JP3441133B2 - ネットワーク管理システム - Google Patents

ネットワーク管理システム

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JP3441133B2
JP3441133B2 JP31569993A JP31569993A JP3441133B2 JP 3441133 B2 JP3441133 B2 JP 3441133B2 JP 31569993 A JP31569993 A JP 31569993A JP 31569993 A JP31569993 A JP 31569993A JP 3441133 B2 JP3441133 B2 JP 3441133B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、通信網などのネットワ
ークを管理するシステムに係わり、特にネットワークを
複数の管理ドメインに分割し、管理ドメイン間にまたが
るネットワーク管理を行うネットワーク管理システムに
関する。 【0002】 【従来の技術】従来のネットワーク管理システムでは、
ネットワークを複数の管理ドメインに分割し、各管理ド
メイン内にそれぞれ設けられた管理プロセスが該管理ド
メイン内のネットワーク資源を管理している。この場
合、管理構造を階層化して、管理構造の各層に各管理ド
メインを対応させることが多く、これにより各管理ドメ
イン内の個々の管理プロセスの持つべき管理情報量や、
負担する処理量を削減している。例えば、論理的な回線
を管理する論理ネットワーク管理ドメインを上位のドメ
インとし、その直下のドメインをノードおよび該ノード
を接続する物理回線を管理する物理ネットワーク管理ド
メインとし、その下位を該ノードに対応する物理筐体と
筐体内のパッケージ構成等を管理する装置管理ドメイン
とするような場合である。 【0003】また、ネットワークを複数の管理ドメイン
に分割する場合には、上記のように階層的に分割する他
に、管理対象となるネットワーク資源の種別(例えば機
器の種別)や、管理プロトコルの相違などの観点から、
ネットワークを並列的に分割する場合もある。 【0004】ここで、該複数の管理ドメインのうち二つ
のものに注目したとき、一方の管理ドメイン内のネット
ワーク資源の一部は、必要に応じて他方の管理ドメイン
内のネットワーク資源に変換された形で表現される。例
えば、ネットワーク資源に関する情報の表現形式の変換
を行う。このような変換を施すための手段を写像規則と
呼び、該変換を施すことを写像規則を適用するという。 【0005】例えば、上位から写像規則を見ると情報を
詳細化する変換であり、下位から写像規則を見ると情報
を簡略化する変換である、ということができる。前述の
例では、論理回線とノードおよび物理回線との間に、論
理回線と該論理回線が経由するノードおよび物理回線と
の間の関係として写像規則が定義されるとともに、ノー
ドおよび物理回線とパッケージとの間に、ノードと該ノ
ードが含むパッケージ間およびパッケージと該パッケー
ジに収容される物理回線との間の関係として写像規則が
定義されるものである。 【0006】なお、この変換すなわち写像規則の適用
は、複数の管理ドメインにわたって1回以上行われる。
また、上記方法を採用しているネットワーク管理システ
ムの一例としては、CCITT勧告M.3010“Prin
ciples for a Telecommunication ManagementNetwork
”がある。 【0007】このようなネットワーク資源の表現の変換
の必要性が生じるケースとしては、上述のように管理構
造が階層化されているといった理由から、一方のネット
ワーク資源の管理情報を何らかの方法によりまとめた形
で、他方のネットワーク資源の管理情報として見せる必
要性のある場合や、2つの管理ドメイン間で管理プロト
コルの相違などの理由により直接管理通信を行うことが
できないため、管理プロトコルと管理情報モデル等を変
換しなければならない場合などが挙げられる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク管
理システムにおいては、以下のような問題点があった。 (a)ネットワークを階層的に複数の管理ドメイン間に
分割している場合、下位の管理ドメインのネットワーク
資源の管理情報がまとめられた形で上位のネットワーク
資源の管理情報として表現されるので、該上位から下位
のネットワーク資源を個別に監視・制御することは困難
であった。 【0009】(b)2つの管理ドメイン間で管理プロト
コルと管理情報モデルを変換している場合、ネットワー
ク資源の持つ情報種別、可能な管理操作、適切な制御手
順、障害切り分け知識等の管理業務に必要な管理知識を
含めて完全に変換することは困難であった。 【0010】a,bいずれの場合も、一方の管理ドメイ
ンを監視・制御しているオペレータが、何らかの理由
(他方のネットワーク資源の障害に起因すると思われる
一方のネットワーク資源の障害発生など)により他方の
管理ドメイン内のネットワーク資源を監視・制御する必
要が生じた場合、ネットワーク管理システムがオペレー
タの要求するレベルでの監視・制御機能を提供すること
は困難であった。 【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、オペレータの必要に応じてオペレータ
が管理ドメインによる制約を受けずにネットワークの監
視・制御を可能にするネットワーク管理システムを提供
することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るネットワーク管理システムは、ネット
ワークを複数の管理領域に分割し、該管理領域内のネッ
トワーク資源を管理する管理手段を各管理領域内にそれ
ぞれ設けたネットワーク管理システムにおいて、少なく
とも1つの管理領域内の前記管理手段に接続され、該管
理手段を介して該管理領域内のネットワーク資源の監視
および制御の少なくとも一方をするネットワーク資源操
作手段と、このネットワーク資源操作手段と各管理領域
内の前記管理手段との間にそれぞれ情報通信路を設ける
ための通信手段と、2つの異なる管理領域内の前記管理
手段相互間に設けられ、一方の管理領域内の管理手段に
該一方の管理領域内の特定のネットワーク資源を指定し
た管理要求が与えられた場合、該2つの異なる管理領域
内のネットワーク資源に関する情報の表現形式相互間の
関係を定義した写像規則に基づいて、該一方の管理領域
内の特定のネットワーク資源に対応する他方の管理領域
内のネットワーク資源を求めるとともに、該他方の管理
領域内の管理手段に該求めたネットワーク資源を指定し
た管理要求を与える少なくとも1つの管理領域間管理制
御手段とを具備し、前記管理領域間管理制御手段のうち
前記ネットワーク資源操作手段からいずれかの管理領域
内の前記管理手段を介して該管理領域内の特定のネット
ワーク資源を指定した管理要求が与えられたものが起点
となって動作し、これに応答して前記管理手段および前
記管理領域間管理制御手段が順次連鎖的に動作すること
によって次々と前記対応するネットワーク資源を求め、
いずれかの前記管理領域間管理制御手段によって求めら
れた該対応するネットワーク資源の属する管理領域を決
定するとともに、該決定した管理領域を求めた管理領域
間管理制御手段は、前記通信手段を利用して、該決定し
た管理領域内の管理手段と前記ネットワーク資源操作手
段との間に情報通信路を設定することを特徴とする。 【0013】好ましくは、前記管理領域間管理制御手段
が前記管理領域内のネットワーク資源に関する情報の表
現形式を順次隣接する管理領域内のネットワーク資源に
関する情報の表現形式に変換させる最大の変換回数は、
予め決定しておいても良い。 【0014】また、各ネットワーク資源に関する情報
に、他の管理領域からのアクセス許可権を設定し、該決
定された管理領域内の該求められたネットワーク資源に
関する情報にアクセスが許可されない情報が含まれてい
る場合、これを除外するようにしても良い。また、各ネ
ットワーク資源に、他の管理領域からの制御許可権を設
定し、該決定された管理領域内の該求められた情報に係
るネットワーク資源に制御が許可されないものが含まれ
ている場合、これを除外するようにしても良い。 【0015】また、前記管理領域間管理制御手段が、前
記決定された管理領域内の該求められたネットワーク資
源に関する情報を、前記設定した情報通信路を介して前
記ネットワーク資源操作手段に転送するように構成して
も良い。 【0016】また、前記ネットワーク資源操作手段を監
視装置とし、前記管理領域間管理制御手段が、前記決定
された管理領域内の該求められたネットワーク資源に関
する情報の少なくとも一部を該監視装置の画面に表示す
るように構成しても良い。 【0017】 【作用】この結果、いずれかの管理領域(第1の管理領
域とする)を監視および/または制御しているオペレー
タが前記ネットワーク資源操作手段を介して該管理領域
内の特定のネットワーク資源を指定して管理要求を発行
することによって該当する前記管理領域間管理制御手段
が起動されると、前記管理領域間管理制御手段および管
理手段は、前記写像規則に基づいて、該第1の管理領域
内のネットワーク資源に関する情報の表現形式を順次、
前記他方の管理領域内のネットワーク資源に関する情報
の表現形式に変換させて、最終的に求められた該情報に
係るネットワーク資源の属する管理領域(第2の管理領
域とする)を決定する。言い換えると、オペレータの操
作するネットワーク資源操作手段が接続された第1の管
理領域から、前記特定のネットワーク資源に関する情報
の表現形式を変換できる、(例えば基準となるレイヤか
ら近接していない)第2の管理領域を自動的に求めるも
のである。 【0018】次に、該決定した管理領域を求めた管理領
域間管理制御手段は、前記通信手段を制御して、該第2
の管理領域内の管理手段と前記ネットワーク資源操作手
段との間に情報通信路を設定する。 【0019】これによって、該オペレータは、ネットワ
ーク資源操作手段から該第2の管理領域内の管理手段を
介して、前記特定のネットワーク資源に対応する該第2
の管理領域内のネットワーク資源に対する監視および/
または制御を直接行うことができる。 【0020】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例に係るネットワーク管理
システムの基本構成を示すブロック図である。まず概略
的には、このネットワーク管理システムは、管理対象の
ネットワーク・システム全体を複数に分割してなる管理
ドメイン(管理領域)(2−0〜2−M)と、隣接する
管理ドメイン間にそれぞれ設けた管理ドメイン間管理制
御部(管理領域間管理制御手段)(11−1〜11−
M)と、各管理ドメイン間管理制御部を介する形で隣接
する管理ドメイン間にそれぞれ設けた写像規則(5−1
〜5−M)と、監視装置(ネットワーク資源操作手段)
6とからなる。また、ネットワーク7(通信手段)は通
信路設定機能を持ち、図1に示した各管理ドメインにて
分割されている。 【0021】なお、図1では(N)管理ドメイン〜(N
+M)管理ドメインを示したが、実際には(1)管理ド
メインから(K)管理ドメイン(ただし、K≧N+M)
までの各管理ドメインが存在するものとし、これに対応
して(2)写像規則から(K)写像規則までの各写像規
則が存在するものとする。また、図1中の(N+m)管
理ドメインは、後にする本実施例の動作説明の都合上か
ら示したものであり、動作の過程でパラメータmは逐次
変化するものである。 【0022】また、本実施例では、図示しない(1)管
理ドメインが最上位にあり、以下順次隣接する管理ドメ
インを下位とし、(K)管理ドメインが最下位にあるよ
うな階層構造を有している場合を例として説明する。な
お、階層構造の上下関係が本実施例とは反対の場合、ま
たは各管理ドメインが階層構造ではなく並列の関係にあ
る場合も、本発明は適用可能である。 【0023】さらに詳しく本実施例のネットワーク管理
システムの構成について説明する。図1の(N)管理ド
メイン2−0には、該管理ドメイン2−0内の管理対象
となるネットワーク資源4−0と、該ネットワーク資源
4−0を管理し、かつ監視装置6からの監視・制御をネ
ットワーク資源4−0の監視・制御に変換する管理プロ
セス(管理手段)3−0が設けられている。また、この
管理プロセス3−0は、管理ノード31−0、被管理ノ
ード32−0、監視装置制御部33−0から構成されて
いる。そして、管理ノード31−0と被管理ノード32
−0との間には管理通信路(情報通信路)71−0が、
監視装置制御部33−0と管理ノード31−0と間には
監視通信路(情報通信路)72−0が、監視装置6と監
視装置制御部33−0との間には表示制御通信路(情報
通信路)74−0がそれぞれ設定されている。 【0024】同様に(N+1)管理ドメイン2−1に
は、該管理ドメイン2−1内の管理対象となるネットワ
ーク資源4−1と、これらのネットワーク資源4−1を
管理し、かつ監視装置6からの監視・制御をネットワー
ク資源4−1の監視・制御に変換する管理プロセス3−
1がそれぞれ設けられている。また、この管理プロセス
3−1は、管理ノード31−1、被管理ノード32−
1、監視装置制御部33−1から構成されている。そし
て、管理ノード31−1と被管理ノード32−1との間
には管理通信路71−1が、監視装置制御部33−1と
管理ノード31−1と間には監視通信路72−1が、監
視装置(図示せず)と監視装置制御部33−1との間に
は表示制御通信路74−1がそれぞれ設定されている。 【0025】(N+1)管理ドメイン間管理制御部11
−1は、(N)管理プロセス3−0からの要求によって
起動され、(N+1)管理プロセス3−1と(N+1)
監視装置制御部33−1を制御する。この管理ドメイン
間管理制御部11−1と監視装置制御部33−1の間に
は、制御通信路(情報通信路)73−1が設定されてい
る。 【0026】(N+1)写像規則5−1は、(N)管理
ドメイン2−0内のネットワーク資源4−0と、隣接す
る下位の(N+1)管理ドメイン2−1内のネットワー
ク資源4−1との間の表現形式の変換を行うものであ
り、(N+1)管理ドメイン間管理制御部11−1を介
する形で設けられいる。 【0027】また、他の管理プロセスや管理ドメイン間
管理制御部および写像規則についても同様の構成を有し
ているが、詳細な説明は省略する。次に、図2には本実
施例における各管理ドメイン間管理制御部の処理の流れ
の一例を示す。 【0028】以下、本実施例のネットワーク管理システ
ムの動作について、図2のフローチャートを参照しなが
ら説明する。なお、本実施例では、(N)管理ドメイン
2−0を起動元としてネットワーク管理を行うものとす
る。また、図2の変数mは、動作する管理ドメイン間管
理制御部が「(N+m)管理ドメイン間管理制御部11
−m」であり、その制御を受ける管理ドメインが「(N
+m)管理ドメイン2−m」であることを表す。m≠0
の場合は、(N+m−1)管理プロセスから呼び出され
た(N+m)管理ドメイン間管理制御部が(N+m)管
理プロセスの制御を実行し、結果を(N+m−1)管理
プロセスに返す。ただし、m=0の場合は、(N)管理
プロセスが自律的に動作するものとする。 【0029】図2の制御の流れは、大きく5つのブロッ
クから構成される。ブロック1では、オペレータが監視
装置上で指定したネットワーク資源に写像規則を適用
し、オペレータが監視・制御するべき対象であるネット
ワーク資源を選択する。 【0030】ブロック2では、ブロック1で選択された
ネットワーク資源を管理している管理プロセスを制御し
て、ネットワーク資源の持つ情報を収集する。ただし、
アクセスを許可したネットワーク資源を選択して情報を
収集する。 【0031】ブロック3では、監視装置と管理プロセス
とを接続する。ブロック4では、管理プロセスに対し監
視装置の表示を指示し、監視装置の画面上に収集したネ
ットワーク資源の情報を表示させる。 【0032】ブロック5は、終了処理を行う。 (ブロック1)ブロック1で行う基本的な処理は、指定
された(N)ネットワーク資源4−0に(N+1)写像
規則5−1を適用して対応する(N+1)ネットワーク
資源4−1を求め、次に(N+2)写像規則5−2を適
用して対応する(N+2)ネットワーク資源4−2を求
め、…、(N+m)写像規則5−mを適用して対応する
(N+m)ネットワーク資源4−mを求め、…というよ
うに、mを1づつ増加させつつ写像規則を連鎖的に適用
して対応するネットワーク資源を次々に求めていくもの
である。 【0033】ブロック1の終了は、写像規則の連鎖的な
適用が要求されていない場合は1回目に実行するステッ
プ6で、連鎖的な適用が要求されている場合は連鎖的な
適用ができなくなった時点で実行するステップ5でなさ
れる。なお、ブロック1が終了した時点におけるmの値
から1減じた値をMとする。 【0034】ステップ1からステップ6で構成される処
理ループを終了した時点で、各写像規則により(N)ネ
ットワーク資源と対応付けられた、(N+1)ネットワ
ーク資源、(N+2)ネットワーク資源、…、(N+
m)ネットワーク資源、…、(N+M−1)ネットワー
ク資源、(N+M)ネットワーク資源が決定される。 【0035】以下、ブロック1について、処理ループの
1巡目で実行されるステップ1〜ステップ6の各処理を
説明し、次に、処理ループの2巡目で実行されるステッ
プ2〜ステップ6の各処理を説明する。なお、3回目以
降の処理内容は、2回目の処理内容と同様であるので、
詳細な説明は省略する。 【0036】ステップ1;1回目)mを0に初期化す
る。すなわち、(N)管理ドメイン2−0を制御対象と
する。 【0037】ステップ2;1回目)該ステップ2では、
m=0の場合、(N)管理ドメイン2−0から、(N+
1)管理ドメイン間管理制御部11−1を、より詳細に
は(N)管理プロセス3−0を介して、(N+1)管理
ドメイン間管理制御部11−1を起動する。 【0038】具体的には、この起動は例えば監視装置6
を操作しているオペレータにより(N)ネットワーク資
源4−0を指定して(N)管理プロセス3−0に対して
発行される該(N)ネットワーク資源4−0に対応する
詳細情報取得要求によって行われる。なお、ネットワー
ク資源に影響を与えない情報取得操作ではなく、ネット
ワーク資源を制御するような操作を処理することも本発
明によれば可能である。 【0039】該詳細情報取得要求には、要求を発行した
オペレータまたは監視装置の認証のために、(N+1)
管理プロセス3−1内の処理・通信のために使用される
認証識別子を付加することができる。オペレータにより
明示的に指定されない場合は、暗黙の内に(N)管理プ
ロセス3−0内の処理・通信のために使用していた認証
識別子が割り当てられる。 【0040】また、該詳細情報取得要求には、該要求を
発行した監視装置6のネットワークアドレスおよび必要
に応じて監視装置識別子・オペレータ識別子も付加され
る。一方、詳細情報取得要求の動作を制御するために、
パラメータを付加することも可能である。例えば、他の
管理ドメイン内の障害に起因すると思われる障害に関す
る詳細な情報を要求するために、該(N)ネットワーク
資源4−0から発行された該障害通知に対応する障害通
知識別子を付加することもできる。また、(N)ネット
ワーク資源4−0が持つ複数の管理情報種別の内、特定
の管理情報種別を指定することもできる。 【0041】該要求は(N)管理プロセス3−0内を、
(N)監視通信路72−0により(N)監視装置制御部
33−0から(N)管理ノード31−0へ、(N)管理
通信路71−0により(N)管理ノード31−0から
(N)被管理ノード32−0へ、という順に、必要な場
合には途中で適当なデータ形式変換を行って転送され、
最終的に(N)被管理ノード32−0が、(N+1)管
理ドメイン間管理制御部11−1を起動する。 【0042】例えば(N)管理ノード31−0と(N)
被管理ノード32−0との間の(N)管理通信路71−
0に、OSIシステム管理(ISO /IEC 10040 “Inform
ation Technology - Opens Systems Interconnection -
Systems Management Overview”)の管理通信(ISO /
IEC 9595“Information Technology - Opens SystemsIn
terconnection - Common Management Information serv
ice definition ”)が採用されている場合は、該要求
を表現するために、以下のような方法が考えられる。
(a)上記のような機能を実現するための管理オブジェ
クトクラスを新たに定義する。 (b)既存の各管理オブジェクトクラス定義に、上記の
ような機能を実現するため管理操作を付加する。 (c)管理プロトコルに上記機能用のプロトコルサービ
スを追加する。 【0043】本発明はいずれの方法によっても実現可能
であるが、既存のOSIシステム管理との整合性を考慮
して(a)を採用するとより好ましい。ここに、詳細情
報取得要求で指定された(N)ネットワーク資源4−0
が、(N+1)ネットワーク資源4−1ではなく、複数
の(N)ネットワーク資源4−0に対応している場合も
ありうる。つまり、同一の(N)管理ドメイン3−0内
の複数の(N)ネットワーク資源4−0相互間に当該管
理ドメイン内において閉じた写像規則が定義されている
場合も考えられる。指定された(N)ネットワーク資源
4−0がこの場合に該当するか否かは、上記の(N)管
理プロセス3−0内通信の途中で、前記の管理ドメイン
に閉じた写像規則を参照することによって、(N)管理
プロセス3−0に閉じて判断することが可能である。こ
の判断によって(N)ネットワーク資源4−0のみで詳
細情報取得要求を満たせることが確認された場合は、
(N)管理プロセス3−0内の機能により処理されるも
のとし、(N+1)管理ドメイン間管理制御部11−1
は起動されない。ただし、前記のように障害通知識別子
が付加されている場合には、障害通知の連鎖をたどっ
て、最初に障害通知を行った(N+m)ネットワーク資
源4−mまでさかのぼることができる。このように、詳
細情報取得要求を連鎖的に適用する必要がある場合は、
(N)管理プロセス3−0内で対応関係が求められた
(N)ネットワーク資源4−0が、さらに(N+1)ネ
ットワーク資源4−1に写像できる場合も考慮しなけれ
ばならないため、最初に指定された(N)ネットワーク
資源4−0を(N)管理ドメイン内の写像規則で展開し
て得た別の(N)ネットワーク資源4−0を新たに指定
された(N)ネットワーク資源4−0として、(N+
1)管理ドメイン間管理制御部11−1を起動すること
とする。 【0044】なお、連鎖的な適用の最大回数(前記パラ
メータmの上限値に該当)を決めておくことも可能であ
る。 ステップ3;1回目)mを1増加する。ここでは、m=
1となる。 【0045】ステップ4;1回目)起動された(N+
1)管理ドメイン間管理制御部11−1は、指定された
(N)ネットワーク資源4−0に(N+1)写像規則5
−1を適用し、対応する(N+1)ネットワーク資源4
−1を求める。 【0046】ここで、対応する(N+1)ネットワーク
資源4−1は、複数(または1つ)あるのが通常の場合
であるが、対応するものが存在しない場合も考えられ
る。存在しない場合に対応する一例としては、上記ステ
ップ2(1回目)において、(N)管理プロセス内3−
0での詳細情報取得要求処理可能性無しと判断された場
合で、かつ対応する(N+1)ネットワーク資源4−1
が存在せず詳細化できなかった場合がある。つまり、上
記ステップ2(1回目)で述べた(N)管理ドメイン内
に閉じた写像規則(図示せず)を指定された(N)ネッ
トワーク資源3−0に適用しても、対応する別の(N)
ネットワーク資源が存在しなかったため、(N+1)写
像規則5−1の適用を試みたが、それでも対応する(N
+1)ネットワーク資源3−1が存在しなかった場合で
ある。これは、指定された(N)ネットワーク資源4−
0が(N)管理ドメイン内の実資源のみに対応し、(N
+1)ネットワーク資源4−1には対応していないこと
を意味する。 【0047】存在しない場合に対応するもう一つの例と
しては、上記ステップ2(1回目)で詳細情報取得要求
の連鎖的な適用の必要性が認められ、詳細情報取得要求
が連鎖的に適用したが、それ以上詳細化できなかった場
合である。例えば、障害通知識別子を付加して詳細情報
取得要求が発行された場合、指定された障害通知識別子
(これは同時に指定された(N)ネットワーク資源3−
0から発行されたものである)に、写像規則を適用して
(N+1)ネットワーク資源4−1から発行された別の
障害通知に対応させようとしたが、対応するものが見つ
からなかったため、障害通知識別子間の管理ドメインに
またがる連鎖的な写像関係が途切れたときなどがある。 【0048】なお、同じ(N)ネットワーク資源4−0
の指定された場合でも、付加パラメータと(N)ネット
ワーク資源4−0の過去の履歴等によって、異なる(N
+1)ネットワーク資源4−1を対応させることも可能
である。例えば、障害通知識別子を付加した(N)ネッ
トワーク資源4−0の詳細情報取得要求がされた場合
は、その障害通知発行の原因となった(N+1)ネット
ワーク資源4−1を選択して対応させることが可能であ
る。これは、写像関係に障害通知ログ等のネットワーク
資源の履歴といった情報を含めておくことによって実現
できる。また、これに通常の場合の写像規則により対応
する(N+1)ネットワーク資源4−1を加えることも
できる。 【0049】さらに、必要に応じ付加パラメータに(N
+1)写像規則5−1を適用し、新たな付加パラメータ
を求める。また、詳細情報取得要求に付加されている認
証識別子と、監視装置識別子またはオペレータ識別子
(場合によってはネットワークアドレスも使用する)に
よって認証された監視装置またはオペレータに対して、
写像規則で対応した(N+1)ネットワーク資源を管理
する(N+1)管理プロセス(図示せず)へのアクセス
が許可されていない場合は、対応する(N+1)ネット
ワーク資源が存在しないと解釈して、以降の処理を行
う。 【0050】ステップ5;1回目)上記ステップ4(1
回目)で対応する(N+1)ネットワーク資源4−1が
存在したか否かによって分岐を行う。 【0051】存在する場合は、ステップ6に制御を移
し、当該ブロック1の処理を継続する。一方、存在しな
い場合は、ステップ9に制御を移し、当該ブロック1の
処理を終了する ステップ6;1回目)連鎖的な処理が要求されているか
否かを判断する。 【0052】連鎖的な処理が要求されている場合は、次
の処理ループを実行するために、制御をステップ2に戻
す。一方、要求されていない場合は、制御をステップ7
に進め、ブロック1の処理を終了する。 【0053】次に、上記ステップ6(1回目)で連鎖的
な処理が必要と判断され、制御をステップ2に戻した場
合のステップ2〜ステップ6の処理を説明する。 ステップ2;2回目)m=1の場合であり、(N+1)
管理ドメイン間管理制御部11−1は、ステップ4で写
像規則を適用することによって求めた(N+1)ネット
ワーク資源4−1を指定して、詳細情報取得要求を(N
+1)管理プロセス3−1に対して発行する。 【0054】該詳細情報取得要求に付加される障害通知
識別子等の付加パラメータは、(N)管理ドメイン2−
0内で管理ドメイン間管理制御を実行するために使用さ
れていたものをそのまま使用する場合と、使用していた
ものに対し(N+1)管理ドメイン間管理制御部11−
1が(N+1)写像規則5−1を参照して変更された
(ステップ4を実行することにより決定されている)も
のを使用する場合がある。例えば、付加パラメータとし
て(N)ネットワーク資源4−0から発行された(N)
障害通知識別子を持っている場合は、その障害発行通知
の原因となった(N+1)ネットワーク資源4−1が発
行した(N+1)障害通知識別子で置き換えられたもの
が与えられる。 【0055】(N+1)管理ドメイン間管理制御部11
−1による該詳細情報取得要求は、(N+1)管理プロ
セス3−1内を、(N+1)管理通信路71−1により
(N+1)管理ノード31−1から(N+1)被管理ノ
ード32−1に、必要な場合には途中で適当なデータ形
式変換を行って転送され、最終的に(N+1)被管理ノ
ード32−1が(N+2)管理ドメイン間管理制御部
(図示せず)を起動する。 【0056】なお、1回目の当該ステップ2の場合と同
様に、指定された(N+1)ネットワーク資源4−1を
(N+1)管理ドメイン2−1に閉じた写像規則によっ
てさらに別の(N+1)ネットワーク資源4−1に展開
できる場合は、上記の通信の途中で展開し、展開後の
(N+1)ネットワーク資源4−1を指定して(N+
2)管理ドメイン間管理制御部(図示せず)を起動す
る。 【0057】ステップ3;2回目)mを1増加する。こ
こでは、m=2となる。 ステップ4;2回目)起動された(N+2)管理ドメイ
ン間管理制御部(図示せず)は、指定された(N+1)
ネットワーク資源4−1に(N+2)写像規則(図示せ
ず)を適用し、対応する(N+2)ネットワーク資源
(図示せず)を求める。 【0058】前述したように、対応する(N+2)ネッ
トワーク資源は、複数(または1つ)存在する場合と、
存在しない場合とが考えられる。また、1回目の当該ス
テップ4の場合と同様に、同じ(N+1)ネットワーク
資源4−1を指定された場合でも、付加パラメータと
(N+1)ネットワーク資源4−1の過去の履歴(障害
通知のログなど)等によって、異なる(N+2)ネット
ワーク資源(図示せず)を対応させることも可能であ
る。 【0059】さらに、必要に応じ付加パラメータに(N
+2)写像規則(図示せず)を適用し、新たな付加パラ
メータを求める。また、詳細情報取得要求に付加されて
いる認証識別子と、監視装置識別子またはオペレータ識
別子(場合によってはネットワークアドレスも使用す
る)によって認証された、監視装置またはオペレータに
対して、写像規則で対応した(N+2)ネットワーク資
源を管理する(N+2)管理プロセス(図示せず)への
アクセスが許可されていない場合は、対応する(N+
2)ネットワーク資源が存在しないと解釈して、以降の
処理を行う。 【0060】ステップ5;2回目)上記ステップ4(2
回目)で対応する(N+2)ネットワーク資源が存在し
たか否かによって分岐を行う。 【0061】存在する場合は、ステップ6に制御を移
し、ブロック1の処理を継続する。一方、存在しない場
合はステップ9に制御を移し、ブロック1の処理を終了
する。 【0062】ステップ6;2回目)さらに連鎖的な処理
が要求されているか否かを判断する。連鎖的な処理が要
求されている場合は、さらに次の処理ループを実行する
ために、制御をステップ2に戻す。 【0063】一方、要求されていない場合は制御をステ
ップ7に進め、当該ブロック1の処理を終了する。ここ
で、2回目の処理ループのステップ6にて、制御がステ
ップ2に戻された場合、3回目の処理ループが行われ、
以下、写像規則の連鎖的な適用ができなくなって、ステ
ップ5からステップ9に制御が移されるまで、該処理ル
ープが繰り返し実行される。 【0064】ブロック1の処理群が終了した時点で、
(N)ネットワーク資源4−0と写像規則で対応付けら
れた(N+1)ネットワーク資源4−2〜(N+M)ネ
ットワーク資源4−Mが決定されている。 【0065】(ブロック2)ブロック2で行う基本的な
処理は、ブロック1で(N)ネットワーク資源4−0と
対応すると決定された各ネットワーク資源に対する管理
情報の取得要求を、最下位にある(N+M)ネットワー
ク資源から上位方向に順次行い、実際に管理情報を取得
できる(N+p)ネットワーク資源4−pを決定し、そ
の管理情報を得ることである。 【0066】なお、本実施例に挙げた制御では、管理情
報を取得できる最大のpを持つ(N+p)ネットワーク
資源4−p(すなわち管理情報を取得できる最下層のネ
ットワーク資源)のみを決定し管理情報を得ているが、
これに限定されず、例えばアクセスを許されるネットワ
ーク資源全ての管理情報を得ることもできる。 【0067】ブロック2には2つの入り方がある。1つ
はステップ7から入る場合で、ブロック1の1回目の処
理で、(N+1)写像規則5−1だけを適用して(N+
1)ネットワーク資源が決定され、かつ連鎖的な適用を
行わないためブロック1が終了した場合に相当する。 【0068】他の1つは、ステップ9から入る場合で、
ブロック1の途中でそれ以上写像規則が適用できなくな
ったために、ブロック1が終了した場合に相当する。な
お、この時、M=m−1となっている。 【0069】また、ブロック2は2つの方法で終了す
る。1つはステップ8から出る場合で、いずれかのネッ
トワーク資源の管理情報の取得に成功した場合に相当す
る。他の1つは、ステップ11から出る場合で、(N+
m)ネットワーク資源の管理情報取得が1つも成功しな
かった場合に相当する。 【0070】このブロック2について、最初に、ステッ
プ7からブロック2に入る場合について、ステップ7〜
ステップ11について説明する。この場合、ブロック2
に入る時点でステップ7でのmの値は1に限られる。 【0071】ステップ7)(N+1)管理ドメイン間管
理制御部11−1が(N+1)管理プロセス3−1を制
御し、ステップ4(1回目)で(N+1)写像規則5−
1によって対応するとされた(N+1)ネットワーク資
源4−1の管理情報を取得する。 【0072】(N+1)管理プロセス3−1内での処理
は、(N+1)管理ノード31−1による(N+1)被
管理ノード32−1に対する情報取得要求とそれに対す
る応答として処理される。例えば、OSIシステム管理
の場合、(N+1)ネットワーク資源4−1に相当する
管理オブジェクトインスタンスに対するM−Get要求
で処理される。 【0073】この時、情報取得要求に認証識別子を付加
することにより、個々の(N+1)ネットワーク資源4
−1にオペレータまたは監視装置6毎のアクセス権が定
義されている場合のアクセス権制御を行うことが可能に
なる。 【0074】ステップ8)ステップ7で(N+1)ネッ
トワーク資源4−1へのアクセスが許可されたか否かに
よって分岐を行う。 【0075】アクセスが許可された場合はステップ12
に制御を移し、ブロック2を終了する。一方、拒否され
た場合はステップ9に制御を移し、ブロック2を継続す
る。 【0076】ステップ9)(この場合は必ずステップ8
の直後に処理される)ステップ8で(N+1)ネットワ
ーク資源4−1へのアクセス拒否が成立した場合の処理
であり、(N+1)管理ドメイン間制御部11−1は、
(N)管理プロセス3−0に対して(N+1)管理プロ
セス3−1または(N+1)ネットワーク資源4−1へ
のアクセスが拒否された旨を通知する。 【0077】(N)管理プロセス3−0は、この通知を
ステップ2で行った詳細情報取得要求に対する(N+
1)ネットワーク資源4−1へのアクセス拒否を原因と
する失敗応答の形で処理する。 【0078】ステップ10)mを1減少させる。ここで
は、m=0となる。 ステップ11)(N+1)ネットワーク資源4−1への
アクセスが拒否された旨が(N)管理プロセス3−0に
通知されている場合であり、監視装置6と(N)管理プ
ロセス3−0と間の(N)表示制御通信路74−0は既
に設定されているので、ステップ12の処理を行う必要
はないため、制御をステップ13に移し、ブロック2を
終了する。 【0079】続けて、ステップ9からブロック2に入る
場合についてステップ9、10、11、7、8について
説明する。この場合、ブロック2にはいる時点でのステ
ップ9でのmはM+1の値を取る。 【0080】ステップ9)(この場合はステップ5の直
後に処理され、かつm=M+1)最後に実行したステッ
プ4で(N+M+1)ネットワーク資源(図示せず)が
存在しない場合の処理であり、(N+M+1)管理ドメ
イン間制御部11−Mは、(N+M)管理プロセス3−
Mに対して(N+M+1)ネットワーク資源が存在しな
い旨を通知する。 【0081】(N+M)管理プロセス3−Mは、この通
知をステップ2で行った詳細情報取得要求に対する(N
+M+1)ネットワーク資源が存在しないことを原因と
する失敗応答の形で処理する。 【0082】ステップ10)mを1減少させる。なお、
m=Mとなる。 ステップ11) m=0の場合;(N+1)ネットワーク資源4−1が存
在しなかった旨が(N)管理プロセス3−0に通知され
ている場合であり、監視装置6と(N)管理プロセス3
−0と間の(N)表示制御通信路74−0は既に設定さ
れているので、ステップ12の処理を行う必要はないた
め、制御をステップ13に移し、ブロック2を終了す
る。 【0083】m≧1の場合;(N+M+1)ネットワー
ク資源が存在しなかった旨が(N+M)管理プロセスに
通知されている場合であり、(N+M)ネットワーク資
源4−Mの管理情報取得が行われていないため、制御を
次のステップ7に移す。 【0084】ステップ7)(N+M+1)管理プロセス
(図示せず)から(N+M+1)ネットワーク資源(図
示せず)が存在しない旨の通知を受けた(N+M)管理
ドメイン間管理制御部11−Mが、(N+M)管理プロ
セス3−Mを制御し(N+M)ネットワーク資源4−M
の管理情報を取得する。 【0085】(N+M)管理プロセス3−M内での処理
は、(N+M)管理ノード31−Mによる(N+M)被
管理ノード32−Mに対する情報取得要求とそれに対す
る応答として処理される。例えば、OSIシステム管理
の場合は、(N+M)ネットワーク資源4−Mに相当す
る管理オブジェクトインスタンスに対するM−Get要
求で処理される。 【0086】この時、情報取得要求に認証識別子を付加
することにより、個々の(N+M)ネッワーク資源4−
Mにオペレータまたは監視装置6毎のアクセス権が定義
されている場合のアクセス権制御を行うことが可能にな
る。 【0087】ステップ8)上記ステップ7で(N+m)
ネットワーク資源4−Mへのアクセスが許可されたか否
かによって分岐を行う。 【0088】アクセスが許可された場合はステップ12
に制御を移し、ブロック2を終了する。一方、拒否され
た場合はステップ9に制御を移し、ブロック2を継続す
る。 【0089】続けて、上記のステップ8の処理で、アク
セス拒否の成立によりブロック2が継続した場合のステ
ップ9、10、11、7、8の説明を行う。 ステップ9)(この場合はステップ8の直後に処理さ
れ、かつm=M)直前のステップ8で(N+M)管理プ
ロセス3−Mまたは(N+M)ネットワーク資源4−M
へのアクセスが拒否された場合の処理に相当し、(N+
M)管理ドメイン間制御部11−Mは、(N+M−1)
管理プロセス(図示せず)に対して(N+M)ネットワ
ーク資源4−Mへのアクセスが拒否された旨を通知す
る。 【0090】(N+M−1)管理プロセスは、この通知
をステップ2で行った詳細情報取得要求に対する(N+
m)ネットワーク資源4−mへのアクセス拒否を原因と
する失敗応答の形で処理する。 【0091】ステップ10)mを1減少させる、ここで
は、m=M−1となる。 ステップ11) m=0の場合;(N+1)ネットワーク資源4−1への
アクセスが拒否された旨が(N)管理プロセス3−0に
通知されている場合であり、監視装置6と(N)管理プ
ロセス3−0間の(N)表示制御通信路74−0は既に
設定されているので、ステップ12の処理を行う必要は
ないため、制御をステップ13に移す。 【0092】m≧1の場合;(N+M)ネットワーク資
源4−Mへのアクセスが拒否された旨が(N+M−1)
管理プロセスに通知されている場合であり、(N+M−
1)ネットワーク資源の管理情報取得が行われていない
ため、制御をステップ7に移す。 【0093】ステップ7)(N+M−1)管理プロセス
から(N+M)ネットワーク資源4−Mへのアクセスが
許可されなかった旨の通知を受けた(N+M−1)管理
ドメイン間管理制御部(図示せず)が(N+M−1)管
理プロセス(図示せず)を制御し、(N+M−1)ネッ
トワーク資源(図示せず)の管理情報を取得する。 【0094】(N+M−1)管理プロセス内での処理
は、(N+M−1)管理ノード(図示せず)による(N
+M−1)被管理ノードに対する情報取得要求とそれに
対する応答として処理される。 【0095】このとき、情報取得要求に認証識別子を付
加することにより、個々の(N+M−1)ネットワーク
資源にオペレータまたは監視装置6毎のアクセス権が定
義されている場合のアクセス権制御を行うことが可能に
なる。 【0096】ステップ8)ステップ7で(N+M−1)
管理プロセスからまたは(N+M−1)ネットワーク資
源へのアクセスが許可されたか否かによって分岐を行
う。 【0097】アクセスが許可された場合は、ステップ1
2に制御を移し、ブロック2を終了する。一方、拒否さ
れた場合は、ステップ9に制御を移し、ブロック2を継
続する。 【0098】ここで、ブロック2につき、以降はステッ
プ8でアクセス許可が成立しブロック2を終了するか、
ステップ11でm=0のためのブロック2を終了するま
で、mを1づつ減らしながら、同様の処理を行う。 【0099】(ブロック3、ブロック4およびブロック
5)以下、ブロック3、ブロック4およびブロック5に
ついて説明する。ステップ8でのアクセス許可によりブ
ロック2を終了した場合m≧1である。一方、ステップ
11でブロック2を終了した場合m=0である。 【0100】前者の場合、ステップ8に引き続きステッ
プ12〜ステップ16の処理が行われ、各管理ドメイン
間管理制御部による制御は終了する。後者の場合、ステ
ップ11に引き続きステップ13、14の処理が行われ
管理ドメイン間制御部は終了する。 【0101】最初に、ステップ8でのアクセス許可によ
りブロック2を終了した場合のステップ12〜ステップ
16の処理を説明する。 ステップ12)(常にm≧1が成立する。)この時点で
はまだ、図1の(N+m)管理プロセス3−mと監視装
置6との間の(N+m)表示制御通信路74−mは設定
されていない。 【0102】(N+m)管理ドメイン間管理制御部11
−mは、(N+m)管理プロセス3−m内の適当な(N
+m)監視装置制御部33−mを選択し、(N+m)制
御通信路73−mを介して、詳細情報取得要求に含まれ
ていた監視装置のネットワークアドレスおよび必要な場
合は認証用等の付加パラメータを与えて、(N+m)監
視装置制御部33−mと監視装置6間に(N+m)表示
制御通信路74−mを設定するように要求する。なお、
この通信路はコネクションオリエンテッドでもコネクシ
ョンレスでもかまわない。 【0103】監視装置6がアクセス制御を行う場合は、
監視装置6から詳細情報取得要求を発行するときに、付
加パラメータとして監視装置6への認証識別子を与えて
おき、それをそのまま使用することもできる。なお、こ
の手順を取ることにより、認証された監視装置以外に
(N+m)管理プロセス3−mを接続してしまう危険性
を減少させることができる。 【0104】(N+m)監視装置制御部33−mは、ネ
ットワーク7が持っている通信路設定部(図示せず)を
利用して監視装置6との間に(N+m)表示制御通信路
74−0を設定し、(N+m)管理ドメイン間制御部1
1−mに応答を返す。 【0105】ステップ13)ここではm≧1であり、
(N+m)ネットワーク資源4−mの管理情報が取得で
きた場合に相当する。 【0106】この場合、(N+m)管理ドメイン間制御
部11−mはステップ12で設定した(N+m)表示制
御通信路74−mにより監視装置6に接続されている
(N+m)監視装置制御部33−mに対し、(N+m)
ネットワーク資源4−mの取得した管理情報を与え、そ
の表示を制御するように指示する。この表示制御は、監
視装置6の画面表示に反映される。 【0107】ステップ14)m≧1であるので、ステッ
プ15に制御を移す。 ステップ15) m≧2の場合;(N+m−1)管理プロセスに詳細情報
取得要求成功を通知する。(N+m−1)管理プロセス
では、詳細情報取得要求の成功応答として以下の処理を
行う。 【0108】(N+m)管理ドメイン間管理制御部から
通知を受けた(N+m−1)被管理ノード(図示せず)
は、(N+m−1)管理通信路(図示せず)により(N
+m−1)管理ノードに詳細情報取得要求成功応答を返
す。(N+m−1)管理ノード(図示せず)は、(N+
m−1)管理ドメイン間制御部(図示せず)に成功応答
受信を通知する。 【0109】m=1の場合;(N)管理プロセスに詳細
情報取得要求成功を通知する。(N)管理プロセスで
は、詳細情報取得要求の成功応答として以下の処理を行
う。(N+1)管理ドメイン間管理制御部から成功の通
知を受けた(N)被管理ノード32−0は、(N)管理
通信路71−0により(N)管理ノード31−0に詳細
情報取得要求成功応答を返す。さらに(N)管理ノード
31−0は(N)制御通信路72−0により(N)監視
装置制御部に成功応答を返す。 【0110】ステップ16)mを1減少させる。この
後、ステップ14に制御を戻す。 【0111】ステップ14)m=0の場合は管理ドメイ
ン間管理制御部は終了する。一方、m≧0の場合はイテ
ップ15に制御を移す。 【0112】以降、ステップ14でm=0が成立するま
で、ステップ15、16、14の処理を繰り返す。次
に、ステップ11でm=0が成立してブロック2が終了
した場合のステップ13、14の処理を説明する。 【0113】ステップ13)ここではm=0であり、
(N)ネットワーク資源4−0に対応する(N+m)ネ
ットワーク資源4−mが全く存在しなかった場合か、あ
るいは(N)ネットワーク資源に対応する(N+m)ネ
ットワーク資源4−mへのアクセスが1つも許可されな
かった場合に相当する。これはステップ2で行われた
(N)ネットワーク資源4−0に対する詳細情報取得要
求が失敗したことを意味する。 【0114】従って、(N)管理プロセス3−0内の
(N)監視装置制御部33−0の内、監視装置6に接続
されていて詳細情報取得要求を発行する際に使用された
(N)監視装置制御部33−0が(N)表示制御通信路
72−0を使用して監視装置6を制御し、監視装置6の
画面に(N)ネットワーク資源4−0に対する詳細情報
取得要求失敗を表示する。 【0115】ステップ14)m=0が成立するので、管
理ドメイン間管理制御部は終了する。以上のようにし
て、各管理ドメイン間管理制御部による制御を終了した
後、オペレータは(N+m)管理プロセス3−mに接続
された監視装置6により、(N+m)管理プロセス3−
mによる(N+m)ネットワーク資源4−mへのアクセ
ス制御の許す範囲内で、(N+m)管理ドメイン2−m
内の監視・制御を行うことができるようになる。 【0116】従って、オペレータは上記のアクセス制御
の制約範囲内で(N+m)管理プロセス3−mが用意す
る全ての管理機能を利用することがきる。該管理機能と
して、当該処理によって新たに接続した(N+m)管理
ドメインを、起動元の管理ドメインとして(すなわち上
記処理における(N)管理ドメインに置き換えて)、さ
らに管理ドメイン間管理制御部を適用する機能を含ませ
ることも可能である。 【0117】このように、本実施例によれば、各管理ド
メイン間管理制御部が、オペレータの操作する監視装置
が接続された(N)管理ドメインのネットワーク資源の
うちオペレータから指定されたと特定のネットワーク資
源に写像規則を一回使用して一段階詳細化した情報(あ
るいはその中でアクセスし得るもの)の属す(N+1)
管理ドメインを自動的に求め、あるいは写像規則を連鎖
的に最大限適用して最も詳細化等した情報(あるいはそ
の中でアクセスし得るもの)の属する(N+M)管理ド
メインを自動的に求め、監視装置に該(N+1)または
(N+M)管理ドメイン内の管理プロセスを接続してく
れるので、該オペレータは、管理ドメインによる制約を
受けずに、前記特定のネットワーク資源に対応する該
(N+M)管理ドメイン内のネットワーク資源に対する
監視および/または制御を直接行うことができるように
なる。 【0118】次に、このような管理ドメイン間制御部を
設けることにより可能となるネットワーク管理につい
て、さらに具体例を用いて説明する。ここに、(N)管
理ドメインが論理的な回線を管理する論理ネットワーク
管理ドメインであり、(N+1)管理ドメイン2−1が
ノードとそれらを接続する物理回線を管理する物理ネッ
トワーク管理ドメインであり、(N+2)管理ドメイン
2−2がノードに対応する物理筐体と筐体内のパッケー
ジ構成等を管理する装置管理ドメインである場合を想定
する。 【0119】(N)管理プロセス3−0は論理回線を
(N)ネットワーク資源4−0として、(N+1)管理
プロセス3−1はノードと物理回線を(N+1)ネット
ワーク資源として、(N+2)管理プロセス3−2はパ
ッケージを(N+2)ネットワーク資源としてそれぞれ
管理する。 【0120】(N)ネットワーク資源4−0である論理
回線と(N+1)ネットワーク資源4−1であるノード
および物理回線の間に、論理回線と該論理回線が経由す
るノードおよび物理回線との間の関係として(N+1)
写像規則5−1が定義されている。 【0121】(N+1)ネットワーク資源4−1である
ノードおよび物理回線と(N+2)ネットワーク資源4
−2である物理筐体およびパッケージの間に、ノードと
該ノードに対応する物理筐体間およびパッケージと該パ
ッケージに収容される物理回線との間の関係として(N
+2)写像規則5−2が定義されている。 【0122】ここで、あるパッケージに障害が発生した
場合を考える。このパッケージ障害は、該パッケージを
管理している(N+2)被管理ノード32−2によって
(N+2)障害通知識別子を持った障害通知として(N
+2)管理ノードに通知される。 【0123】該パッケージ障害通知は、パッケージと物
理回線との間の(N+2)写像規則5−2により対応す
る物理回線障害通知として、(N+1)障害通知識別子
を付与されて(N+1)被管理ノード32−1から(N
+1)管理ノード31−1に通知される。同時に(N+
2)障害通知識別子と(N+1)障害通知識別子の関係
が、該パッケージと該物理回線間の関係の一部として
(N+2)写像規則5−2に付加される。 【0124】さらに、該物理回線障害通知は、物理回線
と論理回線間の(N+1)写像規則5−1により対応す
る論理回線障害通知として、(N)障害通知識別子を付
与されて(N)被管理ノード32−0から(N)管理ノ
ード31−0に通知される。同時に(N+1)障害通知
識別子と(N)障害通知識別子の関係が、該物理回線と
該論理回線間の関係の一部として(N+1)写像規則5
−1に付加される。 【0125】(N)管理ノードが受信した論理回線障害
通知は、さらに(N)監視装置制御部33−0に送られ
る。(N)監視装置制御部33−0がその内容に応じて
監視装置6の画面を制御することにより(例えば画面上
にあるウィンドウに表示されている該論理回線の色を変
化させ、同時に別ウィンドウを作成し通知内容表示する
ことにより)、オペレータに論理回線障害を通知する。 【0126】以下、論理回線障害を通知されたオペレー
タが、詳細情報取得要求を発行することで起動される図
2の処理の流れについて、各ステップを追いながら説明
する。 【0127】ステップ1)mの初期値を0とする。 ステップ2)論理回線障害を通知されたオペレータは、
(N)ネットワーク資源4−0として画面上に表示され
ている該論理回線を指定し、詳細情報取得要求を開始す
る。 【0128】これにより、詳細情報の付加パラメータ入
力用ウィンドウが現れ、オペレータは、(N)障害通知
識別子等の付加パラメータを設定して、詳細情報取得要
求を発行する。なお、入力ウィンドウを表示する時点
で、対応することも予想される(N)障害通知識別子を
デフォールト値として設定しておくことも可能である。
また、オペレータ識別子等は自動的に付加される。 【0129】この詳細情報取得要求は監視装置6、
(N)監視装置制御部33−0、(N)か管理ノード3
1−0、(N)被管理ノード32−0の順に転送され、
(N+1)管理ドメイン間管理制御部11−1を起動す
る。 【0130】ステップ3)mを1増加する。 ステップ4)起動された(N+1)管理ドメイン間制御
部11−1は、(N)障害通知識別子と(N+1)障害
通知識別子間の(N+1)写像規則5−1を適用、対応
する(N+1)障害通知識別子とそれを発行した(N+
1)ネットワーク資源である物理回線を求める。 【0131】ステップ5)制御をステップ6へ進める。 ステップ6)付加パラメータとして障害通知識別子を伴
っていることから、写像規則の連鎖的適用が必要と判断
し、制御をステップ2へ進める。 【0132】ステップ2)(N+1)管理ドメイン間管
理制御部11−1は、ステップ4で求めた物理回線と
(N+1)障害通知識別子を、それぞれ(N+1)ネッ
トワーク資源および付加パラメータとして詳細情報取得
要求を発行する。 【0133】この詳細情報取得要求は、(N+1)管理
ノード31−1、(N+1)被管理ノード32−1の順
に転送され、(N+2)管理ドメイン間管理制御部(図
示せず)を起動する。 【0134】ステップ3)mを1増加する。 ステップ4)起動された(N+2)管理ドメイン間制御
部(図示せず)は、(N+1)障害通知識別子と(N+
2)障害通知識別子間の(N+2)写像規則(図示せ
ず)を適用し、対応する(N+2)障害通知識別子とそ
れを発行した(N+2)ネットワーク資源であるパッケ
ージを求める。 【0135】ステップ5)制御をステップ6へ進める。 ステップ6)付加パラメータとして障害通知識別子を伴
っていることから、写像規則の連鎖的適用が必要と判断
し、制御をステップ2へ進める。 【0136】ステップ2)(N+2)管理ドメイン間管
理制御部(図示せず)は、ステップ4で求めたパッケー
ジと(N+2)障害通知識別子を、それぞれ(N+2)
ネットワーク資源および付加パラメータとして詳細情報
取得要求を発行する。 【0137】この詳細情報取得要求は、(N+2)管理
ノード(図示せず)、(N+2)被管理ノード(図示せ
ず)の順に転送され、(N+3)管理ドメイン間管理制
御部(図示せず)を起動する。 【0138】ステップ3)mを1増加する。 ステップ4)起動された(N+3)管理ドメイン間管理
制御部(図示せず)は、(N+2)障害通知識別子と
(N+3)写像規則(図示せず)を適用し、対応する
(N+3)障害通知識別子を求めようとするが、対応す
る(N+3)障害通知識別子は存在しない。 【0139】ステップ5)ステップ4で対応する(N+
3)ネットワーク資源が存在しなかったため、制御ステ
ップ9に進める。 【0140】ステップ9)(N+3)管理ドメイン間管
理制御部(図示せず)は、(N+2)管理プロセスに対
し、対応する(N+3)ネットワーク資源が存在しない
旨を通知する。 【0141】(N+2)管理プロセス(図示せず)は、
この通知をステップ2で行った詳細情報取得要求に対す
る失敗応答として、(N+2)被管理ノード(図示せ
ず)、(N+2)管理ノード(図示せず)の順に転送
し、(N+2)管理ドメイン間管理制御部(図示せず)
に通知する。 【0142】ステップ10)mを1減少させる。 ステップ11)m=2なので制御をステップ7に進め
る。 【0143】ステップ7)失敗通知を受けた(N+2)
管理ドメイン間管理制御部は、(N+2)管理プロセス
を制御して(N+2)ネットワーク資源(図示せず)で
あるパッケージの管理情報を取得する。 【0144】(N+2)管理プロセス内での処理は、
(N+2)管理ノード(図示せず)による(N+2)被
管理ノード32−2に対する情報取得要求とそれに対す
る応答として処理される。 【0145】なお、ここでは、パッケージの管理情報へ
のアクセスが許可され、(N+2)管理ドメイン間管理
制御部がパッケージの管理情報を取得できたと仮定す
る。 ステップ8)アクセスが許可されたので、制御をステッ
プ12に移す。 【0146】ステップ12)(N+2)管理ドメイン間
管理制御部(図示せず)は、適当な(N+2)監視装置
制御部(図示せず)を選択し、(N+2)制御通信路
(図示せず)を介して、詳細情報取得要求に含まれてい
た監視装置のネットワークアドレスおよび必要な場合は
認証用等の付加パラメータを与えて、(N+2)監視装
置制御部(図示せず)と監視装置6間に(N+2)表示
制御通信路(図示せず)を設定するように要求する。 【0147】(N+2)監視装置制御部(図示せず)は
ネットワーク7が持っている通信路設定部(図示せず)
を利用して監視装置6との間に(N+2)表示制御通信
路6(図示せず)を設定し、(N+2)管理ドメイン間
管理制御部(図示せず)に応答を返す。 【0148】なお、ここでは、通信路設定が成功したも
のとする。 ステップ13)(N+2)管理ドメイン間管理制御部
(図示せず)は、ステップ12で設定した(N+2)表
示制御通信路(図示せず)により監視装置6に接続され
ている(N+2)監視装置制御部(図示せず)に対し、
(N+2)ネットワーク資源(図示せず)であるパッケ
ージに関し取得した管理情報およびパッケージの発行し
た障害通知の内容を与え、その表示を制御するように指
示する。 【0149】監視装置6の画面には、パッケージの管理
情報を表示するウィンドウと障害通知の内容を表示する
ウィンドウが新たに現れ、オペレータは障害に該当する
パッケージと障害内容を認識することができる。 【0150】ステップ14)制御をステップ15に進め
る。 ステップ15)(N+2)管理ドメイン間管理制御部
(図示せず)は、(N+1)管理プロセス3−1に詳細
情報取得要求成功を通知する。 【0151】(N+1)管理プロセスでは、詳細情報取
得要求の成功応答として次の処理を行う。すなわち、
(N+2)管理ドメイン間管理制御部から通知を受けた
(N+1)被管理ノード32−1は、(N+1)管理通
信路71−1により(N+1)管理ノード31−1に詳
細情報取得要求成功応答を返す。(N+1)管理ノード
31−1は、(N+1)管理ドメイン間管理制御部11
−1に成功応答受信を通知する。 【0152】ステップ16)mを1減少させる。 ステップ14)制御ステップ15に進める。 【0153】ステップ15)(N+1)管理ドメイン間
管理制御部11−1は、(N)管理プロセス3−0に詳
細情報取得要求成功を通知する。 【0154】(N)管理プロセス3−0は、詳細情報取
得要求の成功応答として次の処理を行う。すなわち、
(N+1)管理ドメイン間管理制御部11−1から成功
の通知を受けた(N)被管理ノード32−0は、(N)
管理通信路71−0により(N)管理ノード31−0に
詳細情報取得要求成功応答を返す。さらに、(N)管理
ノード31−0は(N)監視通信路72−0により
(N)監視装置制御部に成功応答を返す。 【0155】ステップ16)mを1減少させる。 ステップ14)各管理ドメイン間管理制御部による制御
を終了する。 【0156】このようにして、管理ドメイン間管理制御
部を終了した後、オペレータは(N+2)管理プロセス
3−2に接続された監視装置6により、(N+2)管理
プロセス3−2による(N+2)ネットワーク資源4−
2へのアクセス制御の許す範囲で、(N+2)管理ドメ
イン2−2内の監視・制御を行うことができるようにな
る。 【0157】従って、オペレータは上記のアクセス制御
の制約範囲内で(N+2)管理プロセス3−mが用意す
る全ての管理機能を利用することができる。具体的に
は、オペレータは、パッケージの管理情報を表示してい
るウィンドウから、さらにパッケージを収容する物理筐
体の管理情報を表示するウィンドウ表示するように要求
することができる。その内容からオペレータは該物理筐
体を管理している管理者と連絡先を知ることができ、最
終的に該物理筐体を管理している管理者に、パッケージ
の交換を要求することができる。 【0158】また、(N+2)管理プロセスを上記処理
における(N)管理ドメインに置き換えて、(N+2)
管理プロセスからさらに管理ドメイン間管理制御部を適
用することも可能である。つまり、(N+2)ネッワー
ク資源として障害パッケージを指定し、該バッケージが
収容する物理回線を(N+1)ネットワーク資源として
対応させ、監視装置6の画面に表示させることができ
る。 【0159】さらに、(N+1)管理プロセスから管理
ドメイン間管理制御部を適用することも可能である。該
物理回線が収容する論理回線を(N)ネットワーク資源
として対応させ、監視装置6の画面に表示させることが
できる。 【0160】これにより、オペレータはパッケージ交換
により影響の及ぶ論理回線を予め知ることができる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施す
ることができる。 【0161】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によればネ
ッワークを複数の管理ドメインに分けて管理している場
合に、以下のような効果を奏する。 (a)オペレータの監視装置に接続されている管理プロ
セスとは別の管理プロセスの管理下にあるネットワーク
資源を写像規則を利用することにより要求に応じて自動
的に選択し、監視装置を前記ネットワーク資源を管理し
ている管理プロセスに接続するので、オペレータは管理
ドメインによる制約を受けずに、ネットワーク資源に対
する監視・制御範囲を行うことができる。 【0162】これとともに、各管理プロセスの持つべき
管理情報種数・管理情報量・行うべき処理量を削減する
ことができる。 (b)監視装置と監視・制御したいネットワーク資源を
管理している管理プロセスを直接接続し、画面制御通信
により監視装置の画面を制御するため、管理プロトコル
・管理情報モデルの変換の不完全さによる制約を受けず
に他の管理ドメイン内のネッワーク資源の監視・制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係るネットワーク管理シス
テムの概略構成を示す図 【図2】管理ドメイン間管理制御部の処理の流れを示す
フローチャート 【符号の説明】 2−0…(N)管理ドメイン(管理領域)、2−1…
(N+1)管理ドメイン、2−m…(N+m)管理ドメ
イン、2−M…(N+M)管理ドメイン、3−0…
(N)管理プロセス(管理手段)、3−1…(N+1)
管理プロセス、3−m…(N+m)管理プロセス、3−
M…(N+M)管理プロセス、4−0…(N)ネットワ
ーク資源、4−1…(N+1)ネットワーク資源、4−
m…(N+m)ネットワーク資源、4−M…(N+M)
ネットワーク資源、5−1…(N+1)写像規則、5−
m…(N+m)写像規則、5−M…(N+M)写像規
則、6…監視装置(ネットワーク資源操作手段)、7…
ネットワーク(通信手段)、11−1…(N+1)管理
ドメイン間管理制御部(管理領域間管理制御手段)、1
1−m…(N+m)管理ドメイン間管理制御部、11−
M…(N+M)管理ドメイン間管理制御部、31−0…
(N)管理ノード、31−1…(N+1)管理ノード、
31−m…(N+m)管理ノード、31−M…(N+
M)管理ノード、32−0…(N)被管理ノード、32
−1…(N+1)被管理ノード、32−m…(N+m)
被管理ノード、32−M…(N+M)被管理ノード、3
3−0…(N)監視装置制御部、33−1…(N+1)
監視装置制御部、33−m…(N+m)監視装置制御
部、33−M…(N+M)監視装置制御部、71−0…
(N)管理通信路(情報通信路)、71−1…(N+
1)管理通信路、71−m…(N+m)管理通信路、7
1−M…(N+M)管理通信路、72−0…(N)監視
通信路(情報通信路)、72−1…(N+1)監視通信
路、72−m…(N+m)監視通信路、72−M…(N
+M)監視通信路、73−1…(N+1)制御通信路
(情報通信路)、73−m…(N+m)制御通信路、7
3−M…(N+M)制御通信路、74−0…(N)表示
制御通信路(情報通信路)、74−m…(N+m)表示
制御通信路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ネットワークを複数の管理領域に分割し、
    該管理領域内のネットワーク資源を管理する管理手段を
    各管理領域内にそれぞれ設けたネットワーク管理システ
    ムにおいて、 少なくとも1つの管理領域内の前記管理手段に接続さ
    れ、該管理手段を介して該管理領域内のネットワーク資
    源の監視および制御の少なくとも一方をするネットワー
    ク資源操作手段と、 このネットワーク資源操作手段と各管理領域内の前記管
    理手段との間にそれぞれ情報通信路を設けるための通信
    手段と、 2つの異なる管理領域内の前記管理手段相互間に設けら
    れ、一方の管理領域内の管理手段に該一方の管理領域内
    の特定のネットワーク資源を指定した管理要求が与えら
    れた場合、該2つの異なる管理領域内のネットワーク資
    源に関する情報の表現形式相互間の関係を定義した写像
    規則に基づいて、該一方の管理領域内の特定のネットワ
    ーク資源に対応する他方の管理領域内のネットワーク資
    源を求めるとともに、該他方の管理領域内の管理手段に
    該求めたネットワーク資源を指定した管理要求を与える
    少なくとも1つの管理領域間管理制御手段とを具備し、 前記管理領域間管理制御手段のうち前記ネットワーク資
    源操作手段からいずれかの管理領域内の前記管理手段を
    介して該管理領域内の特定のネットワーク資源を指定し
    た管理要求が与えられたものが起点となって動作し、こ
    れに応答して前記管理手段および前記管理領域間管理制
    御手段が順次連鎖的に動作することによって次々と前記
    対応するネットワーク資源を求め、いずれかの前記管理
    領域間管理制御手段によって求められた該対応するネッ
    トワーク資源の属する管理領域を決定するとともに、 該決定した管理領域を求めた管理領域間管理制御手段
    は、前記通信手段を利用して、該決定した管理領域内の
    管理手段と前記ネットワーク資源操作手段との間に情報
    通信路を設定することを特徴とするネットワーク管理シ
    ステム。
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