JP3448352B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3448352B2 JP15558094A JP15558094A JP3448352B2 JP 3448352 B2 JP3448352 B2 JP 3448352B2 JP 15558094 A JP15558094 A JP 15558094A JP 15558094 A JP15558094 A JP 15558094A JP 3448352 B2 JP3448352 B2 JP 3448352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、2価イオンの注入を行うイオン注入装置
における注入イオン純度の向上に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、イ
オン注入装置によって目的イオンを注入する場合は、分
離電磁石などのアナライザマグネットにより異なる電
荷、質量速度を持つイオンを分離し、高純度に選択を行
っている。
【0003】また、2価のイオンを注入する場合には、
異なった電荷、質量速度を持ちながら同じ軌道を通るイ
オンが存在するために、図6に示すように、アナライザ
マグネット30の後段に電圧印加リング31を設け、こ
の電圧印加リング31にイオンビーム32の進行と逆方
向の電圧を電源33により印加し、所望の2価イオンと
不要イオンとのエネルギの差によって所望の2価イオン
が電圧印加リング31を通過できるようにしている。
【0004】なお、イオン注入装置について詳しく記述
されている例としては、オーム社発行「半導体ハンドブ
ック」平成3年12月25日発行、柳井久義編、P27
5〜P277がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な不要イオンの除去技術では、次のような問題点がある
ことが本発明者により見い出された。
【0006】すなわち、2価イオンを用いた高エネルギ
のイオン注入時には、イオン源のイオンビームを引き出
す引き出し電極に印加する電圧を大きくするために、イ
オンの進行を逆方向電圧により押さえ込もうとする電圧
印加リングへの電圧印加も大きくせざるを得ない事およ
び収束されたイオンが発散しようとする効果によりイオ
ンビームのフォーカスが狂ってしまい、イオン注入の制
御が困難になってしまう。
【0007】本発明の目的は、イオンビームの幅および
イオンビームの加速電圧による制約を受けずに不要イオ
ンを確実に除去するイオン注入装置を提供することにあ
る。これにより、2価のイオン注入時におけるエネルギ
ーコンタミネーションに起因する半導体装置の不良をな
くし、製品の歩留まりを向上させることにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明に用いるイオン注入装置
は、不要イオンを除去するアナライザマグネットの出口
近傍に所定の強さの電界を発生させる電場発生手段と、
所定の強さの磁束密度の磁場を発生させる磁場発生手段
とを電場発生手段により発生させた電界の方向と磁場発
生手段により発生させた磁束とが直交する位置に設け、
電界の方向と磁束とを直交させて目的イオンだけを直進
通過させるものである。
【0011】また、本発明に用いるイオン注入装置は、
前記電場発生手段が、1対の対向形電極と、その対向形
電極に任意の直流電圧を印加する第1の直流可変電源と
よりなり、磁場発生手段が、電磁石と、電磁石に任意の
直流電圧を印加する第2の直流可変電源とよりなるもの
である。
【0012】さらに、本発明に用いるイオン注入装置
は、前記アナライザマグネットそれ自体が磁場発生手段
であり、磁場発生装置を、アナライザマグネットの出口
部におけるアナライザマグネットから発生した磁束と、
磁場発生手段から発生した電界の方向とが直交する位置
に設けたものである。
【0013】
【作用】上記した本発明に用いるイオン注入装置によれ
ば、アナライザマグネットの出口近傍の後段に、電界の
方向と磁束が直交するように電場発生手段、磁場発生手
段により電界および磁束を発生させ、目的イオンの速度
を持ったイオンが通過するときにだけ当該目的イオンを
直進させるように電界の方向および磁束密度を設定する
ことによって、目的イオンだけを通過させ、不要イオン
を確実に除去させることができる。
【0014】また、上記したイオン注入装置によれば、
電場発生手段である対向形電極および磁場発生手段であ
る電磁石に印加する電圧をそれぞれ第1の直流可変電源
および第2の直流可変電源により可変することによっ
て、注入させたい目的イオンを任意に変えることができ
る。
【0015】さらに、上記したイオン注入装置によれ
ば、アナライザマグネットそれ自体を磁場発生手段とす
ることによって、磁場発生手段を不要とすることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】参考例1 図1は、参考例1によるイオン注入装置の原理構成図、
図2は、参考例1によるイオン注入装置のアナライザマ
グネット周辺の要部拡大構成図である。
【0018】本参考例1において、イオン注入装置1
は、目的イオンを含んだプラズマを発生させる低電圧熱
陰極放電形やPIG形のイオン源2が設けられている。
【0019】このイオン源2により、この目的イオンを
含んだプラズマが発生される。ここで、目的イオンが、
たとえば、2価イオンP++であると、放電ガスとしてフ
ォスフィン(PH3)などが使用される。
【0020】また、そのイオン源2の後段には、引き出
し電極3が設けられ、この引き出し電極3によりイオン
源2のイオンビーム4が引き出される。
【0021】さらに、引き出し電極3の後段には、目的
イオンと不要イオンとを分離する、たとえば、永久磁石
からなるアナライザマグネット5が設けられている。
【0022】このアナライザマグネット5は、円弧状に
形成され、永久磁石などにより所定の磁場が形成されて
いる。さらに、磁場によって決定された目的イオンの軌
道半径とアナライザマグネット5の半径は同じとなって
いる。
【0023】また、アナライザマグネット5の出口近傍
である後段には、磁束と電界の方向とが直交するよう
に、電場発生手段6および磁場発生手段7が四面体の形
状となって設けられている。
【0024】この四面体の形状における上面および下面
には、図2に示すように、電場発生手段6となる、たと
えば、アルミニウムからなる1対の対向形電極6a,6
bが設けられ、両側面には、磁場発生手段7となる、た
とえば、電磁石からなる分離板7a,7bが設けられて
いる。
【0025】また、対向形電極6a,6b間には、直流
可変電源(第1の直流可変電源)8によって直流電圧が
印加され、それによって、電界を発生させている。さら
に、分離板7a,7bにも直流可変電源(第2の直流可
変電源)8aに直流電圧が印加され、それにより磁束を
発生させている。
【0026】また、対向形電極6a,6bおよび分離板
7a,7bの後段には、イオンビーム4に大きいエネル
ギを与えるための加速管9が設けられている。
【0027】そして、加速管9の後段には、たとえば、
単極レンズや四極レンズからなる収束系10が設けら
れ、その後段には、イオンビーム4を所定の角度だけ偏
向させる偏向電極11が設けられている。
【0028】そして、半導体ウエハ12の注入面にイオ
ンビーム4が収束点を持つように収束され、偏向電極1
1により偏向され、半導体ウエハ12のイオン注入面に
均一に打ち込まれる。
【0029】次に、本参考例1の作用について説明す
る。
【0030】イオン源2により目的イオンを含んだプラ
ズマが発生されると、所定の電圧で引き出し電極3によ
りイオンビーム4が引き出される。
【0031】このイオンビーム4は、目的イオンの他に
多くの不要イオンを含んでいるので、不要イオンを分離
するためにアナライザマグネット5によって磁場を成形
し、異なる電荷、質量、速度を持つことによって目的イ
オンとの軌道が異なる不要イオンを選択的に除去する。
【0032】ここで、2価のイオンを打ち込む場合に
は、違う電荷、質量などを持ちながら同じ軌道を通過す
るイオンが存在するために不要イオンが完全に除去され
ないことになる。
【0033】たとえば、P++イオンを打ち込む場合につ
いて説明する。
【0034】アナライザマグネット5中のイオンの軌道
半径rは、一般に次式で表される。
【0035】 r=√(2mE/q2 2 ) (式1) ただし、m:アナライザマグネット5に入る直前のイオ
ンの質量、E:エネルギ、q:電荷、B:磁束密度とす
る。
【0036】イオン源2で発生したイオンの内、P2 +
イオンには、引き出し電極3に引き出されたあとに、 P2 + →P+ +P (式2) に分解するものが存在する。
【0037】ここで、P2 + イオン状態でのエネルギを
Eとすると、分解後のP+ のエネルギは、E/2とな
り、これを(式1)に代入すると、 r=√(mE/q2 2 ) (式3) となる。
【0038】一方、P++イオンでは、2価のイオンであ
るので、エネルギが2Eとなり、これを(式1)に代入
すると、 r=√(2m2E/4q2 2 ) =√(mE/q2 2 ) (式4) となる。
【0039】よって、P2 + →P+ の分解イオンと同じ
軌道を描くこととなり、P++のみでなく分解イオンもア
ナライザマグネット5を通過してしまうことになる。
【0040】そして、アナライザマグネット5を通過し
た不要イオンは、アナライザマグネット5の後段に設け
られている対向形電極6a,6bおよび分離板7a,7
bにより除去される。
【0041】これら不要イオンの除去を前記と同様に2
価イオンを例にして説明する。
【0042】対向形電極6a,6b間に印加している直
流電圧により発生した電界をE、分離板7a,7bによ
って発生した磁束密度をB、電荷をq,目的イオンの速
度をvとすると、この領域を直進するイオンに対して
は、 qE−qv*B=0 ∴E=vB (式5) という関係式が成立する。
【0043】また、ここで不要イオンの速度は、1価の
イオンであり、引き出される段階ではP2 + と質量が2
倍であったため、2価のイオンの1/4であるv/4と
なり、(式5)を満たす電界Eおよび磁束密度Bを決め
れば速度vの目的イオンだけを直進させることができる
ことになる。
【0044】よって、直流可変電源8または直流可変電
源8aのどちらか一方の印加電圧或いは両方の印加電圧
を可変させることによって不要イオンを除去する。
【0045】さらに、直流可変電源8、直流可変電源8
aにより、電界Eおよび磁束密度Bを自在に変化できる
ので、異なった目的イオンを選択することもできる。
【0046】そして、不要イオンが除去され、目的イオ
ンだけとなったイオンビーム4は、加速管9によって大
きいエネルギを与えられ、収束系10により収束点を持
つように収束され、偏向電極11によりイオンビーム4
を所定の角度だけ偏向させられ半導体ウエハ12に均一
に打ち込まれる。
【0047】よって、本参考例1によれば、対向形電極
6a,6bおよび分離板7a,7bに印加する電圧を直
流可変電源8,8aにより可変することで、目的イオン
だけを通過するように電界の方向、磁束密度を調節する
ことによって不要イオンを確実に除去することができ
る。
【0048】また、対向形電極6a,6bおよび分離板
7a,7bを通過したイオンは、外力を受けることがな
いのでイオンビームのフォーカスが乱れるのを防止する
ことができる。
【0049】さらに、本参考例1では、磁束を発生させ
る磁場発生手段7が電磁石からなる分離板7a,7bで
あったが、図3に示すように、たとえば、磁場発生手段
7を永久磁石からなる分離板7c,7dにより構成する
ことにより磁束密度を一定にし、直流可変電源8の電圧
を可変することによって目的イオンだけを通過するよう
に電界の方向を調節し、不要イオンを除去するようにし
てもよい。
【0050】(実施例) 図4は、本発明の一実施例によるイオン注入装置のアナ
ライザマグネット周辺の要部拡大構成図である。
【0051】本実施例においては、アナライザマグネッ
ト5における後端部の上側および下側に電場発生手段6
となる、たとえば、アルミニウムなどの対向形電極6
c,6dをアナライザマグネット5から発生した磁束
と、対向形電極6c,6dから発生した電界の方向とが
直交する位置に設ける。
【0052】そして、対向形電極6c,6d間には、任
意の直流電圧を印加する直流可変電源8bが接続されて
いる。
【0053】この時、アナライザマグネット5により発
生する磁束は一定であるので、直流可変電源8により、
前記実施例1における(式5)の関係が成立するように
対向形電極6c,6d間に直流可変電圧8bによって所
定の直流電圧を印加し、目的イオンだけを直進させるこ
とによりアナライザマグネット5の前方部で除去できな
い不要イオンをアナライザマグネット5の後方部で確実
に除去する。
【0054】よって、イオンビーム4中の目的イオン
と、不要イオンとを分離するためにアナライザマグネッ
ト5によって磁場を成形し、異なる電荷、質量、速度を
持つことにより目的イオンとの軌道が異なる不要イオン
を除去する。
【0055】そして、アナライザマグネット5の前部で
除去されなかった不要イオンは、アナライザマグネット
5の後部に設けられた対向形電極6c,6dに到達する
が、この時、この部分では、アナライザマグネット5と
対向形電極6c,6dによって磁束と電界の方向とが直
交するようになっているので、前記実施例1における
(式5)から、目的イオンは直進し、不要イオンは直進
せずに除去されることになる。
【0056】それによって、本実施例によれば、対向形
電極6c,6dに印加する電圧を直流可変電8bによ
り調節することによって目的イオンだけを通過するよう
に電界の方向、磁束密度を調節でき、不要イオンを確実
に除去することができる。
【0057】また、磁場発生手段7(参考例1に示す)
をアナライザマグネット5によって代用するので、磁場
発生手段7が不要となり、コストを抑えることができ
る。
【0058】参考例2 図5は、参考例2によるイオン注入装置のアナライザマ
グネット周辺の要部拡大構成図である。
【0059】本参考例2において、アナライザマグネッ
ト5aは、円弧状ではなく直線状に形成されている。
【0060】そして、このアナライザマグネット5aに
より形成される磁場において、すべての磁束が、電場発
生手段6であるアルミニウムなどの1対の対向形電極6
e,6fから発生される電界の方向と直交するように設
けられている。
【0061】また、対向形電極6e6f間には、電圧
を任意に可変することのできる直流可変電8cが接続
されており、この直流可変電8cにより対向形電極6
6f間の印加電圧を調節し、前記参考例1の(式
5)が成立するようにする。
【0062】それによって、目的イオンはアナライザマ
グネット5aを直進することができ、不要イオンは円弧
状に進むので、アナライザマグネット5aを通過するこ
とができなくなる。
【0063】よって、本参考例2においても、対向形電
極6e,6f間に印加する電圧を直流可変電8cによ
り調節することによって目的イオンだけを通過するよう
に電界の方向、磁束密度を調節でき、不要イオンを確実
に除去することができる。
【0064】また、磁場発生手段7(実施例1に示す)
をアナライザマグネット5aによって代用するので、磁
場発生手段7が不要となり、コストを抑えることができ
る。
【0065】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0067】(1)本発明によれば、電場発生手段およ
び磁場発生手段により目的イオンだけを通過するように
電界の方向、磁束密度を調節することによって不要イオ
ンを確実に除去することができる。
【0068】(2)また、本発明では、上記(1)によ
り、2価のイオン注入時におけるエネルギーコンタミネ
ーションに起因する半導体装置の不良がなくなり、製品
の歩留まりを向上させることができる。
【0069】(3)さらに、本発明においては、磁場発
生装置をアナライザマグネットにより代用し、磁場発生
装置それ自体を不要とすることによって、イオン注入装
置のコストを低減できる。
【0070】(4)また、本発明によれば、電場発生手
段および磁場発生手段を通過したイオンは、外力を受け
ることがないのでイオンビームのフォーカスが乱れるの
を防止でき、大電流タイプのイオン注入装置でも適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1によるイオン注入装置の原理構成図で
ある。
【図2】参考例1によるイオン注入装置のアナライザマ
グネット周辺の要部拡大構成図である。
【図3】その他の参考例によるイオン注入装置のアナラ
イザマグネット周辺の要部拡大構成図である。
【図4】本発明の一実施例によるイオン注入装置のアナ
ライザマグネット周辺の要部拡大構成図である。
【図5】参考例2によるイオン注入装置のアナライザマ
グネット周辺の要部拡大構成図である。
【図6】本発明者により検討されたイオン注入装置のア
ナライザマグネット周辺の要部拡大構成図である。
【符号の説明】
1 イオン注入装置 2 イオン源 3 引き出し電極 4 イオンビーム 5 アナライザマグネット 5a アナライザマグネット 6 電場発生手段 6a〜6f 対向形電極 7 磁場発生手段 7a〜7d 分離板 8 直流可変電源(第1の直流可変電源) 8a 直流可変電源(第2の直流可変電源) 8b 直流可変電源 8c 直流可変電源 9 加速管 10 収束系 11 偏向電極 12 半導体ウエハ 30 アナライザマグネット 31 電圧印加リング 32 イオンビーム 33 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/317

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源と、円弧状のアナライザマグネ
    ットと、前記アナライザマグネット後端部の上下に配置
    され、前記アナライザマグネットにより発生した磁束と
    直交する電界を発生させる電場発生電極とを有するイオ
    ン注入装置を用い、前記イオン源から引き出されたイオ
    ンビームを、前記アナライザマグネットにより発生した
    磁束と前記電場発生電極により発生した電界とが存在す
    る電磁場内を通過させ、前記イオンビーム中の不要イオ
    ンおよび目的イオンを分離し、前記目的イオンを半導体
    ウエハに注入することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記目的イオンは2価イオンであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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