JP3448821B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3448821B2
JP3448821B2 JP2728296A JP2728296A JP3448821B2 JP 3448821 B2 JP3448821 B2 JP 3448821B2 JP 2728296 A JP2728296 A JP 2728296A JP 2728296 A JP2728296 A JP 2728296A JP 3448821 B2 JP3448821 B2 JP 3448821B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、記
録材に潜像を形成する潜像形成手段と、該記録材上の潜
像を現像液で現像する現像手段とを備えた画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えば感光体ドラムや露光装置等からなる潜像形成手段
で記録材上に潜像を形成し、該記録材上の潜像を現像手
段によって溶媒と像形成物質(例えばトナー)とを含む
現像液で現像する画像形成装置が知られている。また、
上記現像手段としては、例えば、記録材に対向する面に
現像液溝が形成された現像ヘッドと、現像液を収容した
現像液収容器と、該現像液収容器と該現像ヘッドとの間
に形成された現像液循環流路と、該現像液循環流路を現
像液が循環するように該現像液循環流路内に負圧を発生
させる負圧発生手段とを備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記記録材
上に形成された潜像を現像液で現像するような画像形成
装置においては、記録材上の潜像を現像する際、該潜像
が形成されている画像部及び該潜像が形成されていない
非画像部に現像液が接触し、該現像液中の像形成物質に
よって該画像部及び非画像部に地汚れが発生する恐れが
あった。また、上記記録材上の潜像を異なる色の像形成
物質を含む複数の現像液で順次現像する多色現像を行う
ような構成の場合には、記録材の現像した画像上に次の
色の現像液が接触するので、その現像液で画像が剥が
れ、現像液中に、前に現像した画像を構成する像形成物
質が混入し、それが繰り返されることにより、混色が生
じてくる。
【0004】 特に、上記現像手段を前述のように上記現
像ヘッド等で構成し、該現像ヘッドの現像液溝内を流れ
る現像液で記録材上の潜像を現像するような画像形成装
置においては、上記画像部及び非画像部に現像液が接触
した状態で流れ、又は前の現像で形成された前色の画像
に次の現像液が接触した状態で流れるため、上記地汚れ
や混色が発生しやすい。
【0005】 本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、記録材上に形成され
た潜像を現像液で現像する画像形成装置において、記録
材上の画像部及び非画像部に現像液が接触することによ
って生じる地汚れと、多色現像を行う場合に、前色の画
像上に次の色の現像液が接触することによって生じる混
色とを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、記録材に潜像を形成する潜像形
成手段と、該記録材上の潜像を現像液で現像する現像手
段とを備え、該現像手段を、記録材に対向する面に現像
液溝が形成され該現像液溝の該記録材表面に沿った方向
における一方の端部側から液が供給され他方の端部側か
ら液が回収される現像ヘッドと、現像液を収容した現像
液収容器と、該現像液収容器と該現像ヘッドとの間に形
成された現像液循環流路と、該現像液循環流路を現像液
が循環するように該現像液循環流路内に負圧を発生させ
る負圧発生手段とを備えた画像形成装置において、上記
現像後の記録材表面をリンス液でリンスするリンス手段
を設け、該リンス手段を、上記現像ヘッドと、リンス液
を収容したリンス液収容器と、該リンス液収容器と該現
像ヘッドの現像液溝との間に形成されたリンス液循環流
路と、該現像ヘッドの現像液溝内を流れるリンス液で記
録材の表面をリンスするように該リンス液循環流路にリ
ンス液を循環させるべく該リンス液循環流路内に負圧を
発生させる負圧発生手段と、該現像ヘッドに現像液及び
リンス液のいずれか一方を流すように液循環流路を切り
替える液循環流路切り替え手段とにより構成したことを
特徴とするものである。
【0007】 請求項の発明は、記録材に潜像を形成す
る潜像形成手段と、該記録材上の潜像を現像液で現像す
る現像手段とを備え、該現像手段を、記録材に対向する
面に現像液溝が形成された現像ヘッドと、現像液を収容
した現像液収容器と、該現像液収容器と該現像ヘッドと
の間に形成された現像液循環流路と、該現像液循環流路
を現像液が循環するように該現像液循環流路内に負圧を
発生させる負圧発生手段とを用いて構成した画像形成装
置において、上記現像後の記録材表面をリンス液でリン
スするリンス手段を設け、該リンス手段を、上記記録材
に対向する面にリンス液溝が形成されたリンス専用ヘッ
ドと、リンス液を収容したリンス液収容器と、該リンス
液収容器と該現像ヘッドとの間に形成されたリンス液循
環流路と、該リンス専用ヘッドのリンス液溝内を流れる
リンス液で記録材の表面をリンスするように該リンス液
循環流路リンス液循環させるべく該リンス液循環流
路内に負圧を発生させる負圧発生手段とにより構成した
ことを特徴とするものである。
【0008】 請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、上記リンス専用ヘッドを、上記現像ヘッド
に対して現像方向の後方から隣接する位置に設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】 請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、上記リンス専用ヘッドを、上記現像ヘッド
と同じ形状にしたことを特徴とするものである。
【0010】 請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、上記リンス専用ヘッドのリンス液溝を複数
設けたことを特徴とするものである。
【0011】 請求項の発明は、記録材に潜像を形成す
る潜像形成手段と、該記録材上の潜像を現像液で現像す
る現像手段とを備え、該現像手段を、記録材に対向する
面に現像液溝が形成された現像ヘッドと、現像液を収容
した現像液収容器と、該現像液収容器と該現像ヘッドと
の間に形成された現像液循環流路と、該現像液循環流路
を現像液が循環するように該現像液循環流路内に負圧を
発生させる負圧発生手段とを用いて構成した画像形成装
置において、上記現像後の記録材表面をリンス液でリン
スするリンス手段を設け、該リンス手段を、上記記録材
に対向する面に上記現像液溝に加えてリンス液溝が形成
された現像ヘッドと、リンス液を収容したリンス液収容
器と、該リンス液収容器と該現像ヘッドとの間に形成さ
れたリンス液循環流路と、該現像ヘッドのリンス液溝内
を流れるリンス液で記録材の表面をリンスするように
リンス液循環流路リンス液循環させるべく該リンス
液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生手段とにより
構成したことを特徴とするものである。
【0012】 請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、上記現像ヘッドのリンス液溝を、上記現像
液溝の現像方向上流側に形成したことを特徴とするもの
である。
【0013】 請求項の発明は、記録材に潜像を形成す
る潜像形成手段と、該記録材上の潜像を現像液で現像す
る現像手段とを備え、該現像手段を、記録材に対向する
面に現像液溝が形成された現像ヘッドと、現像液を収容
した現像液収容器と、該現像液収容器と該現像ヘッドと
の間に形成された現像液循環流路と、該現像液循環流路
を現像液が循環するように該現像液循環流路内に負圧を
発生させる負圧発生手段とを用いて構成した画像形成装
置において、上記現像後の記録材表面をリンス液でリン
スするリンス手段を設け、該リンス手段を、上記記録材
に対向する面に上記現像液溝に加えてリンス液溝が形成
された上記現像ヘッドと、リンス液を収 容したリンス液
収容器と、該リンス液収容器と該現像ヘッドとの間に形
成されたリンス液循環流路と、該リンス液循環流路をリ
ンス液が循環するように該リンス液循環流路内に負圧を
発生させる負圧発生手段とにより構成し、該現像ヘッド
の現像液溝とリンス液溝との間に、大気溝を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0014】 請求項の発明は、複数の現像ヘッドを備
えた請求項の画像形成装置において、上記リンス専用
ヘッドを、現像方向の一番後方の現像ヘッドに対して更
に後方から隣接する位置に設けたことを特徴とするもの
である。
【0015】 請求項1の発明は、複数の現像ヘッドを
備えた請求項の画像形成装置において、各現像ヘッド
に対して現像方向の後方から隣接する位置に、上記リン
ス専用ヘッドをそれぞれ設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】 請求項1の発明は、請求項1、2、6又
は8の画像形成装置において、上記リンス液を浄化する
リンス液浄化手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】 請求項1の発明は、請求項1、2、6又
は8の画像形成装置において、上記リンス液の濃度を検
出するリンス液濃度検出手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0018】 ここで、上記現像方向とは、記録材に対す
る現像ヘッドの相対的な移動方向をいう。例えば、現像
ヘッドの位置を固定して記録材を移動させて現像を行う
ような構成においては、記録材の移動方向とは逆方向が
現像方向であり、また例えば、記録材の位置を固定して
現像ヘッドを移動させて現像を行うような構成において
は、現像ヘッドの移動方向が現像方向である。
【0019】 上記請求項1乃至1の画像形成装置にお
いては、上記リンス手段で現像後の記録材表面をリンス
することにより、該記録材上の画像部及び非画像部に付
着している余分な像形成物質を除去する。
【0020】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕 まず、本発明を湿式の画像形成装置であるプリンターに
適用した第1の実施形態について説明する。図2は本実
施形態に係るプリンターの概略構成図である。記録材と
しての静電記録紙(以下「記録紙」という。)71が、
記録面を外側にしてロール状に巻かれ、記録紙ロール7
0として、図示しない紙管ホルダによってプリンタ本体
に装着されている。上記記録紙ロール70からくり出さ
れた記録紙71を装着するクランブドラム11はアルミ
円筒周面上を導電性ゴムで被覆してあり、更にその上を
耐溶剤性の導電性オーバーコートが施されている。ま
た、このクランプドラム11の外周部の一部には平面部
が形成され、その平面部には、記録紙71の先端を掴む
記録紙固定部材としてのクランプ爪12と、記録紙71
を排出するときに平面部上の記録紙71を浮き上がらせ
るイジェクトピン13が設けられている。このクランプ
爪12及びイジェクトピン13は、クランプドラム11
内部に設けたそれぞれの回転軸に一体化されて取り付け
られ、各回転軸は、クランプドラム11の端面から外側
に突出している。そして、クランプ爪12の開閉動作及
びイジェクトピン13の出入動作を行なうために、クラ
ンプドラム11のフランジ部の端面外のそれぞれの回転
軸の軸端には、カム状のレバー(不図示)が取り付けら
れ、プリンタの側板側には、該カム状のレバーに必要に
応じて接触するようにクランプドラム11の回転軸方向
に移動するピン(不図示)が設けられている。
【0021】 上記クランプドラム11へ記録紙71を装
着するときは、まず、上記平面部が給紙位置(ほぼ最上
部)に来たときに、クランプドラム11の回転を一旦停
止させる。このとき、クランプ爪12は開いている。記
録紙71の先端が、ガイドコロ72、カッター73を経
て、給紙ローラ74のニップ部に挿入されると、図示し
ない紙センサによってその先端が検知される。そして、
記録紙71の先端が、クランプ爪12へわずかにバック
リングする程度に突き当たる。その後、クランプドラム
11が矢印方向に回転すると、クランプ爪12の上記カ
ム状のレバーと、プリンタの側板側の上記ピンとの係合
が外れ、クランプ爪12が閉じて記録紙71を掴み、さ
らにクランプドラム11が回転すると、記録紙71がク
ランプドラム11面に巻き付けられる。クランプドラム
11は、記録紙71が所定の長さまで巻き付けられる角
度まで回転すると一旦停止し、カッター73が動作して
記録紙71が記録紙ロール70側から切り離される。
【0022】 上記クランプドラム11の周囲には、像担
持体としての感光体ドラム21、感光体ドラム21の感
光体への露光を行なう露光装置(不図示)、記録紙71
に転写された静電潜像を、溶媒としての液体キャリア
(アイソパー)に像形成物質としてのトナーが分散され
てなる現像液を用いて現像する湿式現像装置等が配設さ
れている。また、感光体ドラム21に周囲には、感光体
ドラム21の表面を一様に帯電する帯電チャージャ2
3、感光体ドラム21の表面に残留している電荷を除電
する除電LED24等が配設されている。これらの感光
体ドラム21、帯電チャージャ23、露光装置、両ドラ
ム間に一定の潜像転写バイアスを印加する電源(不図
示)等により、記録紙71に潜像を形成する潜像形成手
段が構成されている。
【0023】 上記露光装置は、図示しないレーザダイオ
ード(以下、LDという)、回転ポリゴンミラー及びそ
の駆動モータ、ビームエキスパンダー、f-θレンズ及
びシリンドリカルレンズ等のレンズ群、第1ミラー、第
2ミラー、同期検知ミラー、同期検知センサ等より構成
される。上記LDから出射したレーザー光は、回転ポリ
ゴンミラーの反射面で反射し、レンズ群を通って絞ら
れ、さらに第1ミラー及び第2ミラーで反射して、集束
したレーザー光Lが感光体ドラム21面に到達し、これ
により、記録画像が静電潜像として感光体ドラム21上
に書き込まれる。
【0024】 上記露光装置により潜像が書き込まれた感
光体ドラム21は、クランブドラム11に巻き付けられ
た記録紙71に押圧され、両ドラム間に一定の潜像転写
バイアスが印加された状態で従動回転する。これによ
り、記録紙71上に感光体ドラム11の潜像の鏡像潜像
が転写される。記録紙71に転写された潜像は、後述の
湿式現像装置のスリット現像ヘッド(以下「現像ヘッ
ド」という。)60により、現像液で可視像化される。
【0025】 図1は本実施形態に係る湿式現像装置の概
略構成図である。この現像ヘッド60のクランプドラム
11と対向するに面は、少なくとも1本以上の現像液溝
60aが彫られ、かつクランブドラム11に密着可能な
形状に形成されている。また、この湿式現像装置は、現
像ヘッド60と現像液10を収容した現像液収容器とし
ての現像液タンク64との間を現像液10が循環する現
像液循環流路を形成するために、現像ヘッド60と現像
液タンク64との間に現像液供給パイプ65及び現像液
回収パイプ66が設けられている。また、現像液回収パ
イプ66の途中には、現像液循環流路内に負圧を発生さ
せて現像液を矢印方向に循環させるための負圧発生手段
としての負圧ポンプ61が設けられている。
【0026】 また、上記湿式現像装置は、現像後の記録
紙71の表面をリンスするリンス液1を現像ヘッド60
に供給する次のようなリンス手段を備えている。このリ
ンス液としては、現像液の溶媒である液体キャリア(ア
イソパー)を用いている。現像ヘッド60とリンス液1
を収容したリンス液収容器としてのリンス液タンク2と
の間をリンス液1が循環するリンス液循環流路を形成す
るために、リンス液タンク2からのリンス液供給パイプ
3が上記現像液供給パイプ65の途中に設けられた循環
弁4に連結され、リンス液タンク2へのリンス液回収パ
イプ5が上記現像液回収パイプ66の途中に設けられた
切替弁6に連結されている。上記現像液供給パイプ65
及び現像液回収パイプ66の一部65a,66aはリン
ス液循環流路を形成するためにも用いられる。また、上
記リンス液回収パイプ5の途中には、リンス液循環流路
内に負圧を発生させてリンス液を矢印方向に循環させる
ための負圧発生手段としての負圧ポンプ7が設けられ、
上記リンス液供給パイプ3の途中には、リンス液供給弁
8が設けられている。
【0027】 上記循環弁4、切替弁6及びリンス液供給
弁8は電磁弁で構成され、その制御端子は負圧ポンプ
7,61とともに図示しないプリンタ制御部に接続さ
れ、該制御部でON/OFF制御できるようになってい
る。上記循環弁4及び切替弁6は、ON状態で図中A−
B間が連通し、OFF状態で図中A−C間が連通してい
る。また、上記リンス液供給弁8は、ON状態で図中A
−B間が連通している。
【0028】 図3(a)は上記構成のプリンターのプリ
ント動作のフローチャートである。プリント動作を開始
すると、まず給紙動作を行い、クランプドラム11に記
録紙71を巻き付ける(ステップ1)。そして、感光体
ドラム21にバイアス電圧を印加し、帯電チヤージヤー
23を〇Nし、そして、感光体ドラム21の有効画像部
をLDで露光装置で露光し、感光体ドラム21とクラン
プドラム11間にー定の潜像転写バイアスが印加された
状態で従動回転するので、感光体ドラム21上の潜像が
クランプドラム11に巻き付けられている記録紙71に
転写される(ステップ2)。感光体ドラム21上の有効
画像部の潜像を記録紙71に転写した後、露光装置帯電
チャージャ23及びバイアス電源を〇FFし、現像動作
に入る(ステップ3)。
【0029】 現像動作では、まず現像ヘッド60が上昇
し、クランブドラム11に巻き付けられた記録紙71で
現像液溝60aが略密閉した状態になったところで、循
環弁4及び切替弁6を〇Nし、現像液用の負圧ポンプ6
1を駆動させると該ポンプ61の流れ方向上流側が負圧
になり、矢印のように現像液10が循環し、クランプド
ラム11の回転に伴い、記録紙71上の潜像が現像され
る。記録紙71上の潜像の現像が終了すると、リンス動
作に入る(ステップ4)。
【0030】 図3(b)は上記リンス動作のフローチャ
ートである。記録紙71上の画像部の後端が現像ヘッド
60を通過して現像を終了した後、循環弁4を〇FFし
て現像液10の供給を断ち、一定時間、現像ヘッド60
の現像液溝60aや現像液循環流路に残っている現像液
10を回収するスクイズ動作を行う(ステップ41,4
2)。そして、スクイズ動作終了後、現像液用の負圧ポ
ンプ61を停止し、現像ヘッド60を下げ、クランプド
ラム11を回転させて画像の先頭をヘッド上にもってく
る(ステップ43)。この時、スクイズが完全でない
と、記録紙71後部に現像液が残留しているので、ブロ
ッタローラ14によりこの残留液を完全に除去する。
【0031】 次に、現像ヘッド60を上げ、切替弁6を
〇FFし、リンス液供給弁8を〇Nし、リンス液用の負
圧ポンプ7を駆動させると、リンス液1が循環し、クラ
ンプドラム11を回転させると記録紙71表面のリンス
が開始される(ステップ44〜47)。記録紙71の全
画像上のリンスが終了すると、クランプドラム11の回
転を停止し、リンス液供給弁8を〇FFし、現像ヘッド
60の現像液溝60aやリンス液循環流路に残っている
リンス液1を回収する(ステップ48,49)。そし
て、リンス液用の負圧ポンプ7を停止し、現像ヘッド6
0を下げ、切替弁6を〇Nし、リンス動作を終了する
(ステップ50,51)。
【0032】 その後、図3(a)のフローチャートに示
すように、記録紙71の排出動作を行い、動作を終了す
る(ステップ5)。この排出動作は、クランプ部が真上
を過ぎた位置で排出ソレノイドをONし、排出位置でク
ランプ爪12が開放され、そのままクランプドラム11
の回転が継続され、紙押ローラ15によって記録紙71
を排紙テーブル16上に排出することにより行なわれ
る。
【0033】 以上、本実施形態によれば、現像後の記録
紙71の表面をリンス液1でリンスすることにより、記
録紙71上に付着している余分なトナーを流し去るの
で、記録紙71上の画像部及び非画像部に現像液10が
流れることによって生じる地汚れを防止できる
【0034】 また、上記リンス液1として、現像液10
の溶媒である液体キャリア(アイソパー)を使用してい
るので、現像液10とリンス液1が若干混じったとして
も画像への影響はない。
【0035】 なお、上記現像ヘッド60の現像液及びリ
ンス液が流れる溝は複数本あってもよく、本数が増える
ほど現像及びリンス効率が向上する。
【0036】 〔実施形態2〕 次に、本発明を画像形成装置であるプリンターに適用し
た第2の実施形態について説明する。この実施形態の基
本的な構成は上記実施形態1と同じであり、その差異は
湿式現像装置の構成にある。そこで、この湿式現像装置
についてのみ詳述し、他の部分の説明は省略する。
【0037】 図4は、本実施形態に係るプリンターの概
略構成図である。上記実施形態1では、1つの現像ヘッ
ド60が現像用のヘッドとリンス用のヘッドを兼ねてい
るが、本実施形態では、現像ヘッド60の他にリンス専
用ヘッド9を設けている。また、現像ヘッド60とリン
ス専用ヘッド9の位置関係は基本的にどうでもよいが、
本実施形態では、現像ヘッド60に対して現像方向の後
方から隣接する位置にリンス専用ヘド9を配設してい
る。
【0038】 図5は本実施形態に係る湿式現像装置の概
略構成図である。現像液10とリンス液1の循環系は同
じ構成でよく、本実施形態の場合は、図5に示した循環
系が現像ヘッド60とリンス専用ヘッド9の両方にそれ
ぞれ備わっている。
【0039】 図6は本実施例のプリンターにおける現像
動作とリンス動作のフローチャートである。まず、両ヘ
ッド9,60が上昇し、クランブドラム11に巻き付け
られた記録紙71で現像液溝60aが略密閉された状態
になったところで、現像液用の循環弁4’を〇Nし、現
像液用の負圧ポンプを駆動させると、矢印のように現像
液10が循環し、クランブドラム11が回転すると、記
録紙71上の潜像が現像される(ステップ1〜3)。そ
の後、クランプドラム11の回転により、リンス専用ヘ
ッド9上に現像後の記録紙71上の画像が通過していく
が、その前に、リンス液用の循環弁4’をONし、リン
ス液用の負圧ポンプ7を駆動させ、矢印のようにリンス
液1を循環させ、現像後の記録紙71の表面をリンスす
る(ステップ4〜6)。そして、記録紙71上のすべて
の潜像を現像した後、現像用の循環弁4’をOFFし、
現像ヘッド60の現像液溝60aその他の現像液循環流
路に残っている現像液10を回収し、現像液用の負圧ポ
ンプ61を停止し、現像を終了する(ステップ7〜
9)。その後、リンス液用の循環弁4’を〇FFし、リ
ンス液溝9aその他のリンス液循環流路に残っているリ
ンス液1を回収し、リンス液用の負圧ポンプ7を停止
し、リンスを終了する(ステップ10〜12)。その他
の動作は上記実施形態1と同様である。
【0040】 以上、本実施形態によれば、記録紙71上
の画像部及び非画像部に現像液10が流れることによっ
て生じる地汚れを防止できるとともに、リンス専用ヘッ
ド9を設けているため、現像液10へのリンス液1の混
入及びリンス液1への現像液10の混入を防ぐことがで
きる。また、現像ヘッド60に対して現像方向の後方か
ら隣接する位置に設けたリンス専用ヘッド9で、現像直
後の記録紙71の表面をリンスすることにより、リンス
動作のためだけにクランプドラム11を回転させて記録
紙71をリンス専用ヘッド9のところに移動させる余分
な時間を確保する必要がなくなるため、プリント動作時
間がリンスを行わない場合よりも長くならない。
【0041】 なお、本実施形態では、現像中に負荷が変
化しないように現像ヘッド60及びリンス専用ヘッド9
を同時に上げたが、記録紙71がクランプドラム11に
隙間なく完全に巻き付いている場合は、現像液10及び
リンス液1の循環も同時に行ってもよい。また、本実施
形態において、現像ヘッド60とリンス専用ヘッド9の
位置を入れ替えてもよいが、その場合、現像終了後にリ
ンス動作を行うことになる。また、製造コストを抑える
という点で、本実施形態で用いたリンス専用ヘッド9は
現像ヘッド60と同じ形状が好ましく、またリンス効率
が上がるという点でリンス専用ヘッド9に複数のリンス
液溝9aを形成したほうが好ましい。
【0042】 また、本実施形態では、現像ヘッド60と
は別のリンス専用ヘッド9を設けているが、リンス専用
ヘッド9を用いずに、図7(a),(b)に示すような
現像液溝60aとリンス液溝60bの2つの溝を備えた
1つの現像ヘッド60を用いるように構成しても良い。
この現像ヘッド60は、図5に示した循環系が2組接続
されており、1つのヘッドで同時に現像液10とリンス
液1を流すことができ、現像しながらリンスを行うこと
ができる。その制御フローは、図6のフローチャートと
ほぼ同じで、現像とリンスの動作を同時に行えばよい。
なお、現像液溝60aの現像方向の後方にリンス液溝6
0bを形成すれば、すべての画像を現像直後にリンスす
ることができる。また、リンス液60b溝は複数本設け
た方が、リンス効率が上がる。
【0043】 また、図8(a),(b)に示すように、
1つの現像ヘッド60内に現像液溝60a及びリンス液
溝60bの2つの溝を形成し、さらに現像液溝60aと
リンス液溝60bの間に大気溝60cを形成しても良
い。この構成の場合、現像及びリンス動作時は、現像液
溝60a及びリンス液溝60bに負圧が発生するので、
大気溝60cから現像液溝60a及びリンス液溝60b
へ向かう空気の流れ(図中の上下方向の矢印)が発生す
るため、現像液10にリンス液1が、又はリンス液1に
現像液10が混入しない。この現像ヘッド60には、図
5に示した循環系が2つ接続されており、1つのヘッド
で同時に現像液10とリンス液1を流すことができ、現
像しながらリンスを行うことができる。その制御フロー
は、図6フローチャートとほぼ同じで、現像とリンス
の動作を同時に行えばよい。なお、現像液溝60aの現
像方向の後方にリンス液溝60bを形成すれば、すべて
の画像を現像直後にリンスすることができる。また、リ
ンス液60b溝は複数本設けた方が、リンス効率が上が
る。
【0044】 〔実施形態3〕 次に、本発明を画像形成装置であるカラープリンターに
適用した第3の実施形態について説明する。この実施形
態の基本的な構成は上記実施形態1及び2と同じであ
り、その差異は現像ヘッドを複数設けた湿式現像装置に
ある。そこで、この湿式現像装置についてのみ詳述し、
他の部分の説明は省略する。
【0045】 図9は、本実施形態に係るカラープリンタ
ーの概略構成図である。このカラープリンターは、上記
実施形態2のプリンターとは違って複数本(本実施形態
では2本)の現像ヘッド601,602を備えており、
記録紙移動方向の一番後方の現像ヘッド602の後方に
リンス専用ヘド9を備えている。現像液10及びリン
ス液1の循環路系、及びその制御フローは、上記実施形
態2と同様であり、現像ヘッドの数だけ、その制御を繰
り返す。例えば、2色の現像を2つの現像ヘッド60
1,602で行う場合、1色目の画像を記録紙71に潜
像転写した後、1色目の現像を行い、同時にリンスを行
う。それが終わると2色目の画像を記録紙71に潜像転
写し、その後2色目の現像を行い、同時にリンスを行
う。その際、リンスは1色目と同じリンス専用ヘド9
を用いて行う。
【0046】 〔実施形態4〕 次に、本発明を画像形成装置であるカラープリンターに
適用した第4の実施形態について説明する。この実施形
態の基本的な構成は上記実施形態3と同じである。図1
0は、本実施形態に係るカラープリンターの概略構成図
である。このカラープリンターは、上記実施形態3のカ
ラープリンターと同じように複数本(本実施形態では3
本)の現像ヘッド601〜603を備えているが、各現
像ヘッドにその現像ヘッド専用のリンス専用ヘッド91
〜93が備わっている点が上記実施形態3と異なる。現
後ヘッド601にはリンス専用ヘッド91、現像ヘッド
602にはリンス専用ヘド92、現像ヘッド603に
はリンス専用ヘド93が備わっていて、それぞれのリ
ンス専用ヘッドは、それぞれの現像ヘッドに対して現像
方向の後方から隣接するように配設され、各現像ヘッド
による現像直後にリンスできるようになっている。現像
液10及びリンス液1の循環系、及びその制御フロー
は、上記実施形態2と同様であり、現像ヘッドの数だ
け、その制御を繰り返す。
【0047】 なお、上記実施形態1〜4のプリンターに
おいて、リンス液の循環系にリンス液を浄化するリンス
液浄化手段としての浄化装置を付加しても良い。図11
は上記実施形態2の湿式現像装置に浄化装置30を付加
した場合を示しており、図12はその浄化装置30の一
構成例を示している。
【0048】 図11に示すように、上記浄化装置30は
リンス液供給パイプ3の途中に設けられた循環弁(三方
電磁弁)4とリンス液回収パイプ5の途中に設けられた
切替弁(三方電磁弁)6に浄化用パイプ31で連結され
ている。
【0049】 上記浄化装置30おいて、図12に示すよ
うに電着ローラ32がリンス液1に十分浸かっている状
態にし、電着ローラ32を回転させながら該ローラ32
と対向電極33間にバイアス電源34からのバイアス電
圧を印加することにより、電着ローラ32にリンス液1
中のトナーを付着させる。電着ローラ32は回転してい
るので、その表面にトナーが付着していき、電着ローラ
32の上部に設けてあるウェブ35で電着ローラ32に
付着したトナーを拭き取り、拭き取られた電着ローラ3
2は再度リンス液1に浸かり、トナーが付着する。以上
の電着ローラ32へのトナー付着及び電着ローラ32上
のトナーの拭き取りを繰り返す。ここで、ウェブカバー
36は、飛び散ったリンス液1がきれいなウェブ35の
未使用部分にかからないようにするためのものである。
また、上記ウェブ35による電着ローラ32上のトナー
の拭き取りを良好に行うために、圧接ローラ37によっ
てウェブ35を電着ローラ32に圧接するとともに、巻
き取りローラ38a,38bによってウェブ35を矢印
方向に巻き取り、常にウェブ35のきれいな未使用部分
で常にトナーを拭き取るようになっている。
【0050】 また、図12の構成例では、プラス極性の
トナーを使用しているので、電着ローラ32が対向電極
33に対してマイナスの電位となるようにしてあり、電
着ローラ32と対向電極33のギャップは5mm、バイ
アス電圧は−1000Vとした。
【0051】 図13は、上記浄化装置30によるリンス
液1の浄化動作のフローチャートである。まず、循環弁
4を〇FFし、切替弁6をONすると、リンス液浄化用
循環流路に切り替わる(ステップ1,2)。そこで、リ
ンス液用の負圧ポンプ7を駆動させると、リンス液が浄
化装置30を通って循環する(ステップ3)。そして、
電着ローラ32を回転させ、バイアス電圧を印加し、ウ
ェブ35を回転させるとリンス液1の浄化が始まる。な
お、上記浄化装置30は図12に構成例で示したものに
限定されるものではなく、フィルタを用いてもよい。ま
た、図13の浄化動作の例ではリンス液1の浄化動作を
リンス動作とは別に行ったが、浄化装置30を例えば上
記実施形態2に示したリンス液循環流路の中に入れて、
リンスを行いながら浄化を行ってもよい。
【0052】 また、上記実施形態1〜4のプリンターに
おいて、リンス液の循環系にリンス液の液濃度を検出す
るリンス液濃度検出手段としての光濃度センサを付加し
ても良い。図14は、上記図11の湿式現像装置に光濃
度センサ40を付加した場合を示している。この光濃度
センサ40は発光素子41と受光素子42を組み合わせ
た光透過型のセンサである。
【0053】 図15は、上記光濃度センサ40によるリ
ンス液1の液濃度検出動作のフローチャートである。ま
ず、循環弁4を〇Nし、切替弁6をOFFし、リンス液
用負圧ポンプ7を駆動させると、リンスが開始される
(ステップ1〜4)。そして、光濃度センサ40でリン
ス液1の濃度を検出し、あらかじめ設定しておいた基準
濃度と比較して、その基準濃度以上であればリンス液1
の浄化サインを出し、その基準濃度以下だったら、リン
ス動作が終了するまで濃度の検出と基準濃度との比較を
繰り返す(ステップ5〜8)。そして、リンス液1の浄
化サインが出た場合は、リンス終了後、上記図13で示
したようにリンス液1の浄化動作を行う(ステップ
9)。
【0054】 なお、リンス液1の濃度を測定するセンサ
は、上記光濃度センサに限定されるものではない。ま
た、上記リンス液1の浄化装置30を備えていない場合
は、リンス液1の交換を行えば良い。また、浄化装置3
0が備わっていた場合でも、浄化装置30による浄化動
作でリンス液1の濃度が低下しなくなった場合に、リン
ス液1の交換のサインを表示するようにしても良い。そ
の場合は、浄化後のリンス液1の濃度を検出し、その検
出値をあらかじめ設定しておいた基準濃度(リミット
値)と比較するように制御すればよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1乃至1の発明によれば、上記
リンス手段で現像後の記録材表面をリンスすることによ
り、該記録材上に付着している余分な現像液を除去する
ので、記録材上の画像部及び非画像部に現像液が接触す
ることによって生じる地汚れを防止できるという効果が
ある。また、多色現像を行う場合には、上記リンス手段
で現像後の記録材表面をリンスすることにより、該記録
材上に付着している前色の余分な現像液を除去するの
で、前色の画像上に次の色の現像液が接触する際に前色
の画像が剥がれなくなり、混色を防止できるという効果
がある
【0056】特 に、請求項の発明によれば、液循環流
路切り替え手段で現像ヘッドの現像液溝に現像液又はリ
ンス液のいずれか一方を流すように液循環流路を切り替
え、負圧発生手段でリンス液循環流路内に負圧を発生さ
せて該リンス液循環流路を介してリンス液収容器と現像
ヘッドとの間でリンス液を循環させ、該現像ヘッドの現
像液溝内を流れるリンス液で記録材表面をリンスするた
め、単にリンス液を記録材に接触させる場合に比して、
より良好に記録材表面をリンスすることができるという
効果がある。また、上記液循環流路切り替え手段で現像
ヘッドに現像液又はリンス液のいずれか一方を流すよう
に液循環流路を切り替えることにより、従来の現像ヘッ
ドを記録材表面のリンス用にそのまま用い、現像ヘッド
周りのスペースを従来通りとすることができる。よっ
て、リンス専用ヘッドを設けた場合のようなコスト上昇
及び装置の大型化を抑えることができるという効果があ
る。
【0057】 また特に、請求項の発明によれば、負圧
発生手段でリンス液循環流路内に負圧を発生させて該リ
ンス液循環流路を介してリンス液収容器とリンス専用ヘ
ッドとの間でリンス液を循環させ、該リンス専用ヘッド
のリンス液溝内を流れるリンス液で記録材表面をリンス
するため、単にリンス液を記録材に接触させる場合に比
して、より良好に記録材表面をリンスすることができる
という効果がある。また、このようにリンス専用ヘッド
を設けることにより、現像液へのリンス液の混入及びリ
ンス液への現像液の混入を防ぐことができるという効果
がある。
【0058】 また特に、請求項の発明によれば、現像
ヘッドに対して現像方向の後方から隣接する位置に設け
たリンス専用ヘッドで、現像直後の記録材表面をリンス
することにより、通常の画像形成時間に加えてリンスの
ための時間を確保したり、リンスのための記録材の移動
経路を確保したりすることなく、現像後の記録材をリン
スできるという効果がある。また、現像直後に記録材表
面をリンスするので、リンス効果を高められるという効
果がある。
【0059】 また特に、請求項の発明によれば、上記
リンス専用ヘッドを現像ヘッドと同じ形状にすることに
より、リンス専用ヘッドの製造コストを抑えることがで
きるという効果がある。
【0060】 また特に、請求項の発明によれば、上記
リンス専用ヘッドに形成した複数のリンス液溝内を流れ
るリンス液で記録材表面をリンスできるため、リンス効
果を高めることができるという効果がある。
【0061】 また特に、請求項の発明によれば、負圧
発生手段でリンス液循環流路内に負圧を発生させて該リ
ンス液循環流路を介してリンス液収容器と現像ヘッドの
リンス液溝との間でリンス液を循環させることにより、
該現像ヘッドのリンス液溝内を流れるリンス液で記録材
表面をリンスするため、単にリンス液を記録材に接触さ
せる場合に比して、より良好に記録材表面をリンスする
ことができるという効果がある。また、このように現像
液溝及びリンス液溝の両方を形成した一つの現像ヘッド
で、記録材上の潜像の現像及び現像後の記録材表面のリ
ンスを行うことができる。よって、現像ヘッド周りのス
ペースを従来通りとすることができ、装置の大型化を抑
えることができるという効果がある。
【0062】 また特に、請求項の発明によれば、上記
現像ヘッドにおける現像液溝の現像方向の後方に形成し
たリンス液溝内のリンス液で、現像直後の記録材表面を
リンスすることにより、通常の画像形成時間に加えてリ
ンスのための時間を確保したり、リンスのための記録材
の移動経路を確保したりすることなく、現像後の記録材
をリンスできるという効果がある。また、現像直後に記
録材表面をリンスするので、リンス効果を高められると
いう効果がある。
【0063】 また特に、請求項の発明によれば、上記
現像ヘッドの現像液溝とリンス液溝との間に形成した大
気溝から、負圧になっている現像液溝及びリンス液溝に
向かう空気の流れが発生するため、現像液へのリンス液
の混入及びリンス液への現像液の混入を防ぐことができ
るという効果がある。
【0064】 また特に、請求項の発明によれば、現像
方向の一番後方の現像ヘッドに対して更に後方から隣接
する位置に設けたリンス専用ヘッドで、現像直後の記録
材表面をリンスすることにより、通常の画像形成時間に
加えてリンスのための時間を確保したり、リンスのため
の記録材の移動経路を確保したりすることなく、現像後
の記録材をリンスできるという効果がある。また、現像
直後に記録材表面をリンスするので、リンス効果を高め
られるという効果がある。
【0065】 また特に、請求項1の発明によれば、各
現像ヘッドに対して現像方向の後方から隣接する位置に
それぞれ設けたリンス専用ヘッドで、各現像ヘッドによ
る現像の直後の記録材表面をリンスすることにより、各
現像ヘッドで現像して記録材上に形成された画像が剥が
れて、その下流側の現像ヘッドの現像液に混入すること
を確実に防止できるという効果がある。
【0066】 また特に、請求項1の発明によれば、リ
ンス液浄化手段で上記リンス液を浄化することにより、
リンス液を常にきれいな状態で使用することができると
いう効果がある。
【0067】 また特に、請求項1の発明によれば、リ
ンス液濃度検出手段でリンス液の濃度を検出することに
より、リンス液の汚れ具合をチェックし、その検出結果
を、リンス液の浄化指示サインやリンス液の交換指示サ
インの表示等に用いることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るプリンターにおける湿式
現像装置の概略構成図。
【図2】同プリンターの概略構成図。
【図3】(a)同プリンターのプリント動作のフローチ
ャート。 (b)同プリンターのリンス動作のフローチャート。
【図4】第2の実施形態に係るプリンターの概略構成
図。
【図5】同湿式現像装置の概略構成図
【図6】同プリンターの現像動作及びリンス動作のフロ
ーチャート。
【図7】(a)変形例に係る現像ヘッドの平面図。 (b)同現像ヘッドの側面図。
【図8】(a)他の変形例に係る現像ヘッドの平面図。 (b)同現像ヘッドの側面図。
【図9】第3の実施形態に係るプリンターの概略構成
図。
【図10】第4の実施形態に係るプリンターの概略構成
図。
【図11】リンス液の浄化装置を備えた湿式現像装置の
概略構成図。
【図12】同浄化装置の概略構成図。
【図13】同浄化装置によるリンス液の浄化動作のフロ
ーチャート。
【図14】光濃度センサを備えた湿式現像装置の概略構
成図。
【図15】同光濃度センサによるリンス液の濃度検出動
作のフローチャート。
【符号の説明】
1 リンス液 2 リンス液タンク 3 リンス液供給パイプ 4 循環弁 5 リンス液回収パイプ 6 切替弁 7 負圧ポンプ 8 リンス液供給弁 9 リンス専用ヘッド 9a リンス液溝 10 現像液 11 クランプドラム 21 感光体ドラム 23 帯電チャージャ 30 浄化装置 40 光濃度センサ 60 現像ヘッド 60a 現像液溝 60b リンス液溝 60c 大気溝 61 負圧ポンプ 64 現像液タンク 65 現像液供給パイプ 66 現像液回収パイプ 71 記録紙 601〜603 現像ヘッド 91〜93 リンス専用ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/10 G03G 15/10 - 15/10 117

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該記録材上の潜像を現像液で現像する現像手段とを備
    え、 該現像手段を、記録材に対向する面に現像液溝が形成さ
    該現像液溝の該記録材表面に沿った方向における一方
    の端部側から液が供給され他方の端部側から液が回収さ
    れる現像ヘッドと、現像液を収容した現像液収容器と、
    該現像液収容器と該現像ヘッドの現像液溝との間に形成
    された現像液循環流路と、該現像液循環流路を現像液が
    循環するように該現像液循環流路内に負圧を発生させる
    負圧発生手段とを用いて構成した画像形成装置におい
    て、 上記現像後の記録材表面をリンス液でリンスするリンス
    手段を設け、 該リンス手段を、上記現像ヘッドと、リンス液を収容し
    たリンス液収容器と、該リンス液収容器と該現像ヘッド
    との間に形成されたリンス液循環流路と、該現像ヘッド
    の現像液溝内を流れるリンス液で記録材の表面をリンス
    するように該リンス液循環流路にリンス液を循環させる
    べく該リンス液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生
    手段と、該現像ヘッドの該現像液溝に現像液及びリンス
    液のいずれか一方を流すように液循環流路を切り替える
    液循環流路切り替え手段とにより構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】記録材に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該記録材上の潜像を現像液で現像する現像手段とを備
    え、 該現像手段を、記録材に対向する面に現像液溝が形成さ
    れた現像ヘッドと、現像液を収容した現像液収容器と、
    該現像液収容器と該現像ヘッドとの間に形成された現像
    液循環流路と、該現像液循環流路を現像液が循環するよ
    うに該現像液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生手
    段とを用いて構成した画像形成装置において、 上記現像後の記録材表面をリンス液でリンスするリンス
    手段を設け、 該リンス手段を、上記記録材に対向する面にリンス液溝
    が形成されたリンス専用ヘッドと、リンス液を収容した
    リンス液収容器と、該リンス液収容器と該リンス専用ヘ
    ッドのリンス液溝との間に形成されたリンス液循環流路
    と、該リンス専用ヘッドのリンス液溝内を流れるリンス
    液で記録材の表面をリンスするように該リンス液循環流
    路にリンス液を循環させるべく該リンス液循環流路内に
    負圧を発生させる負圧発生手段とにより構成したことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記リンス専用ヘッドを、上記現像ヘッドに対して現像
    方向の後方から隣接する位置に設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2の画像形成装置において、 上記リンス専用ヘッドを、上記現像ヘッドと同じ形状に
    したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2の画像形成装置において、 上記リンス専用ヘッドのリンス液溝を複数設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】記録材に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該記録材上の潜像を現像液で現像する現像手段とを備
    え、 該現像手段を、記録材に対向する面に現像液溝が形成さ
    れた現像ヘッドと、現像液を収容した現像液収容器と、
    該現像液収容器と該現像ヘッドとの間に形成された現像
    液循環流路と、該現像液循環流路を現像液が循環するよ
    うに該現像液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生手
    段とを用いて構成した画像形成装置において、 上記現像後の記録材表面をリンス液でリンスするリンス
    手段を設け、 該リンス手段を、上記記録材に対向する面に上記現像液
    溝に加えてリンス液溝が形成された上記現像ヘッドと、
    リンス液を収容したリンス液収容器と、該リンス液収容
    器と該現像ヘッドのリンス液溝との間に形成されたリン
    ス液循環流路と、該現像ヘッドのリンス液溝内を流れる
    リンス液で記録材の表面をリンスするように該リンス液
    循環流路にリンス液を循環させるべく該リンス液循環流
    路内に負圧を発生させる負圧発生手段とにより構成した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6の画像形成装置において、 上記現像ヘッドのリンス液溝を、上記現像液溝の現像方
    向の後方に形成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】記録材に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該記録材上の潜像を現像液で現像する現像手段とを備
    え、 該現像手段を、記録材に対向する面に現像液溝が形成さ
    れた現像ヘッドと、現像液を収容した現像液収容器と、
    該現像液収容器と該現像ヘッドとの間に形成された現像
    液循環流路と、該現像液循環流路を現像液が循環するよ
    うに該現像液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生手
    段とを用いて構成した画像形成装置において、 上記現像後の記録材表面をリンス液でリンスするリンス
    手段を設け、 該リンス手段を、上記記録材に対向する面に上記現像液
    溝に加えてリンス液溝が形成された上記現像ヘッドと、
    リンス液を収容したリンス液収容器と、該リンス液収容
    器と該現像ヘッドとの間に形成されたリンス液循環流路
    と、該リンス液循環流路をリンス液が循環するように該
    リンス液循環流路内に負圧を発生させる負圧発生手段と
    により構成し、 該現像ヘッドの現像液溝とリンス液溝との間に、大気溝
    を形成したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】複数の現像ヘッドを備えた請求項2の画像
    形成装置において、 上記リンス専用ヘッドを、現像方向の一番後方の現像ヘ
    ッドに対して更に後方から隣接する位置に設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】複数の現像ヘッドを備えた請求項2の画
    像形成装置において、 各現像ヘッドに対して現像方向の後方から隣接する位置
    に、上記リンス専用ヘッドをそれぞれ設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、6又は8の画像形成装置
    において、 上記リンス液を浄化するリンス液浄化手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2、6又は8の画像形成装置
    において、 上記リンス液の濃度を検出するリンス液濃度検出手段を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
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