JP3449448B2 - 回転電機のファンガイド組立用治具 - Google Patents

回転電機のファンガイド組立用治具

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JP3449448B2
JP3449448B2 JP07452395A JP7452395A JP3449448B2 JP 3449448 B2 JP3449448 B2 JP 3449448B2 JP 07452395 A JP07452395 A JP 07452395A JP 7452395 A JP7452395 A JP 7452395A JP 3449448 B2 JP3449448 B2 JP 3449448B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、タービン発電機等の
回転電機の空気冷却器及びガス冷却器からファンにて送
風された冷却風を機内に導入するファンガイドを固定子
枠に取り付けるための組立用治具に関する。 【0002】 【従来の技術】図3は空気冷却方式によるタービン発電
機の断面図であり、図4はファンガイドの正面図であ
る。図3に示す空気冷却式のタービン発電機において、
固定子枠4の上部に配された図示しない空気冷却器から
の矢印で示す冷却風5,5は、固定子巻線1のコイルエ
ンド部の両端部の近傍に位置する回転子軸2に一組ずつ
ボルトにより固定されたファン3,3の駆動により、固
定子枠4にて構成された冷却風吸い込みカバー6,6内
通風され、前記ファン3,3を囲んで固定子枠4,4
にボルト8にて取り付けられたファンガイド7,7によ
って回転子軸2の両端部から機内に導入案内される。こ
のファンガイド7,7によって案内された冷却風5,5
は、固定子巻線1のコイルエンド部を冷却する冷却風5
A,5Aと、回転子軸2の軸方向に通風される冷却風と
に分れる。 【0003】回転子軸2の軸方向に通風される冷却風
は、固定子鉄心9と回転子軸2との間隙部を経て固定子
鉄心9に通風される冷却風5Bと、図示しない回転子軸
2の胴部の軸方向に設けられた通風孔を通り固定子鉄心
9へ通風される冷却風5Cとに分かれ、それぞれ前記し
た固定子鉄心9の背部空間を経て空気冷却器へ通風され
る。また、図示しない回転子軸2に搭載された励磁機装
置へは前記した固定子巻線1のコイルエンド部を冷却す
る冷却風5Aの一部が分れて通風されている。 【0004】前記した空気冷却器からファン3にて送風
された冷却風5を機内に導入案内するファンガイド7
は、図3に示すようにファン3の外周を覆うように円筒
状をしており、冷却風吸込みカバー6からの冷却風5を
ファン3にて機内へできるだけ風損を少なくして通風す
るために、冷却風5と接する面が回転子軸2の機内側へ
円弧状に延びる形状をしている。また、このファンガイ
ド7と対向している冷却風吸込みカバー6のエアーシー
ルド10は、その壁部が前記した冷却風5の通風方向に
沿って回転子軸2に対して傾斜している。 【0005】このファンガイド7はアルミ鋳造品からな
り、図4に示すように7aと7bとに2分割構成されて
いる。ファンガイド分割片7a,7bは、それぞれ前記
した回転子軸2の軸方向へ向かう円弧状の面を補強する
ために、周方向に間隔をおいて補強梁11が設けられて
いる。そして、この2分割された半円形状のファンガイ
分割片7a,7bを固定子枠4に取り付けてファンガ
イド7を形成するには、まずファンガイド分割片7aを
手で持ち上げ、固定子枠取り付用ボルト孔12と固定
子枠4のボルト孔とにボルト8を挿着して固定する。
に、回転子軸2の下側のファンガイド分割片7bを前記
と同様に回転子軸2の下方の位置へ移動し、下部側の固
定子枠4にボルト8にて取り付ける。その後、これらの
ファンガイド分割片7a,7bを端面から突出して設け
られたフランジ13a,13bのボルト取り付け孔13
dにボルトを挿着してボルト結合する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の固定子枠4への
ファンガイド7の取り付け方法は、2分割されたファン
ガイド分割片7a及び7baをバランスを保ちながら持
ち上げて、ボルト孔12を固定子枠4の所定のボルト孔
に位置合わせしなければならないため、組立作業工数及
び時間がかかるという問題があった。 更に、発電機容
量が大きい場合には、ファンガイド7の外径も数メート
ルにもなり、またその重量も大きく、人手によりファン
ガイド7を持ち上げて、取り付け作業を行うことは非常
に困難な作業となり、安全面の不安からその改善が求め
られていた。 【0007】この発明の課題は、冷却風を機内に導入案
内するファンガイドの固定子枠への取り付け工数を低減
し、かつ安全に作業ができる回転電機のファンガイド組
立用治具を構成することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、回転電機の回転子軸に設けられた
ファンにより送風される冷却風を機内に導入案内するフ
ァンガイドが複数個のファンガイド分割片から構成さ
れ、これらのファンガイド分割片は前記ファンの外周を
覆うように固定子枠にそれぞれボルトにて取り付けられ
る回転電機において、 前記ファンガイド分割片に固定子
枠取付用ボルト孔を利用してボルト結合される支え板
と、この支え板に側板を介してボルト結合される棒状の
吊り上げ金具及び前記側板に固着された固定板からなる
吊り治具と、前記回転子軸を挟んでボルトにより互いに
結合される半円弧状の2個の金具片からなる固定金具と
を設け、前記ファンガイド分割片にボルト結合した前記
支え板に前記吊り上げ金具をボル ト結合した後、前記吊
り治具を前記回転子軸上の前記固定金具まで吊り上げ移
動して前記固定板を介して前記固定金具にボルト結合
し、次いでこの固定金具を前記回転子軸の周上で移動さ
せて前記ファンガイド分割片を前記固定子枠にボルト結
合するようにするものである。 【0009】 【作用】この発明は、ホイスト等により吊り治具を介し
てファンガイド分割片を吊り上げて移動した後、この吊
り治具を回転子軸上の固定金具に結合し、次いでこの固
定金具を回転子軸の周上で固定子枠まで移動させること
により、人手によりファンガイド分割片を持ち上げる作
業が不要になる。 【0010】 【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1及び図2はこの発明の実施例を示す発電機の部分断
面図であり、図1は組立用治具にてファンガイドを固定
子枠に取り付ける説明図、図2は図1のII−IIに沿う部
分断面図である。図1及び図2は、2分割されたファン
ガイド7のファン3の上部側を覆うファンガイド分割片
7a(図4)と、これを固定子枠4の上部側に取り付け
るための組立用治具とを示している。 【0011】このファンガイド組立用治具によるファン
ガイドの取り付け方法について以下説明する。まず、図
2に示すように、台形状の支え板14をファンガイド分
割片7aの外周部に設けられた固定子枠取付用ボルト孔
12(図4)と、支え板14の周方向数個所にボルト孔
12に対応して設けられたボルト孔とを利用してボルト
14aにより結合する。次に、棒状の吊り上げ金具15
が垂直に結合された側板16を支え板14の両端面にボ
ルト16a,16aにて結合する。また、側板16の中
央部に一体に溶接接合された固定板17の上端部をボル
ト17a,17aにて支え板14の中央部に取り付け固
定する。吊り上げ金具15、側板16及び固定板17
は、吊り治具18を構成している。 【0012】上記のようにファンガイド分割片7aに取
り付けた吊り治具18を、図1に示すように吊り上げ金
具15に設けられた留金15にワイヤー20を通し、
イスト21で吊り上げて固定子枠4のファンガイド取り
付け位置まで移動する。その際に、吊り上げ金具15の
ファンガイド分割片7aと反対の側にバランス用錘22
を設けてバランスをとることにより、移動時に吊り上げ
金具15を水平に保ってファンガイド分割片7aの揺れ
を抑えることが容易になる。 【0013】23は環状の固定金具で半円弧状の2個の
金具片23aからなり、金具片23a,23aは回転子
軸2を挟んでボルト23bにより互いに結合されてい
る。そこで、所定の位置にファンガイド分割片7aを移
動した後、吊り治具18の固定板17の下端部と固定金
具23の上側の金具片23aの側面に突出する固定部2
4とをボルト24a,24aにて結合する。そして、吊
り治具18にて支持されているファンガイド分割片7a
を回転子軸2の上部側の固定子枠4の取り付け位置にく
るように、回転子軸2の周上で固定金具23を移動させ
て位置決めし、支え板14をファンガイド分割片7aに
ボルト結合しているボルト14aを一つずつ外しなが
ら、ボルト8(図3)にて固定子枠4に順次ボルト結合
してファンガイド分割片7aを固定子枠4へ取り付け
る。 【0014】なお、ファンガイド7が半円形のファンガ
イド分割片7aと7bとに2分割されている場合には、
ホイスト21にて吊り上げた上側のファンガイド分割片
7aを固定板17を介して固定金具23に結合しないで
固定子枠4まで移動し、前記したようにファンガイド分
割片7aをボルト8にて固定子枠4に取り付けることも
できるが、前記した支え板14を固定金具23に固定し
て移動した方が位置合わせが容易でかつ安全に作業がで
きる。 【0015】一方、回転子軸2の下部側に位置する固定
子枠4に取り付けるファンガイド分割片7bは、ファン
ガイド分割片7aの場合と同様に、回転子軸2の上部側
で、吊り治具18の固定板17を固定金具23の金具片
23aの固定部24とボルト24a,24aにてボルト
結合した後、回転子軸2の下側に来るように180度回
転させて位置決めし、前記と同様にボルト14aを取外
してボルト8にて固定子枠4にボルト結合して固定す
る。最後に、固定子枠4に取り付けたファンガイド分割
片7aと7bとを、それぞれの端部に設けられたフラン
ジ(3,13)同士をボルト穴13dを通してボルト
結合する。 【0016】 【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、複数個
に分割されたファンガイドの分割片を吊り治具を用い
て、回転子軸上に周方向に摺動可能に固定した固定金具
まで移動し、次いで吊り治具を介して固定金具に結合し
たファンガイド分割片を回転子軸上で固定子枠まで移動
させてることにより、取り付け作業工数の低減が図れる
とともに、重量物であるファンガイドの取り扱い作業の
安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例の組立治具を用いてファンガ
イドを固定子枠に取り付ける作業を説明する側面図であ
る。 【図2】図1のII−II線に沿う部分断面図である。 【図3】空気冷却方式によるタービン発電機を示す縦断
面図である。 【図4】図4におけるファンガイドの正面図である。 【符号の説明】 2 回転子軸 3 ファン 4 固定子枠 7 ファンガイド 7a ファンガイド分割片 7b ファンガイド分割片 14 支え板 15 吊り上げ金具 17 固定板 18 吊り治具 23 固定金具

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】回転電機の回転子軸に設けられたファンに
    より送風される冷却風を機内に導入案内するファンガイ
    が複数個のファンガイド分割片から構成され、これら
    のファンガイド分割片は前記ファンの外周を覆うように
    固定子枠にそれぞれボルトにて取り付けられる回転電機
    において、 前記ファンガイド分割片に固定子枠取付用ボルト孔を利
    用してボルト結合される支え板と、この支え板に側板を
    介してボルト結合される棒状の吊り上げ金具及び前記側
    板に固着された固定板からなる吊り治具と、前記回転子
    軸を挟んでボルトにより互いに結合される半円弧状の2
    個の金具片からなる固定金具とを設け、前記ファンガイ
    ド分割片にボルト結合した前記支え板に前記吊り上げ金
    具をボルト結合した後、前記吊り治具を前記回転子軸上
    の前記固定金具まで吊り上げ移動して前記固定板を介し
    て前記固定金具にボルト結合し、次いでこの固定金具を
    前記回転子軸の周上で移動させて前記ファンガイド分割
    片を前記固定子枠にボルト結合するようにしたことを特
    徴とする回転電機のファンガイド組立用治具。
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