JP3453411B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3453411B2
JP3453411B2 JP23872293A JP23872293A JP3453411B2 JP 3453411 B2 JP3453411 B2 JP 3453411B2 JP 23872293 A JP23872293 A JP 23872293A JP 23872293 A JP23872293 A JP 23872293A JP 3453411 B2 JP3453411 B2 JP 3453411B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は複写機・プリンタ・ファ
クシミリ等の画像形成装置に関する。 【0002】より詳しくは、第1の画像担持体上に可転
写画像を形成させ、該画像を該第1の画像担持体に接触
させた中間転写体上に転写させ、該中間転写体上の転写
画像を、第2の画像担持体に再転写させる工程を含む作
像工程により単色画像・多色画像(カラー画像)等の画
像形成物(コピー・プリント)を出力する接触式転写方
式の画像形成装置に関する。 【0003】上記において、第1の画像担持体は、例え
ば電子写真感光体・静電記録誘電体・磁気記録磁性体等
である。 【0004】第1の画像担持体に対する可転写画像の作
像プロセスは、例えば電子写真プロセス・静電記録プロ
セス・磁気記録プロセス等である。 【0005】第2の画像担持体は、例えば転写材・記録
紙・印刷紙等である。 【0006】 【従来の技術】上記のように中間転写体を使用した接触
式転写方式の画像形成装置は、カラー画像情報の複数の
成分色画像(一般に、マゼンタ画像・シアン画像・イエ
ロー画像・ブラツク画像の4つの画像)を重畳転写して
カラー画像を合成再現するカラー画像形成装置もしくは
カラー画像形成機能を具備させて画像形成装置として有
効であり、各成分色画像の重ね合わせズレ(色ズレ)の
ない画像を得ることが可能である。 【0007】また、カラー画像形成装置の他の構成とし
て、第1の画像担持体にカラー画像情報の複数の成分色
画像を順次に形成させ、その順次形成される個々の成分
色画像を、転写ドラムに保持させた第2の画像担持体の
面に直接に順次に重畳転写させることでカラー画像を合
成形成する、転写ドラム方式が知られている。 【0008】 【発明が解決しようとしている課題】 .中間転写体を使用した接触式転写方式の画像形成装
置は、第1の画像担持体上に形成された画像を中間転写
体上に転写する1次転写(カラー画像形成の場合はこの
1次転写を複数回繰り返して中間転写体上にカラー画像
情報の複数の成分色画像を順次に重畳転写させてカラー
画像を合成形成させる)と、中間転写体上に転写された
画像を第2の画像担持体上に再転写させる2次転写の2
度の転写により第2の画像担持体に単色画像ないしは合
成カラー画像を形成するので、前記の転写ドラム方式の
装置に比較して、転写効率の低下や文字中抜けの問題が
発生しやすい。 【0009】.接触式転写方式では、接触圧が小さい
ほど転写効率が良く、文字中抜けが発生しにくいことが
判明している。これは、転写ニップ部で、電界による転
写力よりも、接触圧による力学的付着力が勝ってしま
い、文字中抜け等の転写不良が発生してしまうと考えら
れている。単色画像形成時でもトナー層が厚い時に文字
中抜けが発生しやすく、特に、カラー画像形成時に中間
転写体に形成した4色の重ね合わせトナー層を一括して
第2の画像担持体に転写する2次転写ではトナー層が非
常に厚くなってしまうので、この問題が顕著に発生して
しまう。 【0010】即ち、接触式転写方式では、接触圧が大き
いと転写残りトナーが多く、文字中抜けや転写効率の低
下を招く等の問題が発生し、特に、カラー画像形成装置
のように、4色のトナー像を一括して転写するような構
成の場合に、トナー層が厚くなるために、接触圧が大き
いとトナーの力学的付着力が、電界による第2の画像担
持体へのトナー保持力よりも大きくなる状態が発生し
て、文字中抜けや転写効率の低下が顕著となる。 【0011】.第2の画像担持体の種類によっては、
その表面性や厚さによって文字中抜けが発生したり、転
写効率が低下することが問題となっている。 【0012】.接触圧が大きいと転写効率が低下する
ことは上記で述べたが、これと関連して、中抵抗中間
転写体にトナーと逆極性のクリーニングバイアスを印加
して、第1の画像担持体に転写残りトナーを押し戻すこ
とによって中間転写体をクリーニングする構成の場合、
この時のクリーニングバイアス印加時の接触圧が大きい
と、クリーニング性能が低下してしまうという問題が発
生する。 【0013】そこで本発明は、接触式転写方式の画像形
成装置おいて、特に上記のクリーニング性能の低下の
問題点を解消することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、第1の画像担
持体上にトナー像を形成し、このトナー像を前記第1の
画像担持体に接触させた中間転写体上に転写し、この中
間転写体上のトナー像を第2の画像担持体に転写する画
像形成装置において、前記第1の画像担持体と前記中間
転写体との接触圧を変化させる接触圧変化手段を有し、
前記第1の画像担持体上に形成されたトナー像を前記中
間転写体上に転写する時と、前記中間転写体にクリーニ
ングバイアスを印加して前記中間転写体上の転写残りト
ナーを前記第1の画像担持体上へ移行させて前記中間転
写体をクリーニングする時とで、前記第1の画像担持体
と前記中間転写体とを接触させたまま、これらの接触圧
を前記接触圧変化手段により変化させることを特徴とす
る画像形成装置である。 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】間転写体のクリーニング時には、第1の
画像担持体と中間転写体との接触圧を出来るだけ小さく
変化させることで、クリーニングバイアスによる中間転
写体のクリーニング性能を向上することができる。 【0028】 【実施例】〈参考例1〉(図1・図2) (1)装置構成(図1) 図1は一参考例装置としての、中間転写体を使用した接
触式転写方式の画像形成装置の概略構成図である。本例
の画像形成装置は電子写真プロセス利用のカラー画像形
成機能を有するレーザプリンタである。 【0029】1は第1の画像担持体としての、繰り返し
使用される回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光
ドラムと記す)であり、アルミニウム等の導電性シリン
ダ1b(導電基材)上に有機光半導体等からなる感光体
層1aを形成したもので、矢示の反時計方向に所定の周
速度で回転駆動される。 【0030】この感光ドラム1の回りには作像プロセス
機器としての、1次帯電器2、レーザスキャナ3、4色
現像器5、中間転写体6、クリーニング装置9を配設し
てある。 【0031】1次帯電器2は接触帯電ローラであり、所
定の押圧力をもって感光ドラム1の面に当接されて感光
ドラム1の回転に従動して回転し、該ローラ2にバイア
ス電源2aから所定の帯電バイアスが印加されること
で、回転感光ドラム1の外周面が所定の極性・電位に一
様に帯電処理される。 【0032】4色現象器5はそれぞれ色の異なるトナー
(粉体荷電粒子)、本例では有彩色トナーとしてのマゼ
ンタTM 、シアンTC 、イエローTY のトナー、及び無
彩色トナーとしてのブラツクTBKの都合4種のトナーを
それぞれ収納した第1〜第4の4器のマゼンタトナー現
像器5M・シアントナー現像器5C・イエロートナー現
像器5Y・ブラックトナー現像器5BKからなる。 【0033】中間転写体6は、本例は回転ローラ体(以
下、中間転写ローラと記す)であり、パイプ状の芯金6
a上に、シリコーンゴム・テフロンゴム・クロロプレン
ゴム・ウレタンゴム・EPDM等よりなる弾性材をソリ
ッドあるいは発泡状に形成し、この弾性材に微細カーボ
ンまたは金属粉体等を均一に分散させて抵抗調整した中
抵抗弾性層6bを被覆したものであり、この弾性層6b
は105 〜1010Ω・cmの体積抵抗率をもつ。また第
2の画像担持体としての転写材Pへのトナー画像転写効
率向上のため、表層に、下層の弾性層6bと同程度の抵
抗値を持つ離形層を持ってもよい。 【0034】中間転写ローラ6は感光ドラム1に対して
所定の押圧力をもって圧接させてあり、感光ドラム1の
周速度と同じ周速度をもって、もしくは所定の周速差を
もって感光ドラム1の回転と順方向に回転される。Nは
感光ドラム1と中間転写ローラ6の相互接触ニップ部
(以下、転写ニップ部と記す)である。 【0035】この中間転写ローラ6の周長は第2の画像
担持体としての転写材Pの長さより若干大きくとってあ
り、本実施例においては転写材PはA4サイズを縦送り
して用いるので、中間転写ローラ6は外径100mm、
周長314mmとし、弾性層6bは肉厚を8mmとし、
アスカーC硬度で30度〜50度の範囲に設定した。具
体的に、プロセススピード90mm/sec、感光ドラ
ム1の直径30mmとした。 【0036】20は中間転写ローラ6の感光ドラム1に
対する接触圧Fを変化させる装置であり、電磁コイルや
スクリュー機構等で構成することができる。この接触圧
変化装置20は、ドライバー21によって駆動され、ド
ライバー21はメインコントローラ22により後述する
ように所定の制御モードに応じて接触圧Fを適切に制御
する。 【0037】7は中間転写ローラ6の芯金6aに対する
バイアス印加電源である。 【0038】10は第2の画像担持体としての転写材P
のカセット、11は転写材1枚給紙ローラ、12は転写
ガイド、13は搬送ガイド、15は定着器である。 【0039】(2)カラー画像形成プロセス .感光ドラム1は回転過程で帯電ローラ2により所定
の極性(本例は負)・電位に一様に帯電処理され、次い
でその帯電面にレーザスキャナ3により、目的のカラー
画像情報の第1の成分色画像(例えばマゼンタ成分色画
像)のレーザ走査書き込み露光3aを受けることにより
第1の成分色画像に対応した静電潜像が形成される。 【0040】次いで、その静電潜像が第1の成分色画像
に対応する第1現像器(マゼンタ現像器)5Mによって
第1色目のマゼンタトナー画像として反転現像される。
このとき他の現像器5C・5Y・5BKは非作動状態に
保たれている。 【0041】次いで、感光ドラム1と中間転写ローラ6
との接触部である転写ニップ部Nにおいて、感光ドラム
1面側の上記のマゼンタトナー画像が中間転写ローラ6
の外周面に一旦中間転写(1次転写)される。このとき
中間転写ローラの芯金6aにはバイアス電源7の第1電
源7aからトナーと逆極性の所定電圧のバイアス電圧
(正)が付与されることで、感光ドラム1面側のマゼン
タトナー画像が中間転写ローラ6の外周面に転写電界に
より転写される。 【0042】中間転写ローラ6に対する第1色目として
のマゼンタトナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表
面はクリーニング装置9により清掃される。以下同様
に、 .回転感光ドラム1に対する帯電→第2の成分色画像
(例えばシアン成分色画像)のレーザ走査書き込み露光
3a→第2現像器(シアン現像器)5Cによる現像→形
成された第2色目であるシアントナー画像の中間転写ロ
ーラ6に対する転写→感光ドラム1面のクリーニング装
置9による清掃。 【0043】.回転感光ドラム1に対する帯電→第3
の成分色画像(例えばイエロー成分色画像)のレーザ走
査書き込み露光3a→第3現像器(イエロー現像器)5
Yによる現像→形成された第3色目であるイエロートナ
ー画像の中間転写ローラ6に対する転写→感光ドラム1
面のクリーニング装置9による清掃。 【0044】.回転感光ドラム1に対する帯電→第4
の成分色画像(例えばブラック成分色画像)のレーザ走
査書き込み露光3a→第4現像器(ブラック現像器)5
BKによる現像→形成された第4色目であるブラックト
ナー画像の中間転写ローラ6に対する転写→感光ドラム
1面のクリーニング装置9による清掃。 【0045】以上〜のサイクルが順次に実行され
て、回転する中間転写ローラ6の外周面に対して上記4
つの成分色トナー画像、即ち、マゼンタトナー画像・シ
アントナー画像・イエロートナー画像・ブラックトナー
画像が互いに位置合わせ(レジスト)された状態におい
て順次に重畳転写(1次転写、図2の(a))されて、
目的のカラー画像情報に対応した合成カラー画像(鏡
像)が形成される。 【0046】なお、の第2色目のシアントナー画像の
中間転写ローラ6に対する転写時の転写バイアスは、極
性はの第1色目の転写時と同じであるが、電圧の絶対
値は若干大きく設定される。これは中間転写ローラ6に
既に転写されている第1色目のトナー画像の電荷が転写
バイアスの電界を弱めるように作用するのを補償するた
めである。 【0047】また、の第3色目のイエロートナー画像
の中間転写ローラ6に対する転写時の転写バイアスは、
同様の理由により、極性は・の第1色目・第2色目
のトナー画像転写時と同じであるが、電圧の絶対値は
の第2色目のトナー画像転写時よりも若干大きく設定さ
れる。 【0048】つまり、転写バイアス電圧の絶対値は第1
色目より第2色目、第2色目より第3色目と順次大きく
なり、第3色目のトナー画像転写時に最大となる。 【0049】ブラックトナー画像は単層の転写が行われ
るので、上述3色のカラートナー画像とは独立した転写
バイアスが印加される。 【0050】また第1色目から第4色目のトナー画像の
形成順序は上記〜の順序に限らず適宜の順に設定す
ることができる。 【0051】.の第4色目のトナー画像の中間転写
ローラ6への転写が終了すると、感光ドラム1と中間転
写ローラ6との接触部である転写ニップ部Nに対して、
給紙カセット10・給紙ローラ11・転写ガイド12等
からなる給紙機構側から第2の画像担持体としての転写
材Pが所定のタイミングで給送される。 【0052】このとき中間転写ローラ6に対するバイア
ス電源7が第2電源7bに切り換えられて、中間転写ロ
ーラ6に対してトナーと同極性(本例では負極性)のバ
イアス電圧が印加される。 【0053】これにより中間転写ローラ6の外周面に対
して前記のように重畳転写されている第1〜第4のトナ
ー画像が上記の給送転写材Pに対して一括転写(2次転
写)される。即ち転写材Pに対して合成カラートナー画
像が転写形成される。図2の(b)はこの2次転写時の
模型図を示している。 【0054】転写ニップ部Nを通った転写材Pは搬送ガ
イド13で定着器15へ導入され、トナー画像の定着処
理(加熱・加圧)を受けて画像形成物として出力され
る。 【0055】中間転写ローラ6から転写材Pへの合成カ
ラートナー画像の2次転写終了後にバイアス電源の第3
電源7cから中間転写ローラ6の芯金6aにトナーと同
極性のクリーニングバイアスが印加され、中間転写ロー
ラ6上の転写残りトナーは感光ドラム1面に戻され、戻
されたトナーは感光ドラム1側のクリーニング装置9に
回収されることにより中間転写ローラ6の清掃がなされ
る(図6)。 【0056】(3)感光ドラム1と中間転写ローラ6の
接触圧F 中抵抗の弾性ローラを中間転写体6に用いることで、第
1の画像担持体としての感光ドラム1から中間転写体6
へのトナー画像転写時(1次転写時)の画像乱れを防止
し、かつ、クリーニングバイアスを印加することでクリ
ーニングをする(図6)ことが可能となるので、別途の
特別な中間転写体クリーニング装置が不用である等の利
点を持つ。 【0057】前述したように、中間転写ローラ6を使用
した接触式転写方式の画像形成装置においては、第1の
画像担持体としての感光ドラム1から中間転写体として
の中間転写ドラム6への画像の1次転写(図2の
(a))と、中間転写ドラム6から第2の画像担持体と
しての転写材Pへの画像の2次転写(図2の(b))の
2度の転写により転写材P上にカラー画像を形成するの
で、感光ドラム1から、転写ドラムに保持させた転写材
に直接に単色画像を4回転写して転写材上に4色の重ね
合わせカラー画像を形成する転写ドラム方式の画像形成
装置に比較して転写効率の低下や文字中抜けの問題が発
生しやすい。 【0058】そして、接触転写系では、接触圧Fが小さ
いほど転写効率が良く、文字中抜けが発生しにくいこと
が判明している。これは、転写ニップ部Nで、電界によ
る転写力よりも、接触圧Fによる力学的付着力が勝って
しまい、文字中抜け等の転写不良が発生してしまうと考
えられている。特に、単色画像形成時でもトナー層が厚
い時に、文字中抜けが発生し易く、特に4色の重ね合わ
せトナー層を転写する2次転写ではトナー層が非常に厚
くなってしまうので、この問題が顕著に発生してしま
う。 【0059】そこで、転写効率を向上させる手段とし
て、1次転写時と2次転写時で、転写材を介在するとき
と、介在しないときで、それぞれに適した接触圧Fで、
転写工程を行うことにより、中間転写体使用時の転写効
率の低下を防止することができる。 【0060】本参考例では、感光ドラム1と中間転写ロ
ーラ6の転写ニップ部Nの幅を、1次転写時すなわち各
色トナー画像の感光ドラム1から中間転写ローラ6への
転写時には図2の(a)の模型図に示したように、N1
が3〜5mmとなるように、2次転写時すなわち中間転
写ローラ6から転写材Pへの重畳トナー画像の一括転写
時には(b)の模型図に示したように中間転写ローラ6
の感光ドラム1への接触圧を小さく(F1→F2)するこ
とで接触圧を軽圧化して転写材を介在しない状態でN2
が1〜2mmとするように、1次転写時と2次転写時と
で、接触圧変化装置20(図1)により感光ドラム1と
中間転写ローラ6との接触圧Fを変化させるようにし
た。 【0061】これにより、転写材P上に文字中抜けの無
い鮮明なカラー画像を形成することが出来、同時に転写
効率も向上することができた。 【0062】転写バイアスを考慮すると、転写ニップ部
Nの幅が大きい方が低電圧で転写することが出来るの
で、プロセススピードが速くなるに従い、この転写ニッ
プ部の幅を大きくするのが良い。また、紙搬送安定性も
接触圧Fが大きい方が安定する。しかし、文字中抜けや
転写効率を考慮すると、接触圧Fが小さい方が良いとい
う相反する関係となってしまうので、中間転写体の表面
性、硬度、プロセススピードを考慮して接触圧Fおよび
転写ニップ部Nの幅を好適に設定すると良い。 【0063】〈参考例2〉(図3) 接触圧Fを小さくすることで文字中抜け、転写効率の向
上を実現できるが、1次転写時には感光ドラム1と中間
転写ローラ6が接触しなければ、低電圧の転写バイアス
で鮮明な画像を得ことができない。また、2次転写時で
は、第2の画像担持体として、普通紙や封筒、OHP等
の様々な厚さや紙質の転写材Pが感光ドラム1と中間転
写ローラ6間の転写ニップ部Nに挿通されることとな
る。特に、表面が滑らかなハガキや、OHP用紙は文字
中抜けが発生し易い。 【0064】そこで、その転写材Pの種類に応じて2次
転写時の接触圧Fを変化させることによって、それぞれ
の転写材に鮮明な画像を形成することができる。 【0065】したがって、非常に厚い転写材の場合に
は、2次転写時に感光ドラム1と中間転写ローラ6が非
接触であっても、転写材Pが介在したときに転写材Pと
中間転写ローラ6が接触しているような状態でも良い。 【0066】接触圧変化装置20への接触圧可変の指令
は、スイッチを切り換えたり、画像形成装置に接続して
いるコンピューターにより入力するマニュアル方式でも
良いし、画像形成装置が転写材を識別して自動的に2次
転写時の接触圧を可変するようなオート方式でも良い。 【0067】実際に、普通紙P1と中抜けの発生し易い
OHP用紙P2とで2次転写の接触圧Fを可変とし、2
次転写時の感光ドラム1と中間転写ローラ6の転写ニッ
プ部N3 の幅を、転写材が介在しない状態で、図3の
(a)のように普通紙P1で3mm、OHP用紙P2で
は(b)のように中間転写ローラ6の感光ドラム1への
押圧を軽圧化して転写ニップ部N 4の幅が1〜2mmと
なるように、転写材の厚さによって接触圧Fが変化(F
3 →F4 ,F3 ←F4)するように画像形成装置本体のス
イッチで切り換えることで、普通紙での紙搬送安定性
と、OHP用紙での文字中抜けを防止し、転写材Pの表
面性や厚さ等によって左右されずに鮮明な画像を得るこ
とが出来る。 【0068】〈参考例3〉(図4・図5) トナー層が厚くなると接触圧Fが小さい方が良いことは
前述したが、本参考例ではトナー層が厚くなるカラー画
像形成時と、トナー層が比較的薄い単色画像形成時で、
感光ドラム1と中間転写ローラ6との接触圧Fを可変
し、カラー画像形成時には図4の(a)のように、接触
圧F5 を小さくして文字中抜けが無く、転写効率の高
い画像を得て、単色画像形成時には(b)のように、ト
ナー層が薄いので比較的に文字中抜けや転写効率の悪化
を心配する必要もないので、接触圧F6 をカラー画像
形成時よりも大きくすることで紙搬送性を安定化させる
ようにすると良い。 【0069】これは、カラー画像形成時と単色画像形成
時で、1次転写時・2次転写時の双方において接触圧を
変化させても良いし、2次転写時のみ接触圧を変化させ
るようにしても良い。 【0070】特に、これは単色画像形成時において、中
間転写ローラ6に転写する1次転写をしないで、図5の
ように中間転写ローラ6を転写ローラとして用い、感光
ドラム1から直接、転写材P上に単色画像を転写する方
式の、カラー画像形成装置において有用である。 【0071】〈実施例1〉(図6) 接触圧Fが大きいと転写効率が低下することは前述した
が、本実施例では同様に、中間転写ローラ6のクリーニ
ング時に、感光ドラム1と中間転写ローラ6との接触圧
を出来るだけ小さくして接触させるように接触圧を変化
させることで、クリーニングバイアス7cによる中間転
写ローラ6のクリーニング性能を向上することができ
る。 【0072】1次転写時および2次転写時には、紙搬送
性等を安定化させるためにある程度の接触圧(例えば転
写ニップ幅5mm)によって、転写材Pへのカラートナ
ー像の転写を終了し、中間転写ローラ6の芯金6aには
図6のようなトナーと同極性のクリーニング電圧7cが
印加され、中間転写ローラ6上の転写残りトナーは感光
ドラム1に戻され、感光ドラム1側にクリーニング装置
9に回収される。このクリーニング時には、中間転写ロ
ーラ6の感光ドラム1への押圧を軽圧化することによ
り、できるだけ接触圧を小さくし、実際には、接触ニッ
プ幅0.1〜2mm程度にすることで、良好なクリーニ
ング性能を確保することが出来た。 【0073】なお、前述の参考例1〜3と実施例1は、
任意に組み合わせて使用しても良い。 【0074】〈実施例2〉(図7) 中間転写ローラ6はローラ型に限らず、図7のようにエ
ンドレス回転ベルト型の中抵抗の部材(中間転写ベル
ト)6Aとすることもできる。 【0075】エンドレスの中間転写ベルト6Aは、導電
ローラ61、2個のターンローラ62・63の3本のロ
ーラ61・62・63間に懸回張設してあり、導電ロー
ラ61はベルト6Aを感光ドラム1に対して所定の押圧
力Fをもって圧接した状態に保持しており、感光ドラム
1と中間転写ベルト6Aとの間には転写部としての転写
ニップ部Nが形成されている。 【0076】中間転写ベルト6Aは矢示の反時計方向に
感光ドラム1と同じ周速度もしくは所定の周速差をもっ
て回転駆動されており、導電ローラ61にはバイアス電
源7(7a・7b・7c)から所定の転写バイアスやク
リーニングバイアスが印加される。中間転写ベルト6A
は中抵抗樹脂フィルム、背面を導電体を裏内した複合層
タイプの中抵抗樹脂フィルムなどであり、この中抵抗樹
脂フィルムは105〜1010Ω・cmの体積抵抗率をも
つ。 【0077】この装置の場合も、導電ローラ61に接触
圧変化装置20を具備させて中間転写ベルト6Aの感光
ドラム1に対する接触圧Fを前述のような各種の画像形
成モード等に応じて制御することで、前記参考例1乃至
同3や実施例1の中間転写ローラ6の場合と同様の効果
を得ることができる。 【0078】 【発明の効果】以上のように本発明は、第1の画像担持
体上にトナー像を形成し、このトナー像を第1の画像担
持体に接触させた中間転写体上に転写(1次転写)し、
この中間転写体上のトナー像を第2の画像担持体に転写
(2次転写)する画像形成装置において、第1の画像担
持体上に形成されたトナー像を中間転写体上に転写する
時と、中間転写体にクリーニングバイアスを印加して中
間転写体上の転写残りトナーを第1の画像担持体上へ移
行させて中間転写体をクリーニングする時とで、第1の
画像担持体と中間転写体とを接触させたまま、これらの
接触圧を前記接触圧変化手段により変化させることで、
通常の転写性能を損なうことなく、クリーニングバイア
スによる中間転写体のクリーニング性能を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 画像形成装置例の構成略図 【図2】 (a)はカラー画像の第4色目の1次転写時
の転写ニップ部の模型図、(b)は2次転写時の転写ニ
ップ部の模型図 【図3】 (a)・(b)はそれぞれ転写材が普通紙で
ある場合とOHP用紙である場合とにおける2次転写時
の転写ニップ部の模型図 【図4】 (a)はカラー画像の2次転写時の転写ニッ
プ部の模型図 (b)は単層画像の2次転写時の転写ニップ部の模型図 【図5】 感光ドラム側から転写材に直接に単色画像を
転写している状態の転写ニップ部の模型図 【図6】 中間転写ローラのクリーニング時の転写ニッ
プ部の模型図 【図7】 中間転写体をベルト部材とした画像形成装置
の概略図 【符号の説明】 1 第1の画像担持体(感光ドラム) 2 帯電器 3 レーザスキャナ 5 4色現像器 6・6A 中間転写体 7 バイアス電源 9 クリーニング装置 10 転写材カセット P 第2の画像担持体(転写材) 11 給紙ローラ 12 転写ガイド 13 搬送ガイド 15 定着器 20 接触圧変化装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/14 - 13/16 G03G 15/14 - 15/16 103

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1の画像担持体上にトナー像を形成
    し、このトナー像を前記第1の画像担持体に接触させた
    中間転写体上に転写し、この中間転写体上のトナー像を
    第2の画像担持体に転写する画像形成装置において、 前記第1の画像担持体と前記中間転写体との接触圧を変
    化させる接触圧変化手段を有し、前記第1の画像担持体
    上に形成されたトナー像を前記中間転写体上に転写する
    時と、前記中間転写体にクリーニングバイアスを印加し
    て前記中間転写体上の転写残りトナーを前記第1の画像
    担持体上へ移行させて前記中間転写体をクリーニングす
    る時とで、前記第1の画像担持体と前記中間転写体と
    接触させたまま、これらの接触圧を前記接触圧変化手段
    により変化させることを特徴とする画像形成装置。
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