JP3457139B2 - 同時充填中空成形機の液体充填方法および充填ノズル - Google Patents

同時充填中空成形機の液体充填方法および充填ノズル

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JP3457139B2 JP05790097A JP5790097A JP3457139B2 JP 3457139 B2 JP3457139 B2 JP 3457139B2 JP 05790097 A JP05790097 A JP 05790097A JP 5790097 A JP5790097 A JP 5790097A JP 3457139 B2 JP3457139 B2 JP 3457139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時充填中空成形
機の液体充填方法および充填ノズルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 先に本出願人は特願平7−21463
9号によって、次のような構成および作用を有する同時
充填中空成形機の液体充填方法および装置を提案してい
る。すなわち、図7に示すように、液体充填装置は液体
圧送系Aと液体充填系Bとから構成されている。
【0003】前記液体圧送系Aは、液体貯蔵タンク51
とポンプ52と熱交換器53とからなり、それらがパイ
プなどの管路を介して直列に接続されている。前記熱交
換器53からの管路は二つに分岐され、一方の管路は液
体充填系Bと接続され、その接続管路には圧力計54と
温度計55が取り付けられている。他方の管路は前記ポ
ンプ52の吸い込み側と接続されている。前記圧力計5
4は、前記ポンプ52と前記熱交換器53との間の管路
に設けられているダイヤフラム弁56に接続され、前記
温度計55は、前記熱交換器53の冷却水または熱媒体
配管の入口側に設けられているダイヤフラム弁57に接
続されている。
【0004】前記液体充填系Bは、定量充填用の電磁弁
58と滴下防止用の電磁弁59および充填ノズル21と
からなり、それらが管路を介して直列に接続されてい
る。なお、前記定量充填用の電磁弁58は液体圧送系A
との接続回路に接続されている。前記定量充填用の電磁
弁58は、その電磁弁58に設けられているタイマーに
よって一定量の液体を充填可能とされている。前記タイ
マーは数値で設定可能、かつメモリー可能とされてい
る。また、この電磁弁58は高応答性のものを使用して
いるので、高精度の充填精度が繰返し得られる。前記滴
下防止用の電磁弁59は、その内部の流路の体積を増加
して、充填直後の充填ノズル21の先端の液滴を、充填
ノズル21内に吸引するために使用される。
【0005】前記充填ノズル21は、充填ノズル昇降装
置41と接続され、ノズル支持板43のボールナット4
4に螺合されているボールネジ45をモータ46で回転
することにより、充填するときには下降してその先端が
成形品に挿入され、充填が終ると上方に引き上げられ
る。
【0006】先に本出願人は特願平8−309447号
によって、上述した液体充填装置に適した充填ノズルを
提案している。
【0007】図8は3連包品を製造するための充填ノズ
ルを示す構成図であり、図8(a)は図8(b)のA−
A線断面図、図8(b)は図8(a)をB方向から見た
要部断面図である。
【0008】図8に示すように、充填ノズル21は、ノ
ズル22と、このノズル22を保持しているノズルホル
ダー23と、ノズル22の外側に同心に設けられている
外筒24とから構成されている。なお、外筒24は、ノ
ズル22の先端よりも短くされている。また、ノズル2
2は、ノズルホルダー23の側部に形成されている充填
液入口25と連通している。
【0009】ノズルホルダー23の内部のノズル22の
周囲には空気溜26が形成されている。この空気溜26
の下部は、前記外筒24とノズル22との隙間に連通
し、その上部は、ノズルホルダー23の上端部に形成さ
れたクリーンエアー入口27に連通している。前記空気
溜26は、各ノズル22共通とされていてもよいし、各
ノズル22に各々独立して設けられていてもよい。な
お、空気溜26には圧力計28が取り付けられ、クリー
ンエアーの圧力をコントロール可能とされている。な
お、このクリーンエアーは、ノズル22の下降および上
昇時に流され、ノズル22の表面に雑菌あるいは異物が
付着するのを防止する。
【0010】つぎに、液体充填方法について説明する。
【0011】液体圧送系Aで、液体貯蔵タンク51の液
体は、ポンプ52を経て熱交換器53に送られる。この
熱交換器53で定温(約20〜25℃の範囲の任意温度)と
され、粘度が一定とされた液体は、ポンプ52の入口に
戻り循環される。なお、液体の温度は、液体圧送系Aと
液体充填系Bとの接続管路に設けられている温度計55
で検出し、前記熱交換器53の冷却水または熱媒体配管
の入口側に設けられているダイヤフラム弁57を制御し
て定温に保たれる。液体の圧力は、液体圧送系Aと液体
充填系Bとの接続管路に設けられている圧力計54で検
出し、前記ポンプ52と前記熱交換器53との間の管路
に設けられているダイヤフラム弁56を制御して定圧
(0.1〜2kgf/cm2の範囲の任意圧力)に保たれる。前記
液体圧送系Aで、定温、定圧に保たれた液体は、液体充
填系Bの定量充填用の電磁弁58が開くと、この電磁弁
58に設けられたタイマーによって一定量、充填ノズル
21から成形品の内部に充填される。また、この電磁弁
58は、高応答性(応答性が5〜10ms)であるので高精度
の充填精度が得られる。
【0012】たとえば、5ml以下の充填を行う場合は、
充填圧力1kgf/cm2以下、充填精度5ml±3%以下、充填
ノズル径2mm以下、充填時間2sec以下で充填される。
【0013】定量充填用の電磁弁58が閉じて充填が終
了すると、滴下防止用の電磁弁59が励磁され、この弁
59の流路の体積を増加して、充填直後の充填ノズル2
1の先端の液滴を充填ノズル21内に吸引する。この液
滴の吸引により、充填ノズル21の先端に付着した液滴
が、充填ノズル21が上昇するときの振動などにより、
成形品内に落下することを防止することができる。特
に、充填量が少ないものほど効果があり、充填量のバラ
ツキを防止することができる。
【0014】上述した液体充填方法および装置により、
例えば、図9に示すような5mlまたは10ml/1包の小
容量の充填品Dである3連包品を製造することができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の同時充填中空成
形機の液体充填方法および装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような課題が存在していた。すなわ
ち、同一の装置で、小容量の多連包品と、輸液ボトルの
ような大容量の充填品とを製造する場合、小容量に合わ
せて定量充填用の電磁弁を決めた場合、大容量充填する
場合には充填する時間が長くなり、充填成形サイクルが
長く、生産性が上がらない。
【0016】また、大容量に合わせた場合には、電磁弁
のサイズが大きく、応答性が悪いので、充填量にバラツ
キが大きく、充填精度が悪く製品が製造できないし、ま
た製造できたとしても、電磁弁の個数が少ないので多連
包品を多数個同時に製造できない。
【0017】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであって、同一の装置で、小容量の
多連包品と大容量の充填品を容易に製造することができ
る同時充填中空成形機の液体充填方法および充填ノズル
を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明により上述した課
題を次のようにして解決した。すなわち、充填ノズルと
金型を組み替えて、定量充填用の複数個の電磁弁からの
液体を、管路を介して充填ノズルの複数のノズルにそれ
ぞれ供給して小容量の多連包品を製造する。これによ
り、同一の装置で、容易に小容量の多連包品と大容量の
充填品を容易に製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による同時充填中空成形機
の液体充填方法は、定量充填用の複数個の電磁弁からの
液体を少数の充填ノズルの少数のノズルに供給して大容
量の充填品を製造することを特徴とする。
【0020】本発明による同時充填中空成形機の液体充
填方法は、定量充填用の複数個の電磁弁からの液体を、
少数の充填ノズルの少数のノズルに供給して大容量の充
填品を製造し、また他ケースとして複数の電磁弁からの
液体を複数の充填ノズルの複数のノズルにそれぞれ供給
して小容量の充填品を製造することを特徴とする。
【0021】本発明による同時充填中空成形機の充填ノ
ズルは、ノズルホルダーとノズル部とから構成されてい
る同時充填中空成形機の充填ノズルであって、前記ノズ
ルホルダーには、複数の電磁弁が管路を介して接続され
る複数の充填液入口と、該入口と連通する各流路を集合
して下部中央に開口させるマニホールドが形成され、前
記ノズル部は、前記ノズルホルダーの下部中央に取り付
けられ前記マニホールドと連通される管状のノズルと、
上部にフランジ部を有する複数の管が隙間を有して組み
立てられてなる多重管部とからなり、該多重管部はノズ
ルホルダーの下部にフランジ部を介して固定されている
ことを特徴とする。
【0022】前記各隙間にはエアー吹込口、エアー排気
口、冷却水入・出口がそれぞれ連通されていることを特
徴とする。
【0023】前記電磁弁は定量充填用の電磁弁であるこ
とが好ましい。
【0024】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る同時充填中空成形機の概略構
成図である。
【0025】同図において、押出機62の先端部にはク
ロスヘッド63が取り付けられ、このクロスヘッド63
の直下には、クロスヘッド63から吐出されるパリソン
64を切断するパリソン切断装置65が設けられてい
る。前記クロスヘッド63に並列して下部に充填ノズル
1を有する充填ノズル昇降装置41が架台61上に設け
られている。前記クロスヘッド63と充填ノズル1の下
方には、その間を型移送装置66によって往復動し、金
型31を開閉する型締装置67が設けられている。
【0026】前記充填ノズル昇降装置41には、次に述
べる液体充填装置が接続されている。液体充填装置は、
図2に示すように、液体圧送系Aと液体充填系Bとから
構成されている。なお、前記液体圧送系Aは、従来の技
術の欄に記載した構成と同一なのでその説明を省略す
る。
【0027】前記液体充填系Bは、大容量の充填品の製
造に適しており、定量充填用の電磁弁58と滴下防止用
の電磁弁59とを直列に設けた複数列の管路と、この複
数列の管路が接続される充填ノズル1とから構成されて
いる。なお、この実施例では3列の管路が接続されてい
る。
【0028】前記各定量充填用の電磁弁58の一端は、
液体圧送系Aに接続され、その他端は滴下防止用の電磁
弁59を介して充填ノズル1に接続されている。
【0029】前記定量充填用の電磁弁58は、その電磁
弁58に設けられているタイマーによって一定量の液体
を充填可能とされている。前記タイマーは数値で設定可
能、かつメモリー可能とされている。また、この電磁弁
58は高応答性のものを使用しているので、高精度の充
填精度が繰返し得られる。前記滴下防止用の電磁弁59
は、その内部の流路の体積を増加して、充填直後の充填
ノズル1の先端の液滴を、充填ノズル1内に吸引するた
めに使用される。
【0030】前記充填ノズル1は、充填ノズル昇降装置
41と接続され、ノズル支持板43のボールナット44
に螺合されているボールネジ45をモータ46で回転す
ることにより、充填するときには下降してその先端が成
形品に挿入され、充填が終ると上方に引き上げられる。
【0031】図3および図4は上述した充填ノズルを示
す構成図であり、図4は図3の縦断面図である。
【0032】図3および図4に示すように、充填ノズル
1は、ノズル部2と、ノズル部2を保持しているノズル
ホルダー3とから構成されている。
【0033】前記ノズルホルダー3の側部には、複数
(例えば3または6個)の充填液入口4が形成され、各
充填液入口4は、マニホールド5を介して中央下部に形
成された通路に連通されている。また、ノズルホルダー
3には、その中央上部から下部に向けてエアー吹込穴6
が形成されている。
【0034】前記ノズル部2は、前記ノズルホルダー3
の中央下部に取り付けられ前記マニホールド5を介して
充填液入口4と連通する管状のノズル8と、上部にフラ
ンジ9を有する複数の管10が隙間を有して組み立てら
れてなる多重管部7とからなり、この多重管部7は、前
記ノズル8の外周部に隙間を有して組み立てられ、ノズ
ルホルダー3の下部に固定されている。なお、多重管部
7は、ノズル8の先端よりも短くされている。
【0035】上記各隙間などによって、多重管部7の内
部には、内側から充填液を供給する充填液路16、前記
エアー吹込穴6に連通されクリーンエアーをパリソン内
に吹込み、ボトルの成形を行なうためのエアー吹込路1
3、フランジ9の側部に形成されたエアー排気口11に
連通され液体が充填される際にクリーンエアーを排出す
るエアー排気路14、およびフランジ9の側部に形成さ
れた冷却水入・出口12に連通され、特に多重管7の先
端部を冷却する水冷溝15が形成されている。
【0036】小容量の多連包品を製造する場合は従来の
技術の欄で説明した、図7と図8に示す液体充填系Bと
充填ノズル21が適している。この場合、液体充填系B
は、定量充填用の電磁弁58と滴下防止用の電磁弁59
とを直列に設けた複数列の管路と、この複数列の管路に
それぞれ接続される複数のノズル22を有する充填ノズ
ル21とから構成されている。なお、本例では電磁弁5
8を設けた3列の管路が、充填ノズル21のそれぞれの
ノズル22に接続されて3連包品を製造するように構成
されている。
【0037】次に、上述した同時充填中空成形機の液体
充填方法について説明する。
【0038】まず、大容量の充填品の製造工程につい
て、図5を基に、図1〜図4を参照して説明する。 (a) クロスヘッド63から筒状のパリソン64が所定の
長さ押出されると、金型31がパリソン受取位置に前進
する。次に金型31を閉じ、型締してパリソン64を金
型本体32内に保持し、パリソン切断装置65でパリソ
ン64の上部を切断する。 (b) 金型31が図中右側に移動して充填位置で停止す
る。パリソン64の上部をパリソン吸引板33に密着さ
せ、充填ノズル1のノズル8をパリソン64内に挿入す
る。その際、多重管7の先端部が高温の溶融樹脂(例え
ば、LD−PEでは約175℃)に触れて加熱されると
樹脂が付着し、成形不良が発生するので、多重管7の先
端部は水冷却されている。 (c) 多重管7のエアー吹込穴6、エアー吹込路13から
パリソン64内にクリーンエアーを吹込み、ボトルの成
形を行なう。 (d) 複数列の電磁弁58からの液体がノズルホルダー3
のマニホールド5で集合されて、ノズル8からパリソン
64内に充填される。その際、パリソン64内のクリー
ンエアーはエアー排気路14を通して排出される。 (e) 充填後に、ノズル8が上方に逃げると共に、圧着シ
ール金型34が閉じて、成形品の口部を圧着力で融着シ
ールする。 (f) 成形品を密封した後に、金型31が開き、液体が充
填された成形品が金型本体32内から取り出される。
【0039】上述した液体充填方法により、図6に示す
ような大容量の充填品Cである輸液用ボトル成形品(充
填液250mml入)が製造される。
【0040】次に、小容量の多連包品の製造工程につい
て、図5を基にして、図1、図7、図8を参照して説明
する。 (a) クロスヘッド63から筒状のパリソン64が所定の
長さ押出されると、金型31がパリソン受取位置に前進
する。次に金型31を閉じ、型締してパリソン64を金
型本体32内に保持し、パリソン切断装置65でパリソ
ン64の上部を切断する。 (b) 金型31が図中右側に移動して充填位置で停止す
る。パリソン64の上部をパリソン吸引板33に密着さ
せる。 (c) 金型本体32に形成されたキャビティ面32aにパ
リソン64が真空吸引され、所定形状の樹脂容器が成形
され、冷却固化される。なお、本出願人は、特願平7-15
1677号によって、前記パリソン64を真空吸引する金型
31について提案している。 (d) 液体を充填するノズル22が金型の上方より挿入さ
れ、複数列の電磁弁58からの液体が、それぞれのノズ
ル22に供給されて、パリソン64内に充填される。 (e) 充填後に、ノズル22が上方に逃げると共に、圧着
シール金型34が閉じて、成形品の口部を圧着力で融着
シールする。 (f) 成形品を密封した後に、金型31が開き、液体が充
填された成形品が金型31から取り出される。
【0041】本実施例では、図9に示すような5mlまた
は10ml/1包の小容量の充填品Dである3連包品が製
造される。
【0042】なお、液体圧送系Aの動作については、従
来の技術の欄で説明した内容と同様なので説明を省略す
る。
【0043】上述したように、本発明では、充填ノズル
1,21と金型31、必要に応じて充填ノズル昇降装置
41のノズル支持板43を組み替えることにより、同一
の装置で、容易に小容量の多連包品と大容量の充填品を
製造することができる。
【0044】前記電磁弁58は、小サイズ、すなわち開
度が小さい程、応答性がよい。従って、充填量の精度を
良くするには、大サイズの電磁弁を1個使用するより
も、多数個の小サイズの電磁弁58を使用した方がよ
い。なお、当然ながら、10mlでの±1%と100mlで
の±1%では、その許容量に大きな違いがあり、10ml
の方が許容値に入れることが難しくなる。従って、本発
明のように、大容量の充填に小サイズの電磁弁を多数個
使って充填することは、精度的に有利となり、充填液の
むだを防ぎ、ひいては充填品のコストダウンを図ること
ができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、 (a) 大容量の充填品の充填精度が向上する。 (b) 同一の装置で、充填ノズルと金型を組み替えて、小
容量の多連包品と輸液ボトルのような大容量の充填品を
容易に製造することができるので、稼働率の向上が図れ
る。また、設備費の低減を図ることができる。 (c) 液体充填系に高応答性の電磁弁を使用しているの
で、大、小容量とも高精度1の充填量が繰返し安定して
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同時充填中空成形機の概略構成図
である。
【図2】本発明による液体充填装置の全体構成図であ
る。
【図3】本発明による大容量の充填品を製造するための
充填ノズルを示す構成図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】充填品の製造工程を示す図である。
【図6】大容量の充填品の外形図であり、図6(a)は
正面図、図6(b)は側面図である。
【図7】従来の液体充填装置の全体構成図である。
【図8】3連包品を製造するための充填ノズルを示す構
成図であり、図8(a)は図8(b)のA−A線断面
図、図8(b)は図8(a)をB方向から見た要部断面
図である。
【図9】3連包品の外形図であり、図9(a)は正面
図、図(b)は側面図である。
【符号の説明】
1、21 充填ノズル 2 ノズル部 3、23 ノズルホルダー 4 充填液入口 5 マニホールド 6 エアー吹込穴 7 多重管 8、22 ノズル 9 フランジ 10 管 11 エアー排気口 12 冷却水入・出口 13 エアー吸込路 14 エアー排気路 15 水冷却溝 16 充填液路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定量充填用の複数個の電磁弁(58)か
    らの液体を、少数の充填ノズル(1)の少数のノズル
    (8)に供給して大容量の充填品(C)を製造し、また
    他のケースとして複数の電磁弁(58)からの流体を複
    数の充填ノズル(21)の複数のノズル(22)にそれ
    ぞれ供給して小容量の充填品(D)を製造することを特
    徴とする同時充填中空成形機の液体充填方法。
  2. 【請求項2】 ノズルホルダー(3)とノズル部(2)
    とから構成されている同時充填中空成形機の充填ノズル
    (1)において、前記ノズルホルダー(3)には、複数
    の電磁弁(58)が管路を介して接続される複数の充填
    液入口(4)と、該入口(4)と連通する各流路を集合
    して下部中央に開口させるマニホールド(5)が形成さ
    れ、前記ノズル部(2)は、前記ノズルホルダー(3)
    の下部中央に取り付けられ前記マニホールド(5)と連
    通される管状のノズル(8)と、上部にフランジ(9)
    を有する複数の管(10)が隙間を有して組み立てられ
    てなる多重管部(7)とからなり、該多重管部(7)は
    ノズルホルダー(3)の下部にフランジ(9)を介して
    固定されていることを特徴とする同時充填中空成形機の
    充填ノズル。
  3. 【請求項3】 各隙間にはエアー吹込穴(6)、エアー
    排気口(11)、冷却水入・出口(12)がそれぞれ連
    通されていることを特徴とする請求項記載の同時充填
    中空成形機の充填ノズル。
  4. 【請求項4】 前記電磁弁(58)は定量充填用の電磁
    弁であることを特徴とする請求項2または3記載の同時
    充填中空成形機の充填ノズル。
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