JP3451712B2 - カウンターの接合方法 - Google Patents

カウンターの接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はカウンターの接合方法に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、カウンターを接合していろい
ろな形状の大きなカウンターに形成することが行われて
いる。例えば人造大理石のカウンターを接合してL字型
に形成するような場合がある。このような接合構造は、
接合する両カウンターの裏面端部に桟材を固着させると
共に、両桟材をボルト、ナットにて締結することが従来
から行われている。 【0003】しかしながら、このような接合だけでは、
接合するカウンター端面および表面に微妙な凹凸もしく
はうねりがあるため、または、接合時の端面合わせの精
度が不十分であるため、接合したカウンター表面に段差
が発生することがある。その上、桟材に透孔を形成しこ
の位置で水平方向にのみ締めつけるので、接合するカウ
ンター表面の段差の調整が困難なものである。 【0004】従って、このような段差を調整するために
は、例えば、図9に示すような調整手段を用いることが
考えられる。この調整手段は、一方の桟材30より他方
の桟材30の下に支持板7を延設し、支持板7の先端部
とこの先端部上方に位置する桟材30との距離を調整す
る調整ねじ9を設けることによって構成されている。 【0005】そして、前記のボルト、ナットによる締結
と共に、この調整ねじ9を操作して接合するカウンター
表面の段差を調節することによって、接合部の表面の平
滑な大きなカウンターを形成することができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような接合作業は、ボルト、ナットの締結およびカウン
ターの表面位置を合わすための調整作業などであって、
カウンターの下面側で行われるものである。このため、
上向きの作業となって、困難な姿勢となり、作業性の悪
いものである。また、通常のカウンターはキャビネット
などの上に載置されるのであって、このような接合作業
をカウンター下面のキャビネット内のような狭い空間で
行うことは、非常に窮屈であり、特に作業性のわるいも
のである。 【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ために成されたものであり、その目的は、カウンター上
面側から、カウンターの表面位置を合わせることおよび
ボルト、ナットを締結して接合するなどの作業が行える
作業性のよいカウンターの接合方法を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、カウンター接合部分の両側に配設さ
れ、下面がカウンター表面に離脱可能に仮接着される対
となる仮着体と、この両仮着体間に付設されて両カウン
ターを引き寄せる連結具と、一方の仮着体から他方の仮
着体上に延設される支持板と、この支持板の延設側の先
端部と下方の仮着体とを連結すると共に、この仮着体を
調整自在に引き上げて両カウンターの表面を一致させる
調整ねじとから成るカウンターの接合治具を使用する接
合方法を特徴として構成している。 【0009】請求項1記載の発明は、上記記載のカウン
ターの接合治具を使用して、カウンター端面を接着剤に
よって互いに接着させるカウンターの接合方法であっ
て、仮着体を仮接着させ、調整ねじによって仮着体を引
き上げ、接合する一方のカウンターの裏面に取り付けら
れた流出防止板のはみ出し部が他方のカウンターの裏面
近接した状態で保持されて、両カウンターの表面を一
致させると共に、連結具によって両カウンターを引き寄
せ、密着させて、カウンター端面間に供給され流出防止
板によって流出が防止された接着剤により両カウンター
端面を接着させ、こののち仮着体を取り除くことを特徴
として構成している。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【作用】請求項1記載のカウンターの接合治具では、カ
ウンター表面に離脱可能に仮接着される仮着体間に付設
される連結具によって、両カウンターを引き寄せること
ができる。 【0014】また、一方の仮着体から他方の仮着体上に
支持板が延設されている。そして、調整ねじによって、
この支持板の延設側の先端部と下方の仮着体とを連結す
ると共に、この仮着体を調整自在に引き上げて両カウン
ターの表面を一致させることができる。 【0015】従って、連結具と調整ねじとを操作して、
両カウンターの表面を一致させ、接合するカウンター端
面を密着させた状態に保持することができる。また、仮
着体は離脱可能に仮接着されるので、カウンターを接合
したあとは、取り除くことができる。その上、これらの
作業をカウンターの上面側において行えるようになって
いる。又、接着剤の流出防止板は、接合する両カウンタ
ーの端面間の隙間の底となって、供給される接着剤の流
出を防止している。又、流出防止板は屈曲性を有するも
のであるので、両カウンター間の段差が大きい場合に
も、屈曲性によってカウンター裏面に近接保持させやす
く、また、たわませて接着剤の受けとし、接着剤の保持
量を大きくすることができ、接着をより確実に行うこと
ができる。 【0016】請求項1記載の発明のカウンターの接合方
法では、上記記載のカウンターの接合治具を使用して、
接合するカウンター端面を互いに接着剤によって接着さ
せている。 【0017】すなわち、両カウンターの表面を一致させ
ると共に接合するカウンター端面を密着させた状態にし
て、カウンターの両端面間に介在させた接着剤によって
両カウンターの端面を接着させている。こののち、仮着
体を取り除いて、カウンターが接合されている。 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【実施例】本発明のカウンターの接合方法に基づく一実
施例を、以下に添付図に基づいて説明する。 【0022】実施例1を、以下に図1ないし図7を参照
して説明する。図1は接合しようとするカウンター1の
要部を示す斜視図であり、図2はカウンター1の接合部
全体を示す斜視図である。図3はこの実施例の接合治具
2の一部分を示す斜視図であり、図4は接合治具2を構
成するそれぞれの部材を示す分解斜視図である。図5は
カウンター1の裏面図を示し、図6、図7は断面図を示
している。 【0023】図2に示すように、この実施例のカウンタ
ー1は部屋の角に配設されるものであって、接合する両
カウンター1の端面を接着剤を介して接合治具2によっ
て密着させ、接着剤によって接着し、L字状の形状に形
成するようにしている。接合治具2は、この図に示すよ
うに、接合する両カウンター1の接合面上に、両端と略
中央に3個用いられている。そして、それぞれの接合治
具2がそれぞれの位置において、両カウンター1を引き
寄せ密着させると共に、両カウンター1の表面を揃え段
差をなくす働きをしている。 【0024】また、接着剤としては、液状の接着剤また
は接着シートなどのようなものを用いることができる。
このような接着剤は、あらかじめカウンター1の端面に
付着させるか、または、両カウンター1を近接させた端
面間の隙間に液状の接着剤を供給するようにしてもよ
い。 【0025】また、カウンター1の下面にはキャビネッ
ト3が配設されており、このキャビネット3を施工した
上に、カウンター1を載置し接合すると共に、キャビネ
ット3に取り付けるようにしている。 【0026】以下に、この接合治具2および接合方法に
ついて詳述する。図1に基づいて接合治具2の構成を説
明する。この図において、4はカウンター1の接合面1
aの両側に対に配設され、下面がカウンター1の表面に
離脱可能に仮接着される仮着体である。5は両仮着体4
に付設されて両カウンター1を引き寄せる連結具であっ
て、ボルト、ナットを両仮着体4に設けられている貫通
孔6に挿通して締結するようにしている。7は一方の仮
着体4に蝶ねじ8によって固着され、この固着された仮
着体4から他方の仮着体4上に延設される支持板であ
る。この支持板4の延設側の先端部と下方の仮着体4と
は調整ねじ9によって連結されている。この調整ねじ9
は連結した仮着体4を支持板7側に調整自在に引き上げ
るように構成されている。12は接着剤の流出防止板で
あって、接合する一方のカウンター1の裏面に、このカ
ウンター1の端面にはみ出し沿わせて取り付けられてい
る。そして、この流出防止板12のはみ出し部は他方の
カウンター1裏面に近接した状態で保持されるものであ
る。又、流出防止板12は、屈曲性を有している。 【0027】なお、11は接着剤がカウンター1の表面
に付着することを防止するマスキングテープである。 【0028】図3は上記の仮着体4を示したもので、こ
の図に示すように、仮着体4は長さA、幅B、高さHが
それぞれ50、25、27mmの略直方体の形状を有する木片とし
て形成されている。そして、締結具5となるボルトを通
す貫通孔6が高さ方向に略中心、長さ方向に略1/3の
奥の位置で幅方向に穿設され、蝶ボルト8および調整ね
じ9に螺嵌するねじ孔10が幅方向に略中心、長さ方向
に略1/3手前の位置で高さ方向に穿設されている。 【0029】また、この仮着体4の下側および上側の面
に柾目の面を用いており、この面をを下面として、カウ
ンター1の表面に対に仮接着している。このように、仮
接着する下面に柾目の面を用いることによって、シリコ
ーン系接着剤を使用してうまく離脱可能に仮接着するこ
とができるものである。 【0030】つまり、シリコーン系接着剤は、接着した
あと完全にカウンター1の表面にこびりついて一体化す
ることがなく、接着強度もほどよいのでカウンター1を
互いに接合して仮着体4が不要になったとき、金槌でた
たくなどしてカウンター1の表面より容易に取り除くこ
とができるものである。また、柾目の面は強度がほどよ
いので、シリコーン系接着剤がしみ込んで硬化しても、
カウンター1の表面に木片が剥離して残ることがなく、
従って、この仮着体4をカウンター1の表面より簡単に
離脱させて取り除くことができるものである。 【0031】図4はこの実施例の接合治具2を構成する
それぞれの部材を示す分解斜視図である。支持板7は、
この図に示すような板状の金具であって、両側に水平片
21、22を有し、略中央に位置する垂直部23によっ
て両水平片21、22を接続し、透孔24、25が両水
平片21、22に穿設されている。小さい透孔24を有
する水平片21は固着される側であって、蝶ボルト8が
この透孔24に挿通され仮着体4のねじ孔10に螺嵌す
るようになっている。 【0032】また、大きい透孔25は、調整ねじ9とし
て用いられる蝶ボルトが、ワッシャーを介して遊挿さ
れ、仮着体4のねじ孔10にねじ込まれている。この調
整ねじ9は、固着側の蝶ボルト8より垂直部23の分だ
け長い蝶ボルトが用いられている。 【0033】つまり、この支持板7は、略中央部に垂直
部23を有することによって、一方の固着側の仮着体4
から水平片22を他方の仮着体4上に延設している。そ
して、調整ねじ9によって、この延設側の水平片22の
先端部と下方の仮着体4とを連結すると共に、調整ねじ
9を回すことによって、この仮着体4が調整自在に引き
上げられ、接合する一方のカウンター1の裏面に取り付
けられた流出防止板12のはみ出し部が他方のカウンタ
の裏面に近接した状態で保持されて、両カウンター
1の表面を一致させることができるものである。また、
連結具5として用いられるボルト、ナットによって、両
カウンター1を引き寄せることができるようになってい
る。 【0034】従って、連結具5、調整ねじ9と流出防止
板12とによって、両カウンター1の表面を一致させて
接合するカウンター1端面を密着させた状態に保持する
ことができる。このとき、接合するカウンター1端面間
に接着剤を介在させることによって、カウンター1端面
が互いに接着されるものであり、このあと接合治具2を
除去して表面仕上げをすることによってカウンター1の
接合がなされるものである。 【0035】また、図5ないし図7はカウンター1の詳
細を説明する図面であり、図5は裏面図を示し、図6は
図5のX−X断面図を、図7は図5のY−Y断面図を示
している。 【0036】まず最初にカウンター1の接合部につい
て,図5および図7に基づいて説明する。これらの図に
おいて、26はカウンター1の補強板であって、カウン
ター1と同じ材質の人造大理石が用いられ、カウンター
1の接合部に沿う裏面に固着されている。この人造大理
石のカウンター1は、ポリエチレン系またはアクリル系
などの合成樹脂によって形成され奥行きが約 650mm、厚
みが約 6mmのものである。 【0037】また、一方のカウンター1の補強板26裏
面に、このカウンター1の端面にはみ出し沿わせて接着
剤の流出防止板12を固着させて取り付けている。この
流出防止板12は、はみ出し部を他方のカウンター1裏
面に近接させて保持した状態で、両カウンター1端面間
に接着剤が供給され、カウンター1の接合が成されるも
のである。この流出防止板12はゴムシートなどを使用
する。ゴムシートなどの屈曲性を有するものであれば、
両カウンター1間の段差が大きい場合にも、ゴムシート
の屈曲性によってカウンター1裏面に近接保持させやす
く、また、たわませて接着剤の受けとし、接着剤の保持
量を大きくすることができ、接着をより確実に行うこと
ができる。 【0038】また、図6に示すように、カウンター1の
前縁裏側には前桟として補強材27が固着され、カウン
ター1の全縁部のR形状を形成している。また、この補
強材27に沿う位置と奥方との裏側に補強材28が固着
されている。この補強材28にはキャビネット3を構成
する支柱29が当接され、この支柱29はL字状の金具
を用いて補強材28に固着されている。 【0039】以下に、上記した構成のカウンター1の接
合手順について、さらに詳しく順に説明する。 【0040】まず、図2に示したキャビネット3を施工
したのち、このキャビネット3上に接合するカウンター
1を近接させて載置し、図1に示したように接合治具2
を3個取り付ける。このとき、カウンター1の端面に供
給する接着剤によってカウンター1の表面を汚さないよ
うに、マスキングテープ11を端面にピッタリと沿わせ
て張りつけておくとよい。 【0041】接合治具2の取り付けは、次のようにす
る。つまり、まず最初に、図3に示して説明した仮着体
4をカウンター1の表面にシリコーン系接着剤によって
仮接着させる。このあと、連結具5となるボルトをカウ
ンター1の接合面1aの両側に対に配設されている仮着
体4の貫通孔6に通し、ナットを締めて約3mmの隙間を
開けるようにカウンター1の端面を近接させる。さら
に、支持板7の一端を蝶ボルト8によって固着させ、他
端に調節ねじ9となる長い方の蝶ボルトを取り付ける。 【0042】このあと、接合する両カウンター1端面間
の約3mmの隙間に接着剤を注入し、へらなどを使用して
カウンター1の端面に塗り込むようにする。この接着剤
としては、シアノアクリレート系またはポリエステル系
などの主剤と硬化促進剤とから成る二液のものを使用す
るとよく、この段階では主剤の方を塗り込むようにす
る。 【0043】次に、連結具5となるボルトをある程度き
つく締めると共に、調整ねじ9を調整して両方のカウン
ター1の表面を合わせて段差がなくなるようにする。こ
のときの調整は、この調整ねじ9側のカウンター1を引
き上げるようにして、接合する一方のカウンター1の裏
面に取り付けられた流出防止板12のはみ出し部が他方
のカウンターの裏面に近接した状態で保持されて行うの
で、このカウンター1が最初から高い場合は、支持板7
の固着側と調整側とを入れ換えて、必ず調整側のカウン
ター1の表面が低くなるように支持板7を取り付けるよ
うにする。以上のようにしてカウンター1の表面の段差
をなくしたのち、連結具5を本固定する。時の配管作
業、または、メンテナンス時の作業等が行いやすくな
る。 【0044】このあとカウンター1とキャビネット3と
を連結固定し、カウンター1表側のマスキングテープ1
1上にはみ出した余分の接着剤をへらで取り除き、マス
キングテープを剥がす。そして、カウンター1の接合部
に硬化促進剤をたらし、約1時間程度の時間待って接着
剤を硬化さ、カウンター1が接着される。 【0045】さらに、こののちカウンター1の表面仕上
げを行うことによって、カウンター1の接合作業を完了
することができる。表面仕上げとしては、まず最初に仮
着体4を、布で包んだハンマーなどによって横方向から
たたいて離脱させる。そして、離脱跡に残ったシリコー
ン接着剤をへらを用いてかきとり、この跡を例えば消し
ゴムなどでこすることによってきれいにするとよい。次
に、カウンター1の接合部の境界線周辺をサンドペーパ
ーなどで研磨して仕上げることができる。 【0046】実施例2を図8に基づいて以下に説明す
る。この実施例では、実施例1と異なり、カウンター1
を直線状に接合するものであって、カウンター上側に取
付けられる接合治具2を以下のように構成している。つ
まり、仮着体4をカウンター1の接合面全長の長さに略
等く形成すると共に、この仮着体4の下面に吸盤13を
設け、この吸盤13によってカウンター1の表面に仮接
着させるようにしている。そして、複数箇所でカウンタ
ー1の接合部を密着させると共に表面の段差を調節でき
るように、仮着体4に複数の連結具5、支持板7および
調整ねじ9を付設している。 【0047】従って、上記した構成によれば、カウンタ
ー1を接着剤などによって接着したあと、カウンター1
表面を傷つけずに吸盤13を外して、カウンター上側の
接合治具2を容易に取り除くことができる。このため、
この実施例の仮着体4の除去跡に対する仕上げ作業がほ
とんど不要になっている。 【0048】以上に説明したいずれの実施例において
も、接合治具2がカウンター1の表側に取り付けられ、
カウンター1の接合後は、容易に離脱させることができ
るようになっている。従って、カウンター1の表側で、
両カウンター1の表面の段差を調整して接合することが
でき、非常に作業性のよい接合治具2および接合方法に
なっている。 【0049】 【発明の効果】請求項1記載のカウンターの接合方法に
よれば、接合治具を構成する仮着体をカウンター表面に
離脱可能に仮接着し、カウンターを接着して接合したあ
とは、取り除くことができる。また、カウンターの表側
において、この接合治具と流出防止板とを使用し、接合
するカウンター端面を両カウンターの表面を一致させる
と共に密着させた状態に保持して接着させることができ
る。 【0050】つまり、カウンターの表面側からカウンタ
ーの接合作業を行うことができるので、この作業を容易
に能率よく行うことができると共に、正確にカウンター
表面を一致させて接合表面に段差のない大サイズのカウ
ンターを形成できるものである。また、L字状などのい
ろいろな形状にも接合することもできる。 【0051】さらに、従来のようにカウンター下面に桟
材を固着させておくことがないので、カウンター下面が
フラットになってキャビネットの配置を自由に行うこと
もできる。又、接着剤の流出防止板によって、接合する
両カウンター端面間の隙間よりカウンターの裏側に接着
剤が流出することを防ぐことができ、カウンターの接着
を確実強固に行うことができると共に、接着剤を無駄に
使うことがなくなる。 【0052】請求項1記載のカウンターの接合方法は、
上記の効果を奏するカウンターの接合治具と流出防止板
を使用してカウンターの接合を能率よく行い、接合表
面のきれいな大サイズのカウンターやL字状などのいろ
いろな形状のカウンターを形成することができる。 【0053】 【0054】 【0055】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例1の接合治具とカウンターの要
部を示す斜視図である。 【図2】同上実施例のカウンターの接合部全体を示す斜
視図である。 【図3】同上実施例の接合治具の一構成部材を示す斜視
図である。 【図4】同上実施例の接合治具を示す分解斜視図であ
る。 【図5】同上実施例のカウンターの裏面図である。 【図6】同上実施例のカウンターの断面図である。 【図7】同上実施例のカウンターの断面図である。 【図8】本発明の実施例2の接合治具とカウンター接合
部を示す斜視図である。 【図9】従来例を示す断面図である。 【符号の説明】 1 カウンター 2 接合治具 3 キャビネット 4 仮着体 5 連結具 6 貫通孔 7 支持板 8 蝶ボルト 9 調整ねじ 10 ねじ孔 11 マスキングテープ 12 流出防止板 13 吸盤 21 水平片 22 水平片 23 垂直部 24 透孔 25 透孔 26 補強板 27 補強材 28 補強材 29 支柱 30 桟材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 96/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 カウンター接合部分の両側に配設され、
    下面がカウンター表面に離脱可能に仮接着される対とな
    る仮着体と、この両仮着体間に付設されて両カウンター
    を引き寄せる連結具と、一方の仮着体から他方の仮着体
    上に延設される支持板と、この支持板の延設側の先端部
    と下方の仮着体とを連結すると共に、この仮着体を調整
    自在に引き上げて両カウンターの表面を一致させる調整
    ねじとから成るカウンターの接合治具を使用して、カウ
    ンターの下面に配設されるキャビネットを施工した上
    に、カウンターを載置し、カウンター端面を接着剤によ
    って互いに接着させるカウンターの接合方法であって、
    仮着体を仮接着させ、調整ねじによって仮着体を引き上
    げ、接合する一方のカウンターの裏面に取り付けられた
    流出防止板のはみ出し部が他方のカウンターの裏面に
    接した状態で保持されて、両カウンターの表面を一致さ
    せると共に、連結具によって両カウンターを引き寄せ、
    密着させて、カウンター端面間に供給され流出防止板に
    よって流出が防止された接着剤により両カウンター端面
    を接着させ、こののち仮着体を取り除くことを特徴とす
    るカウンターの接合方法。
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