JP3446098B2 - えい航システムの投入揚収装置 - Google Patents
えい航システムの投入揚収装置Info
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Description
資源の探査等に用いられるストリーマをえい航するえい
航システムの投入揚収装置に関するものである。
合、複数本の探査用のストリーマを所定の間隔に配置
し、探査船等の母船の影響を受けない位置までケーブル
を繰り出してえい航する必要があるが、そのケーブル長
及びストリーマは、数百メートルにもなる。
1291号に開示された船舶におけるえい航体の投入揚
収装置及び展開器があるが、ケーブル、展開器、複数の
ストリーマを船舶の甲板上にて接続・切離しを行い海上
及び水中へ吊下(投入)、揚収するものである。従来の
要領を以下に示す。
にウンチドラムに収納されているため、ストリーマを海
上もしくは水中へ投入する。ストリーマ同士の接続部が
展開器部分まで投入されたら海上もしくは水中へ投入し
たほうのストリーマの端末にストッパーを取付け、スト
リーマ同士の接続を取外す。ストッパーは、えい航時の
流体力によりストリーマに張力が生じるため、その引き
留めとして用いている。その後、投入したストリーマを
人力にて展開器へ接続する。
開器に接続する。ストリーマの展開器接続終了後にケー
ブルと展開器を接続し、作動チェックを行い、展開器を
海上もしくは水中へ投入し、ケーブルを所定の位置まで
繰出し、投入作業の終了となる。
成の従来技術によれば、直列に連結してあった複数のス
トリーマを展張後人手によりケーブルに電気的、機械的
に接続するため、多大な時間及び労力を必要とするとい
う問題があった。また接続の度に各種内蔵センサの作動
チェックが必要になる。
が伴う作業であるという問題があった。本発明は、以上
の問題点に鑑み、予めケーブルに複数のストリーマを並
列に電気的、機械的に接続しておき、これらをえい航体
と共に段階的に揚収する構成を得て、展張時の人手によ
る作業を排除し、展張における時間,労力及び危険を大
幅に削減することを目的とする。
上での接続作業をケーブル、複数のストリーマを接続し
た分岐部とえい航体とを連結させる接続作業のみとした
ものである。従って、えい航張力の加わったケーブルと
複数のストリーマの危険な接続作業がなくなり、複数の
ストリーマを同時に投入揚収できるため、時間短縮及び
労力の大幅削減が可能となる。さらにケーブルとストリ
ーマは電気的に接続されているため、接続時の電気チェ
ックも不要となる。
のえい航システムの投入揚収装置に関して述べる。従来
のえい航システムの投入揚収装置の巻取機は、ケーブ
ル、1本目ストリーマ、2本目ストリーマ…n本目のス
トリーマを順次接続されウインチドラムに収納されてい
た。
る展開器を従来技術の巻取機に収納した場合、ケーブル
の上層に分岐部、更にストリーマが巻取収納されるた
め、ケーブルと分岐部や分岐部とストリーマの接続部分
が損傷しやすい。またケーブル及びストリーマは、ドラ
ムに巻取られるための柔軟性を備えているが、分岐部が
剛直体のため、巻取時の張力により生じるドラムへの押
え力にケーブル及びストリーマが損傷しやすい。
ラム上に分岐部の剛直部が巻取られるため、ドラム形状
が偏った形状となるため、整列巻きすることが困難とな
り、乱巻きによるストリーマの弊害も生じる。また保守
の面において、複数のストリーマが乱れて巻かれている
ため、1本のストリーマを取出したくても、複数のスト
リーマを繰出し、展張する必要があり、時間及び労力や
複数本のストリーマも展張スペースの確保等問題が多
い。
に接続されるケーブルと複数のストリーマを収納するた
めの巻取機は、過去に例がなかった。本発明のえい航シ
ステムの投入揚収装置の巻取機は、2重ドラム構造を採
用し、ケーブルを内側ドラムに巻取り外側ドラムと内側
ドラムの間に分岐部保持部を設け分岐部を固定し、外側
ドラムにストリーマを巻き取る。さらに外側ドラムに
は、複数本のストリーマを分離して巻取可能とするため
巻枠を設け分割できる構造とした。従って分岐部巻取り
によるケーブルやストリーマの損傷、分岐部との接続部
分の損傷をなくした。また複数のストリーマを分割して
巻取可能な構造のため、ストリーマの乱巻きを防ぎ、ス
トリーマの損傷も防ぐことができる。さらに、巻取機か
ら1本でもストリーマを取出すことができるため、保守
性が向上するものである。
のえい航システムの投入揚収装置の横進機に関して述べ
る。従来の投入揚収装置は、巻取機において、ケーブ
ル、1本目ストリーマ、2本目ストリーマ、…n本目ス
トリーマを順次接続されウインチドラムに収納するた
め、横進機はケーブルやストリーマの1ラインを巻取機
へ整列巻きに案内するだけでよかった。
開器とそれに接続されるケーブルと複数のストリーマを
従来技術の巻取機に案内するために、次のようなコンパ
クトで多機能な横進機を開発した。本発明のえい航シス
テムの投入揚収装置の横進機は、ケーブル、分岐部、複
数のストリーマを巻取りを補助する横進台にケーブル
用、分岐部用、複数のストリーマ用のローラ台を設け、
横進台が回転することにより、巻取対象物のローラ台を
選択することができるものである。
分岐部、複数のストリーマを巻取機へ案内可能であり、
多機能でコンパクトな形状を有するものである。
に従って説明する。図1は本発明を適用したえい航シス
テムとその投入揚収装置を示す平面図、図2は図1の側
面図であり、投入揚収装置を備えた母船にて母船上にえ
い航体が配置された状態の平面ストリーマを示してい
る。
り成る巻取装置、案内ローラ3、えい航体保持台4、吊
下台5、ガイドローラ6から構成される。巻取機1は、
ケーブル7、分岐部9、複数のストリーマ10を巻取・
繰出を行うものである。横進機2は、ケーブル7、分岐
部9、複数のストリーマ10を巻取機1のドラムへ整列
巻きするために案内するものである。案内ローラ3は、
ケーブル7、分岐部9、複数のストリーマ10を横進機
2へガイドするものである。えい航体保持台4は、えい
航体8を保持するものであり、えい航体8と分岐部9を
着脱する台である。吊下台5は、ケーブル7、えい航体
8、複数のストリーマ10を母船から水中へ投入、水中
から母船へ揚収するためのものである。ガイドローラ6
は、投入揚収する形状に応じてローラ間隔を調整可能な
もので、えい航システムを母船に投入揚収するためのガ
イドとなるものである。
マ10へ母船から電力を供給し且つ信号を伝送するもの
である。えい航体8は分岐部9、複数のストリーマ10
を安定にえい航させるためのものである。分岐部9は、
ケーブル7と複数のストリーマ10を機械的、電気的に
接続するものである。またセンサを内蔵しており、えい
航体8の姿勢を監視可能なものである。ストリーマ10
は、海洋において海洋資源等の探査を行うためのセンサ
である。図3及び図4に本発明のえい航体の展開器の実
施の形態を示す。
視図、図4は同実施の形態の要部斜視図である。まず、
図3について説明する。展開器はえい航体8と分岐部9
から構成される。えい航体8は、着脱可能なフロントカ
バー11、連結ピン12を有す。フロントカバー11
は、えい航体8へ分岐部を通す際にえい航体8から取外
し、水中へ投入する際にえい航体8に取付けるものであ
る。連結ピン12は、えい航体8と分岐部9を連結させ
るものである。
9は、電子ユニット部13、連結穴14、ジョイント部
15から構成され、ケーブル7、複数のストリーマ10
と接続されている。電子ユニット部13は、ケーブル7
から供給される電力を複数のストリーマ10へ分割供給
等行うと共に、複数のストリーマ10からの信号等をケ
ーブル7へ伝送するものである。
めに図示しない姿勢角センサ等が組込まれている。連結
穴14は、えい航体8と分岐部9を連結するための位置
決め穴である。ジョイント部15は、ケーブル7と複数
のストリーマ10を分岐部9と電気的、機械的に接続す
るものである。以下に、上記構成の本実施の形態の作用
を説明する。
11を取外し、ウインチドラムに収納されたストリーマ
10を展開器本体の空洞部分に通し、ストリーマ10を
水中に投入する。ストリーマ10を繰出した後、分岐部
9をえい航体8の所定の位置へ配置し、連結ピン12を
挿入しねじ込み、えい航体8と分岐部9を一体化する。
その後、フロントカバー11を取付け、ケーブル7を繰
出しながら展開器を海上または水中へ投入する。ケーブ
ル7を所定の長さ繰出した後に作業が終了となる。
次に、第1の実施の形態のえい航システムの投入・揚収
作業をスムーズかつ安全にする投入揚収装置の巻取機に
ついて記す。図5は本発明の第2の実施の形態を示す平
面断面図、図6は同側面図であり、本発明の投入揚収装
置の巻取機を示している。図7(1),(2)は同実施
の形態の構成及び作用を示す斜視図、図8(1),
(2)は同側面図であり、(1)はえい航ケーブル・分
岐部巻取時、(2)は分岐部収納時を示す。
ル7を収納するための第1ドラム20とその外周に複数
のストリーマ10を収納する第2ドラム21が配置され
た2重ドラム構造である。第2ドラム21には、ケーブ
ル7が第1ドラム20に収納可能とするために開口部2
2(図9参照)を設けてあり、更に複数のストリーマを
個々に収納するために巻枠23が配置される。第1ドラ
ム20と第2ドラム21は、ドラム両端に軸受部24に
て回転可能に支持される。第1ドラム20には軸部25
が設けられ、第2ドラム21と相対回転可能となる。モ
ータ26は、軸受部24と第1ドラム20の間に配置さ
れ、ドラムを駆動する。
設けられる。クラッチ27は、解放位置の場合、第2ド
ラム21に対して第1ドラム20の相対回転を許すが、
締結位置の場合は、第2ドラム21と第1ドラム20と
を連結するようにしている。第1ドラム20の軸部25
には、第1ドラム20のブレーキ28が配置される。第
2ドラム21には、外枠を利用して第2ドラム21のブ
レーキ29が配置される。
ラム20の回転を制動するものであり、第2ドラム21
のブレーキ29は、第1ドラム20及び第2ドラム21
の回転を制動するものである。第2ドラム21内側の両
端には分岐部支持レバー30(図7参照)が配置され
る。図7,8において、分岐部支持レバー30は、分岐
部9が開口部22を通過し第1ドラム20に巻き込まれ
る際、内側にスライドし分岐部9を支持しながら収納す
ることができる。分岐部支持レバー30は、スプリング
部材32により支持され、分岐部9を投入する際は、分
岐部支持レバー30が分岐部9を第1ドラム20の外へ
押し出すことができる。また分岐部9が第1ドラム20
に収納された後、第2ドラム21に複数のストリーマ1
0を巻取るが、その際、開口部22にてストリーマ10
が無理なストレスを受けないようにドラムカバー31が
備えられている。ドラムカバー31は、分岐部支持レバ
ー30、ロッド33を介して移動する。
されるとドラムカバー31が閉じ、分岐部9がえい航体
8側に移動する際は、ドラムカバー31が開く機構を設
けてある。次に、図7,8に従って本実施の形態の作用
を説明する。まず、えい航システムをえい航しながらケ
ーブル7を第1ドラム20へ巻取りを行う。その際、ク
ラッチ27は解放位置とし、第2ドラム21のブレーキ
29をロックさせた状態とする。
し、えい航体8と分岐部9を分離した後、分岐部9を第
1ドラム20と第2ドラム21間の分岐部収納部へ巻取
りを行う。分岐部9の巻取りは、分岐部9の左右両端が
分岐部支持レバー30と接触し、巻取りが進むにつれ、
分岐部支持レバー30が奥へ押され、ロッド33が押さ
れ、ドラムカバー31が閉まって、さらに分岐部9を押
さえることができる。
リーマ10の巻取時は、クラッチ27が締結位置にあ
り、第1ドラム20と第2ドラム21のブレーキ28,
29は解放されている。また分岐部9に取付けられた複
数のストリーマ10は、第1ドラム20に複数に分割さ
れた巻枠23で区切られ巻取収納される。巻取収納後、
第2ドラム21のブレーキ29をロックすることで第1
ドラム20、第2ドラム21が固定される。
実施する。クラッチの操作、ブレーキの操作は、本文で
説明していないが操作盤で行うことができる。次に、第
1の実施の形態のえい航システムのストリーマを2本と
限定した場合に投入・揚収作業をスムーズかつ安全にす
る投入揚収装置の巻取機について記す。
面断面図、図10は同側面図、図11は本発明の第3の
実施の形態を示す平面図、図12は同断面図、図13は
同実施の形態の構成及び作用を示す斜視図であり、本発
明の投入揚収装置の巻取機の更なる実施の形態を示して
いる。図9〜13において、巻取機1′(便宜上、巻取
機の添字を1′とする。)は、ケーブル7を収納するた
めのケーブルドラム40とその左右に2本のストリーマ
10を収納する第1ストリーマドラム41と第2ストリ
ーマドラム42が配置される。第1ストリーマドラム4
1と第2ストリーマドラム42のケーブルドラム側のフ
ランジには、分岐部9を収納する分岐部支持部43(図
13参照)とストリーマ10を第1ストリーマドラム4
1及び第2ストリーマドラム42に誘導するためのスト
リーマガイド52(図13参照)が設けられている。
ム41、第2ストリーマドラム42は、ドラム両端の軸
受部44にて回転可能に支持される。ケーブルドラム4
0の両端には軸部45が設けられ第1ストリーマドラム
41、第2ストリーマドラム42と相対回転可能とな
る。モータ47は、ドラムを駆動するものである。モー
タ47に連結される軸46には、第1クラッチ48、第
2クラッチ49が設けられ、第1クラッチ48及び第2
クラッチ49が開放位置の場合、第1ストリーマドラム
41及び第2ストリーマドラム42に対してケーブルド
ラム40の相対回転を許すが、締結位置の場合は、ケー
ブルドラム40と第1ストリーマドラム41と第2スト
リーマドラム42とを連結し、各ドラムが同一回転を行
う。第2ストリーマドラム42の軸部にはブレーキ50
が配置され、ケーブルドラム40の回転を制動する。ス
トリーマドラムのブレーキ51は、ケーブルドラム4
0、第1ストリーマドラム41、第2ストリーマドラム
42を制動するものである。
を説明する。巻取時、まずえい航システムをえい航しな
がらケーブル7をケーブルドラム40へ巻取を行う。そ
の際、第1クラッチ48及び第2クラッチ49は解放位
置とし、ストリーマドラムのブレーキ50をロックさせ
た状態とする。ケーブル7を巻取り、展開器を母船に揚
収し、えい航体8と分岐部9を分離した後、分岐部9を
ケーブルドラム両端の分岐部支持部43へ巻取りを行
う。分岐部支持部43は、第1ストリーマドラム41と
第2ストリーマドラム42に設けられているため、位置
が固定されており、ケーブルドラム40が回転すること
により分岐部9を収納固定することができる。
リーマ10の巻取時は、第1クラッチ48、第2クラッ
チ49が締結位置にあり、第1ストリーマドラム41、
第2ストリーマドラム42のブレーキ51は解放されて
いる。また分岐部9に取付けられた2本のストリーマ1
0は、先ず末端がストリーマガイド52によってドラム
41,42に案内され、以降、巻取収納される。
51をロックすることでケーブルドラム40、第1スト
リーマドラム41、第2ストリーマドラム42をロック
できる。次に投入時であるが、巻取時の逆の手順で実施
する。クラッチの操作、ブレーキの操作等は、本文で説
明していないが操作盤で行うことができる。
の投入・揚収作業をスムーズかつ安全にする投入揚収装
置の横進機について記す。図14は本発明の第4の実施
の形態を示す正面図、図15は図14のA部拡大図であ
り、本発明の投入揚収装置の横進機を示している。図1
6(1),(2),(3)は同側面図であり、(1)は
ケーブル通過時、(2)は分岐部通過時、(3)はスト
リーマ通過時を示す。
ブル7及び複数のストリーマ10を巻取機1へ案内する
横進台60があり、横進台60には、水中えい航システ
ムの各構成品に対応したローラ台、すなわちケーブル7
を案内するケーブルローラ台61、分岐部9を案内する
分岐部ローラ台62、複数のストリーマを案内するスト
リーマローラ台63が設けられている。また横進台60
は、えい航システムの各構成品を案内できるように回転
して適宜ローラ台を変更できるようになっている。
垂直ローラ、分岐部ローラ台62は、水平ローラ台、ス
トリーマローラ台63は、水平ローラ及び垂直ローラと
取付けられている。横進台60の両端には軸受部64が
設けられ支持され回転できるようになっている。モータ
65は、移動台車66に設置される。モータ65の軸に
は、第1クラッチ67、第2クラッチ68が設けられ
る。第1クラッチ67は、移動台車66を台座上で移動
するためにモータ65の回転を伝動するものである。第
2クラッチ68は、モータ65の回転を伝動機構69に
伝え、横進台60を回転させ、ローラ台を適宜、えい航
システムに合わせ変更できるものである。 ここでは、
移動台車66を移動する際には、第1クラッチ67とモ
ータ65の軸と締結され、第2クラッチ68は、解放状
態となる。横進台60を回転する際は、第1クラッチ6
7は、解放状態となり、第2クラッチ68とモータ65
の軸と締結される。
ている。昇降台71は、ケーブル7とストリーマ10の
ドラム巻径が異なるため、横進台60の位置を調整する
ためのものである。次に、図16に従って本実施の形態
の作用を説明する。巻取時、えい航システムをえい航し
ながらケーブル7をケーブルドラムへ巻取りを行う際、
横進台60の上部には、ケーブルローラ台61が配置さ
れ、ケーブル7を整列巻きするため移動台車66が左右
に動きケーブル7を案内する。移動台車66は、巻取機
の巻取対象物の幅及びドラムの回転に同期を合わせ動く
ことができる。また移動台車66は、第1クラッチ67
が締結され、第2クラッチ68が解放され、モータ65
の回転が移動台車66を動かすことになる。
し、えい航体8と分岐部9を分離した後、横進台60が
回転し、分岐部ローラ台62が上部に配置され、移動台
車66が固定される。この場合は、第1クラッチ67が
解放され、第2クラッチ68が締結され、モータ65の
回転が伝動機構68を介し横進台60を所定の角度に回
転させ、分岐部ローラ台62を上部に配置した後、モー
タ65の回転が停止する。
進台60が回転し、ストリーマローラ台63が上部に配
置される。この場合、第1クラッチ67が解放、第2ク
ラッチ68が締結であるため、先ずモータ65を回転さ
せ、横進台60を所定の角度に回転させ、ストリーマロ
ーラ台63が上部に配置される。
ために移動台車66が左右に動き案内する。移動台車6
6は、ケーブル巻取時と同様に巻取機1の巻取対象物の
幅及びドラムの回転に同期を合わせ動くことができる。
この場合、第1クラッチ67が締結、第2クラッチ68
が解放された状態でモータ65を回転させ、移動台車6
6を移動させる。昇降台71は、巻取対象物とドラム巻
径、巻層に合わせ、高さを適宜調整することができる。
第5の実施の形態の構成及び作用を示す側面図であり、
本発明の投入揚収装置の横進機を示しており、(1)は
ケーブル通過時、(2)は分岐部通過時、(3)ストリ
ーマ通過時である。本実施の形態は、図17に示す如
く、ケーブル7とストリーマ10のドラム巻径が異なり
生じるケーブル7やストリーマ10とローラ台の高低差
の調整を昇降台71を介せずに第4の実施の形態の横進
台をカムのような偏心形状としたものである。また本実
施の形態の横進機は便宜上2′とする。
の昇降台71が不要となり、横進台の形状が異なる他
は、第4の実施の形態と同じである。すなわち、横進台
72は、ケーブルローラ台61、分岐部ローラ台62、
ストリーマローラ台63が取付けられるが、横進台72
が図17のようにカムのような偏心形状を有するため、
カムのような偏心形状の横進台に各ローラ台を所定の位
置に取付け、横進台の回転により各ローラ台の高さが調
整される。
を説明する。巻取時の動作は、第4の実施の形態と同様
であるが、横進台72の形状が異なることで、横進台7
2の回転によりローラ台の高さ調整される。また昇降台
は、本実施の形態には不要となるため、昇降台の制御は
不要である。
よれば、複数本のストリーマをえい航するえい航システ
ムの展開器において、予めケーブル、分岐部及び複数の
ストリーマが電気的、機械的に接続してあり、前記分岐
部にえい航体が取付け・取外しが可能なので、以下の作
業が省略できる効果がある。
業 ・展開器とストリーマ接続時のストリーマストッパー接
続 ・ストリーマと展開器の接続は、ストリーマの自重やえ
い航による流体抵抗により張力が加わるため、接続・切
離し時のストリーマ位置出しに多数の人手が必要であ
る。
的な作動チェック 以上により作業の簡便化、時間短縮、作業人員の削減を
行うことができる。また張力が加わった状態でのケーブ
ルやストリーマの接続がなくなるため、安全に作業を行
えるという効果がある。
機とより成る巻取装置を有するえい航システムの投入揚
収装置において、前記巻取機が、ケーブルを巻き取る内
側ドラムと、複数のストリーマを巻き取る外側ドラムと
より成る2重ドラム構造を有し、前記外側ドラムに分岐
部を収納する収納部を有し、該収納部と外側ドラムの開
口部を閉じるドラムカバーを連動させ、前記分岐部が分
岐部支持部に出入りすることで外側ドラムのドラムカバ
ーが開閉し、ケーブル、分岐部、複数ストリーマが電気
的、機械的に接続されたまま巻取機へ巻取・繰出可能で
あるので、以下の効果を得ることができる。
有するえい航システムを無理なく巻取機へ収納可能であ
る。 ・分岐部巻取りによるケーブル及びストリーマの分岐部
接続部の損傷防止 ・ストリーマの乱巻きを防止またそれによる弊害除去 ・ドラムカバーを設け、第2ドラムの開口部によるスト
リーマの損傷防止 ・保守時に1本のみでストリーマを展張することも可
能:保守性向上 ・ドラムカバーの開閉は、自動 またなによりも第1の発明であるえい航体と分岐部を分
離できる展開器に対応した巻取機を手に入れることがで
きた。
進機とより成る巻取装置を有するえい航システムの投入
揚収装置において、前記巻取機が、ケーブルを巻き取る
ケーブルドラムと、2本のストリーマを巻き取るストリ
ーマドラムとより成る2重ドラム構造を有し、前記スト
リーマドラムのフランジに分岐部支持部を有し、該分岐
部支持部に対し分岐部が巻取・繰出可能とし、ケーブ
ル、分岐部、2本のストリーマが電気的、機械的に接続
されたまま巻取機へ巻取・繰出可能なので、以下の効果
を得ることができる。
有するえい航システムを無理なく巻取機へ収納可能であ
る。 ・分岐部巻取りによるケーブル及びストリーマの分岐部
接続部の損傷防止 ・ストリーマの乱巻きを防止またそれによる弊害除去 ・保持時に1本のみでストリーマを展張することも可
能:保守性向上 またなによりも第1の発明であるえい航体と分岐部を分
離できる展開器に対応した巻取機を手に入れることがで
きた。
進機とより成る巻取装置を有するえい航システムの投入
揚収装置において、前記横進機の横進台にケーブル横
進、分岐部横進、複数のストリーマ横進に個々に対応す
るローラ台を設け、前記横進台を所定の位置に回転させ
ることにより対象物のローラ台を選択可能なので、巻取
・投入対象物のローラ台を選択することができるという
効果がある。
ドラム巻径、巻層に合わせ、昇降台が自動に上下し、横
進台のローラ台の高さを制御できるようになっている。
以上のことから、従来には無かったケーブル、分岐部、
複数のストリーマから構成されるえい航システムを巻取
機への整列巻きの案内ができるという効果がある。
横進台を回転させてローラ台の高さを調整することで、
2重ドラムの内側ドラムと外側ドラムのドラム径の違い
によるローラ台の高低差を調整可能とすれば、内側ドラ
ムと外側ドラムのドラム径の違いによるローラ台の高低
差が無くなり、より安定した投入・揚収作業ができると
いう効果がある。
装置を示す平面図である。
る。
ある。
る。
す斜視図である。
す側面図である。
ある。
る。
図である。
る。
図である。
示す側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 巻取機と横進機とより成る巻取装置を有
するえい航システムの投入揚収装置において、前記巻取機が、ケーブルを巻き取る内側ドラムと、複数
のストリーマを巻き取る外側ドラムとより成る2重ドラ
ム構造を有し、前記外側ドラムに分岐部を収納する収納
部を有し、該収納部と外側ドラムの開口部を閉じるドラ
ムカバーを連動させ、前記分岐部が分岐部支持部に出入
りすることで外側ドラムのドラムカバーが開閉し、 ケーブル、分岐部、複数ストリーマが電気的かつ機械的
に接続されたまま巻取機へ巻取・繰出可能である ことを
特徴とするえい航システムの投入揚収装置。 - 【請求項2】 巻取機と横進機とより成る巻取装置を有
するえい航システムの投入揚収装置において、 前記巻取機が、ケーブルを巻き取るケーブルドラムと、
2本のストリーマを巻き取るストリーマドラムとより成
る2重ドラム構造を有し、前記ストリーマドラムのフラ
ンジに分岐部支持部を有し、該分岐部支持部に対し分岐
部が巻取・繰出可能とし、 ケーブル、分岐部、2本のストリーマが電気的かつ機械
的に接続されたまま巻取機へ巻取・繰出可能であること
を特徴とするえい航システムの投入揚収装置。 - 【請求項3】 巻取機と横進機とより成る巻取装置を有
するえい航システムの投入揚収装置において、前記横進機の横進台にケーブル横進、分岐部横進、複数
のストリーマ横進に個々に対応するローラ台を設け、前
記横進台を所定の位置に回転させることにより対象物の
ローラ台を選択可能で あることを特徴とするえい航シス
テムの投入揚収装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のえい航システムの投入揚
収装置において、 前記横進台が偏心形状であり、前記横進台を回転させて
ローラ台の高さを調整することで、2重ドラムの内側ド
ラムと外側ドラムのドラム径の違いによるローラ台の高
低差を調整可能であることを特徴とするえい航システム
の投入揚収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107118A JP3446098B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | えい航システムの投入揚収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000107118A JP3446098B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | えい航システムの投入揚収装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001287691A JP2001287691A (ja) | 2001-10-16 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3446098B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109319050A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-12 | 华北水利水电大学 | 一种用在地震测量船上的拖缆操作设备 |
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RU173894U1 (ru) * | 2017-04-17 | 2017-09-18 | Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" | Судовое спуско-подъемное устройство для буксируемой части гидроакустической станции надводного корабля |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000107118A patent/JP3446098B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
CN109319050A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-12 | 华北水利水电大学 | 一种用在地震测量船上的拖缆操作设备 |
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