JP3251993B2 - 容積測定方法及び容積測定装置 - Google Patents

容積測定方法及び容積測定装置

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久満 加藤
辰壽 高嶋
昌富 高江洲
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容積測定方法及び容積測
定装置に関し、特に所定形状のメインタンクに対し小容
積の基準タンクを連通して設け、両タンク内の空間の容
積を変化させ、両タンク内の圧力変動値に基づきメイン
タンク内の空間の容積を測定する容積測定方法及び容積
測定装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク内に収容された液体、粉体
等の体積を測定する体積測定方法及びその装置として、
特開平2−19717号公報に記載のように種々の方法
及び装置が提案されている。例えば同公報第10図に記
載の実施例においては、メインタンク30と補正タンク
31に対し、体積変化機構33により各タンク内の容積
を変化させて圧力変動を生じさせ、第2の振幅検出器3
9aからの出力γ・P0・v0 を第1の振幅検出器39
bからの出力γ・P0 ・v0 /V2 で除算することによ
って、メインタンク30の空洞部分の体積V2 を算出す
ることとしている。更に、この体積V2 をメインタンク
30の全体積(容積)から引算することによってメイン
タンク30に収容された液体等の体積VL を算出するこ
ととしている。測定原理は同公報に説明されているので
説明は省略するが、メインタンク30内の空間の容積
(即ち、メインタンク内に収容物が存在しなければメイ
ンタンクの全容積であり、収容物が存在する場合にはメ
インタンク内の収容物以外の容積)はメインタンク30
及び補正タンク31内の圧力変動の検出出力に応じて算
出し得ることが開示されている。
【0003】上記のような体積測定方法及び装置に関
し、体積変化機構以外による圧力変動がノイズとして重
畳されることに鑑み、その対応策が検討されている。例
えば特開平3−92725号公報においては、異なる周
波数の二つの発振器を設けることとし、特開平4−47
231号公報においてはハイパスフィルタを設け、ノイ
ズ成分である低周波数域の信号を遮断すると共に、体積
変化以外の要因により発生するノイズを取り除く旨記載
されている。更に、特開平4−65634号公報におい
ても同様に、体積変化以外の要因により発生するノイズ
を取り除く旨記載されている。もっとも、同公報には具
体的手段は記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、特開平3−
92725号公報に記載のものは二つの発振器を必要と
し回路構成が複雑になり、特開平4−47231号公報
及び特開平4−65634号公報においては、マイクロ
ホン19aの出力信号と発振器6の出力信号との積和相
関をとることにより、体積変化ΔV以外の要因によって
発生するノイズN0 を取り除く旨説明されているが、発
振器6の出力信号に対し体積変化ΔVによる変動成分と
ノイズが重畳されている以上、これらの変動成分とノイ
ズを峻別することはできるものではなく、これに対する
具体的な説明もなされていない。
【0005】また、上記何れの公報に記載の方法及び装
置においても、メインタンク内に液体等の被測定物を収
容し、その体積を測定することが前提とされているの
で、メインタンクの全容積から空間部分の容積を差し引
く引算手段が要件とされる。しかし、メインタンク内の
収容物の有無に拘らず、先ずメインタンク内の空間の容
積を正確に測定することが必要であり、その後の演算処
理は誤差を生ずることなく容易に行なうことができる。
従って、メインタンク内の空間の容積を測定する際に、
重畳されるノイズを確実に除去することが肝要である。
尚、上記公報においては補正タンクという用語が用いら
れているが、本願では、メインタンクの容積の測定に際
して参照されるべき圧力変動を付与する機能に鑑み、基
準タンクとする。
【0006】そこで、本発明はメインタンク及び基準タ
ンク内の空間の容積を変化させ、両空間内の圧力変動値
に基づきメインタンク内の空間の容積を測定する容積測
定方法及び容積測定装置において、重畳ノイズを確実に
除去し、測定精度の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の容積測定方法は、所定形状のメインタンク
と、該メインタンクに連通する基準タンクと、該基準タ
ンク及び前記メインタンク内の空間に対し各々の容積を
変化させて圧力変動を付与するアクチュエータとを備
え、該アクチュエータを停止した状態で前記メインタン
ク及び前記基準タンクの各々の停止状態圧力変動値を検
出すると共に、前記アクチュエータを駆動して前記メイ
ンタンク及び前記基準タンクの各々の作動状態圧力変動
値を検出し、該各々の作動状態圧力変動値から前記各々
の停止状態圧力変動値を差し引き各々の差を求め、該各
々の差の比に基づき前記メインタンク内の空間の容積を
演算することとしたものである。
【0008】また、本発明の容積測定装置は図1に構成
の概要を示したように、所定形状のメインタンクMT
と、このメインタンクMTに連通する基準タンクST
と、これら基準タンクST及びメインタンクMT内の空
間に対し各々の容積を変化させて圧力変動を付与するア
クチュエータATと、アクチュエータATを駆動する駆
動手段M0を備えている。更に、メインタンクMT内の
圧力変動値を検出する第1の圧力変動検出手段M1と、
基準タンクST内の圧力変動値を検出する第2の圧力変
動検出手段M2と、アクチュエータATが停止した状態
で第1及び第2の圧力変動検出手段M1,M2がメイン
タンクMT及び基準タンクSTの各々の停止状態圧力変
動値を検出すると共に、アクチュエータATが作動した
状態で第1及び第2の圧力変動検出手段M1,M2がメ
インタンクMT及び基準タンクSTの各々の作動状態圧
力変動値を検出するように駆動手段M0を制御する制御
手段M3と、この制御手段M3による駆動手段M0の制
御に応じ、各々の作動状態圧力変動値から各々の停止状
態圧力変動値を差し引いた各々の差の比に基づきメイン
タンクMT内の空間の容積を演算する演算手段M4を備
えることとしたものである。
【0009】
【作用】上記の容積測定方法においては、アクチュエー
タを停止した状態でメインタンク及び基準タンクの各々
の停止状態圧力変動値が検出される。また、アクチュエ
ータが作動した状態でメインタンク及び基準タンクの各
々の作動状態圧力変動値が検出される。そして、各々の
作動状態圧力変動値から各々の停止状態圧力変動値が差
し引かれ各々の差が求められ、これら各々の差の比に基
づきメインタンク内の空間の容積が演算される。
【0010】また、図1に示すように構成された容積測
定装置においては、制御手段M3の制御に応じ、駆動手
段M0によってアクチュエータATが駆動されると、基
準タンクST及びメインタンクMT内の空間に対し圧力
変動が付与される。而して、アクチュエータATが停止
した状態で、第1及び第2の圧力変動検出手段M1,M
2によってメインタンクMT及び基準タンクSTの各々
の停止状態圧力変動値が検出される。また、アクチュエ
ータATが作動した状態で、第1及び第2の圧力変動検
出手段M1,M2によってメインタンクMT及び基準タ
ンクSTの各々の作動状態圧力変動値が検出される。そ
して、制御手段M3による駆動手段M0の制御に応じ、
演算手段M4において各々の作動状態圧力変動値から各
々の停止状態圧力変動値を差し引いた各々の差の比に基
づきメインタンクMT内の空間の容積が演算される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本発明の容積測定装置の一実施例に係り、
自動車の燃料タンクの燃料残量を測定する液量測定装置
に適用したものである。燃料タンクは閉空間を郭成する
メインタンク1を有し、燃料が注入されたときに上部に
形成される空間MSが最小の場合、即ち液面FLが最高
となった場合にも空間MSに連通する位置に開口1aが
穿設されている。この開口1aには円筒体の基準タンク
2が収容され、その一方の端部に形成されたフランジ部
2fがガスケット3aを介して開口1aに押接され、更
にフランジ部2fにガスケット3bを介してカバー4が
押接されている。また、破線で示すケース5がカバー4
に接合され、両者間に閉空間が郭成されている。これら
ケース5、カバー4、フランジ部2f及びガスケット3
a,3bは、メインタンク1に固着された環状のリテー
ナ1b及びこれに螺合するボルト(図示せず)によって
メインタンク1に固定される。尚、基準タンク2は、メ
インタンク1内に収容することなく、基準タンク2の先
端部のみを開口1aに接合し残余の部分がメインタンク
1から外方に突出するように配設することとしてもよ
い。
【0012】上記基準タンク2内にはアクチュエータ3
0が収容されている。本実施例のアクチュエータ30
は、電気信号を振動板31の機械振動に変換する動電型
の装置である。振動板31はエッジ31aを介して基準
タンク2の開口部に支持されており、振動板31の中央
部には可動コイル32が装着されている。更に、基準タ
ンク2内に、コア33及びこれに接合される永久磁石3
4が嵌合され、コア33に対し可動コイル32が基準タ
ンク2の軸方向に移動可能となるように配置されてい
る。コア33の中央部には連通孔33aが形成されてお
り、カバー4と振動板31によって基準タンク2内に空
間RSが郭成されている。尚、基準タンク2の側壁には
小径の連通孔2aが穿設されており、基準タンク2内の
空間RSがメインタンク1内の空間MSに連通してい
る。
【0013】而して、可動コイル32に交流電圧の駆動
信号が供給されると振動板31が振動し、メインタンク
1内の空間MS及び基準タンク2内の空間RSの両空間
に対し同時に逆位相の粗密圧力波が出力される。尚、ア
クチュエータ30としては、上記に限ることなく、永久
磁石に接続したコアにコイルを巻回し、このコイルに駆
動信号を供給することによって振動板31を振動させる
電磁型の装置を構成することとしてもよい。この外、ス
ピーカ分野において利用される静電型、電歪型、磁歪型
等の種々の構成を採用することができ、あるいはピスト
ン等を駆動する装置を採用することもできる。
【0014】基準タンク2の開口端部には、本発明の第
1の圧力変動検出手段を構成し、メインタンク1内の空
間MSに露呈し空間MS内の圧力変動を検出する圧力セ
ンサ10が装着されている。また、本発明の第2の圧力
変動検出手段を構成し、基準タンク2内の空間RSの圧
力変動を検出する圧力センサ20が基準タンク2内に支
持されている。而して、これらの圧力センサ10,20
からメインタンク1及び基準タンク2の各々の空間M
S,RSの圧力変動値に応じた検出信号がコントローラ
50に出力される。尚、圧力センサ10,20は圧力信
号を電気信号に変換するものであり、マイクロホン等種
々の態様がある。上記ケース5とカバー4で囲繞される
空間には、コントローラ50を構成する回路素子等が収
容されており、圧力センサ10,20はコントローラ5
0に接続されている。
【0015】コントローラ50は図2の上方に示す回路
構成を有し、圧力センサ10,20に夫々接続されるバ
ンドパスフィルタ11,21、A/Dコンバータ12,
22を有し、更にCPU(中央処理装置)51、ROM
52及びRAM53の各メモリ、タイマ54、入出力イ
ンターフェース55等を内蔵しており、この入出力イン
ターフェース55に駆動装置40が接続され、この駆動
装置40はアクチュエータ30の可動コイル32に接続
されている。更に、入出力インターフェース55には表
示装置60が接続されている。表示装置60としては、
例えばアナログ表示あるいはディジタル表示の燃料計
等、種々の態様がある。
【0016】駆動装置40は例えば発振器(図示せず)
を内蔵し、入出力インターフェース55の出力信号に応
じ所定周波数(例えば、10Hz前後)の正弦波出力信
号をアクチュエータ30の可動コイル32に供給するよ
うに構成されている。即ち、メインタンク1及び基準タ
ンク2内に、例えば|v0sinω0t|の気体体積変化を生
じさせるように、アクチュエータ30が駆動制御され
る。尚、v0 は振動板31から出力される粗密圧力波に
よって惹起される気体体積変化の最大値である。
【0017】上述の圧力センサ10,20の検出信号は
バンドパスフィルタ11,21に供給され、ここで角周
波数ω0 の信号成分が取り出され、A/Dコンバータ1
2,22を介してディジタル量に変換されて入出力イン
ターフェース55に供給される。
【0018】而して、コントローラ50においては、圧
力センサ10,20の検出信号に応じ入出力処理、記
憶、演算が行なわれ、アクチュエータ30が駆動される
と共に、演算結果が表示装置60に出力される。即ち、
CPU51で実行されるプログラムに従ってアクチュエ
ータ30が駆動され、メインタンク1内の空間の容積、
ひいてはメインタンク1内の燃料残量を求める一連の演
算処理が行なわれ、表示装置60にて容積及び/又は燃
料残量が表示される。このプログラムは例えば図3及び
図4に示すルーチンから成り、イグニッションスイッチ
(図示せず)がオンとなった後に実行され、以下のよう
に処理される。
【0019】先ず、ステップ101においてCPU51
等が初期化され、各種演算値がクリアされ、タイマがリ
セットされる。続いて、ステップ102において、後段
のステップ116で利用する関数Fが、例えば所定の一
次関数として設定される。次に、ステップ103にて演
算回数nがクリアされた後、ステップ104にてインク
リメントされる。
【0020】そして、ステップ105にてアクチュエー
タ30がオフとされる。即ち、駆動装置40の出力が0
とされ振動板31が停止状態とされる。このときの圧力
センサ10,20の検出信号の変化量がメインタンク1
及び基準タンク2内の空間MS,RSに生ずるノイズΔ
Mn,ΔNRnとして求められる。即ち、アクチュエータ
30が停止状態であってもメインタンク1及び基準タン
ク2に対する車体振動、温度変化等の種々の要因によっ
て圧力変動が生じ、これが空間MS,RSの容積の測定
値にノイズとして重畳されることになるが、これらのノ
イズがステップ106にて検出され、バンドパスフィル
タ11,21並びにA/Dコンバータ12,22を介し
てディジタル量に変換され、入出力インターフェース5
5を介してRAM53に格納される。これらのノイズΔ
Mn,ΔNRnはステップ107にて所定時間(例えば5
秒)積分され、夫々ΔNMn,ΔNRnとされてRAM53
に格納される。
【0021】続いて、ステップ108に進み駆動装置4
0からの出力に応じてアクチュエータ30が駆動され、
振動板31が振動を開始し、粗密圧力波がメインタンク
1内の空間MS及び基準タンク2内の空間RSに出力さ
れる。これにより、夫々の空間MS,RSに略同一の条
件で略同一の体積変動(但し、逆位相)が生ずる。これ
らの空間MS,RSにおける圧力変動がステップ109
にて圧力センサ10,20によって検出され、その変化
量が圧力変動値ΔPMn,ΔPRnとして求められる。後者
のΔPRnは下記(1)式のように表すことができ、前者
のΔPMnは(2)式のように表すことができる。 ΔPRn=γ・P0 ・v0 ・sin(ω0t+ΦR ) /VR +ΔNRn…(1) ΔPMn=γ・P0 ・v0 ・sin(ω0t+ΦM ) /(VM +ΔVA ) +ΔNMn…(2 ) 但し、γはメインタンク1及び基準タンク2内の気体の
比熱比、P0 は気体の絶対圧力、例えば大気圧を示し、
R は基準タンク2内の空間RSの容積、VM はメイン
タンク1内の空間MSの容積、ΔVA はアクチュエータ
30の駆動に伴うメインタンク1の変形による空間MS
の容積変化量を示す。また、ΔNRn,ΔNMnは上記の圧
力変動値ΔPRn,ΔPMnに重畳されるノイズである。
【0022】上記圧力変動値ΔPMn,ΔPRnの絶対値が
ステップ110にて所定時間(例えば5秒)積分され、
夫々ΔPMn,ΔPRnとされてRAM53に格納される。
このようにして各圧力変動値が求められた後、ステップ
111にて演算回数nがN回となったか否かが判定さ
れ、N回未満であればステップ104に戻り、演算回数
nがインクリメントされた後上述と同様の処理が繰り返
される。
【0023】演算回数nがN回に達するとステップ11
2に進み、N回分のノイズΔNMn,ΔNRnが加算され、
夫々重畳ノイズΔNM ,ΔNR とされる。同様に、ステ
ップ113にてN回分の圧力変動値ΔPMn,ΔPRnが加
算され、夫々圧力変動値ΔPM ,ΔPR とされる。続い
てステップ114に進み、圧力変動値ΔPM から重畳ノ
イズΔNM が差し引かれ、アクチュエータ30によるメ
インタンク1内の空間MSの圧力変動値ΔPAMが求めら
れると共に、圧力変動値ΔPR から重畳ノイズΔNR
差し引かれ、アクチュエータ30による基準タンク2内
の空間RSの圧力変動値ΔPARが求められる。
【0024】更にステップ115に進み、上述のように
して求められた圧力変動値ΔPAR,ΔPAMの比λ(=Δ
AR/ΔPAM)が演算される。この比λはメインタンク
1内の空間MSの容積VM 及び容積変化量ΔVA の和と
基準タンク2内の空間RSの容積VR の比(=(VM
ΔVA )/VR )に近似する。而して、ステップ116
に進み、上述のステップ102で設定された関数Fに基
づきメインタンク1内の燃料の液量VL が演算される。
この関数Fとしては例えば下記(3)式に示す一次関数
が用いられる。 VL =(VA +ΔVA )−λ・VR ・K0 …(3) 但し、VA はメインタンク1の容量(全容積)、K0
定数である。尚、定数K0 、ΔVA は所定の液量VL0
おける圧力変動値の比λを実測することにより設定され
る。
【0025】而して、ステップ117にて上記液量VL
に対応した信号が表示装置60に供給され,所定の表示
が行なわれた後ステップ103に戻り上述の作動が繰り
返され、所定の周期で表示が更新される。尚、メインタ
ンク1内の空間MSの容積VM を表示するように構成し
てもよく、あるいは表示装置60を設けることなく入出
力インターフェース55の出力信号を直接他の制御装置
等に供することとしてもよい。また、本実施例において
はディジタル処理による制御を中心としたが、もちろん
全てをアナログ処理とすることもできる。更に、本実施
例では燃料残量を測定する液量測定装置としたが、燃料
に限ることなく粉体、粒体、異形物体等の収容量を測定
する装置としてもよく、あるいはメインタンクの容量を
測定する装置とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の容積測定方法に
おいては、メインタンク及び基準タンクの各々の作動状
態圧力変動値から各々の停止状態圧力変動値を差し引
き、各々の差の比に基づきメインタンク内の空間の容積
を演算することとしており、重畳ノイズは停止状態圧力
変動値として求められ確実に除去されるので、良好な測
定精度を確保することができる。
【0027】また、本発明の容積測定装置においては、
制御手段による駆動手段の制御に応じ、演算手段にてメ
インタンク及び基準タンクの各々の作動状態圧力変動値
から各々の停止状態圧力変動値を差し引いた各々の差の
比に基づきメインタンク内の空間の容積を演算するよう
に構成されているので、簡単な構成で重畳ノイズを確実
に除去することができると共に、ディジタル処理によっ
て容易に測定することができ、良好な測定精度を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容積測定装置の概要を示すブロック図
である。
【図2】本発明の一実施例に係る容積測定装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるコントローラによる
処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例におけるコントローラによる
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メインタンク 2 基準タンク 2a 連通孔 10,20 圧力センサ 30 アクチュエータ 31 振動板 32 可動コイル 40 駆動装置 50 コントローラ 60 出力装置
フロントページの続き (72)発明者 高江洲 昌富 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀 江金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−65634(JP,A) 特開 平3−92725(JP,A) 特開 平2−19717(JP,A) 特開 平4−47231(JP,A) 特公 平2−33084(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状のメインタンクと、該メインタ
    ンクに連通する基準タンクと、該基準タンク及び前記メ
    インタンク内の空間に対し各々の容積を変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータとを備え、該アクチュエ
    ータを停止した状態で前記メインタンク及び前記基準タ
    ンクの各々の停止状態圧力変動値を検出すると共に、前
    記アクチュエータを駆動して前記メインタンク及び前記
    基準タンクの各々の作動状態圧力変動値を検出し、該各
    々の作動状態圧力変動値から前記各々の停止状態圧力変
    動値を差し引き各々の差を求め、該各々の差の比に基づ
    き前記メインタンク内の空間の容積を演算することを特
    徴とする容積測定方法。
  2. 【請求項2】 所定形状のメインタンクと、該メインタ
    ンクに連通する基準タンクと、該基準タンク及び前記メ
    インタンク内の空間に対し各々の容積を変化させて圧力
    変動を付与するアクチュエータと、該アクチュエータを
    駆動する駆動手段と、前記メインタンク内の圧力変動値
    を検出する第1の圧力変動検出手段と、前記基準タンク
    内の圧力変動値を検出する第2の圧力変動検出手段と、
    前記アクチュエータが停止した状態で前記第1及び第2
    の圧力変動検出手段が前記メインタンク及び前記基準タ
    ンクの各々の停止状態圧力変動値を検出すると共に、前
    記アクチュエータが作動した状態で前記第1及び第2の
    圧力変動検出手段が前記メインタンク及び前記基準タン
    クの各々の作動状態圧力変動値を検出するように前記駆
    動手段を制御する制御手段と、該制御手段による前記駆
    動手段の制御に応じ、前記各々の作動状態圧力変動値か
    ら前記各々の停止状態圧力変動値を差し引いた各々の差
    の比に基づき前記メインタンク内の空間の容積を演算す
    る演算手段とを備えたことを特徴とする容積測定装置。
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JPH06174526A (ja) 1994-06-24

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