JP3441139B2 - 写真測量方法及び該方法に用いる標定点指示装置 - Google Patents

写真測量方法及び該方法に用いる標定点指示装置

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JP3441139B2 JP34864893A JP34864893A JP3441139B2 JP 3441139 B2 JP3441139 B2 JP 3441139B2 JP 34864893 A JP34864893 A JP 34864893A JP 34864893 A JP34864893 A JP 34864893A JP 3441139 B2 JP3441139 B2 JP 3441139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真測量を容易にする
写真測量方法及び該方法に用いる標定点指示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、地形、建築物等の被写体を左右方
向から写した複数の写真を用いて三次元測定する写真測
量において、それら写真から形成される立体像と地上座
標系を対応させるために、2枚の写真の写真像の投影中
心の位置及び傾きをそれぞれ定めることによりモデル
(これら写真が撮られたときの状態にカメラの該被写体
に対する相対的な傾きを再現したときに得られる立体
像)を形成し、該形成されたモデルについて地表面との
位置関係を求めることにより該モデルを地上座標系に変
換している。このうち、モデルを形成するためには、そ
れら写真像上で明確にそれら左右の写真像の同一点であ
ることを識別できる点を、写真像上のパスポイントとし
て複数個選定し、それら選定したパスポイント各々につ
いて左右の写真像の写真座標上の位置をそれぞれ求める
必要がある。また、モデルを地上座標系に変換するため
には、それら写真像上で三角点、水準点等の三次元位置
の既知な基準点を複数個選定し、それら基準点各々につ
いて左右の写真像の写真座標の位置をそれぞれ求める必
要がある。従来、これら写真像上におけるパスポイント
及び基準点等の標定点を選定して写真座標上の位置を求
める等の標定点を設定する作業は、実際に印刷された写
真像上に写し出された標定点を、目視により選定して写
真像上に明示し、該明示された点の写真座標上の位置を
測定装置等により測定することにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷された写
真像上において、これらパスポイント及び基準点等の標
定点を選定して写真座標上の位置を求める等の標定点を
設定する作業は、人手によるところが多く、特に、該写
真像上に写し出される標定点と成り得る点は小さかった
り、互いに類似していたので、それら写真像上でそれら
左右の写真像の同一点であることを識別すること、即
ち、写真像上で標定点を選定することは困難であり、標
定点を設定する作業において標定点を選定する作業は大
変手間が掛かっていた。また、最近、従来のカメラによ
り撮影したネガフィルムを印刷したアナログ情報から形
状情報を得る代わりに、撮影した写真像をICメモリカ
ードにデジタル情報として記録することが可能なデジタ
ルスチルカメラと、該デジタル情報を解析して三次元形
状情報を解析する解析装置とにより、形状情報を得るこ
とができる写真測量システムが提案されているが、この
デジタル情報を解析する写真測量システムを使用した標
定点を設定する作業においても、標定点を選定する作業
等については、解析装置のディスプレイ上等に写し出さ
れた写真像を見ながら、マウスやライトペン等を人手に
より操作して行われるものであり、大変手間が掛かるも
のである。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、写真
測量において、写真像等の画像上のパスポイント及び基
準点等の標定点を容易に選定し設定し得る写真測量方法
及び該方法に用いる標定点指示装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、第1
の発明は、被写体を映像取得手段(30)により所定距
離離れた複数の地点(B1、B2)から取得した画像を
用いて三次元測量する写真測量において、被写体(6
0)に、光を反射し得る1個以上の反射部材(42、4
3、52、53)を有する標定点指示装置(40、40
A、40B、50)を、それら標定点指示装置を設置し
た位置を互いに区別し得るように、その反射部材の数を
相違させて配置し、前記標定点指示装置が設けられた被
写体を、該標定点指示装置が反射する反射光と共に、前
記映像取得手段により前記複数の地点からの画像として
取得し、前記映像取得手段により取得された複数の画像
上において、前記標定点指示装置の反射部材の数に対応
してそれら画像上に写し出される該標定点指示装置の反
射部材が反射した反射光の像の数に基づいて、標定点
(Pn)を選定設定する形で、前記被写体の三次元測量
をするようにして構成される。
【0006】また、本発明の内、第2の発明は、被写体
を映像取得手段(30)により所定距離離れた複数の地
点(B1、B2)から取得した画像を用いて三次元測量
する写真測量において、被写体(60)に、光を互いに
異なる識別色を有する反射光として反射し得る標定点指
示装置(40、40A、40B、48、50、58)を
複数設け、前記標定点指示装置が設けられた被写体を、
該標定点指示装置が反射する前記識別色を有する反射光
と共に、前記映像取得手段により前記複数の地点からの
画像として取得し、前記映像取得手段により取得された
複数の画像上において、それら画像上に写し出される前
記標定点指示装置が反射した前記識別色を有する反射光
の像に基づいて、標定点(Pn)を選定設定する形で、
前記被写体の三次元測量をするようにして構成される。
【0007】更に、本発明の内、第3の発明は、第1の
発明または第2の発明において、前記標定点指示装置
(40、40A、40B、50、48、58)の周囲
に、背景部材(100)を設け、前記背景部材により、
前記標定点指示装置が反射する反射光を強調するように
したことを特徴とする。
【0008】更に、本発明の内、第4の発明は、支持本
体(41、41A、41B、51)を有し、前記支持本
体に、設置部(41Aa、45、46、56)を設け、
前記支持本体に、光を反射し得る球状の反射面(43
a、53a)を有する反射部材(42、43、52、5
3)を設け、有色透明部材(48、58)を、前記反射
面を被覆する形で設けて構成される。
【0009】更に、本発明の内、第5の発明は、第4の
発明において、前記反射部材(42、43)を、前記設
置部(41Aa、45、46)に対して傾斜自在に設け
て構成される。
【0010】更に、本発明の内、第6の発明は、第4の
発明において、前記反射部材(52、53)の反射面
(53a)が、全球状に形成されたことを特徴とする。
【0011】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0012】
【作用】上記した構成により、本発明の内、第1の発明
は、被写体(60)上に反射部材(42、43、52、
53)の数を相違させて標定点指示装置(40、40
A、40B、50)を設置することにより、取得された
該被写体の画像(PH1、PH2)上には、被写体上に
設置した標定点指示装置の位置がそれら標定点指示装置
の相違する数の反射部材が反射する該相違する数の反射
光の像として写し出されるように作用する。また、本発
明の内、第2の発明は、被写体(60)上に互いに異な
る識別色の反射光を反射し得る標定点指示装置(40、
40A、40B、50、48、58)を設置することに
より、取得された該被写体の画像(PH1、PH2)上
には、被写体上に設置した各標定点指示装置の位置がそ
れら標定点指示装置の反射する互いに異なる識別色の反
射光の像として写し出されるように作用する。更に、本
発明の内、第3の発明は、背景部材(100)が標定点
指示装置(40、40A、40B、50、48、58)
の反射光の色を標定点指示装置の周囲の色に対して強調
することにより、取得された画像上には標定点指示装置
の反射光の像が該画像上一際目立つように写し出される
ように作用する。更に、本発明の内、第4の発明は、被
写体(60)上に設置部(41Aa、45、46、5
6)を介して設けられた、有色透明部材(48、58)
に反射面(43a、53a)の被覆された反射部材(4
2、43、52、53)を撮影した画像上には、被写体
上に設けた反射部材の位置が該反射部材の反射面が反射
する反射光の有色透明部材を通過した有色の点状の像と
して写し出されるように作用する。更に、本発明の内、
第5の発明は、地盤等に固定した設置部(41Aa、4
5、46)に対して反射部材(42、43)を適宜傾斜
させることにより、被写体の映像を取得する撮影位置に
関わらず該撮影位置に向けて光を反射し得るように作用
する。更に、本発明の内、第6の発明は、反射部材(5
2、53)に入射した光を全球状に形成された反射面
(53a)により全方向に反射することにより、被写体
の映像を取得する撮影位置に反射面を向ける等の手間を
掛けなくて良いように作用する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による写真測量方法により斜面の写
真測量を実施している例を示す模式図、図2は、解析装
置の一実施例を示すブロック図、図3は、解析装置の表
示部に標定ポインタの反射光等が写し出された例を示す
模式図、図4は、本発明による写真測量方法に用いる標
定点指示装置が適用された標定ポインタの一実施例を示
す側面図、図5は、本発明による写真測量方法に用いる
標定点指示装置が適用された標定ポインタの別の例を示
す側面図、図6は、標定ポインタの別の例を示す側面
図、図7は、標定ポインタの別の例を示す側面図、図8
は、標定ポインタの周囲に背景強調シート設けた一実施
例を示す斜視図である。
【0014】本発明による写真測量方法に用いる標定点
指示装置が適用された標定ポインタ40は、図4に示す
ように、棒状の支持本体41を有しており、支持本体4
1の図中上部には、半球形状の枠体42が半球部42a
を図中上方に向ける形で設けられている。枠体42の半
球部42aには、光を反射する反射面43aを有する反
射材43が該半球部42a全体に亙り設けられており、
即ち、標定ポインタ40には、光を反射し得る半球面状
の反射面43aが形成されている。また、支持本体41
の図中下部には、取付バンド45が支持本体41をピン
38を介して図4中矢印P、Q方向に傾斜し得る形で枢
着されており、取付バンド45には、拡張収縮自在なリ
ング状の取付部45aが設けられている。即ち、標定ポ
インタ40には、支持本体41、枠体42及び反射材4
3が、取付バンド45に対して図4中矢印P、Q方向に
傾斜自在に設けられている。なお、支持本体41と枠体
42は、持ち運びを考慮して着脱自在に設けても良いこ
とは言及するまでもない。
【0015】また、本発明による写真測量方法に用いら
れるデジタルスチルカメラ30は、撮影した被写体の写
真像PHを写真座標(x,y)と共に、デジタル情報で
ある写真像データPDATとしてICメモリカード等に
記録し得る公知の装置である。更に、本発明による写真
測量方法に用いられる解析装置2は、図2に示すよう
に、主制御部3を有しており、主制御部3には、キーボ
ード等の入力部4、表示部5、第1写真像データメモリ
7A、第2写真像データメモリ7B、座標演算部10等
が接続されている。表示部5は、表示制御部5a、CR
T等から成る第1画像表示部5b及び第2画像表示部5
cから構成されており、表示制御部5aは、複数のデー
タを、第1画像表示部5b及び第2画像表示部5cに適
宜振り分けて出力し表示させる。また、解析装置2に
は、デジタルスチルカメラ30の写真像データPDAT
を読み取って該解析装置2に入力し得る写真像データ読
取装置20が接続されている。
【0016】標定ポインタ40、デジタルスチルカメラ
30及び解析装置2は以上のような構成を有するので、
それらデジタルスチルカメラ30、解析装置2及び標定
ポインタ40を用いて斜面60の形状を三次元測量する
場合、被写体となる斜面60上には、図1に示すよう
に、標定ポインタ40を、それら標定ポインタ40を設
置した位置を互いに区別し得るように、その設置数Xを
相違させて複数配置し、また該斜面60の左右に所定距
離離れた複数の撮影位置である第1撮影地点B1及び第
2撮影地点B2には、デジタルスチルカメラ30をそれ
ぞれ設置する。即ち、斜面60上において、パスポイン
ト及び基準点等の標定点Pn(n=1、2、3、……)
と成り得そうな(即ち、第1及び第2撮影地点B1、B
2で撮影した斜面60の第1写真像PH1と第2写真像
PH2上において同一点であることを識別できそうな)
標定位置N(N1〜N5)の三角点、水準点等の杭70
に、標定ポインタ40をその設置数Xを相違させてそれ
ぞれ取り付ける。
【0017】例えば、斜面60上の標定位置N2には、
図1に示すように、設置数Xを「2」(X=2)とし
て、2個の標定ポインタ40、40を、図4に示す各標
定ポインタ40の取付バンド45の取付部45aを拡張
し、該拡張した取付部45a内に、図中2点鎖線で示す
ように、斜面60に設置された標定位置N2を示す一本
の杭70にそれぞれ通した後、取付部45aを収縮させ
て杭70を締め付け、取付バンド45を杭70に固定す
ることにより、標定ポインタ40を取付バンド45を介
して杭70にそれぞれ取り付ける。また、それら標定ポ
インタ40、40は、それら2個の標定ポインタ40、
40の反射材43、43を結んだ線分の中心に標定位置
N2が位置するように取り付ける形で設置する。そし
て、杭70にそれら標定ポインタ40、40を取り付け
たら、各標定ポインタ40の反射面43aを、第1及び
第2撮影地点B1、B2の方向を向けるようにそれぞれ
設定する。即ち、図4に示す標定ポインタ40の支持本
体41に設けられた枠体42(即ち、反射材43)を、
取付バンド45(即ち、杭70)に対して図4中矢印
P、Q方向に適宜傾斜させて、標定ポインタ40の反射
面43aが第1及び第2撮影地点B1、B2の方向を向
くように設定する。これにより、これら標定ポインタ4
0、40の標定位置N2への配置(以降、標定位置Nに
標定ポインタ40を設置して、反射面43aを第1及び
第2撮影地点B1、B2の方向を向けるように設定する
までの一連の作業のことを「配置」と称する)を終了す
る。このような要領で、同様にして、各標定位置N(N
3〜N5)に各標定位置Nに所定の設置数Xで、各標定
位置Nに設置された杭70上に標定ポインタ40を配置
する。例えば、図1に示すように、標定位置N3の杭7
0には、設置数Xを「3」(X=3)として、3個の標
定ポインタ40、40、40を、それら3個の標定ポイ
ンタ40、40、40の反射材43、43、43が描く
三角形の重心に標定位置N3が位置するように配置し、
標定位置N4の杭70には、設置数Xを「4」(X=
4)として、4個の標定ポインタ40、40、40、4
0を、それら4個の標定ポインタ40、40、40、4
0の反射材43、43、43、43が描く四角形の重心
に標定位置N4が位置するように配置し、更に、標定位
置N5の杭70には、設置数Xを「5」(X=5)とし
て、5個の標定ポインタ40、40、40、40、40
を、それら5個の標定ポインタ40、40、40、4
0、40の反射材43、43、43、43、43が描く
五角形の重心に標定位置N5が位置するように配置す
る。
【0018】なお、標定位置Nに三角点、水準点等の杭
70が無い場合や標定ポインタ40を多数個取り付ける
ことができない場合には、適宜杭を打って該杭に標定ポ
インタ40を取り付けても良い。また、標定ポインタ4
0の支持本体41及び取付バンド45の代わりに、図6
に示すように、枠体42に、ブラケット44を設け、該
ブラケット44に、先端に突刺部41Aaが形成された
杭状の支持本体41Aを突刺部41Aaに対してピン3
8を介して傾斜自在に枢着した別の標定ポインタ40A
を用いても良い。即ち、標定ポインタ40Aを、標定位
置Nの地盤に、支持本体41Aの突刺部41Aaを突き
刺す形で立設させて、標定ポインタ40Aの枠体42
を、支持本体41Aに対して図中矢印P、Q方向に適宜
傾斜させて、標定ポインタ40Aの反射面43aが第1
及び第2撮影地点B1、B2の方向を向くように設定す
るように配置しても良い。更に、標定位置Nの三角点、
水準点等の杭70の頭部の中心に標定ポインタ40を取
り付けたい場合には、標定ポインタ40Aの支持本体4
1Aの代わりに、図7に示すように、枠体42に設けた
ブラケット44に、短い棒状の支持本体41Bを後述す
る取付キャップ46に対して枠体42がピン38を介し
て矢印P、Q方向に傾斜自在に枢着し、該支持本体41
Bに、杭70等の杭の頭部に係合し得る凹状の取付部4
6aが形成された取付キャップ46を設けた別の標定ポ
インタ40Bを用いても良い。即ち、図1に示す標定位
置N1には、設置数Xを「1」(X=1)として、1個
の標定ポインタ40Bを、標定位置N1の杭70等の杭
の頭部に、取付キャップ46の取付部46aを係合させ
る形で立設設置して、標定ポインタ40Bの枠体42
を、支持本体41Bに対して図中矢印P、Q方向に適宜
傾斜させて、標定ポインタ40Bの反射面43aが第1
及び第2撮影地点B1、B2の方向を向くように設定す
るようにして配置する。これにより、標定ポインタ40
の標定位置N(N1〜N5)への配置を終了する。
【0019】なお、上述の実施例においては、各標定位
置Nに所定の設置数X(=1〜5)の標定ポインタ40
(40B)を1個ずつ配置したが、1つの支持本体に対
して設置数Xに対応した1個以上の枠体42及び反射材
43を有する標定ポインタを用いれば、斜面60等の被
写体上に標定ポインタを設置する手間が大幅に削減され
て便利になることは言及するまでもない。
【0020】このように標定ポインタ40(40B)及
びデジタルスチルカメラ30を設置し終えたら、次に、
各第1及び第2撮影地点B1、B2において、それら標
定ポインタ40が設けられた被写体である斜面60を、
各デジタルスチルカメラ30によりそれぞれ撮影する。
すると、標定ポインタ40が設けられた斜面60が、各
標定ポインタ40が反射する反射光と共に、各デジタル
スチルカメラ30により、第1及び第2撮影地点B1、
B2からの斜面60の第1及び第2写真像PH1、PH
2が第1及び第2写真像データPDAT1、PDAT2
として取得される。即ち、各デジタルスチルカメラ30
には、第1及び第2撮影地点B1、B2における斜面6
0の第1及び第2写真像PH1、PH2が、第1及び第
2写真座標(x1,y1)、(x2,y2)と共に、デ
ジタルスチルカメラ30のICメモリカード等に、第1
写真像データPDAT1及び第2写真像データPDAT
2としてそれぞれ取得される。また、各デジタルスチル
カメラ30が取得した第1写真像データPDAT1及び
第2写真像データPDAT2には、斜面60上に所定の
設置数X(=1〜5)で設置した標定ポインタ40が反
射する該設置数Xに対応する数の反射光が斜面60と共
にそれぞれ取得される。そこで、これら第1及び第2撮
影地点B1、B2における斜面60及び標定ポインタ4
0が反射する反射光の第1及び第2写真像PH1、PH
2が、それらデジタルスチルカメラ30、30に、第1
及び第2写真像データPDAT1、PDAT2として取
得されたら、次に、それら写真像データPDAT1、P
DAT2を、解析装置2の写真像データ読取装置20に
より読み取らせる。すると、第1及び第2写真像データ
PDAT1、PDAT2を読み取った写真像データ読取
装置20は、第1写真像データPDAT1を第1写真像
データメモリ7Aに格納し、第2写真像データPDAT
2を第2写真像データメモリ7Bに格納する。即ち、解
析装置2に、それら第1及び第2写真像データPDAT
1、PDAT2を、写真像データ読取装置20を介して
入力する。次に、このようにして第1及び第2写真像デ
ータPDAT1、PDAT2を解析装置2に入力した
ら、解析装置2の入力部4を介して、主制御部3に対し
て、それら第1及び第2写真像データPDAT1、PD
AT2の表示を指令する。表示指令を受けた主制御部3
は、表示部5の表示制御部5aに対して、それら第1及
び第2写真像データPDAT1、PDAT2の表示を指
示し、該指示を受けた表示制御部5aは、第1画像表示
部5bに、第1写真像データPDAT1を第1写真像P
H1として表示し、第2画像表示部5cに、第2写真像
データPDAT2を第2写真像PH2として表示する。
【0021】すると、解析装置2のこれら第1及び第2
画像表示部5b、5cには、各デジタルスチルカメラ3
0が取得した第1及び第2写真像PH1、PH2、即
ち、各第1及び第2撮影地点B1、B2において撮影さ
れた斜面60及び標定ポインタ40が反射する反射光
が、図3に示すようにそれぞれ表示される。ところで、
標定ポインタ40が反射する反射光は、標定ポインタ4
0の反射面43aを枠体42の半球部42aに沿って球
面状に形成したことにより、平面状の反射面に反射する
広がりを持った反射光とは異なって、反射光が絞られて
点状の像としてそれら第1及び第2画像表示部5b、5
cに写し出される。つまり、解析装置2のこれら第1及
び第2画像表示部5b、5cには、斜面60上の標定位
置N(N1〜N5)が、それら標定位置N(N1〜N
5)に設置した標定ポインタ40の設置数X(=1〜
5)に対応した数の反射光の白い点状の像としてそれぞ
れ写し出され、それら第1及び第2画像表示部5b、5
cに表示される第1及び第2写真像PH1、PH2上に
おいて、斜面60上の各標定位置Nは、各標定ポインタ
40の設置数X(=1〜5)に対応した数の反射光の白
い点状の像として認識することが可能となる。即ち、こ
れら第1及び第2画像表示部5b、5cには、標定位置
N1が設置数X=「1」に対応した1個の白い点状の像
として表示され、標定位置N2が設置数X=「2」に対
応した2個の白い点状の像として表示され、……、標定
位置N5が設置数X=「5」に対応した5個の白い点状
の像として、それぞれ表示される。そこで、作業者は、
それら第1及び第2画像表示部5b、5cに表示された
第1及び第2写真像データPDAT1、PDAT2の二
つの左右の写真像PH1、PH2を見ながら、画面上一
際目立つ白い点状の像を見付けて、それら見付け出した
白い点状の像のうち、写し出された白い点状の像の個数
に基づいて、それら二つの写真像PH1、PH2におい
て同一の個数の白い点状の像を、それら写真像PH1、
PH2に共通な点、即ち、同一点であることを容易に識
別することができる。そして、更に正確に、それら二つ
の写真像PH1、PH2において同一の個数の白い点状
の像が描く線分の中心または多角形の重心を、それら二
つの左右の写真像PH1、PH2(第1及び第2写真像
データPDAT1、PDAT2)の同一点として、それ
ら写真像PH1、PH2上のパスポイント及び基準点等
の標定点Pnとして複数個選定し、それら選定した標定
点Pn各々について左右の写真像PH1、PH2の写真
座標(x1,y1)、(x2,y2)上の位置をそれぞ
れ求める。このようにして、標定点Pnを選定して写真
座標上の位置を求める等の標定点を設定する作業を行っ
た後、公知の写真測量の手法により斜面60の形状の三
次元測量を行う。なお、それら標定点Pnとして選定し
た標定点P1〜P5の各写真像PH1、PH2の写真座
標(x1,y1)、(x2,y2)上における像の位置
(x1n,y1n)、(x2n,y2n)(n=1〜
5)は、マウスやライトペン等を操作して第1及び第2
画像表示部5b、5c上の位置を指定することにより、
解析装置2の座標演算部10により演算させる。
【0022】以上のように、被写体となる斜面60上の
パスポイント及び基準点となり得る各標定位置Nに、光
を反射し得る標定ポインタ40を相違する所定の設置数
Xで設置し、それら各設置数Xの標定ポインタ40が設
けられた斜面60を、デジタルスチルカメラ30等によ
り所定距離離れた第1及び第2撮影地点B1、B2から
撮影すると、該デジタルスチルカメラ30により第1及
び第2写真像データPDAT1、PDAT2として取得
された第1及び第2写真像PH1、PH2には、斜面6
0と共に、斜面60上の各標定位置Nが、それら標定位
置Nに相違する設置数Xで配置された標定ポインタ40
が反射する反射光の該設置数Xに対応した数の白い点状
の像として写し出される。即ち、解析装置2の第1及び
第2画像表示部5b、5c等に表示されるデジタルスチ
ルカメラ30により取得されたそれら第1及び第2写真
像PH1、PH2上には、斜面60と共に、斜面60上
の各標定位置Nが、各標定位置Nに相違する設置数Xで
配置された標定ポインタ40の該設置数Xに対応する数
の反射光の白い点状の像として写し出されるので、写真
像上における各標定位置Nは写真像上の白い点状の像の
数を比較するだけで、従来のように写真像上における標
定位置が類似して判別が困難となるようなことは無く、
容易にそれら写真像PH1、PH2に共通な標定位置N
を標定点Pnとして選定することができ、手間を掛ける
こと無く容易に標定点Pnを設定することが可能とな
る。従って、写真像上のパスポイント及び基準点等の標
定点を容易に選定し設定し得る。
【0023】なお、上述の実施例においては、標定ポイ
ンタ40の反射面43aが第1及び第2撮影地点B1、
B2の方向を向くように枠体42(即ち、反射材43)
を適宜傾斜させて標定ポインタ40を設置していたが、
標定ポインタの反射する反射光が第1及び第2撮影地点
B1、B2に反射すれば良く、例えば、反射部材を全球
状に設けて全方向に反射し得るようしても良い。即ち、
別の標定ポインタ50は、図5に示すように、短い棒状
の支持本体51を有しており、支持本体51の図中上部
には、球部52aを有する球形状の枠体52が設けられ
ている。枠体52の球部52aには、光を反射する反射
面53aを有する反射材53が該球部52a全体に亙り
設けられており、即ち、標定ポインタ50には、光を反
射し得る全球状の反射面53aが形成されている。ま
た、支持本体51の図中下部には、杭70等の杭の頭部
に係合し得る凹状の取付部56aが形成された取付キャ
ップ56が設けられている。よって、標定ポインタ50
は、標定位置Nの杭70等の杭の頭部に、取付キャップ
56の取付部56aを係合させる形で立設させるだけ
で、その全球状に形成された反射面53aにより全方向
に光を反射し得るので、標定ポインタ40、40A、4
0B等のように、枠体42を傾斜させて反射面43aが
第1及び第2撮影地点B1、B2の方向を向くように設
定する等の手間を掛けること無く斜面60上に設置する
だけで、あらゆる撮影地点に向けて光を反射することが
可能となり便利である。
【0024】また、上述の実施例においては、写真像P
H上に写し出される標定ポインタ40の反射光の数の違
いにより標定位置Nを識別し得るようにしたが、写真像
PH上において各標定位置Nを識別し得れば写真像PH
上の像の違いは何でも良く、例えば、標定ポインタ40
の反射光の色の違いにより標定位置Nを識別し得るよう
にしても良い。例えば、標定ポインタ40(40A、4
0B、50)には、図4乃至図7に示すように、識別色
を有する透明紙、透明な樹脂製のシート等から成る有色
透明カバ48(58)を、反射材43(53)の反射面
43a(53a)を被覆する形で設ける(予め、カバ4
8がコーティング等により装着された標定ポインタ40
を用いることも当然可能である)。そして、有色透明カ
バ48(58)を設けた標定ポインタ40(40A、4
0B、50)を、被写体上の各標定位置Nに、その有色
透明カバ48(58)の識別色を赤、青、緑等の色に相
違させる形でそれぞれ配置する。すると、各標定位置N
に配置された有色透明カバ48の設けられた標定ポイン
タ40は、入射した光を互いに異なる各識別色の有色透
明カバ48を通過した該識別色を有する反射光としてそ
れぞれ反射する。そこで、デジタルスチルカメラ30等
により、有色透明カバ48を設けられた標定ポインタ4
0が配置された被写体を、該標定ポインタ40が反射す
る該識別色を有する反射光と共に、複数の地点からの写
真像PHとして取得することにより、取得された複数の
写真像PH上には、被写体上の各標定位置Nが、互いに
異なる各有色透明カバ48の識別色を有する反射光の像
としてそれぞれ写し出されるので、それら複数の写真像
PH上において、写し出された識別色を有する反射光の
像に基づいて、それら二つの写真像PH1、PH2にお
いて同一の識別色の像を、それら写真像PHの同一点で
あることを容易に識別することができ、容易にそれら写
真像PH上の標定点Pnを選定し設定することができ
る。
【0025】更に、被写体の色が標定ポインタ40、4
0A、40B、50が反射する反射光の色と類似してい
ると、写真像PH上で見付け難いので、該反射光とは異
なる色を有する背景強調シート100を標定ポインタ4
0、40A、40B、50の周囲に設けて、前記反射光
を強調するようにしても良い。即ち、背景強調シート1
00は、図8に示すように、折畳展開自在なシート状の
シート本体101を有しており、シート本体101に
は、設置される標定ポインタ(40、40A、40B、
50)が反射する反射光とは異なる色を有する背景面1
01aが形成されている。また、シート本体101の略
中央には、標定ポインタを貫通設置し得る穴101b
が、該シート本体101を貫通する形で設けられてい
る。そこで、背景強調シート100を、穴101bに背
景面101aを表側にして標定ポインタを通す形で設置
すると、背景強調シート100の背景面101aが標定
ポインタの反射光の色を該標定ポインタの周囲の色に対
して強調するので、取得された写真像上には標定ポイン
タの反射光の像が該画像上一際目立つように写し出さ
れ、更に容易に写真像上の標定点を選定し設定すること
ができる。なお、係合穴101bは標定ポインタの設置
数X等に合わせて設ければ良いので、何個でも良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内、第1
の発明は、被写体をデジタルスチルカメラ30等の映像
取得手段により所定距離離れた第1撮影地点B1、第2
撮影地点B2等の複数の地点から取得した画像を用いて
三次元測量する写真測量において、斜面60等の被写体
に、光を反射し得る1個以上の枠体42、52、反射材
43、53等の反射部材を有する標定ポインタ40、4
0A、40B、50等の標定点指示装置を、それら標定
点指示装置を設置した位置を互いに区別し得るように、
その反射部材の数を相違させて配置し、前記標定点指示
装置が設けられた被写体を、該標定点指示装置が反射す
る反射光と共に、前記映像取得手段により前記複数の地
点からの第1写真像PH1、第2写真像PH2等の画像
として取得し、前記映像取得手段により取得された複数
の画像上において、前記標定点指示装置の反射部材の数
に対応してそれら画像上に写し出される該標定点指示装
置の反射部材が反射した反射光の像の数に基づいて、標
定点Pn等の標定点を選定設定する形で、前記被写体の
三次元測量をするようにして構成したので、
【0027】第1の発明は、被写体上に反射部材の数を
相違させて標定点指示装置を設置することにより、取得
された該被写体の画像上には、被写体上に設置した各標
定点指示装置の位置がそれら標定点指示装置の相違する
数の反射部材が反射する該相違する数の反射光の点状の
像として写し出される。即ち、相違する数の反射部材を
有する標定点指示装置がパスポイント及び基準点となり
得る標定位置に設置された被写体を取得した画像上に
は、被写体と共に、被写体上の各標定位置が、各標定位
置に相違する数で設けられた標定点指示装置の反射部材
の該相違する数に対応する数の反射光の点状の像として
写し出されるので、画像上における各標定位置は画像上
の点状の像の数を比較するだけで、従来のように写真像
上における標定位置が類似して判別が困難となるような
ことは無く、容易にそれら画像に共通な標定位置を標定
点として選定することができ、手間を掛けること無く容
易に標定点を設定することが可能となる。従って、写真
測量において、写真像等の画像上のパスポイント及び基
準点等の標定点を容易に選定し設定し得る。
【0028】また、本発明の内、第2の発明は、被写体
をデジタルスチルカメラ30等の映像取得手段により所
定距離離れた第1撮影地点B1、第2撮影地点B2等の
複数の地点から取得した画像を用いて三次元測量する写
真測量において、斜面60等の被写体に、光を互いに異
なる識別色を有する反射光として反射し得る標定ポイン
タ40、40A、40B、50、有色透明カバ48、5
8等の標定点指示装置を複数設け、前記標定点指示装置
が設けられた被写体を、該標定点指示装置が反射する前
記識別色を有する反射光と共に、前記映像取得手段によ
り前記複数の地点からの画像として取得し、前記映像取
得手段により取得された複数の画像上において、それら
画像上に写し出される前記標定点指示装置が反射した前
記識別色を有する反射光の像に基づいて、標定点Pn等
の標定点を選定設定する形で、前記被写体の三次元測量
をするようにして構成したので、
【0029】第2の発明は、被写体上に互いに異なる識
別色の反射光を反射し得る標定点指示装置を設置するこ
とにより、取得された該被写体の画像上には、被写体上
に設置した各標定点指示装置の位置がそれら標定点指示
装置の反射する互いに異なる識別色の反射光の像として
写し出される。即ち、互いに異なる識別色の反射光を反
射する標定点指示装置がパスポイント及び基準点となり
得る標定位置に設置された被写体を取得した画像上に
は、被写体と共に、被写体上の各標定位置が、互いに異
なる識別色を有する反射光の像としてそれぞれ写し出さ
れるので、画像上における各標定位置は画像上の識別色
を有する反射光の像を比較するだけで、従来のように写
真像上における標定位置が類似して判別が困難となるよ
うなことは無く、容易にそれら画像に共通な標定位置を
標定点として選定することができ、手間を掛けること無
く容易に標定点を設定することが可能となる。従って、
写真測量において、写真像等の画像上のパスポイント及
び基準点等の標定点を容易に選定し設定し得る。
【0030】更に、本発明の内、第3の発明は、第1の
発明または第2の発明において、前記標定点指示装置の
周囲に、背景強調シート100等の背景部材を設け、前
記背景部材により、前記標定点指示装置が反射する反射
光を強調するようにしたことを特徴としたので、背景部
材が標定点指示装置の反射光の色を標定点指示装置の周
囲の色に対して強調することにより、取得された画像上
には標定点指示装置の反射光の像が該画像上一際目立つ
ように写し出され、更に容易に画像上の標定点を選定し
設定することができる。
【0031】更に、本発明の内、第4の発明は、支持本
体41、41A、41B、51等の支持本体を有し、前
記支持本体に、突刺部41Aa、取付バンド45、取付
キャップ46、56等の設置部を設け、前記支持本体
に、光を反射し得る球状の反射面43a、53a等の反
射面を有する枠体42、52、反射材43、53等の反
射部材を設け、有色透明カバ48、58等の有色透明部
材を、前記反射面を被覆する形で設けて構成したので、
【0032】第4の発明は、被写体上に設置部を介して
設けられた、有色透明部材に反射面の被覆された反射部
材を撮影した画像上には、被写体上に設けた反射部材の
位置が該反射部材の反射面が反射する反射光が有色透明
部材を通過して有色の点状の像として写し出されるの
で、写真測量において、有色透明部材を設けた反射部材
がパスポイント及び基準点となり得る標定位置に設置さ
れた被写体を撮影した画像上には、被写体と共に、被写
体上の標定位置が互いに異なる識別色を有する反射光の
像としてそれぞれ写し出されるので、画像上における各
標定位置は画像上の識別色を有する反射光の像を比較す
るだけで、従来のように写真像上における標定位置が類
似して判別が困難となるようなことは無く、容易にそれ
ら画像に共通な標定位置を標定点として選定することが
でき、手間を掛けること無く容易に標定点を設定するこ
とが可能となる。従って、写真測量において、写真像等
の画像上のパスポイント及び基準点等の標定点を容易に
選定し設定し得る。
【0033】更に、本発明の内、第5の発明は、第4の
発明において、前記反射部材を、前記設置部に対して傾
斜自在に設けて構成したので、第4の発明の効果に加え
て、地盤等に固定した設置部に対して反射部材を適宜傾
斜させることにより、被写体の映像を取得する撮影位置
に関わらず該撮影位置に向けて光を反射し得るように標
定点指示装置を設置することが可能となる。
【0034】更に、本発明の内、第6の発明は、第4の
発明において、前記反射部材の反射面が、全球状に形成
されたことを特徴したので、第4の発明の効果に加え
て、反射部材に入射した光を全球状に形成された反射面
により全方向に反射することにより、被写体の映像を取
得する撮影位置に反射面を向ける等の手間を掛けること
無く被写体上に設置するだけで、あらゆる撮影位置に向
けて光を反射することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による写真測量方法により斜面
の写真測量を実施している例を示す模式図である。
【図2】図2は、解析装置の一実施例を示すブロック図
である。
【図3】図3は、解析装置の表示部に標定ポインタの反
射光等が写し出された例を示す模式図である。
【図4】図4は、本発明による写真測量方法に用いる標
定点指示装置が適用された標定ポインタの一実施例を示
す側面図である。
【図5】図5は、本発明による写真測量方法に用いる標
定点指示装置が適用された標定ポインタの別の例を示す
側面図である。
【図6】図6は、標定ポインタの別の例を示す側面図で
ある。
【図7】図7は、標定ポインタの別の例を示す側面図で
ある。
【図8】図8は、標定ポインタの周囲に背景強調シート
設けた一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
30……映像取得手段(デジタルスチルカメラ) 40、40A、40B、50……標定点指示装置(標定
ポインタ) 41、41A、41B、51……支持本体(支持本体) 41Aa……設置部(突刺部) 42、52……反射部材(枠体) 43、53……反射部材(反射材) 43a、53a……反射面(反射面) 45……設置部(取付バンド) 46、56……設置部(取付キャップ) 48、58……有色透明部材(有色透明カバ) 60……被写体(斜面) B1……地点(第1撮影地点) B2……地点(第2撮影地点) PH1……画像(第1写真像) PH2……画像(第2写真像) Pn……標定点(標定点)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−228517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 7/00 - 7/06 G01C 11/00 - 11/34 G01C 15/00 - 15/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を映像取得手段により所定距離離
    れた複数の地点から取得した画像を用いて三次元測量す
    る写真測量において、 被写体に、光を反射し得る1個以上の反射部材を有する
    標定点指示装置を、それら標定点指示装置を設置した位
    置を互いに区別し得るように、その反射部材の数を相違
    させて配置し、 前記標定点指示装置が設けられた被写体を、該標定点指
    示装置が反射する反射光と共に、前記映像取得手段によ
    り前記複数の地点からの画像として取得し、 前記映像取得手段により取得された複数の画像上におい
    て、前記標定点指示装置の反射部材の数に対応してそれ
    ら画像上に写し出される該標定点指示装置の反射部材が
    反射した反射光の像の数に基づいて、標定点を選定設定
    する形で、前記被写体の三次元測量をするようにして構
    成した写真測量方法。
  2. 【請求項2】 被写体を映像取得手段により所定距離離
    れた複数の地点から取得した画像を用いて三次元測量す
    る写真測量において、 被写体に、光を互いに異なる識別色を有する反射光とし
    て反射し得る標定点指示装置を複数設け、 前記標定点指示装置が設けられた被写体を、該標定点指
    示装置が反射する前記識別色を有する反射光と共に、前
    記映像取得手段により前記複数の地点からの画像として
    取得し、 前記映像取得手段により取得された複数の画像上におい
    て、それら画像上に写し出される前記標定点指示装置が
    反射した前記識別色を有する反射光の像に基づいて、標
    定点を選定設定する形で、前記被写体の三次元測量をす
    るようにして構成した写真測量方法。
  3. 【請求項3】 前記標定点指示装置の周囲に、背景部材
    を設け、 前記背景部材により、前記標定点指示装置が反射する反
    射光を強調するようにしたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の写真測量方法。
  4. 【請求項4】 支持本体を有し、 前記支持本体に、設置部を設け、 前記支持本体に、光を反射し得る球状の反射面を有する
    反射部材を設け、 有色透明部材を、前記反射面を被覆する形で設けて構成
    した写真測量方法に用いる標定点指示装置。
  5. 【請求項5】 前記反射部材を、前記設置部に対して傾
    斜自在に設けて構成した請求項4に記載の写真測量方法
    に用いる標定点指示装置。
  6. 【請求項6】 前記反射部材の反射面が、全球状に形成
    されたことを特徴とする請求項4に記載の写真測量方法
    に用いる標定点指示装置。
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