JP3442670B2 - 横型ブラインドのスラット駆動装置 - Google Patents
横型ブラインドのスラット駆動装置Info
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Description
のスラットの昇降操作及び角度調節操作を行うためのス
ラット駆動装置に関するものである。
スラットの昇降操作及び角度調節操作を簡便にかつ迅速
に行うために、ヘッドボックスの一端から垂下された共
通の操作コードあるいは共通の操作棒を操作することに
より、スラットの昇降操作及び角度調節操作を可能とし
たものがある。
た横型ブラインドでは、ヘッドボックスの一端から垂下
された操作棒を回転操作することにより、スラットの角
度調節操作が可能である。操作棒をさらに回転操作する
と、スラットの昇降操作が可能である。また、操作棒を
下方へ引くと、自重降下防止装置として動作するクラッ
チ装置の作動が解除され、スラットの自重による下降操
作が可能となる。
作により、スラットの角度調節操作及び昇降操作が可能
であり、特に操作棒を下方へ引くことにより、スラット
を自重により下降させることができるので、操作棒を回
転操作することなく、スラットの下降操作が可能であ
る。
た横型ブラインドでは、ヘッドボックスの一端から垂下
された操作コードを操作することにより、スラットの角
度調節操作が可能である。操作コードをさらに操作する
と、スラットの昇降操作が可能である。また、操作コー
ドを斜め下方へ引いて、プーリーケースを傾動させる
と、自重降下防止装置として動作するクラッチ装置の作
動が解除され、スラットの自重による下降操作が可能と
なる。
の操作により、スラットの角度調節操作及び昇降操作が
可能であり、特にプーリーケースを傾動させることによ
り、スラットを自重により下降させることができるの
で、操作コードを繰り返し操作することなく、スラット
の下降操作が可能である。
ットを支持するラダーコードの上端がヘッドボックス内
においてラダーコード支持装置に支持され、ヘッドボッ
クス内で回転可能に支持された角度調節軸がそのラダー
コード支持装置に嵌挿される。
操作して角度調節軸を回転駆動すると、その角度調節軸
の回転が所定の摩擦力を介してラダーコード支持装置に
伝達され、そのラダーコード支持装置の動作に基づい
て、ラダーコードを介してスラットが回動される。
な横型ブラインドでは、スラットの引上げ操作時には、
角度調節軸が回転され続け、スラットが垂直方向に回動
された後は、角度調節軸とラダーコード支持装置との間
の摩擦力に抗して角度調節軸が回転され続ける。
節軸を回転するための無用な操作力が必要となるため、
スラット引上げ操作に要する操作力が増大するという問
題点がある。
合には、スラットが最下限近傍まで下降されるにつれ
て、昇降コードに作用するスラットの重量が減少するた
め、角度調節軸とラダーコード支持装置との摩擦とスラ
ットの重量とが釣り合った状態でスラットの下降動作が
停止してしまう。従って、スラットを最下限まで確実に
下降させることができないという問題点がある。
ットの昇降操作及び角度調節操作を行う横型ブラインド
において、スラット昇降操作時の操作力を軽減し得る横
型ブラインドのスラット駆動装置を提供することにあ
る。
づいてスラットの昇降操作及び角度調節操作を行う横型
ブラインドにおいて、スラットをその自重で最下限まで
確実に下降させ得る横型ブラインドのスラット駆動装置
を提供することにある。
ックスからラダーコード及び昇降コードを介して多数段
のスラットを吊下支持し、前記ヘッドボックス内には前
記スラットを角度調節するための角度調節軸と、前記ス
ラットを昇降するための昇降軸とを配設し、前記ヘッド
ボックスから操作手段を垂下し、前記ヘッドボックス内
には前記操作手段の操作に基づいて、前記角度調節軸及
び昇降軸を駆動するスラット駆動装置を備えた横型ブラ
インドにおいて、前記スラット駆動装置と前記角度調節
軸との間には、スラットが全閉状態まで回動されたと
き、スラット駆動装置と角度調節軸との接続を遮断する
クラッチ装置を設けた。
は、前記操作手段の操作に基づいて前記スラットを自重
により下降させるスラット下降装置を備えた。請求項3
では、前記クラッチ装置は、前記スラット駆動装置の動
作に基づいて回転される第一のクラッチ軸と、前記角度
調節軸に連結される第二のクラッチ軸と,両クラッチ軸
の間の摩擦力を選択する摩擦力選択手段とから構成し、
前記摩擦力選択手段は、前記スラットが全閉状態となる
まで両クラッチ軸を一体回転させる摩擦力を確保し、前
記スラットが全閉状態まで回動されたとき、両クラッチ
軸間の摩擦力を減少させて第一のクラッチ軸を第二のク
ラッチ軸に対し空回り可能とした。
先端に向かって縮径される円錐台状に形成し、前記第一
のクラッチ軸の外周面に凹部を形成し、前記凹部にニー
ドルローラーを回転可能に収容し、前記第二のクラッチ
軸は、前記第一のクラッチ軸に対応して先端に向かって
拡径される円筒状に形成し、前記第一のクラッチ軸を第
二のクラッチ軸に対し前記ニードルローラーが回転不能
となるまで挿入したとき両クラッチ軸を一体に回転可能
とし、前記摩擦力選択手段は、前記第二のクラッチ軸を
回動可能に支持するケースと、前記ケースの内周面に支
持されたスライド球と、前記スライド球に係合するよう
に前記第二のクラッチ軸の外周面に形成されたガイド溝
とから構成し、前記ガイド溝は前記スラットが全閉状態
となるまで両クラッチ軸が一体に回転するように第二の
クラッチ軸を位置させ、前記スラットが全閉状態まで回
動されたとき、前記ニードルローラーが回転可能となる
位置に前記第二のクラッチ軸を案内する。
二のクラッチ軸との間に捩じりコイルスプリングを配設
して、第一のクラッチ軸の回転を捩じりコイルスプリン
グの摩擦力を介して第二のクラッチ軸に伝達可能とし、
前記摩擦力選択手段は、前記第一及び第二のクラッチ軸
を回転可能に支持するケースに設けた回動阻止部とし、
前記回動阻止部は、前記スラットが全閉状態まで回動さ
れたとき、前記捩じりコイルスプリングに対しその摩擦
力を低減させる方向に当接する。
記角度調節軸との間には、該第二のクラッチ軸から角度
調節軸に回転トルクを伝達し、角度調節軸から第二のク
ラッチ軸への回転トルクを伝達しないトルク伝達装置を
介在させた。
発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明
する。図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1
から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット
3が吊下支持され、そのラダーコード2の下端にボトム
レール4が接続されている。
ら垂下される複数本の昇降コード5が貫通され、その昇
降コード5の下端には前記ボトムレール4が接続されて
いる。前記昇降コード5の上端部は、前記ヘッドボック
ス1内において、昇降コード巻取り装置に巻着されてい
る。
状の操作コード6が垂下され、その操作コード6の操作
により、ヘッドボックス1内に配設されるスラット駆動
装置が動作する。そして、スラット駆動装置の動作に基
づいて、スラット3の昇降操作あるいはスラット3の角
度調節操作が行われる。
ット駆動装置7の具体的構成を説明すると、図2に示す
ように、前記ヘッドボックス1内の一側にはスラット駆
動装置7の上部ケース8a、下部ケース8b及びケース
カバー8cが互いに嵌合された状態で配設される。
は、入力軸9が回転可能に支持され、そのケースカバー
8c外において、入力軸9の基端部にはプーリー10が
嵌着されている。そして、プーリー10に前記操作コー
ド6が掛装され、その操作コード6の操作によりプーリ
ー10を介して前記入力軸9が回転されるようになって
いる。
れ、前記ケースカバー8cの基端上部には駆動歯車11
が回転可能に支持されている。そして、入力軸9が回転
されると、ケースカバー8cに支持された伝達歯車を介
して駆動歯車11が回転される。
2の基端部が嵌合されている。従って、入力軸9の回転
が所定の減速比で減速されて、伝達軸12に伝達される
ようになっている。
嵌合軸13が回転可能に支持され、その嵌合軸13の基
端部は前記入力軸9の先端部に相対回転可能に嵌合さ
れ、その嵌合軸13の先端部は四角軸状に形成されて、
カム軸14の基端側中心部に形成された四角孔15に嵌
挿されている。従って、カム軸14は嵌合軸13と一体
に回転するとともに、嵌合軸13に対し軸方向に移動可
能に支持されている。
歯車機構が介在され、入力軸9の回転が所定の減速比で
減速されて、嵌合軸13に伝達される。なお、嵌合軸1
3は遊星歯車機構のキャリアと係合し、入力軸の回転に
基づいてキャリアが所定角度回転した後、すなわち伝達
軸12が所定角度回転されてスラット3がほぼ垂直方向
まで回動された後に、キャリアとともに回転されるよう
になっている。
軸14の基端面との間には、コイルスプリング16が配
設されている。そして、カム軸14は軸受部17bを支
点としたコイルスプリング16の付勢力により、軸受部
17bから遠ざかる方向に付勢されている。
部ケース8bの内面近傍に位置し、その外周面には断面
半円状のガイド溝18が周方向に連続するように形成さ
れている。
向する内面には凹部19が形成され、その凹部19と前
記ガイド溝18との間にスライド球20が配設されてい
る。前記凹部19は、カム軸14の軸方向に長溝状に形
成されている。従って、カム軸14が回転されると、ス
ライド球20がガイド溝18内を移動するともに、凹部
19内を移動するようになっている。
すなわち、ガイド溝18はカム軸14の周面上で連続す
る第一の溝18aと、第一の溝18aの屈曲部18cか
らカム軸14の先端側に分岐し、所定角度を経て収束部
18dにより第一の溝18aに向かって直角方向に収束
する第二の溝18bとから構成される。そして、第一及
び第二の溝18a,18bがカム軸14の周面上に2周
期形成されている。
二の溝18bとの分岐部に同第二の溝18b側に向かっ
て屈曲するように形成されている。上記のように構成さ
れたカム軸14が、嵌合軸13によりスラット引上げ方
向に回転されると、スライド球20は図4においてガイ
ド溝18に対し相対的に矢印A方向へ移動し、この状態
ではコイルスプリング16の付勢力によりスライド球2
0は第一の溝18a内を移動する。
とき、前記凹部19がスライド球20の移動を許容する
ため、カム軸14は軸方向には移動されないようになっ
ている。
ット引下げ方向に回転されると、スライド球20はガイ
ド溝18に対し相対的に矢印B方向へ移動する。する
と、スライド球20は第一の溝18aから屈曲部18c
を経て第二の溝18b内に案内され、同第二の溝18b
を経て第一の溝18aに復帰するように動作する。
b内に案内されると、カム軸14はコイルスプリング1
6の付勢力に抗して、図2に示す矢印C方向に移動す
る。また、スライド球20が第二の溝18bの収束部1
8dに達すると、カム軸14の同方向へのそれ以上の回
転が阻止され、この状態で操作コード6を手放すと、コ
イルスプリング16の付勢力により、スライド球20が
収束部18dから第一の溝18a内に復帰する。
部にはワンウェイカム21が相対回転不能に、かつ軸方
向に移動可能に嵌合されている。カム軸14とワンウェ
イカム21の基端側の側面との間には、コイルスプリン
グ22が配設され、カム軸14を支点とするコイルスプ
リング22の付勢力により、ワンウェイカム21はカム
軸14の先端側に向かって付勢されている。また、前記
ワンウェイカム21の先端側の側面にはワンウェイクラ
ッチを構成するラチェット歯23が形成されている。
ッチ板24が回転可能に支持されるとともに、カム軸1
4の先端に嵌合されたEリング25により、カム軸14
に対し軸方向に相対移動不能に支持されている。従っ
て、カム軸14が軸方向に移動すると、第一のクラッチ
板24がカム軸14と一体に移動する。
には、前記ワンウェイカム21のラチェット歯23に噛
合うラチェット歯26が形成されている。そして、前記
コイルスプリング22の付勢力によりラチェット歯23
がラチェット歯26に向かって付勢されて、両ラチェッ
ト歯23,26が互いに噛合っている。
ウェイカム21がスラット引上げ方向に回転されたとき
互いに噛合って第一のクラッチ板24をワンウェイカム
21と一体に回転させ、スラット引下げ方向に回転され
たとき、ワンウェイカム21が第一のクラッチ板24に
対し空回りするようになっている。この空回り動作時に
は、ラチェット歯23がラチェット歯26を乗り越えな
がら回転するので、ワンウェイカム21がコイルスプリ
ング22の付勢力に抗して軸方向に往復動する。
ラッチリング28が配設されている。図5に示すよう
に、前記第一のクラッチ板24の外周面には軸方向に延
びる複数の凹条27が周方向に等間隔に形成され、前記
クラッチリング28の内周面には前記凹条27に係合す
る突条29が形成されている。従って、クラッチリング
28は第一のクラッチ板24に対し相対回転不能に、か
つ軸方向に移動可能に支持されている。前記クラッチリ
ング28の外周面には、断面波型の凹凸がカム30とし
て連続して形成されている。
前記上部ケース8a及び下部ケース8bは、クラッチリ
ング28の外周縁に近接して位置し、下部ケース8bの
一側にはクラッチリング28の外周縁との間隔を上方に
向かって大きくした係止部31が形成されている。
容されている。このクラッチ球32は、クラッチリング
28がスラット引上げ方向、すなわち図5において矢印
D方向に回転されると、同図に鎖線で示すように、クラ
ッチリング28のカム30により係止部31内で上方へ
繰り返し持ち上げられる状態となる。従って、クラッチ
リング28は下部ケース8bに対し矢印D方向に自在に
回転される。
げ方向、すなわち図5において矢印E方向に回転される
と、クラッチ球32はカム30と係止部31との間に挟
まれ、クラッチリング28の同方向へのそれ以上の回転
を阻止する。従って、クラッチ球32がカム30と係止
部31との間に挟まれた後は、クラッチリング28は矢
印E方向には回転不能となっている。
には、先端方向に延びる歯33が周方向等間隔に形成さ
れている。前記下部ケース8bには第二のクラッチ板3
4が回転可能に支持されている。前記第二のクラッチ板
34の基端側の側面には、前記歯33に噛合う歯35が
形成され、先端部には前記昇降コード巻取り装置を駆動
するための昇降軸36が嵌着されている。
34の歯33,35が噛合った状態で、第一のクラッチ
板24が回転されると、第二のクラッチ板34を介して
昇降軸36が回転される。
ド巻取り装置が駆動される。そして、昇降軸36のスラ
ット引上げ方向の回転に基づいて、昇降コード5が昇降
コード巻取り装置に螺旋状に巻き取られ、昇降軸36の
スラット下降方向の回転に基づいて、昇降コード5が昇
降コード巻取り装置から巻戻される。
基づく回転力が昇降コード巻取り装置を介して作用して
いる。そして、第一及び第二のクラッチ板24,34が
噛合って、スラット3の重量に基づく回転力が第一のク
ラッチ板24に伝達されると、クラッチリング28に図
5に示す矢印E方向への回転力が作用するが、クラッチ
球32の動作によりクラッチリング28の同方向への回
転が阻止されるので、スラット3の自重降下が阻止され
る。
に移動して、第一のクラッチ板24がカム軸14ととも
に同方向へ移動し、第一のクラッチ板24の歯33と第
二のクラッチ板34の歯35との噛合いが外れると、第
二のクラッチ板34は自在に回転可能となるので、スラ
ット3が自重により下降する。
て、前記下部ケース8bの上縁部には、チルトクラッチ
37のケース38が支持され、同ケース38には第一及
び第二のクラッチ軸39,40の基端部が回転可能に支
持されている。そして、前記第一のクラッチ軸39の基
端部に前記伝達軸12が嵌着されている。
ぼ円筒状に形成され、その内周面には半球状の凹部41
が形成されている。前記第二のクラッチ軸40はその外
周面が前記ケース38の内周面に近接する状態で回転可
能に支持され、その外周面には断面半円状のガイド溝4
2が周方向に形成されている。
は、その中間部が周方向に直線状に延設され、両端部4
2aは前記第一のクラッチ軸39側に向かって対称状に
屈曲されている。そして、前記凹部41とガイド溝42
との間にスライド球43が配設されている。
の間にはコイルスプリング44が配設され、ケース38
を支点とするコイルスプリング44の付勢力により、第
二のクラッチ軸40が第一のクラッチ軸39に向かって
付勢されている。
先端側に向かって開口する円筒部45が形成され、その
円筒部45は先端側に向かって徐々に径が大きくなるよ
うに形成される。
が前記第二のクラッチ軸40の円筒部45に対応して、
先端に向かって徐々に縮径される円錐台状に形成され、
その外周面には軸方向に延びる複数の凹部46が周方向
に等間隔に形成されている。
向中央部に向かって徐々に深くなるように形成され、そ
の凹部46内にニードルローラー47がそれぞれ配設さ
れている。
第二のクラッチ軸40の円筒部45内に挿入された状態
でケース38に回転可能に支持されている。そして、ス
ライド球43がガイド溝42の中間部に位置する状態で
は、図6に示すように、第二のクラッチ軸40の円筒部
45内周面と第一のクラッチ軸39の凹部46との間で
ニードルローラー47が挟着され、伝達軸12の回転に
基づいて第一及び第二のクラッチ軸39,40が一体に
回転される。
いて、スライド球43がガイド溝42の両端部42aの
いずれかに移動すると、図9に示すように、第二のクラ
ッチ軸40が第一のクラッチ軸39から離間する方向に
移動する。
内で回転可能となり、第一のクラッチ軸39が第二のク
ラッチ軸40に対し空回りする。従って、この状態では
伝達軸13の回転は、第二のクラッチ軸40には伝達さ
れない。
角度調節軸48の一端が嵌着され、その角度調節軸48
の回転に基づいて、ラダーコード支持装置及びラダーコ
ード2を介してスラット3が角度調節される。そして、
第二のクラッチ軸40が第一のクラッチ軸39と一体に
回転して、スライド球43がガイド溝42の中間部の一
端から他端に移動するまでの角度調節軸48の回転範囲
で、スラット3が全閉状態からほぼ180度回動して再
び全閉状態となるように設定されている。
ンドの動作を説明する。スラット3の引上げ操作を行う
ために、操作コード6をスラット引上げ方向に操作する
と、プーリー10を介して入力軸9がスラット引上げ方
向に回転され、スラット3がほぼ垂直方向まで回転され
た後、遊星歯車機構のキャリアが嵌合軸13に係合し、
キャリア及びカム軸14が一体に回転される。
一の溝18a内を移動するため、カム軸14は軸方向に
はほとんど移動しない。この状態で、カム軸14が回転
されると、ワンウェイカム21が同方向に回転され、ラ
チェット歯23,26を介して第一のクラッチ板24が
同方向に回転される。すると、第一のクラッチ板24と
ともにクラッチリング28が図5において矢印D方向に
回転され、下部ケース8bに対し空回りする。
のクラッチ板34が同方向に回転され、昇降軸36が回
転される。従って、操作コード6の操作により、昇降コ
ード5が巻き上げられ、スラット3が引き上げられる。
軸12が回転され、第一及び第二のクラッチ軸39,4
0が一体に回転され、第二のクラッチ軸40の回転に基
づいて角度調節軸48が回転されて、スラット3が回動
される。
れて、スライド球43がガイド溝42の端部42aに達
すると、第二のクラッチ軸40が第一のクラッチ軸39
から離れる方向に移動して、第一のクラッチ軸39が第
二のクラッチ軸40に対し空回りする。
れると、伝達軸12と角度調節軸48の接続が遮断され
る。スラット3を所望位置まで引き上げた後、操作コー
ド6を手放すと、昇降軸36にはスラット3の重量によ
りスラット3下降方向の回転力が作用する。すると、第
二のクラッチ板34に同方向への回転力が作用し、第一
のクラッチ板24が同方向に回転しようとする。
グ28が矢印E方向に回転されて、カム30と係止部3
1との間にクラッチ球32が係合し、クラッチリング2
8の同方向への回転が阻止される。
34、昇降軸36の同方向への回転が阻止され、スラッ
ト3の自重降下が防止される。この結果、スラットが所
望位置に吊下支持される。
ド6をスラット下降方向へ操作すると、プーリー10を
介して入力軸9がスラット下降方向に回転され、遊星歯
車機構及び嵌合軸13を介してカム軸14が同方向へ回
転される。
ウェイカム21のラチェット歯23は、第二のクラッチ
板34のラチェット歯26に対し空回りし、カム軸14
の同方向への回転が許容される。そして、カム軸14の
回転にともなって、スライド球20はカム軸14の第一
の溝18aから第二の溝18b内へ移動するため、カム
軸14は図2に示す矢印C方向に移動して、図3に示す
状態となる。
ム21及び第一のクラッチ板24が同方向に移動して、
第一のクラッチ板24と第二のクラッチ板34との係合
が外れ、第二のクラッチ板34及び昇降軸36は自在に
回転可能な状態となる。この結果、スラット3はその自
重により下降し、この下降操作はカム軸14の半回転以
内の操作により可能である。
18dに達すると、カム軸14の同方向へのそれ以上の
回転が阻止され、操作コード6によるプーリー10のそ
れ以上の回転操作が不能となる。そして、この状態で操
作コード6を手放すと、コイルスプリング16の付勢力
によりスライド球20が第一の溝18aに復帰する。
スラット駆動装置では、次に示す作用効果を得ることが
できる。 (1)操作コード6をスラット引上げ方向に操作するこ
とにより、昇降コード巻取り装置で昇降コード5を巻上
げて、スラット3を引き上げることができる。 (2)スラット3を所望位置まで引き上げた後、操作コ
ード6を手放せば、スラット3の自重降下を防止して、
スラット3を所望位置に吊下支持することができる。 (3)操作コード6に基づいて、プーリー10をスラッ
ト下降方向に操作することにより、そのカム軸14の半
回転以内の操作でスラット3を自重により下降させるこ
とができる。 (4)捩じりコイルスプリングの摩擦力を利用すること
なく、スラット3の自重降下を防止している。スラット
3の下降操作は、操作コード6をスラット引下げ方向に
操作して、カム軸14を半回転の範囲で回転させればよ
い。このとき、カム軸14の回転を妨げる方向への付勢
力は存在しないので、スラット3の下降操作を軽微な操
作力で行うことができる。また、スラット3の引上げ操
作時の操作力を軽減することもできる。 (5)操作コード6をスラット下降方向に真下へ引くこ
とにより、スラット3の下降操作を行うことができるの
で、スラット3の下降操作を簡便に行うことができる。 (6)操作コード6をスラット下降方向に操作して、ス
ライド球20を第二の溝18b内に移動させ、第一のク
ラッチ板24と第二のクラッチ板34との噛合いを解除
した状態とすれば、スラット3がその自重により下降
し、この状態で操作コード6を手放しても、スライド球
20は第二の溝18b内に保持される。従って、スラッ
ト3を最下限まで下降させるときにも、操作コード6を
下方へ引き続ける必要はないので、スラット3の下降操
作を簡便に行うことができる。 (7)スラット3の引上げ操作時に、スラット3が全閉
状態まで回動された後は、チルトクラッチ37により伝
達軸12と角度調節軸48との接続が遮断されて、伝達
軸12が角度調節軸48に対し自在に回転可能となる。
従って、スラット3が全閉状態まで回動された後は角度
調節軸48から伝達軸12に作用する負荷を遮断するこ
とができるので、スラット3の引上げ操作に要する操作
力を軽減することができる。 (8)スラット3の引上げ操作時に、スライド球20が
第一の溝18aの屈曲部18cを通過するとき、長溝状
の凹部19によりスライド球20がカム軸14の回転軸
方向に移動するので、カム軸14が軸方向に移動される
ことはない。従って、スラット3の引上げ操作時にカム
軸14の回転軸方向の移動を阻止することができるの
で、その引上げ操作に要する操作力を軽減することがで
きる。 (9)スラット3が全閉状態まで回動された後は、角度
調節軸48から伝達軸12に作用する負荷を遮断するこ
とができる。従って、スラット3の下降操作をその自重
によらず、操作コード6を操作することにより行う横型
ブラインドにこのチルトクラッチ37を使用すると、ス
ラット3の下降操作に要する操作力を軽減することがで
きる。 (10)スラット3が全閉状態まで回動された後は、角
度調節軸48から伝達軸12に作用する負荷を遮断する
ことができる。従って、スラット3の自重による下降操
作時に、昇降軸36と第一のクラッチ軸39との接続が
遮断されない構成の横型ブラインドにこのチルトクラッ
チ37を使用すると、スラット3が最下限近傍まで下降
されて昇降コード5に作用する重量が小さくなっても、
スラット3を最下限まで確実に下降させることができ
る。 (11)スラット3の角度調節操作時には、遊星歯車機
構のキャリアと嵌合軸13とが係合せず、昇降軸36は
回転されないので、ボトムレール4が上下動することは
ない。 (第二の実施の形態)この実施の形態は、前記第一の実
施の形態のスラット駆動装置のクラッチリング28等で
構成される自重降下防止装置及びチルトクラッチ37の
構成を変更したものであり、第一の実施の形態と同様な
構成部分は同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
受部17b近傍において、上部ケース8aの内周面には
ほぼ円筒状のストップリングケース61が回動不能に嵌
合され、そのストップリングケース61の内周面にはス
トップリング62が嵌着されている。
ように、その両端部63a,63bがほぼ90度を隔て
て中心に向かって折り曲げられている。前記ストップリ
ング62の内側において、前記両端部63a,63bで
挟まれるほぼ270度の空間内には、図10に示す遊星
歯車機構のキャリア64から突出される第一の係合部6
5がほぼ130度の範囲で突出されている。また、前記
両端部63a,63bで挟まれるほぼ90度の空間に
は、前記嵌合軸13から突出される第二の係合部66が
突出されている。
4が回転され、第一の係合部65が端部63a,63b
のいずれかに当接すると、第一の係合部65によりスト
ップリング62の端部が縮径方向に引かれ、ストップリ
ング62とストップリングケース61との摩擦力が減少
する。
トップリングケース61内で第一の係合部65とともに
ストップリング62及び第二の係合部66が一体に回転
されるため、キャリア64と嵌合軸13とが一体に回転
される。このとき、第一の係合部65が端部63a,6
3bのいずれか一方に当接するまでは、キャリア64が
嵌合軸13に対し空回りするようになっている。
る回転力により嵌合軸13が回転しようとすると、第二
の係合部66が端部63a,63bのいずれかに当接す
る。すると、ストップリング62の端部が拡径方向に引
かれ、ストップリング62とストップリングケース61
との摩擦力が増大して、嵌合軸13の回転が阻止され
る。
する回転力に基づく嵌合軸13の回転が阻止されるよう
になっている。前記カム軸14の外周面に形成されるガ
イド溝67の展開図を図13に示す。ガイド溝67は、
カム軸14の周面上で連続する第一の溝67aと、第一
の溝67aの屈曲部67cからカム軸14の先端側に分
岐し、ほぼ270度の回転角度を経て第一の溝67aに
向かって緩やかに収束する第二の溝67bとから構成さ
れる。そして、第一及び第二の溝67a,67bがカム
軸14の周面上に1周期形成されている。
二の溝67bとの分岐部に同第二の溝67b側に向かっ
て屈曲するように形成されている。上記のように構成さ
れたカム軸14が、嵌合軸13によりスラット引上げ方
向に回転されると、スライド球20は図13においてガ
イド溝67に対し相対的に矢印A方向へ移動し、この状
態ではコイルスプリング16の付勢力によりスライド球
20は第一の溝67a内を移動する。
とき、前記凹部19がスライド球20の移動を許容する
ため、カム軸14は軸方向には移動されないようになっ
ている。
ット引下げ方向に回転されると、スライド球20はガイ
ド溝67に対し相対的に矢印B方向へ移動する。する
と、スライド球20は第一の溝67aから屈曲部67c
を経て第二の溝67b内に案内され、同第二の溝67b
を経て第一の溝67aに復帰するように動作する。
b内に案内されると、カム軸14はコイルスプリング1
6の付勢力に抗して、図10に示す矢印F方向に移動し
て、図11に示す状態となる。また、スライド球20が
第二の溝67bから第一の溝18a内に復帰すると、図
10に示す状態に復帰する。
に1回転する間に、スライド球20はほぼ270度の範
囲で第二の溝67b内を移動し、残りのほぼ90度の範
囲で第一の溝67a内を移動する。
されて、第二のクラッチ板34と噛合い可能となってい
る。従って、この実施の形態のカム軸14は前記第一の
実施の形態の第一のクラッチ板24を一体に形成したも
のに相当する。
上には、チルトクラッチ69が取着されている。そのチ
ルトクラッチ69の具体的構成を説明すると、上部ケー
ス8a及びケースカバー8c上にはチルトクラッチケー
ス70が取着され、そのチルトクラッチケース70内に
はチルトギヤ71が回転可能に支持されている。そし
て、前記入力軸9が回転されると、ケースカバー8cに
支持された伝達歯車を介してチルトギヤ71が回転され
る。
は、クラッチスプリング72が巻着され、同ギヤ軸71
aの先端にはクラッチ部材73の基端部が相対回転可能
に支持されている。前記クラッチスプリング72は、図
14に示すように、その両端部72a,72bが所定の
間隔を隔ててギヤ軸71aの径方向に突出するように折
り曲げられている。
a,72b間には、前記クラッチ部材73から係合部7
3aが突出されている。そして、ギヤ軸71aが回転さ
れて、両端部72a,72bのいずれか一方が係合部7
3aに当接すると、その端部72a,72bのいずれか
一方がクラッチスプリング72の縮径方向に押されるた
め、クラッチスプリング72とギヤ軸71aとの摩擦力
が増大する。
ラッチスプリング72を介してクラッチ部材73が同方
向に回転されるため、ギヤ軸71aが前記第一の実施の
形態の第一のクラッチ軸39に相当し、クラッチ部材7
3は前記第一の実施の形態の第二のクラッチ軸40に相
当する。
ング72の両端部72a,72bの回動軌跡上に突出す
る回動阻止部74が形成されている。そして、ギヤ軸7
1aが回転されてクラッチスプリング72の両端部72
a,72bのいずれかが回動阻止部74に当接すると、
両端部72a,72bのいずれすかがクラッチスプリン
グ72の拡径方向に押されるため、クラッチスプリング
72とギヤ軸71aとの摩擦力が減少する。
が回動阻止部74に当接すると、ギヤ軸71aがクラッ
チスプリング72に対し空回りする。この結果、クラッ
チ部材73はクラッチスプリング72の一方の端部が回
動阻止部74の一側に当接した状態から、他方の端部が
回動阻止部74の他側に当接するまでの間で、ほぼ18
0度に限りギヤ軸71aと一体に回転する。
前記チルトクラッチケース70と上部ケース8aとの間
には、ほぼ円筒状のコイル枠75が嵌着固定され、その
コイル枠75の内周面にストップリング76が嵌着され
ている。
76はその両端部76a,76bが所定間隔を隔てて径
方向内側へ突出され、その両端部76a,76b間には
前記クラッチ部材73から係合部73bが突出されてい
る。
係合部73bがストップリング76の両端部76a,7
6bのいずれかに当接すると、その両端部76a,76
bのいずれかがストップリング76の縮径方向に押され
るため、ストップリング76とコイル枠75との摩擦力
が減少する。
6の両端部76a,76bのいずれかに当接すると、ク
ラッチ部材73とストップリング76とが一体に回転す
るため、クラッチ部材73の回転にともなって、ストッ
プリング76がクラッチ部材73と一体に回転する。
7の基端部が突出され、そのチルト出力軸77の先端部
が前記上部ケース8aとチルトクラッチケース70との
間に回転可能に支持されている。
クラッチ部材73の係合部73bとで前記ストップリン
グ76の両端部76a,76bを挟むように位置する係
合部77aが形成されている。従って、前記クラッチ部
材73が回転されると、ストップリング76を介してチ
ルト出力軸77が一体に回転される。
係合部77aがストップリング76の両端部76a,7
6bのいずれかに当接すると、両端部76a,76bの
いずれかがストップリング76の拡径方向に押されるた
め、ストップリング76とコイル枠75との摩擦力が増
大する。
6の両端部76a,76bのいずれかに当接すると、チ
ルト出力軸77の回転が阻止される。前記チルト出力軸
77の先端部には、角度調節軸48の一端が嵌着され、
その角度調節軸48の回転に基づいて、ラダーコード支
持装置及びラダーコード2を介してスラット3が角度調
節される。
ンドの動作を説明する。スラット3の角度調節操作を行
うために、操作コード6を任意方向に操作すると、プー
リー10を介して入力軸9が回転され、伝達歯車を介し
てチルトギヤ71が回転される。
ラッチスプリング72とともにクラッチ部材73が回転
され、そのクラッチ部材73の回転に基づいてストップ
リング76とともにチルト出力軸77が回転される。そ
して、角度調節軸48が回転されて操作コード6の操作
方向に対応する方向にスラット3が角度調節される。
クラッチスプリング72の両端部72a,72bのいず
れかが上部ケース8aの回動阻止部74に当接して、ギ
ヤ軸71aがクラッチスプリング72に対し空回りし、
ギヤ軸71aとチルト出力軸77との接続が遮断され
る。
軸77には伝達されず、スラット3の回動が停止される
ため、操作コード6を操作し続けても、スラット3は垂
直方向まで回動された後、同方向にそれ以上回動される
ことはない。
おいて、入力軸9の回転に基づいて遊星歯車機構のキャ
リア64が回転されるが、キャリア64の第一の係合部
65が嵌合軸13の第二の係合部66に係合する前に、
スラット3が垂直方向まで回動されるため、スラット3
の角度調節操作時には昇降軸36が回転されない。この
結果、スラット3の角度調節操作時にはボトムレール4
が昇降されることはない。
作コード6をスラット引上げ方向に操作すると、プーリ
ー10を介して入力軸9がスラット引上げ方向に回転さ
れる。そして、遊星歯車機構のキャリア64が回転され
てストップスプリング62がストップリングケース61
に対し空回りし、キャリア64の回転に基づいて嵌合軸
13が回転される。
一の溝67a内を移動するため、カム軸14は軸方向に
はほとんど移動しない。この状態で、カム軸14が回転
されると、カム軸14の歯68に噛合う第二のクラッチ
板34が同方向に回転され、昇降軸36が回転される。
従って、操作コード6の操作により、昇降コード5が巻
き上げられ、スラット3が引き上げられる。
操作コード6を手放すと、昇降軸36にはスラット3の
重量によりスラット3下降方向の回転力が作用する。す
ると、第二のクラッチ板34に同方向への回転力が作用
し、カム軸14及び嵌合軸13が同方向に回転しようと
する。
ストップリング62の端部を拡径方向に押すため、スト
ップリング62とストップリングケース61との摩擦力
が増大し、ストップリング62の回転が阻止される。
ム軸14及び第二のクラッチ板34を介して昇降軸36
の回転が阻止される。この結果、スラット3の自重降下
が防止され、スラット3が所望位置に吊下支持される。
ド6をスラット下降方向へ操作すると、プーリー10を
介して入力軸9がスラット下降方向に回転され、遊星歯
車機構のキャリア64及び嵌合軸13を介してカム軸1
4が同方向へ回転される。
スライド球20はカム軸14の第一の溝67aから第二
の溝67b内へ移動するため、カム軸14は図10に示
す矢印F方向に移動して、図11に示す状態となる。
4との係合が外れ、第二のクラッチ板34及び昇降軸3
6は自在に回転可能な状態となる。この結果、スラット
3はその自重により下降し、この下降操作はカム軸14
の1回転以内の操作により可能である。
aと平行に延びる部分の第二の溝67b内にスライド球
20を位置させれば、操作コード6を手放しても、スラ
イド球20は当該位置に保持され、カム軸14と第二の
クラッチ板34との係合が外れた状態に維持されるの
で、スラット3は最下限まで下降する。
し続けると、スライド球20は第一の溝67aに復帰
し、カム軸14は第二のクラッチ板34に向かって移動
して、互いに噛合う状態に復帰する。
36の回転は阻止され、嵌合軸13の回転がカム軸14
を介して第二のクラッチ板34に伝達され、昇降軸36
がスラット下降方向に回転される。
降方向に操作すると、スライド球20は第二の溝67b
に復帰して、昇降軸36が再び回転自在な状態となる。
このような動作により、操作コード6をスラット下降方
向に操作し続けると、カム軸14が1回転する間におい
て、スライド球20が第一の溝67aに復帰するほぼ9
0度の範囲では、昇降軸36がスラット下降方向に強制
的に回転される。
備えたスラット駆動装置では、前記第一の実施の形態で
得られた(1)(2)(5)(6)(7)(8)(9)
(10)の作用効果に加えて、次に示す作用効果を得る
ことができる。 (1)操作コード6の操作に基づいて、プーリー10を
スラット下降方向に操作することにより、カム軸14の
1回転以内の操作でスラット3を自重により下降させる
ことができる。 (2)操作コード6を操作してスラット3を角度調節す
るとき、その角度調節のための入力軸9の回転範囲で
は、キャリア64の第一の係合部65が嵌合軸13の第
二の係合部66に当接しない。従って、スラット3の角
度調節時には昇降軸36は回転されないので、ボトムレ
ール4が上下動することはない。 (3)操作コード6をスラット下降方向へ引き続ける
と、カム軸14の回転に基づいてスライド球20が第二
の溝67bから第一の溝67aに復帰している範囲で、
入力軸9の回転が昇降軸36に伝達される。従って、ス
ラット3が自重により下降不能となった場合にも、操作
コード6の操作によりスラット3の下降操作を行うこと
ができる。 (4)角度調節軸48からチルト出力軸77に作用する
回転力に基づくチルト出力軸77の回転は、ストップリ
ング76の作用により阻止される。従って、スラット3
を所望角度に角度調節した後の、スラット3の重量等に
よる角度調節軸48の回転が阻止されるので、スラット
3を所望角度に確実に保持することができる。
することもできる。 ・入力軸9は操作コード6以外に、ヘッドボックス1か
ら垂下される操作棒で回転操作する構成としてもよい。 ・図4に鎖線で示すように、収束部18dを矢印B方向
に延長して、保持部18eを設けてもよい。このような
構成とすることにより、スライド球20が第二の溝18
bから保持部18e内に達するまでカム軸14を回転さ
せると、コイルスプリング16の付勢力によるスライド
球20の第一の溝18aへの復帰が阻止されるので、操
作コード6を手放してもスラット3を自重により最下限
まで下降させることができる。 ・入力軸9をモータの駆動力で回転駆動する構成として
もよい。
操作手段でスラットの昇降操作及び角度調節操作を行う
横型ブラインドにおいて、スラット昇降操作時の操作力
を軽減し得る横型ブラインドのスラット駆動装置を提供
することができる。
断面図である。
断面図である。
展開図である。
断面図である。
面図である。
る。
面図である。
示す断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
展開図である。
面図である。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ヘッドボックスからラダーコード及び昇
降コードを介して多数段のスラットを吊下支持し、前記
ヘッドボックス内には前記スラットを角度調節するため
の角度調節軸と、前記スラットを昇降するための昇降軸
とを配設し、前記ヘッドボックスから操作手段を垂下
し、前記ヘッドボックス内には前記操作手段の操作に基
づいて、前記角度調節軸及び昇降軸を駆動するスラット
駆動装置を備えた横型ブラインドにおいて、 前記スラット駆動装置と前記角度調節軸との間には、ス
ラットが全閉状態まで回動されたとき、スラット駆動装
置と角度調節軸との接続を遮断するクラッチ装置を設け
たことを特徴とする横型ブラインドのスラット駆動装
置。 - 【請求項2】 前記スラット駆動装置には、前記操作手
段の操作に基づいて前記スラットを自重により下降させ
るスラット下降装置を備えたことを特徴とする請求項1
記載の横型ブラインドのスラット駆動装置。 - 【請求項3】 前記クラッチ装置は、前記スラット駆動
装置の動作に基づいて回転される第一のクラッチ軸と、
前記角度調節軸に連結される第二のクラッチ軸と,両ク
ラッチ軸の間の摩擦力を選択する摩擦力選択手段とから
構成し、前記摩擦力選択手段は、前記スラットが全閉状
態となるまで両クラッチ軸を一体回転させる摩擦力を確
保し、前記スラットが全閉状態まで回動されたとき、両
クラッチ軸間の摩擦力を減少させて第一のクラッチ軸を
第二のクラッチ軸に対し空回り可能としたことを特徴と
する請求項1乃至2のいずれかに記載の横型ブラインド
のスラット駆動装置。 - 【請求項4】 前記第一のクラッチ軸は、先端に向かっ
て縮径される円錐台状に形成し、前記第一のクラッチ軸
の外周面に凹部を形成し、前記凹部にニードルローラー
を回転可能に収容し、前記第二のクラッチ軸は、前記第
一のクラッチ軸に対応して先端に向かって拡径される円
筒状に形成し、前記第一のクラッチ軸を第二のクラッチ
軸に対し前記ニードルローラーが回転不能となるまで挿
入したとき両クラッチ軸を一体に回転可能とし、前記摩
擦力選択手段は、前記第二のクラッチ軸を回動可能に支
持するケースと、前記ケースの内周面に支持されたスラ
イド球と、前記スライド球に係合するように前記第二の
クラッチ軸の外周面に形成されたガイド溝とから構成
し、前記ガイド溝は前記スラットが全閉状態となるまで
両クラッチ軸が一体に回転するように第二のクラッチ軸
を位置させ、前記スラットが全閉状態まで回動されたと
き、前記ニードルローラーが回転可能となる位置に前記
第二のクラッチ軸を案内することを特徴とする請求項3
記載の横型ブラインドのスラット駆動装置。 - 【請求項5】 前記第一のクラッチ軸と第二のクラッチ
軸との間にクラッチスプリングを配設して、第一のクラ
ッチ軸の回転をクラッチスプリングの摩擦力を介して第
二のクラッチ軸に伝達可能とし、前記摩擦力選択手段
は、前記第一及び第二のクラッチ軸を回転可能に支持す
るケースに設けた回動阻止部とし、前記回動阻止部は、
前記スラットが全閉状態まで回動されたとき、前記クラ
ッチスプリングに対しその摩擦力を低減させる方向に当
接することを特徴とする請求項3記載の横型ブラインド
のスラット駆動装置。 - 【請求項6】 前記第二のクラッチ軸と前記角度調節軸
との間には、該第二のクラッチ軸から角度調節軸に回転
トルクを伝達し、角度調節軸から第二のクラッチ軸への
回転トルクを伝達しないトルク伝達装置を介在させたこ
とを特徴とする請求項5記載の横型ブラインドのスラッ
ト駆動装置。
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ID=18103639
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