JP3442936B2 - 玉網及びその製造方法 - Google Patents

玉網及びその製造方法

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久司 田中
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚等をすくい取
る際に使用する玉網及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に知られている玉網は、例
えば実公昭52−34307号、及び実開平6−174
70号に開示されているように、網体の開口端部に形成
されているループに金属製の口輪もしくは線材を通し入
れ、この口輪もしくは線材の部分を枠体へ取り付けた構
成となっている。
【0003】そして、実際に、このような玉網を製造す
る場合は、上記実公昭52−34307号に開示されて
いるように、網体の開口端部に形成されているループ
に、予め金属製の口輪を通し入れた後、この口輪部分を
枠体に保持する方法、あるいは上記実開平6−1747
0号に開示されているように、枠体に形成されている網
保持孔に、網体の開口端部に形成されているループを位
置させた後、このループに線材を通し入れて行く方法が
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されている玉網は、いずれも網体の開口端部に
形成されているループに、線状の部材を通し入れる構成
であるため、この通し作業をする際に高度の位置合わせ
が要求され、この結果、製造に際して非常に手間がかか
り、製造コストが高くなってしまう。また、一般ユーザ
の使用において、網が破れた場合は、上記した手間のか
かる作業を行う必要があり、網体の付け換え作業を容易
に行うことができない。この発明は、製造が容易で、網
体の付け換え作業を容易に行なえる玉網及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の玉網は、網体を、該網体の開口端部に周方
向に沿って連続的に形成されたループに通し入れられた
コイル状部材で保持し、枠体の中央部を貫通する網保持
孔に、このコイル状部材を取り付けたことを特徴し、そ
の製造方法は、網体の開口端部に周方向に沿って連続的
に形成されたループに対し、コイル状部材を回転させな
がら前記開口端部に沿って移動させて前記ループに通し
入れ、前記コイル状部材の適宜位置に前記網体のループ
を掛止させ、前記コイル状部材を枠体に取り付けたこと
を特徴とする
【0006】このような特徴によれば、コイル状部材の
端部を網体のいずれかのループに対して位置合わせし、
その後、コイル状部材を回転させながら網体の開口端部
に沿って移動させるだけで、網体の開口端部に形成され
たすべてのループはコイル状部材に掛止されて行く。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に沿って説明する。図1(a)は、網体と枠体と
を分離した状態を示す図であり、図1(b)は、網体を
枠体に接続した状態を示す図である。また、図2(a)
は、網体の開口端部に形成されたループにコイル状部材
を通し入れる状態を示す図であり、図2(b)は、図1
(b)に示した枠体を切断した断面図である。
【0008】網体10は、ナイロン等の合成樹脂や木綿
等の天然素材を用いて、公知の方法にしたがって作成さ
れており、魚等を取り込む開口部10aの端部(開口端
部)には、図2(a)に示すようなループ10bが周方
向に沿って連続的に形成されている。この実施の形態で
は、ループ10bは、一重で連続的に形成されている
が、編み方によっては、ループは複重で連続的に形成さ
れていても良い。
【0009】周方向に連続するループ10bに対して
は、このループ10bの径よりも小さい径を有し、金属
又は合成樹脂等によって構成されるコイル状部材12が
通し入れられる。実際の通し入れ作業は、開口端部のい
ずれかのループに対して、コイル状部材12の端部を位
置合わせした後、コイル状部材を図の矢印に示すよう
に、回転させながら網体の開口端部に沿って移動させ
る。このコイル状部材12の回転及び移動操作によっ
て、網体の開口端部に形成されたすべてのループ10b
はコイル状部材12に掛止されて行く。
【0010】網体10に形成されているループにコイル
状部材12が通し入れられた状態が図1(a)に示され
ている。この場合、コイル状部材12の両端部は、互い
に係止させても良いし、あるいは図示していない保持部
材等により保持しても良い。このように、網体10に形
成されているループに対し、線状部材でなくコイル状部
材12を保持させたことで、玉網全体の強度の向上及び
軽量化が図れる。
【0011】コイル状部材12が通し入れられた網体1
0は、図1(b)に示すように、網体の開口部に対応し
た形状を有する枠体1へ取り付けられる。この実施の形
態では、枠体1は、弾性変形可能な材料によって構成さ
れており、その中央部に周方向に貫通する網保持孔1a
が形成されると共に、網保持孔1aに連通するガイド孔
1bが下方に向けて形成されている。網体10は、コイ
ル状部材12をガイド孔1bの部分に押し付けて枠体1
を弾性変形させ、コイル状部材12を網保持孔1a内に
押し込むことで枠体1に取り付けられる。
【0012】なお、コイル状部材12が通し入れられた
網体10を枠体1へ取り付ける手段については、上記し
た構成に限られず、種々変形することができる。例え
ば、上述した実公昭52−34307号に開示されてい
るように、枠体の内周面に周方向に延出する凹溝を形成
しておき、この部分にコイル状部材12を保持するよう
な構成であっても良い。あるいは、網体10のループを
図2(b)に示すような枠体1の網保持孔1a内に配し
た後に、コイル状部材12を回転させながら枠体の網保
持孔1aに挿入しても良い。また、枠体1のガイド孔1
bを開かせておいて、コイル状部材を網保持孔1a内に
配した後、枠体1をカシメてガイド孔1bを閉じて抜け
止めしても良い。
【0013】以上のように、網体10のループに対して
コイル状部材12を通し入れる構成としたことにより、
コイル状部材12を回転及び移動操作するだけでループ
10bはコイル状部材12に掛止され、従来の線状部材
を用いる場合と比較して、ループに対する通し入れ作業
を容易に行うことができる。すなわち、従来のように各
ループに対し、位置合わせしながら作業する必要がなく
なり、通し作業が容易になり、玉網の製造が容易にな
る。なお、上記した実施の形態では、ループ10bの径
よりも小さい径のコイル状部材を用いたが、ループ10
bの径よりも大きなコイル状部材を用いても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、コイル状部材を用いる
ことにより、従来の線状部材を用いた玉網及びその製造
方法よりも、網体開口端部に形成されるループへの通し
入れが容易となるため、玉網の生産性が向上しコストダ
ウンが図れる。また、通し入れ作業が容易であるため、
使用者自身が網体の交換を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、網体と枠体とを分離した状態を示す
図、(b)は、網体を枠体に接続した状態を示す図。
【図2】(a)は、網体の開口端部に形成されたループ
にコイル状部材を通し入れる状態を示す図、(b)は、
図1(b)に示した枠体を切断した断面図。
【符号の説明】
1 枠体 10 網体 10a 開口部 10b ループ 12 コイル状部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網体の開口端部に周方向に沿って連続的
    形成されたループを該ループに通し入れられたコイル
    状部材で保持し、枠体の中央部を貫通する網保持孔に、
    このコイル状部材を取り付けたことを特徴とする玉網。
  2. 【請求項2】 網体の開口端部に周方向に沿って連続的
    形成されたループに対し、コイル状部材を回転させな
    がら前記開口端部に沿って移動させて前記ループに通し
    入れ、前記コイル状部材の適宜位置に前記網体のループ
    を掛止させ、前記コイル状部材を枠体に取り付けたこと
    を特徴とする玉網の製造方法。
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