JP3440657B2 - トラクションドライブ転動体表面の仕上加工方法 - Google Patents

トラクションドライブ転動体表面の仕上加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトラクションド
ライブ方式の無段変速装置におけるパワーローラ,入力
ディスク,出力ディスクなど、トラクションドライブ転
動体の転動面を仕上加工するのに利用されるトラクショ
ンドライブ転動体表面の仕上加工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トラクションドライブは、専用に開発さ
れたトラクションオイル中において金属面間に形成され
る油膜のせん断力を利用して動力伝達する方式であっ
て、上記した無段変速装置においては、パワーローラの
回転軸芯を傾動させることによって入力ディスクおよび
出力ディスクとの接触点の回転半径を連続的に変化さ
せ、これにより入力ディスクの回転速度を無段階に変え
て出力ディスクに伝達するようにしている。
【0003】このようなトラクションドライブ式無段変
速装置の転動体、すなわちパワーローラ,入力ディス
ク,出力ディスクは、耐摩耗性の観点からロックウェル
C硬さで60以上の硬度を有し、その転動面には、所定
のトラクション性能を得るための面精度と表面粗さ(細
かさ)が要求されることから、例えば、日本精工の発表
(日経産業新聞 1991年12月26日)では、転動
体表面の凹凸の高低差を0.05μm以下に仕上げるよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラク
ションドライブ転動体表面の仕上加工方法においては、
上記したように、転動面の表面の凹凸の高低差を0.0
5μm以下とするために、研削加工および超仕上加工を
用いる必要があり、加工装置が高価で設備費の増大が避
けられず、しかも加工能率が低いために、加工コストが
かさむという問題点があった。 また、このようなトラ
クションドライブ転動体には、使用しているうちに転動
面の表面が表面下0.1〜0.2mmのところから剥離
するという疲労強度上の問題点があり、これらの問題点
を解決することが従来のトラクションドライブ転動体の
品質上およびコスト上の課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来のトラクションドライブ
転動体における上記課題に着目してなされたものであっ
て、トラクション性能および転動疲労性能に優れた転動
面を備えたトラクションドライブ転動体を高能率,低コ
ストのもとに加工することができるトラクションドライ
ブ転動体表面の仕上加工方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、種々の加工法によって得られる表面粗さ
の相違や、このときのトラクション性能,転動疲労性能
への影響などについて、下地加工方法や下地加工後にお
ける下地面の硬さや表面粗さなどをも含めて鋭意検討し
た結果、トラクションドライブ転動体表面の仕上加工に
際して、転動面にバニシング加工を施し、転動表面を塑
性変形させるようになすことによって、転動面の表面粗
さRaが0.05μmを超える粗い場合にも、超仕上加
工によって表面粗さRaを0.05μm以下に仕上げた
場合と同等、あるいはそれ以上のトラクション性能を発
揮することを見出すと共に、当該バニシング加工によっ
て転動表面下に残留応力が発生し、これによって転動疲
労性能が向上することを確認するに至った。
【0007】本発明に係わるトラクションドライブ転動
体表面の仕上加工方法は、上記知見に基づくものであっ
て、本発明の請求項1に係わる加工方法は、トラクショ
ンドライブ転動体の転動面に、7.0GPa以上の面圧
でバニシング加工を施し、当該転動面の中心線平均粗さ
Raを0.2μm以下に仕上げる構成としたことを特徴
としており、このようなトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法の構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としている。
【0008】本発明に係わるトラクションドライブ転動
体表面の仕上加工方法の実施態様として請求項2に係わ
る加工方法は、バニシング加工の下地加工が旋削加工で
ある構成とし、同じく実施態様として請求項3に係わる
加工方法は、下地加工後の転動面の中心線平均粗さRa
が0.5μm以下である構成としており、このようなト
ラクションドライブ転動体表面の仕上加工方法の構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としたことを
特徴としている。
【0009】本発明に係わるトラクションドライブ転動
体表面の仕上加工方法において適用されるバニシング加
工は、工作物の表面に高硬度の工具を押し付けることに
よって工作物の表面に塑性変形を与えるものであって、
表面を平滑にすると共に寸法精度を向上させることがで
きる。 そして、このバニシング加工に基づく塑性変形
によって、工作物の被加工面、とくに表面下0.1〜
0.2mmの部位に圧縮残留応力が発生し、この圧縮残
留応力が転動体の剥離寿命を延長させ、転動疲労性能の
向上に寄与しているものと考えられる。
【0010】本発明に係わる仕上加工方法において、バ
ニシング加工に際して転動体の転動面に加えられる面圧
としては、転動面にバニシング加工本来の塑性変形を付
与するに足り、転動面近傍に圧縮残留応力が発生する限
り、とくに限定されないが、十分な圧縮残留応力を発生
させ転動疲労性能を有効に改善するには7.0GPa以
上の面圧を加えることが望ましい。 また、バニシング
加工による表面粗さの向上代は、面圧が高いほど大き
く、7.0GPa未満では表面粗さの向上代が低いた
め、下地面の表面粗さをより小さくする必要があり、そ
れによって下地加工の工数の増大を招いてしまう。
【0011】バニシング加工によって得られる被加工面
の表面粗さRaは、バニシング加工条件(面圧,周速,
送り)と、加工前の下地面の硬さおよび表面粗さRaに
よって決定されるが、このうち周速および送りの影響は
さほど大きくはない。 すなわち、バニシング加工によ
る表面粗さRaは、下地面の硬さが低いほど、下地面の
表面粗さが細かいほど、バニシング加工の面圧が高いほ
ど小さく(細かく)、平滑になる。
【0012】本発明に係わる仕上加工方法においては、
バニシング加工による転動面の表面粗さRaを0.2μ
m以下に仕上げるようにしているが、これはバニシング
加工品においても、やはり表面粗さが大きくなるほど、
金属接触しやすくなり、表面での摩擦熱が増大し、寿命
が低下することによる。 なお、バニシング加工を施す
ことによって、超仕上加工による従来のものより表面粗
さRaが粗いにもかかわらずトラクション性能が向上す
るメカニズムについては、いまだ不明な部分が多く、目
下解明中である。
【0013】本発明における転動体の下地加工として
は、旋削(ターニング)加工を採用することができる。
例えば、NC旋盤にNC化サーキュラテーブルを設
け、当該サーキュラテーブルに旋削工具とバニシング工
具とを搭載することにより、下地加工とバニシング加工
を連続して行うことができるようになり、工程の大幅な
集約が可能になる。
【0014】この旋削加工による下地加工に際して、旋
削加工後の下地面の表面粗さRaについては0.5μm
以下にすることが望ましい。 すなわち、バニシング加
工による転動面の表面粗さRaは、前述のようにバニシ
ング加工条件と、加工前の下地面の硬さおよび表面粗さ
Raによって影響されるが、耐摩耗性の観点から下地面
の硬さを低くするには限度があるので、下地面の表面粗
さRaが0.5μmを超えた場合に、バニシング加工後
の表面粗さRaを0.2μmにするためには、バニシン
グ加工の面圧を極めて大きくすることが必要となり、工
具および装置の負担が大幅に増大することによる。
【0015】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるトラクション
ドライブ転動体表面の仕上加工方法においては、トラク
ションドライブ転動体の転動面に、7.0GPa以上の
面圧でバニシング加工を施すことによって、当該転動面
の表面粗さRaを0.2μm以下に仕上げるようにして
いるので、超仕上加工を施すことなくトラクション性能
が向上すると共に、転動面直下位置に圧縮残留応力が生
じて剥離寿命が改善されることとなり、高価な設備が不
要となって、加工コストが低減される。このとき、上記
のようにバニシング加工の面圧を7.0GPa以上とし
ていることから、転動面の塑性変形および圧縮残留応力
が有効に発生し、転動体の剥離寿命、すなわち転動疲労
性能が大幅に向上する。
【0016】本発明に係わるトラクションドライブ転動
体表面の仕上加工方法の実施態様として請求項2に係わ
る加工方法においては、バニシング加工の下地加工を旋
削加工によって行うようにしているので、下地加工とバ
ニシング加工とを連続的に行うことによって、加工工程
が大幅に集約されることになる。同じく実施態様として
請求項3に係わる加工方法においては、旋削による下地
加工後の転動面の表面粗さRaを0.5μm以下にして
いるので、その後のバニシング加工によって転動面が表
面粗さRa0.2μm以下に無理なく仕上げられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0018】トラクション性能 JIS G 4052に規定されるSCM420H鋼
(1Cr−1/4Mo鋼)を後述する試験片の概略形状
に加工したのち、浸炭焼入および焼戻処理を施し、旋盤
加工によって径40mm,厚さ20mmの円筒形試験片
と、同じく径40mm,厚さ20mmであって、円筒面
に曲率半径20mmのクラウニングを施したクラウニン
グ付き円筒形試験片とを作成した(下地加工)。 次い
で、それぞれの転動面(円筒面およびクラウニング面)
に、表1に示す条件のバニシング加工を施すことによっ
て、それぞれの表面粗さRaに仕上げた。
【0019】
【表1】
【0020】そして、図1に示す2円筒転がりすべり試
験装置によって、当該円筒形試験片とクラウニング付き
円筒形試験片とを組み合わせた場合のトラクション性能
について、表1に併せて示す条件の研削加工および超仕
上加工によって同一素材から作成した同様の試験片によ
るトラクション性能と比較調査した。
【0021】2円筒転がりすべり試験装置は、図1に示
すように、トラクションオイル(#376)を満たした
オイルバス1中に浸漬された円筒形試験片T1 をタイミ
ングベルト2を介して回転駆動する第1のACサーボモ
ータ3と、同じくオイルバス1中に浸漬されたクラウニ
ング付き円筒形試験片T2 をタイミングベルト4を介し
て回転駆動する第2のACサーボモータ5と、クラウニ
ング付き円筒形試験片T2 をACサーボモータ5と共に
移動させ、オイルバス1中において円筒形試験片T1 に
押し付けるエアシリンダ6から主に構成され、エアシリ
ンダ6により両試験片T1 およびT2 に負荷される荷重
と、円筒形試験片T1 の支持軸に取付けられたトルクセ
ンサ7によって検出されるトルクからトラクション係数
μを求めるようになっている。 なお、この実施例にお
ける試験条件としては、平均回転数2500rpm,す
べり速度5.2m/s,スリップ率0〜15%,最大面
圧約1.3GPaを採用した。
【0022】この結果は、図2に示すとおりで、超仕上
加工によって転動面の表面粗さRaを0.15μmに仕
上げた比較例1の場合には、油温の上昇によってトラク
ション係数μの増大が認められるのに対し、バニシング
加工によって転動面の表面粗さRaを0.14μmおよ
び0.17μmに仕上げた本発明例1および2の場合に
は、トラクション係数μの増大がなく、超仕上加工によ
って転動面の表面粗さRaを0.05μm以下に仕上げ
た比較例2(従来例)と同等もしくはそれ以上のトラク
ション性能を示すことが確認された。
【0023】転動疲労性能 SCM420H鋼を径約55mm,板厚約6mmの円板
状に加工したのち、浸炭焼入および焼戻処理を施し、旋
盤加工によって下地加工したのち、円板状素材の一面側
に表2に示す条件のバニシング加工を施すことによっ
て、それぞれの表面粗さRaに仕上げ、疲労試験片とし
た。
【0024】
【表2】
【0025】そして、図3に示す転動疲労試験装置のオ
イルバス11中に、このように作成した円板状疲労試験
片T3 を浸漬し、70〜80℃に保持したトラクション
オイル中において、約10mm径の鋼球12,12を試
験片T3 の仕上加工面に5.23GPaの面圧で押し当
てると共に、2000rpmの速度で回転させることに
よって、仕上加工面(転動面)に剥離が発生する回転数
(剥離寿命)について調査し、研削加工および超仕上加
工によって同一素材から作成した同様の試験片の場合と
比較した。
【0026】その結果は、図4に示すとおりで、バニシ
ング加工によって転動面の表面粗さRaを0.10μm
および0.19μmに仕上げた本発明例3および4の場
合には、研削加工および超仕上加工によって転動面の表
面粗さRaを0.02μmに仕上げた比較例3(従来
例)の場合よりも転動疲労性能に優れることが確認され
た。
【0027】残留応力 SCM420H鋼を径約50mm,長さ約60mmの円
筒状に加工したのち,浸炭焼入および焼戻処理を施し、
旋盤加工による下地加工によって表面粗さRaを0.2
7μm、硬さをHR C63としたのち、当該円筒状試験
片の円筒面に面圧7.3GPaのバニシング加工による
仕上加工を施した結果、仕上面の硬さがHR C67程度
に向上すると共に、表面粗さRaが0.19μmとなっ
た。
【0028】そして、このように仕上加工した円筒状試
験片の仕上面近傍の残留応力を測定したところ、図5に
示す結果が得られ、表面下0.1〜0.2mmの部分に
おいて1500MPa程度の圧縮残留応力が発生してい
ることが確認され、この圧縮残留応力によって転動疲労
性能が向上するものと考えられる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるトラクションドライブ転動体表面の仕上加工方
法においては、トラクションドライブ転動体の転動面に
バニシング加工を施すことによって転動面の表面粗さR
aを0.2μm以下に仕上げるようにしているので、超
仕上加工を行うことなくトラクション性能を向上させる
ことができると共に、転動面直下位置の圧縮残留応力の
発生によって転動疲労性能を改善することができ、トラ
クション性能および転動疲労性能に優れたトラクション
ドライブ転動体を安価に製造することができると共に、
バニシング加工時の面圧を7.0GPa以上としている
ので、転動面に塑性変形および圧縮残留応力を不足なく
発生させることができ、転動疲労性能を確実に改善する
ことができるという極めて優れた効果がもたらされる。
【0030】本発明に係わるトラクションドライブ転動
体表面の仕上加工方法の実施態様として請求項2に係わ
る加工方法においては、バニシング加工の下地加工を旋
削加工によって行うようにしているので、下地加工とバ
ニシング加工とを連続的に行うことができ、工程の大幅
な集約が可能になり、加工コストの大幅な削減が可能に
なる。さらに実施態様として請求項3に係わる加工方法
においては、旋削による下地加工後の転動面の表面粗さ
Raを0.5μm以下にしているので、その後のバニシ
ング加工が容易なものとなり、転動面をRa0.2μm
以下の表面粗さに無理なく確実に仕上げることができる
ようになるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法の実施例においてトラクション性能の
調査に用いた2円筒転がりすべり試験装置の構造を示す
概略説明図である。
【図2】本発明に係わるトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法を適用した試験片によるトラクション
性能を従来の仕上加工方法による試験片の場合と比較し
て示すグラフである。
【図3】本発明に係わるトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法の実施例において転動疲労性能の調査
に用いた試験装置の構造を示す概略説明図である。
【図4】本発明に係わるトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法を適用した試験片による転動疲労性能
を従来の仕上加工方法による試験片の場合と比較して示
すワイブル分布図である。
【図5】本発明に係わるトラクションドライブ転動体表
面の仕上加工方法を適用した試験片における仕上加工面
近傍の応力分布を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−71555(JP,A) 特開 平5−148536(JP,A) 特開 平5−228840(JP,A) 特開 平3−121774(JP,A) 実開 平4−118969(JP,U) P−SC62 トラクションドライブ調 査研究分科会 成果報告書,日本,財団 法人日本機械学会,71−75 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 13/00 - 15/56 B23P 9/02 B24B 1/00 - 57/04 B24C 1/00 - 1/10 C21D 7/00 - 7/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクションドライブ転動体の転動面
    に、7.0GPa以上の面圧でバニシング加工を施し、
    当該転動面の中心線平均粗さRaを0.2μm以下に仕
    上げることを特徴とするトラクションドライブ転動体表
    面の仕上加工方法。
  2. 【請求項2】 バニシング加工の下地加工が旋削加工で
    あることを特徴とする請求項1記載のトラクションドラ
    イブ転動体表面の仕上加工方法。
  3. 【請求項3】 下地加工後の転動面の中心線平均粗さR
    aが0.5μm以下であることを特徴とする請求項2記
    載のトラクションドライブ転動体表面の仕上加工方法。
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