JP3449094B2 - アナログ信号調整装置 - Google Patents
アナログ信号調整装置Info
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Description
ダ、ロータリーエンコーダ等の変位検出装置を用いる変
位測定装置に関し、特にその種の装置における2相信号
の調整回路に関する。
ーダ等は、その出力として90°位相の異なる2相信号
を出力し、これ等の信号は、高精度の変位量として用い
るために内挿処理がなされるが、その際、分割誤差の要
因となる、位相、DC(直流分),ゲインバランスを調
整する必要がある。
コープを使って、その管面上に上記2相信号のリサージ
ュ波形を描かせ、その波形を観測しながら回路素子の値
を変えることによって行っている。
号の間のゲインバランスをとる場合について説明する
と、リサージュ波形が図14(a)に示すような波形の
時、観測者は、リサージュの輝線がオシロスコープの管
面に刻まれたX軸目盛及びY軸目盛と交差する点a,
b,c,dとオシロスコープの管面に刻まれたX軸目盛
とY軸目盛の中心点oの関係がao=co,bo=do
になる様にエンコーダの信号調整を行う。
の入力を接地の状態にして、オシロスコープの管面に刻
まれたX軸目盛とY軸目盛の中心点oに輝線が来るよう
にオシロスコープを調整する。その後、オシロスコープ
に信号を入力してリサージュ波形が図14(a)の時、
観測者は、リサージュ輝線とオシロスコープの管面に刻
まれたX軸目盛とが交差する点a,b,c,d点とオシ
ロスコープの管面に刻まれたX軸目盛とY軸目盛の中心
点oの関係がao=co,bo=doになるようにエン
コーダの信号調整を行う。
14(b)の時、観測者は、楕円になっているリサージ
ュの短径と長径が同じになるようにエンコーダの位相調
整を行う。
方法では観測者がオシロスコープの管面に刻まれた目盛
を読み取り、その値に基いて調整する量を計算して調整
を行わなければならなかった。
かも時間がかかることが多い。また、位相調整に際して
は、1゜、2゜を合わせることは至難の業であった。
信号調整装置の欠点を克服して、簡単な装置で、高精
度、かつ操作が容易なアナログ信号調整装置を提供する
ことを課題とする。
発明によれば、エンコーダから出力される略90°位相
の異なる2つの周期性アナログ信号の少なくとも一方の
DC(直流)値を調整する出力調整装置であって、2つ
の周期性アナログ信号が夫々印加される第1及び第2の
入力端子と、信号観測装置へ供給する信号を出力する第
1及び第2の出力端子と、上記第1及び第2の入力端子
に供給された2つの周期性アナログ信号の夫々に対し
て、それらの位相反転信号を作る第1及び第2の位相反
転回路と、上記第1の入力端子からの信号と上記第1の
位相反転回路からの信号を切り換えて上記第1の出力端
子に出力するための第1のスイッチ手段と、上記第2の
入力端子からの信号と上記第2の位相反転回路からの信
号を切り換えて上記第2の出力端子に出力するための第
2のスイッチ手段と、上記第1及び第2のスイッチ手段
を切換制御するスイッチ制御手段と、を備え、該スイッ
チ制御手段によって上記第1及び第2のスイッチ手段を
連動して交互に切り換えて、上記第1及び第2の入力端
に供給された2つの周期性アナログ信号とそれらの位相
反転信号を時分割的に交互に出力する観測信号作成回路
を備えたアナログ信号調整装置を提供する。
位相の異なる2つの周期性アナログ信号の相対的位相を
調整する出力調整装置であって、2つの周期性アナログ
信号が夫々印加される第1及び第2の入力端子と、信号
観測装置へ供給する信号を出力する第1及び第2の出力
端子と、上記第1及び第2の入力端子に供給された2つ
の周期性アナログ信号の中の一方に対して、その位相反
転信号を作る位相反転回路と、上記第1及び第2の入力
端子の中の位相反転回路に接続された方からの信号と上
記位相反転回路からの信号を切り換えて上記第1及び第
2の出力端子の中の対応する出力端子に出力するための
スイッチ手段と、上記第1及第2の入力端子の中の他方
からの信号を上記第1及び第2の出力端子の中の他方の
出力端子に直接出力するための接続回路と、上記スイッ
チ手段を切換制御するスイッチ制御手段と、を備え、該
スイッチ制御手段によって上記スイッチ手段を切換制御
して、上記第1及び第2の入力端子に供給された2つの
周期性アナログ信号の中の一方と該一方が反転された信
号を時分割的に交互に出力する観測信号作成回路を備え
たアナログ信号調整装置
出力される略90°位相の異なる2つの周期性アナログ
信号の少なくとも一方のDC値、振幅値を調整するとと
もに、それら2つの信号の相対位相を調整するための出
力調整装置であって、2つの周期性アナログ信号が夫々
印加される第1及び第2の入力端子と、信号観測装置へ
供給する信号を出力する第1及び第2の出力端子と、上
記第1及び第2の入力端子に供給された2つの周期性ア
ナログ信号の夫々に対してそれらの位相反転信号を作る
第1及び第2の位相反転回路と、上記第1の入力端子か
らの信号と上記第1の位相反転回路からの信号を切り換
えて第1の出力端子に出力するための第1のスイッチ手
段と、上記第2の入力端子からの信号と上記第2の位相
反転回路からの信号を切り換えて第2の出力端子に出力
するための第2のスイッチ手段と、上記第1の入力端子
からの信号を第1の出力端子に出力するとともに第2の
入力端子からの信号を第2の出力端子に出力する第1状
態と、上記第1の入力端子からの信号を第2の出力端子
に出力するとともに第2の入力端子からの信号を第1の
出力端子に出力する第2状態の切換を行う第3のスイッ
チ手段と、上記第1及び第2のスイッチ手段を連動して
切換制御するか、第1又は第2のスイッチ手段の一方の
みを切換制御するか、第3のスイッチ手段を切換制御す
るかを選択的に行うスイッチ制御手段とを備えたアナロ
グ信号調整装置を提供する。
信号調整回路の一実施形態について説明する。この実施
形態において、位相調整、DC調整、ゲインバランス調
整を行うための回路は、エンコーダと、エンコーダから
供給される2相信号の位相を180°反転させる為の反
転アンプ(インバータ)と、オシロスコープに印加する
信号を切り換えるアナログスイッチと、アナログスイッ
チを適正な時間間隔で切り換える切換信号を供給する信
号源から構成される。
磁気的エンコーダ、静電容量型エンコーダ等のいずれで
も用いることができる。図11は光学的エンコーダを用
いた場合の出力調整回路の例を示す。同図において、D
1〜D4は受光ダイオードで、D1とD2,D3とD4
は夫々対をなしており、一対のダイオードD1とD2に
は互いに逆極性のSIN(正弦)波光入力が与えられ
る。
によって変調された光であって、移動物体の位置や動き
等に関する情報を含んでいる。ダイオードD1とD2の
接続点から出力が取り出されており、この構成により2
つのSIN波が加算された振幅の大きいSIN波が得ら
れる。
れているゲイン(利得)調整回路に供給され、ここでS
IN波の振幅の調整が行われる。この調整は後述するオ
シロスコープの画面を見ながらユーザが可変抵抗器R2
を操作することにより行う。ゲイン調整回路の出力は増
幅器A3を通って出力端O1から出力する。
器R1が接続されており、ユーザがこの抵抗器のタップ
を操作することによりダイオード対から供給されるSI
N波信号の直流(DC)分の調整を行うことができる。
も同様にしてスケールを読み取った光のCOS(余弦)
波が入力し、その出力は増幅器A2と抵抗器R5からな
るゲイン調整回路に供給され、そこで振幅の調整された
COS波を作り、増幅器A4を通して出力端O2に出力
する。
れ、この増幅器の出力に接続された可変抵抗器R3のタ
ップから増幅器A4の入力にSIN波の一部が加算され
る構成になっている。従って、可変抵抗器R3のタップ
をユーザが操作することにより、出力端O2に現れるC
OS波の位相を調整することができる。
ーダ出力の調整回路の一例を示す。同図に示す回路は図
11に示す回路と大部分が同じであり、ダイオードD1
〜D4に代えてMR素子を使ったエンコーダが接続され
ている点だけが異なっている。従って、回路の詳細な説
明は省略する。
の出力O1,O2に現れる信号を観測する回路につい
て、下記に説明する。
図2は、DC調整のためのリサージュ観測回路の一例で
あり、同図の回路の入力端I1,I2には夫々図11又
は図12に示した回路の出力端O1,O2から送られて
くるSIN波、COS波が入力する。
れている時には、入力端I1に入力するSIN波は直接
オシロスコープOSPのX入力に印加され、入力端I2
に入力するCOS波は直接オシロスコープのY入力に印
加される。
れている時には、入力端I1,I2に入力するSIN
波、COS波は夫々反転増幅器V1,V2によって反転
された後、オシロスコープOSPのX入力、Y入力に印
加される。
いては機械的スイッチのように図示されているが実際に
は図3に示すような電子回路で構成される。同図におい
て、I1,I2,V1,V2,a,b,cは図2におけ
る対応部分を示すので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
SW2を制御するための回路である。発振器OSCはス
イッチを切り換えるための信号を発生する。この信号は
装置及び観測する信号の周波数に応じて適正な値に選定
されるが、一般に観測する信号の10倍以上の周波数に
するのが好ましい。こうすることで、オシロスコープ上
の画面のチラツキがなくなる。
ョッパクロック)は、一方において、制御線dを通って
スイッチSW1,SW2の一方の制御入力に印加され、
他方、インバータV3で位相反転された信号が制御線e
を通ってそれらのスイッチの他方の制御入力に夫々印加
されている。従って、発振器からの信号が一方の極性に
ある時には入力端I1,I2に送られてくる信号をその
まま出力端O3,O4に出力するが、発振器からの信号
が他方の極性にある時は、入力端I1,I2に送られて
くる信号は反転増幅器V1,V2で反転された後、出力
端O3,O4に出力される。
力端I1,I2に入力するSIN信号、COS信号は夫
々反転増幅器V1,V2に導かれ、夫々の反転信号を作
る。各信号の反転した信号と反転されていない信号をア
ナログスイッチSW1,SW2に入力する。この状態で
スイッチを適当な速度、この場合もオシロスコープで観
測した時、観測者にチラツキが解らない程度(10kH
z以上が良い)、で切り換える。
チで切り換えることで、SIN信号とCOS信号によっ
て形成されるリサージュと、それらを反転した−SIN
信号と−COS信号によって形成されるリサージュを時
分割でオシロスコープの画面上に映し出し、切換の速度
を適正に選ぶことにより、観測者の目には2つのリサー
ジュが同時に映し出されたように見えるので、オシロス
コープのX軸、Y軸上にDCのズレが2本の輝線として
現れる。なお、この輝線の差はDCズレ値の2倍の値で
ある。従って、調整する際には、現れている2本の輝線
が1本になるように調整する。
号によって描かれるリサージュ曲線について、簡単に説
明すると、今、両方の信号の振幅が等しくその値がrで
あるとし、両方の信号の位相誤差がゼロで、中心角の値
が共にθ(θ=ωt、ωは角速度、tは時間)であると
すると、2つの信号の関係は図4に示すような関係にな
っている。
で表され、横軸(X軸)成分は、r・cosθで表され
る。もし、正弦成分に直流ドリフトがあればその値をk
として、Y軸成分yは、 y=r・sinθ+k ‥‥‥ (1) 余弦波成分に直流ドリフトがあれば、その値をhとし
て、X軸成分xは、 x=r・cosθ+h ‥‥‥ (2) で表される。
トが無く、即ちh=0で、正弦波成分にDCドリフトk
があるとすると、正弦波成分の反転値は、 −y=−r・sinθ−k ‥‥‥ (3) となるので、図4(a)に図示するように上下方向にず
れた2つの円が表示される。
余弦波成分にDCドリフトhがあれば、式(2)より、
反転された信号は −x=−r・cosθ−h ‥‥‥ (4) となるので、図4(b)に示すようにX軸方向にずれた
2つの円が描かれる。
Cドリフトが含まれていれば図4(c)に図示するとお
り、斜め方向に中心がずれた2つの円が描かれる。
ープの画面を見ながら、前述のDC調整用の可変抵抗器
R1及び/又はR4を操作して2つの円が重なり合うよ
うに調整すればよい。なお、説明を簡単にするため他の
パラメータ(位相、振幅)が調整済みで円の半径rがお
なじであると、2つの円が完全に重なった時、DC成分
はゼロ(k=h=0)である。尚、DC成分としては、
SIN、COS両信号が同一であれば良く、必ずしも両
信号共にゼロに調整する必要はない。即ち、(k=h)
に調整しても良い。
回路とその動作について説明する。
路を示す。同図において、I1,I2は入力端で、図1
1、図12を参照して前述したエンコーダ出力調整回路
の出力端O1,O2からのSIN信号、COS信号が入
力する。
オシロスコープのX入力に印加される。入力端I2に入
力したCOS信号は、一方においてスイッチSW2の入
力aに印加されるとともに、他方において反転増幅器V
2に印加されそこで位相反転された後、上記スイッチS
W2の入力bに印加される。
てa側、b側に交互に切り換えられ、COS信号と−C
OS信号を交互に出力する。このスイッチSW2の出力
はオシロスコープのY入力に印加される。
ようなスイッチ回路を用いることができる。同図に示す
回路は図3に示す回路のCOS信号に対する切換回路と
同じ回路構成になっている。従って、ここでは詳しい説
明は省略する。
N信号を基準にして、COS信号の位相を調整する場合
を考えると、これらの信号は y=r・sinθ ‥‥‥ (5) x=r・cos(θ±δ) ‥‥‥ (6) で表され、式(6)より となる。ここで、R=r・cosδ、S=r・sinδ
とする。
ロスコープの画面上にリサージュを描かせると図7のよ
うになる。そこで、2つのリサージュ曲線(2つの楕
円)が重なり合うように位相のずれδをゼロにする方向
に調整すればよい。
おり、位相調整用の可変抵抗器R3を操作して、SIN
信号の一部をCOS信号に加えて、上記式(7)に示す
S・sinθの項をキャンセルするようにすればよい。
にして、COS信号の位相を調整する場合を説明した
が、COS信号を基準に選んでSIN信号を調整するよ
うにしてもよい。その場合は、SIN信号の伝送路に切
換スイッチを挿入すればよい。
観測した時、観測者に画面のチラツキが解らない程度
(10kHz以上が良い)の速度で切り換える。2つの
信号(SIN信号とCOS信号)をオシロスコープに入
力し、一方の信号(この場合COS信号)をアナログス
イッチで切換ることで、SIN信号とCOS信号のリサ
ージュとSIN信号と−COS信号のリサージュを同時
に映し出すことができ、観測者は2つの信号を同時に見
ることができる。
があると、リサージュ波形の45°方向と135゜方向
の夫々に長径と短径が現れる。したがって、調整する際
には、45°方向と135°方向に現れている2本の輝
線が1本になるように調整する。これにより、長径と短
径が同じになり2つの信号の位相差が90°になったこ
とになる。この方法で、90°±1°まで容易に判別で
きる。
作成回路とその動作について説明する。図8は、SIN
信号とCOS信号の振幅比を観測するための観測信号作
成回路である。同図において、入力端I1,I2には前
述したのと同様に調整回路の出力からSIN信号、CO
S信号が送られてくる。
ち接点がa側にあるとき、SIN信号、COS信号は夫
々オシロスコープのOSPのX入力、Y入力に直接印加
される。ところが、スイッチSW1,SW2の接点がb
側に切り換わると、入力端I1に送られて来たSIN信
号はスイッチSW2を通ってオシロスコープOSPのY
入力に印加され、入力I2に送られて来たCOS信号は
スイッチSW1を通ってオシロスコープOSPのX入力
に印加される。
してX軸とY軸が入れ換わった2組の信号が時分割でオ
シロスコープに入力される。これらの2組の信号は夫々
がリサージュを画面に映し出すが、画面の切換を適正な
速さにすると、観測者の目には2つの画面が同時に見え
る。
スイッチの一例である。同図に示すとおり、入力端I1
に送られて来たSIN信号はスイッチSW31のa側に
入力するとともに、スイッチSW32のb側に入力す
る。他方、入力端I2に送られて来たCOS信号はスイ
ッチSW32のa側に入力するとともに、スイッチSW
31のb側に入力する。
振器OSCから送られてくる切換制御信号によって切換
られる。制御線dに第1レベル(例えば高レベル)の信
号が来るとac間が導通し、bc間が非導通になって、
I1からのSIN信号が出力端O3に現れ、I2からの
COS信号が出力端O4に現れる。
の信号が現れるとき、この信号をインバータV3で反転
させた信号(高レベル信号)が制御線eに現れ、これに
よって、スイッチSW1,SW2のbc間が導通し、a
c間が非導通となるので、I1に入力するSIN信号は
出力端O4に出力され、I2に送られてくるCOS信号
は出力端O3に出力される。
画面上に図10に示すような2つのリサージュ曲線が映
し出される。観測者はこの画面を見ながら前述のゲイン
調整用の抵抗器R2,R5を操作して、2つの楕円が重
なるように調整する。
ように各々所定値に調整してもよいがここでは、SIN
信号とCOS信号の一方を基準として他方をその基準に
合わせるように調整する。今、SIN(正弦波)信号の
振幅がCOS(余弦波)信号の振幅よりも大きいと仮定
し、SIN信号を基準にすると、図10において、Y軸
方向に長径のある楕円が基準になるので、楕円の短径が
増加するように、即ち、COS信号の振幅を大きくする
ように調整する。
ついて個々の説明をしたが、実際の装置においては、こ
れらの調整を総合的に行うことが多い。図1は、上記3
つの調整を総合的に行う場合に使われる観測信号作成回
路を示す。
ダからのSIN信号、COS信号が供給される入力端子
であり、O3,O4は観測装置に送られるSIN信号、
COS信号が出力される端子である。
の間にはスイッチSW11〜SW13,SW21〜SW
23,SW31〜SW32が設けられており、入力I1
はラインh1によってSW11,SW12,SW32の
一方の端子に接続され、反転増幅器V1を介してライン
h2によってSW13の一方の端子に接続されている。
1,SW31の一方の端子に接続され、反転増幅器V2
を介してラインh4によりSW22,SW23の一方の
端子に接続されている。SW11〜SW13,SW31
の他方の端子は共通の出力端子O3に接続され、SW2
1〜SW23,SW32の他方の端子は共通の出力端子
O4に接続されている。
D1の出力によって制御され、スイッチSW12とSW
22はアンド回路D2の出力によって制御される。同様
にして、スイッチSW13とSW23はアンド回路D3
の出力によって制御される。スイッチSW31とSW3
2はアンド回路D4の出力によって制御される。
WA,SWBによって切換られる。この切換によるモー
ド設定は下記のとおりである。 SWA SWB 出力O3 出力O4 モード OFF OFF S C 通常モード ON OFF S C/−C 位相モード OFF ON S/−S C/−C DCモード ON ON S/C C/S ゲインバランスモード ここで、SはSIN信号、−SはSIN信号の反転信
号、CはCOS信号、−CはCOS信号の反転信号とす
る。
FF)の時は、インバータV4,V5で反転されたハイ
レベル信号がD1の2入力に印加されるので、このアン
ド回路D1からのハイレベル信号(論理1)により、ス
イッチSW11,SW21が導通し、入力端子I1,I
2に供給されるSIN信号、COS信号はそのまま出力
端子O3,O4に出力される。
ド回路D2がONになるので、その出力のハイレベルに
よりスイッチSW12とSW22が回路中に組み込まれ
る。即ち、これらのスイッチは発振器OSCからの信号
によってオン・オフ制御可能な状態になる。発振器OS
Cからの信号がローレベルの時はインバータV4を介し
てハイレベルの信号がD1の入力に印加されるので、上
述したと同様にD1からハイレベル信号が出力され、ス
イッチSW11,SW21を導通するので、図5を参照
して前述したと同じ動作が行われる。この時図1の回路
は位相モードで動作する。
がONならば、アンド回路D3の出力により、スイッチ
SW13とSW23がオン・オフ制御されるようにな
り、これらのスイッチがオフ(非導通)の時には前記ス
イッチSW11とSW21が導通になるので、この時の
動作は図2を参照して説明したとおり、DCモードの動
作となる。
ンになっている)時には、発振器OSCからの信号によ
りアンド回路D4がオン・オフしてスイッチSW31と
SW32をオン・オフ制御する。これらのスイッチがオ
フの時は、前述したとおり、スイッチSW11とSW2
1は導通するので、この場合は、図8を参照して前述し
たと同じ動作をする。従ってこの場合はゲインバランス
モードの動作である。
21〜SW23,SW31,SW32の具体的回路とし
て、例えば、図13に示すようなモトローラ製(アナロ
グマルチプレクサ MC74HC4052)アナログス
イッチ回路を用いることができる。
ゲインバランス調整、位相調整の順、又は、ゲインバラ
ンス調整、DC調整、位相調整の順に行うのが好まし
い。
整、ゲインバランス調整の各調整を手作業によって行な
うものとして説明したが、オシロスコープの画面に映さ
れたリサージュをCCDカメラで撮影し、マイコンによ
って輝線が2つに別れた部分(重なっていない部分)を
検出し、2つの輝線間の距離、方向等を演算により求め
て、それらの輝線が重なるように前述のエンコーダ出力
調整回路の回路素子の値を制御するような回路を付加す
ることによって、自動調整を行なうようにすることもで
きる。
調整手段として電気回路を中心に説明したが、出力調整
手段としては上述した手段に限らず様々な手段が考えら
れる。例えば、DC調整及び振幅値調整では検出部が受
光する光量を制御して調整するために機械的に光の一部
を遮断したり発光量を変化させたりする手段やMR素子
に供給する電流を変化させたりする手段も考えられる。
又、位相調整ではSIN信号、COS信号の検出部の相
対位置を機械的に変化させて調整することも考えられ
る。
ば、変位検出器から得られるアナログ信号をオシロスコ
ープ等で、リサージュ波形として観測して位相を調整す
る際、オシロスコープの目盛に頼ることなく輝線の重な
り具合を目視で確認することで容易に調整が行える。
ログ信号をオシロスコープ等で、リサージュ波形として
観測してDCオフセットを調整する際、オシロスコープ
の目盛に頼ることなく輝線の重なり具合を目視で確認す
ることで容易に調整が行える。
号をオシロスコープ等で、リサージュ波形として観測し
てゲインバランスを調整する際、オシロスコープの目盛
に頼ることなく輝線の重なり具合を目視で確認すること
で容易に調整ができる。
路によれば従来大変だった位相調整、DC調整、ゲイン
バランス調整が、オシロスコープ上に現れる2本のリサ
ージュ波形輝線を1本の輝線になるように信号調整する
だけで、高精度に調整できる。
調整に共通な回路を一つにまとめて、総合的な調整が行
なえる回路を比較的簡単な回路で構成できる。
を表す回路図である。
である。
ージュの特性図である。
である。
ージュの特性図である。
である。
サージュの特性図である。
スイッチ手段の一例の回路図である。
ジュ特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンコーダから出力される略90°位相
の異なる2つの周期性アナログ信号の少なくとも一方の
DC(直流)値を調整する出力調整装置において、 2つの周期性アナログ信号が夫々印加される第1及び第
2の入力端子と、信号観測装置へ供給する信号を出力す
る第1及び第2の出力端子と、上記第1及び第2の入力
端子に供給された2つの周期性アナログ信号の夫々に対
して、それらの位相反転信号を作る第1及び第2の位相
反転回路と、上記第1の入力端子からの信号と上記第1
の位相反転回路からの信号を切り換えて上記第1の出力
端子に出力するための第1のスイッチ手段と、上記第2
の入力端子からの信号と上記第2の位相反転回路からの
信号を切り換えて上記第2の出力端子に出力するための
第2のスイッチ手段と、上記第1及び第2のスイッチ手
段を切換制御するスイッチ制御手段と、を備え、該スイ
ッチ制御手段によって上記第1及び第2のスイッチ手段
を連動して交互に切り換えて、上記第1及び第2の入力
端に供給された2つの周期性アナログ信号とそれらの位
相反転信号を時分割的に交互に出力する観測信号作成回
路を備えたアナログ信号調整装置。 - 【請求項2】 エンコーダから出力される略90°位相
の異なる2つの周期性アナログ信号の相対的位相を調整
する出力調整装置において、 2つの周期性アナログ信号が夫々印加される第1及び第
2の入力端子と、信号観測装置へ供給する信号を出力す
る第1及び第2の出力端子と、上記第1及び第2の入力
端子に供給された2つの周期性アナログ信号の中の一方
に対して、その位相反転信号を作る位相反転回路と、上
記第1及び第2の入力端子の中の位相反転回路に接続さ
れた方からの信号と上記位相反転回路からの信号を切り
換えて上記第1及び第2の出力端子の中の対応する出力
端子に出力するためのスイッチ手段と、上記第1及第2
の入力端子の中の他方からの信号を上記第1及び第2の
出力端子の中の他方の出力端子に直接出力するための接
続回路と、上記スイッチ手段を切換制御するスイッチ制
御手段と、を備え、該スイッチ制御手段によって上記ス
イッチ手段を切換制御して、上記第1及び第2の入力端
子に供給された2つの周期性アナログ信号の中の一方と
該一方が反転された信号を時分割的に交互に出力する観
測信号作成回路を備えたアナログ信号調整装置。 - 【請求項3】 エンコーダから出力される略90°位相
の異なる2つの周期性アナログ信号の少なくとも一方の
DC値、振幅値を調整するとともに、それら2つの信号
の相対位相を調整するための出力調整装置において、 2つの周期性アナログ信号が夫々印加される第1及び第
2の入力端子と、 信号観測装置へ供給する信号を出力する第1及び第2の
出力端子と、 上記第1及び第2の入力端子に供給された2つの周期性
アナログ信号の夫々に対してそれらの位相反転信号を作
る第1及び第2の位相反転回路と、 上記第1の入力端子からの信号と上記第1の位相反転回
路からの信号を切り換えて第1の出力端子に出力するた
めの第1のスイッチ手段と、 上記第2の入力端子からの信号と上記第2の位相反転回
路からの信号を切り換えて第2の出力端子に出力するた
めの第2のスイッチ手段と、 上記第1の入力端子からの信号を第1の出力端子に出力
するとともに第2の入力端子からの信号を第2の出力端
子に出力する第1状態と、上記第1の入力端子からの信
号を第2の出力端子に出力するとともに第2の入力端子
からの信号を第1の出力端子に出力する第2状態の切換
を行う第3のスイッチ手段と、 上記第1及び第2のスイッチ手段を連動して切換制御す
るか、第1又は第2のスイッチ手段の一方のみを切換制
御するか、第3のスイッチ手段を切換制御するかを選択
的に行うスイッチ制御手段と、 を備えたアナログ信号調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01571396A JP3449094B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | アナログ信号調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP01571396A JP3449094B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | アナログ信号調整装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09210727A JPH09210727A (ja) | 1997-08-15 |
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JP5865329B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2016-02-17 | オリンパス株式会社 | エンコーダ |
JP2021047033A (ja) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | ファナック株式会社 | エンコーダおよびエンコーダの制御方法 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP01571396A patent/JP3449094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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