JP3450507B2 - 咬合力計 - Google Patents

咬合力計

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JP3450507B2
JP3450507B2 JP08613895A JP8613895A JP3450507B2 JP 3450507 B2 JP3450507 B2 JP 3450507B2 JP 08613895 A JP08613895 A JP 08613895A JP 8613895 A JP8613895 A JP 8613895A JP 3450507 B2 JP3450507 B2 JP 3450507B2
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Nagano Keiki Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/04Measuring instruments specially adapted for dentistry

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は咬合によって歯の咬合面
に加わる咬合力を測定するための咬合力計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、咬合力を測定する咬合力計として
は、実開昭57−170704号公報で開示される咬合
力測定器及び実公平2−25379号公報で開示される
咬合力測定装置等が知られている。
【0003】このような従来の咬合力計は、いずれも咬
合力を、力電気変換器を用いた咬合力検出部により直接
検出する。そして、この咬合力検出部から得る検出信号
を、接続ケーブルを介して本体部に付与するとともに、
本体部では検出信号を処理することにより咬合力測定値
を得、この咬合力測定値を当該本体部に付設した表示器
に表示していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の咬
合力計は、歯で咬む部分(被咬部)をできるだけ薄くす
ることが、正確な咬合力を測定し、また、使い勝手を高
める上で望ましい。
【0005】しかし、通常、咬合力のような大きい力を
検出するための力電気変換器(ロードセル)は、その厚
みがかなり厚くなる。したがって、被測定者は測定時に
おいて、厚みのある被咬部を口の中に入れて咬むことに
なり、使い勝手に劣るとともに、咬合力を正確かつ的確
に測定できない問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、使い勝手に優れ、しかも、
咬合力を正確かつ的確に測定できる咬合力計の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、咬合力を検出
するための咬合力検出部2と、この咬合力検出部2から
得る検出信号Saを処理して咬合力測定値を表示器4に
表示する本体部3を備えてなる咬合力計1において、特
に、咬合力検出部2を構成するに際し、内部に圧力媒体
液Lを封入した圧力伝達部5を備え、この圧力伝達部5
の一端部5fにおける上面及び(又は)下面にダイアフ
ラム7,8を配することにより、当該一端部5fを歯T
…で咬むことができる被咬部6を設け、かつダイアフラ
ム7,8の外面に高剛性の受圧盤10,11を設けると
ともに、圧力伝達部5の他端部5rに圧力検出器9を配
設し、被咬部6に作用した咬合力を圧力媒体液Lを介し
て圧力検出器9に付加するように構成したことを特徴と
する。この場合、最適な実施形態により、咬合力検出部
2を覆う着脱式の柔軟なカバー12を備える。このカバ
ー12には受圧盤10,11に対応する位置に設けた肉
厚部13,14を有するとともに、肉厚部13,14の
中央には歯T…の窪みTc…に位置させる凸状の主位置
決め部15,16を有する。
【0008】また、本発明の他の形態に係る咬合力計1
は、咬合力検出部2を構成するに際し、内部に圧力媒体
液Lを封入した圧力伝達部5を備え、この圧力伝達部5
の一端部5fにおける上面及び(又は)下面にダイアフ
ラム7,8を配することにより、当該一端部5fを歯T
…で咬むことができる被咬部6を設け、かつ被咬部6の
位置決めを行う段差部17sを有する補助位置決め部1
7を設けるとともに、圧力伝達部5の他端部5rに圧力
検出器9を配設し、被咬部6に作用した咬合力を圧力媒
体液Lを介して圧力検出器9に付加するように構成した
ことを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の他の形態に係る咬合力計
1は、咬合力検出部2と本体部3を一体に構成するとと
もに、咬合力検出部2を構成するに際し、内部に圧力媒
体液Lを封入した圧力伝達部5を備え、この圧力伝達部
5の一端部5fにおける上面及び(又は)下面にダイア
フラム7,8を配することにより、当該一端部5fを歯
T…で咬むことができる被咬部6を設けるとともに、圧
力伝達部5の他端部5rに圧力検出器9を配設し、被咬
部6に作用した咬合力を圧力媒体液Lを介して圧力検出
器9に付加するように構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る咬合力計1によれば、咬合力検出
部2は、内部に圧力媒体液Lを封入した圧力伝達部5を
備える。一方、咬合力検出部2にはカバー12が装着さ
れる。測定時には、被測定者が圧力伝達部5の一端部5
fに設けた被咬部6をカバー12の上から咬めば、歯の
咬合面に加わる咬合力は、カバー12の肉厚部13,1
4及び受圧盤10,11を介して圧力媒体液Lに作用
し、さらに、圧力媒体液Lを介して圧力伝達部5の他端
部5rに配設した圧力検出器9に付加される。したがっ
て、圧力検出器9により咬合力が検出される。一方、本
体部3においては圧力検出器9から付与される検出信号
Saを処理することにより咬合力測定値を得、この咬合
力測定値を表示器4に表示する。
【0011】この場合、被測定者の咬む被咬部6には圧
力検出器9が存在しないため、被咬部6自体は、上面及
び(又は)下面にダイアフラム7,8を配し、かつ両ダ
イアフラム7と8間に圧力媒体液Lを存在させた構成と
なり、これにより、被咬部6は極めて薄く構成できる。
したがって、被咬部6を咬み易くなり、使い勝手が高め
られるとともに、正確かつ的確な咬合力の測定が可能と
なる。また、ダイアフラム7,8の外面に設けた高剛性
の受圧盤10,11及びカバー12に設けた受圧盤1
0,11に対応する肉厚部13,14により、咬合力は
安定かつ確実にダイアフラム7、8に伝達される。さら
に、咬合力検出部2には補助位置決め部17を有するた
め、その段差部17sを、被測定者の唇等に当接させる
ことにより、被咬部6に対する大凡の位置決めを行える
とともに、肉厚部13,14の中央に設けた凸状の主位
置決め部15,16を歯T…の窪みTc…に位置させる
ことにより、正規の位置決めを行うことができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係る咬合力計1の外観構
成について、図4〜図7を参照して説明する。
【0014】咬合力計1は図4及び図5に示すように、
本体部3と咬合力検出部2を一体に構成する。本体部3
は手で持てるグリップを兼ねたハウジング部21を有
し、このハウジング部21には電子回路を内蔵する。一
方、ハウジング部21の上面には表示器4,呼出キー2
2,電源キー23及びアラーム24をそれぞれ配設する
とともに、下面には電池収容部25を設ける。
【0015】表示器4は図7に示すように、測定した咬
合力測定値を表示するディジタル表示部Eを有するとと
もに、ディジタル表示部Eの下に、測定時の順番を表示
するパターンFを有する。この場合、パターンFは測定
時単位毎に順次点灯する横方向に配列したドットFa,
Fb,Fc…により構成する。なお、実施例はドットF
a…が10個、即ち、測定回数が10回分の場合を例示
する。また、各ドットFa…の下には対応する番号を表
示(印刷)する。さらにまた、最終ドットFjの隣に
は、当該ドットFjと同一形状のパターンGを有し、こ
のパターンGを点灯させることにより平均値である旨を
表示するとともに、パターンGの隣には、当該パターン
Gと同一形状のパターンHを有し、このパターンHを点
灯させることにより最大値である旨を表示する。
【0016】一方、ハウジング部21の前端には当該ハ
ウジング部21よりも幅狭の補助位置決め部17を突出
形成するとともに、この補助位置決め部17の先端には
傾斜した段差部17sを設け、この段差部17sの先端
から当該位置決め部17よりも幅狭かつ比較的薄く形成
したアーム部18を突出させる。そして、このアーム部
18の先端に被咬部6を保持固定する。これにより、被
咬部6から補助位置決め部17にかけて咬合力検出部2
が構成される。なお、補助位置決め部17は、測定時に
段差部17sを被測定者の唇等に当接させ、大凡の位置
決めを行うためのものであり、例えば、位置合わせ時
に、唇等に当接する部分が支点となり微小な位置合わせ
が可能になる。他方、ハウジング部21の後端には、外
部にデータを取出すためのコネクタ部19を設ける。
【0017】次に、本発明の要部となる咬合力検出部2
の具体的な構成について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0018】咬合力検出部2において、5は圧力伝達部
であり、この圧力伝達部5の一端部5fには、当該一端
部5fを歯T…で咬むことができる被咬部6を設ける。
被咬部6は偏平な舌状に形成し、内部には中空の受圧室
20を設ける。この場合、被咬部6(受圧室20)の少
なくとも上下面は柔軟性を有する薄いダイアフラム7,
8により構成し、各ダイアフラム7,8の外面には高剛
性の受圧盤10,11を固着する。高剛性の受圧盤1
0,11はダイアフラム7,8の有効面積を一定にし、
歯T…の大きさのバラツキや咬合面積のズレによる誤差
を無くすように固着する。この場合、各ダイアフラム
7,8の厚さは0.2mm程度、両ダイアフラム7と8
間の間隔は0.5mm程度に選定でき、全体でも3mm
以内の薄さに構成できる。
【0019】一方、圧力伝達部5の他端部5r側となる
補助位置決め部17の内部には、圧力を電気信号に変換
する圧力検出器9を配設するとともに、この圧力検出器
9にはカプラ26を結合して加圧室27を設ける。ま
た、被咬部6とカプラ26間はパイプ28により接続す
る。被咬部6とパイプ28はロー付けにより接続する。
なお、パイプ28は液量が最小となるような細管を使用
する。これにより、受圧室20と加圧室27がパイプ2
8を介して連通する密閉空間が形成されるため、内部に
プロピレングリコール等の圧力媒体液Lを封入すること
により圧力伝達部5を構成する。なお、29は被咬部6
に接続した補助パイプであり、先端が封止されている。
よって、受圧盤10と11間に付加された押圧力は圧力
媒体液Lを介して圧力検出器9に付加され、圧力検出器
9により電気信号として取出される。この圧力検出器9
は金属ダイアフラム形圧力センサを使用する。
【0020】さらに、12は被咬部6から補助位置決め
部17を覆う柔軟な袋状のカバーであり、合成樹脂,ゴ
ム等の柔軟性素材により一体成形する。カバー12は被
測定者毎に交換して使用する。なお、補助位置決め部1
7の外面には爪部32…を形成し、カバー12に設けた
係止孔33…に係止させることにより、カバー12の抜
止めと位置決めを行う。また、カバー12における受圧
盤10,11に対応する位置には、受圧盤10,11及
び歯T…の咬面とほぼ同程度の大きさとなる肉厚部1
3,14を形成するとともに、その中央には凸状の主位
置決め部15,16を形成する。主位置決め部15,1
6は歯T…の窪みTc…に位置させることにより、正規
に位置決めする機能を有する。さらにまた、主位置決め
部15,16及び肉厚部13,14は咬合により変形す
る。これにより、歯T…に対する接触面積が増すととも
に、位置が安定し、しかも、歯が保護される。
【0021】次に、本実施例に係る咬合力計1の電気系
の回路構成について、図9を参照して説明する。
【0022】まず、咬合力検出部2(圧力検出器9)は
信号処理部41を介してCPU42に接続する。また、
43は電源のON−OFF制御を行う電源制御部であ
り、前記電源キー23及びCPU42を接続する。さら
に、呼出キー22はCPU42に接続する。他方、4
4,45,46はそれぞれCPU42により管理される
タイマ部,ROM,RAMであり、ROM45には咬合
力計全体の制御を実行するための制御プログラムが格納
されている。また、RAM46は測定時毎の咬合力測定
値或いは平均値等の各種データを記憶する機能を有す
る。一方、47は設定部であり、後述する咬合力検出値
に対する咬合力判定値及び各種時間等を設定できる。さ
らに、コネクタ部19は出力回路部48を介してCPU
42に接続する。また、アラーム24はアラーム回路部
49を介してCPU42に接続するとともに、表示器4
は表示回路部50を介してCPU42に接続する。
【0023】次に、本実施例に係る咬合力計1の使用方
法及び動作について、図8,図10及び図11に示すフ
ローチャート及び前述した各図を参照して説明する。
【0024】最初に、図1に示すように咬合力検出部2
にカバー12を装着する。また、測定に際しては電源キ
ーをONにする(ステップS1)。これにより、咬合力
計1は、図10に示すフローチャートに従って動作す
る。
【0025】まず、被測定者はハウジング部21を手で
持ち、被咬部6を口の中に入れる。このとき、補助位置
決め部17を唇等に当てて大凡の位置決めを行うととも
に、主位置決め部15,16を上下の歯(奥歯)T…の
窪みに当てて正規の位置決めを行う。そして、位置決め
後、肉厚部13,14を力一杯に咬めば、このときの咬
合力は受圧盤10,11、受圧室20,パイプ28,カ
プラ26及び加圧室27内の圧力媒体液Lを介して圧力
検出器9に作用し、圧力検出器9から咬合力に対応した
大きさの検出信号Saが得られる。また、検出信号Sa
は信号処理部41に付与され、補正及びアナログ−ディ
ジタル変換等の処理が行われた後、CPU42に付与さ
れる(ステップS2)。
【0026】一方、設定部47には予め咬合力判定値を
設定しておく。この咬合力判定値は最小測定値を目安と
し、これによりも小さい値を設定する。そして、測定し
ようとする目的の咬合力測定値は、信号処理部41から
付与される咬合力検出値(瞬時値又はサンプリング値)
が当該咬合力判定値を一定時間Tiにわたり継続して越
えることを条件とし、かつ咬合力判定値を越えてから咬
合力判定値を下回るまでの間における咬合力検出値のピ
ーク値を咬合力測定値として用いる。この場合、測定前
においては被測定者が一番咬み易い場所を探すために、
何回か軽く咬み合せを行う。したがって、一定時間Ti
はこれを測定しない長さを選定する。
【0027】即ち、咬合力検出値と咬合力判定値を比較
し(ステップS3)、咬合力検出値が咬合力判定値を越
えたなら、タイマ部44により計時し(ステップS
4)、一定時間Tiを経過したなら(ステップS5)、
CPU42からアラーム信号を出力する。これにより、
アラーム回路部49はアラーム24を作動させ、アラー
ム24からは測定が終了した旨のアラーム音が発せられ
る(ステップS6)。
【0028】また、この際、表示器4においては、図8
に示すフローチャートに従って測定中のピーク値が表示
される。即ち、測定開始から咬合力の検出値が表示され
るとともに(ステップS21)、測定された検出値の大
きさが表示値の大きさを越えれば、表示値は検出値によ
り更新される(ステップS22,S23)。したがっ
て、表示器4には測定中における検出値のピーク値が随
時更新表示されるとともに、測定終了後は咬合力判定値
を越えてから咬合力判定値を下回るまでの間における咬
合力検出値のピーク値が表示される。
【0029】一方、測定が終了した後は、判定値に対し
て検出値が小さくなるため、得られたピーク値を咬合力
測定値として取り込み、測定の順番を示すインデックス
とともにRAM46に記憶する(ステップS7,S
8)。また、同様の手順により複数回の測定を繰り返す
(ステップS9)。そして、一定時間測定が開始しない
場合、RAM46に記憶したデータを表示するメモリ表
示処理が実行される(ステップS10,S11)。ま
た、メモリ表示中に、測定が開始されたときは前記同様
の手順により測定を行って順次追加記憶する。
【0030】次に、このメモリ表示処理について、図1
1に示すフローチャートに従って説明する。まず、一回
目の測定における咬合力測定値がRAM46から読出さ
れ、読出された咬合力測定値は、表示器4のディジタル
表示部Eにディジタル表示されるとともに、一回目を示
す最初のドットFaが点灯する(ステップS31)。そ
して、この表示は時間Tdだけ行われる(ステップS3
2)。一方、時間Tdが経過し、さらに、記憶した咬合
力測定値が残っていれば、残っている咬合力測定値及び
対応するドットFb…の表示が順次同様に行われる。即
ち、測定が計5回行われたとすれば、対応する各咬合力
測定値がRAM46から順番に読出され、ディジタル表
示部Eに、対応する咬合力測定値が順番に時間Tdずつ
順次表示されるとともに、対応するドットFa,Fb,
Fc,Fd,Feが時間Tdずつ順番に点灯し、5回目
の表示が行われるときは、図7に示すようにドットFa
〜Feが全て点灯する(ステップS33,S34,S3
5,S36)。また、記憶した全ての咬合力測定値の表
示が終了したなら、全咬合力測定値の平均値が算出さ
れ、かつディジタル表示部Eに平均値が表示されるとと
もに、平均値である旨のパターンGが点灯する(ステッ
プS37)。この平均値の表示も時間Tdだけ行われる
(ステップS38)。平均値の表示が終了すると全ての
咬合力測定値における最大値が選択され、ディジタル表
示部Eに最大値が表示されるとともに、最大値である旨
のパターンH及び測定時の順番に対応するパターンFの
ドットが点灯する(ステップS39)。そして、この最
大値の表示も時間Tdだけ行われる(ステップS4
0)。最大値の表示終了により、一サイクルのメモリ表
示処理が終了し、再度、最初から同様の表示が繰り返さ
れる(ステップS31〜)。なお、表示されるサイクル
の回数、表示される時間Td等は設定部47により設定
できる。
【0031】他方、図10に示すフローチャートに戻
り、一連のメモリ表示処理(ステップS11)が終了し
たなら、オートパワーオフ機能によってCPU42から
パワーオフ信号が電源制御部43に付与され、電源はO
FFとなる(ステップS13)。なお、オートパワーオ
フ機能は時間を設定し、設定時間の経過により電源をO
FFさせてもよい。また、測定終了後に呼出キー22を
押せば、知りたいデータに係わる咬合力測定値のみを表
示できる呼出表示処理を実行させることができる(ステ
ップS10,S14)。この場合、例えば、三回目のデ
ータを知りたいときは、呼出キー22を三回押せばよ
く、押回数によって測定順番を選択できる。そして、一
定時間Teにわたって表示したなら、メモリ表示処理に
移行する(ステップS12,S10,S11)。
【0032】次に、図12及び図13を参照して変更実
施例について説明する。変更実施例は、ダイアフラム
7,8を連続形成した例を示す。即ち、図12に示すよ
うに、一端に開口部51を有する一体成形した偏平なタ
ンク部50を備え、このタンク部50の上面及び下面を
ダイアフラム7及び8として利用する。この場合、パイ
プ28と補助パイプ29をタンク部50に取付けるに際
しては、パイプ28と補助パイプ29間に取付板53を
介在させて開口部51に挿入し、バンド54により固定
するとともに、ロー付けを行う。この取付構造は図1〜
図3に示した実施例にも適用できる。また、タンク部5
0にはC形のワイヤ52を収容し、受圧盤10,11を
固着した後、圧力媒体液Lを封入し、外側から所定の荷
重を付加する。これにより、タンク部50には受圧盤1
0,11の回りを囲む位置にワイヤ52を収容するリン
グ状の膨出部50uが形成され、その内側が有効なダイ
アフラム7,8となる。なお、このような、被咬部6の
咬合力対圧力特性は図13に示すようなリニア特性とな
る。
【0033】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、ダイアフラムは上面と下面の双方に設けたが、
いずれか一方であってもよい。また、同様に、カバーに
設ける主位置決め部もいずれか一方に設けるのみであっ
てもよい。さらに、ピーク値を例示したが、複数のサン
プリング値の平均値を用いてもよい。その他、細部の構
成、形状、素材等において、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明は、咬合力を検出する
咬合力検出部と、この咬合力検出部から得る検出信号を
処理して咬合力測定値を表示器に表示する本体部を備え
てなる咬合力計において、前記咬合力検出部を構成する
に際し、内部に圧力媒体液を封入した圧力伝達部を備
え、この圧力伝達部の一端部における上面及び(又は)
下面にダイアフラムを配することにより、当該一端部を
歯で咬むことができる被咬部を設け、ダイアフラムの外
面に高剛性の受圧盤を設けるとともに、圧力伝達部の他
端部に圧力検出器を配設し、被咬部に作用した咬合力を
圧力媒体液を介して圧力検出器に付加するように構成し
たため、歯で咬む被咬部を極めて薄く構成でき、もっ
て、使い勝手に優れ、咬合力を正確かつ的確に測定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る咬合力計における咬合力検出部の
一部断面側面図、
【図2】同咬合力計の咬合力検出部における被咬部の拡
大断面側面図、
【図3】同咬合力計における咬合力検出部の一部断面平
面図、
【図4】同咬合力計の外観平面図、
【図5】同咬合力計の外観側面図、
【図6】同咬合力計の外観背面図、
【図7】同咬合力計における表示器の拡大図、
【図8】同咬合力計におけるピーク表示を行う際の処理
手順を示すフローチャート、
【図9】同咬合力計における電気系のブロック回路図、
【図10】同咬合力計における主要動作の処理手順を示
すフローチャート、
【図11】同咬合力計におけるメモリ表示処理の手順を
示すフローチャート、
【図12】本発明の変更実施例に係る咬合力検出部の一
部断面斜視図、
【図13】同変更実施例の咬合力検出部における被咬部
の咬合力対圧力特性図、
【符号の説明】
1 咬合力計 2 咬合力検出部 3 本体部 4 表示器 5 圧力伝達部 5f 一端部 5r 他端部 6 被咬部 7 ダイアフラム 8 ダイアフラム 9 圧力検出器 10 受圧盤 11 受圧盤 12 カバー 13 肉厚部 14 肉厚部 15 主位置決め部 16 主位置決め部 17 補助位置決め部 17s 段差部 Sa 検出信号 L 圧力媒体液 T… 歯 Tc… 窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 博文 東京都大田区東馬込1−30−4 株式会 社長野計器製作所内 (56)参考文献 実開 昭57−170704(JP,U) 実開 平3−98818(JP,U) 実公 昭46−27595(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/11

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 咬合力を検出する咬合力検出部と、この
    咬合力検出部から得る検出信号を処理して咬合力測定値
    を表示器に表示する本体部を備えてなる咬合力計におい
    て、前記咬合力検出部を構成するに際し、内部に圧力媒
    体液を封入した圧力伝達部を備え、この圧力伝達部の一
    端部における上面及び(又は)下面にダイアフラムを配
    することにより、当該一端部を歯で咬むことができる被
    咬部を設け、かつ前記ダイアフラムの外面に高剛性の受
    圧盤を設けるとともに、圧力伝達部の他端部に圧力検出
    器を配設し、被咬部に作用した咬合力を圧力媒体液を介
    して圧力検出器に付加するように構成したことを特徴と
    する咬合力計。
  2. 【請求項2】 上面及び下面のダイアフラムは連続形成
    することを特徴とする請求項1記載の咬合力計。
  3. 【請求項3】 咬合力検出部を覆い、かつ受圧盤に対応
    する位置に設けた肉厚部を有する着脱式の柔軟なカバー
    を備えることを特徴とする請求項1記載の咬合力計。
  4. 【請求項4】 肉厚部の中央には歯の窪みに位置させる
    凸状の主位置決め部を有することを特徴とする請求項3
    記載の咬合力計。
  5. 【請求項5】 咬合力を検出する咬合力検出部と、この
    咬合力検出部から得る検出信号を処理して咬合力測定値
    を表示器に表示する本体部を備えてなる咬合力計におい
    て、前記咬合力検出部を構成するに際し、内部に圧力媒
    体液を封入した圧力伝達部を備え、この圧力伝達部の一
    端部における上面及び(又は)下面にダイアフラムを配
    することにより、当該一端部を歯で咬むことができる被
    咬部を設け、かつ前記被咬部の位置決めを行う段差部を
    有する補助位置決め部を設けるとともに、圧力伝達部の
    他端部に圧力検出器を配設し、被咬部に作用した咬合力
    を圧力媒体液を介して圧力検出器に付加するように構成
    したことを特徴とする咬合力計。
  6. 【請求項6】 咬合力を検出する咬合力検出部と、この
    咬合力検出部から得る検出信号を処理して咬合力測定値
    を表示器に表示する本体部を備えてなる咬合力計におい
    て、前記咬合力検出部と前記本体部を一体に構成すると
    ともに、前記咬合力検出部を構成するに際し、内部に圧
    力媒体液を封入した圧力伝達部を備え、この圧力伝達部
    の一端部における上面及び(又は)下面にダイアフラム
    を配することにより、当該一端部を歯で咬むことができ
    る被咬部を設けるとともに、圧力伝達部の他端部に圧力
    検出器を配設し、被咬部に作用した咬合力を圧力媒体液
    を介して圧力検出器に付加するように構成したことを特
    徴とする咬合力計。
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