JP3455284B2 - 流体量測定方法及び流体量測定装置 - Google Patents

流体量測定方法及び流体量測定装置

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JP3455284B2 JP12442994A JP12442994A JP3455284B2 JP 3455284 B2 JP3455284 B2 JP 3455284B2 JP 12442994 A JP12442994 A JP 12442994A JP 12442994 A JP12442994 A JP 12442994A JP 3455284 B2 JP3455284 B2 JP 3455284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体量測定方法及び流体
量測定装置に関し、特に流体を収容する所定形状のメイ
ンタンクに対し小容積の基準タンクを連通して設け、両
タンク内の空間の容積を変化させ、両タンク内の圧力変
動値に基づきメインタンク内の流体の流体量を測定する
流体量測定方法及び流体量測定装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク内に収容された液体、粉体
等の体積を測定する体積測定方法及びその装置として、
特開平2−19717号公報に記載のように種々の方法
及び装置が提案されている。例えば同公報第10図に記
載の実施例においては、メインタンク30と補正タンク
31に対し、体積変化機構33により各タンク内の容積
を変化させて圧力変動を生じさせ、第2の振幅検出器3
9aからの出力γ・P0・v0 を第1の振幅検出器39
bからの出力γ・P0 ・v0 /V2 で除算することによ
って、メインタンク30の空洞部分の体積V2 を算出す
ることとしている。更に、この体積V2 をメインタンク
30の全体積(容積)から引算することによってメイン
タンク30に収容された液体等の体積VL を算出するこ
ととしている。測定原理は同公報に説明されているので
説明は省略するが、メインタンク30内の空間の容積
(即ち、メインタンク内に収容物が存在しなければメイ
ンタンクの全容積であり、収容物が存在する場合にはメ
インタンク内の収容物以外の容積)はメインタンク30
及び補正タンク31内の圧力変動の検出出力に応じて算
出し得ることが開示されている。
【0003】また、特開平3−13820号公報におい
ては上述のような体積測定装置に関し、メインタンクが
例えば車両の燃料タンクとして用いられた場合に、メイ
ンタンクを搭載した車両が舗装道路を走行する場合と非
舗装道路を走行する場合とでは、コンデンサマイクロホ
ンの検出信号に含まれるノイズが周波数の高低によって
異なり、必ずしも精度よくタンクの液体残量を測定でき
るとは限らないという問題点を掲げ、以下の装置が提案
されている。
【0004】即ち、圧力変動検出器の検出した検出信号
に重畳されるノイズ成分の周波数を少なくとも2点で検
出する検出器と、この検出器で検出したノイズ成分の大
きさを比較し、比較結果に基づいて上記フィルタ回路を
通過する通過周波数および上記体積変化手段を駆動する
所定周波数を変更する切換信号を出力する比較器とを備
えた装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平2−19
717号公報に記載の体積測定方法及び装置において
は、アクチュエータによるメインタンク内の圧力変動は
一定の周波数で行なわれている。然し乍ら、流体量を測
定する際の測定環境によって測定誤差が生じ、この測定
誤差はアクチュエータによる圧力変動の周波数によって
異なるレベルを示す。例えば、上記の体積測定方法及び
装置を車両の燃料タンク内の燃料残量の測定に適用した
場合においては、車両の速度、エンジン回転数、走行路
面の状態等の測定環境の変化によって異なるレベル(強
度)のノイズが検出信号(圧力変動値)に重畳されるの
で、測定誤差を惹起する。
【0006】これに対し、特開平3−13820号公報
に記載の体積測定装置においては、圧力変動検出器の検
出信号に重畳されるノイズに着目しているものの、ノイ
ズ成分を検出し、その大きさの比較結果に応じてフィル
タ回路を通過する周波数、及び体積変化手段の駆動周波
数を変更することとしている。しかし、この駆動周波数
は一定であり、一定の周波数で圧力変動を付与すること
に起因する上述の問題点が解決されるものではない。ま
た、ノイズ成分を少なくとも2点で検出するとしている
が、積極的にノイズ成分を検出するものではなく、フィ
ルタ回路を設け少くとも二つの周波数成分の信号を通過
させることとしているにすぎない。
【0007】そこで、本発明はメインタンク及び基準タ
ンク内の空間の容積を変化させ、両空間内の圧力変動値
の比に基づきメインタンク内の流体量を測定する流体量
測定方法及び流体量測定装置において、アクチュエータ
による圧力変動を複数の周波数で行なうと共に、測定環
境によって異なるレベルのノイズが重畳された検出信号
に対し、所定の演算処理を行なって測定誤差を低減し、
安定した測定精度を確保することを目的とする。尚、前
述の公報においては補正タンクという用語が用いられて
いるが、本願では、メインタンク内の空間の容積の測定
に際して参照されるべき圧力変動を付与する機能に鑑
み、基準タンクとする。
【0008】また、本発明はメインタンク及び基準タン
ク内の空間の容積を変化させ、両空間内の圧力変動値の
比に基づきメインタンク内の流体量を測定する流体量測
定方法及び装置において、アクチュエータによる圧力変
動を複数の周波数で行なうと共に、測定環境によって異
なるレベルのノイズが重畳されることによる影響を最小
限に抑えるように、各周波数の中から所定の周波数を適
宜設定し、測定誤差を低減し、安定した測定精度を確保
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、請求項1に係る発明として、流体を収容
する所定形状のメインタンクと、該メインタンクに連通
する基準タンクと、該基準タンク内の空間及び前記メイ
ンタンク内の前記流体上方の空間に対し各々の容積を所
定の周波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエ
ータとを備え、該アクチュエータを駆動して前記メイン
タンク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動値
を検出し、該各々の作動状態圧力変動値の比を演算し演
算結果に応じて前記メインタンク内の流体量を演算する
流体量測定方法において、前記アクチュエータが複数の
異なる周波数で順次圧力変動を付与するように制御し、
各周波数の圧力変動に応じて前記メインタンク内の流体
量を演算し、前記各周波数毎に演算した流体量を平均し
て平均値を出力することとしたものである。
【0010】また、請求項2に係る流体量測定装置は、
図1に構成の概要を示したように、流体を収容する所定
形状のメインタンクMTと、メインタンクMTに連通す
る基準タンクSTと、基準タンクST内の空間及びメイ
ンタンクMT内の流体上方の空間に対し各々の容積を所
定の周波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエ
ータATと、アクチュエータATを駆動する駆動手段A
Mと、メインタンクMT内の流体上方の空間における圧
力変動値を検出する第1の圧力変動検出手段C1と、基
準タンクST内の空間における圧力変動値を検出する第
2の圧力変動検出手段C2と、複数の周波数の中から所
定の周波数を順次設定する周波数設定手段BSと、第1
の圧力変動検出手段C1及び第2の圧力変動検出手段C
2の出力のうち、夫々周波数設定手段BSが設定した所
定の周波数を中心とした所定領域の圧力変動値のみを出
力として許容する第1のフィルタ手段F1及び第2のフ
ィルタ手段F2と、周波数設定手段BDが設定した所定
の周波数の圧力変動をアクチュエータATが付与するよ
うに、駆動手段AMに対する駆動周波数を決定する駆動
周波数決定手段BDと、アクチュエータATが作動した
状態で第1及び第2の圧力変動検出手段C1,C2が検
出し、第1及び第2のフィルタ手段F1,F2を介して
出力したメインタンクMT及び基準タンクSTの各々の
作動状態圧力変動値の比を演算する圧力比演算手段PR
と、この圧力比演算手段PRの演算結果に応じてメイン
タンクMT内の流体量を演算する流体量演算手段LA
と、この流体量演算手段LAの所定の周波数毎の演算結
果を格納し、平均値を演算する平均値演算手段MVを備
えることとしたものである。
【0011】請求項3に係る発明は、流体を収容する所
定形状のメインタンクと、該メインタンクに連通する基
準タンクと、該基準タンク内の空間及び前記メインタン
ク内の前記流体上方の空間に対し各々の容積を所定の周
波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエータと
を備え、該アクチュエータを駆動して前記メインタンク
及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動値を検出
し、該各々の作動状態圧力変動値の比を演算し演算結果
に応じて前記メインタンク内の流体量を演算する流体量
測定方法において、前記メインタンク内の圧力変動信号
の強度を検出し、該信号の強度の所定時間における最小
値を示す周波数に基づき、複数の周波数の中から以後の
制御に供する所定の周波数を設定し、該所定の周波数で
前記アクチュエータを駆動すると共に、当該所定の周波
数での前記メインタンク及び前記基準タンクの各々の作
動状態圧力変動値に基づき前記メインタンク内の流体量
を演算することとしたものである。
【0012】請求項4に係る流体量測定装置は、図4に
構成の概要を示したように、流体を収容する所定形状の
メインタンクMTと、メインタンクMTに連通する基準
タンクSTと、基準タンクST内の空間及びメインタン
クMT内の流体上方の空間に対し各々の容積を所定の周
波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエータA
Tと、アクチュエータATを駆動する駆動手段AMと、
メインタンクMT内の流体上方の空間における圧力変動
値を検出する第1の圧力変動検出手段C1と、基準タン
クST内の空間における圧力変動値を検出する第2の圧
力変動検出手段C2と、複数の周波数の中から所定の周
波数を順次設定する第2の周波数設定手段BS2と、第
1の圧力変動検出手段C1及び第2の圧力変動検出手段
C2の出力のうち、夫々第2の周波数設定手段BS2が
設定した所定の周波数を中心とした所定領域の圧力変動
値のみを出力として許容する第1のフィルタ手段F1及
び第2のフィルタ手段F2と、第1の圧力変動検出手段
C1の出力のうち、第2の周波数設定手段BS2による
所定の周波数の設定に同期して、所定の周波数を中心と
した所定領域の圧力変動を順次出力として許容する第3
のフィルタ手段F3と、第1の圧力変動検出手段C1が
検出し、前記第3のフィルタ手段F3を介して出力した
信号の強度の所定時間における最小値を示す周波数に基
づき、第2の周波数設定手段BS2に対し複数の周波数
の中から以後の制御に供する所定の周波数を設定するノ
イズレベル検出手段C3と、このノイズレベル検出手段
C3の出力に応じて第2の周波数設定手段BS2が設定
した所定の周波数の圧力変動をアクチュエータATが付
与するように、駆動手段AMに対する駆動周波数を決定
する駆動周波数決定手段BDと、アクチュエータATが
作動した状態で第1及び第2の圧力変動検出手段C1,
C2が検出し、第1及び第2のフィルタ手段F1,F2
を介して出力したメインタンクMT及び基準タンクST
の各々の作動状態圧力変動値の比を演算する圧力比演算
手段PRと、この圧力比演算手段PRの演算結果に応じ
てメインタンクMT内の流体量を演算する流体量演算手
段LAとを備えることとしたものである。
【0013】請求項5に係る発明は、流体を収容する所
定形状のメインタンクと、該メインタンクに連通する基
準タンクと、該基準タンク内の空間及び前記メインタン
ク内の前記流体上方の空間に対し各々の容積を所定の周
波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエータと
を備え、該アクチュエータを駆動して前記メインタンク
及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動値を検出
し、該各々の作動状態圧力変動値の比を演算し演算結果
に応じて前記メインタンク内の流体量を演算する流体量
測定方法において、前記メインタンク内の圧力変動信号
の強度を検出し、該信号の強度の検出開始後所定時間内
に検出した信号の強度の最大値と最小値の中間値に最も
近似した値を示す周波数に基づき、複数の周波数の中か
ら以後の制御に供する所定の周波数を設定し、該所定の
周波数で前記アクチュエータを駆動すると共に、当該所
定の周波数での前記メインタンク及び前記基準タンクの
各々の作動状態圧力変動値に基づき前記メインタンク内
の流体量を演算することとしたものである。
【0014】請求項6に係る流体量測定装置は、図8に
構成の概要を示したように、流体を収容する所定形状の
メインタンクMTと、メインタンクMTに連通する基準
タンクSTと、基準タンクST内の空間及びメインタン
クMT内の流体上方の空間に対し各々の容積を所定の周
波数で変化させて圧力変動を付与するアクチュエータA
Tと、アクチュエータATを駆動する駆動手段AMと、
メインタンクMT内の流体上方の空間における圧力変動
値を検出する第1の圧力変動検出手段C1と、基準タン
クST内の空間における圧力変動値を検出する第2の圧
力変動検出手段C2と、複数の周波数の中から所定の周
波数を順次設定する第3の周波数設定手段BS3と、第
1の圧力変動検出手段C1及び第2の圧力変動検出手段
C2の出力のうち、夫々第3の周波数設定手段BS3が
設定した所定の周波数を中心とした所定領域の圧力変動
値のみを出力として許容する第1のフィルタ手段F1及
び第2のフィルタ手段F2と、第1の圧力変動検出手段
C1の出力のうち、第3の周波数設定手段BS3による
所定の周波数の設定に同期して、所定の周波数を中心と
した所定領域の圧力変動を順次出力として許容する第3
のフィルタ手段F3と、第1の圧力変動検出手段C1が
検出し、前記第3のフィルタ手段F3を介して出力した
信号の強度の検出開始後所定時間内に検出した信号の強
度の最大値と最小値の中間値に最も近似した値を示す周
波数に基づき、第3の周波数設定手段BS3に対し複数
の周波数の中から以後の制御に供する所定の周波数を設
定するノイズレベル検出手段C3と、このノイズレベル
検出手段C3の出力に応じて第3の周波数設定手段BS
3が設定した所定の周波数の圧力変動をアクチュエータ
ATが付与するように、駆動手段AMに対する駆動周波
数を決定する駆動周波数決定手段BDと、アクチュエー
タATが作動した状態で第1及び第2の圧力変動検出手
段C1,C2が検出し、第1及び第2のフィルタ手段F
1,F2を介して出力したメインタンクMT及び基準タ
ンクSTの各々の作動状態圧力変動値の比を演算する圧
力比演算手段PRと、この圧力比演算手段PRの演算結
果に応じてメインタンクMT内の流体量を演算する流体
量演算手段LAとを備えることとしたものである。
【0015】
【作用】上記の請求項1に係る流体量測定方法において
は、アクチュエータが作動した状態でメインタンク及び
基準タンクの各々の作動状態圧力変動値が検出される。
そして、各々の作動状態圧力変動値の比が演算され、演
算結果に基づきメインタンク内の流体量が演算される。
この場合において、アクチュエータが複数の異なる周波
数で順次圧力変動を付与するように制御され、各周波数
の圧力変動に応じてメインタンク内の流体量が演算され
る。このようにして各周波数毎に演算された流体量が平
均され、平均値が出力される。
【0016】また、図1に示すように構成された流体量
測定装置においては、駆動手段AMによってアクチュエ
ータATが駆動されると、基準タンクST及びメインタ
ンクMT内の空間に対し圧力変動が付与される。一方、
周波数設定手段BSにおいて複数の周波数の中から所定
の周波数が順次設定される。第1の圧力変動検出手段C
1においては、メインタンクMT内の流体上方の空間の
圧力変動値が検出され、第2の圧力変動検出手段C2に
おいては、基準タンクST内の空間の圧力変動値が検出
される。これらの圧力変動値は、夫々周波数設定手段B
Sによって設定された所定の周波数を中心とした所定領
域内であれば、第1のフィルタ手段F1及び第2のフィ
ルタ手段F2を介して出力される。また、駆動周波数決
定手段BDにおいては、周波数設定手段BSによって設
定された所定の周波数の圧力変動がアクチュエータAT
から付与されるように、駆動手段AMに対する駆動周波
数が決定される。
【0017】而して、アクチュエータATが作動した状
態で、第1及び第2の圧力変動検出手段C1,C2によ
って検出され、第1及び第2のフィルタ手段F1,F2
を介して出力されたメインタンクMT及び基準タンクS
Tの各々の作動状態圧力変動値は圧力比演算手段PRに
供給され、ここで各々の作動状態圧力変動値の比が演算
される。この圧力比演算手段PRの演算結果に応じて、
流体量演算手段LAによってメインタンクMT内の流体
量が演算される。そして、平均値演算手段MVにおい
て、流体量演算手段LAによる所定の周波数毎の演算結
果が格納され、平均値が演算される。
【0018】上記の請求項3に係る流体量測定方法にお
いては、アクチュエータが作動した状態でメインタンク
及び基準タンクの各々の作動状態圧力変動値が検出され
る。そして、各々の作動状態圧力変動値の比が演算さ
れ、演算結果に基づきメインタンク内の流体量が演算さ
れる。この場合において、メインタンク内の圧力変動信
号の強度が検出され、この信号の強度の所定時間におけ
る最小値を示す周波数に基づき、複数の周波数の中から
以後の制御に供する所定の周波数を設定し、該所定の周
波数でアクチュエータが駆動される。また、当該所定の
周波数でのメインタンク及び基準タンクの各々の作動状
態圧力変動値に基づき前記メインタンク内の流体量が演
算される。
【0019】また、図4に示すように構成された流体量
測定装置においては、駆動手段AMによってアクチュエ
ータATが駆動されると、基準タンクST及びメインタ
ンクMT内の空間に対し圧力変動が付与される。一方、
第2の周波数設定手段BS2において複数の周波数の中
から所定の周波数が順次設定される。第1の圧力変動検
出手段C1においては、メインタンクMT内の流体上方
の空間の圧力変動値が検出され、第2の圧力変動検出手
段C2においては、基準タンクST内の空間の圧力変動
値が検出される。これらの圧力変動値は、夫々第2の周
波数設定手段BS2によって設定された所定の周波数を
中心とした所定領域内であれば、第1のフィルタ手段F
1及び第2のフィルタ手段F2を介して出力される。更
に、第1の圧力変動検出手段C1の出力側には第3のフ
ィルタ手段F3が配置されており、第2の周波数設定手
段BS2による所定の周波数の設定に同期して、所定の
周波数を中心とした所定領域の圧力変動が順次出力とし
て許容される。
【0020】そして、第1の圧力変動検出手段C1によ
って検出され第3のフィルタ手段F3を介して出力され
た信号の強度の所定時間における最小値を示す周波数に
基づいて、ノイズレベル検出手段C3により第2の周波
数設定手段BS2に対して複数の周波数の中から以後の
制御に供する所定の周波数が設定される。また、駆動周
波数決定手段BDにおいては、第2の周波数設定手段B
S2によって設定された所定の周波数の圧力変動がアク
チュエータATから付与されるように、駆動手段AMに
対する駆動周波数が決定される。而して、アクチュエー
タATが作動した状態で、第1及び第2の圧力変動検出
手段C1,C2によって検出され、第1及び第2のフィ
ルタ手段F1,F2を介して出力されたメインタンクM
T及び基準タンクSTの各々の作動状態圧力変動値は圧
力比演算手段PRに供給され、ここで各々の作動状態圧
力変動値の比が演算される。この圧力比演算手段PRの
演算結果に応じて、流体量演算手段LAによってメイン
タンクMT内の流体量が演算される。
【0021】請求項5に係る流体量測定方法において
は、アクチュエータが作動した状態でメインタンク及び
基準タンクの各々の作動状態圧力変動値が検出される。
そして、各々の作動状態圧力変動値の比が演算され、演
算結果に基づきメインタンク内の流体量が演算される。
この場合において、メインタンク内の圧力変動信号の強
度が検出され、この信号の強度の検出開始後所定時間内
に検出した信号の強度の最大値と最小値の中間値に最も
近似した値を示す周波数に基づき、複数の周波数の中か
ら以後の制御に供する所定の周波数を設定し、該所定の
周波数でアクチュエータが駆動される。また、当該所定
の周波数でのメインタンク及び基準タンクの各々の作動
状態圧力変動値に基づき前記メインタンク内の流体量が
演算される。
【0022】図8に示すように構成された流体量測定装
置においては、駆動手段AMによってアクチュエータA
Tが駆動されると、基準タンクST及びメインタンクM
T内の空間に対し圧力変動が付与される。一方、第3の
周波数設定手段BS3において複数の周波数の中から所
定の周波数が順次設定される。第1の圧力変動検出手段
C1においては、メインタンクMT内の流体上方の空間
の圧力変動値が検出され、第2の圧力変動検出手段C2
においては、基準タンクST内の空間の圧力変動値が検
出される。これらの圧力変動値は、夫々第3の周波数設
定手段BS3によって設定された所定の周波数を中心と
した所定領域内であれば、第1のフィルタ手段F1及び
第2のフィルタ手段F2を介して出力される。更に、第
1の圧力変動検出手段C1の出力側には第3のフィルタ
手段F3が配置されており、第3の周波数設定手段BS
3による所定の周波数の設定に同期して、所定の周波数
を中心とした所定領域の圧力変動が順次出力として許容
される。
【0023】そして、第1の圧力変動検出手段C1によ
って検出され第3のフィルタ手段F3を介して出力され
た信号の強度の検出開始後所定時間内に検出した信号の
強度の最大値と最小値の中間値に最も近似した値を示す
周波数に基づいて、ノイズレベル検出手段C3により第
3の周波数設定手段BS3に対して複数の周波数の中か
ら以後の制御に供する所定の周波数が設定される。ま
た、駆動周波数決定手段BDにおいては、第3の周波数
設定手段BS3によって設定された所定の周波数の圧力
変動がアクチュエータATから付与されるように、駆動
手段AMに対する駆動周波数が決定される。而して、ア
クチュエータATが作動した状態で、第1及び第2の圧
力変動検出手段C1,C2によって検出され、第1及び
第2のフィルタ手段F1,F2を介して出力されたメイ
ンタンクMT及び基準タンクSTの各々の作動状態圧力
変動値は圧力比演算手段PRに供給され、ここで各々の
作動状態圧力変動値の比が演算される。この圧力比演算
手段PRの演算結果に応じて、流体量演算手段LAによ
ってメインタンクMT内の流体量が演算される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本発明の流体量測定装置の第1実施例に係
り、自動車の燃料タンクの燃料残量を測定する燃料残量
測定装置に適用したものである。燃料タンクは閉空間を
郭成するメインタンク1を有し、燃料が注入されたとき
に上方に形成される空間MSが最小の場合、即ち液面F
Lが最高となった場合にも空間MSに連通する位置に開
口1aが穿設されている。この開口1aには円筒体の基
準タンク2が収容され、その一方の端部に形成されたフ
ランジ部2fがガスケット3aを介して開口1aに押接
され、更にフランジ部2fにガスケット3bを介してカ
バー4が押接されている。また、破線で示すケース5が
カバー4に接合され、両者間に閉空間が郭成されてい
る。これらケース5、カバー4、フランジ部2f及びガ
スケット3a,3bは、メインタンク1に固着された環
状のリテーナ1b及びこれに螺合するボルト(図示せ
ず)によってメインタンク1に固定される。尚、基準タ
ンク2は、メインタンク1内に収容することなく、基準
タンク2の先端部のみを開口1aに接合し残余の部分が
メインタンク1から外方に突出するように配設すること
としてもよい。
【0025】基準タンク2内には図2に示すようにアク
チュエータ30が収容されている。本実施例のアクチュ
エータ30は、電気信号を振動板31の機械振動に変換
する動電型の装置である。振動板31はエッジ31aを
介して基準タンク2の開口部に支持されており、振動板
31の中央部には可動コイル32が装着されている。更
に、基準タンク2内に、コア33及びこれに接合される
永久磁石34が嵌合され、コア33に対し可動コイル3
2が基準タンク2の軸方向に移動可能となるように配置
されている。コア33の中央部には連通孔33aが形成
されており、カバー4と振動板31によって基準タンク
2内に空間RSが郭成されている。尚、基準タンク2の
側壁には小径の連通孔2aが穿設されており、基準タン
ク2内の空間RSがメインタンク1内の空間MSに連通
している。
【0026】而して、可動コイル32に交流電圧の駆動
信号が供給されると振動板31が振動し、メインタンク
1内の空間MS及び基準タンク2内の空間RSの両空間
に対し同時に逆位相の粗密圧力波が出力される。尚、ア
クチュエータ30としては、上記に限ることなく、永久
磁石に接続したコアにコイルを巻回し、このコイルに駆
動信号を供給することによって振動板31を振動させる
電磁型の装置を構成することとしてもよい。この外、ス
ピーカ分野において利用される静電型、電歪型、磁歪型
等の種々の構成を採用することができ、あるいはピスト
ン等を駆動する装置を採用することもできる。
【0027】基準タンク2の開口端部には、本発明の第
1の圧力変動検出手段を構成し、メインタンク1内の空
間MSに露呈し空間MS内の圧力変動を検出する圧力セ
ンサ10が装着されている。また、本発明の第2の圧力
変動検出手段を構成し、基準タンク2内の空間RSの圧
力変動を検出する圧力センサ20が基準タンク2内に支
持されている。而して、これらの圧力センサ10,20
からメインタンク1及び基準タンク2の各々の空間M
S,RSの圧力変動値に応じた検出信号がコントローラ
50に出力される。尚、圧力センサ10,20は圧力信
号を電気信号に変換するものであり、マイクロホン等種
々の態様がある。上記ケース5とカバー4で囲繞される
空間には、コントローラ50を構成する回路素子等が収
容されており、圧力センサ10,20はコントローラ5
0に接続されている。
【0028】コントローラ50は図2の上方に示す回路
構成を有し、圧力センサ10,20に夫々接続される第
1及び第2のバンドパスフィルタ(BPF)11,2
1、A/Dコンバータ12,22を有し、更にCPU
(中央処理装置)51、ROM52及びRAM53の各
メモリ、タイマ54、入出力インターフェース55等を
内蔵しており、この入出力インターフェース55に駆動
回路40が接続され、この駆動回路40はアクチュエー
タ30の可動コイル32に接続されている。更に、入出
力インターフェース55には表示装置60が接続されて
いる。表示装置60としては、例えばアナログ表示ある
いはディジタル表示の燃料計等、種々の態様がある。
【0029】駆動回路40は例えば3Hz乃至60Hz
の範囲で周波数を変更し得る発振器(図示せず)を内蔵
し、入出力インターフェース55の出力信号に応じ、複
数の周波数の正弦波出力信号をアクチュエータ30の可
動コイル32に供給するように構成されており、メイン
タンク1及び基準タンク2内に、例えば|v0sinω(n)
t |の気体体積変化を生じさせるように、アクチュエー
タ30が駆動制御される。例えば、f(1) =3Hz、f
(2) =10Hz、f(3) =17Hzというように、測定
サイクルに応じて出力信号の周波数が順次高くなるよう
に制御され、最後のnサイクルでf(n) =60Hzの周
波数の出力信号が供給されるように設定されている。
尚、v0 は振動板31から出力される粗密圧力波によっ
て惹起される気体体積変化の最大値であり、ω(n) は周
波数f(n) に対応する角周波数である。
【0030】上述の圧力センサ10,20の検出信号は
第1及び第2のバンドパスフィルタ11,21に供給さ
れ、ここで各々の中心周波数f(n) に対応する角周波数
ω(n) の信号成分が取り出され、A/Dコンバータ1
2,22を介してディジタル量に変換されて入出力イン
ターフェース55に供給される。この場合において、第
1及び第2のバンドパスフィルタ11,21の各々の中
心周波数は入出力インターフェ−ス55によって、駆動
回路40と同様、複数の周波数(例えば3Hz乃至60
Hz)の中からf(1) =3Hz、f(2) =10Hz、f
(3) =17Hzというように、測定サイクルに応じて中
心周波数が順次高くなるように設定され、最後のnサイ
クルでf(n) =60Hzの周波数に設定される。
【0031】而して、コントローラ50においては、圧
力センサ10,20の検出信号に応じ入出力処理、記
憶、演算が行なわれ、アクチュエータ30が駆動される
と共に、演算結果が表示装置60に出力される。即ち、
CPU51で実行されるプログラムに従ってアクチュエ
ータ30が駆動され、メインタンク1内の空間の容積、
ひいてはメインタンク1内の燃料残量を求める一連の演
算処理が行なわれ、表示装置60にて燃料残量が表示さ
れる。このプログラムは例えば図3に示すルーチンから
成り、イグニッションスイッチ(図示せず)がオンとな
った後に実行され、以下のように処理される。
【0032】先ず、ステップ101においてCPU51
等が初期化され、各種演算値がクリアされ、カウンタ
(A)がリセット(A=0)される。続いて、ステップ
102において、カウンタ(A)が1に設定された後、
ステップ103に進み駆動回路40からの出力に応じて
アクチュエータ30が周波数f(A) (初回はカウンタ
(A)が1に設定されるのでf(1) となる)で駆動さ
れ、振動板31が振動を開始し、周波数f(A) の粗密圧
力波がメインタンク1内の空間MS及び基準タンク2内
の空間RSに出力される。これにより、夫々の空間M
S,RSに略同一の条件で略同一の圧力変動(但し、逆
位相)が生ずる。同時にステップ104にて第1及び第
2のハンドパスフィルタ11,21(図3では両者を代
表してBPFで表わす)の中心周波数が夫々f(A) (初
回はf(1) )となるように設定される。
【0033】上記空間MS,RSにおける圧力変動は圧
力センサ10,20によって検出され、その変化量がメ
インタンク1及び基準タンク2内の圧力変動値ΔPM
ΔPR として求められる。後者のΔPR は下記の式
(1)のように表すことができ、前者のΔPM は下記の
式(2)のように表すことができる。
【0034】 ΔPR =γ・(P0 ・V0 /VR )・sin(ω(n) t +φR )…(1)
【0035】 ΔPM =γ・(P0 ・V0 /VM +ΔVA )・sin(ω(n) t +φM )…(2)
【0036】但し、γはメインタンク1及び基準タンク
2内の気体の比熱比、P0 はメインタンク1及び基準タ
ンク2内の絶対圧力を示し、VR は基準タンク2内の空
間RSの容積、VM はメインタンク1内の空間MSの容
積、ΔVA はアクチュエータ30の駆動に伴うメインタ
ンク1の変形による空間MSの容積変化量を示す。
【0037】ステップ105に進み、圧力センサ10,
20の検出信号が夫々第1及び第2のバンドパスフィル
タ11,21に供給され、f(A) の周波数成分のみがA
/Dコンバータ12,22を介してディジタル量に変換
され、入出力インターフェース55を介してRAM53
に格納される。そしてステップ106にて、上記圧力変
動値ΔPR ,ΔPM の絶対値が所定時間積分され、RA
M53に格納される。更にステップ107に進み、上述
のように積分された圧力変動値ΔPR ,ΔPMの比λ
(=ΔPR /ΔPM )が演算される。この比λは、メイ
ンタンク1内の空間MSの容積VM 及び容積変化量ΔV
A の和と基準タンク2内の空間RSの容積VR の比(=
(VM +ΔVA )/VR )に近似する。そして、ステッ
プ108に進み、比λの値に応じてメインタンク1内の
燃料残量(以下、液量VL という)が演算される。例え
ば、比λを変数とする1次関数F(λ)=a−b・λが
用いられ、V(A) =a−b・λとしてカウンタ(A)の
カウント値毎の液量V(A) (従って、初回はV(1) )が
演算される。但し、a及びbは何れも定数で、aはメイ
ンタンク1の容量(全容積)であり、定数bは所定の液
量VL0における圧力変動値の比λを実測することにより
設定される。
【0038】そして、ステップ109にてカウンタ
(A)がインクリメント(+1)された後、ステップ1
10においてカウント値が所定値(n)に達したか否か
が判定され、所定値(n)以下であればステップ103
に戻り、前述の動作が繰り返される。ステップ110に
て、カウンタ(A)が所定値(n)を超えたと判定され
ると、ステップ111に進み、初回即ちA=1のときの
液量V(1) から最終回即ちA=nのときの液量V(n)
での値の平均値が求められ、これが液量VL の値とされ
る。
【0039】而して、ステップ112にて上記液量VL
に対応した信号が表示装置60に供給され,所定の表示
が行なわれた後ステップ102に戻り上述の動作が繰り
返され、所定の周期(A=1〜n)で表示が更新される
ことになる。尚、メインタンク1内の空間MSの容積V
M を表示するように構成してもよく、あるいは表示装置
60を設けることなく入出力インターフェース55の出
力信号を直接他の制御装置等に供することとしてもよ
い。
【0040】図5乃至図7は本発明の第2実施例に係
り、図5は流体量測定装置の構成を示すもので、図2の
構成に対し、圧力センサ10に接続された第3のバンド
パスフィルタ(BPF)71及びA/Dコンバータ72
が付加されると共に、これらが入出力インターフェース
55に接続されている。第3のバンドパスフィルタ71
は、アクチュエータ30の検出信号に重畳されるノイズ
が最小となる周波数を検出するもので、複数の周波数f
(1) 乃至f(n) の中から順次所定の周波数に設定され、
この所定の周波数の設定に同期して順次アクチュエータ
30が駆動制御されるように構成されている。
【0041】図6は上記第2実施例における処理を示す
フローチャートで、ステップ201にて初期化された
後、ステップ202にてアクチュエータ30がオフとさ
れ、この状態でステップ203において、圧力センサ1
0の検出信号に重畳されるノイズの強度、即ちノイズレ
ベルが測定される。このノイズレベルの測定は図7に示
すサブルーチンに従って処理され、ステップ204にて
ノイズレベルが最小値の周波数f0 によってアクチュエ
ータ30が駆動される。尚、ノイズレベルの測定に係る
サブルーチンについては後述する。
【0042】同時に、ステップ205において第1及び
第2のバンドパスフィルタ(BPF)11,21の中心
周波数がf0 に設定される。而して、周波数f0 で駆動
されるアクチュエータ30によってメインタンク1及び
基準タンク2内に圧力変動が付与されると共に、周波数
0 の検出信号に基づいて液量VL が演算される。尚、
ステップ206乃至209における処理は図3のステッ
プ105乃至108と同様であるので、説明は省略す
る。而して、ステップ210にて前述のステップ112
と同様に液量VL が表示された後、ステップ211にお
いて測定時間Δtmが、所定の時定数ΔTmを経過した
か否かが判定され、経過しておればステップ202に戻
り、経過していなければステップ206に戻り、夫々前
述の動作が繰り返される。
【0043】上記ステップ203におけるノイズレベル
の測定は図7に示すように行なわれる。先ず、前述のス
テップ202にてアクチュエータ30がオフ状態とされ
た後、ステップ221にてカウンタ(A)が1とされ
(A=1)、ステップ222にて第3のバンドパスフィ
ルタ(BPF)71の中心周波数が、入出力インターフ
ェース55を介してノイズ測定用の周波数f(A) に設定
される(従って、初回はf(1) )。尚、f(1) 乃至f
(n) はノイズ測定用周波数を表し、前述のように例えば
(1) =3Hz乃至f(n) =60Hzに設定され、この
内の一つの値が測定用に供される。次に、ステップ22
3にて圧力センサ10の検出信号ΔPM が第3のバンド
パスフィルタ71及びA/Dコンバータ72を介して入
出力インターフェース55に入力し、ステップ224に
おいて、検出信号ΔPM がノイズレベル記憶用1次元配
列N(A) (従って、初回はN(1) )としてRAM53に
格納される。
【0044】そして、ステップ225にてカウンタ
(A)がインクリメント(+1)された後、ステップ2
26においてカウント値が所定値(n)に達したか否か
が判定され、所定値(n)以下であればステップ222
に戻り、前述の動作が繰り返される。ステップ226に
てカウンタ(A)が所定値(n)を超えたと判定される
と、ステップ227に進み、1次元配列N(1) 乃至N
(n) のデータの中で最小値を示す1次元配列N(M) が求
められる。尚、図7中MINは最小値を求める関数を表
す。而して、1次元配列N(M) に対応するノイズ測定時
の周波数f(M) 、即ちノイズレベルが最小値を示す周波
数f(M) がf0 とされ、図6のメインルーチンに戻る。
【0045】上記の実施例においては第1乃至第3のバ
ンドパスフィルタ11,21,71が設けられている
が、これらに替えてディジタルシグナルプロセッサ(D
SP)を用い、ディジタル信号処理を行なうこととすれ
ば、常時ノイズをモニタすることができるので、アクチ
ュエータ30を停止することなく、一定期間データをサ
ンプリングすることによってノイズの最小値を検出する
ことができる。
【0046】図9乃至図12は本発明の第3実施例に係
り、流体量測定装置の構成は図5と同様の構成であるの
で図示を省略している。本実施例も、測定環境によって
異なるノイズが検出信号に重畳されたときに生ずる誤差
を極力小さくすることを目的とし、特に全体のノイズレ
ベルが変動する場合を考慮したものである。例えば上記
第2実施例のように、ノイズの強度が最小値を示す周波
数を検出信号用に設定することとした場合において、仮
にノイズ全体の強度が上昇(全体のノイズレベルが上
昇)した後に、ノイズの強度が最小値を示す周波数を検
出信号として設定しても、上昇前のノイズの強度の最大
値を超えることがあり得る。このため、本実施例におい
ては全体のノイズレベルに着目して、測定開始直後のノ
イズの強度の最大値と最小値の中間の値に最も近似した
値を示す周波数を、検出信号の周波数として設定するこ
ととしたものである。
【0047】図9は第3実施例における処理を示すフロ
ーチャートで、ステップ301にて通常のCPU51等
の初期化が行なわれた後、ステップ302にて測定ノイ
ズレベルの初期化が行なわれる。これは、図10に示す
ように処理され、ステップ321乃至326は図7のス
テップ221乃至226と同様であり、第3のバンドパ
スフィルタ(BPF)71を介して所定時間ノイズ(圧
力センサ10の検出信号ΔPM )が検出され、カウンタ
(A)が所定値(n)をカウントするまで、ノイズレベ
ル記憶用1次元配列N(A) としてRAM53に格納され
る。即ち、N(1) からN(n) までのデータが格納され
る。そして、ステップ327において、1次元配列N
(A) (A=1〜n)の各ノイズデータにおける最大値N
MAX と最小値NMIN の中間値NX が求められて液量測定
時に用いるノイズレベルとされ、ステップ328にて中
間値NX に最も近いノイズデータを有する配列番号がM
とされる。而して、この配列番号に対応する周波数f
(M) が液量測定用の周波数fX とされ(ステップ32
9)、図9のメインチャートに戻りステップ303に進
む。
【0048】ステップ303ではアクチュエータ30が
オフとされ、この状態でステップ304に進み図11の
フローチャートに従ってノイズレベルの測定が行なわれ
る。図11において、ステップ331乃至336は図7
のステップ221乃至226及び図10のステップ32
1乃至326と同様であり、中心周波数f(1) 乃至f
(n) 毎に、順次ノイズレベル記憶用1次元配列N(A)
圧力センサ10の検出信号ΔPM が格納された後、ステ
ップ337に進み、ステップ327で求められた中間値
X に最も近い値の配列番号がMとされ、これに対応す
る周波数f(M) が周波数fX とされ、図9のメインチャ
ートのステップ305に進む。
【0049】このステップ305においてアクチュエー
タ30が周波数fX で駆動されると共に、ステップ30
6にて第1及び第2のバンドパスフィルタ(BPF)1
1,21の中心周波数が周波数fX に設定される。而し
て、この後ステップ307乃至311において、前述の
図6のステップ206乃至211と同様に処理される。
【0050】尚、本実施例においても第1乃至第3のバ
ンドパスフィルタ11,21,71が設けられている
が、これらに替えてディジタルシグナルプロセッサ(D
SP)を用い、ディジタル信号処理を行なうこととすれ
ば、常時ノイズをモニタすることができるので、アクチ
ュエータ30を停止することなく、一定時間データをサ
ンプリングすることによって処理することができる。ま
た、本実施例では燃料残量を測定する流体量測定装置と
したが、燃料に限ることなく粉体、粒体、異形物体等の
収容量を測定する装置としてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る流体量測
定方法によれば、アクチュエータが複数の異なる周波数
で順次圧力変動を付与するように制御すると共に、各周
波数の圧力変動に応じてメインタンク内の流体量を演算
し、各周波数毎に演算した流体量を平均して出力するこ
ととされているので、一定の周波数で圧力変動を付与す
ることとした場合に、測定環境に起因して生じ得る測定
誤差を低減することができ、安定した測定精度を確保す
ることができる。
【0052】また、請求項2に係る流体量測定装置にお
いては、周波数設定手段によって複数の周波数の中から
所定の周波数が順次設定され、この所定の周波数を中心
とした所定領域の圧力変動値のみが第1のフィルタ手段
及び第2のフィルタ手段を介して出力として許容される
と共に、周波数設定手段によって設定された所定の周波
数の圧力変動がアクチュエータから付与され、所定の周
波数毎に流体量が演算され、その平均値が演算されるよ
うに構成されているので、一定の周波数で圧力変動を付
与することとした場合に、測定環境に起因して生じ得る
測定誤差を低減することができ、安定した測定精度を確
保することができる。
【0053】請求項3に係る流体量測定方法において
は、メインタンク内の圧力変動信号の強度を検出し、該
信号の強度の所定時間における最小値を示す周波数に基
づき所定の周波数を設定し、該所定の周波数によってア
クチュエータを駆動すると共に、メインタンク及び基準
タンクの各々の作動状態圧力変動値に基づき流体量を演
算することとされているので、測定環境によって異なる
レベルのノイズが重畳されることによる影響を最小限に
抑え、測定誤差を低減し、安定した測定精度を確保する
ことができる。
【0054】また、請求項4に係る流体量測定装置にお
いては、第2の周波数設定手段、第1乃至第3のフィル
タ手段、及びノイズレベル検出手段を具備し、複数の周
波数の中から所定の周波数が順次設定されると共に、ノ
イズレベル検出手段によって検出された信号の強度の所
定時間における最小値を示す周波数に基づき、複数の周
波数の中から以後の制御に供する所定の周波数が設定さ
れるように構成されているので、測定環境によって異な
るレベルのノイズが重畳されることによる影響を最小限
に抑え、測定誤差を低減し、安定した測定精度を確保す
ることができる。
【0055】請求項5に係る流体量測定方法において
は、信号の強度の検出開始後所定時間内に検出した信号
の強度の最大値と最小値の中間値に最も近似した値を示
す周波数に基づき、アクチュエータを駆動することとさ
れているので、全体のノイズレベルが上昇した場合に
も、測定環境によって異なるレベルのノイズが重畳され
ることによる影響を最小限に抑え、測定誤差を低減し、
安定した測定精度を確保することができる。
【0056】また、請求項6に係る流体量測定装置にお
いては、第3の周波数設定手段、第1乃至第3のフィル
タ手段、及びノイズレベル検出手段を具備し、ノイズレ
ベル検出手段による信号の強度の検出開始後、所定時間
内に検出された信号の強度の最大値と最小値の中間値に
最も近似した値を示す周波数に基づき、複数の周波数の
中から以後の制御に供する所定の周波数が設定されるよ
うに構成されているので、測定環境によって異なるレベ
ルのノイズが重畳されることによる影響を最小限に抑
え、測定誤差を低減し、安定した測定精度を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項2に係る流体量測定装置の概要
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る流体量測定装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるコントローラによ
るメインルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の請求項4に係る流体量測定装置の概要
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る流体量測定装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるコントローラによ
るメインルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例におけるコントローラによ
るサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の請求項6に係る流体量測定装置の概要
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例におけるコントローラによ
るメインルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例におけるコントローラに
よるサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施例におけるコントローラに
よるサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メインタンク 2 基準タンク 2a 連通孔 10,20 圧力センサ 30 アクチュエータ 31 振動板 32 可動コイル 40 駆動回路 50 コントローラ 60 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中埜 喜夫 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社 東海理化電機製作所内 (72)発明者 平工 ▲曄▼ 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀 江金属工業株式会社内 (72)発明者 加藤 久満 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀 江金属工業株式会社内 (72)発明者 高嶋 辰壽 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀 江金属工業株式会社内 (72)発明者 粂 直哉 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀 江金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−13820(JP,A) 特開 平2−19717(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/14 G01F 17/00 G01F 22/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータとを備え、該アクチュエ
    ータを駆動して前記メインタンク及び前記基準タンクの
    各々の作動状態圧力変動値を検出し、該各々の作動状態
    圧力変動値の比を演算し演算結果に応じて前記メインタ
    ンク内の流体量を演算する流体量測定方法において、前
    記アクチュエータが複数の異なる周波数で順次圧力変動
    を付与するように制御し、各周波数の圧力変動に応じて
    前記メインタンク内の流体量を演算し、前記各周波数毎
    に演算した流体量を平均して平均値を出力することを特
    徴とする流体量測定方法。
  2. 【請求項2】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータと、該アクチュエータを
    駆動する駆動手段と、前記メインタンク内の前記流体上
    方の空間における圧力変動値を検出する第1の圧力変動
    検出手段と、前記基準タンク内の空間における圧力変動
    値を検出する第2の圧力変動検出手段と、複数の周波数
    の中から所定の周波数を順次設定する周波数設定手段
    と、前記第1の圧力変動検出手段及び第2の圧力変動検
    出手段の各々の出力のうち、夫々前記周波数設定手段が
    設定した所定の周波数を中心とした所定領域の圧力変動
    値のみを出力として許容する第1のフィルタ手段及び第
    2のフィルタ手段と、前記周波数設定手段が設定した所
    定の周波数の圧力変動を前記アクチュエータが付与する
    ように、前記駆動手段に対する駆動周波数を決定する駆
    動周波数決定手段と、前記アクチュエータが作動した状
    態で前記第1及び第2の圧力変動検出手段が検出し、前
    記第1及び第2のフィルタ手段を介して出力した前記メ
    インタンク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変
    動値の比を演算する圧力比演算手段と、該圧力比演算手
    段の演算結果に応じて前記メインタンク内の流体量を演
    算する流体量演算手段と、該流体量演算手段の前記所定
    の周波数毎の演算結果を格納し、平均値を演算する平均
    値演算手段とを備えたことを特徴とする流体量測定装
    置。
  3. 【請求項3】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータとを備え、該アクチュエ
    ータを駆動して前記メインタンク及び前記基準タンクの
    各々の作動状態圧力変動値を検出し、該各々の作動状態
    圧力変動値の比を演算し演算結果に応じて前記メインタ
    ンク内の流体量を演算する流体量測定方法において、前
    記メインタンク内の圧力変動信号の強度を検出し、該信
    号の強度の所定時間における最小値を示す周波数に基づ
    き、複数の周波数の中から以後の制御に供する所定の周
    波数を設定し、該所定の周波数で前記アクチュエータを
    駆動すると共に、当該所定の周波数での前記メインタン
    ク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動値に基
    づき前記メインタンク内の流体量を演算することを特徴
    とする流体量測定方法。
  4. 【請求項4】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータと、該アクチュエータを
    駆動する駆動手段と、前記メインタンク内の前記流体上
    方の空間における圧力変動値を検出する第1の圧力変動
    検出手段と、前記基準タンク内の空間における圧力変動
    値を検出する第2の圧力変動検出手段と、複数の周波数
    の中から所定の周波数を順次設定する第2の周波数設定
    手段と、前記第1の圧力変動検出手段及び第2の圧力変
    動検出手段の出力のうち、夫々前記第2の周波数設定手
    段が設定した所定の周波数を中心とした所定領域の圧力
    変動値のみを出力として許容する第1のフィルタ手段及
    び第2のフィルタ手段と、前記第1の圧力変動検出手段
    の出力のうち、前記第2の周波数設定手段による前記所
    定の周波数の設定に同期して、前記所定の周波数を中心
    とした所定領域の圧力変動を順次出力として許容する第
    3のフィルタ手段と、前記第1の圧力変動検出手段が検
    出し、前記第3のフィルタ手段を介して出力した信号の
    強度の所定時間における最小値を示す周波数に基づき、
    前記第2の周波数設定手段に対し前記複数の周波数の中
    から以後の制御に供する所定の周波数を設定するノイズ
    レベル検出手段と、該ノイズレベル検出手段の出力に応
    じて前記第2の周波数設定手段が設定した所定の周波数
    の圧力変動を前記アクチュエータが付与するように、前
    記駆動手段に対する駆動周波数を決定する駆動周波数決
    定手段と、前記アクチュエータが作動した状態で前記第
    1及び第2の圧力変動検出手段が検出し、前記第1及び
    第2のフィルタ手段を介して出力した前記メインタンク
    及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動値の比を
    演算する圧力比演算手段と、該圧力比演算手段の演算結
    果に応じて前記メインタンク内の流体量を演算する流体
    量演算手段とを備えたことを特徴とする流体量測定装
    置。
  5. 【請求項5】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータとを備え、該アクチュエ
    ータを駆動して前記メインタンク及び前記基準タンクの
    各々の作動状態圧力変動値を検出し、該各々の作動状態
    圧力変動値の比を演算し演算結果に応じて前記メインタ
    ンク内の流体量を演算する流体量測定方法において、前
    記メインタンク内の圧力変動信号の強度を検出し、該信
    号の強度の検出開始後所定時間内に検出した信号の強度
    の最大値と最小値の中間値に最も近似した値を示す周波
    数に基づき、複数の周波数の中から以後の制御に供する
    所定の周波数を設定し、該所定の周波数で前記アクチュ
    エータを駆動すると共に、当該所定の周波数での前記メ
    インタンク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変
    動値に基づき前記メインタンク内の流体量を演算するこ
    とを特徴とする流体量測定方法。
  6. 【請求項6】 流体を収容する所定形状のメインタンク
    と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
    ンク内の空間及び前記メインタンク内の前記流体上方の
    空間に対し各々の容積を所定の周波数で変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータと、該アクチュエータを
    駆動する駆動手段と、前記メインタンク内の前記流体上
    方の空間における圧力変動値を検出する第1の圧力変動
    検出手段と、前記基準タンク内の空間における圧力変動
    値を検出する第2の圧力変動検出手段と、複数の周波数
    の中から所定の周波数を順次設定する第3の周波数設定
    手段と、前記第1の圧力変動検出手段及び第2の圧力変
    動検出手段の出力のうち、夫々前記第3の周波数設定手
    段が設定した所定の周波数を中心とした所定領域の圧力
    変動値のみを出力として許容する第1のフィルタ手段及
    び第2のフィルタ手段と、前記第1の圧力変動検出手段
    の出力のうち、前記第3の周波数設定手段による前記所
    定の周波数の設定に同期して、前記所定の周波数を中心
    とした所定領域の圧力変動を順次出力として許容する第
    3のフィルタ手段と、前記第1の圧力変動検出手段が検
    出し、前記第3のフィルタ手段を介して出力した信号の
    強度の検出開始後所定時間内に検出した信号の強度の最
    大値と最小値の中間値に最も近似した値を示す周波数に
    基づき、前記第3の周波数設定手段に対し前記複数の周
    波数の中から以後の制御に供する所定の周波数を設定す
    るノイズレベル検出手段と、該ノイズレベル検出手段の
    出力に応じて前記第3の周波数設定手段が設定した所定
    の周波数の圧力変動を前記アクチュエータが付与するよ
    うに、前記駆動手段に対する駆動周波数を決定する駆動
    周波数決定手段と、前記アクチュエータが作動した状態
    で前記第1及び第2の圧力変動検出手段が検出し、前記
    第1及び第2のフィルタ手段を介して出力した前記メイ
    ンタンク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動
    値の比を演算する圧力比演算手段と、該圧力比演算手段
    の演算結果に応じて前記メインタンク内の流体量を演算
    する流体量演算手段とを備えたことを特徴とする流体量
    測定装置。
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