JP3444316B2 - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP3444316B2
JP3444316B2 JP10015695A JP10015695A JP3444316B2 JP 3444316 B2 JP3444316 B2 JP 3444316B2 JP 10015695 A JP10015695 A JP 10015695A JP 10015695 A JP10015695 A JP 10015695A JP 3444316 B2 JP3444316 B2 JP 3444316B2
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電池を充電する充
電装置に関し,特に、バッテリー(二次電池)を電源と
した電気自動車に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車における二次電池の充
電は専用の充電器により充電していたが、専用の充電器
の重量及び体積が大きく、高価なものとなっていた。こ
のため、図7に示されるように、交流モータ15と交流
モータ15の駆動用の電力変換装置2を充電器40のト
ランス及び整流器として兼用する充電装置200が提案
されている(特開平4−138004号公報)。
【0003】この特開平4−138004号公報に開示
されている充電装置200では、充電動作時において、
交流モータ15の一次巻線17〜19に磁気結合した充
電用コイル20〜22に充電器40を接続し、トランス
作用により一次巻線17〜19に発生する三相電圧を電
力変換装置2の整流用ダイオード9〜14を通して二次
電池1を充電する。さらに、スイッチ43を補機バッテ
リ52側に切り換えて、車両走行時に交流モータ15の
充電用コイル20〜22に発生する電圧を補機バッテリ
52に充電するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示される装置200では、二次電池1の充電時におい
て、車両が停止中にもかかわらず、ステータにより回転
磁界が発生し、交流モータ15のロータ23が回転して
しまうという問題がある。加えて、充電器40と二次電
池1との間にリアクトルが存在しないために突入電流が
流れたり、充電電流の制御が不可能であった。また、充
電対象の切り換えを行うスイッチ43は、3つの相を切
り換えるので大型化し、充電装置200がコストアップ
となること、二次電池1の充電時には補機バッテリ52
の充電ができないこと等の問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、交流モータの一
次巻線に磁気結合した充電用コイルを設け、充電器を交
流モータの一次巻線に接続して励磁し、二次電池の充電
時には交流モータのロータが回転することのない電気自
動車の充電装置を提供することである。また、合わせ
て、交流モータの一次巻線をリアクトルとし、電力変換
装置を充電制御器として二次電池を充電し、そのとき交
流モータの一次巻線と磁気結合した充電用コイルに発生
する電圧により補機バッテリの充電を行うことのできる
充電装置で、小型軽量化、低コスト化された充電装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明の構成は、第一の二次電池と、該第一の
二次電池を電源とした交流モータと、該交流モータを駆
動するための電力を交流と直流との間で変換可能な電力
変換装置と、該電力変換装置を制御する制御回路とを備
えた装置において、第一の二次電池を充電するための充
電装置であって、交流モータは、該交流モータを構成す
るステータの一次巻線のうち少なくとも1つの相と磁気
結合した充電用コイルを有し、第一の二次電池の充電の
ための充電器は、整流器を介して交流モータの一次巻線
に接続され、交流モータの一次巻線のうち、少なくとも
充電用コイルと磁気結合した一次巻線を充電用リアクト
ルとし、交流モータの一次巻線を励磁し、電力変換装置
を介して第一の二次電池の充電制御を行うと共に、交流
モータの一次巻線と磁気結合した充電用コイルにより絶
縁され、その充電用コイルに発生する電圧を整流した電
圧で充電される第二の二次電池を有することを特徴とす
る。また、第2の発明の構成は、第1の発明の構成に加
えて、交流モータは3相交流モータであり、一次巻線と
磁気結合した充電用コイルは3相を形成する一次巻線各
々に形成され、充電器を接続せずに交流モータを停止し
たまま第一の二次電池で第二の二次電池の充電が可能で
あって、その際は、電力変換装置により単相交流電圧が
3相を形成する一次巻線に供給されることを特徴とす
る。
【0007】
【作用及び効果】上記構成から成る本発明の第一の作用
は、まず、交流モータが、該交流モータを構成するステ
ータの一次巻線のうち少なくとも1つの相と磁気結合し
た充電用コイルを有する。また、第一の二次電池の充電
のための充電器が、交流モータの一次巻線に接続され、
交流モータの一次巻線のうち、少なくとも充電用コイル
と磁気結合した一次巻線を充電用リアクトルとする。そ
して、電力変換装置により、交流モータの一次巻線を励
磁して第一の二次電池の充電制御を行うと共に、交流モ
ータの一次巻線と磁気結合した充電用コイルにより絶縁
され、その充電用コイルに発生する電圧を整流した電圧
で充電される第二の二次電池を有することである。(請
求項1)
【0008】上記作用による効果は、まず、第一の二次
電池の充電時において充電器を整流器を介して交流モー
タの一次巻線に接続して励磁されるため、交流モータの
ロータが回転しないということである。また、充電器と
第一の二次電池との間にリアクトルが存在するために、
突入電流が流れなくなり、充電電流の制御が可能とな
る。さらに、充電対象を切り換えるスイッチは、交流モ
ータの一次巻線のうち、1相だけを切り換えればよいた
め、スイッチの小型軽量化ができ、充電装置の小型軽量
化、低コスト化を実現できる。加えて、交流モータの一
次巻線と磁気結合した充電用コイルにより絶縁され、そ
の充電用コイルに発生する電圧を整流した電圧で充電さ
れる第二の二次電池を有するために、第一の二次電池の
充電時において第二の二次電池の充電も行うことができ
る。(請求項1)また、交流モータを停止中において
も、ロータが回転しない励磁により第一の二次電池によ
り第二の二次電池を充電することができる。(請求項
2)
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の第一実施例の構成を示したも
のである。電気自動車の充電装置100は、主として、
充電されることによって使用可能な二次電池1(第一の
二次電池に相当)と、トランジスタ3〜8及びダイオー
ド9〜14により三相ブリッジが形成された電力変換装
置2(電力変換装置に相当)と、ステータ16とロータ
23とにより構成された交流モータ15(交流モータに
相当)と、各種信号を入力し、電力変換装置2等の制御
を行う制御回路33(制御回路に相当)とから構成され
る。上記構成のうち、交流モータ15のステータ16
は、三相巻線を形成する一次巻線17〜19(一次巻線
に相当)と、その一次巻線17〜19のそれぞれと磁気
結合した充電用コイル20〜22(充電用コイルに相
当)とから構成されている。
【0010】この構成の他に、充電装置100は、二次
電池1の電圧を検出する電圧検出器30と、図示しない
操作者により操作され、車両の速度指令を出力するアク
セル31と、一次巻線17〜19に流れる電流を検出す
る電流検出器32と、二次電池1の充電のための交流電
源としての充電器40と、第二の二次電池52(第二の
二次電池に相当)とを有している。また、充電器40の
交流電圧を整流して直流電圧にするために、全波整流ブ
リッジ41が設けられている。充電用コイル20〜22
に発生する交流電圧を第二の二次電池52に充電制御す
るために、充電用コイル20〜22に発生する交流電圧
を直流電圧に整流する全波整流ブリッジ50と、DC−
DCコンバータ51とが設けられている。
【0011】交流モータ15を構成する一次巻線17〜
19のそれぞれの一端は、電力変換装置2に電気的に接
続され、一次巻線17〜19のそれぞれの他端は、共通
としている。この一次巻線17〜19のうち、一次巻線
19と電力変換装置2との間には端子aが設けられ、一
次巻線19と充電器40との間には端子bが設けられて
いる。この一次巻線19の端子a側または端子b側への
切り換えのために、スイッチ43と、スイッチ43を動
作させるための励磁コイル42とが設けられている。
【0012】スイッチ43は、通常の車両走行時には端
子a側に切り換えられ、一次巻線19と電力変換装置2
との電気的接続を行う。二次電池1の充電時には、スイ
ッチ43は、端子b側に切り換えられ、一次巻線19と
充電器40とを電気的に接続する。制御回路33は、電
圧検出器30、アクセル31、電流検出器32等からの
信号を入力し、電力変換装置2とスイッチ43の制御を
行う。上記構成品のうち、充電器40を除いた構成品が
車両に搭載され、充電時には充電器40を接続して二次
電池1を充電する構成となっている。
【0013】次に、電気自動車の充電装置100の作用
について説明する。まず、通常の走行時の場合では、ス
イッチ43の接点は端子a側に切り換えられ、充電器4
0は交流モータ15から切り離されている。制御回路3
3は、交流モータ15を目標回転数で回転させるよう
に、電力変換装置2に信号を出力する。制御回路33か
らの信号に基づき、電力変換装置2が動作し、二次電池
1に蓄えられたエネルギーが交流モータ15に供給さ
れ、このエネルギーによって交流モータ15が回動す
る。
【0014】この時、一次巻線17〜19と充電用コイ
ル20〜22とは磁気結合しているために、充電用コイ
ル20〜22に三相交流電圧が発生する。この交流電圧
を全波整流ブリッジ50により直流電圧に変換し、さら
にDC−DCコンバータ51により充電制御すれば、第
二の二次電池52を車両走行中においても充電すること
ができる。
【0015】車両の停止時では、交流モータ15は回動
していないが、第二の二次電池52は充電動作が必要に
なる。この時、上記に示されるように、第二の二次電池
52は車両走行中に充電する構成としているために、車
両停止時に充電を行う際、ロータ23が回転する可能性
がある。この充電時にロータ23を回転させないために
は、一次巻線17〜19に発生する電圧が回転磁界を発
生させないようにすればよい。
【0016】例えば、トランジスタ3、7、8の組とト
ランジスタ4〜6の組とを交互にON、OFFさせれ
ば、交流モータ15のロータ23を回動させることな
く、二次電池1を電源として充電用コイル20〜22に
単相交流電圧を発生させることができる。この充電用コ
イル20〜22に発生した交流電圧を全波整流ブリッジ
50により整流してDC−DCコンバータにより、第二
の二次電池52に充電制御することができる。
【0017】次に、車両を充電器40がある場所に駐車
し、充電装置100を充電器40に接続して、二次電池
1を充電する場合について説明する。この二次電池1の
充電時には、スイッチ43の接点が端子b側へ切り換え
られる。ここで、充電動作は、エネルギーの蓄積時と放
出時に分けることができ、エネルギーの蓄積時における
電流の流れる様子を図2に、放出時における電流の流れ
る様子を図3にそれぞれ示す。
【0018】エネルギーの蓄積時では、トランジスタ
6、7がONされ、図2に示されるように電流は充電器
40→全波整流ブリッジ41→一次巻線19→一次巻線
17、18→トランジスタ6、7の経路にて流れる。図
2中に示される電流iL 、iT の波形はトランジスタ
6、7がONされた期間において、それぞれ図4に示さ
れるようになる。この時、一次巻線17、18、19の
インダクタンスをLとすると、式1に示されるエネルギ
ー量が一次巻線17、18、19に蓄えられる。
【0019】
【数1】 2 ×(1/2 )×(L×iT 2 )+(1/2 )×L×(2 ×iT 2 ...(1)
【0020】また、エネルギーの放出時では、図3に示
されるようにトランジスタ6、7がOFFされ、ダイオ
ード9、10が導通する。このとき流れる電流は、充電
器40→全波整流ブリッジ41→一次巻線19→一次巻
線17、18→ダイオード9、10→二次電池1の経路
にて流れ、図3中に示される電流iL 、iD の波形はト
ランジスタ6、7がOFFされた期間において、それぞ
れ図4に示されるようになる。この時、一次巻線17、
18、19のインダクタンスをLとすると、式1に示さ
れるエネルギー量が二次電池1に移動することにより、
二次電池1の充電が行われる。
【0021】上記に示されるエネルギーの蓄積及び放出
の期間を通じて、充電用コイル20〜22には交流電圧
が発生する。この充電用コイル20〜22に発生した交
流電圧を、全波整流ブリッジ50により整流した後、D
C−DCコンバータ51により第二の二次電池52の充
電を行えば、二次電池1の充電時に同時に第二の二次電
池52の充電を行うことができる。
【0022】上記に示されるよう、交流モータ15の一
次巻線17〜19のうち、一次巻線19の一端にスイッ
チ43を設け、このスイッチ43の切り換えを励磁コイ
ル42にて行うと共に、電力変換装置2のトランジスタ
3〜8を制御することにより、車両の充電時、停止時、
走行時を通じて、第二の二次電池52の充電を行うこと
ができる。また、スイッチ43は、一次巻線19の電気
的接続を行うだけでよいので、従来装置に見られるよう
に、一次巻線17〜19のそれぞれにスイッチ43を設
ける必要がないため、スイッチ43を小型軽量化とする
ことができ、充電装置100の小型軽量化、低コスト化
を実現することができる。
【0023】次に、第二実施例について説明する。図5
は、第二実施例としての充電装置101の構成を示して
いる。第一実施例と第二実施例との構成上の相違は、充
電器40及びスイッチ43の接続位置である。その他
に、第一実施例と第二実施例とでは、二次電池1の充電
時における電力変換装置2の動作が異なる。
【0024】スイッチ43は、電力変換装置2を構成す
るトランジスタ4、5のそれぞれのコレクタ間に配置さ
れる。スイッチ43は、車両の停止時及び走行時には端
子a側に切り換えられ、車両の駐車時及び充電時には二
次電池1の充電を行う時には端子b側に切り換えられ
る。この端子aは二次電池1の+側に電気的に接続し、
端子bは充電器40の+側に電気的に接続している。
【0025】続いて、第二実施例の作用について説明す
る。二次電池1の充電時には、スイッチ43は端子b側
に切り換えられる。二次電池1の電圧が充電器40を整
流した後の直流電圧より大きい時には、電力変換装置2
が昇圧チョッパーとして動作する。この電力変換装置2
を昇圧チョッパーとして用いて、二次電池1の充電を行
う際、トランジスタ5はON状態である。
【0026】二次電池1の充電時において、エネルギー
の蓄積時にはトランジスタ6、7がONされる。この
時、電流は、充電器40→全波整流ブリッジ41→スイ
ッチ43→トランジスタ5→一次巻線19→一次巻線1
7、18→トランジスタ6、7の経路にて流れ、一次巻
線17〜19にエネルギーが蓄積される。また、エネル
ギーの放出時にはトランジスタ6、7がOFFされ、ダ
イオード9、10が導通する。この時、電流は、充電器
40→全波整流ブリッジ41→スイッチ43→トランジ
スタ5→一次巻線19→一次巻線17、18→ダイオー
ド9、10→二次電池1の経路にて流れ、一次巻線17
〜19に蓄積されたエネルギーが二次電池1に移動し、
二次電池1が充電される。
【0027】上記のように電力変換装置2を昇圧チョッ
パーとして用いて二次電池1の充電を行うとき、充電用
コイル20〜22には、第一実施例と同様に交流電圧が
発生する。よって、この充電用コイル20〜22に発生
した交流電圧を用いることにより、第二の二次電池52
の充電を行うことができる。
【0028】二次電池1の電圧が充電器40を整流した
後の直流電圧より小さい時には、電力変換装置2が降圧
チョッパーとして動作する。この電力変換装置2を降圧
チョッパーとして用いて、二次電池1の充電を行う際に
は、トランジスタ5は所定のデューティ比でON、OF
Fする。
【0029】トランジスタ5がON状態の時、電流は、
充電器40→全波整流ブリッジ41→スイッチ43→ト
ランジスタ5→一次巻線19→一次巻線17、18→ダ
イオード9、10→二次電池1の経路にて流れる。この
とき、一次巻線17〜19にエネルギーを蓄積しつつ、
二次電池1を充電する。
【0030】トランジスタ5がOFF状態の時、電流
は、一次巻線19→一次巻線17、18→ダイオード
9、10→二次電池1→ダイオード14の経路にて流
れ、一次巻線17〜19に蓄積されたエネルギーを二次
電池1に移動し、二次電池1が充電される。
【0031】上記のように電力変換装置2を降圧チョッ
パーとして用いて二次電池1の充電を行うとき、充電用
コイル20〜22には、第一実施例と同様に交流電圧が
発生する。よって、この充電用コイル20〜22に発生
した交流電圧を用いることにより、第二の二次電池52
の充電を行うことができる。
【0032】続いて、第三実施例について説明する。図
6は、第三実施例における充電装置102の構成を示し
たものである。第三実施例と第一実施例及び第二実施例
との構成上の違いは、充電器40及びスイッチ43の接
続位置である。その他に、第三実施例と第一実施例及び
第二実施例との違いは、二次電池1の充電時における電
力変換装置2の動作が異なる。
【0033】スイッチ43は、電力変換装置2を構成す
るトランジスタ3、6と一次巻線17との間に配置され
る。スイッチ43は、車両の停止時及び走行時には端子
a側に切り換えられ、車両の駐車時及び充電時には二次
電池1の充電を行う時には端子b側に切り換えられる。
充電器40は、端子a及び端子bと接続され、車両の駐
車時及び充電時のみ、交流モータ15と電気的に接続さ
れる。
【0034】二次電池1の充電時の動作は、充電器40
の極性が+の時、スイッチ43は端子b側に切り換えら
れる。この二次電池1の充電時において、エネルギーの
蓄積時にはトランジスタ7、8がONされる。この時、
電流は、充電器40→スイッチ43→一次巻線17→一
次巻線18、19→トランジスタ7、8→ダイオード1
2の経路にて流れ、一次巻線17〜19にエネルギーが
蓄積される。
【0035】また、エネルギーの放出時にはトランジス
タ7、8がOFFされ、ダイオード10〜12が導通す
る。この時、電流は、充電器40→スイッチ43→一次
巻線17→一次巻線18、19→ダイオード10、11
→二次電池1→ダイオード12の経路にて流れ、一次巻
線17〜19に蓄積されたエネルギーが二次電池1に移
動し、二次電池1が充電される。
【0036】上記に示される構成にて、二次電池1の充
電を行うとき、充電用コイル20〜22には、第一実施
例と同様に交流電圧が発生する。よって、この充電用コ
イル20〜22に発生した交流電圧を用いることによ
り、第二の二次電池52の充電を行うことができる。ま
た、第一実施例及び第二実施例では、充電器40の交流
電圧を整流して直流電圧にするためにの全波整流ブリッ
ジ41が設けられているが、本実施例では、全波整流ブ
リッジ41を必要としないため、よい小型軽量化、低コ
スト化された充電装置102を実現することができる。
【0037】尚、本実施例では、スイッチ25は制御回
路22からの指令によりON、OFFされる構成とした
が、充電器24の接続後に手動でスイッチ25をON、
OFFする構成としてもよい。また、上記実施例におい
ては、本発明による充電装置の適用対象の一例として電
気自動車の場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、二次電池を備えた装置であれば
よい。
【0038】上記に示されるように、本発明によれば、
第一の二次電池の充電時において充電器を交流モータの
一次巻線に接続して励磁されるため、交流モータのロー
タが回転することがなく、充電装置の安全性を向上させ
ることができる。また、充電器と第一の二次電池との間
にリアクトルが存在するために、突入電流が流れなくな
り、充電電流の制御が可能となる。さらに、充電対象を
切り換えるスイッチは、交流モータの一次巻線のうち、
1相だけを切り換えればよいため、スイッチの小型軽量
化ができ、充電装置のコストダウンを実現できる。加え
て、交流モータの一次巻線と磁気結合した充電用コイル
により絶縁され、その充電用コイルに発生する電圧を整
流した電圧で充電される第二の二次電池を有するため
に、第一の二次電池の充電時において第二の二次電池の
充電も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例の構成を示した構成
図。
【図2】第一実施例における二次電池充電時のエネルギ
ー蓄積時の電流の流れを示す模式図。
【図3】第一実施例における二次電池充電時のエネルギ
ー放出時の電流の流れを示す模式図。
【図4】トランジスタのON、OFF時における電流の
変化を示す模式図。
【図5】本発明に係わる第二実施例の構成を示した構成
図。
【図6】本発明に係わる第三実施例の構成を示した構成
図。
【図7】従来の電気自動車の構成を示した構成図。
【符号の説明】
1 二次電池 2 電力変換装置 15 交流モータ 16 ステータ 17〜19 一次巻線 20〜22 充電用コイル 23 ロータ 30 電圧検出器 33 制御回路 32 電流検出器 40 充電器 41、50 全波整流ブリッジ 42 励磁コイル 43 スイッチ 52 第二の二次電池 100 電気自動車の充電装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の二次電池と、該第一の二次電池を電
    源とした交流モータと、該交流モータを駆動するための
    電力を交流と直流との間で変換可能な電力変換装置と、
    該電力変換装置を制御する制御回路とを備えた装置にお
    いて、前記第一の二次電池を充電するための充電装置で
    あって、 前記交流モータは、該交流モータを構成するステータの
    一次巻線のうち少なくとも1つの相と磁気結合した充電
    用コイルを有し、 前記第一の二次電池の充電のための充電器は、整流器を
    介して前記交流モータの前記一次巻線に接続され、 前記交流モータの前記一次巻線のうち、少なくとも前記
    充電用コイルと磁気結合した前記一次巻線を充電用リア
    クトルとし、 記交流モータの前記一次巻線を励磁し、前記電力変換
    装置を介して前記第一の二次電池の充電制御を行うと共
    に、 前記交流モータの前記一次巻線と磁気結合した前記充電
    用コイルにより絶縁され、その充電用コイルに発生する
    電圧を整流した電圧で充電される第二の二次電池とを有
    することを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】前記交流モータは3相交流モータであり、 前記一次巻線と磁気結合した前記充電用コイルは3相を
    形成する前記一次巻線各々に形成され、 前記充電器を接続せずに前記交流モータを停止したまま
    前記第一の二次電池で前記第二の二次電池の充電が可能
    であって、その際は、前記電力変換装置により単相交流
    電圧が前記3相を形成する前記一次巻線に供給されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
JP10015695A 1995-03-31 1995-03-31 充電装置 Expired - Fee Related JP3444316B2 (ja)

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