JP3443210B2 - 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置 - Google Patents

分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置

Info

Publication number
JP3443210B2
JP3443210B2 JP22973995A JP22973995A JP3443210B2 JP 3443210 B2 JP3443210 B2 JP 3443210B2 JP 22973995 A JP22973995 A JP 22973995A JP 22973995 A JP22973995 A JP 22973995A JP 3443210 B2 JP3443210 B2 JP 3443210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
input
unique number
output processing
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22973995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0973336A (ja
Inventor
陽治 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP22973995A priority Critical patent/JP3443210B2/ja
Publication of JPH0973336A publication Critical patent/JPH0973336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443210B2 publication Critical patent/JP3443210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,携帯情報端末を2
つ以上の物理的に分離した部分装置に分けることで,携
帯情報端末の使用勝手を向上させる分離型携帯情報端末
装置およびこれを構成する入出力処理装置および記憶装
置に関するものである。
【0002】技術的進展に伴い,情報処理機器の性能が
向上する一方で,これらの機器の小型化が進みつつあ
る。PDA(Personal Digital Assistant)とも呼ばれ
る,場所や時間を選ばずに使うことができ,個人が携帯
できる大きさと,十分な処理性能を備えた携帯情報端末
の開発が進んでいる。また,2つ以上の物理的に分離し
た情報処理機器間で,赤外線通信などにより情報交換を
行うことが可能になってきた。このような状況の下で,
ますます携帯情報端末装置の利便性を高める技術が重要
になってきている。
【0003】
【従来の技術】従来の携帯情報端末装置は,処理,入
力,表示,記憶の諸機能がすべて一体となったものであ
る。大きさは,片手で持てるくらいであり,鞄などに入
れて持ち歩くことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯情報端末装
置は,情報処理,入出力処理,情報保持部分のすべてが
一体となっているために,携帯情報端末装置をうっかり
どこかに忘れてしまったりすると,携帯情報端末装置に
記憶しておいた情報を使うことはできなくなる。さらに
悪いことに,紛失したり,盗まれたりすれば,携帯情報
端末装置に記憶しておいた情報を永久に失ってしまう危
険があり,また悪意のある人間に読まれてしまったりす
る危険もある。
【0005】携帯情報端末装置がより小型化し,例えば
腕時計サイズのような,常時身に着けておくことができ
るサイズになれば,,忘れたり,なくしたり,盗まれた
りする危険性が大幅に減る。しかし,腕時計サイズで
は,本体が小さいために,効率の良い入力や表示が難し
くなってしまうという問題が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め,携帯情報端末装置を,情報の記憶を主として担当す
る部分装置(記憶装置)と,情報の処理,入力,表示な
どを主として担当する部分装置(入出力処理装置)とに
物理的に完全に分離し,2つの部分装置の間の情報交換
を,赤外線などを用いた比較的近距離の非接触の情報交
換手段を用いて行う。記憶装置は常時身に着けることが
できるくらいの腕時計サイズとする。入出力処理装置
は,効率良い入力や表示ができるくらいの片手サイズと
する。
【0007】このように分離することで,さらに新たな
利点が生まれる。重要な個人情報をすべて腕時計サイズ
の記憶装置に入れて個人が持ち運べば,片手サイズの入
出力処理装置は,個人専用とする必要はなくなる。状況
に応じて適切な片手サイズの入出力処理装置の1台を手
に持ち,身に着けた腕時計サイズの記憶装置と組み合わ
せることで携帯情報端末装置として使用することができ
る。重要な個人情報は腕時計サイズの記憶装置に納めら
れ,身に着けて持ち運べるために,忘れたり,なくした
りする危険性を大幅に減らせる一方,片手サイズの入出
力処理装置を用いることで効率の良い入力や表示も行え
る。
【0008】しかし,新たに問題点も生じる。まったく
自由に記憶装置と入出力処理装置を組み合わせることが
可能であると,非接触の情報交換の仕組みを利用して,
身に着けていた重要な個人情報を,他人が簡単に読み出
して盗んでしまうという危険性が生じるという問題であ
る。
【0009】本発明では,記憶装置にアクセス許可固有
番号リストを置き,入出力処理装置から情報交換の要求
があるたびごとにアクセス許可固有番号リストを調べ,
情報交換を要求した入出力処理装置がアクセス許可固有
番号リストにあらかじめ登録されている場合に限り,情
報交換を許すことでこの問題点を解決する。
【0010】本発明の分離型携帯情報端末装置は,入出
力処理装置と記憶装置の物理的に分離された2つの装置
からなる。この入出力処理装置は,当該入出力処理装置
の固有番号を保持する固有番号保持手段,情報処理を実
行する情報処理手段,近距離範囲内の記憶装置と非接触
の情報交換により,前記情報処理手段からの読み書き要
求がある場合に,読み書き要求および当該入出力処理装
置の固有番号を送信し,前記情報処理手段で用いる情報
を前記記憶装置との間で送受信する情報交換手段,入力
パネルからの情報の入力処理を行う情報入力手段,表示
パネルへの表示処理を行う情報表示手段を備える。
【0011】記憶装置は,当該記憶装置の固有番号を保
持する固有番号保持手段,所定の入出力処理装置で使用
する情報を記録する情報記録手段,情報記録手段へのア
クセスが許可された入出力処理装置の固有番号を登録し
たアクセス許可固有番号リストを保持するアクセス許可
固有番号リスト保持手段,近距離範囲内の記憶装置と非
接触の情報交換により,前記情報処理手段からの読み書
き要求および前記入出力処理装置の固有番号を受け取っ
た場合に,前記アクセス許可固有番号リスト保持手段の
アクセス許可固有番号リストを参照して当該固有番号が
アクセス許可されたものである場合にのみ前記入出力処
理装置の情報交換手段と当該記憶装置の情報交換手段と
の間で情報を送受信する情報交換手段を備える。
【0012】各装置には固有番号が与えられ,他のどの
入出力処理装置,どの記憶装置とも区別できるようにな
っている。各装置の固有番号は,それぞれの装置の中の
固有番号保持手段に保持されている。また,各装置は,
非接触の情報交換手段を内蔵し,赤外線などの非接触な
情報の交換方法により比較的近距離の範囲内で互いに情
報を交換することができる。
【0013】本発明は,以下のように作用する。 (1)入出力処理装置が記憶装置の情報記録手段にある
情報を,情報交換手段を介して読み書きする際には,必
ず入出力処理装置の固有番号保持手段が保持する入出力
処理装置の固有番号が,記憶装置に情報交換手段を使っ
て送られる。そして,記憶装置のアクセス許可固有番号
リスト保持手段に,送られた入出力処理装置の固有番号
が登録されている場合に限り,記憶装置の情報記録手段
が持つ情報の情報交換を許可する。これにより,あらか
じめ登録された入出力処理装置と記憶装置の組み合わせ
のみで,入出力処理装置を携帯情報端末の情報処理およ
び入出力部分として使い,記憶装置を携帯情報端末の情
報保持部分として使うことができる。
【0014】(2)入出力処理装置は,固有番号保持手
段に加え,もう一つ別の固有番号を一時的に保持する固
有番号一時保持手段を持つ。記憶装置は,アクセスを許
可する入出力処理装置のアクセス許可固有番号について
の登録指示操作があると,記憶装置の固有番号保持手段
が保持する記憶装置の固有番号を,確認用番号として非
接触の情報交換手段を介して入出力処理装置に伝える。
【0015】入出力処理装置は,伝えられた記憶装置の
固有番号を,固有番号一時保持手段に一時的に保持す
る。そして,入出力処理装置の固有番号保持手段が保持
する入出力処理装置の固有番号を登録用の固有番号とし
て,また,固有番号一時保持手段が保持する固有番号を
確認用の固有番号として,非接触の情報交換手段を介し
て記憶装置に伝える。
【0016】記憶装置は,記憶装置の固有番号保持手段
が保持する固有番号と,確認用の固有番号が一致する場
合に限り,記憶装置のアクセス許可固有番号リスト保持
手段が保持するアクセス許可固有番号リストに,登録用
として伝えられた入出力処理装置の固有番号を登録す
る。なお,既登録であれば二重登録は行わない。
【0017】(3)安全性を高めるために,記憶装置の
固有番号保持手段の保持する固有番号と,入出力処理装
置から受け取った確認用の固有番号が一致しない場合に
は,記憶装置のアクセス許可固有番号リスト保持手段が
保持するアクセス許可固有番号リストに登録用として伝
えられた入出力処理装置の固有番号があるかどうかをチ
ェックし,あればその固有番号を削除する。
【0018】(4)入出力処理装置の固有番号保持手段
が保持する入出力処理装置の固有番号を削除用の固有番
号として,非接触の情報交換手段を介して記憶装置に伝
えることで,記憶装置のアクセス許可固有番号リスト保
持手段が保持するアクセス許可固有番号リストから,削
除用として伝えられた固有番号があれば,それを削除す
ることもできる。
【0019】(5)記憶装置の情報記録手段にある情報
を,入出力処理装置が情報交換手段を介して読み書きす
る際の,情報交換の負荷を軽減する目的で,入出力処理
装置が補助記録手段を持ち,情報処理の開始時に記憶装
置の情報記録手段に保持してある情報の一部あるいは全
部を,非接触な情報交換手段により,あらかじめ入出力
処理装置の補助記録手段に転送しておき,入出力処理装
置の情報処理手段,情報入力手段,情報表示手段などを
用いて情報処理を行い,情報処理の終了時に,入出力処
理装置の補助記録手段の情報を記憶装置の情報記録手段
へ情報交換手段を用いて転送する。
【0020】(6)記憶装置は,入出力処理装置以外の
装置と通信する外部情報通信手段を持ち,入出力処理装
置の非接触の情報交換手段と,記憶装置の非接触の情報
交換手段と外部情報通信手段を用いることで,入出力処
理装置が,記憶装置以外の外部の装置と通信することを
可能とする。
【0021】(7)入出力処理装置は,記憶装置以外と
通信する外部情報通信手段を持ち,記憶装置の非接触の
情報交換手段と,入出力処理装置の非接触の情報交換手
段と外部情報通信手段を用いることで,記憶装置の情報
記録手段の内容を,入出力処理装置以外の外部の装置と
の間で通信することを可能とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。 〔1〕第1の実施の形態 図1は,第1の実施の形態における装置構成例を示す図
である。
【0023】図1において,1は入出力処理装置,11
は固有番号保持手段,12は固有番号一時保持手段,1
3は情報処理手段,14は情報交換手段,15は情報入
力手段,16は情報表示手段,17は入力パネル,18
は表示パネル,2は記憶装置,21は固有番号保持手
段,22は情報記録手段,23はアクセス許可固有番号
リスト保持手段,24は情報交換手段,25は登録/削
除処理手段,26は登録ボタン,27は削除ボタンを表
す。
【0024】分離型携帯情報端末装置は,入出力処理装
置1と記憶装置2の,2つの物理的に分離された装置か
らなる。これらは,CPUおよびメモリ等を内蔵し,以
下の各手段を備える。
【0025】入出力処理装置1の固有番号保持手段11
は,入出力処理装置1の固有番号を保持する手段であ
る。固有番号保持手段11は,各入出力処理装置1ごと
に異なる番号を,例えばROM等に格納することによっ
て構成することができる。
【0026】固有番号一時保持手段12は,記憶装置2
のアクセス許可固有番号リストに入出力処理装置1を登
録する際に,確認用として提示しなければならない記憶
装置2の固有番号を一時的に保持する手段である。
【0027】情報処理手段13は,入力パネル17から
の指示により情報処理を実行する手段であり,記憶装置
2の情報記録手段22に格納された情報が情報処理に必
要な場合は,読み書き要求を情報交換手段14に渡す。
【0028】情報交換手段14は,赤外線等を用いた非
接触の情報交換方法により,比較的近距離の範囲内に物
理的に分離してある記憶装置2と情報を交換する手段で
ある。情報処理手段13から読み書き要求を送出する場
合に,固有番号保持手段11に保持する固有番号を送出
する。
【0029】情報入力手段15は,利用者が操作する入
力パネル17からの入力を受け持つ手段である。情報表
示手段16は,利用者に情報を表示する表示パネル18
への情報表示を受け持つ手段である。
【0030】記憶装置2における固有番号保持手段21
は,記憶装置2の固有番号を保持する手段である。情報
記録手段22は,情報処理手段13の情報処理に使用さ
れる情報を記録する手段である。本分離型携帯情報端末
装置の用途によって,種々の情報を記録することがで
き,例えば重要な個人用情報なども記録することができ
る。
【0031】アクセス許可固有番号リスト保持手段23
は,情報記録手段22へアクセスを許可された入出力処
理装置1の固有番号を定義するアクセス許可固有番号リ
ストを保持する手段である。
【0032】情報交換手段24は,赤外線等を用いた非
接触の情報交換方法により,比較的近距離の範囲内に物
理的に分離してある入出力処理装置1と情報を交換する
手段である。情報処理手段13から読み書き要求を受け
取った場合に,同時に受け取った入出力処理装置1の固
有番号がアクセス許可固有番号リストにあるかどうかを
判定し,固有番号がアクセス許可されているものである
場合にのみ,その入出力処理装置1と情報を交換する。
【0033】また,この情報交換手段24は,登録/削
除処理手段25から入出力処理装置1の固有番号の登録
要求があった場合には,固有番号保持手段21に保持す
る記憶装置2の固有番号を,入出力処理装置1の固有番
号の削除要求があった場合には,記憶装置2の固有番号
の代わりに有り得ない固有番号を,情報交換手段14を
介して入出力処理装置1に送出する。
【0034】登録/削除処理手段25は,登録ボタン2
6または削除ボタン27の指示により,アクセス許可固
有番号リスト保持手段23が保持するアクセス許可固有
番号リストへ要求元の入出力処理装置1の固有番号を登
録,または同リストから要求元の入出力処理装置1の固
有番号を削除する手段である。
【0035】図2は,入出力処理装置1と記憶装置2の
外観図である。入出力処理装置1は,図2(A)に示す
ような外観の片手サイズの装置であり,利用者が操作す
る入力パネル17と,利用者に情報を表示する表示パネ
ル18を持つ。
【0036】記憶装置2は,図2(B)に示すような外
観の腕時計サイズの装置であり,非接触の情報交換手段
14,24の情報交換可能範囲内においた入出力処理装
置1の固有番号を,記憶装置2のアクセス許可固有番号
リストに登録するための登録ボタン26と,登録済みの
固有番号を削除するための削除ボタン27を持つ。
【0037】この実施の形態においては,次のような使
い方を想定している。利用者は自分専用の記憶装置2を
腕時計のように常時身に着けている。記憶装置2は腕時
計の機能を併せ持っていてもよい。一方,利用者は複数
台の入出力処理装置1を保有し,鞄の中や服のポケット
の中,オフィスの机の上,家庭のテレビの上などに分散
して置いておく。鞄や服のポケットに入れておく入出力
処理装置1は比較的小型のものであり,オフィスや家庭
に置いておくものは比較的大型のものであってもよい。
【0038】これによって,移動中は鞄や服の中の入出
力処理装置1を使い,移動先ではオフィスや家庭の入出
力処理装置1を使うというようなことができる。個人の
重要な情報は,記憶装置2に格納され,腕時計のように
常時身に着けているので,たとえ入出力処理装置1を落
としたり,他人と共有することがあっても,個人の情報
を他人に見られたり,盗まれたりすることはない。
【0039】利用者による通常の情報端末操作は,入出
力処理装置1の入力パネル17と表示パネル18を用い
て行う。入出力処理装置1が,個人の情報記録を読み書
きする場合には,非接触の情報交換手段14,24を介
して,記憶装置2の情報記録手段22を読み書きする。
【0040】図3および図4は,分離型携帯情報端末装
置の処理フローである。図3において,ステップS1で
は,利用者による入力パネル17の操作を入出力処理装
置1の情報入力手段15で解読する。ステップS2で
は,解読結果に従い,入出力処理装置1の情報処理手段
13で処理を実行開始する。ステップS3では,記憶装
置の情報記録手段に保持してある情報を読み書きする必
要があるかどうかを判断する。情報を読み書きする必要
があればステップS4の処理を行い,情報を読み書きす
る必要がなければステップS5へ進む。
【0041】ステップS4では,記憶装置2の情報記録
手段22を読み書きする処理を行う。この処理内容につ
いては後述する(図4)。ステップS5では,入出力処
理装置1の表示パネル18に表示すべき処理結果がある
かどうかを判断する。表示すべき処理結果がある場合に
はステップS6の処理を行い,表示すべき処理結果がな
い場合にはステップS7へ進む。
【0042】ステップS6では,入出力処理装置1の情
報表示手段16により,処理結果を入出力処理装置1の
表示パネル18へ表示する処理を行う。ステップS7で
は,入出力処理装置1の情報処理手段13による処理が
終了したかどうかを判断する。処理が終了していない場
合にはステップS8の処理へ進み,処理が終了した場合
にはステップS1の処理へ戻る。
【0043】ステップS8では,入出力処理装置1の情
報処理手段13による処理の実行を継続し,ステップS
3以降の処理を繰り返す。図4は,図3の処理フローチ
ャートに示すステップS4の記憶装置2の情報記録手段
22を読み書きする処理の処理フローチャートである。
【0044】図4のステップS10において,入出力処
理装置1は,記憶装置2へ入出力処理装置1の固有番号
保持手段11が保持する固有番号と読み書き要求とを送
る。ステップS11では,記憶装置2は,入出力処理装
置1の情報交換手段14と記憶装置2の情報交換手段2
4とを経て,入出力処理装置1の固有番号と読み書き要
求とを受け取る。
【0045】ステップS12では,記憶装置2のアクセ
ス許可固有番号リスト保持手段23が保持するアクセス
許可固有番号リストの中に,受け取った入出力処理装置
1の固有番号があるかどうかを検査する。受け取った入
出力処理装置1の固有番号があればステップS13の処
理を行い,受け取った入出力処理装置の固有番号がなけ
ればステップS15の処理を行う。
【0046】ステップS13では,受け取った記憶装置
2への読み書き要求に従い,記憶装置2の情報記録手段
22が保持する情報を読み書きする。ステップS14で
は,読み書きした結果を,記憶装置2の情報交換手段2
4と入出力処理装置1の情報交換手段14を経て,入出
力処理装置1の情報処理手段13に渡す。
【0047】アクセス許可固有番号リストの中に,受け
取った入出力処理装置1の固有番号がない場合,ステッ
プS15により,読み書きが不許可であることを,記憶
装置2の情報交換手段24と入出力処理装置1の情報交
換手段14を経て,入出力処理装置1の情報処理手段1
3に通知する。
【0048】利用者による入出力処理装置1と,それが
アクセスする記憶装置2との対応付けの登録は,記憶装
置2の登録ボタン26を用いて行う。同様に,利用者に
よる入出力処理装置1と記憶装置2の対応付けの削除
は,記憶装置2の削除ボタン27を用いて行う。
【0049】図5は,記憶装置2と情報交換可能な範囲
内にある入出力処理装置1とを対応付ける固有番号の登
録または削除の処理フローチャートである。図5におい
て,ステップS21〜S24およびステップS27〜S
30の処理は記憶装置2側の処理を表し,ステップS2
5およびステップS26の処理は入出力処理装置1側の
処理を表す。
【0050】ステップS21の処理において,記憶装置
2は,登録ボタン26が押下されたかどうか判断し,登
録ボタン26が押下された場合には,ステップS22の
処理を行い,登録ボタン26が押下されていない場合に
は,ステップS23の処理を行う。
【0051】ステップS22では,記憶装置2の情報交
換手段24と入出力処理装置1の情報交換手段14を経
て,記憶装置2の固有番号保持手段21が保持する固有
番号を入出力処理装置1へ伝える。
【0052】ステップS23では,記憶装置2は,削除
ボタン27が押下されたかどうか判断し,削除ボタン2
7が押下された場合には,ステップS24の処理を行
い,削除ボタン27が押下されていない場合には,ステ
ップS21の処理へ戻る。
【0053】ステップS24では,記憶装置2の情報交
換手段24と入出力処理装置1の情報交換手段14とを
経て,例えば,オール“0”というような有り得ない固
有番号を入出力処理装置1へ伝える。
【0054】ステップS25では,入出力処理装置1
は,受け取った記憶装置2の固有番号または有り得ない
固有番号を,入出力処理装置1の固有番号一時保持手段
12に格納する。
【0055】ステップS26では,入出力処理装置1の
情報交換手段14と記憶装置2の情報交換手段24とを
経て,入出力処理装置1の固有番号保持手段11が保持
する入出力処理装置1の固有番号を登録用番号として,
入出力処理装置1の固有番号一時保持手段12の保持し
ている固有番号を確認用番号として,記憶装置2へ伝え
る。
【0056】ステップS27では,記憶装置2は,登録
用番号と確認用番号とを例えば数秒というような所定時
間内に受け取れたかどうかを判断する。所定時間内に受
け取れた場合にはステップS28の処理を行い,所定時
間内に受け取れなかった場合にはステップS21へ戻
る。
【0057】ステップS28では,記憶装置2の固有番
号保持手段21が保持する固有番号と受け取った確認用
番号とが一致するかどうかを判断する。記憶装置2の固
有番号が確認用番号と一致する場合には,ステップS2
9の処理を行う。記憶装置2の固有番号が確認用番号と
一致しない場合,すなわち,ステップS25の処理で入
出力処理装置1が受け取った固有番号が有り得ない固有
番号である場合には,ステップS30の処理を行う。
【0058】ステップS29では,受け取った登録用番
号が記憶装置2のアクセス許可固有番号リスト保持手段
23の保持するアクセス許可固有番号リストになけれ
ば,登録用番号をアクセス許可固有番号リストに登録す
る。
【0059】ステップS30では,受け取った登録用番
号が記憶装置2のアクセス許可固有番号リスト保持手段
23の保持するアクセス許可固有番号リストにあれば,
登録用番号をアクセス許可固有番号リストから削除す
る。
【0060】以上の実施の形態におけるアクセス許可固
有番号の削除方法として,記憶装置2の削除ボタン27
を用いる方法を説明したが,入出力処理装置1の入力パ
ネル17からの削除指示によって削除することもでき,
この場合には,入出力処理装置1から削除要求と当該入
出力処理装置1の固有番号を記憶装置2へ送ることで削
除を実現する。
【0061】〔2〕第2の実施の形態 図6は,第2の実施の形態における装置構成例を示す図
である。図6に示すように,入出力処理装置3には入出
力処理装置3と記憶装置2の間の情報交換の負荷を軽減
するために,入出力処理装置3へ補助記録手段39を設
けている。補助記録手段39は,記憶装置2の情報記録
手段22の情報の一部または全部を記録する手段であ
る。入出力処理装置3の補助記録手段39以外の構成に
ついては,図1に示す入出力処理装置1のものとほぼ同
様である。
【0062】図7〜図9は,図6に示す第2の実施の形
態における装置構成例の下での,分離型携帯情報端末装
置の処理フローチャートである。図7において,ステッ
プS41では,利用者による入出力処理装置3の入力パ
ネル37の操作を入出力処理装置3の情報入力手段35
で解読する。ステップS42では,図8に示す処理によ
り,記憶装置2の情報記録手段22の情報を入出力処理
装置3の補助記録手段33へ転送する処理を行う。
【0063】ステップS43では,情報の転送が成功し
たかどうかを判断し,転送が成功した場合にはステップ
S44の処理を行い,転送が失敗した場合にはステップ
S51の処理を行う。
【0064】ステップS44では,ステップS41の処
理での解読結果に従い,入出力処理装置3の情報処理手
段33で処理を実行開始する。ステップS45では,表
示パネル38に表示すべき処理結果があるかどうかを判
定する。表示すべき処理結果がある場合には,ステップ
S46の処理を行い,表示すべき処理結果がない場合に
は,ステップS47へ進む。ステップS46では,入出
力処理装置3の情報表示手段36により処理結果を表示
パネル38へ表示する。
【0065】ステップS47では,情報処理手段33に
よる処理が終了したかどうかを判断する。処理が終了し
ていない場合には,ステップS48の処理を行い,処理
が終了した場合には,ステップS49の処理を行う。
【0066】ステップS48では,情報処理手段33に
よる処理の実行を継続し,ステップS45以降を繰り返
す。ステップS49では,情報処理手段33による処理
が終了した場合,図9に示す処理により,入出力処理装
置3の補助記録手段39の情報を,入出力処理装置3の
情報交換手段34と記憶装置2の情報交換手段24とを
経て,記憶装置2の情報記録手段22へ書き出す処理を
行う。
【0067】ステップS50では,情報の転送が成功し
たかどうかを判断し,転送が成功した場合には,ステッ
プS41の処理へ戻り,転送が失敗した場合には,ステ
ップS52の処理を行う。
【0068】ステップS51およびステップS52で
は,ステップS43またはステップS50で転送が失敗
したと判断した場合に,エラーメッセージを表示パネル
38に表示するなどの失敗処理を行う。
【0069】図8は,図7の処理フローチャートに示す
ステップS42で実行する記憶装置2の情報記録手段2
2の情報の読み出し処理フローチャートである。図8の
ステップS60において,入出力処理装置3は,記憶装
置2へ入出力処理装置3の固有番号保持手段31が保持
する固有番号と記憶装置2に対する読み出し要求とを送
る。ステップS61で,記憶装置2は,入出力処理装置
3の固有番号と読み出し要求とを,入出力処理装置3の
情報交換手段34と記憶装置2の情報交換手段24とを
経て,入出力処理装置3から受け取る。
【0070】ステップS62では,記憶装置2のアクセ
ス許可固有番号リスト保持手段23が保持するアクセス
許可固有番号リストの中に,受け取った入出力処理装置
3の固有番号があるかどうかを判断する。受け取った入
出力処理装置3の固有番号がアクセス許可固有番号リス
トの中にある場合には,ステップS63の処理を行い,
受け取った入出力処理装置3の固有番号がアクセス許可
固有番号リストの中にない場合には,ステップS64の
処理を行う。
【0071】ステップS63では,記憶装置2の情報記
録手段22が保持する情報を読み出し,記憶装置2の情
報交換手段24と入出力処理装置3の情報交換手段34
とを経て,入出力処理装置3の補助記録手段39へ転送
する。
【0072】ステップS64では,情報記録手段22が
保持する情報の読み出しが不許可であったことを入出力
処理装置3に通知する。図9は,図7の処理フローチャ
ートに示すステップS49で実行する入出力処理装置3
の補助記録手段39の情報の書き出し処理フローチャー
トである。
【0073】図9のステップ70において,入出力処理
装置3は,記憶装置2へ入出力処理装置3の固有番号保
持手段31が保持する固有番号と記憶装置2に対する書
き出し要求とを送る。ステップS71で,記憶装置2
は,入出力処理装置3の固有番号と記憶装置2への書き
出し要求を,入出力処理装置3の情報交換手段34と記
憶装置2の情報交換手段24とを経て,入出力処理装置
3から受け取る。
【0074】ステップS72では,記憶装置2のアクセ
ス許可固有番号リスト保持手段23が保持するアクセス
許可固有番号リストの中に,受け取った入出力処理装置
3の固有番号があるかどうかを判断する。受け取った入
出力処理装置3の固有番号がある場合には,ステップS
73の処理を行い,受け取った入出力処理装置3の固有
番号がない場合には,ステップS74の処理を行う。
【0075】ステップS73では,入出力処理装置3の
補助記録手段39が保持する情報を,入出力処理装置3
の情報交換手段34と記憶装置2の情報交換手段24と
を用いて転送し,記憶装置2の情報記録手段22に書き
込む。
【0076】ステップS74では,補助記録手段39が
保持する情報の書き出しが不許可であったことを入出力
処理装置3に通知する。 〔3〕第3の実施の形態 図10は,第3の実施の形態における装置構成例を示す
図である。
【0077】第3の実施の形態は,記憶装置4に外部の
他の装置5との通信を行う外部情報通信手段48を設け
て,第1の実施の形態を強化した場合の実施の形態であ
る。記憶装置4の外部情報通信手段48以外の構成につ
いては,図1に示す記憶装置2のものとほぼ同様であ
る。
【0078】この構成によれば,図10に示すように記
憶装置4に外部情報通信手段48が設けられており,記
憶装置4は,記憶装置4の情報記録手段42やアクセス
許可固有番号リスト保持手段43の内容を,記憶装置4
の外部情報通信手段48を使って,外部の他の装置5と
やりとりできるようになる。また,入出力処理装置1の
情報処理手段13は,入出力処理装置1の情報交換手段
14と記憶装置4の情報交換手段44とを経て,記憶装
置4の外部情報通信手段48を使うことで,外部の他の
装置5とやりとりできるようになる。
【0079】〔4〕第4の実施の形態 図11は,第4の実施の形態における装置構成例を示す
図である。第4の実施の形態は,入出力処理装置6に外
部の他の装置5との通信を行う外部情報通信手段69を
設けて,第1の実施の形態を強化した場合の実施の形態
である。入出力処理装置6の外部情報通信手段69以外
の構成については,図1に示す入出力処理装置1のもの
とほぼ同様である。
【0080】この構成によれば,図11に示すように,
入出力処理装置6に外部情報通信手段69を設けている
ので,入出力処理装置6の情報処理手段63は,外部情
報通信手段69を使うことで,外部の他の装置5と情報
をやりとりできるようになる。さらに記憶装置2から
も,入出力処理装置6の外部情報通信手段69を使うこ
とで,記憶装置2の情報交換手段24と入出力処理装置
6の情報交換手段64とを経て,記憶装置2の情報記録
手段22やアクセス許可固有番号リスト保持手段23の
内容を,外部の他の装置5とやりとりできるようにな
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
携帯情報端末を,腕時計サイズの記憶装置と片手サイズ
の入出力処理装置とに分け,2つの装置の間で赤外線な
どを用いた非接触の情報交換を行うことにより,記憶装
置を腕時計のように常時身に着けることが可能になり,
個人の重要な情報を携帯情報端末の紛失や盗難から守
り,入出力処理装置を片手サイズとすることで,腕時計
サイズの携帯情報端末では得られない,効率よい入力法
や大きな表示画面サイズを保証することができるという
効果を奏する。
【0082】さらに,各装置に固有番号を割り当て,入
出力処理装置で記憶装置が記憶する情報を読み書きする
場合には,入出力処理装置の固有番号も一緒に記憶装置
へ送り,記憶装置が保持するアクセス許可固有番号リス
トに,読み書きしようとする入出力処理装置の固有番号
がすでに登録されている場合にのみ読み書きを許可する
ことで,記憶装置が保持されている個人の重要な情報が
不当に,登録されていない入出力処理装置によって読み
書きされることを防止することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における装置構成例を示す図
である。
【図2】入出力処理装置および記録装置の外観を示す図
である。
【図3】第1の実施の形態の処理フローチャートであ
る。
【図4】情報記録手段を読み書きする処理の処理フロー
チャートである。
【図5】記憶装置への入出力処理装置の固有番号の登録
と削除の処理フローチャートである。
【図6】第2の実施の形態における装置構成例を示す図
である。
【図7】第2の実施の形態の処理フローチャートであ
る。
【図8】情報記録手段の情報の読み出し処理フローチャ
ートである。
【図9】補助記録手段の情報の書き出し処理フローチャ
ートである。
【図10】第3の実施の形態における装置構成例を示す
図である。
【図11】第4の実施の形態における装置構成例を示す
図である。
【符号の説明】
1 入出力処理装置 11 固有番号保持手段 12 固有番号一時保持手段 13 情報処理手段 14 情報交換手段 15 情報入力手段 16 情報表示手段 17 入力パネル 18 表示パネル 2 記憶装置 21 固有番号保持手段 22 情報記録手段 23 アクセス許可固有番号リスト保持手段 24 情報交換手段 25 登録/削除処理手段 26 登録ボタン 27 削除ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−161238(JP,A) 特開 平6−89244(JP,A) 特開 平6−96300(JP,A) 特開 平6−332859(JP,A) 特開 平7−21127(JP,A) 特開 平7−28732(JP,A) 特開 平7−84780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/00 G06F 3/00 G06F 13/00 G06F 12/00,12/14

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触の情報交換が可能な物理的に分離
    した入出力処理装置と記憶装置とからなる分離型携帯情
    報端末装置であって, 前記入出力処理装置は, 当該入出力処理装置の固有番号を保持する固有番号保持
    手段と, 情報を入力する情報入力手段と, 情報処理を実行する情報処理手段と, 前記情報処理手段による処理結果を含む情報を表示する
    情報表示手段と, 前記記憶装置と非接触の情報交換により,前記情報処理
    手段からの読み書き要求がある場合に,読み書き要求お
    よび当該入出力処理装置の固有番号を送信し,前記情報
    処理手段で処理する情報または処理した情報を前記記憶
    装置との間で送受信する情報交換手段とを備えると共
    に, 当該入出力処理装置の固有番号を前記記憶装置に登録す
    る際に,前記記憶装置から確認用番号として受け取った
    当該記憶装置の固有番号を一時的に保持する固有番号一
    時保持手段と, 当該入出力処理装置の固有番号保持手段が保持する固有
    番号と前記固有番号一時保持手段が保持する確認用の固
    有番号とを,前記記憶装置へ送信する手段とを備え, 前記記憶装置は, 前記入出力処理装置から送られた情報を記録する情報記
    録手段と, 前記情報記録手段へのアクセスが許可された入出力処理
    装置の固有番号を保持するアクセス許可固有番号の保持
    手段と, 前記入出力処理装置と非接触の情報交換により,前記読
    み書き要求および前記入出力処理装置の固有番号を受け
    取った場合に,前記アクセス許可固有番号の保持手段が
    保持する固有番号との照合により,受け取った固有番号
    がアクセスが許可されたものであるかどうかを判断し,
    受け取った固有番号がアクセスが許可されたものである
    場合にのみ前記入出力処理装置の情報交換手段との間で
    前記情報記録手段に記録された情報または記録する情報
    を送受信する情報交換手段とを備えると共に, 当該記憶装置の固有番号を保持する固有番号保持手段
    と, アクセスを許可する前記入出力処理装置の固有番号を,
    前記アクセス許可固有番号の保持手段に登録する指示を
    入力する登録指示手段と, 前記登録指示手段により登録が指示された場合に,前記
    固有番号保持手段が保持する当該記憶装置の固有番号を
    確認用番号として前記入出力処理装置へ送信し,前記入
    出力処理装置から,当該入出力処理装置の固有番号と確
    認用番号とが送られてきた場合に,送られてきた確認用
    番号が当該記憶装置の固有番号と一致することを条件と
    して,前記アクセス許可固有番号の保持手段に,送られ
    てきた入出力処理装置の固有番号を登録する登録処理手
    段とを備える ことを特徴とする分離型携帯情報端末装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分離型携帯情報端末装置
    において,前記記憶装置は, アクセスを許可している前記入出力処理装置の固有番号
    を,前記アクセス許可固有番号の保持手段から削除する
    指示を入力する削除指示手段と, 前記削除指示手段により削除が指示された場合に,当該
    記憶装置の前記固有番号保持手段が保持する当該記憶装
    置の固有番号以外の番号を確認用番号として前記入出力
    処理装置へ送信し,前記入出力処理装置から,当該入出
    力処理装置の固有番号と確認用番号とが送られてきた場
    合に,送られてきた確認用番号が当該記憶装置の固有番
    号と一致しないことを条件として,前記アクセス許可固
    有番号の保持手段から,送られてきた入出力処理装置の
    固有番号を削除する削除処理手段とを備えことを特徴
    とする分離型携帯情報端末装置。
  3. 【請求項3】 非接触の情報交換が可能な物理的に分離
    した入出力処理装置と記憶装置とからなる分離型携帯情
    報端末装置であって, 前記入出力処理装置は, 当該入出力処理装置の固有番号を保持する固有番号保持
    手段と, 情報を入力する情報入力手段と, 情報処理を実行する情報処理手段と, 前記情報処理手段による処理結果を含む情報を表示する
    情報表示手段と, 前記記憶装置と非接触の情報交換により,前記情報処理
    手段からの読み書き要求がある場合に,読み書き要求お
    よび当該入出力処理装置の固有番号を送信し,前記情報
    処理手段で処理する情報または処理した情報を前記記憶
    装置との間で送受信する情報交換手段とを備えると共
    に, 前記記憶装置のアクセス許可固有番号の保持手段が保持
    する当該入出力処理装置の固有番号を削除する場合に,
    削除要求と当該入出力処理装置の固有番号とを送信する
    手段を備え, 前記記憶装置は, 前記入出力処理装置から送られた情報を記録する情報記
    録手段と, 前記情報記録手段へのアクセスが許可された入出力処理
    装置の固有番号を保持するアクセス許可固有番号の保持
    手段と, 前記入出力処理装置と非接触の情報交換により,前記読
    み書き要求および前記入出力処理装置の固有番号を受け
    取った場合に,前記アクセス許可固有番号の保持手段が
    保持する固有番号との照合により,受け取った固有番号
    がアクセスが許可されたものであるかどうかを判断し,
    受け取った固有番号がアクセスが許可されたものである
    場合にのみ前記入出力処理装置の情報交換手段との間で
    前記情報記録手段に記録された情報または記録する情報
    を送受信する情報交換手段とを備えると共に, 前記入出力処理装置から削除要求と当該入出力処理装置
    の固有番号とが送られてきた場合に,前記アクセス許可
    固有番号の保持手段から,送られてきた入出力処理装置
    の固有番号を削除する削除処理手段を備える ことを特徴
    とする分離型携帯情報端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3記載
    の分離型携帯情報端末装置において, 前記入出力処理装置は, 前記情報処理手段が処理する情報を記憶する補助記録手
    段と, 情報処理の開始時に送られてきた前記記憶装置の情報記
    録手段が保持する情報の一部または全部を前記補助記録
    手段に格納し,情報処理の終了時に前記補助記録手段が
    記憶する情報を前記記憶装置へ転送する手段とを備え
    ことを特徴とする分離型携帯情報端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の分離型携帯情報端末装置において, 前記記憶装置は, 前記入出力処理装置以外の外部の装置と通信する外部情
    報通信手段と, 前記入出力処理装置からの要求により,前記入出力処理
    装置の情報交換手段,前記記憶装置の情報交換手段およ
    び前記外部情報通信手段を用いることで,前記入出力処
    理装置から要求された情報または前記記憶装置の情報記
    録手段の内容を外部の装置との間で転送する手段とを備
    ことを特徴とする分離型携帯情報端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の分離型携帯情報端末装置において, 前記入出力処理装置は, 前記記憶装置以外の外部の装置と通信する外部情報通信
    手段と, 前記記憶装置の情報交換手段,前記入出力処理装置の情
    報交換手段および前記外部情報通信手段を用いること
    で,前記記憶装置の情報記録手段の内容を外部の装置と
    の間で転送する手段とを備えことを特徴とする分離型
    携帯情報端末装置。
  7. 【請求項7】 情報処理および入出力処理部分と情報保
    持部分とが分離された分離型携帯情報端末装置において
    情報処理および入出力処理部分として用いられる入出力
    処理装置であって, 当該入出力処理装置の固有番号を保持する固有番号保持
    手段と, 情報を入力する情報入力手段と, 情報処理を実行する情報処理手段と, 前記情報処理手段による処理結果を含む情報を表示する
    情報表示手段と, 前記情報保持部分である外部の記憶装置と非接触の情報
    交換により,前記情報処理手段からの読み書き要求があ
    る場合に,読み書き要求および当該入出力処理装置の固
    有番号を送信し,その固有番号が前記記憶装置にアクセ
    ス許可されていることを条件として,前記情報処理手段
    で処理する情報または処理した情報を前記記憶装置との
    間で送受信する情報交換手段とを備えると共に, 当該入出力処理装置の固有番号を前記記憶装置に登録す
    る際に,前記記憶装置から確認用番号として受け取った
    当該記憶装置の固有番号を一時的に保持する固有番号一
    時保持手段と, 当該入出力処理装置の固有番号保持手段が保持する固有
    番号と前記固有番号一時保持手段が保持する確認用の固
    有番号とを,前記記憶装置へ送信する手段とを備える
    とを特徴とする入出力処理装置。
  8. 【請求項8】 情報処理および入出力処理部分と情報保
    持部分とが分離された分離型携帯情報端末装置において
    情報処理および入出力処理部分として用いられる入出力
    処理装置であって, 当該入出力処理装置の固有番号を保持する固有番号保持
    手段と, 情報を入力する情報入力手段と, 情報処理を実行する情報処理手段と, 前記情報処理手段による処理結果を含む情報を表示する
    情報表示手段と, 前記情報保持部分である外部の記憶装置と非接触の情報
    交換により,前記情報処理手段からの読み書き要求があ
    る場合に,読み書き要求および当該入出力処理装置の固
    有番号を送信し,その固有番号が前記記憶装置にアクセ
    ス許可されていることを条件として,前記情報処理手段
    で処理する情報または処理した情報を前記記憶装置との
    間で送受信する情報交換手段とを備えると共に, 前記記憶装置においてアクセスが許可されている入出力
    処理装置の固有番号を保持するアクセス許可固有番号の
    保持手段から当該入出力処理装置の固有番号を削除する
    場合に,削除要求と当該入出力処理装置の固有番号とを
    前記記憶装置に送信する手段を備える ことを特徴とする
    入出力処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の入出力処
    理装置において, 前記情報処理手段が処理する情報を記憶する補助記録手
    段と, 情報処理の開始時に送られてきた前記記憶装置の情報記
    録手段が保持する情報の一部または全部を前記補助記録
    手段に格納し,情報処理の終了時に前記補助記 録手段が
    記憶する情報を前記記憶装置へ転送する手段とを備える
    ことを特徴とする入出力処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項7,請求項8または請求項9記
    載の入出力処理装置において, 前記記憶装置以外の外部の装置と通信する外部情報通信
    手段と, 前記外部情報通信手段を用いることで,前記記憶装置に
    記録されている情報または記録する情報の内容を外部の
    装置との間で転送する手段とを備える ことを特徴とする
    入出力処理装置。
  11. 【請求項11】 情報処理および入出力処理部分と情報
    保持部分とが分離された分離型携帯情報端末装置におい
    て情報保持部分として用いられる記憶装置であって, 前記情報処理および入出力処理部分を担当する外部の入
    出力処理装置から送られた情報を記録する情報記録手段
    と, 前記情報記録手段へのアクセスが許可された入出力処理
    装置の固有番号を保持するアクセス許可固有番号の保持
    手段と, 前記入出力処理装置と非接触の情報交換により,前記読
    み書き要求および前記入出力処理装置の固有番号を受け
    取った場合に,前記アクセス許可固有番号の保持手段が
    保持する固有番号との照合により,受け取った固有番号
    がアクセスが許可されたものであるかどうかを判断し,
    受け取った固有番号がアクセスが許可されたものである
    場合にのみ前記入出力処理装置との間で前記情報記録手
    段に記録された情報または記録する情報を送受信する情
    報交換手段とを備えると共に, 当該記憶装置の固有番号を保持する固有番号保持手段
    と, アクセスを許可する前記入出力処理装置の固有番号を,
    前記アクセス許可固有番号の保持手段に登録する指示を
    入力する登録指示手段と, 前記登録指示手段により登録が指示された場合に,前記
    固有番号保持手段が保持する当該記憶装置の固有番号を
    確認用番号として前記入出力処理装置へ送信し,前記入
    出力処理装置から,当該入出力処理装置の固有番号と確
    認用番号とが送られてきた場合に,送られてきた確認用
    番号が当該記憶装置の固有番号と一致することを条件と
    して,前記アクセス許可固有番号の保持手段に,送られ
    てきた入 出力処理装置の固有番号を登録する登録処理手
    段とを備える ことを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記憶装置において, アクセスを許可している前記入出力処理装置の固有番号
    を,前記アクセス許可固有番号の保持手段から削除する
    指示を入力する削除指示手段と, 前記削除指示手段により削除が指示された場合に,当該
    記憶装置の前記固有番号保持手段が保持する当該記憶装
    置の固有番号以外の番号を確認用番号として前記入出力
    処理装置へ送信し,前記入出力処理装置から,当該入出
    力処理装置の固有番号と確認用番号とが送られてきた場
    合に,送られてきた確認用番号が当該記憶装置の固有番
    号と一致しないことを条件として,前記アクセス許可固
    有番号の保持手段から,送られてきた入出力処理装置の
    固有番号を削除する削除処理手段とを備える ことを特徴
    とする記憶装置。
  13. 【請求項13】 情報処理および入出力処理部分と情報
    保持部分とが分離された分離型携帯情報端末装置におい
    て情報保持部分として用いられる記憶装置であって, 前記情報処理および入出力処理部分を担当する外部の入
    出力処理装置から送られた情報を記録する情報記録手段
    と, 前記情報記録手段へのアクセスが許可された入出力処理
    装置の固有番号を保持するアクセス許可固有番号の保持
    手段と, 前記入出力処理装置と非接触の情報交換により,前記読
    み書き要求および前記入出力処理装置の固有番号を受け
    取った場合に,前記アクセス許可固有番号の保持手段が
    保持する固有番号との照合により,受け取った固有番号
    がアクセスが許可されたものであるかどうかを判断し,
    受け取った固有番号がアクセスが許可されたものである
    場合にのみ前記入出力処理装置との間で前記情報記録手
    段に記録された情報または記録する情報を送受信する情
    報交換手段とを備えると共に, 前記入出力処理装置から削除要求と当該入出力処理装置
    の固有番号とが送られてきた場合に,前記アクセス許可
    固有番号の保持手段から,送られてきた入出力処理装置
    の固有番号を削除する削除処理手段を備える ことを特徴
    とする記憶装置。
  14. 【請求項14】 請求項11,請求項12または請求項
    13記載の記憶装置において, 前記入出力処理装置以外の外部の装置と通信する外部情
    報通信手段と, 前記入出力処理装置からの要求により,前記入出力処理
    装置の情報交換手段,前記記憶装置の情報交換手段およ
    び前記外部情報通信手段を用いることで,前記入出力処
    理装置から要求された情報または前記記憶装置の情報記
    録手段の内容を外部の装置との間で転送する手段とを備
    える ことを特徴とする記憶装置。
JP22973995A 1995-09-07 1995-09-07 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置 Expired - Fee Related JP3443210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22973995A JP3443210B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22973995A JP3443210B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0973336A JPH0973336A (ja) 1997-03-18
JP3443210B2 true JP3443210B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=16896934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22973995A Expired - Fee Related JP3443210B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443210B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175664A (ja) * 2011-04-22 2011-09-08 Fujitsu Ltd データ蓄積システム、データ保存装置、携帯端末、およびデータ蓄積方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0973336A (ja) 1997-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907134B1 (en) Personal identification device and method
JP4254797B2 (ja) データ処理装置
JP2005512425A5 (ja)
JP2002051037A (ja) 著作権保護機能つきハブ装置
EP1197873A1 (en) Information processor, method of controlling information processor, and recording medium
US20080270792A1 (en) System and method of encrypting and decrypting digital files produced by digital still devices
WO2004036394A1 (en) Password recovery system
JP2002366437A (ja) 暗号化処理装置,暗号化処理システム
CN1981549A (zh) 用于移动设备中的区域相关内容的方法和装置
US7783324B2 (en) Mobile communication system and devices used therefor
JP3443210B2 (ja) 分離型携帯情報端末装置,入出力処理装置および記憶装置
EP1860605A1 (en) Electronic money system, information storage medium, and mobile terminal device
JPH1185705A (ja) アクセス権取得/判定方法,アクセス権取得/判定装置,アクセス権取得/判定機能付電子カメラ装置および携帯型電話機
JP2001257670A (ja) コンテンツ記憶装置およびコンテンツ読取装置
JP4151923B2 (ja) 携帯可能情報記憶媒体を使用した情報管理システム
JP4031913B2 (ja) 携帯電話機間のデータ移動方法及び携帯電話機
JPH05231056A (ja) 個人認証機能付き電子鍵
JP3945088B2 (ja) データ検索システム、携帯端末装置、及び記録媒体
JP4914958B2 (ja) コンピュータ端末装置に記憶されたデータを保護するためのデータセキュリティシステム
JPS63195754A (ja) 端末器における外部メモリカ−ドの転用規制方式
US20080272187A1 (en) Electronic Money System, Information Storage Medium, and Mobile Terminal Device
JP2002135372A (ja) 携帯電話と連携したパソコン
JP2004127015A (ja) データ利用装置およびデータ利用方法、データ利用プログラム、ならびにこれを記録した記録媒体
JP2001345926A (ja) 携帯無線装置
JPH03189756A (ja) コンピュータ装置の使用者確認装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees