JP3440728B2 - 自動二輪車のマフラ取付構造 - Google Patents

自動二輪車のマフラ取付構造

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JP3440728B2 JP32310396A JP32310396A JP3440728B2 JP 3440728 B2 JP3440728 B2 JP 3440728B2 JP 32310396 A JP32310396 A JP 32310396A JP 32310396 A JP32310396 A JP 32310396A JP 3440728 B2 JP3440728 B2 JP 3440728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のマフラ
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータのようにスイングアームを兼ね
たパワーユニットを備えた自動二輪車におけるマフラの
取付けは、一般にその先端部をエンジンに取付け、マフ
ラ後部をパワーユニットの右側面にブラケット等を介し
て取り付けている。
【0003】一方、例えば特開昭64−30896号公
報、実開昭64−11895号公報および実開平3−2
8993号公報に示すように、スイング型パワーユニッ
トを備えていながらもスクータとは異なる外観、すなわ
ち一般のスポーツ型自動二輪車の形状を有するものは、
パワーユニット前方に充分なスペースがあるので、この
スペースを利用してマフラを延長させることによりエン
ジン性能の向上を図ったものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えパ
ワーユニット前方のスペースを利用してもマフラの長さ
が充分でないことがある。
【0005】また、車体の分担荷重が車体の後方に偏っ
てしまい、操縦性に影響を与える虞がある。
【0006】さらに、パワーユニット前方のスペースに
マフラの一部分が存在することによりパワーユニットの
直前が空き、前輪が跳ね上げる泥跳ねがパワーユニット
背面の機器、例えばキャブレタなどに掛かりやすくな
る。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、車体の分担荷重をバランスよく設定可能な自動
二輪車のマフラ取付構造を提供することを目的とする。
【0008】この発明の他の目的は、マフラの長さを充
分に確保可能な自動二輪車のマフラ取付構造を提供する
にある。
【0009】この発明のさらに他の目的は、パワーユニ
ット背面への前輪からの泥跳ねを軽減させた自動二輪車
のマフラ取付構造を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のマフラ取付構造は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、エンジンの下部から前方に
向かって延出され、後方に向かって曲げられた後、スイ
ングアームを兼ねたパワーユニットの背面を通って後方
に延設されるマフラを備えた自動二輪車において、上記
パワーユニットの前方上部に燃料タンクを配置し、この
燃料タンクが設けられる車体フレームの後端下部から下
方に向かって延びるセンターフレームを設けると共に、
このセンターフレームに車幅方向にピボット軸を架設
し、このピボット軸に上記パワーユニットを枢着する一
方、上記マフラを、上記燃料タンクの下部で後方に向か
って曲げると共に上記パワーユニットの背面に固定した
ものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記マフラの上記エンジン下
部から前方に向かって延出する部分と、上記燃料タンク
の下部から下流側に向かって延びる部分とを平面視S字
状に曲げたものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記エンジン下部から前方
に向かって延出される上記マフラを泥を跳ね上げる前輪
部分と上記パワーユニット背面とを結ぶ線を遮るように
曲げたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0015】図1に示すように、この自動二輪車1は車
体フレーム2を有する。この車体フレーム2はタンクレ
ール3とシートレール4とから構成される。タンクレー
ル3は車体の前部から後斜下方に向かって延び、その後
端からシートレール4が車体の後部に向かって斜上方に
延びる。
【0016】タンクレール3の上方には燃料タンク5が
設けられると共に、シートレール4の上方には運転シー
ト6が設けられる。さらに、タンクレール3の後端下部
からはセンターフレーム7が下方に向かって延び、この
センターフレーム7の下端にフットレスト8が設けられ
る。
【0017】一方、タンクレール3の前端にはヘッドパ
イプ9が設けられ、このヘッドパイプ9にステアリング
機構10が設けられる。ステアリング機構10は、前輪
11を回動自在にかつ弾性的に支持するフロントフォー
ク12や、ハンドルバー13等から構成され、ハンドル
バー13により前輪11が左右に回動自在に操舵され
る。
【0018】センターフレーム7間には車幅方向にピボ
ット軸14が架設され、このピボット軸14にスイング
型パワーユニット15の前部がステー16を介してスイ
ング自在に枢着される。
【0019】このスイング型パワーユニット15(以
下、単にパワーユニットと略す。)は2サイクル単気筒
エンジン17と、このエンジン17の一側から後方に延
びる伝導ケース18とを一体的に備える。伝導ケース1
8はスイングアームを兼ねており、リヤショックアブソ
ーバ19により車体フレーム2の後部に弾性的に支持さ
れる。そして、伝導ケース18の後端に駆動輪である後
輪20が保持される。
【0020】エンジン17の背面にはエンジン吸気系を
構成するキャブレタ21およびエアクリーナ22が前後
方向に配置される。また、エンジン17の下部にはエン
ジン排気系を構成するマフラ23が接続される。
【0021】図2は、パワーユニット15およびマフラ
23の拡大左側面図であり、図3は、図2のIII矢視
図、すなわちマフラ23の平面図である。そして、図4
は、図2のIV矢視図、すなわちパワーユニット15の
正面図である。
【0022】図1〜図4に示すように、マフラ23は、
チャンバを兼ねたエキゾーストパイプ24とサイレンサ
25とが別体に形成されて構成される。エキゾーストパ
イプ24はその上流側端部がエンジン17の下部に接続
される。エキゾーストパイプ24は次にエンジン17の
下部から平面視でS字40を描くように前上方に向かっ
て延出され、燃料タンク5の下部で後方に向かって平面
視で大きくU字状にループを描くように曲げられる。
【0023】さらに、エキゾーストパイプ24は平面視
でS字41を描くように下流側に延び、その下流側とサ
イレンサ25の上流側とがコネクタ26を介して接続さ
れる。そして、サイレンサ25はパワーユニット15の
背面を通ってパワーユニット15の後部上方に延設され
る。
【0024】ところで、エキゾーストパイプ24はエン
ジン17の下部から前上方に向かって延出され、後方に
向かって曲げられる際、泥を跳ね上げる前輪部分とパワ
ーユニット背面とを結ぶ線42を遮るように曲げられる
(図1および図4参照)。
【0025】図1および図2に示すように、マフラ23
はパワーユニット15に取り付けられており、このパワ
ーユニット15と共にスイングする。そして、図2およ
び図3に示すように、エキゾーストパイプ24の上流側
端部はエンジン17下部に設けられた排気ポート(図示
せず)に、例えばボルト27で固定される。また、パワ
ーユニット15背面にはステー28が設けられ、エキゾ
ーストパイプ24の下流端付近がこのステー28にクッ
ション材29を介して固定される。
【0026】さらに、パワーユニット15の右側面には
サイレンサ25の保持ブラケット30が設けられ、この
保持ブラケット30はその下部がパワーユニット15に
固定される。そして、この保持ブラケット30の上部に
サイレンサ25が固定される。
【0027】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0028】エンジン17の下部から前上方に向かって
延出するエキゾーストパイプ24を燃料タンク5の下部
で後方に向かって平面視で大きくU字状にループを描く
ように曲げることにより車体の重心が車体の前方に移動
し、分担荷重のバランスがよくなって操縦性を向上させ
る。
【0029】また、エキゾーストパイプ24のエンジン
17の下部から前上方に向かって延出する部分と、燃料
タンク5の下部から下流側に向かって延びる部分とを平
面視でS字40,41を描くように曲げることによりマ
フラ23の長さを充分に確保でき、エンジン性能の向上
を図ることができる。
【0030】さらに、エンジン17の下部から前上方に
向かって延出されるエキゾーストパイプ24を泥を跳ね
上げる前輪部分とパワーユニット背面とを結ぶ線42を
遮るように屈曲することによりエキゾーストパイプ24
がガードとなって前輪11が跳ね上げる泥跳ねがパワー
ユニット15背面の機器、例えばキャブレタ21などに
掛かりにくくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のマフラ取付構造によれば、エンジンの下部から
前方に向かって延出され、後方に向かって曲げられた
後、スイングアームを兼ねたパワーユニットの背面を通
って後方に延設されるマフラを備えた自動二輪車におい
て、上記パワーユニットの前方上部に燃料タンクを配置
し、上記マフラをこの燃料タンクの下部で後方に向かっ
て曲げたため、分担荷重のバランスがよくなる。
【0032】また、上記マフラの上記エンジン下部から
前方に向かって延出する部分と、上記燃料タンクの下部
から下流側に向かって延びる部分とを平面視S字状に曲
げたため、マフラの長さを充分に確保できる。
【0033】さらに、上記エンジン下部から前方に向か
って延出される上記マフラを泥を跳ね上げる前輪部分と
上記パワーユニット背面とを結ぶ線を遮るように曲げた
ため、パワーユニット背面への前輪からの泥跳ねを軽減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のマフラ取付構造の一
実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】パワーユニットおよびマフラの拡大左側面図。
【図3】図2のIII矢視図であって、マフラの平面
図。
【図4】図2のIV矢視図であって、パワーユニットの
正面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 5 燃料タンク 11 前輪 15 スイング型パワーユニット 17 エンジン 21 キャブレタ 23 マフラ 24 エキゾーストパイプ(マフラ) 25 サイレンサ(マフラ) 42 泥を跳ね上げる前輪部分とパワーユニット背面と
を結ぶ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/08 B62M 7/02 F01N 1/00 F01N 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの下部から前方に向かって延出さ
    れ、後方に向かって曲げられた後、スイングアームを兼
    ねたパワーユニットの背面を通って後方に延設されるマ
    フラを備えた自動二輪車において、上記パワーユニット
    15の前方上部に燃料タンク5を配置し、この燃料タン
    ク5が設けられる車体フレーム2,3の後端下部から下
    方に向かって延びるセンターフレーム7を設けると共
    に、このセンターフレーム7に車幅方向にピボット軸1
    4を架設し、このピボット軸14に上記パワーユニット
    15を枢着する一方、上記マフラ23を、上記燃料タン
    ク5の下部で後方に向かって曲げると共に上記パワーユ
    ニット15の背面に固定したことを特徴とする自動二輪
    車のマフラ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記マフラ23の上記エンジン17下部
    から前方に向かって延出する部分と、上記燃料タンク5
    の下部から下流側に向かって延びる部分とを平面視S字
    状に曲げた請求項1記載の自動二輪車のマフラ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上記エンジン17下部から前方に向かっ
    て延出される上記マフラ23を泥を跳ね上げる前輪部分
    と上記パワーユニット背面とを結ぶ線42を遮るように
    曲げた請求項1または2記載の自動二輪車のマフラ取付
    構造。
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