JP3455912B2 - 銀鏡用活性化処理剤 - Google Patents
銀鏡用活性化処理剤Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック、金
属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発泡スチ
ロール等の素材からなる製品の表面に銀鏡皮膜を形成す
るに当たり、前記製品の銀鏡皮膜が形成されるべき表面
(以下、「銀鏡皮膜被形成表面」と表示する)を活性化
するために使用する活性化処理剤に係る。
属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発泡スチ
ロール等の素材からなる製品の表面に銀鏡皮膜を形成す
るに当たり、前記製品の銀鏡皮膜が形成されるべき表面
(以下、「銀鏡皮膜被形成表面」と表示する)を活性化
するために使用する活性化処理剤に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車部品、屋内装飾品、釣具製品、家
電製品、通信機器製品、仏具品、建築材等のプラスチッ
ク、金属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発
泡スチロール等の素材からなる各種製品では、主として
装飾を目的として、その表面に銀鏡皮膜を形成すること
が行われている。また、銀鏡皮膜は電磁波を遮断する目
的で電磁波シールド品でも形成されている。
電製品、通信機器製品、仏具品、建築材等のプラスチッ
ク、金属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発
泡スチロール等の素材からなる各種製品では、主として
装飾を目的として、その表面に銀鏡皮膜を形成すること
が行われている。また、銀鏡皮膜は電磁波を遮断する目
的で電磁波シールド品でも形成されている。
【0003】このような素材でなる製品における銀鏡皮
膜の形成は、通常、下記の工程からなる方法で実施され
ている。
膜の形成は、通常、下記の工程からなる方法で実施され
ている。
【0004】すなわち、まず各種素材の製品における銀
鏡皮膜被形成表面に、銀鏡皮膜が形成されるに適した表
面にするための処理を施す。例えば、素材がガラス又は
陶磁器である場合は、アルコール、アセトン、又は表面
の汚れの状態によって必要に応じて洗剤での脱脂を行な
う。素材がプラスチック、ゴム、木材等の場合は、表面
の傷、細かい孔を封じて銀鏡の艶を得るために専用のラ
ッカー塗装を行ない、その後、必要に応じて洗剤で脱脂
する。また、素材が金属である場合は、その材質、表面
状態に応じて前記の方法のいずれかによって前処理を行
なう。
鏡皮膜被形成表面に、銀鏡皮膜が形成されるに適した表
面にするための処理を施す。例えば、素材がガラス又は
陶磁器である場合は、アルコール、アセトン、又は表面
の汚れの状態によって必要に応じて洗剤での脱脂を行な
う。素材がプラスチック、ゴム、木材等の場合は、表面
の傷、細かい孔を封じて銀鏡の艶を得るために専用のラ
ッカー塗装を行ない、その後、必要に応じて洗剤で脱脂
する。また、素材が金属である場合は、その材質、表面
状態に応じて前記の方法のいずれかによって前処理を行
なう。
【0005】このようにして得た清浄な表面に活性化処
理剤をスプレーすることによって、又は該表面を活性化
処理剤中への浸漬によって、銀鏡皮膜被形成表面の活性
化を行ない、該表面に第一スズイオン(Sn2+)を付着さ
せる。この第一スズイオンは、無電解メッキ浴中の銀イ
オン(Ag+)を金属銀(Ag)として析出させるために必
要な置換剤として働く。
理剤をスプレーすることによって、又は該表面を活性化
処理剤中への浸漬によって、銀鏡皮膜被形成表面の活性
化を行ない、該表面に第一スズイオン(Sn2+)を付着さ
せる。この第一スズイオンは、無電解メッキ浴中の銀イ
オン(Ag+)を金属銀(Ag)として析出させるために必
要な置換剤として働く。
【0006】
【化1】
【0007】一旦、この置換が起った後は、無電解メッ
キ浴に使用された還元剤によって銀の析出が進む。すな
わち、活性化処理した表面に対し、一般に硝酸銀及びア
ンモニア水を含有する銀液と還元剤を含有する還元液と
の混合物からなる従来公知の無電解メッキ浴に浸漬する
こと、又は当該無電解メッキ浴をスプレーすることによ
って銀鏡皮膜を形成している。
キ浴に使用された還元剤によって銀の析出が進む。すな
わち、活性化処理した表面に対し、一般に硝酸銀及びア
ンモニア水を含有する銀液と還元剤を含有する還元液と
の混合物からなる従来公知の無電解メッキ浴に浸漬する
こと、又は当該無電解メッキ浴をスプレーすることによ
って銀鏡皮膜を形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記銀鏡皮膜の形成法
における活性化工程で使用される活性化処理剤は、一般
に、塩酸及び塩化第一スズ(SnCl2)を主成分とする水
溶液でなる。
における活性化工程で使用される活性化処理剤は、一般
に、塩酸及び塩化第一スズ(SnCl2)を主成分とする水
溶液でなる。
【0009】塩化第一スズは水溶液中で水酸基(OH-)
と反応して塩基性塩(SnClOH)の白色沈殿物を生成し易
い。塩酸の添加によって水溶液を酸性にすることにより
塩基性塩の生成反応を抑制しているが、環境温度に応じ
て製造後2−10日程度で反応が進行して塩基性塩が沈
殿し始め、短期間のうちに使用できなくなり、その寿命
が短い。また、かかる沈殿物はスプレーガンのノズルの
詰まりを生じて、活性化工程の進行の妨げとなり、その
結果、活性化工程をスプレー法によって行うことが困難
になっている。また、沈殿物の銀鏡皮膜被形成表面への
付着は、形成される銀鏡皮膜が不均一になるとの不都合
を招く恐れがある。
と反応して塩基性塩(SnClOH)の白色沈殿物を生成し易
い。塩酸の添加によって水溶液を酸性にすることにより
塩基性塩の生成反応を抑制しているが、環境温度に応じ
て製造後2−10日程度で反応が進行して塩基性塩が沈
殿し始め、短期間のうちに使用できなくなり、その寿命
が短い。また、かかる沈殿物はスプレーガンのノズルの
詰まりを生じて、活性化工程の進行の妨げとなり、その
結果、活性化工程をスプレー法によって行うことが困難
になっている。また、沈殿物の銀鏡皮膜被形成表面への
付着は、形成される銀鏡皮膜が不均一になるとの不都合
を招く恐れがある。
【0010】加えて、上記塩基性塩の沈殿生成に伴っ
て、水溶液中に溶解しているスズの濃度の低下を来た
し、活性化処理剤の銀鏡皮膜被形成表面に対する親水性
が低下する。このため、一定の活性化処理剤の銀鏡皮膜
被形成表面に対する濡れを得るために多量の活性化処理
剤を使用したり、活性化処理剤の塗布を繰返し行なう必
要がある。
て、水溶液中に溶解しているスズの濃度の低下を来た
し、活性化処理剤の銀鏡皮膜被形成表面に対する親水性
が低下する。このため、一定の活性化処理剤の銀鏡皮膜
被形成表面に対する濡れを得るために多量の活性化処理
剤を使用したり、活性化処理剤の塗布を繰返し行なう必
要がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者らは、従来の活性
化処理剤が有する上記課題を解決するために鋭意研究を
行い、第一スズ化合物及び塩化水素を含有する酸性水溶
液中において、第一スズイオンに対して一定の量で第二
スズイオンを存在させることにより、長期間の寿命をも
つ黄色透明な状態の活性化処理剤が得られることを見出
し、本発明に至った。
化処理剤が有する上記課題を解決するために鋭意研究を
行い、第一スズ化合物及び塩化水素を含有する酸性水溶
液中において、第一スズイオンに対して一定の量で第二
スズイオンを存在させることにより、長期間の寿命をも
つ黄色透明な状態の活性化処理剤が得られることを見出
し、本発明に至った。
【0012】従って、本発明の目的は、プラスチック、
金属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発泡ス
チロール等の素材からなる製品の表面に銀鏡皮膜を形成
するに当たり、前記製品の銀鏡皮膜被形成表面を活性化
するために使用する活性化処理剤において、水1l当た
り第一スズ化合物0.01−0.22モル及び塩化水素0.02−0.
48モルを含有する酸性水溶液に、第二スズ化合物を前記
第一スズ化合物に対して少なくとも10モル%の量で添
加したことを特徴とする活性化処理剤を提供することに
ある。
金属、ガラス、ゴム、陶磁器、木材、竹、皮革、発泡ス
チロール等の素材からなる製品の表面に銀鏡皮膜を形成
するに当たり、前記製品の銀鏡皮膜被形成表面を活性化
するために使用する活性化処理剤において、水1l当た
り第一スズ化合物0.01−0.22モル及び塩化水素0.02−0.
48モルを含有する酸性水溶液に、第二スズ化合物を前記
第一スズ化合物に対して少なくとも10モル%の量で添
加したことを特徴とする活性化処理剤を提供することに
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による活性化処理剤は、水
1l当たり、少なくとも1つの第一スズ化合物0.01−0.
22モル、好ましくは0.02−0.13モル、第二スズ化合物0.
001−0.22モル、好ましくは0.01−0.08モル及び塩化水
素0.02−0.48モル、好ましくは0.11−0.23モルを添加す
ることによって調製された酸性水溶液からなる。
1l当たり、少なくとも1つの第一スズ化合物0.01−0.
22モル、好ましくは0.02−0.13モル、第二スズ化合物0.
001−0.22モル、好ましくは0.01−0.08モル及び塩化水
素0.02−0.48モル、好ましくは0.11−0.23モルを添加す
ることによって調製された酸性水溶液からなる。
【0014】この酸性水溶液の調製時、第一スズ化合物
及び第二スズ化合物を溶解させるため、必要に応じて、
硫酸、ホウフッ化水素酸等の酸を添加することができ
る。
及び第二スズ化合物を溶解させるため、必要に応じて、
硫酸、ホウフッ化水素酸等の酸を添加することができ
る。
【0015】第一スズ化合物としては、塩化第一スズ、
酸化第一スズ、硫酸第一スズ、ホウフッ化第一スズ、又
はこれらの混合物が使用される。
酸化第一スズ、硫酸第一スズ、ホウフッ化第一スズ、又
はこれらの混合物が使用される。
【0016】一方、第二スズ化合物としては、塩化第二
スズ、酸化第二スズ、又はこれらの混合物が使用され
る。
スズ、酸化第二スズ、又はこれらの混合物が使用され
る。
【0017】水は、水道水、イオン交換水、精製蒸留水
のいずれでもよい。
のいずれでもよい。
【0018】このようにして得られた酸性水溶液でなる
活性化処理剤は黄色透明な溶液であり、かかる状態が1
−4カ月以上も持続し、活性の低下は見られない。
活性化処理剤は黄色透明な溶液であり、かかる状態が1
−4カ月以上も持続し、活性の低下は見られない。
【0019】得られた酸性水溶液に、さらに、水1l当
たり0.001−0.04モル、好ましくは0.0015−0.01モルの
量で第二鉄化合物(好ましくは、塩化第二鉄)を配合す
ることにより、得られる活性化処理剤は、長期間の寿命
を有するだけでなく、改善された親水性を有する。
たり0.001−0.04モル、好ましくは0.0015−0.01モルの
量で第二鉄化合物(好ましくは、塩化第二鉄)を配合す
ることにより、得られる活性化処理剤は、長期間の寿命
を有するだけでなく、改善された親水性を有する。
【0020】第二鉄化合物を含有する活性化処理剤も黄
色透明な溶液であり、かかる状態が1−4カ月以上も持
続し、活性の低下が見られないだけでなく、銀鏡皮膜被
形成表面に対する親水性が極めて良好である。
色透明な溶液であり、かかる状態が1−4カ月以上も持
続し、活性の低下が見られないだけでなく、銀鏡皮膜被
形成表面に対する親水性が極めて良好である。
【0021】次に、本発明の活性化処理剤を使用する銀
鏡皮膜形成法の具体例について説明する。
鏡皮膜形成法の具体例について説明する。
【0022】各種素材のうち、ABS(アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン)樹脂を初めとするプラスチッ
ク、又はゴム、木材、皮革等については、表面の油、そ
の他の汚れをエチルアルコール、洗剤等の素材を傷めな
い処理剤で脱脂し、充分に乾燥させる。ついで、専用の
市販ラッカー塗料を塗布し、充分に乾燥させる。ガラス
の場合はエチルアルコールで脱脂する。陶磁器について
はガラスと同様の処理でよいが、多孔質の場合はプラス
チックに準ずる処理を行なう。金属の場合は、油、錆で
汚染されていることが多く、充分に脱脂、脱錆した後、
必要に応じてプラスチックに準ずる処理を行なう。
−ブタジエン−スチレン)樹脂を初めとするプラスチッ
ク、又はゴム、木材、皮革等については、表面の油、そ
の他の汚れをエチルアルコール、洗剤等の素材を傷めな
い処理剤で脱脂し、充分に乾燥させる。ついで、専用の
市販ラッカー塗料を塗布し、充分に乾燥させる。ガラス
の場合はエチルアルコールで脱脂する。陶磁器について
はガラスと同様の処理でよいが、多孔質の場合はプラス
チックに準ずる処理を行なう。金属の場合は、油、錆で
汚染されていることが多く、充分に脱脂、脱錆した後、
必要に応じてプラスチックに準ずる処理を行なう。
【0023】このように調整した銀鏡皮膜被形成表面に
本発明の活性化処理剤をスプレーガンで吹き付けるか、
又は浸漬法によって活性化処理を行なう。この際の液温
度は5−35℃、好ましくは15−25℃である。
本発明の活性化処理剤をスプレーガンで吹き付けるか、
又は浸漬法によって活性化処理を行なう。この際の液温
度は5−35℃、好ましくは15−25℃である。
【0024】活性化処理の後、イオン交換水又は精製蒸
留水で洗浄し、続く銀鏡反応処理の工程に進む。
留水で洗浄し、続く銀鏡反応処理の工程に進む。
【0025】従来から知られている銀の無電解メッキ浴
を一般にスプレーガンで吹き付けて銀鏡反応処理を行な
う。処理後、イオン交換水又は精製蒸留水で洗浄し、よ
く乾燥させる。
を一般にスプレーガンで吹き付けて銀鏡反応処理を行な
う。処理後、イオン交換水又は精製蒸留水で洗浄し、よ
く乾燥させる。
【0026】乾燥後、ラッカー塗料を塗布した上に銀鏡
皮膜を形成した場合は、恒温乾燥炉内で60−85℃、
好ましくは70−75℃において5−30分間、好まし
くは15分間熱処理を行なう。この熱処理によって、セ
ロファンテープ圧着引き剥がし試験において素材との密
着性が非常に良好な銀鏡皮膜を得ることができる。
皮膜を形成した場合は、恒温乾燥炉内で60−85℃、
好ましくは70−75℃において5−30分間、好まし
くは15分間熱処理を行なう。この熱処理によって、セ
ロファンテープ圧着引き剥がし試験において素材との密
着性が非常に良好な銀鏡皮膜を得ることができる。
【0027】さらに、この銀鏡皮膜上にトップコートの
クリヤーコーティングを施すことにより、耐密着性、耐
食性、耐摩耗性、耐変色性等が一段と向上される。
クリヤーコーティングを施すことにより、耐密着性、耐
食性、耐摩耗性、耐変色性等が一段と向上される。
【0028】次に、本発明に係る銀鏡皮膜の形成方法、
活性化処理剤、銀鏡反応処理剤(銀溶液、還元剤溶液)
等について実施例に基づいて説明する。
活性化処理剤、銀鏡反応処理剤(銀溶液、還元剤溶液)
等について実施例に基づいて説明する。
【0029】
【実施例1】製造量の70%にあたる量の水道水を容器
に入れ、35%塩酸、塩化第一スズ及び塩化第二スズ
を、水1l当たり、それぞれ、0.23モル(塩化水素とし
て)、0.09モル及び0.03モルに相当する量で順に添加、
溶解し、さらに水道水を加えて全量を100%とした。
に入れ、35%塩酸、塩化第一スズ及び塩化第二スズ
を、水1l当たり、それぞれ、0.23モル(塩化水素とし
て)、0.09モル及び0.03モルに相当する量で順に添加、
溶解し、さらに水道水を加えて全量を100%とした。
【0030】このようにして得られた活性化処理剤は、
常温にて3ケ月間保存する際にも濁りが認められず、透
明であった。この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
常温にて3ケ月間保存する際にも濁りが認められず、透
明であった。この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
【0031】比較のため、上記の調製法と同様にして、
ただし、塩化第二スズを添加することなく活性化処理剤
を調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、製造
後3日経過後には濁り始め、8日後には沈殿が生成し、
使用不能であった。
ただし、塩化第二スズを添加することなく活性化処理剤
を調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、製造
後3日経過後には濁り始め、8日後には沈殿が生成し、
使用不能であった。
【0032】
【実施例2】製造量の70%にあたる量の水道水を容器
に入れ、35%塩酸、塩化第二鉄、塩化第一スズ及び塩
化第二スズを、水1l当たり、それぞれ、0.17モル(塩
化水素として)、0.009モル、0.11モル及び0.04モルに
相当する量で順に添加、溶解し、さらに水道水を加えて
全量を100%とし、塩酸酸性溶液の活性化処理剤を調製
した。
に入れ、35%塩酸、塩化第二鉄、塩化第一スズ及び塩
化第二スズを、水1l当たり、それぞれ、0.17モル(塩
化水素として)、0.009モル、0.11モル及び0.04モルに
相当する量で順に添加、溶解し、さらに水道水を加えて
全量を100%とし、塩酸酸性溶液の活性化処理剤を調製
した。
【0033】得られた活性化処理剤は4ケ月経過しても
濁りが認められず、透明であった。
濁りが認められず、透明であった。
【0034】この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
【0035】比較のため、上記の調製法と同様にして、
ただし、塩化第二スズを添加することなく活性化処理剤
を調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、調製
後3日経過後に濁り始め、7日後には沈殿が生成し、使
用不能であった。
ただし、塩化第二スズを添加することなく活性化処理剤
を調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、調製
後3日経過後に濁り始め、7日後には沈殿が生成し、使
用不能であった。
【0036】
【実施例3】0.11モル(塩化水素として)の35%塩酸
中に、0.01モルの酸化第二スズを添加し、よく撹拌して
溶解させた後、水道水700mlを加えた。ついで、塩化第
二鉄及び塩化第一スズを、それぞれ、0.004モル及び0.0
44モルの量で添加、溶解させ、さらに水道水を加えて全
量を1lとして、塩酸酸性溶液の活性化処理剤を調製し
た。
中に、0.01モルの酸化第二スズを添加し、よく撹拌して
溶解させた後、水道水700mlを加えた。ついで、塩化第
二鉄及び塩化第一スズを、それぞれ、0.004モル及び0.0
44モルの量で添加、溶解させ、さらに水道水を加えて全
量を1lとして、塩酸酸性溶液の活性化処理剤を調製し
た。
【0037】得られた活性化処理剤は1ケ月経過しても
濁りが認められず、透明であった。
濁りが認められず、透明であった。
【0038】この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
【0039】比較のため、上記の調製法と同様にして、
ただし、塩化第二鉄を添加することなく活性化処理剤を
調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、本発明
による活性化処理剤によって得られるものと同じ濡れを
得ためには、スプレーガンによる吹き付けを1−4回多
く行うことが必要であった。
ただし、塩化第二鉄を添加することなく活性化処理剤を
調製した。この方法で得られた活性化処理剤は、本発明
による活性化処理剤によって得られるものと同じ濡れを
得ためには、スプレーガンによる吹き付けを1−4回多
く行うことが必要であった。
【0040】
【実施例4】実施例3に記載の調製法と同様にして、た
だし、35%塩酸、塩化第二鉄、塩化第一スズ及び塩化
第二スズの量を2倍として活性化処理剤を製造した。こ
れを水道水で2倍に希釈した(濃度は実施例3と同一に
なる)。この液は2ヶ月経過しても濁りを認めず透明で
あった。
だし、35%塩酸、塩化第二鉄、塩化第一スズ及び塩化
第二スズの量を2倍として活性化処理剤を製造した。こ
れを水道水で2倍に希釈した(濃度は実施例3と同一に
なる)。この液は2ヶ月経過しても濁りを認めず透明で
あった。
【0041】
【実施例5】製造量の10%にあたる量の水道水を容器
に入れ、35%塩酸、酸化第一スズ及び塩化第二スズ
を、水1l当たり、それぞれ、0.11モル(塩化水素とし
て)、0.03モル及び0.01モルに相当する量で順に添加、
溶解後、塩化第二鉄を水1l当たり0.002モルに相当す
る量で添加、溶解し、さらに水道水を加えて全量を100
%とした。
に入れ、35%塩酸、酸化第一スズ及び塩化第二スズ
を、水1l当たり、それぞれ、0.11モル(塩化水素とし
て)、0.03モル及び0.01モルに相当する量で順に添加、
溶解後、塩化第二鉄を水1l当たり0.002モルに相当す
る量で添加、溶解し、さらに水道水を加えて全量を100
%とした。
【0042】得られた活性化処理剤は3ケ月経過しても
濁りが認められず、透明であった。
濁りが認められず、透明であった。
【0043】この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
【0044】
【実施例6】ABS樹脂製品の脱脂、水洗、乾燥した表面
に、市販のアンダーコート塗料(大橋化学工業株式会
社;アンダーブラックNo. 0128)を、硬化剤及びシンナ
ーと10:2:4−5の割合で混合して塗布し、つい
で、溶剤を飛散させた後、90℃で30分間乾燥した。
これに、実施例1で調製した活性化処理剤をスプレーガ
ンで吹き付けて活性化処理を行った。活性化処理後、純
水にて洗浄した。
に、市販のアンダーコート塗料(大橋化学工業株式会
社;アンダーブラックNo. 0128)を、硬化剤及びシンナ
ーと10:2:4−5の割合で混合して塗布し、つい
で、溶剤を飛散させた後、90℃で30分間乾燥した。
これに、実施例1で調製した活性化処理剤をスプレーガ
ンで吹き付けて活性化処理を行った。活性化処理後、純
水にて洗浄した。
【0045】ついで、銀鏡反応処理剤をスプレーガンで
吹き付けた。吹き付け後、純水にて洗浄し、乾燥し、7
5−80℃にて15分間熱処理を行った。これにより、
密着性良好な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
吹き付けた。吹き付け後、純水にて洗浄し、乾燥し、7
5−80℃にて15分間熱処理を行った。これにより、
密着性良好な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
【0046】なお、使用した銀鏡反応処理剤の調製法は
下記のとおりである。
下記のとおりである。
【0047】先ず、水1l中に硝酸銀0.12モルを溶解し
てA液を調製すると共に、水1l中にアンモニア0.44モ
ル溶解してB液を調製しておき、使用前にA液及びB液
を1:1の同容量で混合して金属塩溶液を作成する。次
に、水1l中にホルマリン0.21モルを溶解して還元剤溶
液を作成する。使用の際、これら両溶液をダブルスプレ
ーガンにより吹き付けることによって銀鏡反応処理剤と
する。
てA液を調製すると共に、水1l中にアンモニア0.44モ
ル溶解してB液を調製しておき、使用前にA液及びB液
を1:1の同容量で混合して金属塩溶液を作成する。次
に、水1l中にホルマリン0.21モルを溶解して還元剤溶
液を作成する。使用の際、これら両溶液をダブルスプレ
ーガンにより吹き付けることによって銀鏡反応処理剤と
する。
【0048】
【実施例7】アルミニウム素材(合金称呼JIS5052)製
品をカセイアルカリで小エッチングし、充分に水洗、乾
燥して得られた表面に、金属と塗膜との密着性を高める
ために市販のベースコート塗料(大橋化学工業株式会
社;ベースコートブラック)を、シンナーと10:5−
6の割合で混合して塗布し、ついで、溶剤を飛散させた
後、140℃で40分間乾燥した。この上に市販のアンダ
ーコート塗料(大橋化学工業株式会社;アンダーブラッ
クNo. 0128)を、硬化剤及びシンナーと8:2:4−5
の割合で混合して塗布し、ついで、溶剤を飛散させた
後、80℃で30分間乾燥した。これに、実施例2で調
製した活性化処理剤をスプレーガンで吹き付けて活性化
処理を行った。活性化処理後、純水にて洗浄した。
品をカセイアルカリで小エッチングし、充分に水洗、乾
燥して得られた表面に、金属と塗膜との密着性を高める
ために市販のベースコート塗料(大橋化学工業株式会
社;ベースコートブラック)を、シンナーと10:5−
6の割合で混合して塗布し、ついで、溶剤を飛散させた
後、140℃で40分間乾燥した。この上に市販のアンダ
ーコート塗料(大橋化学工業株式会社;アンダーブラッ
クNo. 0128)を、硬化剤及びシンナーと8:2:4−5
の割合で混合して塗布し、ついで、溶剤を飛散させた
後、80℃で30分間乾燥した。これに、実施例2で調
製した活性化処理剤をスプレーガンで吹き付けて活性化
処理を行った。活性化処理後、純水にて洗浄した。
【0049】ついで、実施例6と同じ銀鏡反応処理剤を
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄、乾燥後、80
−85℃にて3分間熱処理を行ったところ、密着性良好
な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄、乾燥後、80
−85℃にて3分間熱処理を行ったところ、密着性良好
な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
【0050】
【実施例8】マグネシウム素材(ダイカストでASTMのAZ
91)製品をメチルエチルケトンで洗浄した後、アルカリ
脱脂し、充分に水洗し、乾燥して得られた表面に、金属
と塗膜との密着性を高めるために市販のベースコート塗
料(大橋化学工業株式会社;ベースコートブラック)
を、シンナーと10:5−6の割合で混合して塗布し、
ついで、溶剤を飛散させた後、140℃で40分間乾燥し
た。この上に市販のアンダーコート塗料(大橋化学工業
株式会社;アンダーブラックNo. 0128)を、硬化剤及び
シンナーと8:2:4−5の割合で混合して塗布し、つ
いで、溶剤を飛散させた後、80℃で30分間乾燥し
た。これを実施例3で得られた活性化処理剤に浸漬する
ことによって活性化処理を行った。活性化後、純水にて
洗浄した。
91)製品をメチルエチルケトンで洗浄した後、アルカリ
脱脂し、充分に水洗し、乾燥して得られた表面に、金属
と塗膜との密着性を高めるために市販のベースコート塗
料(大橋化学工業株式会社;ベースコートブラック)
を、シンナーと10:5−6の割合で混合して塗布し、
ついで、溶剤を飛散させた後、140℃で40分間乾燥し
た。この上に市販のアンダーコート塗料(大橋化学工業
株式会社;アンダーブラックNo. 0128)を、硬化剤及び
シンナーと8:2:4−5の割合で混合して塗布し、つ
いで、溶剤を飛散させた後、80℃で30分間乾燥し
た。これを実施例3で得られた活性化処理剤に浸漬する
ことによって活性化処理を行った。活性化後、純水にて
洗浄した。
【0051】ついで、実施例6と同じ銀鏡反応処理剤を
スプレーガンで吹付け、純水にて洗浄、乾燥後、70−
75℃にて10分間熱処理を行ったところ、密着性良好
な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
スプレーガンで吹付け、純水にて洗浄、乾燥後、70−
75℃にて10分間熱処理を行ったところ、密着性良好
な鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
【0052】
【実施例9】黄銅の板をアセトンで洗浄した後、アルカ
リ脱脂し、水洗後、希硫酸による中和を行い、水洗し
た。これに、実施例2で調製した活性化処理剤をスプレ
ーガンで吹き付けて活性化処理を行った。活性化処理
後、純水にて洗浄した。
リ脱脂し、水洗後、希硫酸による中和を行い、水洗し
た。これに、実施例2で調製した活性化処理剤をスプレ
ーガンで吹き付けて活性化処理を行った。活性化処理
後、純水にて洗浄した。
【0053】ついで、実施例6と同じ銀鏡反応処理剤を
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄し、乾燥を行っ
た。これにより、鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄し、乾燥を行っ
た。これにより、鏡面の銀鏡皮膜が形成された。
【0054】
【実施例10】透明板ガラスを中性洗剤にて充分に洗浄
した後、水洗を行った。これに、実施例3で調製した活
性化処理剤をスプレーガンで吹き付けて活性化処理を行
った。活性化処理後、純水にて洗浄した。
した後、水洗を行った。これに、実施例3で調製した活
性化処理剤をスプレーガンで吹き付けて活性化処理を行
った。活性化処理後、純水にて洗浄した。
【0055】ついで、実施例6と同じ銀鏡反応処理剤を
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄し、乾燥を行っ
た。これにより、銀面の銀鏡皮膜が形成された。
スプレーガンで吹き付け、純水にて洗浄し、乾燥を行っ
た。これにより、銀面の銀鏡皮膜が形成された。
【0056】
【実施例11】0.58モルの濃硫酸中に、0.12モルの硫酸
第一スズを添加し、撹拌して泥状とした液を、別容器に
収容した水道水700mlに、撹拌しながら徐々に添加し、
溶解させた。ついで、35%塩酸0.06モル及び塩化第二
スズ0.03モルを添加、撹拌し、さらに水道水を加えて全
量を1lとして、硫酸−塩酸混合酸性溶液の活性化処理
剤を調製した。
第一スズを添加し、撹拌して泥状とした液を、別容器に
収容した水道水700mlに、撹拌しながら徐々に添加し、
溶解させた。ついで、35%塩酸0.06モル及び塩化第二
スズ0.03モルを添加、撹拌し、さらに水道水を加えて全
量を1lとして、硫酸−塩酸混合酸性溶液の活性化処理
剤を調製した。
【0057】得られた活性化処理剤は2ケ月経過しても
濁りが認められず、透明であった。
濁りが認められず、透明であった。
【0058】この活性化処理剤を使用して、素材上の銀
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
鏡皮膜被形成表面に対してスプレーガンによる吹付け法
及び浸漬法によって活性化処理を行った。いずれの方法
による活性化処理においても充分な活性化効果が認めら
れた。
【0059】活性化処理後、純水にて洗浄し、ついで、
銀鏡反応処理剤をスプレーガンで吹き付けた。吹き付け
後、純水にて洗浄し、乾燥し、70℃にて5分間熱処理
を行った。これにより、密着性良好な鏡面の銀鏡皮膜が
形成された。
銀鏡反応処理剤をスプレーガンで吹き付けた。吹き付け
後、純水にて洗浄し、乾燥し、70℃にて5分間熱処理
を行った。これにより、密着性良好な鏡面の銀鏡皮膜が
形成された。
【0060】なお、使用した銀鏡反応処理剤の調製法は
実施例6のとおりである。
実施例6のとおりである。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、第一スズ化合物及び塩
化水素を含有する酸性水溶液中に、第一スズイオンに対
して一定の量の第二スズイオンを存在させることによ
り、塩基性塩の生成、沈殿による寿命の短縮が防止さ
れ、長期間にわたって沈殿のない、透明な溶液状態が持
続する改善された寿命をもつ活性化処理剤が得られる。
化水素を含有する酸性水溶液中に、第一スズイオンに対
して一定の量の第二スズイオンを存在させることによ
り、塩基性塩の生成、沈殿による寿命の短縮が防止さ
れ、長期間にわたって沈殿のない、透明な溶液状態が持
続する改善された寿命をもつ活性化処理剤が得られる。
【0062】さらに塩化第二鉄を配合した酸性水溶液で
は、改善された寿命を有するだけでなく、専用のラッカ
ー塗装を施した下地層に対する親水性が改善されてお
り、極めて有用な活性化処理剤が得られる。
は、改善された寿命を有するだけでなく、専用のラッカ
ー塗装を施した下地層に対する親水性が改善されてお
り、極めて有用な活性化処理剤が得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C23C 18/30
C23C 18/44
Claims (4)
- 【請求項1】プラスチック、金属、ガラス、ゴム、陶磁
器、木材、竹、皮革、発泡スチロール等の素材からなる
製品の表面に銀鏡皮膜を形成するに当たり、前記製品の
銀鏡皮膜被形成表面を活性化するために使用する活性化
処理剤において、水1l当たり第一スズ化合物0.01−0.
22モル及び塩化水素0.02−0.48モルを含有する酸性水溶
液に、第二スズ化合物を前記第一スズ化合物に対して少
なくとも10モル%の量で添加したことを特徴とする、
活性化処理剤。 - 【請求項2】第一スズ化合物が、塩化第一スズ、酸化第
一スズ、硫酸第一スズ、ホウフッ化第一スズ又はこれら
の混合物の中から選ばれものである、請求項1記載の活
性化処理剤。 - 【請求項3】第二スズ化合物が、塩化第二スズ、酸化第
二スズ又はこれらの混合物の中から選ばれものである、
請求項1又は2項記載の活性化処理剤。 - 【請求項4】さらに水溶液1l当たり塩化第二鉄0.001
−0.04モルを配合してなる、請求項1−3のいずれか1
記載の活性化処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323090A JP3455912B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 銀鏡用活性化処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323090A JP3455912B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 銀鏡用活性化処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003129249A JP2003129249A (ja) | 2003-05-08 |
JP3455912B2 true JP3455912B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=19140033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001323090A Expired - Fee Related JP3455912B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 銀鏡用活性化処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3455912B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007197743A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 銀鏡用活性化処理液 |
CN106048565A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-10-26 | 丽水学院 | 用于塑料表面化学镀铜的活化液 |
WO2020255383A1 (ja) * | 2019-06-21 | 2020-12-24 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 装飾品 |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323090A patent/JP3455912B2/ja not_active Expired - Fee Related
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