JP3453019B2 - 塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置 - Google Patents
塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエアースプレイ塗装
機や回転霧化塗装機のように比較的低圧の塗料をスプレ
イガンに供給する塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリ
フィス装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、エアースプレイ塗装機や回転霧化
塗装機のように比較的低圧で塗料を吐出する塗装機にお
いては、ポンプから圧送された塗料をレギュレータによ
り一旦吐出圧力より少し高い圧力まで減圧し、さらに、
スプレイガンに内蔵したオリフィスを通すことにより吐
出圧力まで減圧していたが、これは、レギュレータの二
次圧が不安定で塗料の吐出状態が安定しないからであ
る。 【０００３】しかしながら、このような塗装機において
は、色替えの際にポンプから溶剤を圧送してもスプレイ
ガンに内蔵したオリフィスにより流れが妨げられるた
め、ポンプ、レギュレータ、塗料ホース及びスプレイガ
ンの洗浄に長時間を要して色替え作業の能率が低い欠点
があった。 【０００４】また、オリフィスが詰まった場合には、ス
プレイガンを分解しなければならず、きわめて面倒であ
るとともに、静電塗装機においては作業を慎重に行わな
ければならなかった。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の低圧塗装機が色替えに長時間を要す
るということである。 【０００６】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明の
塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置は上記
課題を解決するための手段として、ボデイに開口した入
口と出口を連通する塗料通路をボデイ内に形成し、その
ボデイに塗料通路に介設されるオリフィスを供えたオリ
フィスユニットを着脱自由に装着するとともに、ボデイ
にオリフィスを迂回する塗料通路のバイパス通路を形成
し、ボデイにバイパス通路を開閉する常閉式の開閉弁を
設けた構成としたものであって、スプレイガンのオリフ
ィスを除去して本発明装置をレギュレータの近傍に配置
すると、常には開閉弁が閉じているから入口から流入し
た塗料は塗料通路を通り、オリフィスで絞られて安定し
た低圧となり、出口から塗料ホースを通ってスプレイガ
ンに送られ、吐出される。 【０００７】色替えの際には、開閉弁を開いてポンプか
ら溶剤を圧送すると、溶剤は入口からバイパス通路を通
って出口からスプレイガンに送られるのであって、オリ
フィスで絞られていないから流量が多く、塗料経路を短
時間で洗浄することができる。 【０００８】また、オリフィスが詰まった場合には、オ
リフィスユニットをボデイから外すことにより簡単に詰
まりを除去することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明のオリフィス装置Ａ
の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【００１０】図１において、１はボデイであって、塗料
の入口２と出口３が形成され、入口２から出口３に至る
塗料通路４の途中に先端にオリフィス５を備えたオリフ
ィスユニット６がねじ７により着脱自由に装着されてい
る。 【００１１】塗料通路４にはオリフィス５を迂回して出
口３に連通するバイパス通路８が接続され、その途中に
常閉式の開閉弁９が設けられている。 【００１２】この開閉弁９は、常にはばね１０によりピ
ストン１１がロッド１２とともに押されることにより弁
体１３が弁座１４に押し付けられてバイパス通路８を閉
じており、空気通路１６を通して圧力室１５に加圧空気
供給源１７から加圧空気が供給されると、ばね１０の弾
力に抗してピストン１１、ロッド１２とともに弁体１３
が後退し、弁座１４から離れて開弁することによりバイ
パス通路８が開くようになっている。 【００１３】本発明のオリフィス装置Ａは、図２に示す
ように、タンク１８内の塗料がポンプ１９によりレギュ
レータ２０に圧送されて減圧され、オリフィス装置Ａの
入口２に流入し、常には開閉弁９が閉じていることか
ら、塗料は塗料通路４を通ってオリフィス５により絞ら
れることにより安定した低圧となり、出口３からホース
２２を通ってスプレイガン２１に供給され、吐出されて
塗装が行われる。 【００１４】色替えの際には、加圧空気供給源１７から
加圧空気が供給されて開閉弁９が開くため、ポンプ１９
から圧送された溶剤はオリフィス装置Ａの入口２からバ
イパス通路８を通って出口３に達し、ホース２２を通っ
てスプレイガン２１から吐出されるのであって、絞り部
が無く、流量が多いから、ポンプ１９からスプレイガン
２１に至る経路を迅速に洗浄することができる。 【００１５】なお、オリフィス５が詰まったときは、オ
リフィスユニット６を外すことにより容易に詰まりを除
去することができる。
機や回転霧化塗装機のように比較的低圧の塗料をスプレ
イガンに供給する塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリ
フィス装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、エアースプレイ塗装機や回転霧化
塗装機のように比較的低圧で塗料を吐出する塗装機にお
いては、ポンプから圧送された塗料をレギュレータによ
り一旦吐出圧力より少し高い圧力まで減圧し、さらに、
スプレイガンに内蔵したオリフィスを通すことにより吐
出圧力まで減圧していたが、これは、レギュレータの二
次圧が不安定で塗料の吐出状態が安定しないからであ
る。 【０００３】しかしながら、このような塗装機において
は、色替えの際にポンプから溶剤を圧送してもスプレイ
ガンに内蔵したオリフィスにより流れが妨げられるた
め、ポンプ、レギュレータ、塗料ホース及びスプレイガ
ンの洗浄に長時間を要して色替え作業の能率が低い欠点
があった。 【０００４】また、オリフィスが詰まった場合には、ス
プレイガンを分解しなければならず、きわめて面倒であ
るとともに、静電塗装機においては作業を慎重に行わな
ければならなかった。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の低圧塗装機が色替えに長時間を要す
るということである。 【０００６】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明の
塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置は上記
課題を解決するための手段として、ボデイに開口した入
口と出口を連通する塗料通路をボデイ内に形成し、その
ボデイに塗料通路に介設されるオリフィスを供えたオリ
フィスユニットを着脱自由に装着するとともに、ボデイ
にオリフィスを迂回する塗料通路のバイパス通路を形成
し、ボデイにバイパス通路を開閉する常閉式の開閉弁を
設けた構成としたものであって、スプレイガンのオリフ
ィスを除去して本発明装置をレギュレータの近傍に配置
すると、常には開閉弁が閉じているから入口から流入し
た塗料は塗料通路を通り、オリフィスで絞られて安定し
た低圧となり、出口から塗料ホースを通ってスプレイガ
ンに送られ、吐出される。 【０００７】色替えの際には、開閉弁を開いてポンプか
ら溶剤を圧送すると、溶剤は入口からバイパス通路を通
って出口からスプレイガンに送られるのであって、オリ
フィスで絞られていないから流量が多く、塗料経路を短
時間で洗浄することができる。 【０００８】また、オリフィスが詰まった場合には、オ
リフィスユニットをボデイから外すことにより簡単に詰
まりを除去することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明のオリフィス装置Ａ
の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【００１０】図１において、１はボデイであって、塗料
の入口２と出口３が形成され、入口２から出口３に至る
塗料通路４の途中に先端にオリフィス５を備えたオリフ
ィスユニット６がねじ７により着脱自由に装着されてい
る。 【００１１】塗料通路４にはオリフィス５を迂回して出
口３に連通するバイパス通路８が接続され、その途中に
常閉式の開閉弁９が設けられている。 【００１２】この開閉弁９は、常にはばね１０によりピ
ストン１１がロッド１２とともに押されることにより弁
体１３が弁座１４に押し付けられてバイパス通路８を閉
じており、空気通路１６を通して圧力室１５に加圧空気
供給源１７から加圧空気が供給されると、ばね１０の弾
力に抗してピストン１１、ロッド１２とともに弁体１３
が後退し、弁座１４から離れて開弁することによりバイ
パス通路８が開くようになっている。 【００１３】本発明のオリフィス装置Ａは、図２に示す
ように、タンク１８内の塗料がポンプ１９によりレギュ
レータ２０に圧送されて減圧され、オリフィス装置Ａの
入口２に流入し、常には開閉弁９が閉じていることか
ら、塗料は塗料通路４を通ってオリフィス５により絞ら
れることにより安定した低圧となり、出口３からホース
２２を通ってスプレイガン２１に供給され、吐出されて
塗装が行われる。 【００１４】色替えの際には、加圧空気供給源１７から
加圧空気が供給されて開閉弁９が開くため、ポンプ１９
から圧送された溶剤はオリフィス装置Ａの入口２からバ
イパス通路８を通って出口３に達し、ホース２２を通っ
てスプレイガン２１から吐出されるのであって、絞り部
が無く、流量が多いから、ポンプ１９からスプレイガン
２１に至る経路を迅速に洗浄することができる。 【００１５】なお、オリフィス５が詰まったときは、オ
リフィスユニット６を外すことにより容易に詰まりを除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の断面図である。
【図２】本発明に係る塗装機の概要を示す説明図であ
る。 【符号の説明】 １：ボデイ ２：入口 ３：出口 ４：塗料通路 ５：オリフィス ６：オリフィスユニット ８：バイパス通路 ９：開閉弁 １８：タンク １９：ポンプ ２０：レギュレータ ２１：スプレイガン ２２：ホース
る。 【符号の説明】 １：ボデイ ２：入口 ３：出口 ４：塗料通路 ５：オリフィス ６：オリフィスユニット ８：バイパス通路 ９：開閉弁 １８：タンク １９：ポンプ ２０：レギュレータ ２１：スプレイガン ２２：ホース
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ボデイに開口した入口と出口を連通する
塗料通路を前記ボデイ内に形成し、該ボデイに前記塗料
通路に介設されるオリフィスを供えたオリフィスユニッ
トを着脱自由に装着するとともに、前記ボデイに前記オ
リフィスを迂回する前記塗料通路のバイパス通路を形成
し、前記ボデイに前記バイパス通路を開閉する常閉式の
開閉弁を設けた塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフ
ィス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34581395A JP3453019B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34581395A JP3453019B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155256A JPH09155256A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3453019B2 true JP3453019B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=18379164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34581395A Expired - Lifetime JP3453019B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 塗装機の洗浄用バイパス通路付きオリフィス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3453019B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6849205B2 (ja) * | 2016-08-19 | 2021-03-24 | ウエットマスター株式会社 | オリフィスユニット及びオリフィスユニットを備えた気化式加湿器 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP34581395A patent/JP3453019B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09155256A (ja) | 1997-06-17 |
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