JP3446758B2 - メモ機能付きビデオテープレコーダ - Google Patents
メモ機能付きビデオテープレコーダInfo
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- JP3446758B2 JP3446758B2 JP26540991A JP26540991A JP3446758B2 JP 3446758 B2 JP3446758 B2 JP 3446758B2 JP 26540991 A JP26540991 A JP 26540991A JP 26540991 A JP26540991 A JP 26540991A JP 3446758 B2 JP3446758 B2 JP 3446758B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録画像に対する音声
メモ情報をユーザーの指定に応じて随時に再生して画像
内容に対する状況説明等のナレ−ションを交えて視聴す
ることができる新規なメモ機能付きビデオテープレコー
ダを提供しようとするものである。 【0002】 【従来の技術】携帯用小型ビデオの普及に伴って個人が
所有する記録済テープの数が増えてくると、これらの管
理のために編集機能が必要になってくる。 【0003】例えば、旅行先などで撮影した画像がいつ
どこで撮ったものなのか、あるいは写っている人が誰な
のか等はできるだけ忘れないうちにメモしておかないと
後で思い出せなくなってしまうことになる。 【0004】そこで、記録画像に対して、ナレーション
等をアフレコにより追加する機能を有する装置が知られ
ている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の装置
ではナレーション等の音声メモ情報を記録画像とともに
記録すると、それが再生時に出力されることになるが、
これらの情報が常に再生されるとかえって煩わしかった
り、ナレーションのために記録音声が聞きづらくなって
しまう等の問題がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を解決するために、磁気テープのトラックの同一
記録トラック上に映像信号や音声信号を含む主信号の記
録領域とは別に副情報の記録領域を設け、映像信号に対
する音声メモ情報の記録を指定したり再生画像に対して
音声メモ情報がある場合にメモ内容を参照するか否を指
定するための指定手段と、音声メモ情報の音声入力手段
と、指定手段及び音声入力手段からの信号に応じて音声
メモ情報の有無を示す識別情報とメモ内容を示す情報と
を副情報の記録領域に記録する副情報記録手段と、副情
報を再生するための副情報再生手段と、再生時には上記
識別情報を判別して上記音声メモ情報の有無を示す識別
指標を映像とともに表示するとともに指定手段からの指
令を受けて映像に対する音声メモ信号を出力する出力手
段とを備えたものである。 【0007】 【作用】本発明によれば、映像に対する音声メモ情報を
副情報として書き込んでおき、再生時にはこの音声メモ
情報の有無を示す識別情報を判別して識別指標により音
声メモ情報の存在を知らされるので、音声メモ情報を必
要に応じて参照することができるので、音声メモ情報を
聞きたいと思ったときに必要に応じて再生することがで
きるので、ナレ−ションが不必要に出力されてしまうと
いった不都合が解消される。 【0008】 【実施例】以下に、本発明メモ機能付きビデオテープレ
コーダをディジタルビデオテープレコーダに適用した実
施例に従って説明する。 【0009】本発明に係るディジタルビデオテープレコ
ーダ1にあっては撮影画像に関する音声メモ情報を記録
画像や記録音声と分けて記録しておき、再生時には音声
メモ情報の有無を示す識別情報を判別して撮影画像に対
応する音声メモ情報が記録されているかどうかを示す識
別指標を映像とともに表示し、必要に応じてメモ内容を
再生するようにしたものである。 【0010】図1はディジタルビデオテープレコーダ1
の概要を示し、図2はテープフォーマット構成を概略的
に示すものである。 【0011】図2に示すように、1本の記録トラック2
内には、ビデオ信号及びオーディオ信号が記録されるメ
インエリア3と、トラッキングサーボ用のパイロット信
号が記録されるATFエリア4、そして、タイムコード
等のサブコード(副情報)が記録されるサブコードエリ
ア5が設けられている。 【0012】そして、画像信号に対応して付加されるメ
モ情報はサブコードエリア5内に記録されるようになっ
ており、再生時にサブコードエリア5から読み出された
メモ情報が必要に応じてモニタ等に表示されるようにな
っている。 【0013】先ず、記録系について説明すると、ビデオ
信号はビデオ信号入力端子6を介して映像/音声信号記
録処理部7に送出され、ここで誤り訂正符号が付加され
たディジタル信号に変換された後スイッチ回路8、アン
プ9を経て磁気ヘッド10に送られ磁気テープ11に記
録される。 【0014】オーディオ信号に関してはオーディオ信号
入力端子12L、12Rを介して入力される外部オーデ
ィオ入力信号と、指向性マイク13の出力あるいは該出
力及びメモ録用マイク14の出力がスイッチ回路15に
より選択されようになっている。 【0015】即ち、指向性マイク13からアンプ16を
介して出力されるオーディオ信号のみを記録するか、あ
るいはこれにメモ録用マイク14からアンプ17を介し
て出力されるナレ−ションのオーディオ信号を合成して
記録するかをスイッチ回路18によって選択できるよう
になっている。 【0016】スイッチ回路15の出力信号は映像/音声
信号記録処理部7に送出され、ここで誤り訂正符号を付
加されたディジタル信号に変換された後スイッチ回路
8、アンプ9を経て磁気ヘッド10に送られ磁気テープ
11に記録される。 【0017】音声メモに関する回路部19は、メモ録用
マイク14の出力がアンプ17を経た後スイッチ回路1
8によりA/D・圧縮回路20に送出されるように選択
され、圧縮信号がCPU21に送られれる構成となって
いる。 【0018】22はサブコードデータ記録部であり、C
PU21からの制御指令を受けて音声メモ情報を含む所
定のサブコード信号をスイッチ回路8に出力するもので
あり、サブコード信号はアンプ9を介して磁気ヘッド1
0に送られて磁気テープ11に記録される。 【0019】次に、再生時には、磁気ヘッド10の再生
出力がアンプ23を経てスイッチ回路24に送られ、こ
こでビデオ及びオーディオ信号とサブコード信号とに分
離され、前者は前処理回路25を通って映像/音声信号
再生処理部26に送られ、また、後者はサブコードデー
タ再生部27に送られようになっている。 【0020】そして、映像/音声信号再生処理部26が
出力する再生ビデオ信号は、スーパーインポーザー28
を介してビデオ信号出力端子29から出力され、再生オ
ーディオ信号は混合/選択部30に送られる。 【0021】また、音声メモ情報に係るオーディオ信号
は、CPU21により圧縮解除された後D/A変換器3
1を経て混合/選択部30に送られて、ここで映像/音
声信号再生処理部26の出力する再生オーディオ信号と
合成されるか又はいずれか一方が選択された後オ−ディ
オ信号出力端子32L、32Rに送出される。 【0022】制御中枢としてのCPU21は、音声メモ
情報の記録/再生用スイッチ33(以下、「メモスイッ
チ」という。)や入力部34(キーボード、マウスや入
力タブレット等)からの指令に従って音声メモ情報を含
むサブコードの記録情報をサブコードデータ記録部22
に送出したり、スイッチ回路15、18の切換制御を行
う。 【0023】また、CPU21はサブコードデータ再生
部27からのサブコードの再生情報を受けて音声メモ情
報が書き込まれていることが分かるとスーパーインポー
ザー28に信号を送出して音声メモ情報の識別指標を映
像/音声信号再生処理部26からの再生ビデオ信号に合
成して表示したり、必要に応じて音声メモ内容をD/A
変換器31に送出するようになっている。 【0024】しかして、ディジタルビデオテープレコー
ダ1におけるメモ情報の記録や再生操作は次のようにし
て行われる。 【0025】先ず、メモ情報の記録にあたっては、記録
済の磁気テープを再生してメモを残したいと思う画像を
探し、その箇所に来たときにメモスイッチ33を押す。 【0026】すると、ディジタルビデオテープレコーダ
1はアフレコ待ちの状態となるとともに、スイッチ回路
18が図1に実線で示す状態となり、メモ録用マイク1
4から音声メモ情報をふき込むと、入力された音声信号
がアンプ17での増幅の後にA/D・圧縮回路20によ
ってディジタル化及び圧縮処理を施されてCPU21に
送られる。 【0027】その後もう一度メモスイッチ33を押す
と、ディジタルビデオテープレコーダ1の記録待機状態
が解除され、CPU21の制御下に音声メモ情報の存在
を示すIDコードやメモ内容のコードを含むサブコード
がサブコードデータ記録部22に送られ、記録トラック
2のサブコードエリア5に所定数のトラックに亘って記
録される。 【0028】再生時にはサブコードデータ再生部27か
らのサブコード(IDコードやメモ内容のコード含む)
がCPU21により解釈される。 【0029】その際、再生されたメモ情報が常に音声出
力される訳ではなく、図3(a)に示すように先ず画面
35の左上の位置に再生画像に対するメモ情報が存在す
ることを視覚的に訴える指標36が表示される(この例
では、「メモ」という文字の反転文字表示が指標として
用いられている。)。 【0030】つまり、CPU21は音声メモ情報のID
コードを認識したときにスーパーインポーザー28に信
号を送り、メモ情報があることを画面に指標表示するよ
うになっている。 【0031】ユーザーはこの指標36を見て音声メモ情
報が書き込まれていることを知り、メモ内容を見たいと
思ったときにメモスイッチ33を押せば、図3(b)に
示すように画像を見ながら音声メモの内容を聞くことが
できる。 【0032】即ち、CPU21により圧縮解除された後
D/A変換器31を経た音声メモのオーディオ信号が混
合/選択部30に送られて、ここで映像/音声信号再生
処理部26が出力する再生オーディオ信号と音声合成さ
れて、あるいはそのままの形で再生される。 【0033】尚、記録画像に対するメモ情報の内容が既
に分かっている場合には指標36を意図的に表示しない
ように指示する手段を必要に応じて設けても構わない。 【0034】上記したようにディジタルビデオテープレ
コーダ1において音声メモ情報を記録音声とは別にして
サブコードエリアに積極的に記録しておき、必要に応じ
てメモ情報を再生することができるので、ユーザーの意
志に関係なくメモ情報が再生されてしまったり、アフレ
コによりBGM等を録音するとせっかく入れておいたメ
モ情報が消されてしまうといった不都合がなくなる。 【0035】例えば、メモ情報がアフレコ時に不要に消
去されないようするためには従来、音声メモ情報を一旦
テープレコーダにダビングしておきミキサを使って入れ
直す等の面倒な操作が必要であったが、ディジタルビデ
オテープレコーダ1ではメモ情報の記録領域としてとサ
ブコードエリアを使うことによってメモ情報と記録音声
とを区別して管理することができるので、このようなに
煩わしさがなくなり、使い勝手が向上する。 【0036】 【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明メモ機能付きビデオテープレコーダによれ
ば、記録画像に対する音声メモ情報を副情報として書き
込んでおき、再生時にはこの音声メモ情報の有無を示す
識別情報を判別して識別指標により音声メモ情報の存在
を知らされるので、記録画像に対する音声メモ情報を聞
きたいと思ったときに必要に応じて参照することができ
るので、映像にまつわる種々の事柄を記憶に鮮明に蘇ら
せることができ、しかも、このような音声メモ情報が不
必要に出力されっぱなしになる等の不都合がない。 【0037】尚、前記した実施例は、本発明の一実施例
にすぎず、この例のみによって、本発明の技術的範囲が
狭く解釈されてはならない。例えば、前記実施例では本
発明をディジタルビデオテープレコーダに適用した例を
示したが、これに限らず8ミリビデオテープレコーダに
適用することができ、その場合にはメモ情報に係る副情
報をPCMエリアに記録すれば良い。
メモ情報をユーザーの指定に応じて随時に再生して画像
内容に対する状況説明等のナレ−ションを交えて視聴す
ることができる新規なメモ機能付きビデオテープレコー
ダを提供しようとするものである。 【0002】 【従来の技術】携帯用小型ビデオの普及に伴って個人が
所有する記録済テープの数が増えてくると、これらの管
理のために編集機能が必要になってくる。 【0003】例えば、旅行先などで撮影した画像がいつ
どこで撮ったものなのか、あるいは写っている人が誰な
のか等はできるだけ忘れないうちにメモしておかないと
後で思い出せなくなってしまうことになる。 【0004】そこで、記録画像に対して、ナレーション
等をアフレコにより追加する機能を有する装置が知られ
ている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の装置
ではナレーション等の音声メモ情報を記録画像とともに
記録すると、それが再生時に出力されることになるが、
これらの情報が常に再生されるとかえって煩わしかった
り、ナレーションのために記録音声が聞きづらくなって
しまう等の問題がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を解決するために、磁気テープのトラックの同一
記録トラック上に映像信号や音声信号を含む主信号の記
録領域とは別に副情報の記録領域を設け、映像信号に対
する音声メモ情報の記録を指定したり再生画像に対して
音声メモ情報がある場合にメモ内容を参照するか否を指
定するための指定手段と、音声メモ情報の音声入力手段
と、指定手段及び音声入力手段からの信号に応じて音声
メモ情報の有無を示す識別情報とメモ内容を示す情報と
を副情報の記録領域に記録する副情報記録手段と、副情
報を再生するための副情報再生手段と、再生時には上記
識別情報を判別して上記音声メモ情報の有無を示す識別
指標を映像とともに表示するとともに指定手段からの指
令を受けて映像に対する音声メモ信号を出力する出力手
段とを備えたものである。 【0007】 【作用】本発明によれば、映像に対する音声メモ情報を
副情報として書き込んでおき、再生時にはこの音声メモ
情報の有無を示す識別情報を判別して識別指標により音
声メモ情報の存在を知らされるので、音声メモ情報を必
要に応じて参照することができるので、音声メモ情報を
聞きたいと思ったときに必要に応じて再生することがで
きるので、ナレ−ションが不必要に出力されてしまうと
いった不都合が解消される。 【0008】 【実施例】以下に、本発明メモ機能付きビデオテープレ
コーダをディジタルビデオテープレコーダに適用した実
施例に従って説明する。 【0009】本発明に係るディジタルビデオテープレコ
ーダ1にあっては撮影画像に関する音声メモ情報を記録
画像や記録音声と分けて記録しておき、再生時には音声
メモ情報の有無を示す識別情報を判別して撮影画像に対
応する音声メモ情報が記録されているかどうかを示す識
別指標を映像とともに表示し、必要に応じてメモ内容を
再生するようにしたものである。 【0010】図1はディジタルビデオテープレコーダ1
の概要を示し、図2はテープフォーマット構成を概略的
に示すものである。 【0011】図2に示すように、1本の記録トラック2
内には、ビデオ信号及びオーディオ信号が記録されるメ
インエリア3と、トラッキングサーボ用のパイロット信
号が記録されるATFエリア4、そして、タイムコード
等のサブコード(副情報)が記録されるサブコードエリ
ア5が設けられている。 【0012】そして、画像信号に対応して付加されるメ
モ情報はサブコードエリア5内に記録されるようになっ
ており、再生時にサブコードエリア5から読み出された
メモ情報が必要に応じてモニタ等に表示されるようにな
っている。 【0013】先ず、記録系について説明すると、ビデオ
信号はビデオ信号入力端子6を介して映像/音声信号記
録処理部7に送出され、ここで誤り訂正符号が付加され
たディジタル信号に変換された後スイッチ回路8、アン
プ9を経て磁気ヘッド10に送られ磁気テープ11に記
録される。 【0014】オーディオ信号に関してはオーディオ信号
入力端子12L、12Rを介して入力される外部オーデ
ィオ入力信号と、指向性マイク13の出力あるいは該出
力及びメモ録用マイク14の出力がスイッチ回路15に
より選択されようになっている。 【0015】即ち、指向性マイク13からアンプ16を
介して出力されるオーディオ信号のみを記録するか、あ
るいはこれにメモ録用マイク14からアンプ17を介し
て出力されるナレ−ションのオーディオ信号を合成して
記録するかをスイッチ回路18によって選択できるよう
になっている。 【0016】スイッチ回路15の出力信号は映像/音声
信号記録処理部7に送出され、ここで誤り訂正符号を付
加されたディジタル信号に変換された後スイッチ回路
8、アンプ9を経て磁気ヘッド10に送られ磁気テープ
11に記録される。 【0017】音声メモに関する回路部19は、メモ録用
マイク14の出力がアンプ17を経た後スイッチ回路1
8によりA/D・圧縮回路20に送出されるように選択
され、圧縮信号がCPU21に送られれる構成となって
いる。 【0018】22はサブコードデータ記録部であり、C
PU21からの制御指令を受けて音声メモ情報を含む所
定のサブコード信号をスイッチ回路8に出力するもので
あり、サブコード信号はアンプ9を介して磁気ヘッド1
0に送られて磁気テープ11に記録される。 【0019】次に、再生時には、磁気ヘッド10の再生
出力がアンプ23を経てスイッチ回路24に送られ、こ
こでビデオ及びオーディオ信号とサブコード信号とに分
離され、前者は前処理回路25を通って映像/音声信号
再生処理部26に送られ、また、後者はサブコードデー
タ再生部27に送られようになっている。 【0020】そして、映像/音声信号再生処理部26が
出力する再生ビデオ信号は、スーパーインポーザー28
を介してビデオ信号出力端子29から出力され、再生オ
ーディオ信号は混合/選択部30に送られる。 【0021】また、音声メモ情報に係るオーディオ信号
は、CPU21により圧縮解除された後D/A変換器3
1を経て混合/選択部30に送られて、ここで映像/音
声信号再生処理部26の出力する再生オーディオ信号と
合成されるか又はいずれか一方が選択された後オ−ディ
オ信号出力端子32L、32Rに送出される。 【0022】制御中枢としてのCPU21は、音声メモ
情報の記録/再生用スイッチ33(以下、「メモスイッ
チ」という。)や入力部34(キーボード、マウスや入
力タブレット等)からの指令に従って音声メモ情報を含
むサブコードの記録情報をサブコードデータ記録部22
に送出したり、スイッチ回路15、18の切換制御を行
う。 【0023】また、CPU21はサブコードデータ再生
部27からのサブコードの再生情報を受けて音声メモ情
報が書き込まれていることが分かるとスーパーインポー
ザー28に信号を送出して音声メモ情報の識別指標を映
像/音声信号再生処理部26からの再生ビデオ信号に合
成して表示したり、必要に応じて音声メモ内容をD/A
変換器31に送出するようになっている。 【0024】しかして、ディジタルビデオテープレコー
ダ1におけるメモ情報の記録や再生操作は次のようにし
て行われる。 【0025】先ず、メモ情報の記録にあたっては、記録
済の磁気テープを再生してメモを残したいと思う画像を
探し、その箇所に来たときにメモスイッチ33を押す。 【0026】すると、ディジタルビデオテープレコーダ
1はアフレコ待ちの状態となるとともに、スイッチ回路
18が図1に実線で示す状態となり、メモ録用マイク1
4から音声メモ情報をふき込むと、入力された音声信号
がアンプ17での増幅の後にA/D・圧縮回路20によ
ってディジタル化及び圧縮処理を施されてCPU21に
送られる。 【0027】その後もう一度メモスイッチ33を押す
と、ディジタルビデオテープレコーダ1の記録待機状態
が解除され、CPU21の制御下に音声メモ情報の存在
を示すIDコードやメモ内容のコードを含むサブコード
がサブコードデータ記録部22に送られ、記録トラック
2のサブコードエリア5に所定数のトラックに亘って記
録される。 【0028】再生時にはサブコードデータ再生部27か
らのサブコード(IDコードやメモ内容のコード含む)
がCPU21により解釈される。 【0029】その際、再生されたメモ情報が常に音声出
力される訳ではなく、図3(a)に示すように先ず画面
35の左上の位置に再生画像に対するメモ情報が存在す
ることを視覚的に訴える指標36が表示される(この例
では、「メモ」という文字の反転文字表示が指標として
用いられている。)。 【0030】つまり、CPU21は音声メモ情報のID
コードを認識したときにスーパーインポーザー28に信
号を送り、メモ情報があることを画面に指標表示するよ
うになっている。 【0031】ユーザーはこの指標36を見て音声メモ情
報が書き込まれていることを知り、メモ内容を見たいと
思ったときにメモスイッチ33を押せば、図3(b)に
示すように画像を見ながら音声メモの内容を聞くことが
できる。 【0032】即ち、CPU21により圧縮解除された後
D/A変換器31を経た音声メモのオーディオ信号が混
合/選択部30に送られて、ここで映像/音声信号再生
処理部26が出力する再生オーディオ信号と音声合成さ
れて、あるいはそのままの形で再生される。 【0033】尚、記録画像に対するメモ情報の内容が既
に分かっている場合には指標36を意図的に表示しない
ように指示する手段を必要に応じて設けても構わない。 【0034】上記したようにディジタルビデオテープレ
コーダ1において音声メモ情報を記録音声とは別にして
サブコードエリアに積極的に記録しておき、必要に応じ
てメモ情報を再生することができるので、ユーザーの意
志に関係なくメモ情報が再生されてしまったり、アフレ
コによりBGM等を録音するとせっかく入れておいたメ
モ情報が消されてしまうといった不都合がなくなる。 【0035】例えば、メモ情報がアフレコ時に不要に消
去されないようするためには従来、音声メモ情報を一旦
テープレコーダにダビングしておきミキサを使って入れ
直す等の面倒な操作が必要であったが、ディジタルビデ
オテープレコーダ1ではメモ情報の記録領域としてとサ
ブコードエリアを使うことによってメモ情報と記録音声
とを区別して管理することができるので、このようなに
煩わしさがなくなり、使い勝手が向上する。 【0036】 【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明メモ機能付きビデオテープレコーダによれ
ば、記録画像に対する音声メモ情報を副情報として書き
込んでおき、再生時にはこの音声メモ情報の有無を示す
識別情報を判別して識別指標により音声メモ情報の存在
を知らされるので、記録画像に対する音声メモ情報を聞
きたいと思ったときに必要に応じて参照することができ
るので、映像にまつわる種々の事柄を記憶に鮮明に蘇ら
せることができ、しかも、このような音声メモ情報が不
必要に出力されっぱなしになる等の不都合がない。 【0037】尚、前記した実施例は、本発明の一実施例
にすぎず、この例のみによって、本発明の技術的範囲が
狭く解釈されてはならない。例えば、前記実施例では本
発明をディジタルビデオテープレコーダに適用した例を
示したが、これに限らず8ミリビデオテープレコーダに
適用することができ、その場合にはメモ情報に係る副情
報をPCMエリアに記録すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルビデオテープレコーダ
の概要を示すブロック図である。 【図2】ディジタルビデオテープレコーダのトラックフ
ォーマットの一例を示す図である。 【図3】メモ情報の表示例を示す説明図であり、(a)
は再生画像に対するメモ情報の書き込みがある旨の指標
表示が画面の左上に映っている状態を示す図、(b)は
静止画像に対する音声メモ内容が出力されている状態を
示す図である。 【符号の説明】 1 メモ機能付きビデオテープレコーダ 2 記録トラック 3 主信号の記録領域 5 副情報の記録領域 11 磁気テープ 19 音声入力手段 22 副情報記録手段 27 副情報再生手段 21、28、30、31 出力手段 33 指定手段 36 識別指標
の概要を示すブロック図である。 【図2】ディジタルビデオテープレコーダのトラックフ
ォーマットの一例を示す図である。 【図3】メモ情報の表示例を示す説明図であり、(a)
は再生画像に対するメモ情報の書き込みがある旨の指標
表示が画面の左上に映っている状態を示す図、(b)は
静止画像に対する音声メモ内容が出力されている状態を
示す図である。 【符号の説明】 1 メモ機能付きビデオテープレコーダ 2 記録トラック 3 主信号の記録領域 5 副情報の記録領域 11 磁気テープ 19 音声入力手段 22 副情報記録手段 27 副情報再生手段 21、28、30、31 出力手段 33 指定手段 36 識別指標
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 27/00 - 27/34
G11B 15/087
G11B 20/12
H04N 5/782
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 磁気テープの記録トラックの同一記録ト
ラック上に映像信号及び音声信号を含む主信号の記録領
域とは別に副情報の記録領域を有するフォーマットに従
うメモ機能付きビデオテープレコーダにおいて、 映像信号に対する音声メモ情報の記録を指定したり再生
画像に対して音声メモ情報がある場合にメモ内容を参照
するか否を指定するための指定手段と、 音声メモ情報の音声入力手段と、 指定手段及び音声入力手段からの信号に応じて音声メモ
情報の有無を示す識別情報とメモ内容を示す情報とを副
情報の記録領域に記録する副情報記録手段と、 副情報を再生するための副情報再生手段と、 再生時には上記識別情報を判別して上記音声メモ情報の
有無を示す識別指標を映像とともに表示するとともに指
定手段からの指令を受けて映像に対する音声メモ信号を
出力する出力手段とを備えたことを特徴とするメモ機能
付きビデオテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26540991A JP3446758B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | メモ機能付きビデオテープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26540991A JP3446758B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | メモ機能付きビデオテープレコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574043A JPH0574043A (ja) | 1993-03-26 |
JP3446758B2 true JP3446758B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17416769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26540991A Expired - Fee Related JP3446758B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | メモ機能付きビデオテープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3446758B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6470076B1 (en) | 1997-03-18 | 2002-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Portable telephone with voice-prompted menu screens |
US9348554B2 (en) * | 2011-12-20 | 2016-05-24 | Audible, Inc. | Managing playback of supplemental information |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP26540991A patent/JP3446758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574043A (ja) | 1993-03-26 |
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