JP3459393B2 - 電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメント - Google Patents

電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメント

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JP3459393B2
JP3459393B2 JP2000152450A JP2000152450A JP3459393B2 JP 3459393 B2 JP3459393 B2 JP 3459393B2 JP 2000152450 A JP2000152450 A JP 2000152450A JP 2000152450 A JP2000152450 A JP 2000152450A JP 3459393 B2 JP3459393 B2 JP 3459393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に沿う細
長の吸引口を有した電気掃除機の吸引ノズルに取付けら
れる電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気掃除機においては、図4に
示すように、吸引力を増加させて用いる着脱可能な吸引
ノズル1が備えられている。この吸引ノズル1は、掃除
機本体(図示せず)から続くホース(図示せず)に着脱
可能に形成されており、ホースに差し込んで用いるため
基端2側は円筒状に形成され、先端3に向かうに従って
平たい細長の棒状となって、その棒状の側面から先端3
まで長手方向に沿う細長の吸引口4が設けられている。
このような吸引ノズル1は、長さが、約10cm程度の
ものから1m以上のものまであるが、吸引口4は、先端
3から5cm程度の長さの開口である。そして、この吸
引ノズル1を用いるときは、畳やフローリング等の床
面,床面に敷いたじゅうたん等に吸引口4を沿わせて移
動させ、あるいは、家具の裏等の狭いところに挿入して
用いる。また、床面の掃除以外に、布団,こたつ掛けや
衣服等の布類に、吸引口4を沿わせて移動させ、ごみを
吸い取ることも行なう。
【0003】この吸引ノズル1は、吸引口4が狭く空気
の流入速度が大きくなるため、吸引力が強くなる。その
ため、沿わせて移動させる吸引ノズル1の吸引口4に接
触する接触物が、特に、掃除を行なう床面に置かれた
紙,ビニールや布類等であったり、床面に敷かれた柔ら
かなじゅうたんであったり、あるいは布団,こたつ掛け
や衣服等であるとき等に、これらの柔軟な接触物は、掃
除機で吸われると自由に変形し吸引ノズル1の吸引口4
をぴったりと覆ったり、または、纏わり付いたりして、
吸引口4を塞いでしまい、掃除機内に流入する空気は極
端に少なくなって、掃除機内の負圧が大きくなり、あた
かも吸引口4はその場所に張り付いてしまったように動
かなくなる。この状態では、吸い込まれた接触物をはが
すのに手間がかかってしまい、掃除したい面や接触物の
上を自由に動かしてごみを吸い取るという吸引ノズル1
の本来の機能は全くなくなり、布類のような柔らかい接
触物の掃除は困難なものとなる。
【0004】ところで、このような問題点に鑑み、従来
においては、図5に示すように、吸引ノズルとしては、
上述した細長の吸引口4を有したものとは異なるが、円
形の吸引口5を有した円筒状の吸引ノズル6に取付ける
ようにしたバネ用具7が知られている(実開昭63−3
6452号公報掲載)。このバネ用具7は、螺線コイル
状に形成され、吸引ノズル6の外周に挿通され、先端部
7a側が吸引口5より外側になるように突出され、後端
部7bが吸引ノズル6の外周に接着剤8で固定されてい
る。そして、バネ用具7の先端部7aを接触物に当接さ
せ、バネ用具7を押圧して縮め、吸引口5を近づけ接触
物のごみを吸い込む。このとき、バネ用具7の先端部7
aが接触物を押えつけるので接触物のごみを接触物に密
着して吸い込むことができるとともに吸引口5を接触物
から離すときにはバネの弾力により接触物から吸引口5
を簡単に離すことができ、接触物が吸引口5に絡みつく
ことがなくなる。即ち、ごみがある場所毎に、吸引口5
を部分的に張り付けたり離したりしてごみを吸い込んで
掃除を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のバネ用具7にあっては、図4に示す細長い吸引口4
を有した吸引ノズル1に適用できないし、布類等の柔軟
な接触物の場合には、この接触物をバネの先端部7aで
押えていても、吸引口5が開放されているので、吸引力
が強いと吸引口5に接触物を吸い込んで接触物がなかな
か離れないことがあり、結局、図4に示す細長い吸引口
4を有した吸引ノズル1と同様に、吸引口5が塞がれて
しまうという問題があった。また、バネ用具7の先端部
7aが吸引口5の外側に突出しているので、吸引口5を
ごみがある部分毎に逐一対面させてごみを吸い込ませる
ことから、広い場所を掃除する場合には、何度も部分毎
に対面させなければならず掃除の能率が非常に悪い。即
ち、吸引口5を部分的に張り付けたり離したりして吸引
ノズル6を用いるので、吸引ノズル6の移動がスムーズ
でなく、操作性に劣るという問題もある。
【0006】ところで、掃除機がごみを吸い取るとき実
際に起きていることを物理的に見ると、ごみは負圧で引
かれるのではなく正圧から負圧へと流れる空気に押し流
されてホースに接続された集塵袋へ収まるということに
なり、従って、吸引口が塞がると負圧と正圧があっても
空気の流れは止まり、ごみは運搬されなくなる。このよ
うに、掃除機にとって掃除の現場である吸引口に空気が
流入し続けるのは絶対に必要なことであり、布類等の柔
軟な接触物が詰まって吸引口を塞ぐからといって逃がし
弁を接触物が接触しないところに設けるのでは、空気が
掃除の現場でないところを通るので、著しく効率が悪く
なる。そのため、逃がし弁を設けることなく、掃除機が
発生させる吸引力を充分に用いて、柔軟な接触物が吸引
口に吸い付かないようにするのが望ましい。本発明は、
このような問題点に鑑みてなされたもので、細長い吸引
口を有した吸引ノズルにおいて、吸引力を損なうことな
く接触物が吸引口を塞ぐ事態を阻止するとともに、接触
物の面を移動する際の滑りを良くして自由に動いてごみ
を吸引できるようにして掃除の能率を向上させることが
できる電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメントを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメ
ントは、長手方向に沿う細長の吸引口を有した電気掃除
機の吸引ノズルに取付けられる電気掃除機の吸引ノズル
用アタッチメントにおいて、上記吸引ノズルがその先端
から挿通される大きさの螺線で構成されるとともに該螺
線を構成し間隔をもって順次列設される複数の線が挿通
時に上記吸引口を横切る本体と、該本体を上記吸引ノズ
ルに取付けるための取付機構とを備えた構成とした。こ
れにより、このアタッチメントを取付けた吸引ノズルを
接触物に当接させて掃除機による吸引を行なうと、吸引
口を間隔を持った複数の線が横切るので、吸い込まれよ
うとする接触物を吸引口から隔てるとともに、接触物に
対する複数の線の接触部の両側に隙間ができ、この隙間
が逃がし弁として機能する。そのため、布類等の柔軟な
接触物の場合には、間隔を持った複数の線間に掛け渡さ
れるようになり、このため、接触物の面方向に風圧に逆
らう張力が発生して接触物をこわばらせるようになり、
その結果、接触物が吸引口にキッチリと纏わり付くこと
が防止される。この現象は、例えば、こうもり傘を開い
たときのように接触物に張力を与えて接触物をこわばら
せるように、あたかも接触物を剛体のようにしているこ
とにより、グニャグニャと変形するのを止め、それによ
って空気が流入する隙間を掃除の現場に確保できるので
ある。
【0008】また、接触物には螺線からなる複数の線が
当接するので、吸引ノズルを直進させる際には順次複数
の線が当接するようになることから滑りが良く、また横
方向に移動させたり左右前後に傾けたような際も、線が
円弧なので滑りが良く、円滑に移動させることができ
る。即ち、吸引する吸引口を間隔を持った複数の線が横
切るので、吸い込む力を充分に活用することができ、吸
引力を損なうことなく接触物の変形を制限し、また、接
触物と吸引口の間に隙間を確保することで、吸い付かな
いために必要な空気の流入量を確保して接触物の吸い込
みを防止するとともに、掃除する面を移動する際の滑り
を良くして自由に動いてごみを吸引するようにして掃除
の能率を向上させることができる。
【0009】そして、上記本体の螺線の先端側の直径を
先端にいくに従って順次小さく設定した構成とした。一
般に、吸引ノズルは、傾斜させた状態で移動させられる
ことから、この傾斜に合わせ易くなり、また、吸引ノズ
ルを前後に傾けたような際も、追従させ易くなる。ま
た、必要に応じ、上記本体の螺線の間隔を0.5cm〜
1.5cmとした構成とした。螺線の間隔が0.5cm
より小さいとごみの吸込み効率が低下し、1.5cmよ
り大きいと螺線の間に接触物が入り込み易くなり、移動
の際に抵抗が大きくなって掃除がやりにくくなる。更に
た、上記本体の先端と基端との間であって該本体の外
方にアームを架設した構成としている。このことによ
り、長い糸や髪の毛が、螺線へ絡みつくことが防止され
る。詳しくは、絡みつきは棒状の部材の回りを糸が一回
転以上することで発生するが、長い糸がアームにぶつか
り螺線の線だけに回転して巻きつくことが防止されるの
である。
【0010】この場合、上記アームを本体を構成する螺
線の線を延設して形成している。別途設ける場合に比較
して部品点数が少なくてすみ、線状部材を曲げるだけで
作成することができるので、作成も容易になる。更に、
記取付機構を上記吸引ノズルの外側に巻回されるとと
もに一端が本体に固定され他端が本体に着脱可能に係止
される弾性の索体で構成している。弾性の索体を巻回し
て押えるので、押えが容易で確実になり、また、直径の
異なる吸引ノズルにも取付けることができ、汎用性が増
す。また、必要に応じ、上記本体の基端に上記索体の一
端が固定される固定部を設け、該固定部の近傍に係止部
を設け、該索体の他端に上記係止部に係止されるフック
を設けた構成としている。フックの係止という簡単な操
作で、アタッチメントの取付けや取外しができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る電気掃除機の吸引ノズル用アタッチ
メントSを説明する。尚、上記と同様のものには同一の
符号を付して説明する。図1乃至図3に示す本発明の実
施の形態に係る電気掃除機の吸引ノズル用アタッチメン
トSは、長手方向に沿う細長の吸引口4を有した電気掃
除機の吸引ノズル1に取付けられる。吸引ノズル1は、
掃除機本体(図示せず)から続くホース(図示せず)に
着脱可能に形成されており、ホースに差し込んで用いる
ため基端2側は円筒状に形成され、先端3に向かうに従
って平たい細長の棒状となって、その棒状の側面から先
端3まで長手方向に沿う細長の吸引口4が設けられてい
る。
【0012】この吸引ノズル用アタッチメントSの基本
的構成は、本体10と、本体10を吸引ノズル1に取付
ける取付機構20とを備えてなる。本体10は、吸引ノ
ズル1がその先端3から挿通される大きさで、例えばス
テンレス製針金等で形成した螺線で構成されるととも
に、この螺線を構成し間隔をもって順次列設される複数
の線11が挿通時に吸引口4を横切るように構成されて
いる。本体10は、本体10の螺線の直径が先端10a
にいくに従って順次小さく設定されている。この螺線の
線11は、例えば、7〜12本程度設けられ、各線11
と線11との間隔は約1cmで、コイルバネのように連
続的に構成されている。また、本体10の先端10aと
基端10bとの間には、本体10の外方に弓のような弧
状のアーム12が架設されている。アーム12は本体1
0の先端10aから本体10を構成する螺線の線11を
延設して本体10の基端10b側に向けて形成され、ア
ーム12の終端部12aは本体10の基端10b側に設
けられたリング状部13に折り曲げられて引っ掛けられ
ている。
【0013】取付機構20は、吸引ノズル1の基端2側
の外側に巻回されるとともに一端が本体10に固定され
他端が本体10に着脱可能に係止されるゴム等の弾性の
索体21で構成されている。本体10の基端10bに
は、索体21の一端が固定される固定部22が設けられ
ている。また、この固定部22の近傍に係止部23が設
けられ、索体21の他端に係止部23に係止されるフッ
ク24が設けられている。この係止部23は、上記のリ
ング状部13で構成されている。
【0014】次に、本発明の実施の形態に係る吸引ノズ
ル用アタッチメントSを作成する場合について説明す
る。材料としては、例えば、#16の針金(直径約1m
m)を部材として、本体10,アーム12,固定部22
及び係止部23を作成する。尚、材質や太さは、必ずし
もこれに限定されるものではなく、メッキしている針
金,塗装している針金,ビニール被覆している針金等の
剛性の材料であればどのようなものを用いて構成しても
良い。先ず、針金の先端を曲げ加工して円を形成し索体
21のリング状の固定部22とする。そして更に、同様
に、曲げ加工して円を形成し、索体21のフック24を
係止するリング状の係止部23とする。次に、使用した
い吸引ノズル1の直径より大きく、吸引ノズル1を挿入
できる大きさの螺線を作成する。この螺線は、曲げ加工
してコイルバネのように連続した螺線の形状に形成され
る。このとき螺線の形状は、基端10b側から先端10
a側に向かって先が細くなるように、螺線の直径を縮小
していく。螺線が閉じていくように形成された先端10
aの針金は、螺線の外側で先端10aから基端10bに
向けて架設され、針金の先端10aは、リング状の係止
部23に引っ掛けられ係止される。このとき、針金を切
ることなく連続的に折り曲げ加工のみで作成される。こ
の場合、針金はそれほど固くなく簡単に折り曲げること
ができるので螺線の形状が簡単にできる。
【0015】また、別途にフック24を作成する。フッ
ク24は、上記で用いた針金をU字状に折り曲げて作成
されている。索体21は、例えばひも状のゴムを用い
て、一端がフック24の円の部分に結着され、他端が本
体10の固定部22に結着されている。また、索体21
としては、市販の輪ゴムを用いても良い。この場合に
は、フック24の円の部分に輪ゴムを結着し、フック2
4に結着した輪ゴムの反対の部分を固定部22に結着す
る。この場合、フック24や固定部22に輪ゴムの輪に
輪ゴムの端部を通して結着できるので、結着が容易に行
なわれる。このように、作成された吸引ノズル用アタッ
チメントSは、構造が簡単で、針金の加工により作成さ
れるので、作成が容易であり、製造コストが低減され
る。
【0016】従って、この実施の形態に係る電気掃除機
の吸引ノズル用アタッチメントSを用いて、掃除を行な
う場合は、以下のようになる。先ず、吸引ノズル1に本
発明のアタッチメントSを取付ける。取付けは、吸引ノ
ズル1の先端3を本体10の基端10b側から挿入し、
吸引ノズル1を螺線の内に入れる。このとき、吸引ノズ
ル1の吸引口4が、本体10に架設されたアーム12に
対向しないようにする。そして、索体21を引き伸ばし
ながら吸引ノズル1の基端2側に巻きつけ、フック24
をリング状の係止部23に引っ掛けて係止させ、アタッ
チメントSを取付ける。このとき、直径の異なる吸引ノ
ズル1にも直径に応じて索体21を1周または2周させ
て巻くことができるので、どのようなノズルにも取付け
ることができる。また、巻きつけてフック24を係止部
23に係止するだけなので、取付け作業及び取外し作業
が容易になる。取付けた状態では、アタッチメントSの
本体10の線11は木口から見ると円の弧になってお
り、螺線を横にして平面に置くと、平面に接触している
弧は、幾つも並んだ橇(そり)の足のように見える。
【0017】この状態で、掃除をしたい箇所に吸引ノズ
ル1の吸引口4を螺線を介して対面させ、ごみ等を吸引
して掃除を行なう。このとき、吸引ノズル1に接触する
接触物Mが、掃除を行なう床面に置かれた紙,ビニール
や布類等であったり、床面に敷かれた柔らかなじゅうた
んであったり、あるいは布団,こたつ掛けや衣服等であ
るとき等に、これらの柔軟な接触物Mは、吸引口4内に
入り込もうとするが、吸引ノズル1には吸引口4を間隔
を持った複数の線11が横切ったアタッチメントSの本
体10があるので、吸い込まれようとする接触物Mが吸
引口4から隔てられるとともに、接触物Mに対する複数
の線11の接触部の両側に隙間ができ、この隙間が逃が
し弁として機能する。そのため、布類等の柔軟な接触物
Mの場合には、間隔を持った複数の線11間に掛け渡さ
れるようになり、このため、接触物Mの面方向に風圧に
逆らう張力が発生して接触物Mをこわばらせるようにな
り、その結果、接触物Mが吸引口4にキッチリと纏わり
付くことが防止される。
【0018】また、接触物Mには螺線からなる複数の線
11が当接するので、吸引ノズル1を直進させる際には
順次複数の線11が当接するようになることから滑りが
良く、また横方向に移動させたり左右前後に傾けたよう
な際も、線11が円弧なので滑りが良く、円滑に移動さ
せられる。即ち、螺線が接触物M等の変形を制限しなが
ら、接触物Mと吸引口4の間に隙間を確保するので、吸
い付かないため、集塵に必要な空気の流入量を確保し、
吸引口4が本来の目的のように掃除したい場所を自由に
動けるようになる。更に、本体10の螺線の先端10a
側の直径が先端10aにいくに従って順次小さく設定さ
れているので、一般に、吸引ノズル1は、傾斜させた状
態で移動させられることから、この傾斜に合わせ易くな
り、また、吸引ノズル1を前後に傾けたような際も、追
従させ易くなる。更にまた、例えば、接触物Mに破れ穴
があったとき等にほつれた長い糸や髪の毛等が螺線に絡
みつこうとするが、この長い糸や髪の毛は架設したアー
ム12にぶつかるので、螺線へ絡みつくことが防止され
る。詳しくは、絡みつきは棒状の部材の回りを糸が一回
転以上することで発生するが、長い糸がアーム12にぶ
つかり螺線の線11だけに回転して巻きつくことが防止
されるのである。
【0019】更に、表現を変えて言えば、吸引口4を横
切るように約1cmほどの間隔で吸引口4に沿ってゆっ
たりと巻かれた針金の螺線は、平行に幾つも並んだ弧の
線11で、接触物Mが吸引口4に吸われたとき、近づき
過ぎるのを遮り、また、自由に変形する接触物Mを押え
る。また、並んだ弧を頂上として、接触物Mが引っ張り
合うため吸引口4に張り付く前に接触物M自身に張力が
発生し、この結果どこかの弧と弧の間に隙間が残る。ま
た、夫々の弧は吸引口4の縁に2カ所で接するようにな
り、この夫々の両袖に、やはり接触物Mに発生した張力
のため小さな隙間が残り、このため小さな隙間が確保さ
れる。このようにして並んだ弧は最小限の空気が流入す
るための隙間を確保する。また、螺線の弧は接触物Mの
面に対しては橇のあしのような形で並んでいるので接触
物Mの上を良く滑る。また、この螺線は先端10aにい
くほど小さい径で巻かれており、前後方向にも橇のあし
形状を実現しており、このため、この螺線を巻いた吸引
口4は負圧をかけた吸引状態でも自由に接触物Mの面を
滑り移動できるようになるのである。
【0020】そして、このアタッチメントSを付けた切
り先状の吸引口4は、ごみを吸い取る幅は小さいもの
の、滑りが自由なので能率はとても良く、こたつ布団に
付いた猫の毛等の形の複雑な布類の面のごみ、カーテン
に付いた猫の毛等のふわふわした布類の面のごみ等の、
今までの吸引口4では、とても面倒で時間のかかるもの
も、ストレスなく、簡単に短時間で掃除できるようにな
る。また、ワイシャツのように、緻密に織った薄手の繊
維のものは普通の吸引口4では、ずるずると吸い込まれ
てしまうが、これにおいても、アタッチメントSがこれ
を良く押え、簡単に掃除できるようになる。
【0021】即ち、このアタッチメントSによれば、螺
線の弧の並びを使い、その接触物Mの変形を押える変形
制限性、吸入の際発生する接触物M内部の張力を利用し
た空気の流入する隙間の確保性、及び橇状の形状の滑り
性を活用したもので、自由に滑る使用感、ごみの吸い取
り性能は全く別次元のストレスを感じさせないすばらし
いものとなる。また、吸引口4への取付けも、針金を接
着剤で張り付けるというような脆い、無理なものではな
く、ゴム紐のバネ性と柔らかな纏わり付き性、それから
大きな摩擦係数を活用して丈夫で吸引口4の形状の違い
を問わないものとし、脱着も極めて簡単にすることがで
きるのである。
【0022】
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気掃除
機の吸引ノズル用アタッチメントによれば、吸引ノズル
がその先端から挿通される大きさの螺線で構成される本
体により、吸引口を順次列設される複数の線で横切るよ
うにしたので、吸引力を損なうことなく接触物が吸引口
を塞ぐ事態を阻止できるとともに、接触物の面を移動す
る際の滑りを良くして自由に動いてごみを吸引でき、掃
除の能率を大幅に向上させることができる。即ち、吸引
する吸引口を間隔を持った複数の線が横切るので、接触
物と吸引口の間に隙間を確保することができ、吸い込む
力を充分に活用することができ、吸引力を損なうことな
く接触物の変形を制限し、吸引口がその場所に張り付い
て動かなくなる現象を防止できることから、掃除する面
を移動する際の滑りを良くして自由に動いてごみを吸引
するようにして掃除の能率を向上させることができる。
【0024】そして、本体の螺線の先端側の直径を先端
にいくに従って順次小さく設定したので、一般に、吸引
ノズルは、傾斜させた状態で移動させられることから、
この傾斜に合わせ易くなり、また、吸引ノズルを前後に
傾けたような際も、追従させ易くなる。また、本体の螺
線の間隔を0.5cm〜1.5cmとした場合には、よ
り一層確実に、螺線の間の吸引口に接触物が張り付くこ
となく、滑りを良くし、掃除をやりやすくすることがで
きる。更に、本体の先端と基端との間にアームを架設し
たので、長い糸や髪の毛が、吸引ノズルの回りを回転し
ようとして螺線に絡みつこうとしてもアームに衝止する
ので、螺線へ絡みつくことを防止することができる。こ
の場合、アームを本体を構成する螺線の線を延設して形
したので、別途設ける場合に比較して部品点数が少な
くてすみ、線状部材を曲げるだけで作成することができ
るので、作成も容易になる。
【0025】更にまた、取付機構を弾性の索体を備えて
構成したので、弾性の索体を巻回して押えるので、押え
が容易で確実になり、また、直径の異なる吸引ノズルに
も取付けることができ、汎用性が増す。また、本体の基
端に索体の一端が固定される固定部を設け、固定部の近
傍に係止部を設け、索体の他端に係止部に係止されるフ
ックを設けた構成とした場合には、フックの係止という
簡単な操作で、アタッチメントの取付けや取外しができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の吸引ノ
ズル用アタッチメントを取付けた状態で示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の吸引ノ
ズル用アタッチメントを吸引ノズルとともに示す斜視図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の吸引ノ
ズル用アタッチメントの使用状態を示す一部切欠き断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の吸引ノ
ズル用アタッチメントが適用される吸引ノズルの一例を
示す斜視図である。
【図5】従来の電気掃除機のバネ用具の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
S 吸引ノズル用アタッチメント 1 吸引ノズル 2 基端 3 先端 4 吸引口 10 本体 10a 先端 10b 基端 11 線 12 アーム 12a 終端部 13 リング状部 20 取付機構 21 索体 22 固定部 23 係止部 24 フック M 接触物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿う細長の吸引口を有した電
    気掃除機の吸引ノズルに取付けられる電気掃除機の吸引
    ノズル用アタッチメントにおいて、 上記吸引ノズルがその先端から挿通される大きさの螺線
    で構成されるとともに該螺線を構成し間隔をもって順次
    列設される複数の線が挿通時に上記吸引口を横切る本体
    と、該本体を上記吸引ノズルに取付けるための取付機構
    とを備え、 上記本体の螺線の先端側の直径を先端にいくに従って順
    次小さく設定し、 上記本体の先端と基端との間であって該本体の外方にア
    ームを架設し、該アームを本体を構成する螺線の線を延
    設して形成し、 上記取付機構を上記吸引ノズルの外側に巻回されるとと
    もに一端が本体に固定され他端が本体に着脱可能に係止
    される弾性の索体で構成した ことを特徴とする電気掃除
    機の吸引ノズル用アタッチメント。
  2. 【請求項2】 上記本体の螺線の間隔を0.5cm〜
    1.5cmとしたことを特徴とする請求項1記載の電気
    掃除機の吸引ノズル用アタッチメント。
  3. 【請求項3】 上記本体の基端に上記索体の一端が固定
    される固定部を設け、該固定部の近傍に係止部を設け、
    該索体の他端に上記係止部に係止されるフックを設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機の
    吸引ノズル用アタッチメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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