けたので、その基準
部材にソケット穴を設けた場合と比べると、上記の駆動
手段に切り屑等の異物が侵入するのを防止できる。この
ため、クランプ装置を長期間にわたって良好に使用でき
る。しかも、基準部材にシャトル部材を装備したので、
1つの基準部材に対して多数の可動部材を着脱する場合
では、そのシャトル部材の装備数量が少なくてすみ、ク
ランプシステムを簡素に構成できる。
する。基準部材に可動部材をクランプするときには、ま
ず、シャトル部材のテーパ面のガイド作用によって上記
の可動部材が自動的に調心移動されて、その可動部材の
位置決め孔の軸心が上記の基準部材のプラグ部分の軸心
に精密に合致する。次いで、上記シャトル部材が弾性部
材を圧縮して軸心方向へ移動し、上記の可動部材の被支
持面が上記の基準部材の支持面によって受け止められ
る。このため、上記の可動部材は、上記シャトル部材の
テーパ面を介してプラグ部分によって拘束されると共に
上記の支持面によっても拘束される。その結果、その可
動部材を基準部材に精密かつ強力に位置決め固定でき
る。本発明によれば、シャトル部材のテーパ面によって
可動部材を調心ガイドできるので、その可動部材を基準
部材にスムーズに装着できる。また、本発明は、前記の
従来例とは異なり、連結される部材間に直径方向の嵌合
隙間を無くすことができるので、上記の基準部材と可動
部材とを高精度で心合わせできる。そのうえ、駆動手段
を設けた基準部材にプラグ部分を設けたので、その基準
部材にソケット穴を設けた場合と比べると、上記の駆動
手段に切り屑等の異物が侵入するのを防止できる。この
ため、クランプ装置を長期間にわたって良好に使用でき
る。しかも、基準部材にシャトル部材を装備したので、
1つの基準部材に対して多数の可動部材を着脱する場合
では、そのシャトル部材の装備数量が少なくてすみ、ク
ランプシステムを簡素に構成できる。
【0006】また、前記の目的を達成するため、請求項
2の発明は、例えば、図5に示すように、データム機能
付きクランプ装置を次のように構成した。即ち、基準部
材Rに可動部材Mを心合わせして上記の基準部材Rの支
持面Sに上記の可動部材Mの被支持面Tを固定するよう
にしたデータム機能付きクランプ装置であって、上記の
可動部材Mの上記の被支持面Tにソケット穴11を開口
させて、そのソケット穴11に位置決め孔12と係止孔
13とを開口端から順に形成し、上記ソケット穴11へ
挿入される環状のプラグ部分21を上記の基準部材Rか
ら突設させ、上記プラグ部分21と上記の位置決め孔1
2との間に、直径方向へ拡大および縮小されるシャトル
部材23を配置し、そのシャトル部材23の外周面をス
トレート面27によって構成すると共に同上シャトル部
材23の内周面をテーパ面28によって構成し、上記の
ストレート面27を前記の位置決め孔12に軸心方向へ
移動自在に支持し、上記のテーパ面28を、前記の係止
孔13へ向けてすぼまるように形成すると共に前記プラ
グ部分21にテーパ係合させ、上記シャトル部材23を
弾性部材24によって上記のテーパ係合を緊密にする方
向へ付勢し、上記のプラグ部分21の筒孔21aにプル
ロッド31を軸心方向へ移動自在に挿入して、そのプル
ロッド31の外周空間に、半径方向の外方の係合位置X
と半径方向の内方の係合解除位置Yとに移動される係合
具34を配置し、上記の基準部材Rに設けた駆動手段D
によって上記プルロッド31を基端方向へクランプ駆動
することにより、そのプルロッド31の出力部36が上
記の係合具34を上記の係合位置Xへ切り換えて前記の
係止孔13へ係合させて、前記の可動部材Mを前記の基
準部材Rへ向けて移動させ、同上の駆動手段Dによって
上記プルロッド31を先端方向へアンクランプ駆動する
ことにより、同上の係合具34が係合解除位置Yへ切り
換わるのを許容するものである。
2の発明は、例えば、図5に示すように、データム機能
付きクランプ装置を次のように構成した。即ち、基準部
材Rに可動部材Mを心合わせして上記の基準部材Rの支
持面Sに上記の可動部材Mの被支持面Tを固定するよう
にしたデータム機能付きクランプ装置であって、上記の
可動部材Mの上記の被支持面Tにソケット穴11を開口
させて、そのソケット穴11に位置決め孔12と係止孔
13とを開口端から順に形成し、上記ソケット穴11へ
挿入される環状のプラグ部分21を上記の基準部材Rか
ら突設させ、上記プラグ部分21と上記の位置決め孔1
2との間に、直径方向へ拡大および縮小されるシャトル
部材23を配置し、そのシャトル部材23の外周面をス
トレート面27によって構成すると共に同上シャトル部
材23の内周面をテーパ面28によって構成し、上記の
ストレート面27を前記の位置決め孔12に軸心方向へ
移動自在に支持し、上記のテーパ面28を、前記の係止
孔13へ向けてすぼまるように形成すると共に前記プラ
グ部分21にテーパ係合させ、上記シャトル部材23を
弾性部材24によって上記のテーパ係合を緊密にする方
向へ付勢し、上記のプラグ部分21の筒孔21aにプル
ロッド31を軸心方向へ移動自在に挿入して、そのプル
ロッド31の外周空間に、半径方向の外方の係合位置X
と半径方向の内方の係合解除位置Yとに移動される係合
具34を配置し、上記の基準部材Rに設けた駆動手段D
によって上記プルロッド31を基端方向へクランプ駆動
することにより、そのプルロッド31の出力部36が上
記の係合具34を上記の係合位置Xへ切り換えて前記の
係止孔13へ係合させて、前記の可動部材Mを前記の基
準部材Rへ向けて移動させ、同上の駆動手段Dによって
上記プルロッド31を先端方向へアンクランプ駆動する
ことにより、同上の係合具34が係合解除位置Yへ切り
換わるのを許容するものである。
【0007】上記の請求項2の発明は、前記の請求項1
の発明と同様に、次の作用効果を奏する。基準部材に可
動部材をクランプするときには、まず、シャトル部材の
テーパ面のガイド作用によって上記の可動部材が自動的
に調心移動されて、その可動部材の位置決め孔の軸心が
上記の基準部材のプラグ部分の軸心に精密に合致する。
次いで、上記シャトル部材が弾性部材を圧縮して軸心方
向へ移動し、上記の可動部材の被支持面が上記の基準部
材の支持面によって受け止められる。このため、上記の
可動部材は、上記シャトル部材のテーパ面を介してプラ
グ部分によって拘束されると共に上記の支持面によって
も拘束される。その結果、その可動部材を基準部材に精
密かつ強力に位置決め固定できる。本発明によれば、シ
ャトル部材のテーパ面によって可動部材を調心ガイドで
きるので、その可動部材を基準部材にスムーズに装着で
きる。また、本発明は、前記の従来例とは異なり、連結
される部材間に直径方向の嵌合隙間を無くすことができ
るので、上記の基準部材と可動部材とを高精度で心合わ
せできる。そのうえ、駆動手段を設けた基準部材にプラ
グ部分を設けたので、その基準部材にソケット穴を設け
た場合と比べると、上記の駆動手段に切り屑等の異物が
侵入するのを防止できる。このため、クランプ装置を長
期間にわたって良好に使用できる。
の発明と同様に、次の作用効果を奏する。基準部材に可
動部材をクランプするときには、まず、シャトル部材の
テーパ面のガイド作用によって上記の可動部材が自動的
に調心移動されて、その可動部材の位置決め孔の軸心が
上記の基準部材のプラグ部分の軸心に精密に合致する。
次いで、上記シャトル部材が弾性部材を圧縮して軸心方
向へ移動し、上記の可動部材の被支持面が上記の基準部
材の支持面によって受け止められる。このため、上記の
可動部材は、上記シャトル部材のテーパ面を介してプラ
グ部分によって拘束されると共に上記の支持面によって
も拘束される。その結果、その可動部材を基準部材に精
密かつ強力に位置決め固定できる。本発明によれば、シ
ャトル部材のテーパ面によって可動部材を調心ガイドで
きるので、その可動部材を基準部材にスムーズに装着で
きる。また、本発明は、前記の従来例とは異なり、連結
される部材間に直径方向の嵌合隙間を無くすことができ
るので、上記の基準部材と可動部材とを高精度で心合わ
せできる。そのうえ、駆動手段を設けた基準部材にプラ
グ部分を設けたので、その基準部材にソケット穴を設け
た場合と比べると、上記の駆動手段に切り屑等の異物が
侵入するのを防止できる。このため、クランプ装置を長
期間にわたって良好に使用できる。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図4は、本発明の第1実
施形態を示している。まず、図1Aから図1Dと図2と
によって、本発明のデータム機能付きクランプ装置を利
用したクランプシステムを説明する。図1Aは、そのク
ランプシステムの立面視模式図である。図1Bは、上記
の図1A中の1B−1B線矢視図である。図1Cは、同上の
図1A中の1C−1C線矢視図である。図1Dは、上記の図
1B中の矢印1D部分の要部拡大図である。図2は、上記
データム機能付きクランプ装置の立面視の断面図であ
る。
施形態を示している。まず、図1Aから図1Dと図2と
によって、本発明のデータム機能付きクランプ装置を利
用したクランプシステムを説明する。図1Aは、そのク
ランプシステムの立面視模式図である。図1Bは、上記
の図1A中の1B−1B線矢視図である。図1Cは、同上の
図1A中の1C−1C線矢視図である。図1Dは、上記の図
1B中の矢印1D部分の要部拡大図である。図2は、上記
データム機能付きクランプ装置の立面視の断面図であ
る。
【0011】マシニングセンタのテーブル1の上面に、
基準部材Rであるクランプパレット2が固設される。そ
のクランプパレット2には、可動部材Mであるワークパ
レット3が、データム機能付きの第1クランプ装置4お
よび第2クランプ装置5とデータム機能無しの第3クラ
ンプ装置6・6とによって固定されるようになってい
る。なお、図示してないが、上記ワークパレット3の上
面には複数のワークピースが別のクランプ装置によって
着脱可能になっている。
基準部材Rであるクランプパレット2が固設される。そ
のクランプパレット2には、可動部材Mであるワークパ
レット3が、データム機能付きの第1クランプ装置4お
よび第2クランプ装置5とデータム機能無しの第3クラ
ンプ装置6・6とによって固定されるようになってい
る。なお、図示してないが、上記ワークパレット3の上
面には複数のワークピースが別のクランプ装置によって
着脱可能になっている。
【0012】上記の第1クランプ装置4は、上記クラン
プパレット2に複数のボルト8によって固定した第1デ
ータムクランプ4aと、上記ワークパレット3に複数の
ボルト9によって固定した第1データムリング4bとを
備える。そして、主として図2に示すように、上記の第
1データムクランプ4aのプラグ部分21に外嵌したシ
ャトル部材23のテーパ面28に対して上記の第1デー
タムリング4bのテーパ位置決め孔12を基準軸心G
(図1Bを参照)上で精密に嵌合できるようになってい
る。
プパレット2に複数のボルト8によって固定した第1デ
ータムクランプ4aと、上記ワークパレット3に複数の
ボルト9によって固定した第1データムリング4bとを
備える。そして、主として図2に示すように、上記の第
1データムクランプ4aのプラグ部分21に外嵌したシ
ャトル部材23のテーパ面28に対して上記の第1デー
タムリング4bのテーパ位置決め孔12を基準軸心G
(図1Bを参照)上で精密に嵌合できるようになってい
る。
【0013】また、前記の第2クランプ装置5は、上記
クランプパレット2に固定した第2データムクランプ5
aと上記ワークパレット3に固定した第2データムリン
グ5bとを備える。上記の第2データムクランプ5aは
前記の第1データムクランプ4aと同一に構成されてい
る。上記の第2データムリング5bは、図1Bおよび図
1Dに示すように、前記のテーパ位置決め孔12に一対
の逃がし面14・14を凹入形成した点で前記の第1デ
ータムリング4bとは異なる。そして、上記の第2デー
タムクランプ5aのプラグ部分21に外嵌したシャトル
部材23のテーパ面28に対して上記の第2データムリ
ング5bのテーパ位置決め孔12の残り部分12b・1
2bを嵌合することにより、上記ワークパレット3を前
記の基準軸心Gに対して周方向へ正確に位置決めすると
共に、前記の逃がし面14・14の存在によって、上記
の基準軸心Gに対する半径方向の誤差を吸収できるよう
になっている。
クランプパレット2に固定した第2データムクランプ5
aと上記ワークパレット3に固定した第2データムリン
グ5bとを備える。上記の第2データムクランプ5aは
前記の第1データムクランプ4aと同一に構成されてい
る。上記の第2データムリング5bは、図1Bおよび図
1Dに示すように、前記のテーパ位置決め孔12に一対
の逃がし面14・14を凹入形成した点で前記の第1デ
ータムリング4bとは異なる。そして、上記の第2デー
タムクランプ5aのプラグ部分21に外嵌したシャトル
部材23のテーパ面28に対して上記の第2データムリ
ング5bのテーパ位置決め孔12の残り部分12b・1
2bを嵌合することにより、上記ワークパレット3を前
記の基準軸心Gに対して周方向へ正確に位置決めすると
共に、前記の逃がし面14・14の存在によって、上記
の基準軸心Gに対する半径方向の誤差を吸収できるよう
になっている。
【0014】前記の第3クランプ装置6は、クランピン
グ機能だけを備え、データム機能無しのクランプ6aと
ガイドリング6bとからなる。より詳しくいえば、上記
クランプ6aは、前記の第1データムクランプ4aから
前記シャトル部材23(及び後述の皿バネ24と止め輪
25)を省略したものである。また、上記ガイドリング
6bは、前記の第1データムリング4bのソケット穴1
1からテーパ位置決め孔12を省略したものである。な
お、上記の第3クランプ装置6は、ここでは2セット設
けてあるが、1セットであってもよく、さらには3セッ
ト以上であってもよい。
グ機能だけを備え、データム機能無しのクランプ6aと
ガイドリング6bとからなる。より詳しくいえば、上記
クランプ6aは、前記の第1データムクランプ4aから
前記シャトル部材23(及び後述の皿バネ24と止め輪
25)を省略したものである。また、上記ガイドリング
6bは、前記の第1データムリング4bのソケット穴1
1からテーパ位置決め孔12を省略したものである。な
お、上記の第3クランプ装置6は、ここでは2セット設
けてあるが、1セットであってもよく、さらには3セッ
ト以上であってもよい。
【0015】以下、上記のデータム機能付き第1クラン
プ装置4の具体的な構造を前記の図2および図3と図4
によって説明する。その図2は、前記のクランプパレッ
ト2に前記ワークパレット3を装着し始めた状態を示し
ている。図3は、上記クランプパレット2に上記ワーク
パレット3を装着した状態を示している。また、図4
は、上記クランプパレット2に上記ワークパレット3を
固定した状態を示している。
プ装置4の具体的な構造を前記の図2および図3と図4
によって説明する。その図2は、前記のクランプパレッ
ト2に前記ワークパレット3を装着し始めた状態を示し
ている。図3は、上記クランプパレット2に上記ワーク
パレット3を装着した状態を示している。また、図4
は、上記クランプパレット2に上記ワークパレット3を
固定した状態を示している。
【0016】上記ワークパレット3の下面には水平断面
視で円形のソケット穴11が下向きに開口される。その
ソケット穴11は、前記の第1データムリング4bに前
記テーパ位置決め孔12とテーパ係止孔13とを下側か
ら順に形成してなる。上記テーパ位置決め孔12は上向
きにすぼまるように形成され、上記テーパ係止孔13は
下向きにすぼまるように形成されている。上記の第1デ
ータムリング4bの外周部が下向きに突設され、その環
状突設部の下面によって被支持面Tが構成されている。
視で円形のソケット穴11が下向きに開口される。その
ソケット穴11は、前記の第1データムリング4bに前
記テーパ位置決め孔12とテーパ係止孔13とを下側か
ら順に形成してなる。上記テーパ位置決め孔12は上向
きにすぼまるように形成され、上記テーパ係止孔13は
下向きにすぼまるように形成されている。上記の第1デ
ータムリング4bの外周部が下向きに突設され、その環
状突設部の下面によって被支持面Tが構成されている。
【0017】前記の第1データムクランプ4aは、前記
の複数のボルト8によって前記クランプパレット2に固
定したカバーブロック16と、そのカバーブロック16
と上記クランプパレット2との間に保密状に挿入したピ
ストン17と、そのピストン17の下側に形成した油圧
室18と、上記ピストン17と上記のカバーブロック1
6との間に装着したクランプバネ19とを備える。その
クランプバネ19は、ここでは、上下方向に積層させた
複数枚の皿バネによって構成しているが、圧縮コイルバ
ネであってもよい。上記ピストン17と油圧室18とク
ランプバネ19によって駆動手段Dを構成してある。
の複数のボルト8によって前記クランプパレット2に固
定したカバーブロック16と、そのカバーブロック16
と上記クランプパレット2との間に保密状に挿入したピ
ストン17と、そのピストン17の下側に形成した油圧
室18と、上記ピストン17と上記のカバーブロック1
6との間に装着したクランプバネ19とを備える。その
クランプバネ19は、ここでは、上下方向に積層させた
複数枚の皿バネによって構成しているが、圧縮コイルバ
ネであってもよい。上記ピストン17と油圧室18とク
ランプバネ19によって駆動手段Dを構成してある。
【0018】上記カバーブロック16の外周寄り部が上
向きに突設され、その環状突設部の上面によって支持面
Sが構成されている。また、そのカバーブロック16の
中央部から環状のプラグ部分21が上向きに突設され、
そのプラグ部分21が前記ソケット穴11へ挿入される
ようになっている。上記プラグ部分21の下部に環状の
シャトル部材23が外嵌され、そのシャトル部材23
が、1枚の皿バネ(弾性部材)24によって上向きに付勢
されるともに止め輪25によって受け止められている。
向きに突設され、その環状突設部の上面によって支持面
Sが構成されている。また、そのカバーブロック16の
中央部から環状のプラグ部分21が上向きに突設され、
そのプラグ部分21が前記ソケット穴11へ挿入される
ようになっている。上記プラグ部分21の下部に環状の
シャトル部材23が外嵌され、そのシャトル部材23
が、1枚の皿バネ(弾性部材)24によって上向きに付勢
されるともに止め輪25によって受け止められている。
【0019】より詳しくいえば、上記の環状のシャトル
部材23は、その内周面をストレート面27によって構
成すると共に外周面をテーパ面28によって構成してあ
り、その環状壁にスリットを設けたり又は内周面に溝を
設けたりすることにより(いずれも図示せず)、上記のテ
ーパ面28及びストレート面27が直径方向へ拡大およ
び縮小可能になっている。また、上記ストレート面27
を上記プラグ部分21の外周面に軸心方向へ移動自在に
支持してある。上記テーパ面28は、前記のテーパ位置
決め孔12にテーパ係合するように上向きにすぼまるよ
うに形成してある。そのテーパ面28のテーパ角度は、
約4度から約20度の範囲が好ましく、さらに好ましいの
は約6度から約15度の範囲であり、ここでは、約10度に
設定してある。
部材23は、その内周面をストレート面27によって構
成すると共に外周面をテーパ面28によって構成してあ
り、その環状壁にスリットを設けたり又は内周面に溝を
設けたりすることにより(いずれも図示せず)、上記のテ
ーパ面28及びストレート面27が直径方向へ拡大およ
び縮小可能になっている。また、上記ストレート面27
を上記プラグ部分21の外周面に軸心方向へ移動自在に
支持してある。上記テーパ面28は、前記のテーパ位置
決め孔12にテーパ係合するように上向きにすぼまるよ
うに形成してある。そのテーパ面28のテーパ角度は、
約4度から約20度の範囲が好ましく、さらに好ましいの
は約6度から約15度の範囲であり、ここでは、約10度に
設定してある。
【0020】また、前記プラグ部分21の筒孔21aに
プルロッド31が軸心方向へ移動自在に挿入される。上
記プラグ部材21の途中高さ部に周方向へ所定間隔をあ
けて複数の貫通孔33が形成され、各貫通孔33に係合
ボール(係合具)34が半径方向の外方の係合位置X(図
4参照)と半径方向の内方の係合解除位置Y(図2参照)
とに移動可能に支持される。なお、そのボール34の飛
び出しは、上記の貫通孔33の外端の縮径部33aによ
って阻止される。上記プルロッド31の外周面の上部に
は、上記の各ボール34に対応させて、押圧面(出力部)
36と退避溝37とを上下に連ねて形成してある。ま
た、上記のプルロッド31の下部を締結ボルト39によ
って前記ピストン17に固定してある。
プルロッド31が軸心方向へ移動自在に挿入される。上
記プラグ部材21の途中高さ部に周方向へ所定間隔をあ
けて複数の貫通孔33が形成され、各貫通孔33に係合
ボール(係合具)34が半径方向の外方の係合位置X(図
4参照)と半径方向の内方の係合解除位置Y(図2参照)
とに移動可能に支持される。なお、そのボール34の飛
び出しは、上記の貫通孔33の外端の縮径部33aによ
って阻止される。上記プルロッド31の外周面の上部に
は、上記の各ボール34に対応させて、押圧面(出力部)
36と退避溝37とを上下に連ねて形成してある。ま
た、上記のプルロッド31の下部を締結ボルト39によ
って前記ピストン17に固定してある。
【0021】さらに、上記の第1クランプ装置4の嵌合
面同士をクリーニングする手段が設けられる。即ち、前
記クランプパレット2に圧縮空気(クリーニング流体)の
供給口41が設けられると共に前記プルロッド31の上
端部分に噴出口42が斜め上向きに設けられる。上記の
供給口41と上記の噴出口42とが、前記カバーブロッ
ク16内の横流路43と上記のプルロッド31内の縦流
路44によって連通されている。その縦流路44は上下
のOリング45・46によってシールされている。上記
の噴出口42は、1箇所だけでも差し支えないが、周方
向に所定の間隔をあけて複数箇所設けることが好まし
い。なお、上記クリーニング手段は、上記の第1クラン
プ装置4と同様に、前記の第2クランプ装置5と第3ク
ランプ装置6・6とにも設けられている。
面同士をクリーニングする手段が設けられる。即ち、前
記クランプパレット2に圧縮空気(クリーニング流体)の
供給口41が設けられると共に前記プルロッド31の上
端部分に噴出口42が斜め上向きに設けられる。上記の
供給口41と上記の噴出口42とが、前記カバーブロッ
ク16内の横流路43と上記のプルロッド31内の縦流
路44によって連通されている。その縦流路44は上下
のOリング45・46によってシールされている。上記
の噴出口42は、1箇所だけでも差し支えないが、周方
向に所定の間隔をあけて複数箇所設けることが好まし
い。なお、上記クリーニング手段は、上記の第1クラン
プ装置4と同様に、前記の第2クランプ装置5と第3ク
ランプ装置6・6とにも設けられている。
【0022】上記の第1クランプ装置4は、図2から図
4に示すように、次のように作動する。図2の状態で
は、圧油給排路48を経て前記の油圧室18へ圧油を供
給してある。これにより、その油圧室18の油圧力によ
って上記ピストン17が前記クランプバネ19に抗して
前記プルロッド31を上昇させ、前記の各ボール34が
退避溝37に対面して図示の係合解除位置Yへ移動可能
になっている。また、前記シャトル部材23が前記の皿
バネ24によって上昇位置に保持されている。そして、
上記の図2に示すように、前記クランプパレット2に対
して前記ワークパレット3が下降したときには、前記ソ
ケット穴11のテーパガイド孔11bが前記プラグ部分
21のテーパガイド面21bによって案内されるので、
上記ソケット穴11の軸心が前記プラグ部分21の軸心
とほぼ一致する。
4に示すように、次のように作動する。図2の状態で
は、圧油給排路48を経て前記の油圧室18へ圧油を供
給してある。これにより、その油圧室18の油圧力によ
って上記ピストン17が前記クランプバネ19に抗して
前記プルロッド31を上昇させ、前記の各ボール34が
退避溝37に対面して図示の係合解除位置Yへ移動可能
になっている。また、前記シャトル部材23が前記の皿
バネ24によって上昇位置に保持されている。そして、
上記の図2に示すように、前記クランプパレット2に対
して前記ワークパレット3が下降したときには、前記ソ
ケット穴11のテーパガイド孔11bが前記プラグ部分
21のテーパガイド面21bによって案内されるので、
上記ソケット穴11の軸心が前記プラグ部分21の軸心
とほぼ一致する。
【0023】上記の図2の状態で前記の供給口41へク
リーニング用の圧縮空気を供給すると、その圧縮空気が
前記の噴出口42から勢い良く吐出される。その吐出さ
れた圧縮空気が、前記ソケット穴11の頂面および周面
をクリーニングして、その後、下向きに排出される。前
記のワークパレット3がさらに下降すると、前記のテー
パ位置決め孔12が前記シャトル部材23のテーパ面2
8によって案内されていき、引き続いて、図3に示すよ
うに、前記ソケット穴11の頂壁11aが前記プルロッ
ド31の上面に接当して、そのプルロッド31によって
上記ワークパレット3が受け止められる。
リーニング用の圧縮空気を供給すると、その圧縮空気が
前記の噴出口42から勢い良く吐出される。その吐出さ
れた圧縮空気が、前記ソケット穴11の頂面および周面
をクリーニングして、その後、下向きに排出される。前
記のワークパレット3がさらに下降すると、前記のテー
パ位置決め孔12が前記シャトル部材23のテーパ面2
8によって案内されていき、引き続いて、図3に示すよ
うに、前記ソケット穴11の頂壁11aが前記プルロッ
ド31の上面に接当して、そのプルロッド31によって
上記ワークパレット3が受け止められる。
【0024】上記の図3の状態では、噴出口42から吐
出された圧縮空気は、前記の係止孔13の表面と、前記
シャトル部材23のテーパ面28と前記のテーパ位置決
め孔12との間の係合隙間αと、前記の支持面Sと前記
の被支持面Tとの間の接当隙間βとを順にクリーニング
して、その後、外部へ排出される。なお、上記のテーパ
位置決め孔12には、周方向へ所定の間隔をあけて複数
のブロー溝12aを形成することが好ましい。
出された圧縮空気は、前記の係止孔13の表面と、前記
シャトル部材23のテーパ面28と前記のテーパ位置決
め孔12との間の係合隙間αと、前記の支持面Sと前記
の被支持面Tとの間の接当隙間βとを順にクリーニング
して、その後、外部へ排出される。なお、上記のテーパ
位置決め孔12には、周方向へ所定の間隔をあけて複数
のブロー溝12aを形成することが好ましい。
【0025】上記の図3の状態で前記の油圧室18の圧
油を前記の給排路48から排出すると、前記クランプバ
ネ19がピストン17を介してプルロッド31を強力に
下降させていく。すると、まず、上記プルロッド31の
下降に追従して前記ワークパレット3が自重で下降して
いき、前記のテーパ位置決め孔12が前記シャトル部材
23のテーパ面28に接当する。これにより、上記ワー
クパレット3が上記シャトル部材23を介して前記の皿
バネ24を僅かに圧縮すると共に、上記テーパ位置決め
孔12が調心移動されて、その軸心が前記プラグ部分2
1の軸心に合致する。
油を前記の給排路48から排出すると、前記クランプバ
ネ19がピストン17を介してプルロッド31を強力に
下降させていく。すると、まず、上記プルロッド31の
下降に追従して前記ワークパレット3が自重で下降して
いき、前記のテーパ位置決め孔12が前記シャトル部材
23のテーパ面28に接当する。これにより、上記ワー
クパレット3が上記シャトル部材23を介して前記の皿
バネ24を僅かに圧縮すると共に、上記テーパ位置決め
孔12が調心移動されて、その軸心が前記プラグ部分2
1の軸心に合致する。
【0026】これとほぼ同時に、図4に示すように、上
記プルロッド31の各押圧面36が前記の各ボール34
を半径方向の外方の係合位置Xへ押圧し、その半径方向
の押圧力が前記のテーパ係止孔13を介して下向きの力
へ変換され、その下向き力によって上記ワークパレット
3を強力に下降させる。すると、前記のテーパ位置決め
孔12が前記シャトル部材23のテーパ面28に強力に
テーパ係合して調心移動されて、そのテーパ位置決め孔
12の軸心が前記プラグ部分21の軸心に精密に合致す
ると共に、前記の皿バネ24に抗して上記シャトル部材
23がさらに下降され、前記の被支持面Tが前記の支持
面Sによって受け止められる。これにより、上記ワーク
パレット3は、上記シャトル部材23のテーパ面28を
介してプラグ部分21によって水平方向へ拘束されると
共に上記の支持面Sによって上下方向へ拘束されること
になり、その結果、上記のワークパレット3を上記クラ
ンプパレット2に精密かつ強力に位置決め固定できる。
記プルロッド31の各押圧面36が前記の各ボール34
を半径方向の外方の係合位置Xへ押圧し、その半径方向
の押圧力が前記のテーパ係止孔13を介して下向きの力
へ変換され、その下向き力によって上記ワークパレット
3を強力に下降させる。すると、前記のテーパ位置決め
孔12が前記シャトル部材23のテーパ面28に強力に
テーパ係合して調心移動されて、そのテーパ位置決め孔
12の軸心が前記プラグ部分21の軸心に精密に合致す
ると共に、前記の皿バネ24に抗して上記シャトル部材
23がさらに下降され、前記の被支持面Tが前記の支持
面Sによって受け止められる。これにより、上記ワーク
パレット3は、上記シャトル部材23のテーパ面28を
介してプラグ部分21によって水平方向へ拘束されると
共に上記の支持面Sによって上下方向へ拘束されること
になり、その結果、上記のワークパレット3を上記クラ
ンプパレット2に精密かつ強力に位置決め固定できる。
【0027】上記の図4で示すクランプ完了後には、前
記の図3中の接当隙間βが無くなって上記の支持面Sと
被支持面Tとの間が気密状に封止されるので、前記のク
リーニング用の圧縮空気の逃げ道がなくなり、前記の供
給口41の圧力が上昇する。その圧力上昇を圧力スイッ
チ(図示せず)によって検出することにより、上記のクラ
ンプ完了を自動的に確認できる。なお、上記のクランプ
完了を確認するときには、圧縮空気の圧力を前記のクリ
ーニング用の圧力よりも低い圧力へ低下させて、その低
圧の圧縮空気の上昇圧力を検出することが好ましい。
記の図3中の接当隙間βが無くなって上記の支持面Sと
被支持面Tとの間が気密状に封止されるので、前記のク
リーニング用の圧縮空気の逃げ道がなくなり、前記の供
給口41の圧力が上昇する。その圧力上昇を圧力スイッ
チ(図示せず)によって検出することにより、上記のクラ
ンプ完了を自動的に確認できる。なお、上記のクランプ
完了を確認するときには、圧縮空気の圧力を前記のクリ
ーニング用の圧力よりも低い圧力へ低下させて、その低
圧の圧縮空気の上昇圧力を検出することが好ましい。
【0028】上記の図4のクランプ状態から図3のアン
クランプ状態へ切換えるときには、その図4の状態で前
記の油圧室18へ圧油を供給すればよい。すると、図3
に示すように、その油圧室18の油圧力によって前記ピ
ストン17が前記プルロッド31を上昇させ、前記の各
ボール34が前記の退避溝37に対面して係合解除位置
Yへ切換わることが許容されると共に(この図3では既
に切換わった状態を示してある)、上記プルロッド31
が前記ソケット穴11の頂壁11aに接当してワークパ
レット3を押し上げる。このため、その図3に示すよう
に、前記シャトル部材23の上側に前記の係合隙間αが
形成されると共に前記の支持面Sの上側に接当隙間βが
形成される。これにより、上記ワークパレット3を上記
クランプパレット2から容易に取り外すことができる。
クランプ状態へ切換えるときには、その図4の状態で前
記の油圧室18へ圧油を供給すればよい。すると、図3
に示すように、その油圧室18の油圧力によって前記ピ
ストン17が前記プルロッド31を上昇させ、前記の各
ボール34が前記の退避溝37に対面して係合解除位置
Yへ切換わることが許容されると共に(この図3では既
に切換わった状態を示してある)、上記プルロッド31
が前記ソケット穴11の頂壁11aに接当してワークパ
レット3を押し上げる。このため、その図3に示すよう
に、前記シャトル部材23の上側に前記の係合隙間αが
形成されると共に前記の支持面Sの上側に接当隙間βが
形成される。これにより、上記ワークパレット3を上記
クランプパレット2から容易に取り外すことができる。
【0029】上記の第1実施形態では、下側のクランプ
パレット2にプラグ部分21を設けると共に上側のワー
クパレット3にソケット穴11を設けたので、マシニン
グセンタの加工時の切り屑等の異物がクランプ装置に侵
入することを防止できる。また、前記シャトル部材23
の下側空間を前記の皿バネ24によって覆ったので、そ
の下側空間への異物の侵入を防止して、そのシャトル部
材23をスムーズに昇降できる。なお、上記の皿バネ2
4は、例示した1枚に代えて、複数枚を積層させたもの
であってもよく、さらには、圧縮コイルバネ等の他の種
類のバネによって代替可能である。
パレット2にプラグ部分21を設けると共に上側のワー
クパレット3にソケット穴11を設けたので、マシニン
グセンタの加工時の切り屑等の異物がクランプ装置に侵
入することを防止できる。また、前記シャトル部材23
の下側空間を前記の皿バネ24によって覆ったので、そ
の下側空間への異物の侵入を防止して、そのシャトル部
材23をスムーズに昇降できる。なお、上記の皿バネ2
4は、例示した1枚に代えて、複数枚を積層させたもの
であってもよく、さらには、圧縮コイルバネ等の他の種
類のバネによって代替可能である。
【0030】なお、前記クランプバネ19の収容空間
は、呼吸路49を介して外部へ連通されている。その呼
吸路49には、図示してないが、逆止弁座と逆止弁室と
を内側から順に設けて、その逆止弁室に挿入した逆止部
材を弱いバネによって上記の逆止弁座に付勢することが
好ましい。これにより、雰囲気中の塵埃や切削油などの
異物がクランプ装置内へ侵入するのを防止できる。
は、呼吸路49を介して外部へ連通されている。その呼
吸路49には、図示してないが、逆止弁座と逆止弁室と
を内側から順に設けて、その逆止弁室に挿入した逆止部
材を弱いバネによって上記の逆止弁座に付勢することが
好ましい。これにより、雰囲気中の塵埃や切削油などの
異物がクランプ装置内へ侵入するのを防止できる。
【0031】図5は、本発明の第2実施形態を示し、前
記の図4に相当する図である。この第2実施形態におい
ては、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原則と
して同一の符号を付けてあり、その第1実施形態とは異
なる構成についてだけ説明する。
記の図4に相当する図である。この第2実施形態におい
ては、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原則と
して同一の符号を付けてあり、その第1実施形態とは異
なる構成についてだけ説明する。
【0032】前記クランプパレット2の上面にクランプ
ブロック51が複数の押圧具52およびボルト53によ
って固定される。上記クランプブロック51内に前記ピ
ストン17が保密状に挿入される。また、前記ワークパ
レット3に形成した前記ソケット穴11の位置決め孔1
2はストレートに形成されている。そのストレート位置
決め孔12に、前記シャトル部材23の外周のストレー
ト面27が上下移動自在に支持される。上記シャトル部
材23がゴム製の弾性部材24によって下向きに付勢さ
れ、そのシャトル部材23の下降は、上記の位置決め孔
12の下部に嵌着した止め輪25によって阻止されてい
る。上記シャトル部材23の内面に形成したテーパ面2
8が前記プラグ部分21の外周面にテーパ係合してい
る。上記テーパ面28は、上向きにすぼまるように形成
されている。
ブロック51が複数の押圧具52およびボルト53によ
って固定される。上記クランプブロック51内に前記ピ
ストン17が保密状に挿入される。また、前記ワークパ
レット3に形成した前記ソケット穴11の位置決め孔1
2はストレートに形成されている。そのストレート位置
決め孔12に、前記シャトル部材23の外周のストレー
ト面27が上下移動自在に支持される。上記シャトル部
材23がゴム製の弾性部材24によって下向きに付勢さ
れ、そのシャトル部材23の下降は、上記の位置決め孔
12の下部に嵌着した止め輪25によって阻止されてい
る。上記シャトル部材23の内面に形成したテーパ面2
8が前記プラグ部分21の外周面にテーパ係合してい
る。上記テーパ面28は、上向きにすぼまるように形成
されている。
【0033】上記の各実施形態は次のように変更可能で
ある。前記の基準部材Rは、例示したクランプパレット
2に代えてマシニングセンタや各種機械のテーブルであ
ってもよい。また、前記の可動部材Mは、例示したワー
クパレット3に代えてワークピースであってもよい。上
記の基準部材Rと可動部材Mとは、上下逆に配置したも
のであってもよく、例示した上下方向へ連結することに
代えて、水平方向または斜め方向へ連結するものであっ
てもよい。
ある。前記の基準部材Rは、例示したクランプパレット
2に代えてマシニングセンタや各種機械のテーブルであ
ってもよい。また、前記の可動部材Mは、例示したワー
クパレット3に代えてワークピースであってもよい。上
記の基準部材Rと可動部材Mとは、上下逆に配置したも
のであってもよく、例示した上下方向へ連結することに
代えて、水平方向または斜め方向へ連結するものであっ
てもよい。
【0034】また、本発明のデータム機能付きクランプ
装置は、ワークパレットやワークピースのクランピング
の用途に限定されるものではなく、金型やアタッチメン
ト等のクランピングにも利用できることは勿論である。
そのデータム機能付きクランプ装置は、複数セットに限
定されるものではなく、1セットだけでも利用可能であ
る。さらには、上記クランプ装置の前記シャトル部材2
3は、例示した環状体に限定されるものではなく、複数
の分割体を環状に並べたものであってもよい。また、上
記クランプ装置の係合具34は、例示のテーパ係止孔に
対して係合するボールに代えて、ストレート係止孔に対
して摩擦力や塑性変形力によって係合するコレットであ
ってもよい。また、そのクランプ装置は、バネ力によっ
てクランプ駆動することに代えて、油圧力や空圧力など
の流体圧力によってクランプ駆動することも可能であ
る。
装置は、ワークパレットやワークピースのクランピング
の用途に限定されるものではなく、金型やアタッチメン
ト等のクランピングにも利用できることは勿論である。
そのデータム機能付きクランプ装置は、複数セットに限
定されるものではなく、1セットだけでも利用可能であ
る。さらには、上記クランプ装置の前記シャトル部材2
3は、例示した環状体に限定されるものではなく、複数
の分割体を環状に並べたものであってもよい。また、上
記クランプ装置の係合具34は、例示のテーパ係止孔に
対して係合するボールに代えて、ストレート係止孔に対
して摩擦力や塑性変形力によって係合するコレットであ
ってもよい。また、そのクランプ装置は、バネ力によっ
てクランプ駆動することに代えて、油圧力や空圧力など
の流体圧力によってクランプ駆動することも可能であ
る。
【図1】本発明を利用したクランプシステムの模式図を
示している。図1Aは、そのクランプシステムの立面図
である。図1Bは、上記の図1A中の1B−1B線矢視図で
ある。図1Cは、同上の図1A中の1C−1C線矢視図であ
る。図1Dは、上記の図1B中の矢印1D部分の要部拡大
図である。
示している。図1Aは、そのクランプシステムの立面図
である。図1Bは、上記の図1A中の1B−1B線矢視図で
ある。図1Cは、同上の図1A中の1C−1C線矢視図であ
る。図1Dは、上記の図1B中の矢印1D部分の要部拡大
図である。
【図2】上記クランプシステムに設けたクランプ装置の
第1実施形態を示し、基準部材に可動部材を装着し始め
た状態の立面視の断面図である。
第1実施形態を示し、基準部材に可動部材を装着し始め
た状態の立面視の断面図である。
【図3】上記の基準部材に上記の可動部材を装着した状
態を示し、上記の図2に相当する図である。
態を示し、上記の図2に相当する図である。
【図4】上記の基準部材に上記の可動部材を固定した状
態を示し、同上の図2に相当する図である。
態を示し、同上の図2に相当する図である。
【図5】上記クランプ装置の第2実施形態を示し、上記
の図4に相当する図である。
の図4に相当する図である。
11…ソケット穴、11a…頂壁、12…位置決め孔、
13…係止孔、21…プラグ部分、23…シャトル部
材、24…弾性部材(皿バネ)、27…ストレート面、2
8…テーパ面、31…プルロッド、34…係合具(係合
ボール)、36…出力部(押圧面)、41…クリーニング
流体(圧縮空気)の供給口、42…クリーニング流体(圧
縮空気)の噴出口、44…流路(縦流路)、α…係合隙
間、β…接当隙間、D…駆動手段、M…可動部材(ワー
クパレット3)、R…基準部材(クランプパレット2)、
S…基準部材Rの支持面、T…可動部材Mの被支持面、
X…係合位置、Y…係合解除位置。
13…係止孔、21…プラグ部分、23…シャトル部
材、24…弾性部材(皿バネ)、27…ストレート面、2
8…テーパ面、31…プルロッド、34…係合具(係合
ボール)、36…出力部(押圧面)、41…クリーニング
流体(圧縮空気)の供給口、42…クリーニング流体(圧
縮空気)の噴出口、44…流路(縦流路)、α…係合隙
間、β…接当隙間、D…駆動手段、M…可動部材(ワー
クパレット3)、R…基準部材(クランプパレット2)、
S…基準部材Rの支持面、T…可動部材Mの被支持面、
X…係合位置、Y…係合解除位置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平11−129136(JP,A)
特開 昭64−11743(JP,A)
特開 平7−314270(JP,A)
特開 平11−333649(JP,A)
米国特許5190272(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23Q 3/00
Claims (2)
- 【請求項1】 基準部材(R)に可動部材(M)を心合わせ
して上記の基準部材(R)の支持面(S)に上記の可動部材
(M)の被支持面(T)を固定するようにしたデータム機能
付きクランプ装置であって、 上記の可動部材(M)の上記の被支持面(T)にソケット穴
(11)を開口させて、そのソケット穴(11)に位置決め
孔(12)と係止孔(13)とを開口端から順に形成し、 上記ソケット穴(11)へ挿入される環状のプラグ部分
(21)を上記の基準部材(R)から突設させ、 上記プラグ部分(21)と上記の位置決め孔(12)との間
に、直径方向へ拡大および縮小されるシャトル部材(2
3)を配置し、そのシャトル部材(23)の内周面をスト
レート面(27)によって構成すると共に同上シャトル部
材(23)の外周面をテーパ面(28)によって構成し、上
記のストレート面(27)を前記プラグ部分(21)に軸心
方向へ移動自在に支持し、上記のテーパ面(28)を、前
記の係止孔(13)へ向けてすぼまるように形成すると共
に前記の位置決め孔(12)にテーパ係合させ、上記シャ
トル部材(23)を弾性部材(24)によって上記のテーパ
係合を緊密にする方向へ付勢し、 上記のプラグ部分(21)の筒孔(21a)にプルロッド
(31)を軸心方向へ移動自在に挿入して、そのプルロッ
ド(31)の外周空間に、半径方向の外方の係合位置(X)
と半径方向の内方の係合解除位置(Y)とに移動される係
合具(34)を配置し、 上記の基準部材(R)に設けた駆動手段(D)によって上記
プルロッド(31)を基端方向へクランプ駆動することに
より、そのプルロッド(31)の出力部(36)が上記の係
合具(34)を上記の係合位置(X)へ切り換えて前記の係
止孔(13)へ係合させて、前記の可動部材(M)を前記の
基準部材(R)へ向けて移動させ、 同上の駆動手段(D)によって上記プルロッド(31)を先
端方向へアンクランプ駆動することにより、同上の係合
具(34)が係合解除位置(Y)へ切り換わるのを許容す
る、ことを特徴とするデータム機能付きクランプ装置。 - 【請求項2】 基準部材(R)に可動部材(M)を心合わせ
して上記の基準部材(R)の支持面(S)に上記の可動部材
(M)の被支持面(T)を固定するようにしたデータム機能
付きクランプ装置であって、 上記の可動部材(M)の上記の被支持面(T)にソケット穴
(11)を開口させて、そのソケット穴(11)に位置決め
孔(12)と係止孔(13)とを開口端から順に形成し、 上記ソケット穴(11)へ挿入される環状のプラグ部分
(21)を上記の基準部材(R)から突設させ、 上記プラグ部分(21)と上記の位置決め孔(12)との間
に、直径方向へ拡大および縮小されるシャトル部材(2
3)を配置し、そのシャトル部材(23)の外周面をスト
レート面(27)によって構成すると共に同上シャトル部
材(23)の内周面をテーパ面(28)によって構成し、上
記のストレート面(27)を前記の位置決め孔(12)に軸
心方向へ移動自在に支持し、上記のテーパ面(28)を、
前記の係止孔(13)へ向けてすぼまるように形成すると
共に前記プラグ部分(21)にテーパ係合させ、上記シャ
トル部材(23)を弾性部材(24)によって上記のテーパ
係合を緊密にする方向へ付勢し、 上記のプラグ部分(21)の筒孔(21a)にプルロッド
(31)を軸心方向へ移動自在に挿入して、そのプルロッ
ド(31)の外周空間に、半径方向の外方の係合位置(X)
と半径方向の内方の係合解除位置(Y)とに移動される係
合具(34)を配置し、 上記の基準部材(R)に設けた駆動手段(D)によって上記
プルロッド(31)を基端方向へクランプ駆動することに
より、そのプルロッド(31)の出力部(36)が上記の係
合具(34)を上記の係合位置(X)へ切り換えて前記の係
止孔(13)へ係合させて、前記の可動部材(M)を前記の
基準部材(R)へ向けて移動させ、 同上の駆動手段(D)によって上記プルロッド(31)を先
端方向へアンクランプ駆動することにより、同上の係合
具(34)が係合解除位置(Y)へ切り換わるのを許容す
る、ことを特徴とするデータム機能付きクランプ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002192816A JP3459414B2 (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | データム機能付きクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002192816A JP3459414B2 (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | データム機能付きクランプ装置 |
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---|---|---|---|
JP21950499A Division JP3338669B2 (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | データム機能付きクランプ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108512A Division JP3527738B2 (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | データム機能付きクランプ装置及びその装置を備えたクランプシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019631A JP2003019631A (ja) | 2003-01-21 |
JP3459414B2 true JP3459414B2 (ja) | 2003-10-20 |
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ID=19195548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002192816A Ceased JP3459414B2 (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | データム機能付きクランプ装置 |
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JP (1) | JP3459414B2 (ja) |
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-
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- 2002-07-02 JP JP2002192816A patent/JP3459414B2/ja not_active Ceased
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