JP3448677B2 - 開き止めバンドを備える園芸鋏 - Google Patents

開き止めバンドを備える園芸鋏

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、樹木や果実その他植込
に用いられる園芸鋏の改良に関するもので、更に詳しく
は、一方の握り柄端部に取付けられたループ状の開き止
めバンドを、他方の握り柄端部に係脱自在に係止し、前
記両握り柄間にこれら握り柄を開き勝手に付勢すべく介
装されたばねに抗して、鋏の閉成状態を維持しうるよう
になした開き止めバンドを備える園芸鋏に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般に、前記園芸鋏は、その握り柄を掌
に握る際、不慮に鋏が掌より離れて高い位置より落とし
てしまい、その鋏をいちいち拾わなければならないよう
な面倒な事熊を防ぐために、例えば薬指(小指あるいは
中指でもよい)を開き止めバンドに通挿している。 【0003】また、園芸鋏を握っている掌を他の用に供
したいときにも、前記バンドに通挿させた状態で、掌よ
り握り柄を離し、次いでバンドにより鋏全体を回すよう
にして手の甲に一回転させて位置させることによって、
鋏を指に保持したまま自由に掌の利用を図ることもでき
る等開き止めバンドの効用は既に周知されている。 【0004】ところで、従来、この種園芸鋏の開き止め
バンドとしては、例えば、一方の握り柄端部に皮バンド
をリベットやハトメホック等のカシメによって取付けた
ものやあるいは、ゴム紐を一方の握り柄端部に開設した
二つの小孔にループ状に挿通して結付けたもの等が提供
されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合は、皮バンド以外にもリベットやハトメホック等の
ごとき余分な止着部品を必要とするために部品点数が多
くなると共に、それらの取付けにも手間がかかりコスト
アップしてしまう。一方、後者の場合には、ゴム紐の結
付けに手間がかかりコストアップしてしまうほか、外観
上の体裁が好ましくない等の問題が生ずる。 【0006】本発明はかかる課題を解消すべく、外観上
の体裁が好ましい開き止めバンドを安価に提供すること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る開き止めバンドを備える園芸鋏は、
一方の握り柄1端部に取付けられ、かつ手指を挿通しう
るループ状を呈する可撓性資材でもってなした開き止め
バンド3を、他方の握り柄2端部に係脱自在に係止し、
前記両握り柄1,2間にこれら握り柄1,2を開き勝手
に付勢すべく介装されたばね4に抗して、鋏5の閉成状
態を維持しうるようになした開き止めバンド3を備える
園芸鋏において、前記一方の握り柄1端部にバンド挿通
孔6を設けると共に、該バンド挿通孔6に挿通される開
き止めバンド3には、バンド挿通孔6からの抜け止め防
止用の膨出部7が一体的に形成されており、前記開き止
めバンド3をバンド挿通孔6の膨出部7が係止され、他
方の握り柄2端部に向って延設しうるように構成されて
いることを特徴とするものである。 【0008】なお、ここでいう可撓性資材としては、例
えば、塩化ビニール樹脂等の軟質の合成樹脂のほか、軟
質の合成ゴム等これと同等の可撓性機能を有する資材を
総称するものとする。 【0009】 【作用】しかして、本発明の開き止めバンドを備える園
芸鋏によるときは、鋏5の閉成状態を維持するに際し、
まず一方の握り柄1端部をばね4に抗して閉成し、バン
ド挿通孔6に係止された膨出部7から他方の握り柄2端
部に向って延設される開き止めバンド3を、該握り柄2
端部に引っ掛けて係止するのである。 【0010】また、鋏5による切断に際しては、開き止
めバンド3に鋏5を握る手指の例えば小指若しくは薬指
を差し込み、次いで該開き止めバンド3を握り柄2端部
から外して係止状態を解除する。そして、前記鋏構成部
材10,11を通常の鋏と同じく、ばね4に抗して支軸
12を支点として回動させることにより、切断機能をな
しうるのである。 【0011】さて、本発明の園芸鋏において注目すべき
は、前述のごとく、膨出部7をもった開き止めバンド3
が、その膨出部7の部位にて容易にバンド挿通孔6に係
止されるので、何らリベットやハトメホックのごとき特
別な部品を必要とせず、しかも開き止めバンド3の握り
柄端部への取付け、あるいは取外しに際しても、開き止
めバンド3のバンド挿通孔6への挿通、引抜きだけの簡
単な操作で済み、しかも、開き止めバンド3自体が可撓
性資材であるためその操作も極めて迅速になしうるので
ある。 【0012】 【発明の効果】本発明に係る開き止めバンドを備える園
芸鋏は、以上の構成及び作用を有するから、次のごとき
効果を有する。即ち、リベットやハトメホック等のごと
き余分な止着部品を必要しないために部品点数が少なく
なると共に、それらの取付けに要する手間も省け、一体
成形によって安価に製作できるから、顕著なコストダウ
ンを図れ、しかも外観上の体裁を良好に保ちうる優れた
効果を奏する。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図3は、本発明に係る開き止めバ
ンドを備える園芸鋏の一実施例を示すもので、図1は開
きバンドを分解した状熊における鋏の全体斜視図、図2
は鋏の閉成状態における一部断面した正面図、図3は図
2の一点鎖線III−IIIに沿う端面図である。 【0014】これらの図面において、園芸鋏5は、それ
ぞれ先端部に刃体8,9をもち、かつ該刃体8,9から
後方に向って握り柄1,2を連設して、一対の鋏構成部
材10,11を形成している。そして、これら鋏構成部
材10,11は、交差状として支軸12にて開閉しうる
よう回動自在に軸着されている。 【0015】前記握り柄1,2の各内側の突座13,1
4間には、ばね4が介装されており、常時は、このばね
4によって両鋏構成部材10,11が開き勝手になるよ
うに付勢されている。そして、前記鋏構成部材10,1
1の握り柄1,2と刃体8,9の屈曲した接合部分に
は、ストッパー15,15が形成されており、各ストッ
パー15,15が互いに当接したとき、両刃体8,9が
閉成しうるようになっている。 【0016】また、前記一方の握り柄1端部には、開き
止めバンド3が取付けられており、握り柄1,2の開閉
により、刃体8,9が開閉し切断作業をなしうるもの
で、これらは、園芸鋏においていずれも公知のものであ
る。 【0017】前記開き止めバンド3は、軟質の合成樹脂
やゴム等の可撓性資材でもってなした手指を挿通しうる
ループ状を呈しており、そのループ状の所定には、抜け
止め防止用の膨出部7が一体的に形成される。 【0018】前記握り柄1,2端部の内側断面は、図3
にて明示されるように、凹面16になっており,一方の
握り柄1の凹面16にはバンド挿通孔6が開設されるの
である。そして、このバンド挿通孔6に前記開き止めバ
ンド3を、膨出部7が握り柄1内壁たる凹面16に図2
あるいは図3に示すごとく、引っ掛かるように接当して
抜け止め防止を図ると共に一旦開き止めバンド3がバン
ド挿通孔6を内側から外側に向って重合状態に引き出さ
しめるのである。このとき、前記膨出部7は、図2にて
示すように、正面から見たとき、丁度握り柄1内壁たる
凹面16にて、隠れるようにすると外観体裁上一層好ま
しい。 【0019】次いで、前記バンド挿通孔6から外方へ引
き出された開き止めバンド3は、握り柄1の外壁に沿う
ように反転させ、その後他方の握り柄2端部に向って延
設させる。そして、前記握り柄1,2間にこれら握り柄
1,2を開き勝手に付勢すべく介装されたばね4に抗し
て、開き止めバンド3を他方の握り柄2端部に係脱自在
に係止することによって、園芸鋏5の閉成状態を維持し
うるようになっているのである。 【0020】なお、前記実施例においては、開き止めバ
ンド3の膨出部7を、握り柄1に対するバンド挿通孔6
の内壁に引っ掛かるように接当させて、抜け止め防止を
図るようにしたが、これを膨出部7がバンド挿通孔6の
外壁に引っ掛かるように接当させて、抜け止め防止を図
るようにしても差支えないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る開き止めバンドを備える園芸鋏の
一実施例で、一部分解した状態の全体斜視図である。 【図2】鋏の閉成状熊における一部断面した正面図であ
る。 【図3】図2の一点鎖線III−IIIに沿う端面図で
ある。 【符号の説明】 1,2;握り柄、3;開き止めバンド、4;ばね、5;
園芸鋏、6;バンド挿通孔、7;膨出部、8,9;刃
体、10,11;鋏構成部材、12;支軸、13,1
4;突座、15;ストッパー、16;凹面。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方の握り柄1端部に取付けられ、かつ
    手指を挿通しうるループ状を呈する可撓性資材でもって
    なした開き止めバンド3を、他方の握り柄2端部に係脱
    自在に係止し、前記両握り柄1,2間にこれら握り柄
    1,2を開き勝手に付勢すべく介装さらたばね4に抗し
    て、鋏5の閉成状態を維持しうるようになした開き止め
    バンド3を備える園芸鋏において、前記一方の握り柄1
    端部にバンド挿通孔6を設けると共に、該バンド挿通孔
    6に挿通される開き止めバンド3には、バンド挿通孔6
    からの抜け止め防止用の膨出部7が一体的に形成されて
    おり、前記開き止めバンド3をバンド挿通孔6膨出部
    7が係止され、他方の握り柄2端部に向って延設しうる
    ように構成されていることを特徴とする開き止めバンド
    を備える園芸鋏。
JP35950296A 1996-12-13 1996-12-13 開き止めバンドを備える園芸鋏 Expired - Lifetime JP3448677B2 (ja)

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