JP3452761B2 - ループアンテナ伝送装置 - Google Patents
ループアンテナ伝送装置Info
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Description
すなわち、地上と車上との間で相互に情報伝送を行うと
きに用いられる、地上側に設置されるループアンテナ伝
送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は、従来のループアンテナ伝送装置
の概略構成図であって、地上側には、送信コイル1aと
受信コイル1bとからなる地上子aが設けられている。
そして、各コイル1a,1bには、コンデンサC1 ,C
2 が直列に接続されて、送受信器イにそれぞれ接続され
るように構成されている。 【0003】なお、これら両コイル1a,1bは、周知
の一体型の地上子と同様に、導線を同一直径で、所定の
数巻回して構成されている。そして、両コイル1a,1
bが電気的に絶縁が図られながら重畳して構成され、さ
らに、ガラスウールで包まれたうえにポリエステル樹脂
等の合成樹脂で一体的に形成されて、機械的強度や水密
性等の所定の条件が満たされるように構成されて、軌道
(レール)間に設置される。 【0004】図2中、bは、列車に設けられている車上
子(アンテナ)を示していて、この車上子bが両コイル
1a,1b上にさしかかると、地上,車上間のデータ授
受が行われる。 【0005】地上側から車上側に所定の情報を伝送する
ために用いられる送信信号(搬送波)の周波数(送信周
波数)は、例えば、1.7MHzであり、したがって、
コンデンサC1 及び送信コイル1aのインダクタンスL
1 は、その送信信号f1 の周波数で共振するように、以
下のように決められている。 【数1】 【0006】車上側から地上側に所定の情報を伝送する
ために用いられる送信信号の周波数(受信周波数)は、
上述の地上側から車上側への送信周波数f1 よりも周波
数の大きな、例えば、3MHzであり、したがって、コ
ンデンサC2 及び受信コイル1bのインダクタンスL2
は、その受信周波数f2 の周波数で共振するように、以
下のように決められている。 【数2】 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、列車
の高速化や地上・車上間の情報量の増大に伴い、地上子
及び車上子の結合距離を延ばすことが要求されている。 【0008】上述の要求に応えるために、地上子の送信
コイル及び受信コイルを大型化して対処することもでき
るが、コイルを大型化するとコイルのインピーダンスが
上って効率が低下するという新たな問題点が発生してし
まう。 【0009】さらに、この問題点を解決するために、送
信信号の周波数及び受信信号の周波数で共振をとると、
相互インダクタンスの影響により、送受信コイルのイン
ダクタンスが上ってQ値が向上し、温度変動等の耐環境
特性が劣化するという問題点が発生してしまう。 【0010】そこで、本発明は、上記欠点を除去するた
めになされたものであって、その目的は、地上子のアン
テナコイルを単一として、耐環境特性を向上させること
のできるループアンテナ伝送装置を提供することにあ
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係るループアン
テナ伝送装置は、上記目的を達成するために、1個のル
ープ状のアンテナコイル(1)を介して所定の一の周波
数(f1 )を用いて所定の情報を地上と車上との間で送
信又は受信し、その一の周波数(f1 )よりも高い周波
数の他の周波数(f2 )を用いて所定の情報を地上と車
上との間で受信又は送信する、地上に設けられるループ
アンテナ伝送装置であって、前記アンテナコイル(1)
に2個のコンデンサ(C1 ,C3 )を直列に接続すると
ともに、それら2個のコンデンサ(C1 ,C3 )のうち
の一方のコンデンサ(C3 )に対して、コンデンサ(C
2 )及びコイル(L2 )を直列に接続し、かつ、並列に
接続し、前記一の周波数(f1 )に対して前記アンテナ
コイル(1)のインダクタンス(L1 )及び前記コンデ
ンサ(C2 )で共振をとり、前記他の周波数(f2)に
対してそのアンテナコイル(1)のインダクタンス(L
1 )及び前記2個のコンデンサ(C1 ,C3 )で共振を
とる、ことを特徴としている。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係るルー
プアンテナ伝送装置の概略構成図である。なお、上記図
2の従来装置と同一構成要素には同一符号を用いて説明
する。 【0013】地上子a内には、車上子bと送受信を行う
ための単一のループ状のアンテナコイル1が設けられて
いる。そして、このアンテナコイル1は、3個のコンデ
ンサC1 ,C2 ,C3 及び1個のコイル2を有して送受
信器イに接続されている。すなわち、コンデンサC1 及
びコンデンサC3 はアンテナコイル1に対して直列に接
続され、また、コンデンサC2 及びコイル2は直列に接
続されて、かつ、コンデンサC3 と並列に接続されてい
る。 【0014】さて、送受信器イで用いられる送信周波数
f1 は、従来と同様に受信周波数f2 よりも小さい周波
数の、例えば、1.7MHzに設定されており、他方、
受信周波数f2 は、例えば、3MHzに設定されてい
る。 【0015】このような送受信周波数の基に、上述の各
コンデンサC1 〜C3 の容量及び各コイル1,2のイン
ダクタンス(アンテナコイル1のインダクタンスをL1
,アンテナコイル2のインダクタンスをL2 とす
る。)の値が下式を満足するように決められている。 【数3】【数4】 【0016】送信周波数f1 の共振は、コイル2(L2
)とコンデンサC2 とで局部的に共振がとられて平滑
されるコンデンサC3 をバイパスし、コンデンサC1 及
びアンテナコイル1(L1 )との間で共振がとられる。
すなわち、コイル2(L2 )とコンデンサC2 とで共振
をとって、低い周波数である送信周波数f1 に対して0
Ωとなり、これにより、コンデンサC3 を無視すること
ができる。 【0017】他方、受信周波数f2 は、平滑されるコン
デンサC1 ,C3 とアンテナコイル1(L1 )との間で
共振がとられる。なお、送信周波数f1 及び受信周波数
f2の周波数が近いときは、高い周波数(上述の例では
受信周波数f2 )の共振において、コイル2(L2 )と
コンデンサC2 のインピーダンスが無視できなくなるの
で、このインピーダンスを加味してコンデンサC3 の値
が設定されるが、上述のf1 =1.7MHz,f2 =3
MHzの場合は、このインピーダンスを無視することが
できる。 【0018】上述のように、アンテナコイル1に対して
上述のような組合わせのコンデンサC1 〜C3 及びコイ
ル2を接続することにより、単一のアンテナコイル1を
地上子として用いて車上子bとの間で送受信することが
できる。しかも、アンテナコイル1が送受信を兼用する
1個のコイルからできているので、従来のような送受信
用としてコイルを2個設けたときのような相互インダク
タンスの影響によるQ値を考慮する必要がなく、耐環境
特性に優れたものとすることができる。 【0019】なお、上述の例では、低い周波数(f1 )
を送信用としたが、これを受信用に、また、高い周波数
(f2 )を受信用としたが、これを送信用にしてもよ
い。 【0020】 【発明の効果】本発明に係るループアンテナ伝送装置
は、アンテナコイル(1)に2個のコンデンサ(C1 ,
C3 )を直列に接続するとともに、それら2個のコンデ
ンサ(C1 ,C3 )のうちの一方のコンデンサ(C3 )
に対して、コンデンサ(C2 )及びコイル(L2 )を直
列に接続し、かつ、並列に接続し、前記一の周波数(f
1)に対して前記アンテナコイル(1)のインダクタン
ス(L1 )及び前記コンデンサ(C2 )で共振をとり、
前記他の周波数(f2 )に対してそのアンテナコイル
(1)のインダクタンス(L1 )及び前記2個のコンデ
ンサ(C1 ,C3 )で共振をとるようにしたので、単一
のアンテナコイルを用いて地上・車上間で送受信するこ
とができる。しかも、アンテナコイルが送受信を兼用す
る1個のコイルからできているので、コイルを2個設け
たときのような相互インダクタンスの影響によるQ値を
考慮する必要がなく、耐環境特性に優れたものとするこ
とができる。
送装置の概略構成図である。 【図2】従来のループアンテナ伝送装置の概略構成図で
ある。 【符号の説明】 1 アンテナコイル 2 コイル C1 〜C3 コンデンサ イ 送受信器 a 地上子 b 車上子
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 1個のループ状のアンテナコイル(1)
を介して所定の一の周波数(f1 )を用いて所定の情報
を地上と車上との間で送信又は受信し、その一の周波数
(f1 )よりも高い周波数の他の周波数(f2 )を用い
て所定の情報を地上と車上との間で受信又は送信する、
地上に設けられるループアンテナ伝送装置であって、 前記アンテナコイル(1)に2個のコンデンサ(C1 ,
C3 )を直列に接続するとともに、それら2個のコンデ
ンサ(C1 ,C3 )のうちの一方のコンデンサ(C3 )
に対して、コンデンサ(C2 )及びコイル(L2 )を直
列に接続し、かつ、並列に接続し、 前記一の周波数(f1 )に対して前記アンテナコイル
(1)のインダクタンス(L1 )及び前記コンデンサ
(C2 )で共振をとり、前記他の周波数(f2 )に対し
てそのアンテナコイル(1)のインダクタンス(L1 )
及び前記2個のコンデンサ(C1 ,C3 )で共振をと
る、 ことを特徴とするループアンテナ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12587897A JP3452761B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ループアンテナ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10322249A JPH10322249A (ja) | 1998-12-04 |
JP3452761B2 true JP3452761B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=14921168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12587897A Expired - Lifetime JP3452761B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ループアンテナ伝送装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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-
1997
- 1997-05-15 JP JP12587897A patent/JP3452761B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH10322249A (ja) | 1998-12-04 |
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