JP3447422B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3447422B2
JP3447422B2 JP10133795A JP10133795A JP3447422B2 JP 3447422 B2 JP3447422 B2 JP 3447422B2 JP 10133795 A JP10133795 A JP 10133795A JP 10133795 A JP10133795 A JP 10133795A JP 3447422 B2 JP3447422 B2 JP 3447422B2
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endoscope
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成昭 斎藤
幸治 高村
高嗣 山谷
誠二 岩▲崎▼
純 広谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子内視鏡からの不要
輻射ノイズの放射を低減する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入す
ることによって体腔内の患部等を観察したり、必要に応
じて処置具を内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通して治療
処置のできる内視鏡が広く用いられている。前記内視鏡
としては、例えば、挿入部の先端部にCCD等の固体撮
像素子を内蔵し、この固体撮像素子で光電変換した信号
を信号ケーブルで伝送し、信号処理手段であるビデオプ
ロセッサで変換した映像信号をモニタ装置にカラー表示
するようにした電子内視鏡装置が使用されている。
【0003】前記固体撮像素子からビデオプロセッサに
信号ケーブルを介して伝送される電気信号は、高周波信
号になっている。このため、電気信号を伝送する信号ケ
ーブルからはノイズが輻射され易い状態になっている。
また、内視鏡は、導電性を有する金属部材を多様に組み
込んで形成されており、これら複数の金属部材に信号ケ
ーブルやライドガイド等を内蔵させて内視鏡が構成され
ている。
【0004】しかし、内視鏡を構成する際、これら内蔵
物の金属部材に対する配置位置等についての考慮がなさ
れておらず、組み立て時の作業性を考慮した上での規則
性が優先されていた。このため、内視鏡組み立て後に、
信号ケーブルなどが外装を形成する金属部材から離れ
て、ノイズの輻射が増加する傾向にあった。
【0005】そこで、特開平4−183432号公報に
はフェライトコア等の不要輻射ノイズ低減部材をノイズ
発生源に設けて不要輻射ノイズの放射を防ぐようにした
電子内視鏡装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−183432号公報に示された電子内視鏡装置
を構成するためには不要輻射ノイズ低減部材をノイズが
発生するライン毎にそれぞれ設ける必要があるので大幅
なコストアップを招くばかりでなく、不要輻射ノイズ低
減部材を取り付けるための空間も必要になり、デッドス
ペースが増えて装置が大型化するという不具合が生じ
る。このため、不要輻射ノイズ低減部材の使用数を制限
しなければならなくなる。
【0007】一方、電子内視鏡を備える内視鏡装置で
は、一般とレベルの異なる各種信号が扱われるので電子
内視鏡から放射する不要な輻射ノイズをできるだけ抑制
すること、すなわち、電気機器装置に対するEMI(電
磁妨害を与える問題)対策を十分に施すことが望まれて
いる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、固体撮像素子を有する電子内視鏡からの不要輻射
ノイズの放射を低減する内視鏡装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
挿入部と操作部を有し、前記挿入部に固体撮像素子が内
蔵される電子内視鏡と、該電子内視鏡から延出するユニ
バーサルコードと、このユニバーサルコードに設けられ
る電気コネクタ部とを有し、前記挿入部、操作部、ユニ
バーサルコード、及び電気コネクタ部のうちの少なくと
も2つに金属部材を有する電子内視鏡を備えた内視鏡装
置において、前記金属部材を互いに等電位になるように
接続すると共に、前記固体撮像素子からの電気信号を伝
送する信号ケーブルに設ける電磁妨害手段を、前記金属
部材に近接または密着させることによって、前記信号ケ
ーブルに設けられる電磁妨害手段の電位と金属部材の電
位とを等しくしたことを特徴とする。また、本発明によ
る内視鏡装置は、挿入部と操作部を有し、前記挿入部に
固体撮像素子が内蔵される電子内視鏡と、該電子内視鏡
から延出するユニバーサルコードと、このユニバーサル
コードに設けられる電気コネクタ部とを有する電子内視
鏡において、前記挿入部、操作部、ユニバーサルコー
ド、及び電気コネクタ部の少なくとも2つに導電性の金
属部材、又は導電性を有する金属皮膜処理を施した部材
で構成された外装部材を設け、前記外装部材を互いに等
電位になるように接続すると共に、前記固体撮像素子か
らの電気信号を伝送する信号ケーブルに設ける電磁妨害
手段を、前記外装部材に近接または密着させることによ
って、前記信号ケーブルに設けられる電磁妨害手段の電
位と前記外装部材の電位とを等しくしたことを特徴と
し、また、前記操作部には操作部支持板が設けられ、こ
の操作部支持板が前記金属部材又は外装部材に電気的に
接続されることによって、前記電磁妨害手段と等電位に
したことを特徴とし、更に、前記信号ケーブルには、こ
の信号ケーブルを被覆するシールドが設けられると共
に、該シールドを回路上のグランドに接続したことを特
徴とする。
【0010】
【作 用】上記構成においては、信号ケーブルに設けら
れている電磁妨害手段が、挿入部、操作部、ユニバーサ
ルコード、及び電気コネクタ部のうちの少なくとも2つ
の金属部材に近接または密着して内視鏡内部からの不要
輻射ノイズの放射が低減される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡装置の概略構成を示す説明図、図2は信号ケー
ブルへの電磁妨害手段の電気結線図、図3は図1のA―
A断面図、図4は図1のB―B断面図、図5は図1のC
―C断面図である。
【0012】図1に示すように内視鏡装置1は、固体撮
像素子2を内蔵した電子内視鏡3と、この電子内視鏡3
に照明光を供給する光源装置4と、前記電子内視鏡内の
固体撮像素子2の駆動及びこの固体撮像素子2から出力
される信号の処理を行うビデオプロセッサ5などで構成
されている。なお、符号16は後述する鉗子口金であ
る。
【0013】前記電子内視鏡3は、細長で例えば可撓性
を有する挿入部6を備え、この挿入部6の後端に太径の
操作部7を連設している。前記操作部7の側方からは、
可撓性を有するユニバーサルケーブル8が延出してお
り、このユニバーサルケーブル8の先端部分には前記光
源装置4に着脱自在な接続部となるスコープコネクタ部
9が設けられている。このスコープコネクタ部9の側部
には前記ビデオプロセッサ5に接続される接続ケーブル
10の接続部となる電気コネクタ部11が設けられてい
る。また、前記操作部7にはモニタ画面に表示される内
視鏡像のフリーズ等、前記ビデオプロセッサ5に対する
コントロールを行うスイッチ部12が設けられている。
【0014】この電子内視鏡3の挿入部6の先端部に内
蔵されている固体撮像子2から延出する信号ケーブル1
3は、挿入部6,操作部7及びユニバーサルコード8の
内部を挿通してスコープコネクター部5の電気コネクタ
部11に接続している。前記信号ケーブル13にはシー
ルド性強化のため電磁妨害手段として第1のシールド2
1が全長に渡って被せてある。
【0015】前記電子内視鏡の挿入部6、操作部7,ス
イッチ部12,ユニバーサルコード8及び電気コネクタ
部11のそれぞれの外装は、導電性を有する金属部材、
もしくは、導電性を有する金属被膜処理を施した部材で
構成されている。
【0016】そして、前記挿入部6と操作部7との接続
部,操作部7とスイッチ部12との接続部,スイッチ部
12とユニバーサルコード8との接続部及びユニバーサ
ルコード8と電気コネクタ部11との接続部は、それぞ
れ導電面同志を接触させて電気的な導通を確保した構造
になっている。このため、前記電子内視鏡3の内蔵物
は、等電位に接続された金属部材によって包囲されてい
る。
【0017】図2に示すように前記固体撮像素子2で光
電変換された電気信号は、信号ケーブル内の芯線14,
14...を伝送されて、ビデオプロセッサ5の内部に
配設されている回路基板15に接続されている。
【0018】前記固体撮像素子2から出力される電気信
号を伝送する信号ケーブル13は、複数の芯線14,1
4...で形成されているので、各芯線14には種々の
駆動周波数を有する電気信号が伝送されていく。このた
め、信号線同志のノイズ干渉が考えられるので各芯線1
4に第2のシールド22を被せて、擬似的な同軸線24
を構成することでノイズの干渉を回避するようにしてい
る。すなわち、前記芯線14と第2のシールド22とに
より同軸線24が構成されることにより、前記信号ケー
ブル13は、複数の同軸線24,24...から形成さ
れることになる。
【0019】前記信号ケーブル13を構成する各同軸線
24は、前記第2のシールド22によってシールドされ
てはいるが、この同軸線24からノイズが漏れることも
考えられるので前記複数の同軸線24,24...に第
3のシールド23を被覆している。そして、前記第2の
シールド22及び第3のシールド23を回路上のGND
に接続している。
【0020】また、前記第2のシールド22及び第3の
シールド23で抑えきれない信号線同志の電位差が原因
となる静電結合によるノイズや信号の電流が原因となる
電磁誘導によるノイズ等の不要輻射ノイズをシールドす
るため、前記信号ケーブル13の最外層に第1のシール
ド21を被せる一方、この第1のシールド21を電子内
視鏡2を構成する金属部材25に接続している。
【0021】なお、この第1のシールド21は、高周波
処置時などでの患者への電気安全性を考慮して前記芯線
14,第2のシールド22及び第3のシール19に対し
て絶縁されている。また、前記第1のシールド21は例
えば、密度50%以上のシールド用金属ブレードであ
り、内視鏡内部の充填量が許す限り信号ケーブル13に
何重に被せても構わない。
【0022】図3に示すように電子内視鏡2の挿入部6
の内部にはライトガイド26,信号ケーブル13,吸引
管路27,送気・送水管路28などが配設されている。
これら内蔵物を挿通するための内部空間29を挿入部6
に形成するため、この挿入部6を構成する最内層部には
挿入部6の骨組みを兼ねると共に、挿入部6の外装金属
となる挿入部用金属部材31を配設している。そして、
電位差によって発生するノイズを低減するため、前記信
号ケーブル13を被覆する第1のシールド21を前記挿
入部用金属部材31に対して密接する位置または近接す
る位置に配置している。なお、符号41は内視鏡の湾曲
部を上下左右方向に湾曲させるための操作ワイヤであ
る。
【0023】また、図4に示すようにユニバーサルコー
ド8の内部にも前記挿入部6と略同様にライトガイド2
6,信号ケーブル13,吸引管路27,送気・送水管路
28などが配設されている。これら内蔵物を挿通するた
めの内部空間30をユニバーサルコード8に形成するた
め、このユニバーサルコード8を構成する最内層部には
ユニバーサルコード8の骨組みを兼ねると共に、ユニバ
ーサルコード8の外装金属となるユニバーサルコード用
金属部材32を配設している。そして、電位差によって
発生するノイズを低減するため、前記信号ケーブル13
を被覆する第1のシールド21を前記ユニバーサルコー
ド用金属部材32に対して密接する位置または近接する
位置に配置している。
【0024】さらに、図5に示すように前記操作部7の
樹脂製の操作部ケーシング33とこの操作部7の外装金
属となる操作部支持板34とで形成される空間部35に
はライトガイド26,信号ケーブル13,吸引管路2
7,送気・送水管路28などが配設されている。
【0025】この操作部7には前記挿入部6の先端側に
設けた図示しない湾曲部を上下左右方向に湾曲操作する
ための湾曲制御部42が二点鎖線に示す複数のアングル
ノブによって形成されている。この湾曲制御部42には
支持体として操作部7の外装金属となるアングル用軸3
6が用いられており、このアングル用軸36が前記操作
部支持板34に固定されている。
【0026】また、前記操作部7の樹脂製の操作部ケー
シング33の内面には導電性被膜処理が施されており、
内面全面に渡って操作部7の外装金属となる導電性被膜
37が形成されている。この導電性被膜37は、前記操
作部支持板34の側部に設けた弾性を有する押圧部材3
8によって常に導電性被膜37と操作部支持板34とが
接触した状態になっているので、操作部7に設けられて
いるの外装金属部材である操作部支持板34,アングル
用軸36及び導電性被膜37が等電位になっている。
【0027】そして、この操作部7においても電位差に
よるノイズの発生を低減するため、前記信号ケーブル1
3を被っている第1のシールド21を操作部支持板3
4、導電性被膜37あるいはアングル用軸36に対して
密接する位置または近接する位置に配置している。
【0028】なお、前記挿入部6、操作部7及びユニバ
ーサルコード8以外の部分においても前記信号ケーブル
13を被覆している第1のシールド21は、金属部材、
もしくは導電性被膜などの外装金属となる金属部材に対
して密接する位置または近接する位置に配置されてい
る。
【0029】このように、信号ケーブルを全長にわたっ
て被っている第1のシールドを、電子内視鏡を構成する
挿入部、操作部及びユニバーサルコードの金属部材や導
電性被膜など金属部材同士が等電位に接続された外装金
属に対して密接する位置または近接する位置に配置され
ていることにより、内視鏡を用いて検査・処置を行う
際、前記第1のシールドの一部が必ず電子内視鏡を構成
する挿入部、操作部及びユニバーサルコードの外装金属
と電気的に等電位になることにより、電位差によって発
生するノイズを低減することができる。
【0030】また、信号ケーブルを被覆する第2のシー
ルド及び第3のシールドを回路上のGNDに接続してい
るので、このGNDにより第2のシールド及び第3のシ
ールドに乗ったノイズが逃がされるので、システムの信
号系に悪影響を及ぼすことがない。
【0031】図6及び図7を参照して前記実施例の変形
例を説明する。図6に示すように本実施例の電子内視鏡
3の挿入部6は、先端部61,湾曲部62、軟性部63
を連接している。前記先端部61は、前部ブロック64
と後部ブロック65とにより形成され、撮像部66及び
鉗子挿通口67を配置できるような加工が施されてい
る。そして、先端部61を形成する後部ブロック65に
は、湾曲部62を形成する湾曲部第1関節駒62aが嵌
挿されている。一方、前記湾曲部62を形成する湾曲部
最終関節駒62zは、軟性部63の湾曲部固定用口金6
8に嵌挿されている。なお、前記先端部61の後端部,
湾曲部62の全体及び軟性部63の先端側一部の外表面
は弾性を有する湾曲部被覆部材69によって覆われてい
る。
【0032】前記湾曲部第1関節駒62aには先端部6
1を所望の方向に向けるために連接されている湾曲部6
2を湾曲させるアングルワイヤ41が接続されている。
このアングルワイヤ41は、内視鏡先端面を上下左右に
湾曲させるため複数設置することが可能である。このア
ングルワイヤ41が挿通する軟性部63には摩擦による
悪影響が軟性部63に及ばないように前記アングルワイ
ヤ41を挿通させるアングルコイルパイプ70が設けら
れている。このアングルコイルパイプ70及び前記アン
グルワイヤ41は導電性材質で形成されている。
【0033】図7に示すようにアングルコイルパイプ7
0の先端部は、前記湾曲部固定用口金68の内径側円周
面の任意の位置に半田等で確実に密着して固定されるよ
うになっており、ライドガイト9、送気・送水管路2
8、鉗子挿入口67などとの干渉を回避するように配設
されている。なお、アングルコイルパイプ70の他端部
は、操作部7の操作部支持板34などに導通するように
接続されている。
【0034】前記撮像部66からは電気信号を伝送する
ための信号ケーブル13が延出されており、この信号ケ
ーブル13を1つのアングルコイルパイプ70の中にア
ングルワイヤ41と共に挿通している。このため、信号
ケーブル13とアングルワイヤ41とを挿通するアング
ルコイルパイプ70aは他のアングルコイルパイプ70
より太径になっている。なお、この信号ケーブル13
は、撮像部66に設けられている固体撮像素子の特性に
よって1束ないし複数束の設定がなされる。本実施例に
おいては信号ケーブル13を1束として説明している。
その他の構成は前記実施例と同様であり、同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0035】このように、信号ケーブルを導電性を有す
る金属部材で形成されたアングルコイルパイプ内を挿通
させることにより、信号ケーブルより輻射するノイズが
アングルコイルパイプを介してGNDに逃がされるので
信号ケーブルから輻射するノイズを低減することができ
る。その他の作用及び効果は前記実施例と同様である。
【0036】なお、図8及び図9に示すように湾曲用の
アングルワイヤ41を挿通させるアングルコイルパイプ
70と信号ケーブル13を挿通させるアングルコイルパ
イプ70とを別々に構成し、それぞれのアングルコイル
パイプ70を前記図6及び図7に示したと同様に湾曲部
固定用口金68の内径側円周面の任意の位置に半田等で
確実に密着させて固定している。このことにより、信号
ケーブル13及びアングルワイヤ41の本数の増加に対
応することが可能である。
【0037】図10を参照して前記実施例の他の変形例
を説明する。図に示すように本実施例の操作部7に設け
られている操作部支持板34には挿入部6及びユニバー
サルコード8が電気的に接続されている。この操作部支
持板34は、導電性を有し、電子内視鏡を構成する各種
部材が固定されるため、他の部材よりも形状的に大き
く、強固な部材になっている。このため、この操作部支
持板34は、一種のコンデンサーになっている。また、
この操作部支持板34の形状が大きいことから電気容量
の大きいコンデンサーと等価することができる。
【0038】電子内視鏡内を挿通する信号ケーブル13
には電磁妨害手段として第1のシールド21が信号ケー
ブル13の全長、もしくは、ノイズを大量に輻射する部
分に被せるようになっている。例えば、ノイズを大量に
輻射する操作部内部に第1のシールド21を被せる場合
など、前記第1のシールド21を保持するため、末端部
に熱収縮チューブ71を被せる。この熱収縮チューブ7
1を被せる際、第1のシールド21の末端にジャンパー
線72の一端を半田付け等で接続する一方、ジャンパー
線72の他端をビス73によって操作部支持板34に接
続して、前記第1のシールド21と操作部支持板34と
を等電位に設定している。
【0039】また、この第1のシールド21の被さって
いる信号ケーブル13は、挿入部側、あるいはユニバー
サルコード側から引っ張られた際、引張力による信号ケ
ーブル13の断線を回避するため、操作部支持板34に
係止されている固定部材74の周囲にケーブルループ部
75を形成して組み付けている。その他の構成は前記実
施例と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省
略する。
【0040】このように、信号ケーブルを被覆している
第1のシールドが操作部内の操作部支持板に電気的に確
実に接続されて等電位に設定されているので、信号ケー
ブルから輻射するノイズの発生が抑えられて輻射ノイズ
が低減する。また、信号ケーブルを被覆している第1の
シールドが接続されている操作部支持板が電気容量の大
きな金属部材であるため、信号ケーブルに混入したノイ
ズが操作部支持板に貯積されて放出され難くなって輻射
量が低減する。その他の作用及び効果は前記実施例と同
様である。
【0041】ところで、従来より電子内視鏡を構成する
挿入部、操作部及びユニバーサルコードなどを形成する
金属部材を、互いに面接触させてビスなどで固定し、電
気的な導通を図って内視鏡全体を導通経路にすることに
より、信号ケーブルからの不要輻射ノイズをGNDへ逃
がしてノイズを抑えるようにする方法がある。しかし、
面接触部分の接触面積が不十分で非導通になったり、部
材同士を接続する固定用ビスの螺合部分の接触にばらつ
きが生じて非導通になることがあった。
【0042】また、部材同士の接続部に接着剤を用いた
ものではこの接着層が絶縁膜になって非導通状態を招く
ことがあった。さらに、金属部材同士が離れて設置され
た場合には非導通状態の部分ができ、この部分に浮遊容
量が発生して不要輻射ノイズを放射する可能性があっ
た。このため、不要輻射ノイズを減少させるため、電子
内視鏡の挿入部先端からスコープコネクター部までの金
属部材同士を確実に電気的に導通させて接続することが
望まれていた。
【0043】そこでまず、操作部7での部材同士の電気
的な導通を確実に取るための接続方法を説明する。図1
1に示すように本実施例では操作部支持板34とアング
ル用軸36とを接続する際、前記操作部支持板34に形
成してある軸孔34aにアングル用軸36の軸部36a
を挿入し、操作部支持板34に形成してあるビス穴76
とアングル用軸36に形成してある皿孔部77とを一致
させ、ビス78を螺合して操作部支持板34とアングル
用軸36とを密着固定している。このとき、前記アング
ル用軸36の下部に設けてあるフランジ部36bの上面
と操作部支持板34の下面とが接触面79になるので、
この接触面79の密着性を向上させるためフランジ部3
6bの上面と操作部支持板34の下面とを滑らかに仕上
げている。このことにより、操作部支持板とアングル用
軸と接触面が安定して導通をより確実にすることができ
る。
【0044】また、図12に示すようにビス78を螺合
させる際の前処理として、ビス78のネジ山部78a及
び皿部78bの全周に導電性接着剤80を塗布しておく
ことにより、前記操作部支持板34とアングル用軸36
とをビス78を螺合して密着させている。このことによ
り、ビスに塗布した導電性接着剤に配合されている導電
材がビスとビス穴及びビスと皿孔部との間に侵入して密
着性がさらに向上するので導通がより確実になる。
【0045】さらに、図13に示すように操作部7に設
けた送気・送水制御部を形成する送気・送水シリンダ8
1及び吸引制御部を形成する吸引シリンダ82を、それ
ぞれジャンパー線72を介して操作部支持板34に電気
的に接続している。このことにより、設置位置が離れた
金属部材同士がジャンパー線を介して確実に電気的に接
続される。
【0046】ここで、操作部7に配設されているスイッ
チ部12について説明する。図14に示すように、従来
の電子内視鏡3の操作部7に設けられているスイッチ作
動用弾性部材83には台座87の第1の開口部84の下
部に位置する図示しない制御部材を押圧するための部材
として第1の支持体85が埋め込まれている。このスイ
ッチ作動用弾性部材83と操作部ケーシング33とを一
体成型することは困難である。このため、前記スイッチ
作動用弾性部材83の内側部に形成してある空間部86
に金属製の台座87を挿入し、この台座87の下部に設
けてあるネジ部87aに固定用ナット88を螺合させ
て、スイッチ作動用弾性部材83を操作部ケーシング3
3に固定していたが、隙間89ができてしまうため、こ
の隙間89から内部からの輻射ノイズが漏れてしまった
り、ノイズが混入していた。
【0047】このため、図15に示すように図14に示
した第1の支持体85の代わりに第2の支持体90を配
設するようにしている。この第1の支持体85に代わる
第2の支持体90は、前記台座87に形成してある第1
の開口部84に対して摺動可能な摺動面91を有してい
る。その他の構成は図14と同様であり、同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0048】このように、スイッチ作動用弾性部材に埋
め込む第2の支持体を台座の第1の開口部に対して摺動
する構造にすることにより隙間が無くなり、輻射ノイズ
の漏れや外部からの混入ノイズを低減することができ
る。
【0049】なお、図16に示すように前記スイッチ作
動用弾性部材83を粉末状ノイズ吸収体92を含有した
樹脂材料を用いて型成形により製作している。この粉末
状ノイズ吸収体92としてはカーボンブラック、フェラ
イト、アクリロニトリル−硫化銅複合体繊維、カーボニ
ル鉄系材料等、電波吸収性を有するものである。このこ
とにより、操作部7の内側からの輻射ノイズ、スイッチ
部12の外部からの混入ノイズが粉末状ノイズ吸収体1
03によって吸収される。その他の構成及び作用・効果
は図15に示すものと同様である。
【0050】次に、挿入部6の先端部61での部材同士
の電気的な導通を確実に取るための接続方法を説明す
る。図17及び図18に示すように挿入部6の先端部6
1は、撮像部66及び鉗子挿通口67を設けた後部ブロ
ック65と、この後部ブロック65及び撮像部66の先
端を保護する前部ブロック64とにより形成されてい
る。そして、先端部61を形成する後部ブロック65の
後端部には、湾曲部62を形成する湾曲部第1関節駒6
2aが嵌挿されている。そして、前記先端部61の後端
部及び湾曲部第1関節駒62aの外表面は弾性を有する
湾曲部被覆部材69によって覆われている。なお、符号
95は湾曲部第1関節駒62aを後部ブロック65に接
続するためのビスである。
【0051】図19に示すように湾曲部第1関節駒62
aを後部ブロック65に接続する際、この後部ブロック
65の第1駒嵌合部96と湾曲部第1関節駒62aのブ
ロック嵌合部97にそれぞれ導電性接着剤80を適量塗
布してから互いを嵌合させる。このことにより、後部ブ
ロック65に湾曲部第1関節駒62aを嵌合させたと
き、万一、嵌合部の径寸法のばらつきによって隙間が生
じた場合、この隙間に導電性接着剤80が侵入して、こ
の導電性接着剤80に配合されている導電材を介して湾
曲部第1関節駒62aのブロック嵌合部97と後部ブロ
ック65の第1駒嵌合部96の間の隙間を埋めることで
電気的な導通を確保することができる。
【0052】ところで、上述のように部材の一部同士を
使用して電気的導通を図る場合、特に、表面処理によっ
て電気的に非導通な部材を組み合わせて導通を図ると
き、一方の部材に段差部を設け、この段差部の壁部の表
面処理部をマスキング等の方法で剥がすと共に、前記部
材の壁部に対向する部分の表面処理部を剥がし、双方を
突き当て、この突き当て面より離れた位置をビス固定す
る構造が用いられている。このとき、壁部の突き当てを
確保するため、壁部を基準に、一方の部材の皿穴の中心
線から壁部までの長さと、他方の部材のネジ部の中心線
から壁部までの長さとを等しくなるように設定してい
た。しかし、図20及び図21に示すように部材10
1,102の出来上がり具合によっては、各中心線の設
定位置がばらついてビス103による固定を施した際突
き当たらず、隙間xが発生し、突き当て面による電気的
導通が困難もしくは図22に示すように不安定になるも
のがあった。このため、確実な突き当てを行い、隙間x
の発生を抑え、且つ電気的な導通を安定して得られる構
造が望まれていた。
【0053】まず、図23に示すように本実施例では湾
曲部第1関節駒62aの先端面を突き当てる構成にする
ため後部ブロック65に段差部110を設けて壁部11
1を形成する。このことにより、前記湾曲部第1関節駒
62aの先端面が突き当る付き当て部111aが設けら
れる。
【0054】次に、図24に示すように後部ブロック6
5の壁部111を基準にして、湾曲部第1関節駒62a
のa寸法の位置を中心線112にして皿穴113を形成
し、後部ブロック65のb寸法の位置を中心線114に
してビス穴115を形成する。このとき、a寸法とb寸
法との間には、必ずa>bの関係が成立し、a−bがビ
ス95のおよそネジ山の高さになるように設定してい
る。このため、図25に示すように皿穴113の壁部1
11から中心線112までの距離aと、ビス穴115の
壁部111から中心線114までの距離bとの間には位
置ズレが生じている。
【0055】上述のように形成した後部ブロック65と
湾曲部第1関節駒62aとをビス95で螺合固定する
際、まず、後部ブロック65に湾曲部第1関節駒62a
を嵌合した後、皿穴の中心線112とビス穴の中心線1
14とを略一致させる。次に、このビス95を皿穴11
3に挿通し後部ブロック65に形成してあるビス穴11
5に螺合していく。すると、皿穴113の中心線112
までの距離aとビス穴115の中心線114までの距離
bとの間に位置ズレが生じていることから、湾曲部第1
関節駒62aが突き当て部111a方向に押圧されてい
く。そして、ビス95が完全に螺合されたとき、前記湾
曲部第1関節駒62aが突き当て部111aで確実に突
き当たって、隙間lの発生が抑えられてガタがなくなる
ので確実で安定した導通を得ることができる。また、ビ
ス95を締め込んでいくことによってビス95のビス山
の螺合による押圧力で図23に示すような接触部116
が生じて電気的な導通が得られる。
【0056】なお、図26に示すように後部ブロック6
5と湾曲部第1関節駒62aとをビス95で螺合固定す
る代わりにピン117で固定するようにしても同様の作
用及び効果を得ることができる。なお、このとき、皿穴
113とビス穴115の代わりにピン117を圧入する
ための透孔118及びピン穴119を形成する。
【0057】次いで、操作部7の鉗子口金16での電気
的な導通を確実に取るための接続方法を説明する。図2
7に示すように鉗子口金16には図示しない鉗子を挿通
するための鉗子挿通用孔121が形成されており、吸引
管路27に連通している。この鉗子口金16から挿通さ
れる鉗子は、鉗子挿通用孔121,吸引管路27を通り
挿入部6を経て先端部61から突出する。
【0058】前記吸引管路27と鉗子挿通用孔121と
は略Y字形状の吸引管路分岐部材122で連結され、こ
の吸引管路分岐部材122のもう一方の開口にはスコー
プコネクタ部9まで延出する吸引管路27が連結されて
いる。前記鉗子挿通用孔121と吸引管路分岐部材12
2とは鉗子口金部123とを介して連結されており、こ
の鉗子口金部123は吸引管路分岐部材122に接続し
ている。この吸引管路分岐部材122は、導電性部材で
形成されており、絶縁処理を施した金属部材124に設
置されている。この絶縁処理を施した金属部材124
は、操作部7の上部側に配設されている導電性部材12
5に操作部接続部材126を介して設置されている。そ
して、前記金属部材124と吸引管路分岐部材122及
び金属部材124と導電性部材125とはビス127に
より固定されている。
【0059】図28を参照して前記金属部材124と吸
引管路分岐部材122との固定部及び金属部材124と
導電性部材125との固定部での絶縁処理を施した金属
部材に対して導電性を確保するための方法を説明する。
【0060】前記金属部材124は、導電性を有する母
材128に絶縁被膜129の処理を施したものであり、
一部に固定用のビス皿穴部130が形成されている。こ
のビス皿穴部130の皿部131にも絶縁被膜129が
被覆されている。このため、まず、皿部131の絶縁被
膜129を剥がすため、ドリル132を用いて絶縁被膜
129の切削を行う。そして、図29に示すように前記
ドリル107による加工により、皿穴部130の皿部1
31の絶縁被膜129を剥がした絶縁処理剥離部133
を形成することにより、絶縁被膜129で被われた母材
128の一部が露出する。なお、ドリルを用いて絶縁被
膜を切削する代わりに、マスキングによって絶縁処理剥
離部を形成するようにしてもよい。
【0061】次に、図30に示すように絶縁処理剥離部
133を設けた金属部材124の皿穴部130と吸引管
路分岐部材122もしくは導電性部材125のビス穴の
位置とを合わせてビス127をトルクドライバー134
で締め付ける。このときの締付力量としては3kgf・cm
以上が適当であり、この締付力量で締め付けることによ
って確実に固定できると共に、確実に安定した電気的導
通を図れる。なお、この締付力量は、内視鏡内におい
て、固定と電気的導通を両立させる部分にも適用でき
る。
【0062】このように、絶縁被膜を剥離して適量で締
付固定することにより、確実な固定と、安定した電気的
導通性が得られる。
【0063】最後に、スコープコネクタ部9での部材同
士の電気的な導通を確実に取るための接続方法を説明す
る。図31に示すように樹脂材料で形成されているスコ
ープコネクタ部9のコネクタケース140には第1開口
部141,第2開口部142及び第3開口部143が設
けられている。前記第2開口部142には、ベース14
4が嵌挿され、前記第1開口部141、第3開口部14
3にはそれぞれ第1ブロック145、第2ブロック14
6が嵌挿されている。前記第1ブロック145及び第2
ブロック146はベース144に密接している。
【0064】前記第3開口部143に嵌挿している第2
ブロック146は、ベース144に密接した状態で蓋体
147を介して導通ビス148によってねじ込み固定さ
れている。このとき、コネクタケース140には導通ビ
ス148のねじ込みによる応力が働いていない。なお、
前記ベース144,導通ビス148及び蓋体147は導
電性材料で形成されている。また、反対側の第1開口部
141についても同様の固定方法及び材料を使用してい
る。
【0065】なお、前記第2開口部142には、電気コ
ネクタ部11が挿入されていて、ベース144に止めビ
ス149によって固定されている。また、前記第2ブロ
ック146には吸引管路27を外部タンクに接続する為
の吸引管路口金150が埋設されている。さらに、高周
波処置による患者への漏れ電流によって害を与えないた
め、ターミナル受け部151を形成し、ユニバーサルコ
ード8に内装されたグランド線152に接続されている
ターミナル153を止め金具154と端子155とで圧
接している。前記端子155,グランド線152,ター
ミナル153及び止め金具154は導電性を有する材料
である。又、前記第2ブロック146は非導電性で例え
ばモールド成形品である。これは、高周波電流を用いた
処置を行う場合、患者の安全を確保するため、操作部
7,挿入部6からの漏れ電流を外部へ逃がすためグラン
ド線152と端子155を介して逃がすことにしている
ためであり、このためには前記第2ブロック146が非
導電性でなければならない。したがって、この部分は、
絶縁状態となるので、導通ビス148を介して蓋体14
7とベース144とを導通させている。
【0066】このように、非導電性部材を介している場
合には、固定するための固定部材を導電性部材にするこ
とにより、固定したときに電気的導通を図ることができ
る。
【0067】[付記] 1.挿入部先端部に固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡
において、前記内視鏡に配設される複数の金属部材同士
を等電位に接続すると共に、前記固体撮像素子からの電
気信号を伝送する信号ケーブルに設ける電磁妨害手段を
前記金属部材に近接または密着させると共に、前記金属
部材とを等電位にした内視鏡装置。
【0068】2.少くとも挿入部内において、電磁妨害
手段と金属部材とを近接または密着させている付記1記
載の内視鏡装置。
【0069】3.少くとも操作部内において、電磁妨害
手段と金属部材とを近接または密着させている付記1記
載の内視鏡装置。
【0070】4.少くともユニバーサルコード内におい
て、電磁妨害手段と金属部材とを近接または密着させて
いる付記1記載の内視鏡装置。
【0071】5.段差部と係止穴を有する第1の部材
と、この第1の部材の係止穴に略一致する透孔及び前記
第1の部材の段差部に突き当たる突き当て面を有する第
2の部材との接続において、前記第1の部材の段差部か
ら係止穴までの距離を、前記第2の部材の突き当て面か
ら透孔までの距離より短く設定した接続手段。このこと
により、第1の部材の段差部と第2の部材の突き当て面
とが面接触する。
【0072】6.前記第1の部材の係止穴をビス穴と
し、第2の部材の透孔を皿穴とした付記5記載の接続手
段。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
体撮像素子を有する電子内視鏡からの不要輻射ノイズの
放射を低減する内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図
1は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】信号ケーブルへの電磁妨害手段の電気結線図
【図3】図1のA―A断面図
【図4】図1のB―B断面図
【図5】図1のC―C断面図
【図6】図6及び図7は前記実施例の変形例に係り、図
6は挿入部の先端側の構成を示す断面図
【図7】図6のD―D断面図
【図8】図8及び図9は前記変形例の応用例に係り、図
8は挿入部の先端側の構成を示す断面図
【図9】前記図6のD―D断面と同一での図8の断面図
【図10】図10は前記実施例の別の変形例に係る操作
部内を挿通する信号ケーブルを説明する断面図
【図11】図11ないし図13は操作部での電気的導通
を図るための接続方法に係り、図11は操作部支持板と
アングル用軸との接続部を説明する断面図
【図12】ビスの導電性接着剤塗布位置を示す説明図
【図13】送気・送水制御部と操作部支持板との接続を
示す説明図
【図14】図14ないし図16は操作部のスイッチ部の
接続方法に係り、図14は従来のスイッチ部の操作部へ
の接続方法を説明する断面図
【図15】スイッチ部の操作部への接続方法を説明する
断面図
【図16】材質を変更したスイッチ部の操作部への接続
を示す断面図
【図17】図17ないし図26は挿入部先端部での電気
的導通を図るための接続方法に係り、図17は先端部の
概略構成を説明する断面図
【図18】図17のE―E断面図
【図19】後部ブロックと湾曲部第1関節駒との接続部
を説明する図
【図20】接続部の接続不良状態を示す図
【図21】図20のF矢視図
【図22】接続不良状態の接続部の作用を示す図
【図23】後部ブロックと湾曲部第1関節駒とのビスを
用いての接続状態の良い状態を示す断面図
【図24】後部ブロックと湾曲部第1関節駒との寸法設
定を説明する図
【図25】後部ブロックと湾曲部第1関節駒とのビス固
定の作用を示す図
【図26】後部ブロックと湾曲部第1関節駒とをピンで
固定したときの図
【図27】図27ないし図30は鉗子口金の電気的導通
を図るための接続方法に係り、図27は鉗子口金近傍を
説明する断面図
【図28】金属部材の絶縁被膜を剥離するときの説明図
【図29】絶縁被膜を剥離した金属部材を示す断面図
【図30】接続状態を説明する図
【図31】図31はスコープコネクタ部の電気的導通を
図るための接続方法を示す図
【符号の説明】
2…固体撮像素子 3…電子内視鏡 21…第1のシールド(電磁妨害手段) 25…金属部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩▲崎▼ 誠二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 広谷 純 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−142039(JP,A) 特開 平5−154101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/04 372

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部と操作部を有し、前記挿入部に固
    体撮像素子が内蔵される電子内視鏡と、該電子内視鏡か
    ら延出するユニバーサルコードと、このユニバーサルコ
    ードに設けられる電気コネクタ部とを有し、前記挿入
    部、操作部、ユニバーサルコード、及び電気コネクタ部
    のうちの少なくとも2つに金属部材を有する電子内視鏡
    を備えた内視鏡装置において、 前記金属部材を互いに等電位になるように接続すると共
    に、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送する信号ケ
    ーブルに設ける電磁妨害手段を、前記金属部材に近接ま
    たは密着させることによって、前記信号ケーブルに設け
    られる電磁妨害手段の電位と金属部材の電位とを等しく
    したことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 挿入部と操作部を有し、前記挿入部に固
    体撮像素子が内蔵される電子内視鏡と、該電子内視鏡か
    ら延出するユニバーサルコードと、このユニバーサルコ
    ードに設けられる電気コネクタ部とを有する電子内視鏡
    において、 前記挿入部、操作部、ユニバーサルコード、及び電気コ
    ネクタ部の少なくとも2つに導電性の金属部材、又は導
    電性を有する金属皮膜処理を施した部材で構成された外
    装部材を設け、前記外装部材を互いに等電位になるよう
    に接続すると共に、前記固体撮像素子からの電気信号を
    伝送する信号ケーブルに設ける電磁妨害手段を、前記外
    装部材に近接または密着させることによって、前記信号
    ケーブルに設けられる電磁妨害手段の電位と前記外装部
    材の電位とを等しくしたことを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部には操作部支持板が設けら
    れ、この操作部支持板が前記金属部材又は外装部材に電
    気的に接続されることによって、前記電磁妨害手段と等
    電位にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の内視
    鏡装置
  4. 【請求項4】 前記信号ケーブルには、この信号ケーブ
    ルを被覆するシールドが設けられると共に、該シールド
    を回路上のグランドに接続したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の内視鏡装置
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