JP3454129B2 - 半導体デバイスのリード端子接触方法およびソケット - Google Patents

半導体デバイスのリード端子接触方法およびソケット

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JP3454129B2 JP35299097A JP35299097A JP3454129B2 JP 3454129 B2 JP3454129 B2 JP 3454129B2 JP 35299097 A JP35299097 A JP 35299097A JP 35299097 A JP35299097 A JP 35299097A JP 3454129 B2 JP3454129 B2 JP 3454129B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスのリ
ード端子接触方法およびソケットに関し、特にリード端
子を有する半導体デバイスの試験評価などを行うときに
使用されるソケットに適用して好適な半導体デバイスの
リード端子接触方法およびソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスを試験評価するときに
は、半導体デバイスはソケットを介して試験装置に接続
され、特性試験などが行われる。このソケットは、半導
体デバイスを一時的に試験装置に接続するものであるた
め、半導体デバイスの挿抜が容易でありながらソケット
内のコンタクトと半導体デバイスのリード端子との電気
的接続が確実に行われている必要がある。従来より、コ
ンタクトのリード端子への接触にはいくつかの方法があ
る。
【0003】図9は従来のソケットの構成例を示す縦断
面図である。このソケット100は挿入形式のソケット
であって、そのコンタクト101には、上部が末広がり
状に開いた弾性受け片を有している。半導体デバイス1
02をこのソケット100に装着するときには、半導体
デバイス102のリード端子103をそのコンタクト1
01の弾性受け片に挿入することで、リード端子103
とコンタクト101との電気的な接触が行われ、受け片
の弾性力によりそれらの接触をより確実にしている。こ
のソケット100はリード端子103が樹脂のパッケー
ジより外側で曲げ加工され、さらにその先がストレート
になっているような挿入タイプの形状の半導体デバイス
102を対象としている。
【0004】これに対し、半導体デバイスは、実装技術
の進歩とともに、パッケージの外形も変化しており、挿
入タイプから表面実装タイプ、小型化、薄型化、ファイ
ンピッチ化へと進んでいる。次に、表面実装タイプの半
導体デバイス用のソケットを例示する。
【0005】図10は従来のソケットの別の構成例を示
す縦断面図である。図10に示すソケット110は、上
端に水平方向のストレート部を有するコンタクト111
が設けられている。表面実装タイプの半導体デバイス1
12は、そのパッケージより導出したところで一旦下方
に曲げ加工され、さらに、パッケージの底面のレベルで
外方向に曲げ加工されたリード端子113を有してい
る。半導体デバイス112をこのソケット110に装着
するときには、半導体デバイス112のリード端子11
3の先端部をコンタクト111の上端のストレート部に
載せた後、ソケット110の上方で昇降動作をするリー
ド押さえ114でリード端子113の先端のストレート
部を上から押さえ付ける。これにより、リード端子11
3の先端部がコンタクト111に加圧接触された状態に
なる。
【0006】図11は従来のソケットのさらに別の構成
例を示す縦断面図である。図11に示すソケット120
は、中央にセットされる半導体デバイス122の両側に
コンタクト121が配置されている。このコンタクト1
21は半導体デバイス122のリード端子123が位置
するレベルにアングル状の接触端部が突設され、上端部
は外側に曲げられた係止部を有している。コンタクト1
21の外側には開閉レバー124がその支点125を中
心に回動するよう軸支されている。開閉レバー124は
略U字状の形状を有し、その内側に位置するアームはコ
ンタクト121の係止部に係止され、外側に位置するア
ームは内側のアームよりも多少長くなっていて、その上
端には昇降可能なレバー押さえ126が配置されてい
る。半導体デバイス122をセットするときには、レバ
ー押さえ126を降下させることにより、開閉レバー1
24は鎖線で示した位置まで回動し、これに伴ってコン
タクト121の係止部が外側に移動され、コンタクト1
21の接触端部が半導体デバイス122のリード端子1
23が位置する場所から退避し、半導体デバイス122
をセットするための空間を確保する。半導体デバイス1
22のセット後は、レバー押さえ126を上方へ移動さ
せることにより、コンタクト121は自身が有するばね
性により、接触端部がセットされた半導体デバイス12
2のリード端子123に接触係合するまで内側に傾倒す
る。これに伴ってコンタクト121の係止部に係止され
た開閉レバー124もコンタクト121の移動に合わせ
て回動され、実線で示した位置まで戻る。
【0007】ここで、半導体デバイスのリード端子へコ
ンタクトを接触させる従来の方法について説明する。図
12は従来のコンタクトの接触方法を示す図である。表
面実装タイプの半導体デバイス130では、そのリード
端子131はパッケージから導出された直後に下方に折
り曲げられた第1の屈曲部132と、下方に垂下してい
る第1のストレート部133と、外側に折り曲げられた
第2の屈曲部134と、自由端側のストレート部135
とから構成されている。この図12によれば、コンタク
ト136の接触端部はリード端子131の自由端側のス
トレート部135に対してその上側の面に接触されてい
る。
【0008】図13は従来のコンタクトの別の接触方法
を示す図である。図12に示したものと同じ半導体デバ
イス130が示されており、そのリード端子131にコ
ンタクト136の接触端部が接触されている。この図1
3に示したコンタクト136の接触方法は、コンタクト
136の接触端部をリード端子131の下方に垂下して
いる第1のストレート部133に接触するようにしてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コネクタを自動試験機に組み込む場合には、ロボットに
よって半導体デバイスをコネクタにセットしたりコネク
タから取り外したりすることが必要となる。ロボットは
コネクタの上部に配置され、コネクタの上部で半導体デ
バイスの着脱動作を行う。また、半導体デバイスは実装
密度を上げるために、より小型化が要求されており、リ
ード端子についてもそのストレート部が短くなる傾向に
ある。
【0010】しかしながら、コネクタの自動試験機への
組み込みを行う場合、半導体デバイスのセット面より上
方にコンタクトを開閉するための機構があると、ロボッ
トの動作範囲に制約を受けたりする。また、半導体デバ
イスがたとえば光学部品と組み合わされたようなデバイ
スの場合には、半導体デバイスをセットした状態で、コ
ネクタの上方に光学系の試験をする装置を配置する必要
があるが、コンタクトの開閉機構がコネクタの上方にあ
るとそれが干渉し、そのような光学試験装置をコネクタ
の上方に設置することは困難になる。さらに、コンタク
トの接触部分であるリード端子のストレート部の長さが
短くなってくると、ストレート部を接触させる方法では
接触し難くなり、しかも、リード端子の先端は切断工程
にて切断されているため、ストレート部に曲がり変形が
不可避的に存在し、試験装置としては接触不良により正
確な試験を行うことができず、特性測定に影響が出るな
どの問題点があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、リード端子が短くなってもコンタクトのリー
ド端子への接触が確実に行うことができる半導体デバイ
スのリード端子接触方法および半導体デバイスがセット
される位置の上方に何ら動作機構が存在しないソケット
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、外部に導出されて所定の形状に曲げ加工
された半導体デバイスのリード端子にコンタクトを接触
させる半導体デバイスのリード端子接触方法において、
前記コンタクトの接触端部を前記リード端子の最も固定
端側の位置にある屈曲部の斜め上方から移動させて前記
屈曲部のショルダ部に当て、さらに前記コンタクトのば
ね加重で前記ショルダ部を加圧することにより、前記コ
ンタクトを前記リード端子へ接触させるようにしたこと
を特徴とする半導体デバイスのリード端子接触方法が提
供される。
【0013】このような半導体デバイスのリード端子接
触方法によれば、リード端子の接触位置を最も固定端側
の屈曲部のショルダ部としている。このショルダ部のあ
る屈曲部はリード端子の切断工程による変形の影響が最
も受けにくい場所であることに加えてリード端子のスト
レート部に比較してコンタクトとの接触面積を確保する
ことができ、さらにコンタクトのばね加重でショルダ部
を加圧することにより、より確実な接触状態を得ること
ができる。
【0014】また、本発明によれば、外部に導出されて
所定の形状に曲げ加工されたリード端子を有する半導体
デバイス用のソケットにおいて、半導体デバイスを載置
する台部と、前記台部に載置された半導体デバイスのリ
ード端子に対してその最も固定端側の位置にある屈曲部
屈曲形状に倣う形状に形成された加圧接触端面を有し
ていて前記屈曲部のショルダ部を加圧接触させるコンタ
クトと、前記台部の下部に配置され前記ショルダ部に対
する前記コンタクトの接離を行うコンタクト開閉機構
と、を備えていることを特徴とするソケットが提供され
る。
【0015】このソケットによれば、半導体デバイスを
載置するために半導体デバイスの挿入路からコンタクト
を退避しなければならないが、そのための動作機構であ
るコンタクト開閉機構を半導体デバイスを載置する台部
の下部に配置している。これにより、ソケットの上部に
は何ら動作機構が存在しないので、ソケットを試験装置
などの自動機に組み込んだとしても、その上部スペース
が空いているため、試験動作に必要な動作機構を干渉す
ることがない。また、屈曲部のショルダ部を加圧接触さ
せるコンタクトの加圧接触端面を、半導体デバイスのリ
ード端子の屈曲部の屈曲形状に倣う形状に形成している
ので、リード端子との接触面積を確保することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明によるソ
ケットの構成例を示す縦断面図である。図1によれば、
半導体デバイス1をセットするためのソケット10を示
しており、このソケット10は、外枠11を有し、その
中の中央上部に半導体デバイス1を載置するための台部
12が設けられている。この台部12の下部には、水平
方向に摺動可能なプッシュレバー13と、このプッシュ
レバー13の両側に設けられてプッシュレバー13の摺
動方向に対して直角な方向に摺動可能な二つのスライダ
14とが設けられている。各スライダ14の外側にはコ
ンタクト15が配置されている。このコンタクト15は
外枠11の底面から導出された端子16と、固定部17
と、ばね部18と、その自由端側の接触端部19とによ
り一体成形されている。
【0017】コンタクト15のばね部18は、スライダ
14に外側端面に対応する位置に係止部20を有し、常
時スライダ14をプッシュレバー13の方向へ付勢する
ようにしている。プッシュレバー13は図面の面に垂直
な方向に摺動可能であり、このプッシュレバー13に外
力が与えられない状態ではその摺動端の初期位置にあ
り、このときスライダ14はコンタクト15のばね性に
よりそれぞれプッシュレバー13の側に付勢されてい
る。
【0018】まず、このソケット10に半導体デバイス
1がセットされていない状態では、プッシュレバー13
はその初期位置にあり、スライダ14はコンタクト15
によってプッシュレバー13の方に押圧されている。こ
こで、プッシュレバー13に外力が与えられて、プッシ
ュレバー13がその初期位置から反対側の端まで移動さ
れると、その移動に従って各スライダ14はプッシュレ
バー13から離れる方向、すなわち、図の左右方向に移
動する。これに伴って、各スライダ14はコンタクト1
5の内側への付勢力に抗して外側へ拡げられる。細い実
線で示したようにコンタクト15が外側へ拡げられるこ
とにより、その接触端部19も外側に移動し、半導体デ
バイス1を台部12へセットするときの挿入路から退避
する。これで、ソケット10に半導体デバイス1をセッ
トする準備が整う。
【0019】次に、たとえばロボットのハンド5が半導
体デバイス1aをソケット10の台部12の上方位置ま
で搬送し、さらにその半導体デバイス1aを台部12ま
で降下させて台部12にセットする。ここで、プッシュ
レバー13をその初期位置まで戻すことにより、各スラ
イダ14はプッシュレバー13の方に移動し、これに伴
ってコンタクト15もそのばね性により中央方向へ戻
る。このとき、コンタクト15の接触端部19は台部1
2にセットされた半導体デバイス1のリード端子2に加
圧接触する。半導体デバイス1は表面実装タイプのもの
であれば、そのリード端子2はパッケージの側面から導
出されて下方に曲げ加工され、さらにパッケージの下端
位置で外方向に曲げ加工されているので、コンタクト1
5の接触端部19がリード端子2へ接触する位置は最も
パッケージ側に近い屈曲部のショルダ部になる。
【0020】図2はプッシュレバーの初期位置の状態を
示す図1のa−a矢視平面図、図3はソケットの動作状
態を説明する平面図、図4はソケットを右側面から見た
側面図である。これらの図に見られるように、プッシュ
レバー13の内側端面を図の下方向に常時付勢する圧縮
スプリング21が設けられており、プッシュレバー13
に外力が加わらないときは、プッシュレバー13を図2
に示したその初期位置の状態に保持している。このと
き、圧縮スプリング21の付勢によりプッシュレバー1
3が外に抜け出ないよう、プッシュレバー13のばね付
勢端面22側の端部形状がT字状に形成され、これがス
ライダ14の圧縮スプリング21の側の側端面に当接す
ることによってプッシュレバー13の移動が規制されて
いる。プッシュレバー13の両側端面は圧縮スプリング
21のばね付勢端面22から外力付与端面23の方向に
向かって幅広となるようなテーパ部24,25を有して
いる。このテーパ部24,25の形状に合わせてプッシ
ュレバー13の側のスライダ14の内側端面もテーパ状
に形成されている。また、各スライダ14はコンタクト
15によってプッシュレバー13の方に押し付けられて
いる。
【0021】ここで、ソケット10に隣接配置されたた
とえばシリンダ30によって、プッシュレバー13の外
力付与端面23に矢印で示した方向の外力が与えられる
と、プッシュレバー13は図の上方向に移動する。これ
に伴って、プッシュレバー13のテーパ部24,25が
移動し、これらに嵌合されたスライダ14の対応するテ
ーパ部がテーパ部24,25のテーパ面に沿ってこれら
を登っていくようになる。これにより、スライダ14は
外側方向に摺動する。プッシュレバー13がストローク
S1の距離だけ移動すると、スライダ14はストローク
S2の距離だけ外側に移動する。このスライダ14がス
トロークS2を移動した分、コンタクト15が外側に拡
げられ、コンタクト15の接触端部19が半導体デバイ
ス1のリード端子2より外側に退避される。この状態で
半導体デバイス1をセットし、プッシュレバー13への
外力を取り除くと、プッシュレバー13は圧縮スプリン
グ21により元の位置に戻され、スライダ14もコンタ
クト15のばね性により元の位置に戻され、図2に示し
た状態になる。
【0022】図5は圧縮スプリングの別な装着例を示す
ソケットを右側面から見た側面図である。この構成例に
よれば、圧縮スプリング21はプッシュレバー13の外
部に突出した部分に装着されて、矢印で示した外力が付
与されていないときには図の右方向にプッシュレバー1
3を付勢するようにしている。したがって、この初期状
態のときは、プッシュレバー13の図の右方向へ移動さ
れていることにより、スライダ14はそれぞれ外側に移
動され、コンタクト15を外側に広げ、半導体デバイス
1をセットできる状態にしている。ここで、外力が付与
されると、プッシュレバー13は図の左側へ移動され、
これに伴ってコンタクト15はそのばね性によりスライ
ダ14をプッシュレバー13の方へ押圧しながら内側へ
傾倒し、半導体デバイス1がセットされていれば、その
リード端子2の屈曲部のショルダ部に加圧接触すること
になる。
【0023】図6はコンタクトのリード端子との接触状
態を示す部分拡大図である。半導体デバイス1のリード
端子2は、図に示したように、パッケージから導出され
たところで曲げ加工されており、さらに、パッケージの
底面のレベルで外方向に曲げ加工されている。コンタク
ト15の接触端部19はそれらの屈曲部のうち、パッケ
ージに最も近い屈曲部のショルダ部に接触する。この接
触端部19の接触面はショルダ部の形状に倣う形状に形
成されている。
【0024】コンタクト15の接触端部19がリード端
子2の屈曲部のショルダ部に接触するときは、接触端部
19は屈曲部の斜め上方から移動してきてショルダ部に
当たり、さらにコンタクト15のばね加重でショルダ部
を加圧する。つまり、接触端部19はリード端子2の屈
曲部を叩き付けるようにしてショルダ部に接触する。こ
の接触のとき、両者の接触面には微妙な擦れ作用が生
じ、しかも接触端部19の接触面がリード端子2の屈曲
部の外形に倣う形状をしているので、接触面積が大き
く、コンタクト15とリード端子2との電気的接触がよ
り確実になる。
【0025】図7はコンタクトの接触端部の別の実施の
形態を示す図である。図示のコンタクト15aによれ
ば、その接触端部19aのリード端子2との接触面の形
状はショルダ部の屈曲形状の曲率より大きな曲率を有す
る形状にしている。この場合、図6に示した屈曲部に倣
う形状の場合よりも接触面積は小さく、接触端部19a
のショルダ部との接触角度αは約40°〜70°とな
る。しかし、リード端子2の曲げ加工は機械によって屈
曲部の曲率にばらつきが出るが、接触角度αを約40°
〜70°とすることにより、これらのばらつきを吸収す
ることができるというメリットがある。
【0026】図8はコンタクトの接触端部のさらに別の
実施の形態を示す図である。半導体デバイス1のリード
端子2には表面に酸化膜が形成されていたり、半田めっ
きの表面処理がなされている場合には表面がフラックス
残渣によって覆われていることがある。酸化膜またはフ
ラックスは絶縁体であるが、それらの面は通常は図6お
よび図7に示したコンタクト15,15aでもその加圧
接触時の擦れ作用により破られて十分な電気的接触を得
ることができる。しかし、図8に示したように、コンタ
クト15bの接触端部19bの接触面を剣先状に形成す
ることにより、フラックスの皮膜をより確実に破って、
半導体デバイス1のリード端子2との電気的接触をより
確実にすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ソケ
ットにおけるコンタクトが半導体デバイスのリード端子
に接触させるときに、リード端子の最もパッケージ側の
屈曲部のショルダ部にて行い、コンタクトをリード端子
に対して接離させる機構を半導体デバイスがセットされ
る位置よりも下に配置した構成とした。これにより、リ
ード端子の加工部の中で最も変形の影響を受けにくい場
所でコンタクトを接触させているので、接触の安定化が
図られ、接触面積も大きいので接触を確実に行うことが
できる。また、コンタクトを開閉させるための可動機構
を半導体デバイスの下部に配置したので上部に突起物が
存在せず、自動化を目的とした装置に組み込んだ場合
に、上方空間にて半導体デバイスを扱うハンド系または
ツーリング系の機械と干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソケットの構成例を示す縦断面図
である。
【図2】プッシュレバーの初期位置の状態を示す図1の
a−a矢視平面図である。
【図3】ソケットの動作状態を説明する平面図である。
【図4】ソケットを右側面から見た側面図である。
【図5】圧縮スプリングの別な装着例を示すソケットを
右側面から見た側面図である。
【図6】コンタクトのリード端子との接触状態を示す部
分拡大図である。
【図7】コンタクトの接触端部の別の実施の形態を示す
図である。
【図8】コンタクトの接触端部のさらに別の実施の形態
を示す図である。
【図9】従来のソケットの構成例を示す縦断面図であ
る。
【図10】従来のソケットの別の構成例を示す縦断面図
である。
【図11】従来のソケットのさらに別の構成例を示す縦
断面図である。
【図12】従来のコンタクトの接触方法を示す図であ
る。
【図13】従来のコンタクトの別の接触方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体デバイス 2 リード端子 10 ソケット 11 外枠 12 台部 13 プッシュレバー 14 スライダ 15 コンタクト 16 端子 17 固定部 18 ばね部 19 接触端部 20 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76 H01L 23/32 H01R 13/05

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に導出されて所定の形状に曲げ加工
    された半導体デバイスのリード端子にコンタクトを接触
    させる半導体デバイスのリード端子接触方法において、前記コンタクトの接触端部を前記リード端子の最も固定
    端側の位置にある屈曲部の斜め上方から移動させて前記
    屈曲部のショルダ部に当て、さらに前記コンタクトのば
    ね加重で前記ショルダ部を加圧することにより、前記コ
    ンタクトを前記リード端子へ接触させる ようにしたこと
    を特徴とする半導体デバイスのリード端子接触方法。
  2. 【請求項2】 外部に導出されて所定の形状に曲げ加工
    されたリード端子を有する半導体デバイス用のソケット
    において、 半導体デバイスを載置する台部と、 前記台部に載置された半導体デバイスのリード端子に対
    してその最も固定端側の位置にある屈曲部の屈曲形状に
    倣う形状に形成された加圧接触端面を有していて前記屈
    曲部のショルダ部を加圧接触させるコンタクトと、 前記台部の下部に配置され前記ショルダ部に対する前記
    コンタクトの接離を行うコンタクト開閉機構と、 を備えていることを特徴とするソケット。
  3. 【請求項3】 前記コンタクト開閉機構は、前記半導体
    デバイスのリード端子の並び方向に往復動するプッシュ
    レバーと、前記プッシュレバーが第1の方向に移動した
    とき前記コンタクトのばね性により前記プッシュレバー
    の方向に付勢され前記プッシュレバーが第2の方向に移
    動したとき前記コンタクトの付勢力に抗して前記プッシ
    ュレバーから離れる方向に移動されるスライダとを有す
    ることを特徴とする請求項2記載のソケット。
  4. 【請求項4】 前記プッシュレバーを第2の方向に付勢
    する圧縮スプリングをさらに備えていることを特徴とす
    る請求項3記載のソケット。
  5. 【請求項5】 前記プッシュレバーを第1の方向に付勢
    する圧縮スプリングをさらに備えていることを特徴とす
    る請求項3記載のソケット。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトおよびスライダは、前記
    プッシュレバーの左右に対称配置されていることを特徴
    とする請求項3記載のソケット。
  7. 【請求項7】 前記コンタクトは、前記プッシュレバー
    が第1の方向に移動したとき、前記加圧接触面が前記屈
    曲部の斜め上方から移動してきて前記ショルダ部に当た
    った後、さらに前記コンタクトのばね加重で前記ショル
    ダ部を加圧することを特徴とする請求項記載のソケッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記コンタクトは、前記ショルダ部との
    加圧接触端面の曲率が前記ショルダ部の屈曲形状の曲率
    より大きくしたことを特徴とする請求項2記載のソケッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記コンタクトは、前記ショルダ部との
    加圧接触端面の表面を剣先状に形成したことを特徴とす
    る請求項2記載のソケット。
JP35299097A 1997-12-22 1997-12-22 半導体デバイスのリード端子接触方法およびソケット Expired - Fee Related JP3454129B2 (ja)

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