JP3453402B2 - 飲料容器及び容器内飲料の冷却注出方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばビール等の炭酸
飲料を入れる飲料容器であって、特に業務用として使用
される飲料容器、及び、この容器内の飲料を冷却して注
出する冷却注出方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の飲料容器は、図８に示す
ような構成となっている。すなわち、上鏡板１、胴筒
２、下鏡板３、口金４及びフィッティング５より構成さ
れている。上鏡板１、胴筒２、下鏡板３は一体に溶接さ
れ、密閉構造となっている。上鏡板１の中央部には、口
金４が設けられており、この口金４を嵌挿する状態に図
示しないバルブを内設し、かつ導管５′を有するフィッ
ティング５が装着された構成となっている。

【０００３】つぎに、この様に構成された飲料容器１０
０から飲料を冷却注出する方法について図９を参照して
説明する。まず、炭酸ガスボンベ６からガスホース７を
経て炭酸ガスを飲料容器１００のフィッティング５に装
着された飲料取出具８の炭酸ガス導入口９に導入すると
ともにハンドル１０を開方向に操作してフィッティング
５内に内蔵された図示しないバルブを開ける。この時、
炭酸ガス導入口９は飲料容器１００の内部と連通し、炭
酸ガスが飲料容器１００内に導入される。

【０００４】これにより飲料容器１００内の飲料は、炭
酸ガスの圧力によりフィッティング５の導管５′及び飲
料取出具８を経て飲料ホース１１を通過してディスペン
サー１２に導入される。

【０００５】このディスペンサー１２には、冷凍装置１
３により冷却された冷却水１５を収容した冷却水槽１４
が設けられ、冷却水槽１４内には注出弁１７と連通する
飲料冷却管１６が収容された状態となっている。

【０００６】そして、前記飲料容器１００から導入され
た飲料は、冷却水槽１４内で冷却水１５と熱交換され冷
却される。しかして、飲料の注出にあたっては、注出弁
１７を操作して、図示しないバルブを開くことにより、
飲料冷却管１６で冷却された飲料を、容器１８等に注出
することになる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように飲料容器１
００内の飲料を注出するにあたっては、飲料容器１００
の口金４のフィッティング５に飲料取出具８を装着して
行うが、この際、フィッティング５部分と飲料取出具８
内の飲料接液部分は、外気に触れることとなり、外気内
に浮遊する雑菌が、これらの接液部分に付着する。

【０００８】そして、この接液部分に付着した雑菌は、
飲料回路内で繁殖をする。特にビール等の栄養分を多く
含む飲料は、著しく飲料の味の劣化をきたすこととな
る。これらの雑菌は、飲料の注出に伴ない下流部である
飲料ホース１１及びディスペンサー１２内の飲料冷却管
１６内へ流出し、これらの回路内でも繁殖を続けること
となる。

【０００９】特に、外気温度が高温となる夏場では、外
気に直接触れる飲料取出具８及び飲料ホース１１は高温
となり、付着した雑菌は急激な繁殖を行い、飲料の味の
劣化が著しくなる問題があった。

【００１０】これ等を解決するため、飲料接液部分の洗
浄を頻繁に行う必要があるが、頻繁の洗浄作業がなかな
か行われないのが現状である。本発明は、上記事情に基
づきなされたもので、その目的とするところは、飲料冷
却回路を飲料容器と一体化させ、飲料メーカーにて飲料
容器に飲料を充填する前工程にて、飲料容器内及び飲料
冷却回路内の接液部分を洗浄、殺菌させることにより、
飲料回路内の雑菌の進入を防ぎ、雑菌の繁殖による飲料
の味の劣化を防止でき、美味の飲料の注出を可能とした
飲料容器及び容器内飲料の冷却注出方法を提供すること
にある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
するための飲料容器として、上鏡板、胴筒、下鏡板及び
口金からなる飲料容器本体と、この飲料容器本体の口金
部分に嵌挿して組込まれ冷却水導入口および冷却水導出
口を有した冷却水筒と、この冷却水筒内かつ前記飲料容
器本体に一端を開口した状態に設けられ前記飲料容器本
体内に収容された飲料が導かれる飲料冷却管と、この飲
料冷却管の飲料導出方向の下流端に設けられ飲料の注出
制御を行う飲料注出具を接続するための注出具接続部材
とを具備してなる構成としたものである。

【００１２】また、本発明の容器内飲料の冷却注出方法
として、上鏡板、胴筒、下鏡板及び口金からなる飲料容
器本体と、この飲料容器本体の口金部分に嵌挿して組込
まれ冷却水導入口および冷却水導出口を有した冷却水筒
と、この冷却水筒内かつ前記飲料容器本体に一端を開口
した状態に設けられ前記飲料容器本体内に収容された飲
料が導かれる飲料冷却管と、この飲料冷却管の飲料導出
方向の下流端に設けられ飲料の注出制御を行う飲料注出
具を接続するための注出具接続部材とを具備してなる飲
料容器における容器内飲料の冷却注出方法であって、前
記冷却水導入口より冷却水を前記冷却水筒内へ導入して
前記冷却水導出口より流出循環させて飲料容器本体及び
飲料冷却管内の飲料を冷却すると共に前記飲料容器本体
内にガス圧力を導入して飲料冷却管の下流端に接続され
る飲料注出具の弁機構を開閉して冷却された飲料を注出
するようにしたものである。

【００１３】

【作用】上記手段によれば、飲料容器と飲料冷却管等の
飲料の接液部材を飲料容器と一体化することにより、飲
料メーカーにて、これらの飲料接液部分を洗浄殺菌する
ことにより、飲料回路内への雑菌の進入を防ぎ、雑菌の
繁殖による飲料の味の劣化を防止でき、美味の飲料の注
出が可能となる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図７を
参照して詳細に説明する。図１は本発明の冷却水筒付飲
料容器２００を示し、図２は冷却水筒付飲料容器２００
の使用状態を示す。また、図３は冷却水筒３００のＡ−
Ａ断面を示し、図４は冷却水筒３００の別のＢ−Ｂ断面
を示したものである。また、図５は取出具１９を口金２
０に装着してハンドル２１を下方に操作しロックにした
状態を示し、図６はその断面図を示したものである。図
７は同様の状態でのＣ−Ｃ断面を示したものである。

【００１５】冷却水筒付飲料容器２００は、図１に示す
ような構成となっている。すなわち、図中２２は、密閉
構造の飲料収納部としての飲料容器本体であり、この飲
料容器本体２２は、上鏡板２３、胴筒２４、下鏡板２
５、口金２０及び冷却水筒３００より構成される。

【００１６】冷却水筒３００は、飲料容器本体２２の口
金２０部分に嵌挿して組込まれ、パッキン２６により密
閉されている。冷却水筒３００は、図３および図４に示
すように、冷却水の導入口としての入口継手２７、冷却
水の導出口としての出口継手２８、炭酸ガス導入口とし
てのガス接手２９、飲料導出口として飲料継手３０及び
飲料充填口としての飲料充填継手３１を具備する天板３
２と有底筒状の筒体３３とにより成形された密閉構造の
冷却水筒本体３４を有する。

【００１７】この冷却水筒本体３４内には、冷却水筒底
部より管端を露出開口し配管される飲料冷却管３５及び
同配管の下流端に接続される飲料継手３０からなる飲料
冷却回路６１が収納されている。

【００１８】また、前記冷却水筒本体３４内には、冷却
水筒本体３４の底部より管端を貫通して露出開口した状
態に配管される飲料充填管３６が内設され、飲料充填管
３６の他端部は飲料充填継手３１に連結されている。

【００１９】また、冷却水筒本体３４内には、冷却水筒
本体３４の側面部より管端を開口して配管される炭酸ガ
ス導管３７が内設され、炭酸ガス導管３７の他端部はガ
ス接手２９に連結されている。

【００２０】また、前記冷却水筒本体３４内には、冷却
水導入口としての入口継手２７より冷却水３８を導入す
る冷却水導入管３９が延長され、該冷却水筒本体３４内
の下部で開口され、冷却水３８を廻流させるように開口
端が廻曲している。

【００２１】また、冷却水筒本体３４に設けられた前記
冷却水３８を導出する導出孔４０は、冷却水の導出口と
しての出口継手２８と連結されている。各々の継手であ
る入口継手２７、出口継手２８、ガス継手２９、飲料継
手３０及び飲料充填継手３１は、内部に自閉式のバルブ
を有しており、各々の継手部が相手継手と連結されるこ
とにより内蔵されたバルブが開く様な構成となってい
る。なお、これらの継手自体の構成は公知のものであ
り、本願発明と直接関係しないため、詳細な説明は省略
する。

【００２２】また、図５〜図７に示すように、ハンドル
２１を具備する取出具１９は、口金２０に冠着されてお
り、ハンドル２１の上下操作により取出具１９に具備さ
れたカム板４１が回動し、押え金４２を上下動させ、前
記取出具１９内に嵌挿された注出具接続部材としてのス
プール４３を上下動させる構造となっている。

【００２３】スプール４３の下面には、前記冷却水筒３
００の天板３２に設けられた入口継手２７、出口継手２
８、ガス継手２９、飲料継手３０に対応し各々の継手と
連結できる各継手が設けられている。

【００２４】そして、ハンドル２１を下方へ操作する
と、図６及び図７に示すように、前記スプール４３は下
方に押し込まれ、スプール４３の下面の各々の継手が連
結され、各々の継手に内設されているバルブを押し開け
る。

【００２５】これにより、ガスホース４４、ガス継手２
９、炭酸ガス導管３７を経て飲料容器本体２２内に通ず
るガス導入回路６２が形成される。また、飲料冷却管３
５、飲料継手３０からなる飲料冷却回路６１を経て、ス
プール４３に設けられた飲料導出管４５及びその下流端
に具備された飲料注出具としての飲料注出コック４６に
通ずる飲料注出回路６３が形成される。

【００２６】この飲料注出コック４６のレバー５１の操
作により、コック内の図示しないバルブを開閉して飲料
の注出に供されるようになっている。また、冷却水導入
ホース４７、入口継手２７、冷却水導入管３９を経て冷
却水筒本体３４内に通じる冷却水導入流路６４と、冷却
水筒本体３４内に開口した導出孔４０から出口継手２８
を経て冷却水導出ホース４８に通じる冷却水導出流路６
５が形成される。そして、これら冷却水導入流路６４と
冷却水導出流路６５とにより、冷却水製造装置５２との
間で冷却水の授受を行う冷却水循環回路６６を構成して
いる。

【００２７】ハンドル２１は、カム機構４９により下方
位置にロックして保つことができる。ハンドル２１は、
カム機構４９によりロックを外して上方へ操作すると取
出具１９内に嵌挿するスプール４３がコイルバネ５０に
より押し上げられる。そして、スプール４３の下面に設
けられている各々の継手内のバルブは閉止し、ガス導入
回路６２、飲料注出回路６３、冷却水導入流路６４、冷
却水導出流路６５は遮断されると共に各々の継手２７，
２８，２９，３０の連結が離脱され、取出具１９は口金
２０より取り外すことができる。

【００２８】飲料容器１００は、飲料メーカーより飲料
店へ運搬され、飲料店で飲料容器内の飲料は提供される
が、この間、飲料容器は外気に晒される場合が大半で、
飲料温度は外気温度相当に昇温した状態となっている。

【００２９】特に、冷飲料として取扱われる生ビール等
は、冷却して注出することは重要であり、従来は、前述
の如くディスペンサー１２において飲料を冷却し提供し
ていた。

【００３０】本発明の冷却水筒付飲料容器２００におけ
る飲料の注出に際しては、図２に示すように、取出具１
９に具備された飲料注出コック４６のレバー５１の操作
を閉止しておき、飲料容器２００の口金２０に取出具１
９を冠着した後、図５，図６に示すようにハンドル２１
を下方へ操作する。

【００３１】そして、カム板４１を回動させ、押え金４
２を下方へ押し込むことにより取出具１９内に嵌挿され
たスプール４３を下方へ押し下げ、カム機構４９により
ロックして保つ。

【００３２】これにより、図７に示すように、入口継手
２７及び出口継手２８内の各々のバルブが押し開かれ、
冷却水を冷却水製造装置５２から冷却水導入ホース４７
を経て入口継手２７及び冷却水導入管３９を介して冷却
水筒本体３４内に導入するとともに、導出孔４０より出
口継手２８、出口継手２８を介して冷却水導出ホース４
８を経て冷却水を冷却水製造装置５２へ戻す冷却水循環
回路６６を形成させ、冷却水を循環させる。

【００３３】この冷却水の循環により、飲料容器本体２
２内の飲料は、冷却水筒３００の筒体３３を介して熱交
換されて冷却が行われ、冷却された飲料は、飲料収納部
２２内で下方へ移動し、該収納部２２内で自然対流が生
じて効率的な熱交換が行なわれる。

【００３４】また、前記ハンドル２１を下方へ操作し、
スプール４３を下方へ押し下げることにより、ガス継手
２９内のバルブが押し開かれる。従って、炭酸ガスボン
ベ５３内の炭酸ガスは、ガスホース４４を経てガス接手
２９、炭酸ガス導管３７を介して飲料収納部２２内に導
入される。

【００３５】一方、スプール４３の押し下げにより、飲
料継手３０内のバルブを押し開かれて、飲料収納部２２
内より飲料冷却管３５、飲料継手３０を経て飲料導出管
４５を介して飲料注出コック４６に到る飲料注出回路６
３が構成され保持される。

【００３６】飲料注出コック４６のレバー５１を開操作
することにより、飲料収納部２２内の飲料は、炭酸ガス
の圧力により、飲料冷却管３５を通って飲料継手３０及
び飲料導出管４５を介して飲料注出コック４６から注出
されるが、飲料は、飲料冷却管３５内を通過する際に更
に冷却される。

【００３７】従って、飲料収納部２２内の飲料が十分に
冷却されることを待たずして飲料を注出しても飲料冷却
管３５内を通過する際に効果的に冷却され、十分に冷却
された飲料を効率よく提供することができる。

【００３８】また、飲料収納部２２内の飲料が全量注出
された後は、ハンドル２１を上方へ操作して、カム機構
４９のロックを外し、スプール４３を上方へ上げる。こ
れによりスプール４３内に内設された継手内のバルブを
閉じるとともに同様に冷却水筒３００に具備されている
各々の継手内のバルブを閉止し、ガス導入回路６２、飲
料注出回路６３、冷却水導入流路６４、冷却水導出流路
６５が遮断されると共に各々の継手２７，２８，２９，
３０の連結が離脱される。

【００３９】そして、取出具１９を口金２０より取り外
し、空の飲料容器２００は飲料メーカーに返却される。
飲料メーカーでは、飲料の充填に際し、飲料接液部分は
完全に洗浄殺菌が行われるが、飲料容器２００より冷却
水筒３００を取り外すことができるため洗浄殺菌作業が
容易にでき、雑菌の繁殖を完全に防止でき飲料の品質管
理が可能となり、衛生的な高品質の美味しい飲料の提供
が可能となる。

【００４０】従来の飲料店に設置された飲料ディスペン
サー１２に内設した飲料冷却管１６の洗浄、殺菌作業は
ほとんど行われていない現状からして、画期的な機器及
び注出方法を提供するものである。

【００４１】冷却水筒３００内の冷却水は、飲料冷却管
３５及び飲料収納部２２内の飲料を効率的に熱交換させ
る為、冷却水筒３００内で廻流することが望ましい。な
お、上述の実施例において、飲料充填管３６，飲料充填
継手３１，炭酸ガス導管３７，ガス接手２９等を冷却水
筒３００に取付ける場合について説明したが、飲料容器
本体２２の上鏡板２３部分に取付けても良い。

【００４２】また、冷却水の入口継手２７及び出口継手
２８及び炭酸ガス導入用のガス継手２９、飲料継手３０
が、ハンドル２１の上下操作により各々の回路が一体と
して容易に連結開閉する構造を示したが、操作上各々の
継手が独立または併設されても良い。

【００４３】また、スプール４３に飲料を直接注出でき
る飲料注出コック４６を取付けた実施例を示したが、注
出部材は種々の変形実施が可能なことは勿論である。ま
た、取出具１９の洗浄を容易にする為、これに接続され
ている冷却水及びガスのホース接続部は取付け、取外し
が可能な接手が望ましく洗浄操作上効果的であることは
言うまでもない。

【００４４】また、飲料容器本体２００は放熱を防ぐた
め外表面を断熱材５４で被覆し熱損失を少なくする構造
は有効であることは言うまでもない。その他、本発明
は、本発明の要旨を変えない範囲で、種々変形実施可能
なことは勿論である。

【００４５】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明の飲料容
器及びその冷却注出方法は、飲料容器本体内に冷却水筒
を組込内設し一体化させ、冷却水筒内には飲料冷却管を
内設させ、冷却水製造装置より冷却水を冷却水筒内に流
すことができるように構成されており、飲料容器本体内
の飲料を冷却するとともに飲料注出時においても飲料を
冷却させ十分冷却した飲料を提供することができる。ま
た、飲料を飲料容器に充填する際、飲料の接液部材であ
る飲料容器、飲料冷却管等が完全洗浄、殺菌が飲料メー
カーで行うことが可能となり、これらの回路内への雑菌
の進入繁殖が完全に防止でき、飲料の味の劣化を防止で
きる実用上極めて有効であるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の飲料容器の一実施例を示す断面図。

【図２】図１に示す飲料容器からの飲料注出状態を示す
説明図。

【図３】図１に示す飲料容器内に組込まれた冷却水筒の
Ａ−Ａ線に沿う断面図。

【図４】図３に示す冷却水筒のＢ−Ｂ線に沿う断面図。

【図５】図１に示す飲料容器の口金に取出具を嵌着して
ハンドルを下方へ操作ロックした状態を示す説明図。

【図６】同じくハンドルを下方へロックした状態を示す
断面図。

【図７】同じくハンドルを下方へロックした状態を示す
Ｃ−Ｃ線に沿う断面図。

【図８】従来の飲料容器の断面図。

【図９】従来の飲料容器からの飲料注出状態を示す説明
図。

【符号の説明】

１９…取出具、２０…口金、２１…ハンドル、２２…飲
料容器本体、２３…上鏡板、２４…胴筒、２５…下鏡
板、２６…パッキン、２７…入口継手（冷却水導入
口）、２８…出口継手（冷却水導出口）、２９…ガス接
手（炭酸ガス導入口）、３０…飲料継手（飲料導出
口）、３１…飲料充填継手（飲料充填口）、３２…天
板、３３…筒体、３４…冷却水筒本体、３５…飲料冷却
管、３６…飲料充填管、３７…炭酸ガス導管、３８…冷
却水、３９…冷却水導入管、４０…導出孔、４１…カム
板、４２…押え金、４３…スプール（注出具接続部
材）、４４…ガスホース、４５…飲料導出管、４６…飲
料注出コック（飲料注出具）、４７…冷却水導入ホー
ス、４８…冷却水導出ホース、４９…カム機構、５０…
コイルバネ、５１…レバー、５２…冷却水製造装置、６
１…飲料冷却回路、６２…ガス導入回路、６３…飲料注
出回路、６４…冷却水導入流路、６５…冷却水導出流
路、６６…冷却水循環回路、２００…冷却水筒付飲料容
器、３００…冷却水筒。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 明 静岡県沼津市大岡2068の３ 東芝機械株 式会社沼津事業所内 (56)参考文献 特開 平６−278796（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−49397（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭49−43146（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭59−11116（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B67D 1/04 B67D 1/08

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上鏡板、胴筒、下鏡板及び口金からなる
   飲料容器本体と、 この飲料容器本体の口金部分に嵌挿して組込まれ冷却水
   導入口および冷却水導出口を有した冷却水筒と、 この冷却水筒内かつ前記飲料容器本体に一端を開口した
   状態に設けられ前記飲料容器本体内に収容された飲料が
   導かれる飲料冷却管と、 この飲料冷却管の飲料導出方向の下流端に設けられ飲料
   の注出制御を行う飲料注出具を接続するための注出具接
   続部材と、を具備してなることを特徴とする飲料容器。
2. 【請求項２】 上鏡板、胴筒、下鏡板及び口金からなる
   飲料容器本体と、 この飲料容器本体の口金部に嵌挿して組込まれ冷却水導
   入口および冷却水導出口を有した冷却水筒と、 この冷却水筒内かつ前記飲料容器本体に一端を開口した
   状態に設けられ前記飲料容器本体内に収容された飲料が
   導かれる飲料冷却管と、 この飲料冷却管の飲料導出方向の下流端に設けられ飲料
   の注出制御を行う飲料注出具を接続するための注出具接
   続部材とを具備してなる飲料容器における容器内飲料の
   冷却注出方法であって、 前記冷却水導入口より冷却水を前記冷却水筒内へ導入し
   て前記冷却水導出口より流出循環させて飲料容器本体及
   び飲料冷却管内の飲料を冷却すると共に前記飲料容器本
   体内にガス圧力を導入して飲料冷却管の下流端に接続さ
   れる飲料注出具の弁機構を開閉して冷却された飲料を注
   出することを特徴とする容器内飲料の冷却注出方法。