JP3444450B2 - 電気音響変換ユニット - Google Patents

電気音響変換ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体電話機(たとえ
ば携帯電話機)などの電気音響変換形式の通信機器に用
いられる電気音響変換ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電話機ハンドセットの受話側に採用され
る従来の電気音響変換ユニットとして次に述べるものが
知られている。すなわち、樹脂フレームでなるケースに
ボイスコイルを備えたダイアフラムやその他の電気音響
変換に必要なマグネットやヨークなどの部品が収容され
ていると共に、そのケースに、配線基板の導体箔でなる
半田付け用端子の配備されたものが知られている。
【0003】このような電気音響変換ユニットを電話機
ハンドセットのハウジング側に設けられる配線基板など
でなる端子板の端子に電気的に接続する場合、図9に概
略で示したように、電気音響変換ユニットA側の半田付
け用端子101にリード線200の一端部を半田付け
し、そのリード線200の他端部をハウジング側の端子
板(相手方端子板)102の端子103に半田付けする
という手段によっていた。なお、電話機に用いられる電
気音響変換ユニットAにおいて、上記リード線200は
2本が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9で
説明したように、リード線200の端部を電気音響変換
ユニットA側の半田付け用端子101や電話機ハンドセ
ットのハウジング側に設けられた相手方端子板102の
端子103に半田付けすることは面倒で煩わしい作業で
あるので、特に、電気音響変換ユニットAの製造メーカ
とそのユニットAを電話機ハンドセットのハウジングに
組み付けるセットメーカとが異なっているような場合に
は、半田付けを行わずに電気音響変換ユニットAと電話
機ハンドセットの相手方端子板102との間で電気信号
の授受を行い得るようにしたいという要求が強く、その
要求が満たされることによりセットメーカでの組付け工
程から上述したようなリード線200を半田付けすると
いう工程を削減して組付け工程の簡略化や製作コストの
低減化などを図ることができるようになる。
【0005】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、電話機ハンドセットのハウジングに電気音響変
換ユニットを組み付けるための工程を行うだけで、半田
付けを行わずとも、電気音響変換ユニット側の半田付け
用端子が電話機ハンドセットのハウジング側に設けられ
ている相手方端子板の端子に電気的に接続されて両者間
での電気信号の授受が可能になるような電気音響変換ユ
ニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気音響
変換ユニットは、ケースの外面に半田付け用端子が配備
された電気音響変換ドライバーの上記ケースに、弾性を
備えた帯板状の接片部材に具備された取付座部が固定さ
れ、この接片部材の上記取付座部から延び出た接片部が
上記ケースの外面から浮き上がるように山形に屈曲して
その屈曲部が相手方端子板の端子に対応する接点となさ
れ、かつその接片部の先端部が上記ケースの外面にスラ
イド自在に接触して支持され、この接片部材における取
付座部から延び出された端子部が上記電気音響変換ドラ
イバーの半田付け用端子に半田付けされており、上記ケ
ースに、上記接片部材の山形の屈曲部の裏面に隙間を隔
てて対向しかつその屈曲部に当たってその屈曲部の一定
幅を越える変形を阻止する突起が設けられていると共
に、上記接片部材の側方部位に上記突起よりも背高でか
つ接片部材の山形の屈曲部を外方に突出させる立上り高
さを有する壁部が設けられている、というものである。
【0007】このような電気音響変換ユニットにおいて
は、請求項2に係る発明のように、ケースの外面からの
突起と壁部との高さ寸法の差が、帯板状の接片部材にお
ける接片部の肉厚寸法よりも小さくないという構成、す
なわち上記の突起と壁部との高さ寸法の差が、接片部の
肉厚寸法と同等の寸法であるかそれよりも大きな寸法に
なっているという構成を採用することが望ましい。ま
た、請求項3に係る発明のように、ケースに、接片部材
の取付座部をその両側方から挾んで位置決めする一対の
位置決め突起が設けられているという構成や、請求項4
に係る発明のように、接片部材の端子部と接片部とがそ
の取付座部を挾んで互いに反対向きに延び出ており、端
子部は、ケースの外面上での接片部のスライド方向に直
交する折曲線で取付座部に対し直角に折曲して形成され
ていると共に、その端子部の先端部分が電気音響変換ド
ライバーの半田付け用端子に半田付けされているという
構成を採用することが望ましい。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明において、電気音響変換ド
ライバーのケースに取付座部が固定された接片部材は、
冒頭で説明したリード線200(図9参照)の役割を担
う。すなわち、当該電気音響変換ユニットを例えば電話
機ハンドセットのハウジングに組み付けるだけで、電気
音響変換ドライバーのケースの半田付け用端子に半田付
けで接続されている接片部材の接点となされた山形の屈
曲部が上記ハウジング側に設けられている相手方端子板
の端子に弾接して上記半田付け用端子と相手方端子板の
端子とを電気的に接続する。その上、上記接片部材は、
その接片部の先端部が上記ケースの外面にスライド自在
に接触して支持されているので、接点である上記山形の
屈曲部と相手方端子板の端子との接触圧が大きくなり、
それだけ接触信頼性が高まる。
【0009】また、接片部材の接片部における屈曲部は
電気音響変換ドライバーのケースに設けられている突起
に当たって一定幅を越える変形が阻止される構成である
ので、当該電気音響変換ユニットのセット側への組付け
前や組付け時、さらには組付け後に、何らかの原因で接
片部材の接片部における上記山形の屈曲部が強く押し下
げられるようなことがあっても、その接片部が弾性限界
を越えて変形して元の形状に復帰し得なくなるという事
態が防止される(変形幅規制作用)。その上、接片部材
の側方部位に設けられた壁部が上記突起よりも背高でか
つ接片部材の山形の頂部を外方に突出させる立上り高さ
を有しているので、相手方端子板をその壁部に押し付け
た状態で当該電気音響変換ユニットを電話機ハンドセッ
トなどのセットに組み付けるようにすることにより、相
手方端子板の端子に弾接する接片部材の接片部の変形幅
が一定になり、そのことが上述した接触信頼性の向上と
相まって接触安定性や通電性能の一様化を図ることに役
立つ。このような接触安定性や通電性能の一様化に寄与
し得るという作用は、請求項2に係る発明によっていっ
そう顕著に発揮されるようになる。
【0010】請求項3に係る発明において、一対の位置
決め突起は、接片部材の取付座部の側方への位置ずれを
防ぐ作用を発揮する。そのため、接片部材の取付座部が
電気音響変換ドライバーのケースにある程度ルーズに固
定されていることがあったとしても、セット側に当該電
気音響変化ユニットを組み付けたときに接片部材におけ
る接片部の山形の屈曲部が確実に相手方端子板の端子に
弾接するようになり、また、変形した接片部における先
端部のケースの外面でのスライド方向が一定して性能の
安定化に役立つのみならず、上記ケースに取付座部を固
定するための固定手段の選択自由度を拡げることに役立
つ。
【0011】請求項4に係る発明においては、接片部材
の端子部が、ケースの外面上での接片部のスライド方向
に直交する折曲線で取付座部に対し直角に折曲して形成
され、その端子部の先端部分が電気音響変換ドライバー
の半田付け用端子に半田付けされているという構成を採
用しているので、例えば取付座部とケースとの固定が上
記のスライド方向にある程度ルーズになっていることが
あったとしても、上記接片部の山形の屈曲部の変形に伴
う取付座部のスライド方向での移動が端子部の撓みによ
って吸収されるようになり、そのことが端子部と半田付
け用端子との半田付け箇所に無理な力が加わることを防
いで半田や端子の剥離を生じるといった事態を防ぐこと
に役立つ。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例による電気音響変換ユ
ニットAの平面図、図2は同側面図、図3は同正面図、
図4は同ユニットAの一部を省略して示した概略斜視図
である。
【0013】この電気音響変換ユニット(以下、単にユ
ニットという)Aは、電気音響変化ドライバー(以下、
単にドライバーという)1に弾性を備えた帯板状の接片
部材5を設けた構成を有している。
【0014】ドライバー1は、合成樹脂成形体でなるベ
ース11及びカバー12でなる偏平な中空円柱状のケー
ス10に、ヨークやマグネット、磁極、振動板としての
ダイアフラム、ダイアフラムに具備されたボイスコイル
(いずれも不図示)などのドライバー1に必要な機構が
収容されている。図4で判るように、ケース10の上面
に左右に振り分けてカバー12と一体に成形された山形
の突起13,13が設けられており、それらの各突起1
3,13を挾む両側にカバー12と一体に成形された一
対ずつの壁部14,14が設けられ、これらの各壁部1
4,14に対応してそれらの端部に近い箇所にカバー1
2と一体に成形された一対ずつの位置決め突起15,1
5が設けられている。さらに、一対の位置決め突起15
の相互間にカバー12と一体成形されたボス部16が突
出されている。
【0015】また、上記ケース10は、その円周方向の
一部にその上面に対して段差を有する平坦面17を備え
ている。そして、図1のように、その平坦面17に配線
基板2が固着されている。配線基板2は、銅箔面でなる
半田付け用端子21,21を備えており、それらの半田
付け用端子21,21の所定箇所に、上記したボイスコ
イルから導出された2本の導体が半田付けして接続され
ており、その半田付け箇所にはボンドを盛り上げてそれ
らの導体を保護している。
【0016】図5に接片部材5を斜視図で示してある。
この接片部材5は弾性に富む金属薄板に打抜き加工や曲
げ加工などを施すことにより製作されており、同図に示
すように、係合孔55を有する矩形の取付座部51とこ
の取付座部51から互いに反対向きに延び出た接片部5
2及び端子部57を一体に有しており、接片部52はそ
の中間部が山形に屈曲されてその屈曲部53が接点とな
されていると共に、その山形の屈曲部53の先端部(す
なわち接片部52の先端部54)が上記ケース10の上
面でスライドしやすいように前方に突き出す形に折り曲
げられている。また、端子部57は、後述するスライド
方向に直交する折曲線58で取付座部51に対し直角に
折曲して形成されていると共に、その端子部57の端部
が後側に折曲されて半田付け部59となされている。
【0017】この接片部材5は、矩形の取付座部51を
上記ケース10の一対の位置決め突起15の間に嵌め込
みと共に、係合孔55にボス部16を挿入させ、かつそ
のボス部16の頂部を加熱圧潰することにより図1や図
6〜図8に示すようにケース10に固定されている。こ
のようにしてコイル10に固定された接片部材5にあっ
ては、接片部52の山形の屈曲部53が一対の壁部14
の間において上記突起13を後から前にかけて跨ぐよう
に配備され、かつ接片部52の先端部54がケース10
の上面(外面)にスライド自在に支持された状態にな
る。また、接片部材5の端子部57は、その半田付け部
59が上記配線基板2の半田付け用端子21に重ね合わ
されて半田付けされている。ここで、一対の上記位置決
め突起15は、接片部材5の取付座部51の側方への位
置ずれを防ぐ作用を発揮する。そのため、取付座部51
の係合孔部55がケース10側のボス部16よりも少し
径大になっていて、しかもボス部16の加熱圧潰による
取付座部51の固定がある程度ルーズになっていること
(実際にはこのようなことはほとんど起こらないが)が
あったとしても、接片部52の位置がある程度正確に定
まり、後述する相手方端子板Pの端子に確実に弾接する
ようになり、また、接片部52の変形に伴うその先端部
54のケース10の外面でのスライド方向が一定して性
能の安定化に役立つ。このため、ケース10に取付座部
51を固定するための手段としてボス部16を加熱圧潰
するような手段のほか、それよりも簡易な手段を採用す
ることが可能になる。
【0018】図6は図1のVI−VI線に沿う一部省略
断面図である。同図において、符号Hはケース10の上
面からの壁部14の立上り高さ、hはケース10の上面
からの突起13の立上り高さ、Lは壁部の立上り高さH
と突起13の立上り高さhとの差、tは接片部52の肉
厚の各寸法を表している。同図で判るように、接片部材
5の山形の屈曲部53の裏面に突起13が隙間を隔てて
対向している。また、壁部14の立上り高さ寸法Hは突
起13の立上り高さ寸法hよりも大きい。このため、図
3や図7のように、当該ユニットAを電話機ハンドセッ
トなどのセット(不図示)に組み付けてそのセットのハ
ウジング(不図示)に固定されている相手方端子板Pを
壁部14に押し付けるようにした場合には、相手方端子
板Pの端子に弾接する接片部52の変形幅が一定になっ
て接触安定性や通電性能の一様化を図ることに役立つ。
そして、この場合には、図7に示したように、接片部5
2の山形の屈曲部53と突起13の頂部との間に隙間S
が確保されるので、山形の屈曲部53が突起13に当た
って曲り変形することが防止される。携帯電話機におけ
るハンドセットに採用されるユニットAにおいては、上
記したLを0.3mm、tを0.2mmにすることが可
能であり、その場合には、上記の隙間Sとして0.1m
mが確保される。なお、上記のHとhとを等しくするこ
とも可能で、その場合にはL=0となる。
【0019】図3や図7のようにして当該ユニットAを
電話機ハンドセットなどのセット(不図示)に組み付
け、そのセットのハウジング(不図示)に固定されてい
る相手方端子板Pを壁部14に押し付けるようにする
と、接片部材5の接点となされた山形の屈曲部53が相
手方端子板Pの端子に弾接してユニットA側の半田付け
用端子21,21と相手方端子板Pの端子とが電気的に
接続されるので、セットへのユニットAの組付けに際し
て半田付けを行わずに電気的接続が図られる。その上、
接片部52の先端部54がケース10の外面にスライド
自在に接触して支持されていることにより、山形の屈曲
部53と相手方端子板Pの端子との接触圧が大きくな
り、それだけ接触信頼性が高まるという利点がある。
【0020】ところで、上記接片部52の屈曲部53に
対しては、当該ユニットAのセット側への組付け前や組
付け時、さらには組付け後に、図8に示したように予期
しない外力Fが加わるおそれがあり、そのような外力F
が加わると屈曲部53が壁部14の上辺よりも下位まで
押し込まれてしまうことになる。しかしながら、このユ
ニットAにおいては、同図のように突起13がその屈曲
部53に当たってその屈曲部53の一定幅を越える変形
を阻止するようになっているので、突起13の立上り寸
法h(図6参照)を、接片部52が弾性変形を越えて変
形することを阻止し得る寸法にしておくことにより、接
片部52が強く押し下げられるようなことがあってもそ
の接片部52が弾性限界を越えて変形して元の形状に復
帰し得なくなるという事態が防止され、接片部材5の所
謂「へたり」が防止される。
【0021】他方、図5で説明したように、接片部材5
の端子部57が、ケース10の外面上での接片部52の
先端部54のスライド方向Xに直交する折曲線58で取
付座部51に対し直角に折曲して形成されているので、
上述したように取付座部51とケース10との固定が上
記のスライド方向Xにある程度ルーズになっていること
があったとしても、図7や図8のように接片部52の山
形の屈曲部53が変形してその変形に伴う影響が端子部
57に及んだ場合にはその端子部57が上記折曲線58
のところで曲がってその影響を吸収する。そのため、端
子部57の半田付け部59と半田付け用端子21との半
田付け箇所に無理な力が加わりにくくなり、そのこと
が、半田や端子の剥離を防ぐことに役立つ。
【0022】本発明によるユニットAは電話機ハンドセ
ットの受話側に用い得ることは勿論、他の通信機器セッ
トにも用いることができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1や請求項2に係る発明の電気音
響変換ユニットは、それ自体に従来例で説明したリード
線の役割を担う接片部材が設けられており、当該電気音
響変換ユニットを電話機ハンドセットなどのセットに組
み付けるだけで、その接片部材を介して当該電気音響変
換ユニットの半田付け用端子と相手方端子板の端子とが
電気的に接続されるので、セットメーカ側で面倒で煩わ
しい半田付け工程を行う必要がなくなる。そして、接片
部材はその接片部の先端部が上記ケースの外面にスライ
ド自在に接触して支持されていることにより相手方端子
板の端子との接触信頼性が高められ、また、電気音響変
換ドライバーのケースに設けられている突起による接片
部材の変形幅規制作用によって接触安定性や通電性能の
一様化が図られる。
【0024】請求項3に係る発明によれば、取付座部と
ケースとの固定が上記のスライド方向にある程度ルーズ
になっていることがあったとしても、接片部材における
接片部の山形の屈曲部と相手方端子板の端子とが確実に
弾接し、また、変形した接片部における先端部のスライ
ド方向が一定して性能の安定化が達成され、同時に、接
片部材の取付座部を固定するための手段の選択自由度が
拡がるという利点がある。
【0025】請求項4に係る発明によれば、接片部材の
取付座部のスライド方向での移動が端子部の撓みによっ
て吸収されるので、たとえ取付座部が移動したとして
も、接片部材の端子部と半田付け用端子との半田付け箇
所に無理な力が加わって半田や端子の剥離を生じるとい
った事態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による電気音響変換ユニットの
平面図である。
【図2】上記ユニットの側面図である。
【図3】上記ユニットの正面図である。
【図4】上記ユニットの一部を省略して示した概略斜視
図である。
【図5】接片部材の斜視図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う一部省略断面図であ
る。
【図7】相手方端子板により押された接片部の変形状態
を示す一部省略断面図である。
【図8】突起による変形幅規制作用を説明するための一
部省略断面図である。
【図9】従来の電気音響変換ユニットの説明図である。
【符号の説明】
1 電気音響変換ドライバー 5 接片部材 10 ケース 13 突起 14 壁部 15 位置決め突起 21 半田付け用端子 51 取付座部 52 接片部 53 屈曲部 54 接片部の先端部 57 端子部 58 折曲線 H 壁部の立上り高さ h 突起の立上り高さ L 突起と壁部との高さ寸法の差 t 接片部の肉厚寸法 X 接片部のスライド方向 P 相手方端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04R 9/13 H04R 13/02 H04R 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの外面に半田付け用端子が配備さ
    れた電気音響変換ドライバーの上記ケースに、弾性を備
    えた帯板状の接片部材に具備された取付座部が固定さ
    れ、この接片部材の上記取付座部から延び出た接片部が
    上記ケースの外面から浮き上がるように山形に屈曲して
    その屈曲部が相手方端子板の端子に対応する接点となさ
    れ、かつその接片部の先端部が上記ケースの外面にスラ
    イド自在に接触して支持され、この接片部材における取
    付座部から延び出された端子部が上記電気音響変換ドラ
    イバーの半田付け用端子に半田付けされており、 上記ケースに、上記接片部材の山形の屈曲部の裏面に隙
    間を隔てて対向しかつその屈曲部に当たってその屈曲部
    の一定幅を越える変形を阻止する突起が設けられている
    と共に、上記接片部材の側方部位に上記突起よりも背高
    でかつ接片部材の山形の屈曲部を外方に突出させる立上
    り高さを有する壁部が設けられていることを特徴とする
    電気音響変換ユニット。
  2. 【請求項2】 ケースの外面からの突起と壁部との高さ
    寸法の差が、帯板状の接片部材における接片部の肉厚寸
    法よりも小さくない請求項1記載の電気音響変換ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ケースに、接片部材の取付座部をその両
    側方から挾んで位置決めする一対の位置決め突起が設け
    られている請求項1又は請求項2記載の電気音響変換ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 接片部材の端子部と接片部とがその取付
    座部を挾んで互いに反対向きに延び出ており、端子部
    は、ケースの外面上での接片部のスライド方向に直交す
    る折曲線で取付座部に対し直角に折曲して形成されてい
    ると共に、その端子部の先端部分が電気音響変換ドライ
    バーの半田付け用端子に半田付けされている請求項1、
    請求項2、請求項3のいずれかに記載の電気音響変換ユ
    ニット。
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