JP3455683B2 - 負荷電流検出回路 - Google Patents
負荷電流検出回路Info
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Description
誘導性負荷に流す電流を精度よく検出するための負荷電
流検出回路に関する。
に抵抗を挿入し、抵抗の両端に発生する電圧から流れる
電流を求める方法が広く行われている。たとえば、特開
平9−305245には、電源装置に電流検出回路を設
ける先行技術が開示されている。また特開平9−224
397には、ソレノイドコイルに流れる電流を検出する
先行技術が開示されている。これらの先行技術に示すよ
うに、電流検出は、電源回路関係や、ソレノイドなどの
誘導性負荷に流れる電流の検出の際に多く用いられてい
る。
ン関係などにも、多くの点で電子制御化が進められてい
る。自動車関係などの電子制御化のためには、図7
(a)に示すようなリニアソレノイドバルブを用いて、
図7(b)に示すように電気的出力を油圧などの機械的
出力に変換する必要がある。図7(a)のリニアソレノ
イドバルブ1は、コイル2に流れる制御電流に応じてプ
ランジャ3の位置を制御し、プランジャ3によって油圧
バルブ4のスプール5を変位させて、図7(b)に示す
ような油圧の制御を行う。油圧制御を精度よく行うため
には、制御電流を精度よく検出する必要がある。
動回路を示す。コイル2は、図7(a)に示すリニアソ
レノイドバルブ1の駆動コイルである。コイル2の一端
は直流電源の正出力電圧+Bに接続され、コイル2の他
端は、ローサイドスイッチ6を介して直流電源の他方出
力である接地GNDに接続される。ローサイドスイッチ
6がON状態のときには、直流電源の正出力電圧+Bか
らI1として示すように制御電流が流れる。ローサイド
スイッチ6をOFF状態にすると、コイル2に蓄えられ
ている電磁エネルギが解放され、I2として示すような
誘導電流が流れようとする。I2に示す誘導電流が、ロ
ーサイドスイッチ6をOFF状態にしたときに流れるよ
うに、コイル2の両端間にはダイオード7が接続され
る。ダイオード7はカソードが正出力電圧+B側に、ア
ノードがローサイドスイッチ6を介して負出力電圧であ
る接地GND側にそれぞれ接続される。ローサイドスイ
ッチ6がON状態のときには、ダイオード7には逆方向
のバイアス電圧が印加されるので、電源の正出力電圧+
B側からダイオード7を介してローサイドスイッチ6に
はほとんど電流が流れない。ローサイドスイッチ6をO
FF状態にして、誘導電流I2が流れる際には、ダイオ
ード7は順方向となるので、コイル2から発生する誘導
電流を流すことができる。この誘導電流I2は、抵抗8
によって検出され、差動増幅器9によって増幅される。
ローサイドスイッチ6がON状態となっているときに流
れる制御電流I1は、抵抗10の両端の電位差として検
出され、差動増幅回路11によって増幅される。差動増
幅回路9および差動増幅回路11の出力は、定電流回路
12,13を介して出力抵抗14で合成される。
9,11の入力回路を、車載用という苛酷な使用環境を
考慮してバイポーラトランジスタで構成するときの入力
電圧と出力電圧との関係を示す。図9(a)は、差動増
幅回路9,11の入力端をNPNトランジスタによって
構成しているときの特性を示す。図9(b)は、入力端
をPNPトランジスタによって構成している場合の入出
力特性を示す。図9(a)に示すようなNPN構成で
は、入力電圧が接地電位に近い側で不感帯が生じる。図
9(b)に示すようなPNP構成では、入力電圧が電源
の正出力電圧+Bに近い側で不感帯が生じる。図8に示
す構成では、誘導電流I2を検出する差動増幅回路9
は、直流電源の正の出力電圧+Bに近い電位で動作する
ので、図9(a)に示すNPN構成を用いる。制御電流
I1を検出する差動増幅回路11は、接地GND電位に
近い電位で差動増幅を行うので、図9(b)に示すよう
なPNP構成の差動増幅回路を用いる。
ドスイッチ15を設ける構成を示す。本構成で、図8に
示すローサイド駆動の構成と対応する部分には同一の参
照符を付し、重複する説明は省略する。ハイサイドスイ
ッチ15がON状態のときには、電源の正出力電圧+B
からの制御電流I1はハイサイドスイッチ15からコイ
ル2を通って抵抗8から接地GNDに流れる。ハイサイ
ドスイッチ15がOFF状態のときには、コイル2に蓄
えられていた電磁エネルギに基づく誘導電流I2が、抵
抗8を介してGNDに流れ、さらにダイオード7を介し
てコイル2に戻る経路を流れる。
リニアソレノイドバルブでは、必要に応じて図8に示す
ようなローサイド駆動と、図10に示すようなハイサイ
ド駆動とを選択して用いたり、あるいはローサイド駆動
およびハイサイド駆動を併用して信頼性を高める駆動を
行う必要がある。図10に示すような単純なハイサイド
駆動では、1つの電流検出用の抵抗8でコイル2に流れ
る電流の検出を行うことができるけれども、図8に示す
ようなローサイド駆動、さらにはハイサイドとローサイ
ドとを組合わせた方式の駆動では、2つの抵抗8,10
と2つの差動増幅回路9,11とで電流検出を行う必要
がある。
用の駆動コイルなどの誘導性負荷に流れる電流を1つの
電流検出用抵抗で精度よく検出することができる負荷電
流検出回路を提供することである。
および負出力にハイサイドスイッチおよびローサイドス
イッチをそれぞれ介して一端および他端がそれぞれ接続
される誘導性負荷に流れる電流を検出する負荷電流検出
回路であって、該ハイサイドスイッチおよびローサイド
スイッチが共にオン状態であるときにおける該誘導性負
荷に流れる制御電流の経路に設けた電流検出用抵抗と、
該ハイサイドスイッチ、または該ローサイドスイッチの
いずれか一方がオフ状態であるときにおける前記誘導性
負荷に流れる誘導電流の経路に設けた電流検出用抵抗と
が同一で構成されてなり、該誘導電流の経路が該誘導性
負荷および該電流検出用抵抗とダイオードとを介して環
流する閉経路からなることを特徴とする負荷電流検出回
路である。
力および負出力にハイサイドスイッチおよびローサイド
スイッチを介してそれぞれ接続される。ハイサイドスイ
ッチおよびローサイドスイッチが共にオン状態にあると
きに誘導性負荷に流れる制御電流と、ハイサイドスイッ
チまたはローサイドスイッチのいずれか一方がオフ状態
であるときに誘導性負荷に流れる誘導電流とは、同一の
電流検出用抵抗の両端間に発生する電位差から検出する
ことができる。
にハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチをそれ
ぞれ介して一端および他端がそれぞれ接続される誘導性
負荷に、カソードが該一端側でアノードが該他端側とな
るようにダイオードが逆方向でかつ並列に接続されてい
る状態で、該誘導性負荷に流れる電流を検出する負荷電
流検出回路であって、該誘導性負荷の一端と該ハイサイ
ドスイッチおよび該ダイオードのカソードの接続点との
間、または該誘導性負荷の他端および該ダイオードのア
ノードの接続点と該ローサイドスイッチとの間のうちの
一方に挿入される電流検出用抵抗と、該電流検出用抵抗
の両端間に発生する電位差を増幅して該誘導性負荷に流
れる電流を検出する電流検出用増幅回路とを含み、該ハ
イサイドスイッチまたは該ローサイドのいずれか一方が
オフしたときの誘導電流の経路が該誘導性負荷、該電流
検出用抵抗および該ダイオードを介して環流する閉回路
からなることを特徴とする負荷電流検出回路である。
正出力および負出力にハイサイドスイッチおよびローサ
イドスイッチをそれぞれ介して接続される。誘導性負荷
には並列にダイオードが接続され、ダイオードのカソー
ド側はハイサイドスイッチ側に、ダイオードのアノード
側はローサイドスイッチ側にそれぞれ接続される。誘導
性負荷の一端とハイサイドスイッチおよびダイオードの
カソードの接続点との間、または誘導性負荷の他端およ
びダイオードのアノードの接続点とローサイドスイッチ
との間のうちの一方には、電流検出用抵抗が挿入され
る。電流検出用抵抗の両端間に発生する電位差は、電流
検出用増幅回路によって増幅される。ハイサイドスイッ
チおよびローサイドスイッチがいずれもON状態である
ときには、制御電流の経路として、直流電源の正出力側
からハイサイドスイッチを介して誘導性負荷に電流が供
給され、さらにローサイドスイッチを介して直流電源の
負出力側に流れる。ハイサイドスイッチまたはローサイ
ドスイッチのうちの少なくとも一方がOFFになれば、
誘導電流の経路として、誘導性負荷に蓄えられる電磁エ
ネルギに基づく誘導電流がダイオードを通って流れる。
いずれの電流も、同一の電流検出用抵抗を通って流れる
ので、抵抗の両端間の電位差から流れる電流を検出する
ことができる。
しての負荷電流検出回路の概略的な構成を示す。誘導性
負荷であるコイル21は、たとえば図7に示すようなリ
ニアソレノイドバルブ1の駆動コイルや、あるいは電磁
リレーなどの駆動コイル、さらにはモータなどの励磁コ
イルなどに相当する。コイル21の一端と、直流電源の
ハイレベル側である正出力電圧+B側には、ハイサイド
スイッチ22が設けられる。コイル21の他端と、直流
電源のローレベルの負出力電圧側である接地GND側に
は、ローサイドスイッチ23が設けられる。ハイサイド
スイッチ22およびローサイドスイッチ23は、半導体
スイッチング素子などによって実現される。コイル21
の一端と他端との間には、並列にダイオード24が接続
される。ダイオード24は、カソード側が直流電源の正
出力電圧+B側に、アノード側が直流電源の負出力電圧
である接地GND側に接続される。ダイオード24のア
ノードとローサイドスイッチ24との接続点と、コイル
21の他端との間には、電流検出用の抵抗25が接続さ
れる。抵抗25の両端間の電圧は、電流検出用増幅回路
26によって増幅され、抵抗25に流れる電流に対応す
る出力が出力抵抗27の両端間に得られる。
5を1個だけ挿入し、電流検出用増幅回路26も1個だ
け用いる。図1の構成を用いて、ハイサイド駆動を行う
ことができる。ハイサイド駆動時にはローサイドスイッ
チ23を常時ON状態とし、ハイサイドスイッチ22を
パルス幅(PWM)制御する。検出される電流は、ハイ
サイドスイッチ22がON状態のときには制御電流I1
として、ハイサイドスイッチ22がOFF状態のときに
は誘導電流I2としてそれぞれ流れる。また、ローサイ
ド駆動として、ハイサイドスイッチ22を常時ON状態
とし、ローサイドスイッチ23をPWM制御する駆動も
可能である。ローサイドスイッチ23のON時には制御
電流I1が流れ、ローサイドスイッチ23のOFF時は
誘導電流I2が流れる。いずれの場合でも、抵抗25に
電流が流れ、電流検出用増幅回路26で検出することが
できる。
7に示すようなリニアソレノイドバルブ1を半導体集積
回路(以下「IC」と略称する)駆動回路で駆動する構
成を(a)で示す。駆動IC30は、マイコン31から
設定される設定値となるように、出力電流を制御する。
駆動IC30内には、図1のハイサイドスイッチ22お
よびローサイドスイッチ23に対応するスイッチングト
ランジスタ32,33がそれぞれ内蔵される。スイッチ
ングトランジスタ32,33は高電圧側の出力駆動回路
34および低電圧側の出力駆動回路35によってそれぞ
れ駆動される。コイル21に流れる電流は、図1の実施
形態と同様に抵抗25の両端の電位差として、図1の電
流検出用増幅回路26と同等な高精度電流検出回路36
によって検出される。ハイサイド側のスイッチングトラ
ンジスタ32およびローサイド側のスイッチングトラン
ジスタ33の駆動の切換えは、選択回路(SEL)37
によって行われる。ハイサイド側のスイッチングトラン
ジスタ32のバイアス電圧は、チャージポンプ回路38
によって発生される。
力回路であるI/O39から12bitD/Aコンバー
タ40で直流電圧レベルに変換される。12bitD/
Aコンバータ40が導出する直流電圧は、高精度電流検
出回路36の出力電圧と比較器41によって比較され
る。比較器41の比較出力は、比較器42で発振器43
からの三角波と比較される。高精度電流検出回路36に
よって検出される電流値が12bitD/Aコンバータ
40によって出力される電圧レベルよりも低いときに、
ハイサイド駆動ではハイサイド側のスイッチングトラン
ジスタ32がON状態となる。コイル21を流れる電流
値は時間とともに増加し、12bitD/Aコンバータ
40の出力電圧よりも高くなると、比較器41の出力が
ローレベルとなる。比較器42は、比較器41の出力が
ハイレベルで、かつ発振器43の出力する三角波のレベ
ルよりも高いときに、駆動するハイサイド側のスイッチ
ングトランジスタ32をON状態とするPWM制御を行
う。ローサイド駆動では、ローサイド側のスイッチング
トランジスタ33でPWM制御を行う。いずれの駆動方
式でも、PWM制御を行わないスイッチングトランジス
タは、常時ON状態とする。このようなスイッチングト
ランジスタ32,33の選択回路37による切換えで、
図2(b)に示すように、0〜1Aの出力電流設定値全
域において、不感帯なしでリニアな出力電流制御を行う
ことができる。
6の内部構成を示す。切換回路50は、電流検出用の抵
抗25の両端の電圧を増幅する第1の差動増幅回路であ
るPNP構成差動増幅回路51と第2の差動増幅回路で
あるNPN構成差動増幅回路52とを切換える。PNP
構成差動増幅回路51は、図9(b)に示すような入出
力電圧特性を有し、電源電圧の正出力電圧+B側に不感
帯を有する。NPN構成差動増幅回路52は、図9
(a)に示すような入出力増幅特性を有し、直流電源の
負出力電圧である接地GND側に不感帯を有する。切換
回路50の切換動作は、基準電位設定回路53によって
設定される基準電位に基づいて行われる。
圧抵抗54,55で構成され、直流電源の正出力電圧+
Bと負出力電圧であるGNDとの中間の+B/2の電位
を導出する。基準電位設定回路53が設定する基準電位
は、PNP構成差動増幅回路51およびNPN構成差動
増幅回路52のいずれの不感帯にも属さない電位であれ
ば、正確に+B/2でなくてもよい。
バイポーラドランジスタによる差動増幅回路を使用する
のは、温度や電源電圧の変動にも安定に動作することが
期待されるからである。特に車載用として使用するとき
は、周囲温度が−40〜105℃で、+Bが10〜16
V程度変動しても、信頼性の高い動作が可能である必要
がある。
路51の動作と非動作とを切換えるためのNPNスイッ
チングトランジスタ56と、NPN構成差動増幅回路5
2の動作と非動作とを切換えるPNPスイッチングトラ
ンジスタ57とが含まれる。電流検出用の抵抗25の電
位が+B/2よりも高くなると、NPNスイッチングト
ランジスタ56はOFF状態となり、PNP構成差動増
幅回路51の動作は停止する。PNPスイッチングトラ
ンジスタ57はON状態となり、NPN構成差動増幅回
路52は動作して、抵抗25の両端間の電圧を増幅す
る。抵抗25の電位が接地GND付近にあると、NPN
スイッチングトランジスタ56はON状態となり、PN
Pスイッチングトランジスタ57はOFF状態となる。
これに応じて、PNP構成差動増幅回路51が動作し、
NPN差動増幅回路52は非動作となる。
NPN出力トランジスタ58のベースが接続される。N
PN構成差動増幅回路52の出力側にはPNP出力トラ
ンジスタ59のベースが接続される。PNP出力トラン
ジスタ59のコレクタは、カレントミラー回路60を構
成するNPNトランジスタ61のコレクタに接続され
る。カレントミラー回路60は、一対のNPNトランジ
スタ61,62によって構成され、エミツタおよびベー
スは共通接続される。NPNトランジスタ62のコレク
タには、NPNトランジスタ61のコレクタと同等の電
流が流れる。したがってNPN構成差動増幅回路52が
動作しているときのNPN出力トランジスタ58のコレ
クタ出力電流と同一の電流が、NPNトランジスタ62
のコレクタから出力抵抗27に流れる。また、NPN構
成差動増幅回路52が動作しているときにPNP出力ト
ランジスタ59のコレクタに流れる電流は、出力抵抗2
7に流れる。このようにして、出力抵抗27には、PN
P構成差動増幅回路51またはNPN構成差動増幅回路
52の出力に対応する電流が流れ、出力を合成して取出
すことができる。
いで単に出力を合成する場合を(a)に、図3に示すよ
うに切換えを行う場合を(b)に示す。図4(a)に示
すように、PNP構成差動増幅回路51およびNPN構
成差動増幅回路52には、入力電圧のローレベル側ある
いはハイレベル側の一方にそれぞれ不感帯が生じる。P
NP構成差動増幅回路51およびNPN構成差動増幅回
路52を常時ON状態にしておくと、両方の出力が足し
合わされ、実際にコイル21に流れている電流よりも多
めの電流が検出されることになる。本実施形態では、図
4(b)に示すように、PNP構成差動増幅回路51と
NPN構成差動増幅回路52とを、入力電位が+B/2
となるときを基準にして切換えている。入力電位VSE
NSE−が+B/2よりも低い範囲ではPNP構成差動
増幅回路51を動作させ、VSENSE−が+B/2よ
りも高い範囲ではNPN構成差動増幅回路52を動作さ
せるように切換え、平坦な出力電圧特性を得ることがで
きる。なお、抵抗25の抵抗値は、たとえば0.33Ω
であり、1Aの電流が流れると330mVの電位差が発
生する。直流電源電圧+Bは、自動車のバッテリの出力
電圧である12V程度である。
ーサイド駆動を行う状態を(a)に示し、(b)では駆
動に対応する電流波形を示し、(c)では出力電圧波形
を示す。出力電圧波形は、基準電位である+B/2より
も低い範囲がPNP構成差動増幅回路51で増幅され、
高い範囲がNPN構成差動増幅回路52で増幅される。
して、図2に示す駆動IC30を3個用いて電子制御ユ
ニット(ECU)70を構成する例を示す。3個の駆動
IC30a,30b,30cは、ソレノイドのコイル2
1a,21b,21cを、ハイサイド駆動、ハイサイド
駆動およびローサイド駆動でそれぞれ制御する。各駆動
IC30a,30b,30cには、CPU71から設定
値が与えられる。CPU71および駆動IC30a,3
0b,30cには、動作用の直流電源電圧として、定電
圧回路(REG)72から5Vの直流電圧が与えられ
る。また、パワーオンリセットなどの際に発生されるリ
セット信号が、リセット回路73から与えられる。駆動
IC30a,30b,30cは、同一構成で、ハイサイ
ド駆動もローサイド駆動も可能であるので、高精度の電
流制御を容易に行うことができる。なお、各駆動Ic3
0a,30b,30cは、異なる識別番号(ID)を付
して区別する。
の抵抗25をローサイド側に挿入しているけれども、同
様にハイサイド側にも接続することができる。また、電
流検出用増幅回路26または高精度電流検出回路36
は、リニアソレノイドバルブなどのコイル21に流れる
制御電流や誘導電流の検出を行っているけれども、図2
(b)に示すようないわゆるRail to Rail
の入出力特性を有するので、一般に電源回路などから負
荷に供給される電流の検出を行うこともできる。電源の
出力電圧の一方に近い電位でも精度よく電流を検出する
ことができる。
ドスイッチおよびローサイドスイッチが共にON状態で
電源から誘導性負荷に供給される制御電流や、ハイサイ
ドスイッチまたはローサイドスイッチのうちの一方がO
FFになって流れる誘導電流を、同一の電流検出用抵抗
で検出することができる。
およびローサイドスイッチが共にON状態で直流電源か
ら誘導性負荷に供給される制御電流や、ハイサイドスイ
ッチまたはローサイドスイッチのうちの少なくとも一方
がOFFになって流れる誘導電流を、1つの電流検出用
抵抗で検出することができる。
の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
的な電気的構成を示すブロック図とその出力電流制御特
性を示すグラフである。
6の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
回路の切換えの効果を示すグラフである。
行う例を示すブロック図およびその電流検出波形と出力
波形とを示す波形図である。
略的な電気的構成を示すブロック図である。
性を示すグラフである。
を示すブロック図である。
ック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 電源の正出力および負出力にハイサイド
スイッチおよびローサイドスイッチをそれぞれ介して一
端および他端がそれぞれ接続される誘導性負荷に流れる
電流を検出する負荷電流検出回路であって、 該ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチが共に
オン状態であるときにおける該誘導性負荷に流れる制御
電流の経路に設けた電流検出用抵抗と、該ハイサイドス
イッチ、または該ローサイドスイッチのいずれか一方が
オフ状態であるときにおける前記誘導性負荷に流れる誘
導電流の経路に設けた電流検出用抵抗とが同一で構成さ
れてなり、 該誘導電流の経路が該誘導性負荷および該電流検出用抵
抗とダイオードとを介して環流する閉経路からなること
を特徴とする負荷電流検出回路。 - 【請求項2】 電源の正出力および負出力にハイサイド
スイッチおよびローサイドスイッチをそれぞれ介して一
端および他端がそれぞれ接続される誘導性負荷に、カソ
ードが該一端側でアノードが該他端側となるようにダイ
オードが逆方向でかつ並列に接続されている状態で、該
誘導性負荷に流れる電流を検出する負荷電流検出回路で
あって、 該誘導性負荷の一端と該ハイサイドスイッチおよび該ダ
イオードのカソードの接続点との間、または該誘導性負
荷の他端および該ダイオードのアノードの接続点と該ロ
ーサイドスイッチとの間のうちの一方に挿入される電流
検出用抵抗と、 該電流検出用抵抗の両端間に発生する電位差を増幅して
該誘導性負荷に流れる電流を検出する電流検出用増幅回
路とを含み、 該ハイサイドスイッチまたは該ローサイドのいずれか一
方がオフしたときの誘導電流の経路が該誘導性負荷、該
電流検出用抵抗および該ダイオードを介して環流する閉
回路からなることを特徴とする負荷電流検出回路。
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